2021年12月30日木曜日

痛くて苦いのが若さよね!「明け方の若者たち」&年末のご挨拶

こんにちは。
いよいよ今年も終わりですね。
早い!とか、あっという間!とか、
そんな言葉はもうこのブログで何年も何年も書き続けているので違う表現を使いたいんですが。
・・・・・・・・しかしあっという間!!!
という言葉しかでてきません(/_;)
年々、そのスピードが早まっている気がして怖くなってきているくらいなので仕方ないですね。
30過ぎたら坂を転がる勢いどころか、崖を飛び降りるくらいの体感です。
・・・・・・・・怖っ(゚д゚)!
・・・・・いやマジ、怖っ(゚д゚)!
って、年の瀬ならではの哀しいお話をしたところで、
さらに「若いって、それだけで素晴らしいんだよね・・・ほんとにマジで(´ー`)」
と、胸が哀愁と甘酸っぱさと苦さと恥ずかしさと、そして懐かしさでいっぱいになっちゃう映画を観て心が20歳に戻った私。
脚もウエストもまだ細くて、首や肩の周りのお肉も(このへんがリアル)まだスッキリしててちゃんと鎖骨というものがあったあの頃(?)。
つまらなくはないけど特別楽しいわけでもなかった学校で、
一つだけキラリと輝いた一瞬。
今考えると、ほんとに幻みたいな時間だったなあ。。。
っていう映画。
「明け方の若者たち」
(C) カツセマサヒコ・幻冬舎/「明け方の若者たち」製作委員会
「私と飲んだ方が、楽しいかもよ笑?」
その16文字から始まった、沼のような5年間。
特に楽しくもない飲み会で出会った女の子に、運命のような恋をした〈僕〉
そのピュアさと不器用さとまっすぐさが、眩しくて痛い。
餃子屋でたわいもない話をしているだけで楽しい、恋の始まり。
まだまだ一緒にいたくてお互いの気持ちを探り合う路地裏。
酔っぱらってわけもなく走り出す明け方の街。
理想と現実がかけ離れていくのを肌で感じるのに気が付かないふりをする自分。
ほんのちょっとの希望にすがっていたけど結局、絶望に襲われる瞬間。
なんだ、これは!?
これは誰!?あのときの親友!?
あのころのあいつ!?・・・・・いや、私!?
そんなふうにリアルで、生々しくて、せつなくて苦い、そんな映画。
思いっきり古いかさぶた、剥いじゃいました(-_-;)
この臨場感、NHKの密着ドキュメンタリーでも見てるかのようなリアリティはなんなんだ!?
原作が、ツイッターのフォロワー数14万人以上を誇る人気ライター・カツセマサヒコのベストセラー小説ってだけでなく、
なんと、監督が出演者たちと同世代どころか23歳の女性っていう!!
そりゃあ、臨場感どころの話じゃないよね(;'∀')
それに、もうねえ!!もう!!もうもう!!
主演の二人が良い!!!良すぎる!!!
北村匠海の、歯がぶつかっちゃうキスとか、手をつなぎたくてじりじりしてる様子とか、ひたすらバッキバキにピュアな年下感!!!(好きーーー!!!)
(C) カツセマサヒコ・幻冬舎/「明け方の若者たち」製作委員会
黒島結菜の、やってることはまさに〝女子”なのにまったくあざとさを感じない不思議な清潔感とミステリアス具合が絶妙!!!(大好きーーーー!!!)
(C) カツセマサヒコ・幻冬舎/「明け方の若者たち」製作委員会
・・・え?
バレました??
そう、私、実はそもそも二人とも大好きなんですよ~(*´з`)
だからこの映画が決まったとき、「ヨッシャァーーーーーー( `ー´)ノ!!!」
だったんです♪
二人とも、なんていうのかな、若いのに行間というか空気感というかそのへんがすごく上手いというかリアルでナチュラルな空気を持ってる俳優さんな感じがします。
存在感がリアル?
二人とも、子役?くらいの頃からなんか好きで気になってたので、そのせいもあるのか、
「大人になったなあ・・・・(´ー`)」みたいな感じもありつつ。(ほとんど親目線!)
北村匠海は、なんといっても「君の膵臓を食べたい」ですよね!
あどけなさを残しつつ、物憂げな雰囲気を漂わせる瞳が、とにかく良き!!
バンドDISH//としても、あいみょんが作詞・作曲した「猫」で大ブレイク。
今、飛ぶ鳥を落とす勢いとはまさにこのこと。
先日、バラエティ番組で「いつ、『犬』って曲を出そうか考え中」と言ってましたけど、
「トークもだいぶうまくなっちゃってもう、ほんとに感無量!!」
って感じでした(だから親目線)
黒島結菜ちゃんはもうほんとに、ドコモのCM(デートの約束に彼氏がなかなか来ない胸キュンのやつ!)から好きでした!!
そのあと出演したドラマ「ごめんね、青春!」「サムライせんせい」で、降参!
「私はこの子、一生推します!!」と宣言しましたからね(?)
とにかくね、どれもいいんですよ!
中劇で上映した「オケ老人!」もかわいくてよかったし、
NHKのドラマ「アシガール!!」もめちゃくちゃかわいかったし、
大河ドラマ「いだてん」の、気の強い運動神経バツグンの女の子もほんとかわいくて良かった(´ー`)
つい最近も新作が放送された「悲熊」シリーズもかわいくて大好き!ついつい悲熊の面倒を見てしまう栗林さんの役がピッタリでした♪
って、ひたすらかわいいしか出てこないんで、たぶん、ほんとに〝どタイプ”なんでしょうね、私。
でもなんといっても私が一番好きなのはドラマ「時をかける少女」
静岡県下田市や沼津市の抜群に綺麗なロケーションも印象的だったんですが、
ドラマの出来も良くて!大好き!
そしてショートカットに制服姿の黒島結菜ちゃんがもう、
ほんとに、マジで、かわいい!!天使!!
ていうか、そもそも大林宜彦監督作品のころから「時をかける少女」フリークだった私ですが、
偶然か必然か、自分の推している女優さんたちが代々そのヒロインを演じているので勝手に運命と思って「作品推し」(?)になっちゃっている部分もあります。
原田知世内田有紀、そして黒島結菜
・・・・・マジ神。
もうやっぱり全員、ずっとついていきます( `ー´)ノ
え、あれ?私、もしかしてショートカットフェチ!?
そういえば高校生のころ、美容院に『スケバン刑事』浅香唯(3代目・麻宮サキ)の写真を、
短大生のころは『パパとなっちゃん』KYON2の写真を持ってったっけ。。。
で?また話がそれましたけど、とにかく私の〝黒島結菜愛”だけは伝わりました?
そんなこんなで「明け方の若者たち」です。
とにかくリアルすぎて痛い。
チノパンにTシャツ、その上からチェックシャツを羽織った、雰囲気は地味だけどよく見たらイケメンな男の子。(どタイプです!!)
いるよねー!
あと、カッコよくてやることなすことスマートで、でも朗らかで、しかもめっちゃイイ奴で中身もイケメン!なその親友。(文句のつけようもない。嫌いなわけない。でも完璧すぎて怖いから無理。)
これもいるいるーー!!
そして、派手じゃないのに目を引く、嫌みは無いのに色気のある、だけどどこか無機質な感じもする不思議な女の子。(そんでめっちゃモテる。)
・・・・・・・いたよねーーーーーー(゚д゚)!!!!!!
哀しいかな、その女の子は絶対に私じゃないんだけど(-_-;)
私はたいていその子の友人で。
私はその素敵女子の隣で、「いつもあの素敵女子の隣にいる普通の子」とか言われてるタイプね。
好きな男子から「あの子の写真撮ってきて」とか言われるヤツ。(→実際言われた)・・・自分のことはよくわかってます。
で、まあ、それほど親しくもない友達が出てるよくわかんない芝居を観たあと朝まで飲んだ下北沢とか、
そのまま友達のアパートになだれこんだ高円寺とか、
夜の公園で飲んだ缶チューハイとか、
冬の屋上でこっそりやった花火とか、
それから大学から社会人へという時期の葛藤とか絶望とか虚無感とか、逆になぜかときどき湧き上がる無敵感とかの、説明のしようがない若さゆえの心の抑揚が、
スクリーンのなかの若者と、自分の若い頃のその感じとリンクしちゃってなんかもうとにかく生々しくてしんどい。
(C) カツセマサヒコ・幻冬舎/「明け方の若者たち」製作委員会
そして、ここまで読んで、「ああ、よくある甘くて苦い青春恋愛ものね」と思った人は、
甘ーーーーーい!!!!!
たしかに前半はそうなんです。
甘くて苦くて懐かしい、等身大の若者の、恋。
だけど途中で転換点が。
「え!?」
思わず声、出ちゃいました私。(映画館では静かにしましょう)
衝撃。
この作品、原作があるんですけど、私は全然知らなくて。
内容も全くわからない状態で観たんですけど、それもよかった。
そして、原作が好きな人は「自分が読んだときに浮かんだ絵とか世界観がそのままだった」と言っていました。
どちらにしても、十分楽しめる映画。
だけど、現時点で私が語りたいことは、まだ観てない人には話せない!!
早く言いたい!けど言えない!
言ったほうがもっとこの作品の魅力について語れる!
でもダメ!!
あの、「えっ!?」と私が思わず声に出してしまったあの驚きをみなさんにも体感してもらいたい!
嫌いな人もいるかもしれない。
でも、そこからの後半がまた、さらに痛くて苦くて・・・・・懐かしい。
純粋で、まっすぐで、不器用で、そして全身で恋してた。
身体で時を感じて、いろんなことにぶつかって、
嫌なこともしんどいことも知ったうえで、
あんなときもあったから今の自分になれたと、
今ここにいる自分を褒めてあげたい。
そんな気持ちになる映画です。
詳しく言えないのがもどかしいですが、
映画の中の〈僕〉〈彼女〉〈親友〉も、
さらに、私があの頃大好きだったあの人も、
吉祥寺の汚い居酒屋のトイレで泣きながら吐いてた私の背中をずっとさすってくれてたあの子も。
もうずっと連絡もとってないけど、
みんな今、幸せだったらいいな。
観終わったあと、そう思いました。
・・・・今日は、缶のハイボールを2本買って帰ろう。
映画のように公園では飲まないけど。
・・・・だってすっげー雪、降ってんだもん、盛岡(゚д゚)!
家のコタツで飲みます。
携帯も持ってなかったあのころ、現像するまでどんな写りかわからなかった写ルンです(知ってます?)で撮った写真でも引っ張り出して。
めいっぱいおしゃれして気合入れて顔を作って撮ったはずの写真が、
現像したら半目だったときのショックよ。。。
そんな話?(いや、違います。)
そうそう、お話はほとんど若者3人が中心ですが、
さすがの脇役たちも光ります。
つい先日までドラマ「アバランチ」(面白かった!)でクールで頭の切れるエリートを演じてた山中崇が、得意分野のちょっと不思議な(変な)上司役で出てきてクスッとしたり、
童顔でまだこの映画の真ん中にいてもおかしくない世代とも思える佐津川愛美が、意外な役で出てきて「え?似てるけど違うよね?でも声が間違いなく・・・!」っていう。
ドラマ『がんばっていきまっしょい』映画『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』がもう15年も前だって?
・・・・・・・怖っ( ゚Д゚)!!
それから、KIRINJIきのこ帝国マカロニえんぴつ・・・
出てくる音楽がまた絶妙。
この映画では、決してミスチルを使っちゃいけないんです!
DISH//もダメよ!
そんなメジャーどころじゃなくてサブカル方面に完全に舵を切っちゃって、
ヴィレッジヴァンガードや古着屋や、昭和な飲み屋街を彼らとともに歩いてるつもりで観てください。
そう、自分の年齢のことなんて忘れてね!(自分に言ってる)
と、意外といろんな角度から楽しめる作品です。
どの世代の方でも、切なくて、苦くて、甘酸っぱいあの頃に一瞬で戻れます。
(・・・しょっぱい人もいるかもね!)
ちなみに、この映画のスピンオフ映画が1月8日からアマゾンプライムで配信されることになりました!
「ある夜、彼女は明け方を想う」
出た、アマゾンプライム。
いま、中劇、推してます。
1月28日公開の「前科者」の前日譚ドラマも全話配信中!
→こちらは、映画の前にぜひ観てほしい。
そしてこの「ある夜、彼女は明け方を想う」も配信決定!
こちらは黒島結菜ちゃん側の〈彼女〉のアナザーストーリー。
→これは、絶対に映画の後で観てほしい。
なんと、相手役は若葉竜也!!
イーネーーー!!!
「台風家族」とか、「愛がなんだ」とか、思い出しますねえ!
ていうか、そうだ、「愛がなんだ」も甘くて苦い生々しい恋愛映画でしたねえ!
若葉竜也もリアルなんだよなあ、佇まいが?雰囲気が?
いいですねえ!とにかく楽しみですねえ!!
どうせ旅行もできないんだし、
映画館もサブスクもめいっぱい活用して、
この冬はがっつり映画三昧といきましょう!!
公式サイトhttp://akegata-movie.com/#


