2019年1月18日金曜日

超おすすめ!オンネリとアンネリのふゆ&それだけが、僕の世界

こんにちは。
雪が降らないのがなにげにちょっと怖くなっていた盛岡っ子の私。
大丈夫?降らなすぎじゃない!?
なにかがおかしいんじゃ!?
と思っていたら。
やっぱり降りましたねえ( ;∀;)
今日だけで2回、滑って転んでしまいました(/_;)
それからちょっと腰の骨がギシギシするような気が(+_+)
盛岡の冬はこれから。
みなさん、気を付けましょうね!

さてさて、まずは今日から公開の超おすすめ作品の紹介です。
「それだけが、僕の世界」
(C) 2018 CJ E&M CORPORATION, JK Film ALL RIGHTS RESERVED
この、地味なジャージに身を包み、ゲームに興じているおじさんは誰?
そう。
あの。
イ・ビョンホン先生です。
今や韓国だけでなくハリウッド映画にも出演してアジアを代表するスター俳優となったビョン様が、
今回はなんと、整髪料も使わないボサボサ頭に無精ひげで、
定職も住むところもない生活を送る元ボクサーを演じています。
でも。
あれ?
なんだか。
髪をがっちり固めて、すごい色のスーツを着こなしてギラギラした目で相手を威嚇する悪人とか、
王様の役とかド派手なハリウッド映画とかとはまた違って、
なんかかわいい( *´艸`)
ていうかそのギャップにやられる!
というよりももうとにかく上手い!
自然。
普通にそのへんを歩いているおじさんのような雰囲気。
ほんとのスターは、オーラを消すこともできるんですね!
ごっついギャラがもらえそうな大作系作品だけでなく、
自分がいいと思った作品なら規模に関係なく携わりたいという、
まさに役者としてプロフェッショナルなビョン様の本気度が、
この作品を観ると伝わってきます。
オーラを完全に消し去り、言葉や態度でなく雰囲気で人柄や思いを滲み出すこの作品の中のビョン様を見て、
私は『JSA』〝イ・ビョンホン”という韓国人俳優を初めて見たときのことを思い出しました。
『JSA』はすごかった。
作品もすごかったし、役者陣もみんなすごかったけど、
(いまだにソン・ガンホの笑顔と、まっすぐな目をしたイ・ヨンエが浮かびます)
なにより〝イ・ビョンホン”がすごかった。
当時30歳、これからガンガンいきますよ的な若手俳優。
ビョン様がドラマ「美しき日々」「オールイン」に出演して人気を博したのも、
日本でも韓流の一大ムーブメントを引き起こした『冬のソナタ』が日本で放送されたのもこの『JSA』公開の2年後。
韓国映画もまだまだマニアックな映画好きのものという感じで、
〝イ・ビョンホン”という俳優も、日本ではまだ誰も知らないといってもいいくらいの時期でした。
え、私?
私はイ・ビョンホンこそ知らないもののマニアックなアジア映画オタクでしたので、
『JSA』の少し前に公開された『シュリ』を観て大きな衝撃を受け、
3回スクリーンで観たうえで速攻、韓国行きを決め、
ロケ地巡り&あんなすごい映画を作った韓国という国の視察(?)をしてきたところでした。
当時すでにシネコン全盛、そして映画料金の安さと、
観光とエンタメに本気で国のお金をつぎこんでいる韓国という国に圧倒されて帰ってきました。
そして『JSA』
やられた。
マジすげえ、韓国。
そして何!?
スラッとしてるのにガッチリしてて顔の小さなこのイケメン(イ・ビョンホン)!?
憑依したように胸に迫る演技と、雰囲気で伝わる苦しさと切なさ。
あの衝撃はいまだに忘れられません。
そして今回のこの『それだけが、僕の世界』
派手なアクションも銃撃戦も皆無。
役柄は全然違うし、作品の内容もスケールも全く違うんですが、
観ながらなぜか『JSA』ビョン様を思いだしていました。
なんか、こんなビョン様を待っていた、みたいな気持ち。
『JSA』以降、アジアだけでなく世界で活躍するスター俳優となったイ・ビョンホンが、
〝スター俳優”とか、なんなら〝イ・ビョンホン”ていう肩書きまで脱いじゃったようなナチュラルさで、いわゆる落ちぶれたダメ男を演じているのが今回の作品。
演じて?
いや、いろんなものを脱ぎ捨てて、ただそこにいる普通の人イ・ビョンホンがいました。
その身にまとっているのは、やさぐれた中年ジョハという役のなかの、
幼いころに母親に捨てられた寂しさと母に再会したことへの戸惑い、
ボクサーとしての過去のちっぽけなプライド、
そしてうっすら滲み出る弟への嫉妬だけ。
なにしろ繁華街でチラシ配りをするシーンでは、
カメラを隠して行き当たりばったりで撮影したところ、
通行する一般人の誰一人、この韓国を代表する世界的スター俳優イ・ビョンホンに気付かずチラシを受け取ったり無視したりしたそうです( ゚Д゚)!
そして鼻にティッシュをつめこむビョン様
弟にグーパンチされたりゲームで負けて怒るビョン様
タバコを吸ってむせるビョン様
ジャージ姿で少し猫背で歩くビョン様の背中から漂う哀愁!
ほんとの役者は、すべてを取り去ることもできるんだなと感服。
「何をやっても、どんな役をやってもこの人」といわれるような個性とか存在感もスターには必要なのかもしれないけれど、
こうして、大金もキャリアも関係なく、必要ならオーラですら消してしまえるなんて、
〝役者”というのはこういうことなのかと、脱帽しました。
(C) 2018 CJ E&M CORPORATION, JK Film ALL RIGHTS RESERVED
ストーリーは、はっきり言えばオーソドックス。
離れ離れだった家族が出会い、再び家族の絆を紡ぎ出す人間ドラマ。
孤独な兄と、病気の弟、そして母親
でも、お涙ちょうだいの感動もの!っていうわけではなくて、
ちょっとダサめのビョン様(それでも惚れ惚れしてしまうボディは相変わらず♪)と、
全く噛み合わない弟や久しぶりに会う母親とのやり取りにはクスッと笑ってしまうし、
ぎくしゃくしていた家族の心が少しづつ近づいていく過程には、
お互い戸惑うリアルな空気がこちらにも伝わってきます。
それぞれ本音をぶつけあうピリッとしたシーンでも、
作品全体がまとっている穏やかであたたかいユーモアあふれる空気感が、
心に優しくしみこんでくる感じ。
そして何より、ビョン様と複雑な家族というハーモニーを奏でるこのお母さん(ユン・ヨジョン)と、
弟ジンテ(パク・ジョンミン)がまたすごい。
この三人のうまさが、この作品の肝。
中村玉緒のような、人間味と切なさのないまぜになったような味わい深いお母ちゃんにも泣かされますが、
この弟ジンテがとにかくすごい。
「レインマン」ダスティン・ホフマン
「ギルバート・グレイプ」ディカプリオ
そしてこのパク・ジョンミン
そのままそこにいる、ようにしか見えない圧巻の演技。
というか演技とは思えない自然な振る舞いと、
赤ちゃんのような無垢でまっすぐな笑顔、
そして驚きすぎて前のめりになってしまったほどのピアノの腕前。
撮影の3か月前から特訓を始めたと言いますが、そんなもんじゃない!
しかも大舞台での演奏シーンも吹き替え無しで撮影したというんだからおったまげ。
まさに超絶技巧。
(C) 2018 CJ E&M CORPORATION, JK Film ALL RIGHTS RESERVED
この3人の、最初は噛み合わないぎくしゃくした感じからの、
いちいち泣かせようとはしないあっさりテイストの家族の距離の近づき方、
そして号泣させない爽やかで優しいラストへと、
素晴らしいコンビネーション。
ほんとに素敵な映画でした。
たくさんの方に観ていただきたい作品です。
ぜひぜひご家族と一緒に劇場へいらしてください!!
公式サイトhttp://sorebokumovie.com/


もう一本、待望のこちら来週1月25日から公開
「オンネリとアンネリのふゆ」
(C) Zodiak Finland Oy 2015 All rights reserved.
待ってましたの続編です♪
夏に上映した一作目「オンネリとアンネリのおうち」も、たくさんのお客さんが観に来てくださいました!
https://moriokachugeki.blogspot.com/2018/08/blog-post_23.html
みなさん、幸せそうな笑みを浮かべて帰っていきましたよ!
もう、画面の色彩だけでもハッピーな気分になるし、
原作が児童文学なだけにほんとに悪い人はでてこない安心感も、
スクリーンいっぱいかわいいものだらけの幸福感も、
夢と現実の間を行き来する少女のころに戻ったような幸せな時間でした。
今回も、見てくださいこのビジュアル↑↑
ううっ・・・可愛すぎる・・・(*´▽`*)!!
まんまるで真っ白な女の子たちに、
お揃いのお洋服♡
しかも今回は人形の家に住む小人さん一家まで!
リカちゃん人形や、こえだちゃんと木のおうちが大好きだった私は、
その設定だけで悶絶です♪
(C) Zodiak Finland Oy 2015 All rights reserved.
今回のお話は、クリスマスを控えた冬。
冬が長い北欧・フィンランドの本気の冬です。
お洋服もインテリアも、小物も景色も冬仕様。
こうやって北欧の人たちは長い冬やおうちの中の暮らしを楽しむんだなあと見惚れながら、
かわいらしいちっちゃな事件を追っていきます。
(C) Zodiak Finland Oy 2015 All rights reserved.
この、微妙~に色やデザインの違うお揃い服とか、
食器お人形の家の家具とかとにかく出てくるものみんながいちいち素敵で見逃せないし、
玄関やおうちのなかのクリスマス飾りや、さりげなく見え隠れするフィンランドの文化
もとっても興味深かったし、
二人が焼くパイとか、隣人の家でごちそうになるお茶までもがおいしそうで目が釘付けだったし、
ずっと夢のなかにいるような感じなのにたまに出てくるちゃきちゃきと現実的なせりふとかも、
ぜんぶがツボ。
バタバタと忙しかった年末年始で疲弊してしまったアナタも、
現実の厳しさや希望の持てない未来に絶望しかけてるアナタも、
ホッと一息。
仲良しのお友達とずーーーっと一緒に遊びたいと、
それだけしか考えてなかったあのころに一瞬戻って、
眉間にシワの寄ったその顔に幸せな微笑みを取り戻しましょう!
→って、それは私(^_^;)
そんな悲しい話はともかくとして、
“心揺さぶる!”とか“感動の涙!”とかの作品では決してないけれど、
まるで孫でも見ているような気持ちになりつつ、
キラキラフワフワの色彩に囲まれてほっこりと心あたたまる、
ひたすらかわいいハッピーなお話です。
つべこべ言わず、ただただ癒されに来てください♡
公式サイトhttps://www.onnelianneli.com/

と、真冬の盛岡でほっこりと温かい2本の映画をご紹介しました。
朝は死ぬほど寒いし、
地面はツルッツルに凍っているし、
もうほんと外に出たくなーーーーい!!!
っとなりがちなこの時期ですが、
気合いを入れてがんばって映画館通りまで来てみてください。
中劇は持ち込みOKなので、コンビニでホットコーヒーでも買って、
あ、肉まんもご一緒にいかが?
そして、ひたすらあったか~い映画を観て、
帰りに一杯引っかけるも良し(?)、
身も心も暖かく癒されて帰ってください(*‘∀‘)/
いや~・・・いい映画を2本も観ると、なんだか優しい気持ちになりますね!
心なしか、眉間のシワが一本減ったような気が(*'ω'*)☆
→気のせい。


★中劇公式サイト PC→http://www.chugeki.jp/携帯→ http://www.chugeki.jp/mobile


2019年1月11日金曜日

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。
本年も変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

世間のお正月気分の雰囲気に便乗して、
更新をサボっていた私です。
なんかー、ちょっとくらい休んでも許されるような?
「あれ、お正月だから更新は休みなのね」と流してもらえるような?
そんな雰囲気に甘えて。
まあ、映画館は正月休みはありませんが、
一応、大みそかに夜更かしをしてみたり、
元朝参りに夕方行ってはみたもののあまりの人の多さにメゲてしまいパフェを食べただけで帰ってきたりと、
なんとなくのお正月を味わいました。
雪もなく、過ごしやすい年末年始でしたね♪
いや、このまま終わるわけがないってことは百も承知ですけどね(*_*;)
盛岡の冬はまだまだこれからですが、がんばって行きましょう!!

「妖怪ウォッチ」は、もうだいぶ落ち着きました。
(C)LEVEL-5/映画『妖怪ウォッチ』プロジェクト 2018 
いつでも、問題なく、ゆっくりと観られますよ(*'▽')/
「三丁目の夕日」ばりの昭和30年代の町並みと、少年少女の友情。
私も泣きました~(;'∀')
いいお話ですよ♪
もう、オープニングから泣きそうでした。
だから、お母さんもお父さんも、重い腰を上げてくださいな。
冬休みももうすぐ終わり!
「冬休みの宿題も終わって退屈~」
なんて言ってるお子さんがいたら、ぜひ観に来てくださいね♪

ずっとサボっていたので、
さっそく明日から公開になる映画のご紹介といきますか(*´з`)/
まずは「ア・ゴースト・ストーリー」
(C) 2017 Scared Sheetless, LLC. All Rights Reserved.
死んでもなお、愛する妻への想いを胸に長い時を彷徨い続ける幽霊の姿を、
静かに、淡々と見つめ続ける映画。
確かに地味。
そして静か。
美しい音楽は聴こえるけど、主張はしない。
なにしろ幽霊の話なので、セリフも少ない。
でも、飽きない。
なんでだろう?
この、「幽霊の姿を見つめ続ける」というありえない設定のファンタジーのなかで、
なぜか常に漂うリアリティ。
こういった静かな作品が苦手な人はきっと、始まって15分くらいで寝落ちしてしまうかもしれないけれど、
映画好きの方々は、オープニングでなんとなくこの映画の楽しみ方がじんわりわかるはず。
この、あちこちにちりばめられたなにげないセリフのなかに、
ちょっとした小さな動きのなかに、
きっとあとから効いてくるスパイスが隠されているに違いないと。
幽霊の話かー、なんて侮るなかれ。
お化けが出てくる映画はごまんとありますが、
この映画は、お化けを見た人を描いているのではなく、
お化けの目線で描いた作品なのです。
死者の目線で描き出される「死後の世界」。
普通に暮らしていたはずの夫婦が、
あるとき夫の事故死によってそれまでの日常を奪われる。
それは実際に、誰にでも起こりうる身近な出来事。
愛する人を失った人の姿を描いた作品はたくさんあるかもしれませんが、
今回は、シーツを被った懐かしい雰囲気の幽霊が、
愛する妻にというか愛する妻と暮らした家に囚われ、
そこに流れる時間を見つめ続ける。
・・・・のを我々が見つめ続ける映画です。
(C) 2017 Scared Sheetless, LLC. All Rights Reserved.
虚無感のなかでパイをむさぼり続ける妻の姿をひたすら見つめる夫。
周りがドン引きしているなかで酔って延々と演説を続ける知らない男の話をじっと聞いている夫。
ともすれば眠くなってしまいそうな設定だけれど、目が離せない。
幽霊から見た世界という虚構のなかの、普遍的な人間のリアリティ。
圧倒的なファンタジーのなかにある、厳しすぎる現実。
それらが深い味わいをもちながら、
「時間」とか「人生」とか、それよりももっと長くて重い「生命の営み」とか、
なんだかそんな大きなものにも思いを馳せる、
静かなのに大きな、小さな家の中でのお話なのに壮大な、
でもやっぱり個人的な、どうってことない小さなことで収束(成仏)する、
一人の人間(幽霊)、あるいは一組の夫婦のお話です。
愛する人の死体を確認した妻は果たして泣き崩れるものなのか?
そうでもないのかもしれない。
なるほど、ポルターガイストってこういうことなのかもしれないな。
そんなことをぼんやりと考えながら、シーツを被った幽霊の姿を見守ります。
カメラは(夫は)、夫を失った妻が絶望し、それでも淡々と日常を繰り返しながらいつしか前を向く姿を描き出し、
その妻を追いかけるでもなくただその「二人の家」にとどまり続ける夫の魂を捉え続けます。
ドラマティックな出来事は起こらないし、
あっと驚くどんでん返しがあるわけでもない。
でも、すこしづつ絶妙に仕掛けられた伏線を回収した先には、
あたたかい余韻と心がキュッとなる切なさ、
そしてなんともいえない静かな感動がありました。
決して号泣ではなくて、
「どうだ、泣けるだろう!?」
っていう提示でもなくて、
じんわりとした、ほんとに静かな気持ち。
今、思い出しても浮かんでくるのは、
静かな部屋の様子と、大草原、そしてシーツを被ったオーソドックスでなんだかかわいらしい幽霊の姿。
気になるのはただ一つ。
「メモにはなんて書いてあったのーーーーーー( ゚Д゚;)!!??」
(→ネタバレなのでこれ以上言えませんが)
そうそうこの映画、キャストも重要!
主人公の幽霊は、ケイシー・アフレック(お兄ちゃんはベン・アフレック)。
せっかくのイケメンですが、この映画ではほとんどシーツを被ってます(*_*;)
ひたすらシーツの幽霊に見守られながら、なんとか日常をこなして少しづつ立ち直る妻には、薄幸な役が似合うルーニー・マーラ
この二人と、監督のデヴィッド・ロウリーはかなり相性が良いらしく、
コンスタントにこの三人で映画を撮ろうと約束しているらしいです。
確かにこの三人、「セインツ 約束の果て」でもスッゴクいい相乗効果が出てたし、
回を重ねるごとにさらにいいものを生み出していってくれそうな感じがします。
ケイシー「マンチェスター・バイ・ザ・シー」でアカデミー主演男優賞を受賞したし、
ルーニー「ドラゴン・タトゥーの女」「キャロル」で一躍トップ女優に。
監督もディズニー映画「ピートと秘密の友達」に続いて実写版の「ピーターパン」も決定と、すっかりメジャー映画監督の仲間入り。
そんな三人の、低予算で静かでほとんどこの三人しか出てない映画。
って言ったらなんか逆に観たくなりませんか??
そして、この映画を製作したのは、今注目の映画会社「A24」
設立からたったの6年でアカデミー賞の常連になったイケイケのインディペンデント系映画会社。
「ラ・ラ・ランド」を抑えてアカデミー賞の作品賞を受賞して世界中をザワつかせた「ムーンライト」
こちらもアカデミー賞やゴールデングローブ賞でも話題になった「レディバード」なんかもこの製作会社の作品。
低予算ながらも個性的で面白い映画を次々と発表している会社です。
ダニエル・ラドクリフが水死体を演じた「スイス・アーミーマン」
ソフィア・コッポラ「ブリングリング」などのちょっと尖った(?)作品もこの会社。
今では「この会社の作品ならハズレが無い」とまで言われているくらいの、
まさに飛ぶ鳥を落とす勢い。
そんな会社の作る映画はやっぱり映画館で観ておきましょう!
というわけで、ドカーンバキーンなアクション映画や号泣系感動映画、テレビでガンガン宣伝が入るメジャー系映画などが大好物な方にはおすすめできませんが、
「映画マニア」の自覚がある玄人系の方(「このブログを楽しみにしてますよー」と言ってくれるような皆様)にはぜひ、ぜひ観ておいていただきたい映画です。
公式サイトhttp://ags-movie.jp/