と、いうわけで、結局ごちゃつく年の瀬です。
バタバタしつつも観られました!
「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」
Images courtesy of Park Circus/Walt Disney Studios International
よかった!楽しかった!
ダークでブラックなクリスマス映画、いいですね(*‘∀‘)
年末年始の中劇、「呪術廻戦0」「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」「明け方の若者たち」3本でいきますのでよろしく( `ー´)ノ

さて今年も1年、中劇をご利用いただき誠にありがとうございました。
なんだかんだでまだ毎日、テレビでは感染者の報告は続き、
うがい手洗い忘れずに、あんまりあちこち行かないで、
と、国からの中途半端なお願い。
ま、油断するとまたすぐパンデミックになっちゃいますからねえ。
面倒な世の中になっちゃいました。
せめて映画くらいは観せてよね。
たまには飲んでもええじゃないか。
自分くらいは甘やかして、ちょっとずつ前に進んでいきましょう。
え、年末年始の混雑状況?
・・・・・・・・・ここであえて言わないってことはさあ、
ちょっと察してくださいよ( ;∀;)!!
一応、言いますか?
空いててゆっくり観られるおすすめは午後15:30以降の回だけど、
別にどこの回だって座れるよ!!!!!
ねえ、中劇でも「呪術廻戦0」やってるって、みんな知ってる(゚д゚)!?
ウソだと思うなら、一回中劇の公式サイト行ってみな!
そしてオンラインで空席チェックしてみな!
今なんか、そこ見りゃあ見栄の張りようもないピッカピカのガラス窓状態ですからね!
あ、この時間、空いてるじゃん!と確認してから観に来ても大丈夫。
そして映画館は無休です。
大晦日の夜の回と、元旦の早朝の回だけお休みさせていただきますが、
あとはずーーーっとやってます♪
お子さんたちに配った割引券や、
公式サイトを開いて受付で見せるだけで料金が割引になるクーポン
それからたくさんあるサービスデーも使ってね!
1日は映画サービスデー、
水曜日はレディースデー、
木曜日はメンズデー。
毎月4日は中劇デーで1000円です!!
公式ツイッターをフォローしてもらえば、
サービスデーやその日の混雑状況、
グッズの入荷状況なんかもいち早くわかりますよ。
もう今はいろんなものを駆使してね、
快適にスムーズに動くことはいくらでもできますからね。
使えるもんはなんでも使っちゃってください。

それでは来年もスタッフ一同
より一層精進してまいりますので、
引き続きご愛顧のほど
どうぞよろしくお願い申し上げます。
それでは皆様、良いお年をお迎えください。


★中劇公式サイト PC→http://www.chugeki.jp/



2021年12月23日木曜日

「呪術廻戦0」はっじまっるよー!

こんにちは。
今年の漢字も決まり、
M-1も終わり、
歳を重ねたらたいして楽しくもなくなってしまったクリスマスを乗り切ればもう来年です。
ほんとあっという間。
去年はコロナのせいで静かな冬休みだったんですが、
(え、中劇はいつも静かだって?そうですよ!それが売りなんで!)
今年は久しぶりに賑やかな冬休みシーズンになりそうです。
明日から公開「劇場版 呪術廻戦0」
(C) 2021「劇場版 呪術廻戦 0」製作委員会 (C) 芥見下々/集英社
漫画もアニメも大人気作品の劇場版。
こちらはすべてのお話のもとになっている、いわゆる前日譚。
マンガやアニメのファンはもちろん、
どんな話か全くわからない!!って人にも超ーおすすめの、
いわば「呪術廻戦」入門編です。
ちょっと気になってたって方も、
なんだか流行りそうだから観ておきたいなあって方も、
迷わず観ちゃってください!
先日、テレビで総集編もやってましたが、
テレビアニメ版は、いろんな動画配信サービスでも配信中!
アマゾンプライムHuluNetflixなどなどほとんどの配信サービスで見られますよ!https://jujutsukaisen.jp/onair/
凄い世の中になりましたね!
コロナも少し落ち着いたかなと思いきや、
海外では依然、猛威をふるっているようだし、
またナントカ株が流行りだしてきているので旅行は我慢な年末になりそうなので、
おうちでがっつりテレビ版の配信を観て、
中劇で劇場版を観る、
あるいは入門編の劇場版を観てしまってからおうちでテレビアニメ版をじっくり、
っていうお休みもいいかもしれません。
少し前までは、夏休み冬休み春休みという子供向けアニメの繁忙期ごとに、
「混雑時の手引き」のようなものをここに載せていたんですが、
なにしろコロナのせいで全然混雑しない(゚д゚)!!というシーズンをいくつか過ごしてしまったので、
明日から「呪術廻戦0」が始まるというのに、
「えー・・・・ほんとにお客さん来るのかなあ。。。」
「こんなに準備して、全然来なかったら泣くよねー」
などとすっかりダメっ子発言の私でした。
ちょうどコロナが出だした去年の春ごろから中劇は完全指定席制になり、
オンラインでもチケットを買えるシステムになったので、
おうちにいながらスマホで空席チェックをしたり、
明日のチケットを買ってしまったりもできるようになりました!
しかもツイッター担当のNさんが、逐一混雑状況を呟いてくれています(´ー`)
みなさん、中劇の公式ツイッターをフォローしておけばスピーディーな混雑状況がわかるので、ぜひフォローしてくださいね!
なので、この不定期更新&ほぼヲタク雑談のブログでは詳しい混雑状況は発信しなくていいね(*‘∀‘)「Nさん、ヨロシク!」
というわけで、ここでは、この「呪術廻戦0」で初めて中劇に来るという方や、
久しぶりという方にもすぐわかる、現在の中劇の使い方マニュアルをお知らせしようと思います。
・・・・・・超ーーーー久しぶり!
やっぱり映画館は、たくさんお客さんが来てくれないとつまんないよね!

さてさて中劇です。
中劇の売りはまず、「持ち込んだ飲食物を場内で食べられる」こと。
コロナの影響で、しばらくは場内でのご飲食は飲み物だけにさせていただいていましたが、
やっと最近、また前のように場内での飲食も、持ち込みも解禁になりました!
ナントカ株がまた出てきたので、状況によってはまたご飲食をお控えいただくことになるかもしれませんが、
今のところまだ食べられます!
お隣のドーナツや、近所のコンビニのおにぎりなんかを持ち込んで食べてもOKです♪
この厳しいご時世、少しでも節約したいですよね!
おうちから水筒をもってきたり、ママのおにぎりを食べてもいいので、
なるべく無駄な出費を抑えて、楽しむところは楽しむスタイルでいきたいものです。
ロビーでは、ジュースとおやつの販売機があります。
売店では、安くておいしいと噂のポップコーンが!
コロナ前は、高校生が「ここのは安くて助かる―!!」と言って何個も買ってモリモリ食べながら映画を観ていったものです。
けっこう大きいのに塩味150円、キャラメル味250円
お値段すえおき、持ってけドロボー!
そして恒例の、割引券持参でのお子様へのおまけサービスも継続中!
学校から割引券を持ってきていればそれを、
なければ中劇公式サイトの画面からでもクーポンが出ますので、
それをぜひ使ってくださいね!
ご一緒のお子様全員にサービスしてますのでご心配なく♪