そしてもう一本は「この道」
(C) 2019映画「この道」製作委員会
童謡誕生100年。
ということで、童謡がどのようにしてできたのかを描く作品を作ろうと動き出した企画。
童謡の創始者である北原白秋山田耕筰が、
日本ならではの『童謡』を生み出していく共同作業を、
二人のキャラクターをいかした人間ドラマとして、
二人の友情をメインに描いた作品です。
明治から昭和にかけて、関東大震災戦争突入などの激動の時代を駆け抜けた二人の天才は、どんな人物だったのか?
100年たっても愛される楽曲たちはどうやって作られたのか?
ただ当たり前に偉人伝にするなら書物を読めばいい。
でも、日本の文壇に衝撃を与えたあの革命的な詩はどんなところから生まれたのだろう、
二人の出会いの化学反応が起きる過程が見てみたい、
そういったところから、彼らの人間的な一面を引き出すために、
それぞれある一面にスポットを当てて描かれています。
今でも歌い継がれる、それまでなかった表現を使った数々の童謡詩を書いて文壇まで
驚かせた、〝情に走る、感覚の人・北原白秋”
日本初の管弦楽団を作り、西洋音楽を根付かせるために尽力した、〝真面目な理想家・山田耕筰”
実は二人とも結婚・離婚を繰り返した、「ザ・アーティスト」なタイプだったそうですが(;'∀')
それだとスキャンダラスになりすぎてしまうので、
女好きのダメ男・北原白秋と、
クソ真面目なカタブツ・山田耕筰、という設定になったそうです。
たしかに、違うお話になっちゃいそうですもんね。
今も昔も、作家と音楽家は女好き♪
仕方ないですけどね(*_*;)
(C) 2019映画「この道」製作委員会
演じるのは、金にも女にもだらしない北原白秋が、ひたすらチャーミングで優しい愛すべきダメ男に見えてくる大森南朋
そして実直でひたむきに音楽と向き合う山田耕筰を、ピアノにバイオリンに指揮と奮闘しながら30代から60代まで演じきったAKIRA
「自由奔放な夫・北原白秋と、それをうまく転がしている妻・山田耕筰」
ともいえる特別なパートナーが織りなす奇跡の模様を描き出します。
周りを囲む人々も豪華!
白秋の妻には貫地谷しほり(大好きです♪)、
なんと由紀さおり&安田祥子姉妹も歌を披露( ゚Д゚)!
そして、与謝野晶子には羽田美智子、与謝野鉄幹は松重豊、菊池寛には津田寛治と、
この時代を彩る文壇の著名人たちにも注目。
ほとんどCGを使わないで作られた明治から昭和にかけての町並みや雰囲気も味わい深く、
日本映画では今回初めて撮影に使われたという箱根の由緒ある名門ホテル「富士屋ホテル」も素敵です。
クスッと笑えて、ホロリと泣ける、あったかい映画です。
♪ピッチピッチチャップチャップの「あめふり」
「この道」「ペチカ」「待ちぼうけ」。。。
誰でも必ず聴いたことのある、歌ったことのある『童謡』に包まれながら、
日本歌謡誕生の瞬間に立ち合いましょう!
公式サイトhttps://konomichi-movie.jp/


正月も終わり、現実に戻るこの時期。
冬休みが終わる子どもでなくてもなんだかちょっとつまらない気分になりがちですね。
そんなときは、映画でも観て気分転換しちゃいましょう♪
雪もない今のうちにね( `ー´)ノ




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2018年12月27日木曜日

待望のマシュー・ボーン!&年末年始の上映のご案内

こんにちは。
いよいよ年の瀬ですね。
というのにいつも通りのほほんと、
大掃除どころかまるで泥棒が入ったかのような惨状の部屋でテレビを見るという暴挙を続けている2018年の終わり。
いつになったら片付くのだろうか?
「今年こそ断捨離!」
っていう雑誌を買ったもののテーブルの上に投げたまま書店の袋から出してもいない残念な私です。
ほんとがっかりですね!
クリスマスの夜、サンタさんに「女子力をください!」とお願いして寝たのですが、
枕もとの靴下(寝る前まで履いてただけのあったか靴下ですけど)には、
もちろん毛玉くらいしか入ってませんでした(;'∀')
悪い子だったからかなあ!?
今年もお酒飲みすぎたからかなあ!?
・・・・来年はいい子にしようっと♪

さて、そんな女子力ゼロの私でも絶対観たい!
観ると女子力が上がったような気がするこちら。
「マシュー・ボーンのシンデレラ」
© Johan Persson
             © Illuminations and New Adventures Limited 2017.
マシュー・ボーン
中劇では定番になってきているのが嬉しい、
英国バレエ界が誇る演出家であり振付師でもある奇才。
毎回、世界中が注目する驚きの設定や舞台装置に、
華やかで煌びやか、かつわかりやすく面白い、
奇跡の舞台を発表し続けるこの方の作品は、
バレエとかミュージカルとかそういったカテゴリーやジャンルなんかを飛び越えて、
観る人すべてを魅了する、
ほんとの意味でのエンターテインメント。
毎回、イギリスでの実際の舞台公演をそのまま撮影、
本物の舞台の躍動感のなか、
その場で観ている観客の歓声や拍手とともに、
自分もその場にいるかのような感覚を味わえるのも楽しい!
中劇ではこれまでもこのマシュー・ボーンをはじめバレエの舞台公演や、
オペラやイギリスのシェイクスピアの舞台などの映画もたくさん上映してきましたが、
そういった生の舞台をそのまま撮影した作品たちはどれもやっぱり素敵でした♪
去年はソフィア・コッポラ「椿姫」でしたし
https://moriokachugeki.blogspot.com/2017/12/blog-post_22.html
ナショナルシアターライブも最高!!
https://moriokachugeki.blogspot.com/2016/11/blog-post_18.html
マシュー・ボーン「カーマン」
https://moriokachugeki.blogspot.com/2016/11/blog-post.html
マシュー・ボーンの、男性が踊る「白鳥の湖」と、
現代に舞台を移した「眠れる森の美女」
https://moriokachugeki.blogspot.com/2015/11/blog-post_12.html