そして中劇のもう一つの売りは、なんといっても「いつも空いてる」こと。
そりゃあね、たまにはありますよ、満席になることも(小さいほうの劇場でね)!
受付が混み合うこともありますよ(レジが故障してたりね)!
それでも、大きいほうの劇場が満席なんてことはほとんどありません。
昔はあったけどね・・・・タイタニックとかね・・・・千と千尋とかね・・・
あと海猿とか・・・・セカチュー恋空に、ポケモンとか?(情報が古い)
今は、混み合いそうな映画はたいていフォーラムさんとの拡大上映だし、
そもそも映画館に来る人自体減ってしまっている時代。
満席はなかなか難しい!
それこそいろんな配信サービスで、なんでも観れちゃいますからねえ(^_^;)
でもやっぱり、これは!!!というものは映画館の大きなスクリーンで、迫力の音響で、
集中して観たいですよね。
県をまたぐ移動は控えて・・・なんていう状況もありますからね、
たまのイベントとしてでも映画館で映画を観ることを繋いでいきたいものです。
でも、今回のような、ちょっと混み合いそうだなあなんて映画でも、
土日でもゆっくり観られるのを知ってますか?
簡単です。
「夕方観る」
これだけ。
子ども向けのアニメ作品は、とにかく午前中が混む!!
土日の、午前からお昼過ぎにかけてはやっぱり混むんですよね。
子供がいたら、早く帰りたいですもんね(*_*;)
なので、「呪術廻戦0」をゆっくり観たいと思っている大人のみなさん、
それから、子どもと観るけど混んでるのは嫌!って方たちは、
ぜひ、夕方の回で検討してみてくださいね!
冬休みなので、学校に行くときのような早起きはしなくてもいいんですから、
たまには夕方の映画を観るのもいいと思います。
私も、たまに夜に映画に連れていかれるときはなんとなくワクワクしたものです(*´з`)
母が観たい山口百恵とか、弟が観たいジャッキー・チェンとかね。
叔母に連れられて中劇でゴーストバスターズを観たあとも、真っ暗でワクワクしたのを覚えています。
夜の映画もたまにはいいんじゃないですか~♪
あとはやっぱり平日!!
レディースデー(1200円)ファーストデー(毎月1日1200円)はいつもよりは混むんですが、
穴場は中劇デーです♪(中劇デーは毎月4日!1000円均一!底値ですよ!!)
そして平日なら各スクリーンの朝一回目と夕方の回はサービス料金(1300円)になるし、
平日でも土日でもレイトショー(夜20時以降)なら1000円です!
おうちで、中劇公式サイトから空席確認もできるので、それも便利に使ってくださいね!
オンラインだとクレジットカード決済だけなので、
現金で払いたいという方は、空席チェックだけでもしておくといいですよ。
学校から配られた割引券での割引や、
公式サイトのクーポンを使いたい、という方はオンラインではそれは使えないので、
受付でのお支払い時に割引券やクーポンを忘れずに出してくださいね。
あと、窓口でのお支払いでクレジットカードも使えるようになったので、そちらもご利用ください。
でも、ただ一点だけ。
オンラインとムビチケとの連動だけはできていない・・・・・!!!
ごめんなさい(>_<)!!!
ムビチケは、受付ではもちろん使えるんですが、
オンラインとはつながっていないので、
ムビチケのお客さまは直接劇場窓口に来ていただくしかないんです。
そこだけご注意願います。
あとはー・・・・・・・なんでしょうね?
駐車場は、金田一・MOSS・リリオなら駐車サービス券を安く販売できるのでそこをつかってください。
自転車は、ミスドの前や金田一駐車場の裏側に駐輪場があるのでそこへお願いします。

そうか、上映時間か!
明日からはとりあえず「呪術廻戦0」「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」の二本だけという潔いラインナップの中劇です。
「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」もいいよね!
Images courtesy of Park Circus/Walt Disney Studios International
クリスマスから公開って、なんておしゃれなの!!
私は、公開当時以来のスクリーンでのナイトメア!
昔とは、絶対に観た後の印象が違うはず。
みなさんもぜひ、クリスマスに映画館でナイトメアしましょう♪

12月31日からは、「明け方の若者たち」が始まるので上映時間が変わりますので、
12月30日までの時間になりますが、明日からの上映時間です。↓↓
「呪術廻戦0」
8:30/9:00/11:10/12:10/13:20/14:15/15:30/16:20
/17:35/18:25/19:40/20:30/21:45

「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」
10:35

1週間は、これでいきます( `ー´)ノ
開場は8:00です。
それまではエレベーターが4Fまでしか上がらないので、
早く着いてしまった方は4Fでエレベーターを降りて、階段で5Fまでお越しください。
そうすると扉の前に「呪術廻戦0」のポスターが出ていますので、
お時間までそこでお待ちくださいね。
12月31日からは上映時間が変わるのでご注意ください!
12月31日からは、
北村匠海黒島結菜主演「明け方の若者たち」が公開!
(C) カツセマサヒコ・幻冬舎/「明け方の若者たち」製作委員会
・・・・・・・・・・痛かった・・・・・・!!!
せつなくて、苦くて、しんどかった!!
でも、よかったです(´ー`)
これについてはたくさん書きたいことがあるので、
年内にそれもアップできるようにがんばります!!!
だからここではまだ「良いお年を」とは言いません( `ー´)ノ
→自分にプレッシャーをかけています。

と、いうわけで、
「中劇初心者にもスムーズに映画を楽しんでもらうための手引き」
でした♪
ちょっとずつイイ映画もやれるようになってきたし、
「私は中劇さん推しなのよ!!」と言ってくれる方(マニアック!)もチラホラ出てきて、
悪くないじゃん、中劇!
のイメージを、必死こいてキープしようとしているところ。
みなさんも、もしお近くに「呪術廻戦、混んでそうだよね~」って言ってる方や
「中劇ってどこ?」なんて言ってる方がいたらぜひ、
「中劇、悪くないよ!!」って全力フォローしてくださいね!
年末年始も休まず元気に営業しますので、何卒、応援お願いします♪



中劇公式サイト PC→http://www.chugeki.jp/




2021年12月17日金曜日

全部終わるから見逃すな!&匂わせ回収完結編。

こんにちは。
おかしいな、ついこないだ更新したばかりと思ってたんですけど・・・
気が付いたら前回の更新から3週間たってました(゚д゚;)!
・・・・し、師走だからね(;'∀')
12月はあっという間よね!!
感想を書こうと思ってせっかく中劇で上映中の作品をがんばってたくさん観たくせに、
ダラダラしてたらもう来週全部終わってしまうという・・・(/_;)
何をやっているんだ、私・・・。
「エリック・クラプトン ロックダウンセッションズ」
(C) 2021 Bushbranch Productions Ltd All Rights Reserved (C) Dave Tree
よかったですよ・・・・(´ー`)
イギリスの片田舎の古いお城のような建物で。
5人のアーティストのまさにプライベートライブを目の前で観ているような贅沢。
ラフでリラックスした様子のメンバーが、
長い時間を過ごしてきた仲間特有の阿吽の呼吸で、
優しく柔らかい音を響かせるアコースティックライブ。
ときおり休憩時間の様子やそれぞれのインタビューも織り込みながら、
じんわりと沁みるギターの音と優しい歌声の中でゆったりと流れる静かな時間は、
なんだかわけもなく急ぎがちな現実から離れて、
いつの間にか私もリラックスして心を解きほぐす時間になっていました。
そんな時間も大切だよね。
たまにはゆったり、大人の時間を過ごしましょう。。。

「白頭山大噴火」
(C) 2019 CJ ENM CORPORATION, DEXTER STUDIOS & DEXTER PICTURES ALL RIGHTS RESERVED
ビョン様(イ・ビョンホン)。
いくつになってもカッコええ(*‘∀‘)
私のなかではいつまでも「JSA」のときの屈託のない笑顔の若き兵士のままですが。
今は当然、ハリウッドからも呼ばれることもあるけど、
自分が気に入れば韓国の小さめの映画にも出てダサイおじさんの役だって迷わずやっちゃうところが素敵。
でーもー、今回はゴリッゴリにお金のかかったバッキバキのアクション大作で、
北朝鮮側の兵士を演じています。
それもまた良き!
シリアスで複雑な役でも、
ユーモアを忘れずところどころちゃんとこちらを笑わせてくるのはさすが。
「ザ・俳優」。そんな感じ。
映画も自然災害を題材にはしているものの、
そこからのパニックタイムリミット北朝鮮と韓国の対立裏切りからの銃撃戦まである!
けーどーユーモアをちょいちょい挟みつつ、そのうえ最後は号泣の壮大なるアクション映画。
という、てんこ盛りすぎて観終わったあと放心状態になるエンタメ作品です。
韓国映画ってすごいよね!
30年前の韓国映画は、「・・・・・(*_*;)」て感じの、お粗末な2時間ドラマといったレベルだったんですが、
その後は国を挙げてエンタメにお金を注ぎ込んだおかげで驚くほどの成長を遂げ、
あっという間に世界レベルに昇り詰めました。
あ、また語りたくなってきましたが、2月にも韓国映画の上映が決まったのでそのときに思いっきり語ります!
今回はまず、アクションエンタメがお好きな方、
韓国映画や韓国ドラマが好きな方、
そしてなんでもいいから面白いのが観たい!って方。
観てください。いかにも年末年始!って感じのゴージャスなエンタメ作品です。

「ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド」
(C) 2018 SOTW Ltd. All rights reserved
1980年代の田舎町。
退屈で仕方ない毎日を抜け出せないフラストレーション。
もうすぐバラバラになる仲間たち。
行き場のない不満と明日への不安、そしてエネルギーを持て余し、
でもそれを発散しようにも結局たいしたことはできない現実。
いつの時代も、どこの国でも変わらない、
狭くてくだらなくて、だからこそ儚くて大切な一瞬のきらめきがそこにある。
小さな町の、何者でもない若者たちの、なんでもないたった一晩の物語。
でも刺さる。
グサグサ刺さる。
スクリーンに映し出されたのは、あのときの私で、あのころの私たち。
弱くてなんにもできない自分を隠すために派手なファッションで武装して、
勢いだけで突っ走ってはみるものの結局何も変わらないし、
増えていく後悔と、先の見えてきてしまった明日と、
それを見て見ぬふりをしてまた羽目を外してみたりして。
〝今”に絶望しそうになりながらも、夜は明けてまたほんのちょっとの希望で生きる。
大げさなようでいて、けっこうみんなそんな状態だったな。。。
なんてことを思いながら、
『推しの解散』に衝撃を受けるっていう、わかりみしかないリアルも混ぜ込み、
そんなことを繰り返して大人になってきた自分の半生を重ねた90分でした。
・・・・・・伝わる(;'∀')?
でもラストは爽快。
私の好きな音楽青春映画たちをまた観たくなりました♪
音楽青春映画はどれも大好物ですが、
今の気分はおしゃれなイギリス映画ではなくて、
「エンパイア・レコード」
「ハイ・フィディリティ」
「あの頃、ペニーレインと」
あたりの、アメリカの田舎町を舞台にした音楽青春映画たち。
とりあえずサントラ聴きながらこれ書いて、終わったら観ようかな(*‘∀‘)
公式サイトhttps://sotw-movie.com/#
これらはみんな、12月23日(木)で終了!なので、
気になってたけどまだ観てなかった~‼の方はお見逃しなく♪


さてさてそして、そうこうしているうちにまたさらに匂わせ回収になってしまういろんな作品が続々決定で、
私もついていけないくらいになってしまった中劇です。
大変大変!
「あ、これやるのね。なるほど!」からの
「えっ!?マジすか!!??」
「いいじゃーん!やったね!」
そして「YES!YES!YES!グッジョブ!!」(誰目線?)まで。
・・・・て、作品多すぎんか( ゚Д゚)!?
上映近くなって紹介できなかったときのために(保険かけるの早すぎ?)、
とりあえず決まった作品を並べておきますね!
気になったら公式サイトへ飛んで予告をチェック!(人任せ♪)
まずは1月に急に入ってきた、超おすすめのこちら。
1月21日公開
「こんにちは、私のお母さん」
(C) 2021 BEIJING JINGXI CULTURE & TOURISM CO., LTD. All rights reserved.
興行収入900億円(!?)を記録、中国全土が笑って泣いたパラレルワールドコメディ。
興行収入900億円って、ピンときますか?
ちなみに大大大ヒットを飛ばして現在、日本の歴代興収1位である「鬼滅の刃 無限列車編」
404億円
洋画トップの「タイタニック」262億円です。
・・・・・・。
さすが中国。。。
こちらは舞台・テレビ・映画で活躍する中国の人気女優ジア・リンが、
母との実話をもとに監督・脚本・主演に挑戦した作品。
何をしてもダメで母に苦労ばかりかけてきた娘が、
母と一緒に巻き込まれた交通事故をきっかけに20年前の1981年にタイムスリップ!
母の幸せのため、父ではない別の男性と結婚させるべく孤軍奮闘する、
というお話。
1981年!最高!
歳をとって、子どものころの昭和ノスタルジーに浸りがちな私の世代にドンピシャです。
え、この方、同世代!?と思ったら。
・・・思いっきり年下でした(;'∀')
泣いて笑って懐かしい、ジャンルを越えた愛と涙のヒューマンコメディ。
この手の中国映画って、ほんとに素晴らしいんですよね!
古き良き中国のノスタルジックな情景と、誰もが共感する親子の絆の物語に涙が止まらない!
公式サイトhttps://hark3.com/himom/

2月4日公開
「アダムスファミリー2 アメリカ横断旅行」
(C) 2021 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All rights reserved.
やったー!
パート1も中劇で上映しましたが、2も公開決定!
クリスティーナ・リッチじゃないですよ?
アンジェリカ・ヒューストンでもないですよ?
うん、似てるけどね(^_^;)
アニメです。
今回は、思春期を迎えた娘ウェンズデーを心配して家族でドライブ旅行にでかけるアダムス・ファミリーのドタバタ珍道中。
日本語吹替も前回と同様、
生瀬勝久二階堂ふみでいきます♪
中劇では日本語吹き替え版のみ上映。
字幕版のウェンズデー役はクロエ・グレース・モレッツだったので、それも観たかったですけどね!

同じく2月4日公開
「355」
(C) 2020 UNIVERSAL STUDIOS. (C) 355 Film Rights, LLC 2021 All rights reserved.
国際テロ組織から極秘兵器〝テクノロジーデバイス”を奪還し、第三次世界大戦を阻止せよ!
アメリカ・イギリス・ドイツ・コロンビア・中国・・・
各国を代表する凄腕女性エージェントが集結し、
世界を救うミッションに挑むアクション大作。
誰が敵か味方かわからない、二転三転するストーリーに手に汗握る、
「ジェイソン・ボーン」シリーズの製作チームが贈る本格スパイアクション。
ミッションインポッシブル?
チャーリーズエンジェル?
オーシャンズ11?
こういうジャンルは、ただひたすらワクワクしますね!!
しかも女子!ってところがポイント。
強ーーーい女子が大活躍の、景気のいいスパイアクションで寒い冬を蹴散らしちゃえ!!
公式サイトhttps://355-movie.jp/


そして待ってました!!
2月11日公開
「レイジング・ファイア」
(C) Emperor Film Production Company Limited Tencent Pictures Culture Media Company Limited Super Bullet Pictures Limited ALL RIGHTS RESERVED
マジか!!マジなのか( ゚Д゚)!?
ここにきて、この私が、中劇のスクリーンでニコラスを拝めるというのか!?
ありがとう!本当にありがとう!(どうしたどうした)
え、ニコラスって誰って?
ニコラス・ケイジじゃないですよ?
ニコラス・ホルトでもありません。
私の口から出る〝ニコラス”という単語(?)は、
ただ一人、香港俳優ニコラス・ツェーのことしか指しません( `ー´)ノ
謝 霆鋒!!(ツェー・ティンフォン)
あの!「ジェネックス・コップ」の!
(そうそう、仲村トオルも悪役で出てましたね!)
あの!「硝子のジェネレーション」の!
(そうそう、佐野元春の!じゃなくて。街のチンピラになっていくしかない若者たちが主人公の香港映画です)
香港映画史上一番のイケメン俳優ニコラス・ツェーですよ?(→個人的偏見です)
とにかくカワイかった!カッコよかった!
日本なら確実に私の大好きなJ事務所にいたはずの、
歌ってOK、踊って最高、演技も抜群、
ていうかそもそも見てるだけで癒し、
まさに「生きてるだけで私へのファンサ」のガチアイドルだったニコラスです!(うるさい)
彼が十代だったころのビジュアルはマジ神!!
でも今でも超ーーー好み!ビジュ最強!(だからうるさい)
(C) Emperor Film Production Company Limited Tencent Pictures Culture Media Company Limited Super Bullet Pictures Limited ALL RIGHTS RESERVED
↑(当然センター。)
・・・・え、待って!
ていうか今もマジ好みなんだけど( ゚Д゚)!(ほんとうるさい)
しかも今回は、香港アクション界のレジェンド、ドニー・イェン師匠との競演!!
つまり神vs神。
もう、ありがとうしかない。
天才です。最高です。
・・・・・引きました?
引いていいです。こればっかりは仕方ない。
だって神なんだから(?)。
ちょっと興奮して取り乱しましたけど、とにかく素晴らしいってこと。
この映画は、ニコラス激推しの私はちゃんとけっこう前からチェックしてあって、
「観たい・・・てか上映したい・・・できなくはない・・・でもたぶんやるとしたらフォーラムさんだろうな・・・仕方ない、フォーラムに通おう( `ー´)ノ(→何回観るつもり?)」
と思ってたやつ!!
ニコラスが主演の映画は基本、劇場で最低でも3回は観るんで!
それがまさかの、ここへきて中劇で上映!?
なんのご褒美!?
まあ、映画の上映できるできない、系統や系列、ざっくりした見分け方なんかについては、
そのうち時間があったらゆっくり、
もちろん大人の事情なんかもあるのでおおっぴらに言えることだけにはなりますが、
一般的にわかりやすい説明でご案内する回も作れたらなと思っているので、
軽く、期待せずに待っていてください。
超ーーーーヒマなときがあったらやります(*´з`)
まあとにかく、この「レイジング・ファイア」がいったいどんな映画なのかはもう予告観てください。
一発でわかります!(さんざん語っておいて結局そうなる)

そしてさらに、まだ解禁になってなくてここでは言えないものもありまして。
私が好きな英国界隈イケメン界隈もあるということで( *´艸`)
解禁になったらお知らせしますけど、
2022年も幸先良いな!と満足な私でした。
ハッ(゚д゚)!・・・・・また匂わせてしまった・・・・!!!
つまりは、「いつも空いてる」でおなじみの中劇も、
最近はイイ感じのやつけっこうやってるし、
突然デカめの作品とか意外な掘り出し物をブチこんできたりもするから、
中劇だからって油断すんなよ( `ー´)ノ
ってことでした♪
中劇のブログ担当ならぬイケメン担当の私がしばらくゴキゲンであろうことだけは確定している2022年。
コロナなんかに負けるか!
映画の灯を消すな!
イイ感じの映画、たくさん決めるぞ!
そして絶対に大量のイケメン摂取してやる!
じゃなかった、上映してやる!!
言霊、大事(*'ω'*)/


中劇公式サイト PC→http://www.chugeki.jp/


2021年11月25日木曜日

結果、壮大なる匂わせになってしまった件。

こんにちは。
言霊(ことだま)。
口に出すことって、大事だよね。
好きなもの、欲しいもの、そして要望。
みなさん、どんどん口に出して言っていきましょう。
ほんと、マジで。
と、しみじみ感じている今日このごろ。
前々回、「黒いチラシばかりで嫌!キラキラとかおしゃれ系とか上映したーーーい!!」
と、この場でほぼ愚痴のような心の叫びを書き連ねてしまっていた私でしたが。
・・・・・結果、それが匂わせになってしまったことをお詫びします。。。
書いた時点ではまだ何も決まっておらず、
この12月はどっしりと黒く、噴火と呪術の映画だけで終わるのかなと思ってたんですよ、ほんとに。
そしたらいきなりバタバタと映画が入ってきたんです!
「キラキラがやりたーい!おしゃれな音楽映画とかやりたーーい!若者がたくさん来る映画もくださーーーい!!」
と、しょっちゅうスタッフたちが天に向かって(?)叫んでいたので、願いが聞き入れられたんですかね!
一気に決まりました(*'▽')/
音楽映画2本青春映画心震わす人間ドラマ
そして三浦春馬くん特別上映まで。
・・・・・ていうか急に入れ過ぎじゃね(゚д゚;)!?逆に!!
ってくらいに。
こちらからアクションを起こしたものもあるし、
これまた中劇あるあるでたまたま、棚ボタ的なものだったりもあるんですが、
なんだっていい!もうこの際、お客さんがあんまり来なくたっていい(!?)!!
「中劇、いつもなんかイイ感じの映画やってる!」
ってイメージ!
それさえキープできればいい!
・・・・の気持ち。
志が低いですか?
いや、いいんです中劇は。
長い時間かけてやっと、今くらいの質の良い映画をコンスタントに上映できるようになったんですから。
スクリーンが2つしかないので、子ども向けアニメが入ると一気に上映コマ数が減ってしまって上映できる作品が少なくなりますけど、
それでも「常に次に観たい映画がある映画館」を目指してますんで( `ー´)ノ
たとえお客さんが少なくたって、いつも何か面白そうな映画を上映していきたいと思ってます!!
というわけで、
上映までもうすぐという時期に急遽入ってきたものから年明けの目玉になりそうな楽しみな作品まで、ざざっとご紹介していきますね!