もうどれも、私のような素人でもどっぷりハマる面白さ。
バレエ公演やオペラ、英国の舞台なんていうとどうしても堅苦しさや敷居の高さを感じてしまう庶民の私ですが、
始まった瞬間からすっかり目を奪われ、
ただただ夢中で最後まで見続けるという魔物のようなエンターテインメントでした。
そりゃあ迫力や緊張感は生の舞台に勝てないかもしれませんけど、
現地ではなかなか手に入らないプラチナチケットの舞台を、
この盛岡で!
しかも映画館で!
観られるんですからね!
そもそもイギリスに行かなくてもいいんですから( `ー´)ノ
飛行機代がバカになりませんからね。
そして私が何よりおすすめするのは、映画館だからこそちゃんと見られる、
舞台のアップや役者さんたちの顔や動きの細かい部分。
オペラグラスなんか使わなくても常に舞台の一番いいところが映し出されるのを、
ゆったりと座りながら隅々まで観られるのはほんとにぜいたく!
そして字幕が出るのも嬉しいところ。
ちゃんと字幕でセリフやストーリーを追いながら舞台全体を楽しむことができるので、
飽きたり途中でついていけなくなったりせずに最後まで夢中で楽しめるんですよね。
さてさてそして今回は。
なんと、舞台を第二次世界大戦下のロンドンに移した「シンデレラ」
© Johan Persson
             © Illuminations and New Adventures Limited 2017.
ほら、もうドキドキしちゃうでしょう!?
ある魔法のような夜に出会った、シンデレラと一人の若いイギリス空軍のパイロット
出会ってからほんの一瞬で、二人は恋に落ちる!
そんなとき、ドイツ・ナチス軍がロンドンに仕掛けた大空襲によって、
二人は悲しくも引き裂かれてしまうー。
一瞬一瞬がすべてで、明日のこともわからず、
やっと見つけた小さな愛ですら突如として奪われてしまう・・・
そんな時代の、せつなくもスリリングで刺激的なラブストーリーを、
マシュー・ボーンがきらびやかでめくるめくエンターテインメントとして昇華させます。
これまでのバレエ作品などもそうでしたが、
髪をおだんごにして背筋がスッと伸びてスラッとしたお嬢さん方が何人かで観に来たり、
おばあさまとお孫さんとか、
お母様と小学生くらいの姉妹とか、
そういう方たちもたくさん観に来てくれるのが嬉しい、
マシュー・ボーン作品(*‘∀‘)
今回も盛岡市近郊のバレエスクールさんにポスターやチラシをお願いしたので、
そんな素敵なお嬢さんたちがたくさん来てくれるといいな♪
テレビじゃなくて大きなスクリーンで本場の舞台公演が観られるなんてめったにないので、
お知り合いでバレエを習ってるという方がいらしたら、ぜひ教えてあげてくださいね!
電話でもたくさんのお問い合わせをいただいていますし、
「ロンドンでも観たのよ~!」という大先輩や、
午前十時の映画祭によく来てくださっている常連さんなど、
楽しみにしてくださっている方もたくさん。
なんとなく毎年、冬にはこういった舞台公演の作品を上映できているのも嬉しい限り。
これからも続けていきたいので、応援よろしくお願いします♪
「シンデレラ」、特別上映なので料金は子供もシニアも同じで2200円均一
招待券や割引サービスなどは使えませんが、
絶対に2200円以上の価値がある作品。
この機会にぜひご鑑賞ください!!!
1月10日までの上映です!
公式サイトhttps://matthewbournecinema.com/


そして年末年始の上映のご案内です。
12月31日と1月1日は、
「妖怪ウォッチ」17:50の回、
「ポリスストーリー」18:40の回は休映になります。
サービス業なのでがっちりは休みませんが、
夜だけちょっと休ませてください( ;∀;)
元旦の朝は通常通り、
「妖怪ウォッチ」9:50~
午前十時の映画祭「パリの恋人」10:00~
上映しますよ!
しかも1月1日は映画サービスデーで1100円均一!
お父さんもお母さんもお兄さんもお姉さんも、
オジチャンもオバチャンも1100円です。
みんなで映画館へいらっしゃい!
*「午前十時の映画祭」と「マシュー・ボーンのシンデレラ」は特別上映のため均一料金ですので、サービス料金にはなりません。ご了承ください(>_<)

年末年始に上映しているのは、「マシュー・ボーンのシンデレラ」を含めて4本。
「妖怪ウォッチ」
(C)LEVEL-5/映画『妖怪ウォッチ』プロジェクト 2018 
今のところ、満席になったりはしていないので、
それほど警戒しなくても大丈夫ですよ!
時間に間に合うようにいらしてください♪
席はじゅうぶんありますが受付が混みあうこともあるので、
一応、土日祝日の午前中と、料金が安いサービスデーは早めに受付しましょうね!
学校や幼稚園などで配られた割引券を忘れずに!
グッズはもうすぐ完売しちゃいそうなので、お早めにどうぞ!
公式サイトhttp://www.eiga-yokai.jp/

われらがジャッキーの最新作
「ポリスストーリー REBORN」
(C) 2017 HEYI PICTURES CO., LTD., PERFECT VILLAGE ENTERTAINMENT HK LIMITED, DADI CENTURY (BEIJING) CO., LTD., MANGO ENTERTAINMENT, CHEERFUL LAND PICTURES CO., LTD., YOUKU PICTURES (HK) CO., LIMITED ALL RIGHTS RESERVED
お正月にピッタリの、スカッとして大満足の一本。
見てくださいよ、このジャッキーの真骨頂↑↑
お客さんが「いやあ~気持ちいいなあ!」と笑顔で帰っていくのを何人も見ました!
1月10日で終了予定なので、お見逃しなく!
公式サイトhttp://policestory-reborn.com/

「パリの恋人」
TM, & COPYRIGHT © 2018 BY  PARAMOUNT PICTURES.CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED
オードリー!
画面を見ているだけで、というか仕事中、モニター(白黒のちっちゃい画面)を観ているだけでも幸せな気持ちになる、素敵な映画。
オープニングのおしゃれな映像も、劇場内から聴こえてくる音楽も、
ハッピー満載で嬉しくなります♪
こちらは1月3日で終了!
午前十時の映画祭じたい、来年度でいったん終了になりますからね。
スクリーンのオードリー、この目に焼き付けておきましょう!
公式サイトhttp://asa10.eiga.com/2018/cinema/818.html


さてさて、今年も間もなく終わろうとしています。
この一年のご愛顧、誠にありがとうございました。
今年も、なんだかんだでなかなかイイ感じの作品をたくさん上映できました。
ゴッホゴーギャンからの、太陽の塔北斎と、
アート系の作品も一年を通じて定期的に上映できたし、
「泣き虫しょったん」「ワンダー」などのすがすがしい感動作、
「オンネリとアンネリ」は続編の上映も決まったし、
何より中劇にとっては大事件だった「クソ野郎」
元SMAPがまさかの本人登場どころか三人勢揃い( ゚Д゚;)
死ぬまで自慢しますけどね♪
って、それが4月だったって!?
つい先月くらいの気がしますが( ;∀;)
いろいろあったなあ・・・・
そして、あっという間だなあ・・・・
でも、やっぱり思うのは、
「私、やっぱり映画、好きなんだなあ・・・・」ってこと。
映画のこと考えてるだけで幸せですもん。
そんな、ただの映画好きですが、
来年もたくさんの素敵な映画を観たいなあ・・・
じゃなくて、上映したいなあ・・・!
来年、どんな映画に出会えるのか今から楽しみです♪
ぜひみなさんも、食わず嫌いせずにいろんな映画を観てくださいね!
中劇にもたまには来てくださーい!!!
というわけで、
2019年も中劇をどうぞよろしくお願い致します。


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2018年12月20日木曜日

ジャッキー!オードリー!そして妖怪♪

こんにちは。
風邪でノドが腫れ、いつもよりひどい二重アゴになっている私です。
毎晩の夜更かしや暴飲暴食がたたったのか、
あるいは無防備で自堕落な日常生活で菌が入り込んだのか。。。
具合悪くてもほとんど熱は出ない体質なので仕事に支障はないですが、
ノドが痛いと物を飲み込むのもしんどいんですよねえ。。。
って言ってんのに、
病院から出た薬はなんと錠剤10錠を毎食後に飲めと( ゚Д゚;)!?
夜はさらに1錠プラスでね。
って、だから唾飲み込むのも痛いんだってば!!
粉なら1袋なのに錠剤だと一回に6錠なんですと。
毎回、ため息つきながら飲んでます。
1錠飲むたび痛いし。
水でお腹タプタプだし。
みなさん、忙しい年末年始、私のように食事のたびに薬を飲むのに悪戦苦闘しないですむように、
体調管理にはほんとに気をつけましょうね!