なんと、公開まで1週間、12月3日公開のものがいくつか決定しています。
まずはこちら。
12月3日公開
「エリック・クラプトン ロックダウン・セッションズ」
(C) 2021 Bushbranch Productions Ltd All Rights Reserved (C) Dave Tree
・・・・・え、うちでやっちゃっていいんですか!?
エリック・クラプトンですよ!?
世界的なミュージシャンのなかでも大御所中の大御所じゃんっ(゚д゚)!
「アメリカン・ユートピア」に続き、音楽映画のテッペンきちゃってません!?
ていうか、どうした!?中劇(゚д゚;)!?
この数か月、「勝手に音楽映画祭」やっちゃってます。
この映画は、コロナ禍でライブが中止になってしまったことにより、
無観客のアコースティックライブを行うことにしたエリック・クラプトンの姿に密着。
みなさん、予告観ました!?
「ティアーズ・イン・ヘブン」のイントロがポロロン・・・♪と響いただけで鳥肌!
なんでしょうね、この方のギター!
そしてあの声!!
激シブ!!!かっこよ(゚д゚)!!!!
なんて言ったらいいか、、、、、沁みる?細胞の奥に溶けていく?
エリック・クラプトン
初めてこの方の名前を知ったのはいつだったか。
たぶん、〇十年前、私がまだナウでヤングなピチピチの女子大生だったころ。
バイトしてたおしゃれな居酒屋のお髭の店長さん(そういえばアマチュアバンドをやってたなぁ。)がお店でいつも自分の好きなCDをかけていて、
あるときめちゃくちゃカッコいい曲がかかったので「これ、誰のなんて曲ですか?」と聞いたら「クラプトンだよ。〝いとしのレイラ”今日、CD持ってったら?」と言って貸してくれたのが、ギターの神エリック・クラプトンとの初めましてだったのだと思います。
それからは、ギターのことやエリック・クラプトンがどれだけすごい人なのかなんてことは全くわからないまま、なんとなくいつも聴くようになったんですよね。
そして私が初めて自分で買ったクラプトンのCDが、
30年前に発売されたアコースティックライブのこれ。
買ってから今まで、ずっとプレーヤーの近くに置いてあるヘビロテCDになってます。
ぼんやりしたいとき、やらなきゃいけない何かがあるとき(たとえば夜、このブログを書いたりね)、すっごく落ち着くお気に入りのCDです。
あ、観てからちゃんと書きたいと思ってたのにすでに語り始めちゃってました(;'∀')
とにかく今回、映画館という空間で、まるでアコースティックライブを生で観ているような感覚でエリック・クラプトンのギターと歌声をじっくり堪能できるなんて最高です!
ほんと楽しみ!!

12月3日公開
「ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド」
(C) 2018 SOTW Ltd. All rights reserved
これ、気になってたんですよねー(*‘∀‘)
伝説のバンド〝ザ・スミス”の名曲と貴重なインタビューで80年代が蘇る!
未来への不安と、自分を探して彷徨う刹那を描いた珠玉の青春音楽映画。
中劇、「おしゃれな音楽映画特集」、なぜか突然始まっちゃってます♪
マイケル・ジャクソンマドンナシンディ・ローパーカルチャークラブ・・・
私が初めて目にした洋楽の世界は、
カッコよくて色鮮やかで、ド派手な映画みたいに華やかだった。。。
そのころはインターネットもユーチューブも携帯電話ももちろん無くて、
たまたまテレビで見かけた洋楽のミュージックビデオが次いつ見られるかわからない、
さっきかかってた曲が、誰のなんていう曲なのかも調べることすらできない、
そんな時代。
この映画の予告を見たとき、
映画「グーニーズ」の主題歌を歌ってたシンディ・ローパーに衝撃を受けて洋楽に目覚め、
中央郵便局の向かいにあったレンタルレコード店で洋楽のレコードを借りてはカセットテープに録音してたあの頃を思い出した私でした(´ー`)
レコード・・・・あ、歳バレます?
いや、もう歳なんてどうでもいいのだ!
この映画はもう、
「エモい!おしゃれ!懐かしい!」
それだけでOK!
私は青春映画大好き×絶賛思春期だった80年代を思い出す×ファッションも音楽も楽しみ!
ってことで早く観たいなー!!!!とワクワクしています♪
こういう映画が観たかった(*‘∀‘)
公式サイトhttps://sotw-movie.com/

12月31日公開
「明け方の若者たち」
(C) カツセマサヒコ・幻冬舎/「明け方の若者たち」製作委員会
ヤッターーーーーーー(≧▽≦)!!!!
待ってましたの、今をときめく若手俳優たちが出演する「イマ」が舞台の日本映画!!
北村匠海!!(ガチイケメン!!)
黒島結菜!!(マジで好き!!)
青春映画!!(大好物!!)
という文句なしの一本。
リアルで痛いに違いない。
誰もが古いかさぶたを剥がされるに違いない。
でも、ダメだとわかっててもどうしても引っ張ってしまうささくれのように、
どうしても気になる映画です。
楽しみすぎるーーーーー( *´艸`)
公式サイトhttp://akegata-movie.com/

1月28日公開
「前科者」
(C) 2021 香川まさひと・月島冬二・小学館/映画「前科者」製作委員会
キターーーーーーーー!!!!
有村架純、中劇に降臨!!
嬉しいなあ(*´з`)
有村架純も好きだし、ゴー・モリタ(森田剛)も出るし、
今、私が激推し中の磯村勇斗まで出るってか!!
そして「監察医 朝顔」(観てましたーーー!!!面白かった!!)の原作者が描く感動作を、「あゝ、荒野」岸善幸監督が映画化ですよ?
絶対観たいじゃん!!
しかもこれ、ドラマ版がすでにWOWOWにて放送・配信開始してるんです♪
だけでなく、毎週土曜よる10:30各話放送後、
WOWOWオンデマンドとアマゾンプライムビデオで見逃し配信中!!!
(WOWOW→
アマゾンプライム→
・・・・というわけで、私。
見ました( `ー´)ノ
たまたま、アマゾンプライム入ったばっかりだったんですよ!
私が大昔から事務所推し継続中のJ事務所から先日デビューした某アイドルグループ「Nにわ男子」の密着ドキュメンタリーをアマゾンプライムで独占配信中なのでね( *´艸`)
もちろん見たいじゃないですかー(?)!!
迷わず、即、入りましたけどね(*´з`)
え?自担はまた別G(私が応援しているグループはそれとは別、という意味)ですけどね?
事務所の後輩は応援しなきゃだし、
イケメンは地球を救いますからね♪
推しはたくさんいたほうが毎日ハッピーですよ!
推しなんか、なんぼあっても困りませんからねー(´ー`)/
(→ヲタクの戯言はスルーしてください)
とにかく、だから入ったばっかりだったんです、アマゾンプライム
なんてナイスタイミング!!
タイトル通り、「前科者」たちの更生・社会復帰を目指す保護司を描いた作品。
現在、1話目の見逃し配信中。まだ間に合う!
面白いです!
せつないけどユーモアがあって、
クスッと笑いながらもギュッと胸をしめつけられるストーリー。
さすがWOWOW、キャストも豪華。
みごたえ抜群!そして1話30分。見やすい!!
そこから始まり、映画へとつながっていくお話です。
・・・・・・これは絶対に、このドラマ版を観てから映画を観たほうがいいやつ(゚д゚)!!
WOWOW契約中の方はもうそのまま見られるし、
アマゾンプライムなら1ヶ月は無料お試し可能、その後は月500円でアマゾンの配送料が無料&配信されているドラマや映画が見放題!
・・・・・って、アマゾンの布教をしているわけじゃないんですけどね(;'∀')
でも観ておいたほうが、映画もより楽しめるというもの。
みなさんもぜひこのドラマ版を観て、準備万端にしておきましょうね♪
公式サイトhttps://zenkamono-movie.jp/

それからまだある!
12月11日のみ限定上映
公開1周年特別上映「天外者」
(C) 2020 「五代友厚」製作委員会
春馬くんがスクリーンに蘇る!
なんだかせつなくなっちゃいますけど、
やっぱり春馬くんは映画館のスクリーンがお似合いですね。
朝ドラ「あさが来た」では、おディーン様(ディーン・フジオカ)が演じて社会現象にもなった五代友厚。
この映画では激動の幕末を駆け抜けた青春群像劇として描かれています。
私も見逃してた作品なので、スクリーンで復活してくれてよかった!
ここからもうこれ以上、歳をとることのない春馬くんの笑顔も目に焼き付けて。。。

そして12月10日から1週間限定上映
「劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ」
(C) 2017 ビックウエスト/劇場版マクロスデルタ製作委員会
現在、かなりの数のリピーターのみなさまに支えられて絶賛上映中の「劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!」がいよいよ終了。
ということで、最後にこちらの旧作を上映して有終の美を飾ってもらおうという企画。
悪くないでしょ(*´з`)
もうすでにこの作品の公式HPが最新作「絶対LIVE!!!!!!」に上書きされていて上映のお知らせができないので、
地道にSNSなどで告知するしかありません。。。
マクロスファンのみなさま、ぜひ告知をお願いします!!


というわけで。
やっば!!
ついこないだまでは中劇、年末の作品が少なくてしかも色みが暗すぎて文句タラタラだったのに、
なぜかいきなりめっちゃイイ感じのラインナップになってません!?
ジャンルも、音楽からおしゃれ若者人間ドラマまで充実!
最高です。
私らスタッフのモチベーションも上がるというもの!
やっぱり、自分が楽しみにしていた映画とか、
いろんなお客さんが来てくれる作品とかを上映しているとテンション上がるんですよねえ(*‘∀‘)/
本格的に寒くなってきましたが、
めげずに劇場へ足を運んでみてください!
気分は晴れるし、暖房費も節約になるし、目の保養にもなるし(?)、悪くない。
長い冬に突入する盛岡ですが、
ひとつひとつ楽しみを見つけて、春まで乗り切っていきましょう♪

最後にお知らせ。
上映が延期になって公開日が未定だった「ドラえもん のび太の宇宙小戦争2021」
公開日が決定しました!やっと。
3月4日公開!!
ムビチケの販売も再開しています。
すでにムビチケをお持ちの方はもちろんそれで観られますので、
3月まで大事にとっておいてくださいね。
それと、中劇は29日から12月2日まで上映機器の入れ替えのため、
連日の上映時間の変更などありますので、
上映スケジュールをご確認いただきご来場くださるようお願いいたします!
1館ずつの作業なので、全体での休館はしないですむのですが、
期間中は1スクリーンでの上映になるので、各作品の上映回数が減ってしまいます(/_;)
それでも12月3日からの怒涛の新作ラッシュには間に合わせようと必死なので、
何卒ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます!
どの作品も1回は回せるようにスケジュールを組んであるので、お許しくださいませ
!!
スケジュールはこちらからご確認くださいね♪
中劇公式サイト PC→http://www.chugeki.jp/