さて、いよいよ2018年も終わりに近づいてきましたね。
この年末年始の中劇はシンプルかつゴージャスなラインナップでいきますよ( `ー´)ノ
「妖怪ウォッチ」
(C)LEVEL-5/映画『妖怪ウォッチ』プロジェクト 2018 
先週公開になりました「妖怪ウォッチ」
たくさんのお客様にお越しいただきました♪
それでも満席とまではいきませんでしたし、
特に混雑でトラブルなんかもなく、
みなさん平和になごやかにご鑑賞いただけましたよ(*‘∀‘)
今週末も整理券を発行しますので、
早めに受付をすませてもらえばお好きな回を問題なくご覧いただけると思いますよ!

明日からの上映時間
9:50/11:50/12:30/13:50/15:50/17:50

やっぱりお客さんが多いのは午前中
午後は比較的空いてます♪
夕方はお客さんがかなり少ないので整理券を出さなかったりもします(*_*;)
午前中もお席が無いってほどではないですが、穴場は夕方!
子供映画で15時以降の回はビックリするくらい空いてるのでゆっくり観られますよ!
今回の「妖怪ウォッチ」は泣ける!と評判の感動作。
ぜひ冬休み、家族みんなで観に来てくださいね!
公式サイトhttp://www.eiga-yokai.jp/

そしてそして明日からの午前十時の映画祭
12月21日~1月3日まで!
いよいよ登場オードリーです(*'▽')!!!
「パリの恋人」
TM, & COPYRIGHT © 2018 BY  PARAMOUNT PICTURES.CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED
「雨に歌えば」スタンリー・ドーネン監督、そしてフレッド・アステアと、
オードリー・ヘプバーンが組んだ、
カラフルでゴージャスで華やかなミュージカル。
オードリーがニューヨークでファッションモデルに!
って話なので、もう画面を見てるだけで楽しい作品。
感動!とかアカデミー賞!的な壮大なスケールの名作ってわけではないですが、
「これぞオードリー!!!」な映画です。
ただただとにかくオードリーの魅力をぞんぶんに楽しめる作品。
華奢でしなやかな身体をゴージャスな【ジバンシイ】の衣装に包み、
元バレリーナという身体能力をいかしたダンスも披露。
さらに、「マイ・フェア・レディ」は吹き替えでしたが、
この作品は本物のオードリーの歌声。
そして相手役がいつもかなりの年上男性なのが私は個人的に気になっているんですが、
「ローマの休日」グレゴリー・ペック
「シャレード」ケーリー・グラント
「麗しのサブリナ」に至ってはウィリアム・ホールデンハンフリー・ボガートの兄弟って!なんかもう初老のジェントルマンだらけ。。。)
今回もなんと相手役がフレッド・アステア(当時58歳)!
もうオーラと洗練された熟練のダンスで、まったくそんな年の差があるようには見えませんが、このときオードリー28歳!
まあ若い娘時代はだれでも、年上の素敵なジェントルマンに憧れる時期もありますからね♪
え、私ですか?
私は、時代劇ドラマ「三匹が斬る」が大好きで、高橋英樹さんと役所広司さんに憧れてましたねえ(*'▽')!
盛岡では当時、テレビ朝日がなかったのでいつも土曜の午後とかにやってた気がします。
→知ってる?知らないかー!超面白いですよ♪
「役所広司に誘われたら絶対ついてく!!」とでっかい声で言ってる残念な女子高生でした( ;∀;)
そんなこともあるよね!
って、わたしのことはどうでもいいですね(*´з`)
とにかくオードリーの作品は毎回ものすごいビッグネームの俳優さんたちだったりするので、
相手役との年の差なんて、それはしょうがないということで。
映画会社の関係や、いろんな大人の事情で、
このころのハリウッド映画はキャスト選びが大変だったようですが。
でもフレッド・アステアの出演により、本格的なみごたえのあるミュージカルに仕上がっていることはたしか。
そしてセットや衣装の煌びやかさはもちろんですが、
当時のファッション業界の裏側を覗き見ることができるのもまたワクワクするところ。
やっぱりオードリーはスクリーンで観るに限る!
そして1950年代のハリウッド映画もまた、スクリーンで観るに限る!
そう実感する、胸躍るキラキラの作品です♪
ちょうど年末年始!
親子で、またお孫さん、おじいさんおばあさんなど誘ってみんなで楽しめる作品。
そんな姿が見られると嬉しいです☆
公式サイトhttp://asa10.eiga.com/2018/cinema/818.html

そしてそして。
なんといきなり入ってきたこちら。
上映まで2週間を切ってからの決定。
明日(12月21日)公開!
「ポリスストーリー REBORN」
(C) 2017 HEYI PICTURES CO., LTD., PERFECT VILLAGE ENTERTAINMENT HK LIMITED, DADI CENTURY (BEIJING) CO., LTD., MANGO ENTERTAINMENT, CHEERFUL LAND PICTURES CO., LTD., YOUKU PICTURES (HK) CO., LIMITED ALL RIGHTS RESERVED
我らがジャッキーですよ!
ジャッキーやるならもっと早くから宣伝しておきたかった(/_;)
それなのになんでこんな急に・・・・!!
え?なんでって?
・・・・そりゃあ「大人の事情」ってやつに決まってるじゃないですか( `ー´)ノ!
こんなこともありますよ。
でもまあいいですよ。
やれる!!ってなってたやつが、別の劇場に取られてましたー( ゚Д゚)!
ってときよりかは全然いいです!
やりましょう。
やりますよ、もちろん。
【ジャッキー完全復活】って言うんですからね!
そう、「ポリスストーリー」といえば、我らがジャッキーの自他ともに認める代表作。
面白かったですよねええ!!!
うちの弟もジャッキーが大好きで、いつもジャッキーの真似をしてなんちゃってカンフーで暴れていました。
香港ではもちろん、アジアじゅうを席巻し、ハリウッドのアクション映画にすら影響を与えたまさに【神】映画。
コミカルでユーモアがあって、ストーリーも面白くて、
そのうえマジのアクションがかっこよすぎるアクション映画でした。
アジアの映画を変えたこの歴史的作品、
その後「ポリスストーリー」と名の付くものは数々製作されましたが、
最初の「ポリスストーリー」続編とされるものは4本のみ。
あとはスピンオフや別設定、そして原題は違うけど日本リリース時に「ポリスストーリー」と付いただけのもの。
なんだそうです。
そして今回の「ポリスストーリー」はというと、
なんと原題が「ポリスストーリー」なんですが、
設定は全く違うという、新しい(?)ポリスストーリー
もうだって、どこの国でも『警察』の作品って間違いなく面白いですもんね!
主人公は刑事にしたいもの!
それがジャッキーだったらなおさら観たいもの!
昔のポリスストーリーファンからすると、やっぱりあのころの続編が観たいですけどね。
そうもいかないものなんでしょうかね。
それでも「ジャッキー」『ポリスストーリー』と言われれば観ますよ私は。
今回はオーストラリアに乗り込んで、
オーストラリアのシンボル、世界遺産のオペラハウスでのアクションやら、
本物の火薬を使った街中での銃撃戦( ゚Д゚)、
路上でのカーチェイスなど、
おなじみのガチのアクションで楽しませてくれます。
御年64歳!
信じられない身体能力と気合い(?)ですよね。
さすがジャッキー
微妙な歴史ものとか、中国政府に気を遣った中途半端な映画じゃなくて、
やっぱりこういう「あの」ジャッキー・チェンがまだ観られることが嬉しいですね!
こちらもまたお正月っぽいみんなで観られる作品。
お父さんも大好きな正統派のアクション映画です。
もちろん、エンドクレジットはお約束のメイキング&NGシーン(*'▽')!
あれがないとジャッキー映画とは言えません!
なんならあそこが一番楽しみといっても過言ではない☆
残念ながら日本語吹き替え版は作られてないので字幕版のみですが、
お正月に小難しい映画は観たくないよねー!
というみなさま、安心のジャッキー・チェンでスカッとしていってください!
公式サイトhttp://policestory-reborn.com/


さて、いよいよ年末。
なぜか気持ちばかりあせってくる時期ですね。
そう、年賀状も準備してないし、
お年玉もお正月飾りも、
っていうかクリスマスツリーすら用意してなかった・・・( ゚Д゚;)
→今、気付いた。
という、女子力ゼロの干からびたおばちゃんの私。
・・・・来年はもう少し女子力上げよう。。。(*_*;)


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2018年12月13日木曜日

2018年・冬。妖怪ウォッチ公開です♪

こんにちは。
朝起きたらがっつり雪が積もっていて、しばし絶句。
でもこのすでに渋滞の列ができつつあるでこぼこの道路をいつも通り通勤しなくては・・・・!
で、大急ぎで支度を始める。
ていう盛岡あるある。
そんな、盛岡の冬の訪れとともにやってまいりました。
今年も冬休みは「妖怪ウォッチ」です♪
「妖怪ウォッチ FOREVER FRIENDS」
(C)LEVEL-5/映画『妖怪ウォッチ』プロジェクト 2018 
毎年ご案内していますが「妖怪ウォッチ」
土日でも満席になったりはしていないので、
そんなに気合いれなくても大丈夫ですよ♪
去年の「妖怪ウォッチ」も、
もちろんふだんよりはたくさんのお客さんがいらっしゃるので土日やサービスデーなんかは混み合う時間帯もありましたが、
「席が無い!!」なんてことはなかったですし、
受付も場内もスムーズに動いて、混乱やトラブルなどもありませんでした。
あくまでも中劇の場合ですけど(^-^;)
他の劇場さんはわかりません。
まあそういうことなので、中劇で観るのであればそんなに気を張らなくても大丈夫!
長年ポケモンなどを上映してきた、いぶし銀の映画館スタッフが揃う中劇からの、
「妖怪ウォッチ」を観るための心得は一つ。
「時間に余裕を持って、早めに受付をしよう!」
これだけです。
今年も去年と同じく、入場整理券の発行になります。
ふだんはあまり映画館に行かないという方もいると思うので、
受付の仕方や注意事項、穴場の時間帯、おすすめのスケジュールなんかを下記で説明しますので、一応目を通してからお出かけくださいね!

12月14日から16日までの上映は、
9:30/11:35/13:40/14:50/15:45/17:50になります。
12月17日から20日までの上映は、
9:50/11:55/14:00/14:50/16:05/17:50になります。
(21日以降の上映時間は、その都度ご確認ください。)
12月14(金)・15(土)・16日(日)は、フロアは朝9時00分に開場、
エレベーターも朝9時00分にならないと5Fまで上がらないので、
それより前にお越しいただいた方は、4Fでエレベーターを下りて、
階段で5Fまで上がり、中劇の入り口前でお並びください。
妖怪ウォッチのポスターのパネルが出ていますので、それが目印です♪
12月17日以降は、フロア・エレベーターともに9:30開場です。
上映時間の変更や特別上映のための休映などあるかもしれませんので、
観る日を決めたら公式サイト、電話、新聞(岩手日報、盛岡タイムス)などでご確認くださいね。
上映時間は約1時間45分ですので、お子さんだけで観て親御さんがお迎え、とかの場合は、
終了時間を間違えないように、あらかじめご確認くださいね。
たまに、「お母さんが来ないよ~」と泣き出す子もいたりするので、
くれぐれもご注意ください。
それと、待ち合わせ場所の確認もしっかり!
お子さんとすれ違ってしまい、エレベーターで行ったり来たりする方や、
お子さんのほうがお迎えを待てなくて不安になり外に出てしまったりなどもあるので、
事前にしっかり打ち合わせしてくださいね。
「子供だけで観てもいいですか?」と聞かれることもよくあります。
そのへんは、親子でじゅうぶん話し合って来てくださいね。
劇場側としては、「一人で観られるのであれば問題ない」というスタンスですが、
親御さんから「よろしくお願いします」と言われても、
「お子さんをお預かりする」わけではありませんので、
ずっと見ているわけにはいかないのです。
受付に来てから、「一人じゃ嫌だ」と泣く子や、
観始めてから、「お母さんのところに行く」と言い出す子も出てきたりして。。。
ちゃんと話しあって、一人でOKとなったのであれば、ウェルカムです♪
ちなみに、ロビーは次の回の方が待機する場所なので、
お子さんのお迎えの方は上映中ずっとロビーで待つ、ということはできません。
受付でバイバイ、受付でお迎え、になりますので、ご了承くださいませ。
・チケットは、15日(土)16日(日)は「妖怪ウォッチ」のみ入場整理券を発行します。
受付した順に整理券をお渡ししますので、
決まった時間までにお戻りいただけば、
整理券の番号順に場内にお入りいただけるというものです。
朝からすべての回の整理券を発行しますので、
観たい回の受付を早めにすませておいて、時間までに戻る。
ということができるので、「今日は妖怪ウォッチの日!」と覚悟を決めて、
1.まず早めに受付をすませておく。
2.外に出て、お茶をする、ごはんを食べる、買い物をする。
3.指定の時間までに戻って、トイレをすませる(子ども連れはここ大事!時間ギリギリだとトイレも混むのです!)
そして売店での買い物も、観る前にロビーが空いてるうちが狙い目!
(映画が終わった後は、あまりの混雑で、買うのを諦める方も少なくないんです。。。)
というのがおすすめのコースです。
こういうのは長年やってる映画館スタッフの言うことを信じて動くのが正解♪
「妖怪ウォッチ」に限らず、人気の映画を土日に観ようという方は、
とにかく早めに受付をすませるのが大事です。
冬なので急に天気が崩れたり、道路が混んだり、あとは駐車場が混んでて入れない!なんてこともあるので、思っているよりもう少し早くおうちを出てくださいね。
この時期、ほんとに人気の映画が多いので、
土日は駐車場に車を停めるのが大変かもしれないですね。
街なかの混雑が苦手という方は、車ではなく公共の交通機関を使うとか、
少し遠めの駐車場に置いて歩く、
なんていうのも賢いかも♪
駐車券は一応、受付まで持ってきて提示してください。
前売り券ではなくて、映画料金を当日現金でお支払い、という方は、どこの駐車場に置いても駐車券のご提示で映画料金の割引があるので、駐車券を忘れずにお持ちくださいね!
そもそも駐車場は、金田一・MOSS・リリオでしたら駐車サービス券を安く販売してますので、
この駐車場をお使いの方は映画を観る当日、駐車券を持ってきてもらえれば4時間分のサービス券を安く買えます☆
前売券をお持ちの方は、この金田一・MOSS・リリオに車を置くといいですよ!
現金入場の方も、映画料金の割引&駐車料金も安くなるのでこの3軒がおすすめ!
なんですが、混みあうとそのあたりの駐車場はどこも満車の可能性が・・・!
とにかく時間に余裕を持って来てください、としか言いようがないです・・・(+_+)
駐車場の第二希望、第三希望、念のため第四希望くらいまで考えて場所をチェックしておきましょう!
えっと・・・・・ファイト(・ω・)ノ
・グッズは、そもそも入荷数が少なく、追加発注もできないので、
最初に劇場に届いたぶんが売れてしまえばもうおしまいです。
早いものは、初日の1回目の上映で売れてしまうこともあるんです。
劇場限定のグッズが欲しい方は、お早めにお買い求めください!

と、注意事項はこんなところです(・▽・)
とにかく時間には余裕を持って!
くれぐれも、映画の前や終わったあとに時間ぎりぎりで予定なんか組まないでおいてくださいね!
「今日は子供のイベント。」
そう割り切って、大きな気持ちでいらしてください。

あ、中劇は食べ物や飲み物の持ち込み自由なので、お好きな物を持ってきて大丈夫ですよ~☆
コンビニやスーパーなどで買ってきたものでも、
家から持ってきたものでも、なんでも持ちこんで場内で食べられます!
毎回、上映後にスタッフが掃除機で場内を綺麗に掃除するので、場内はいつもきれいなのでご安心を。
といっても、スタッフはギリギリだし、休憩時間には限りがあり、
掃除に時間がかかると次の回のお客さんをなかなか場内にご案内できなくなってしまうので、ジャンジャンこぼしてください♪とは言えません・・・。
なるべくおしとやかに食べていただき、そしてゴミは極力、帰りにゴミ箱へお願いします。。。
売店では、ポップコーンも販売中
塩味150円。
キャラメル味250円。
けっこうたくさん入ってるのになにげに安いんです。
小学生が「やっす!!」って言ってました(゜▽゜)
そして今年も妖怪ウォッチ特製ポップコーンボックスありますよ!
渋~い黒の猫又モデル!
こちらは数量限定なので早い者勝ちですよ~♪
他にもジュースやお菓子の販売機もあるので、
外で買う時間がなかったときは、来てからでもだいじょうぶ!
でもガッツリごはん系は置いていないので、
映画を観ながらごはん食べようって方はご持参くださいね。

子ども用のチャイルドシートはたくさん用意してありますので、
小さなお子さんにはぜひお使いください☆
あと、受付でひざかけをお貸ししてますので、必要な方はお声をおかけください。
暖房はガッチリ効いていますが、足元が寒いという方もいると思いますので、ご遠慮なくどうぞ!