2021年11月12日金曜日

必見!心揺さぶられる大人の映画2本。

こんにちは。
なんだか暖かい11月ですね。
コタツが壊れたけど全然平気!助かる!(それは買いましょう。)
地球温暖化がどうのと、たまに思いついた時だけ言ってはみるものの、
やはり寒いよりは暖かいほうが、
雪は多いより少ないほうが、助かりますもんね。
背に腹は代えられない。
なるべく暖房も使いたくないのよ。灯油も高いんで(>_<)!
ごめんね、北極の動物たち!
そんな自分の薄っぺらい環境への配慮の後ろめたさから、
このごろ白クマのぬいぐるみやマスコットばかり買ってしまいます。。。
つい先日も、でっかいモチモチの白クマちゃんをお迎えしてしまいました♪
絶滅危惧種を我が家で保護(?)!!!
・・・でもそんなことよりも、このままコタツを買わずにひと冬越したほうが電気代が抑えられて環境に優しいのか?
いや、やはりコタツを新調して石油ストーブの設定温度を下げれば良いのか?
それともたくさん着こんで、食事は毎日鍋もの!?
などとしょうもないことばかり考えている11月でした。
というわけで結果、暖房費の節約のため、
なるべく家にいないように映画を観ます( `ー´)ノ
・・・・決意表明。

そんなこんなで、気が付いたら11月もなかばです。
中劇でも私自身が楽しみにしていた作品いろいろ始まっちゃってました(*_*;)
前から、がっつり映画の感想書くために資料も読み込み、
劇場で映画も観て、テレビでやってた特集も見て。
と気合が入ってたんですが。
結局こんな時期に(/_;)
ほんとはもっと早く書かないと映画の宣伝にならないんですけど。。。
月末は・・・・カンベンしてください!!
これでも一応、仕事あるんで(;´Д`)
と、精一杯の言い訳をしたところで、
まずはすでに観たい人は観てしまったであろう10月29日から上映中のこちら。
「モーリタニアン 黒塗りの記録」
© 2020 EROS INTERNATIONAL, PLC. ALL RIGHTS RESERVED.
すごかったですね。
アメリカ同時多発テロを引き起こしたメンバーとされ、
テロリストを中心に収容するグアンタナモ収容所に拘禁された青年モハメドゥ(モーリタニア人=モーリタニアン)の、地獄のような投獄生活。
司法手続きなしに長期拘禁され、厳しい尋問や拷問を強いられる様子が、
本人の手記をもとに描かれています。
2015年に出版されたこの手記。
アメリカ政府による検閲で多くが塗りつぶされたもので、
しかも出版当時はその著者はまだグアンタナモに収容されていたという異例尽くしのこの本は、
瞬く間にアメリカで大ベストセラーとなり、
その後、世界20か国で翻訳され刊行されました。
そしてこの手記をどうしても映画化したいと名乗り出たのが、
そう!我らがベネ様!
イギリスの至宝!ベネディクト・カンバーバッチだったのでした。
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さすがです(*‘∀‘)
ベネ様クラスの超一流俳優になると、プロデューサーとしての腕も一流なんですね!
当初、自身の映画製作会社でプロデューサーに専念するはずだったのが、
完成した脚本に感銘を受けて、やっぱり自分も出たくなっちゃったという。
そして、そこはベネ様でよかったー!!!の満点以上の素晴らしさ。
親友が9・11でハイジャックされた機に搭乗していたという怒りと、法律家としての正義に悩みながら起訴を担当するスチュアート大佐(実在の人物!)の役は、
このベネ様しか考えられない!
そして最初はあまり乗り気でなかったはずが、調査を始めると次々出てくる驚愕の真実に弁護士としての使命や正義を揺り動かされる主人公ナンシー(こちらももちろん実在!)役のジョディ・フォスターがまた完璧にハマり役!
© 2020 EROS INTERNATIONAL, PLC. ALL RIGHTS RESERVED.
この稀代の名優二人のバッチバチの演技対決はシビれます。
でもこれ、弁護士vs軍の検察官の裁判対決ではないし、
犯人を捜せ!でもない。
お話は、複雑なようでいてごくごくシンプル。
9・11の容疑者として拘禁された一人のモーリタニア人青年モハメドゥの容疑に対して、
その不当な長く厳しい拘禁生活を軸に、
弁護士と検察官、それぞれの立場からまっすぐに事実を見据え、
いろいろな葛藤や困難に見舞われながらもお互いの正義を貫いて真実に辿り着こうとする姿を描きます。
その描き方はまさに中立であり公平。
モハメドゥを真ん中にジョディ・フォスターベネ様、両方の立場からまっすぐ真摯に疑問や真実に向き合います。
実在する登場人物が存命で、しかも実際の出来事からそれほど時間がたっていない実話ものの映画化は難しいと言われていますが、
この作品では原作に忠実なだけでなく、
著者モハメドゥ弁護士ナンシー・ホランダー検察官スチュアート・カウチ大佐本人たちが脚本の段階から関わりチェックしているので、
こちらの想像以上にリアルで、細かい部分まで誠実に作られているというのが画面越しにも伝わってきます。
エンディングでは、このご本人たちが登場して現在の様子を見せてくれています。
モハメドゥの大きく朗らかな笑顔も、
弁護士ナンシーの美しく凛とした佇まいも、
スチュアート大佐の柔らかい物腰のなかに秘めた芯の強さも、
それぞれ演じた役者と驚くほどリンクしていて、
私は画面を見ながら、思わず大きく頷きました。
監督も数々のドキュメンタリーで高い評価を得ているケヴィン・マクドナルド
エンタメの要素を盛り込みながらも、ヒリヒリとした緊張感とクールな眼差しで、
弁護側と検察側双方に同じ熱量で向き合います。
生々しい事実の暴露や激しく悪を糾弾するような形での作り方ではなく、
誰にでも起こりうるだけに衝撃が強いこのテーマを、
冷静かつドラマティックにスリリングに描き、
心を揺さぶる人間ドラマに落とし込んでいるのがすごい。
声高に人権を叫ぶわけでも、テロへの報復に囚われて暴走するアメリカを擁護するわけでもない。
この明らかなる中立の目線は、イギリスの製作会社によって製作され、監督もイギリス人だからこその公正さによるもの。
なんかこの、冷静で客観的な事実の描き方、最近もあったなあ~・・・と思ったら。
「クーリエ 最高機密の運び屋」も、
「ONODA 一万夜を越えて」も、そうでした。
事実をもとにした実話の映画化で大事なのはやはり、
片側からの一方的な語り口ではない冷静で客観的な目線ですよね。
それが、事実をよりリアルに浮かびあがらせ真実を描くことにつながるのだと思います。
そういえば「クーリエ」では、ベネ様はソ連に拘禁され拷問を受ける役を演じていましたし、
そもそも国交断絶したキューバにアメリカ軍の基地があり現在も収容所を使っているというのも〝アメリカがキューバの独立を援護した見返り”だったので、キューバ危機を題材とした「クーリエ」に関係しますね。
この秋の「中劇・漢(おとこ)祭り」、さりげなくいろいろつながってましたね!
今、気付いたけど(;'∀')
ちなみに、次にご紹介する「サウンド・オブ・メタル」の主人公ルーベンを演じているパキスタン系イギリス人のリズ・アーメッド
彼は2006年にマイケル・ウィンターボトム監督の「グアンタナモ、僕たちが見た真実」に出演、アルカイダのメンバーと間違われ、グアンタナモに送られた青年を演じていて、
こちらもさりげなくつながっていて、まるでわざと特集したみたいになってますね。
もちろん偶然だけど(*‘∀‘)
話がそれたので戻しますが、サブタイトルにもあるようにこの作品は、
都合の悪いことを黒塗りで潰して強引に事実を捻じ曲げ一人の人間の人生を変えてしまった大きな国家と権力の闇を描いた映画ではありますが、
政治も宗教も人権もとりあえず脇に置いておいて、
一人の人間としての尊厳や、真実に向き合い正義を全うしようとする者たち(それは実際に国家と闘った人たちだけでなく、この映画を誠実に作ろうとした人たちも含めて)のパッションと真摯さに心をゆさぶられる作品でした。
ていうかこの映画、なんでアカデミー賞に全然ノミネートもされなかったの!?
ゴールデングローブ賞にはノミネートも受賞もあったんですけどね。
そんなところにもアメリカの闇をチラッと感じたりしつつ、
それもまた面白いじゃねーか!と思ったりする映画ヲタクでした。
© 2020 EROS INTERNATIONAL, PLC. ALL RIGHTS RESERVED.
現在、グアンタナモを強化して拷問などを合法化しようとしていたトランプ政権から、
グアンタナモの閉鎖に動こうとしているバイデン政権になったアメリカですが、
自由と民主主義を謳う大国アメリカが今後この問題をどうしていくのか、
今までグアンタナモについてそれほど詳しく考えたこともなかった私も、とても気になる問題となりました。
こうしていつも、映画から世界のこと、政治のこと、国際問題のことを学んでいる私です。
今回の映画についても、もっと書こうとすれば書けるんですが、
こういった実話ものは特に、書けば書くほど陳腐になるというか、
自分の語彙の無さと知識の薄さに失望して先に進めなくなるのでやめておきます。
それに、お話がシンプルなだけにあまり細かいことを説明しようとするとこの映画のせっかくのスリリングで臨場感のある映像体験が半減してしまいますからね。
まだ観てない方はぜひ!
爽快なラストに胸がいっぱいになる、重厚な人間ドラマです。
公式サイトhttps://kuronuri-movie.com/