そして、やっぱり聞きたい、「いつ行けば空いてるの!?」
これ、実はすっごくシンプルなんですよね。
ズバリ『平日の夕方』です。
平日の夕方に来れるのであれば、もう間違いなく空いてます。
え、大丈夫!?ってくらい空いてるときもあります。
だって、子ども映画なんだもん!
子ども映画は基本、平日の夕方なら(盛岡しか知りませんけど。。。)うちだけじゃなくてどこの劇場もガラガラです。
だって、子供連れですからね。
できれば夕方には家に着いていたいですもんね。
って心理の裏を返すと、子供映画は夕方空いてる、ってわけです。
夕方じゃなくても、まあ平日なら朝でも昼でもだいたいは余裕です。
夏休み冬休みとかなら「結構混んでる!」、ってことはありますが、
平日に満席にはなりません。
東京じゃあるまいし!盛岡ですよ!?
ただし、平日は平日でも、サービスデーはそれなりに混みますよ(^_^;)
子ども映画で夏休みや冬休み中のサービスデー(映画が安い日)はかなり混むので覚悟してください。
どうしても安い日がいい、のであれば混むのを覚悟して行きましょう。
席が無いってほど混むことはめったにないですけどね!
そして、サービスデーじゃなくても、平日の朝一回目と夕方17時以降はサービスタイムで安いです。使えない作品もありますので、そのへんは要チェックですが。
平日は仕事だから無理、とか、安いよりはとにかく空いてる日がいい、というのであれば、
前売り券を買っておくのがおすすめです。(サービスデーよりは高くなりますが当日料金よりはおトク。)
前売券は、公開日の前日まで販売です。(「妖怪ウォッチ」なら今日までの販売です)
そして、平日は無理、観るのはどうしても土日になる、という方は、なるべく遅い時間のほうが空いてます。
あくまでも子ども映画の場合ですが。
公開してすぐの土日でも夕方ならたいてい余裕です♪
私が子供を連れて人気の映画を土日に観るのであれば、間違いなく夜の回にします!
公開してすぐの土日の朝にどうしても観る、のであれば、
とにかく早めに受付をすませるようにしましょうね!
このへんは、よく映画を観る方ならすでに実践されてる“映画館あるある”だとは思いますが、
もちろん例外もありますよ!
どの時間も満席、平日だって混み混み( ゚Д゚)!なんて映画もまれにありますし、
(中劇ではまあ無いですけどねー。)
逆にいつ観てもガラガラ、の場合も。
それはそのときにならないとわかりません。
どうしても気になるときは、電話で
「今日、やっぱり混んでますよねえ?」
と聞いていただければ、「かなり混んでいる」とか、「席がないってほどじゃない」
あるいは「全然だいじょうぶ!」
とかくらいならお答えできます。
ただし、映画と映画の間の休憩時間中はスタッフ全員が受付や売店、場内清掃なんかで走りまわったり接客中だったりして電話が取れないこともあるので、もしなかなかつながらなかったらゴメンナサイ(>_<)!

さて、こんな感じでしょうか。
みなさんの知りたい情報は書いてありましたかね!?
お子さんとの楽しい映画の思い出のために少しでもお役にたてるといいなと思います。
あ、今回のこの見解は、あくまでも中劇での子供映画の際の今までの経験に基づくものですので、他の作品や他館さんでも同様、とは限りませんのでご了承くださいませ。

ちなみに、3月公開の「ドラえもん」、4月公開の「クレヨンしんちゃん」の前売り券も発売開始になります☆
今なら先着特典がもらえるので、観ると決まってる方は「妖怪ウォッチ」を観に来たついでにどうぞ(´▽`*)/

ではでは、冬のお楽しみ「妖怪ウォッチ」
今年はなんと、1960年代の東京が舞台。
(C)LEVEL-5/映画『妖怪ウォッチ』プロジェクト 2018 
「三丁目の夕日」かいっ!
と思ったらやはり、「三丁目の夕日」なみに泣けるらしい(/_;)
なんか、とにかく1960年代ってだけで泣ける(!?)私です。
号泣必至。
私は毎年泣きますけどね、妖怪ウォッチ(*_*;)
でも今年はなんと、『シリーズ史上、最も泣ける』という強気の宣伝文句!
だったら泣かせてもらおうじゃないか( `ー´)ノ
みなさん、ティッシュかハンカチ必須ですよ!

それでは、今年も劇場でお待ちしております♪
「妖怪ウォッチ」公式サイトhttp://www.eiga-yokai.jp/


★中劇公式サイト PC→http://www.chugeki.jp/携帯→ http://www.chugeki.jp/mobile


2018年11月30日金曜日

「ムタフカズ」「ペギー・グッゲンハイム」に音楽映画祭も!

こんにちは。
秋深し。
というわけで、アートな映画で芸術の秋♪
秋?
いや、もう冬ですけどね(*_*;)
とにかく中劇でも知的好奇心やサブカル的好奇心をくすぐる作品が続くこの時期、
一応、作品のご紹介をしておかないとね♪
フロアももうすぐ「妖怪ウォッチ」一色になっちゃうので( ;∀;)
中劇自慢のエレベーターのラッピングはもうすでに妖怪、妖怪?妖怪!だらけ。
いまのうちに大人の映画の話をしておきましょう☆

明日公開は二本。
「ペギー・グッゲンハイム アートに恋した大富豪」
(C) Roloff Beny / Courtesy of National Archives of Canada
 (C) “Courtesy of the Peggy Gugggenheim Collection Archives, Venice".
グッゲンハイムといったら、アメリカの鉱山王ソロモン・R・グッゲンハイムが収集した近現代美術アート作品を収蔵した、ニューヨークにあるグッゲンハイム美術館が有名ですね。
そしてその姪にあたるペギー・グッゲンハイムがたった一人で集めた近現代アートコレクションを収蔵した、個人のものとしては質・量ともに世界最大級の美術館がイタリア・ヴェネツイアにある『ペギー・グッゲンハイム・コレクション』
(C) Roloff Beny / Courtesy of National Archives of Canada
 (C) “Courtesy of the Peggy Gugggenheim Collection Archives, Venice".
生前はかなり仲が悪かった叔父と姪でしたが、
自身の死後、膨大な数の美術品と、それを収蔵する建物の管理を任せるのにはやはり叔父の力を頼るしかなかったのでしょう。
ペギーの死後は叔父ソロモン・R・グッゲンハイム財団に寄贈され、
同財団が管理にあたっているようです。
この映画は、そのペギー・グッゲンハイムという一人の女性の、
華麗な恋愛遍歴とともに、大胆で数奇で痛快な人生を紐解くドキュメンタリー。
映画全体が近現代アートの数々で彩られ、
豪華すぎるアーティストたちが次々と登場するこの作品。
近現代アートに興味のある方はもちろん画面を眺めているだけで楽しいのですが、
近現代アートや有名アーティストにあまり関心が無い、よくわからないという方にもおすすめ。
怒涛の20世紀を生きたペギー・グッゲンハイムという女性の波乱の人生そのものがハンパなく面白いのです。
(C) Roloff Beny / Courtesy of National Archives of Canada
 (C) “Courtesy of the Peggy Gugggenheim Collection Archives, Venice".
NYの富裕な家系に生まれたペギーは、
伝統と格式だらけの上流階級の暮らしから逃れるため、23歳でパリへ。
第一次世界大戦後の開放的な雰囲気の中、
世間ではまだまだ認められていなかったシュルレアリスム抽象絵画のような革命的な表現に出会い、
当時、芸術の中心だったパリで世界中から集まっていたたくさんのアーティストたちと交流を深めていったのです。
でもこの映画に出てくる数々の美術品や、彼女と関係を持ったたくさんのアーティストたちは、
なんなら背景、あるいは豪華すぎるアクセサリー。
子供のころから周囲に反発し、我が道を行く超個性的な彼女の歩んだ人生は、
穴ぼこだらけの獣道を一人で裸足で歩いたようなもの。
その自由奔放さや大胆さには、画面を見ているだけでも圧倒させられます。
心のままに人生を切り開き、恋愛を重ねつつ、
時代の波に翻弄されながらも、
桁外れの決断力と行動力でその波をうまく引き寄せ、
男性社会だったアート界で独自の道を切り拓き、
今では「20世紀美術の母」とまで言われる存在に。
もちろんそれには、生まれながらの家柄や経済力があったからに違いないのですが、
お金だけではアートの世界を生き抜くことはできません。
いま何が一番新しいのか、いまクールでかっこいいのはなんなのか?
そんな最先端の感性や鋭い勘が彼女の人生を変えたのでしょう。
そしてまさに20世紀の前衛美術が生まれる瞬間にその場に立ち会ったといえるほどの
運や出会い、そしてそこから繋がるアート界での人間関係と、
そこから吸収した知識や大胆な決断力で、
たくさんのアーティストたちを支援し、
20世紀を代表する貴重な作品たちを集めて守り、
今に伝えることとなった伝説のパトロネスの、
奇跡のようでありながら骨太で確固たる意思が伝わってくるようなコレクションは、
自由でたくましい彼女の人生そのもの。
この作品は、ペギーの生前に収録されたインタビューに基づき、
その華麗で数奇な人生を追ったドキュメンタリー。
(C) Roloff Beny / Courtesy of National Archives of Canada
 (C) “Courtesy of the Peggy Gugggenheim Collection Archives, Venice".
この作品では、激動の時代の中で、
たくさんのアーティストを亡命させたり膨大な数になっていたコレクションを戦火から守るために奔走した武勇伝や、
自身の華麗なる恋愛遍歴ももちろん包み隠さず語っていますが、
それとともに、愛する人たちを次々と亡くしている壮絶な悲しみと痛みも伝えています。
あのタイタニック号の沈没で大好きな父親を亡くしたことに始まり、
姉や甥っ子、既婚者同士で駆け落ちまでした恋人、そして娘と、
たくさんの死と向き合いながらの人生だったことも語られます。
もう、常に画面に目が釘付けになってしまうほどの贅沢なアート作品と、
本気でビックリしてしまうようなエピソードの数々に、
あっけにとられたままあっという間に過ぎた1時間半。
私が生まれたころはまだ生きていた、この強くて豪胆な一人の女性の人生は、
驚きとともに胸のすくような爽快さを感じます。
コクトーピカソダリミロポロックなどの芸術家だけでなく、
アーティストだった両親の作品がヴェネツィアのペギー・グッゲンハイム・コレクションに展示されているという(!)ロバート・デ・ニーロまで、
豪華すぎる登場人物にもビックリです。
アートに興味のない方も絶対に楽しめる実話。
ゆっくり一人で、あるいは女性同士で観てほしい作品です。
公式サイト→http://peggy.love/