もう一本、この秋絶対に観たほうがいい、大きく心を揺さぶられる人間ドラマ。
「サウンド・オブ・メタル」
© 2020 Sound Metal, LLC. All Rights Reserved.
この映画は、とにかくすごい。
小説でもマンガでも映画でも、その世界観のなかに入っていこうとするときこちら側は必ず、自分が役に入り込むか、客観的に追うのかを選択することになるのですが、
作り方によっては最初から主人公目線で描かれていたり、
ナレーションありきの作りだったり、いろいろですよね。
そしてこの映画はというと、完全に自分が主人公。
観ている観客が主人公になって、彼が目に見えているものや聴こえてくる音を感じます。
描き方はクールですが、もう始まってすぐから私はこの〝ゴリゴリにタトゥーが入ったアジア系イケメンのドラマー”になってました。
メタルバンドの激しい演奏、恋人の声、コーヒーを淹れてスムージーを作る音、街の喧騒。
毎日、当たり前に耳にしていたさまざまな音が、ある日、聞こえなくなってくる。
主観的なカメラの使い方と、主人公がその瞬間に実際に聞こえている音を組み合わせることによって、観客自身がそれを体感しているような疑似体験状態に。
聞こえていた音が徐々に聞こえなくなってくる様子、
そのことに戸惑いつつも冷静でいようともがく自分、
新しい世界に踏み出さなければいけないことはわかっているけどどうしても受け入れられない葛藤と、
すこしずつ見えてくる本当の自分と周りの人々とのつながり、
そしてわずかな希望にすがって無理をして手に入れたものと、
その先にあるものー。
「音を聴く」のではなく「音を感じる」
「聞こえなくなっていくことを実感する」
そして「聞こえないことを感じる」不思議な体験。
これは、家のテレビでは半減してしまう音響効果。
さすが、アカデミー賞で音響賞を受賞しただけあります。
絶対に劇場で、大きなスクリーンで、最上級の音響設備で観たほうがいい、
いや〝体感”したほうがいい映画です。
© 2020 Sound Metal, LLC. All Rights Reserved.
主人公ルーベンが選んだ道は、正しかったのかそうでなかったのかはわからないけれど、
すごくわかる!その気持ち、よくわかるよ!とせつなくなります。
もう最悪!人生終わりだなんて思ったときに限って、
もしかしたら!とか、きっとこうすればすべてがうまくいくのでは?
と、少しの可能性に賭けてみたくなるもの。
そこからの後半はせつなく、胸がギュウッと苦しくなりましたが、
決して重く暗いお話ではありません。
悪い人は全然出てこないし、むしろみんなそれぞれに自分の事情を抱えながら常に周囲の人たちのことを思いあっていて、温かくて素敵。
シビアな現実や、やるせない出来事に見舞われながらも、
誰かと心が通じる瞬間の輝きや、子どもたちと戯れるときの笑顔、
静けさのなかに感じる希望をスクリーンに焼き付けて、
主人公ルーベンを自分の中に感じる2時間。
「なんか、すごいの観たね。」
この映画を観たあと、スタッフSさんと交わした言葉です。
その次に二人ともほぼ同時に口から出たのは、
「ていうか、ルーベン(主人公)めちゃくちゃカッコよくない(゚д゚)!!??」
「だーかーらーーーーーー(゚д゚)!!!!!」(→イントネーションは盛岡弁で。鼻濁音の〝か”にアクセントです。)
まあ、口を開けばイケメンの話ばかりしている私とSさん。
とはいえ、好みが全く違うので好きなタイプがカブることはまず無いのですが。
・・・今回はカブりました。
「いや、マジでかっこよかったよね!」
もうみなさん、それだけで観る価値有ります( `ー´)ノ!!
映画を語ってたと思ったら急にイケメンの話でチープになりましたけど。
でもそれも大事な要素。
彼、リズ・アーメッド
上の「モーリタニアン」のところで少し出しましたが、
マイケル・ウィンターボトム監督の「グアンタナモ、僕たちが見た真実」で長編映画初出演(それもすごい)、
なんと「ローグワン/スターウォーズ・ストーリー」「ジェイソン・ボーン」にも出てたりしますが、
絶対にこれからキます!!絶対!!
観ておいたほうがいい!
なによりとにかくカッコいいし!!(?)
この役が、また彼の持つ雰囲気にピッタリですごくいい!!
内に秘めるタイプの、多くは語らないけど不器用でまっすぐな男子。
最高です。好みです♪(は?)
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ルーベンの恋人役オリヴィア・クックもまたいい!
「レディ・プレーヤー1」の彼女ですが、
前に中劇では若かりしころの彼女の作品「サラブレッド」を上映していました。
あのときは普通にギャルで、「また若くてイキのいいの出てきたな」くらいだったんですが。
今回、少し大人びて、ファンキーななかにも複雑な表情を見せる魅力的な女性を演じています。
彼女の気持ちもわかるーーーー(/_;)!!!!
で胸がしめつけられて泣きそうでした。
お互いがお互いを思いやるその気持ちがせつなくて。
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今年の米アカデミー賞では作品賞・主演男優賞・助演男優賞・脚本賞・音響賞・編集賞の6部門ノミネート。
受賞は音響賞(これは文句なし!)と編集賞の2部門にとどまりましたが、それはしょうがない!
なにしろ最優秀作品賞は「ノマドランド」(仕方ない!)だし
主演男優賞はアンソニー・ホプキンス(これも仕方ない!)だし
脚本賞だって「プロミシング・ヤング・ウーマン」(中劇でやったしね!!)だし!
だからもう、結局のところ受賞したのと同じですわ(?)
それに、受賞以上にすごいのは、主演男優賞にノミネートされたリズ・アーメッド。
オスカーの主演男優賞にノミネートされた最初のイスラム教徒であるということ。
いま、イスラム教徒への風当たりが強いのはアメリカだけではありませんが、
世界中でイスラム教の信者が多いのもまた事実。
それこそアカデミー賞では最近、女性クリエーターや黒人、アジア人もノミネート・受賞が急激に増えてきてはいますが、なんとなく世間の空気を読んだ感じがしなくもない。
それでもエンタメ業界の頂点ともいえる米アカデミー賞で、
人種や性別・宗教なんかの区別なく作品や個人が評価されるようになってきたことは素晴らしいこと。
もっともっと間口が広がればいいのにね!
この作品は、世界中でバリアフリー字幕付き(聴覚障がい者も映画を楽しむための字幕)で上映されており、日本でも上映するすべての劇場でバリアフリー字幕付き上映。
ふだんはあまり映画を積極的に楽しめないという方にもぜひ映画館で観る映画を堪能していただきたいです。
周りにもしもそんな方がいたらこの映画を教えてあげてくださいね!


さてさて、今年ももう残すところ1か月ちょっとということで、
ほんとに、コロナだろうが不景気だろうが時間というものは容赦ないなとせつない気持ちになりますが、
そんなつまらないことはえいっとどこかにぶん投げてやって、
日々、小さな幸せにちょっとずつ満足しながら過ごしていこうと、
固く心に決めたBBA(→ババアの意味らしいです。親戚の女子中学生に教わりました。)の年末でした。
そして、やっぱり思ったことは口にしたほうがいいよね!
と実感したこの数日。
前のブログで「黒いチラシばかりじゃなくてキラキラがやりたい!若い子が劇場に来るような映画をやりたい!おしゃれな映画がやりたい!」
天に向かって叫んだ(?)私でしたが、
それが結局、壮大なる匂わせになってしまったことをお詫びします。
あの時点では匂わせではなかったんですが(;'∀')
次回、ちゃんとご紹介しますね。

さ!
やっと書き終わったからおやつ食べよう(*´з`)
今回も更新するまでだいぶ時間がかかっちゃいましたが、
中劇ではできる限り上映期間をゆっくり取ろうといつもがんばってはいるので(たとえあまりお客さんが入らなかったとしても、良い映画は長くやってたくさんの人に観てほしい!・・・・作品が多すぎてどうにもならないときや、あまりにもひどいときはさすがに切りますけど。。。)
のんびりお付き合いくださいませ。
充実した秋を、そして年末をお過ごしくださいね!


中劇公式サイト PC→http://www.chugeki.jp/

2021年10月26日火曜日

おしゃれ映画♪(ネタバレ有り!)からの漢(おとこ)映画祭り

こんにちは。
もうすぐ冬、ですね。
私の記憶では10月末に雪が降った覚えがあるので、まあ、もうほぼ冬です。
ここから3月までは辛抱の季節です。
しかし盛岡、冬長いなあ(/_;)
雪かき、朝の渋滞、道路の凍結、灯油代。。。
考えると頭痛がします。
もう現実逃避して楽しいことだけ考えるようにしましょう!
焼肉、推し活、お酒・・・・・♪♪♪
とはいえ、なんにせよ先立つものが(;´Д`)
・・・・・働きます。まずは働きましょう!!
生きる理由なんて「死にたくない」だけでいいのだ!
と誰かが言っていましたが、
働く理由だって「お金が必要だから」でいいですよね。
働きますよ!
ええ、ええ、働きますとも!
週に一度だけでも発泡酒じゃなくてビールを飲むために!
数か月に一度だけでも焼肉に行くために!
思いっきり、推しを応援するために!
北国には厳しい季節ですが、
みなさんもあまり先のことを考えてブルーにならず、
小さくても目の前の楽しいことを考えて過ごしてくださいね。
そしたらきっとそのうち春が。
そう、春がっ!
・・・・・・雪が溶けるまで半年はかかるけどね(;'∀')

さて、大人シーズン突入の映画業界。
みなさん、映画観てますか??
私も観ました、重い腰を上げて。
キノコのドキュメンタリー(面白かった!)と、そう、これ。
「ショック・ドゥ・フューチャー」
(C) 2019 Nebo Productions - The Perfect Kiss Films - Sogni Vera Films
中劇にしては珍しく、宣材のビジュアルがめちゃくちゃおしゃれでビックリしましたよね!
1978年パリ
エレクトロ・ミュージックの世界的なブレイク前夜。
シンセサイザーやリズムマシーンなどの電子機器が普及しはじめ、
日本ではYMOが結成された年。
若くて、ビジュアルも良くて、しかも好きなことを仕事にしている、
傍目から見たらリア充な女子・アナのほんの些細な一日のお話。
新しい音楽に出会って興奮する気持ち、
大好きなものに熱中してそれ以外見えなくなっちゃってる時期のヲタクの姿、
すごく気が合って仲良くなれそうな人に出会った時の喜び・・・。
そんな、誰にでもあったはずの若かりし時の、
なんでもない日常のほんの一瞬の一コマが、
まるで当時のホームビデオで撮ったかのようなアナログなフィルムの質感で、
全く普通の女の子の一日を映し出しているように見せながらも、
実はオープニングからエンディングまで徹底したこだわり方で、
ストーリーはもちろん家具から小道具、衣装までゴリゴリの音楽ヲタクの監督によってすさまじいほどの「とにかくヤッベー」レベルの、
音楽ヲタクにしかわからない音楽ヲタクのための音楽ヲタク映画として描きだされています。
私のようなごくごく普通の一般ピープルが観ると、
カースト上位の素敵女子のとある一日、なんですけどね。
オープニングがとにかくおしゃれでめちゃくちゃクール!
ここにけっこう時間をかけているところを見ると、
もうなんかこの監督が描きたかったのはここだけなんじゃないかと思うほど。
ここからのワクワク感がたまらない!
主人公アナの、美しさと寝起きのラフな姿の見事なコントラストがリアルだし、
そして全体を包むぼんやりとした気怠い空気感が、
この時代のなんともいえない気配を映し出してて最高。
そして、ここからどうなるのかと思っていたら!
さ!どうする!?どうくる!?
・・・・・なんとなんとずーっとお部屋!
とにかくお部屋にいるんです。
斬新。
あ、「これから観るヨー!」って方は微妙にネタバレしちゃうので、ここから飛ばしてくださいね。
まあ、ネタバレっていうほどの大きな起承転結は無いんですが、
やっぱり楽しみにしている映画は、他人の感想なんか聞かずに観たいですもんね!
そうそう、それでやっと外へ出たかと思うと、別のお部屋へ。
あら、またお部屋なのね。
さあ!そして、いよいよ面白くなってきたぞ!どうなる、どうなる!?
‥‥と思ったら。
終わってました( ゚Д゚)!!!
え、ウソでしょ!?
絶対ここから面白くなるんですよ!
もっと上を目指して、前を向いて進みたい若き主人公と、
ジェネレーションギャップで全く話の通じない上司がいて、
壁にぶち当たり、
でもそれを乗り越えられそうな出会いがあり、
何か光を見出して、
行くぜーーーーー!!!
ってところで。
マジか。。。。。(゚Д゚)!
まあ、そもそもこの映画、90分弱。あっという間なんですが。
アメリカ映画かイギリス映画なら、
このあと絶対エモくて胸キュンな青春か、爽快なサクセスストーリーに持ってくはずなんだけど。
そうだった・・・・これフランス映画だった・・・・!
「ここで終わるからいいんじゃないか!」と豪語する、破格におしゃれな方がいたらその方に私は言いたい。
「このあと絶っっっっっっ対に面白くなるよ(>_<)!続編、作って持ってこーーーーい!!!」
とね。
あ、書きすぎですかね(;´Д`)いや大丈夫。
この映画は、ストーリーじゃないんです。
ディテールがメイン。
私は音楽ヲタクじゃないので、ここでかかってる曲って!とか、
ここに飾ってあるあれは・・・・!?とか、
このマシーンはもしかして!!とか、
そんな楽しみ方はできなかったんですが、
いろんな界隈のヲタクのはしくれではあるのでなんとなく匂いで気がつきました。
「きっとこの場面は、音楽ヲタクがニヤニヤしているのだろうな」
「たぶんここで音楽ヲタクは身悶えするほど喜んでいるのだろうな」ってね。
(C) 2019 Nebo Productions - The Perfect Kiss Films - Sogni Vera Films
そしてそれだけでなく、ほんとに小さな世界でのほんの一日のことを描きながらも、
あちこちでプカプカタバコを吸う姿や、
「女だから」「男はそんなことしない」なんて今なら大騒ぎになっているであろう言葉を発するオッサンなど、
その時代の空気や世相なんかを細かくリアルに映し出しているのがいい!
究極のヲタク映画でありながら、誰もが共感できるドラマでもある。
ま、主人公アナの美しいお顔とスラッとして凛とした雰囲気の立ち姿もこの作品を究極にオシャレに、センスよく仕上げている大きな要因なんですけどね。
その美しい容姿のせいで、「美人なんだからもっと違うことやったら」とか言われてしまうフラストレーションや、
偶然のスゴイ出会いがあってここから怒涛の快進撃!?かと思いきやそんな甘くないんだよこの業界は。ってシビアなエピソードもあり、
音楽業界の裏を覗き見ることもできて興味深い。
アナがその未来的な音の響きに魅せられるリズムマシーンが日本製だったり、
監督・製作・脚本・音楽を手掛けたのが国際的に活躍する音楽ユニット〝ヌーベル・ヴァーグ”のプロデューサーであるマーク・コリンだったり(音楽業界の裏側に詳しくて当たり前!)、
主人公・アナを演じるアルマ・ホドロフスキーも祖父が映画監督のアレハンドロ・ポドロフスキーだったりと、
掘れば掘るほどいろいろ小ネタが出てくるこの映画。
音楽ヲタクなら、壁に飾ってあるレコードやポスターだけでも大興奮なのでしょうね。
私は音楽は詳しくないのでそんな重箱の隅までは楽しめませんでしたが、
この時代の空気を感じ、
自分の若かりし頃の自信と閉塞感と高揚感と絶望なんかが入り混じった複雑な状態だった時期のことを思い出し、
なんともいえないしょっぱい気持ちになりました。
そんな、繊細で、尖ってて、悩んでばかりでもキラキラしてて、
肌もツヤツヤで、お腹も出てなくてミニスカートとかホットパンツとか履いてて、
毎日なんかわかんないけど走ってた(大通りを?酔っぱらって?)あのころをね、
思い出したわけですよ(なんの話?)。
で、だから!
だからこそ、この続きを観せてくれよ(;´Д`)!!
私は映画ヲタクでもかなりわかりやすく単純なほうのヲタクなので、
普通でいいんですストーリーは。
ベタでも、よくあるアオハルでも、んなわけあるかい!なサクセスストーリーでも、
なんなら挫折して別の道を行くほろ苦な群像劇でも。
観たいなあ、この時代のパリの、夢を追いかける女子の青春映画!
この主人公だとかなりのカースト上位のお話になるので、カースト底辺に近かった私とは全く別のステージのお話にはなりますけどね(;'∀')
そして、きっとゴダールトリュフォーみたいな世界観になるんでしょうけど、
それでも観たいなあ。
私の勝手なイメージ的には、ティーンだったころのシャルロット・ゲンズブールが出てた映画たち(大好きでした!)とか、
そのシャルロットのママ・ジェーン・バーキンが出てた映画たちみたいな感じで、
現代の監督が描く、1978年のパリの女の子。
そんな映画、待ってます!!(誰にアピール?)
でももうこの潔く「序章のみ!以上!」といった感じの映画はなかなかないので、
ビックリしましたけど面白かったですよ!
あと1時間までいかずとも、40分くらいあってもよかったけど。
でもそこで終わるのがクールってことなんでしょうか。
ま、なんにせよ私は平凡で普通の映画ヲタクってことを実感した映画でした( `ー´)ノ
映画ヲタクのみなさん、自分のヲタクっぷりを計るためにもぜひこの映画、観てみてくださいね!
サントラももちろん最高♪
公式サイトから聴けますので、ぜひ覗いてみてください。
公式サイトhttps://chocfuturjp.com/


で。
このおしゃれで、ポップなビジュアルのこの作品が終わってしまうと。
中劇はなぜか、『漢(おとこ)!漢!男!押忍!』といった感じの作品だらけになりますが大丈夫ですか?
前にチラッとご紹介したもののほかに決まったものがいくつかあるんですが、
今やってる「ショック・ドゥ・フューチャー」「マクロス」との振り幅!
高低差!
もう、ロビーのチラシ立てが黒ばっかり!暗い(;´Д`)!
そして男臭い!!
なんかかわいいやつください!
キラキラでふわふわなやつ!
ドキドキでワクワクなやつ!
・・・あ、これ匂わせじゃないですよ?
ほんっとに無いんです!
しばらく先まで、この、黒くて男臭くてどっしりした感じのが続きます。
覚悟してください。
11月19日公開「真・三国無双」
(C) 2019 Guangdong Sublime Media Co., Ltd. All Rights Reserved.
これはシンプルにうちの社長の趣味ですが、
なんと今のところ全国で3館しか上映しない!
すごいの持ってきました!
・・・・・レアすぎるでしょ(*_*;)
中国の「三国志」を題材にした日本の大人気ゲームを、
とにかく中国のお金と、技術と、人員をつぎこんで作ったスゲーやつ。
規模がデカすぎて、
「・・・・・ほぇ~・・・・・!」と変な声が出ます。
中国の最新技術、お手並み拝見といきますか。
公式サイトhttps://sangokumusou.com


12月3日公開「白頭山大噴火」
(C) 2019 CJ ENM CORPORATION, DEXTER STUDIOS & DEXTER PICTURES ALL RIGHTS RESERVED
北朝鮮と韓国の国境にある白頭山が突然噴火。
次に噴火が起これば朝鮮半島は壊滅。
タイムリミット有り、お約束の韓国と北朝鮮の対立有りのてんこ盛りでお贈りする、
超絶アクションでインポッシブルなミッションを達成せよ!なディザスタームービー!!!
・・・・・って、ヘトヘトっすね!!
こちらも韓国がガチで本気出してきたアクションと特撮が必見ですね!


12月10日公開「すべてが変わった日」
(C) 2020 Focus Features LLC. All Rights Reserved.
ケビン・コスナーダイアン・レイン!?
え、今って「令和」で合ってます??
もうこの写真、私が中学生だったころ、リバー・フェニックス目当てに買ってたころの雑誌「ロードショー」の表紙じゃないんかい!
「昭和」感が満載の、円熟?いぶし銀?
そんな二人の極上サイコスリラー!
この二人には、心あたたまる人間ドラマをやっててほしかったですけど。
でも気になるから観るけど。
・・・・ホラー苦手だけど観れるかな(;´Д`)


あ、ちなみに私、ガチでホラー映画無理なので、今週金曜日から公開の
「ハロウィンKILLS」については書けませんよ?
 (C)UNIVERSAL STUDIOS
ほら怖い!!もう怖い!!!無理( ゚Д゚)!!!!
「ハロウィン」シリーズの生みの親、鬼才ジョン・カーペンターが製作総指揮です。
って、まあそもそも本気でホラーが好きな方しか観ないと思うので私の説明なんか不要ですよね。
ただ、1作目の「ハロウィン」で主人公を演じて今回も同じ役で続投しているジェイミー・リー・カーティスは、私が高校生の頃、友達がハマってたコリー・ハイム主演の「ドリーム・ドリーム」という映画(どんな映画だったかもう忘れました)を観るためにSY内丸に行ったとき同時上映でかかってた「ブルー・スティール」という警察の映画で主演していて、そっちのほうがダンゼン面白かったという記憶がありまして。
そして私の大好きな映画「マイ・ガール」でもマジで超ー素敵なステップマザーを演じてて「やっぱこの人好きだわー(*´ω`)」と思った女優さんなのでした。
・・・・・・でもやっぱ「ハロウィン」は無理(-_-;)。
公式サイトhttps://halloween-movie.jp/


とまあ、骨太な映画の黒いチラシだらけになった中劇のチラシ立て。
冬休みのアニメまで『呪術廻戦』ときた(*_*;)
もうほんと、かわいいのくれーーーー!!!!!
・・・・・かわいいのとかおしゃれなのとか、決まったら張り切ってご紹介しますので楽しみにしててくださいね!
・・・・・しばらくないけど(/_;)!!!

そんなわけで中劇、冬も頑張ります!
ナウでおしゃれでトレンディな映画、探しますよ~!
でも中劇得意の急遽決定シークレット上映があるかもしれないので、
たまにはHP覗きに来てくださいね!



中劇公式サイト PC→http://www.chugeki.jp/