もう一本は、お問い合わせも多かったこちら。
「ムタフカズ」
(C) ANKAMA ANIMATIONS - 2017
アニメ映画「鉄コン筋クリート」で世界中の映画祭を騒がせたSTUDIO4℃と、
フランスのコミック作家ギヨーム“RUN”ルナールが海を越えてコラボ。
『ムタフカズ』とは、ヒスパニック系のスラングで「マザーファッカー」を意味するという設定の造語。
主人公のキャラクターはいかにもアニメといった感じの、三頭身でコミカルな三人組の若者ですが、
内容はなかなかハードでスリリング。
オープニングからハラハラドキドキしっぱなしのバイオレンスアクションなんです。
失業者が路上に溢れ、カラーギャングが抗争を繰り返すL.A.のダウンタウンを舞台に、
未来にも明日にすら希望を見出せず、その日暮らしの若者3人組の、
どんづまりの青春。。。。
って、なんか最近あったよね?
そう。少し前にご紹介しましたが、まだまだ上映中の『ギャングース』
(C) 2018「ギャングース」FILM PARTNERS (C) 肥谷圭介・鈴木大介/講談社
これと設定が似てました!
どこの国でも、どんな時代でも必ずある格差社会の闇行き場の無い若者たち
普遍的なテーマなんですね!
いい機会なので、日本の闇とアメリカの闇、
同じように行き場の無い若者3人組の映画で比較してみるのも面白いかも('∀')/
「ギャングース」も激しい暴力描写でR-15指定が付いていましたが、
この「ムタフカズ」は、少しマイルドなPG-12
それでも、ハードな暴力描写リアルな銃撃戦はほんとにドキッとするほどの迫力。
監督も、街の様子や銃撃戦にはかなり気を配ったようで、
ガンアクションは楽しさより怖さを、
無限に撃てる魔法の銃ではなくて本物のリアリティを出したかったと語っています。
そして、治安の悪いダウンタウンのリアルな街並みだけでなく、
このキュートでいかにもマンガのキャラクターといった感じの主人公たちのバックグラウンドに見え隠れする、”人種のるつぼ”“銃社会アメリカ”のリアリティにも深さを感じます。
自分たちがマイノリティであり格差社会の底辺にいること、
周囲とちょっと見た目が違うだけで差別される理不尽さ、
そういったものを、無気力なのかクールなのか、
諦めたような口調でとつとつと語る主人公の声はなんと草彅剛。(↓真っ黒の丸顔)
ぶつぶつと文句ばかり言っているけどやっぱり友達が大事なガイコツくんは実写でもそのままいけそうな柄本時生
バカで自己中、トラブルメーカーのウィリーもなんとなく顔が似ているような気がしてくる満島真之介。なんとエンディングテーマも歌っていますよ♪

(C) ANKAMA ANIMATIONS - 2017

個性的なキャラクターと過激なアクション、そして緻密でリアルなビジュアル。
最初から最後まで、「アニメ」を観ている感じのしない映画です。
汚くてゴミだらけの部屋や、頭を撃ち抜かれた人間の生々しい死体ですらクールなアート作品のように見えてくる不思議。
「鉄コン筋クリート」もでしたが、
最初はストーリー、二回目はビジュアル、三回目は細かい部分・・・と、
全体を繰り返し見直したくなる奥深さ。
「アニメ」としてではなく、「ダークな青春」「クライムアクション」のジャンルのつもりで観てほしいハイクオリティな作品です。
公式サイト→http://mutafukaz.jp/


そして今年もやります!
「ラヂオもりおか音楽映画祭」
http://radiomorioka.co.jp/music-cinema-fes/
中劇の参加作品はこちらの2本。
『KUBO クボ 二本の弦の秘密』〈日本語吹き替え版〉
(12月8日のみの上映)
(C) 2016 TWO STRINGS, LLC. All Rights Reserved.
昨年の今頃公開され、世界中で絶賛されたストップモーションアニメ。
海外で作られる「日本が舞台」の作品にありがちの“残念な間違い”がほとんど無い「ちゃんとした日本ぽさ」を、緻密なストーリーと息をのむほど美しい映像で描き出したクオリティの高さが素晴らしい作品。
スクリーンで見逃した方はぜひこの機会に大きなスクリーンで体験してほしい映像です。
*こちらは上映後に主役の声優を務めた矢島晶子さんのトークショーがあります。
座席指定券を販売しておりますので、ご希望の方は劇場窓口まで!
音楽映画祭のチケットでも鑑賞OKですが、座席指定が必要なのですでにチケットをお持ちの方も一度劇場窓口に来ていただき座席指定券と引き換えてくださいね!
http://www.chugeki.jp/comingsoon/index.html#56

『アンクル・ドリュー』(12月7日~13日上映)
Motion Picture Artwork (C) 2018 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
こちらは、NBAのスター選手カイリー・アービングが特殊メイクで老人にふんし、若者相手に超絶テクニックを見せて世界中で話題になったペプシのCMを映画化したもの。
まずは予告をご覧あれ(*´▽`*)/
公式サイトhttp://uncledrew.jp/
冴えないバスケコーチが老人チームを結成し、ニューヨーク最大のバスケ大会に挑むという王道のスポ根コメディなんですが、
何がすごいって、出てるメンツがNBAのガチのスター軍団だってこと!
しかも、畑違いでやらされてる感満載の大根芝居ではなくて、
なぜかみんなナチュラルでユーモア溢れる芸達者揃い!
特殊メイクで老人に扮したスター選手たちの華麗なプレーはもちろんのこと、
家族みんなで楽しめるハッピーでポジティブなストーリー、
観た後は気分爽快、明日からまたがんばろうと思える素敵な映画です♪


と、かなり長くなってしまいましたがこの晩秋、
いろいろ観たくなっちゃったでしょう(*‘∀‘)!?
そろそろバタバタとせわしない時期もやってきますからね、
今のうちにゆっくりと大人の映画を楽しんでおきましょう♪




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