2017年6月30日金曜日

ベネ様のお膝に座れるスタンディ、盛岡中劇に登場!ショコラも必見。

こんにちは。
梅雨入り!と騒いでいたのに、このごろカラッと(ガリッと)晴れて暑い日が続いていますね。
週末から崩れるようですが、
私は夏を先取りで、すでにあちこち虫に刺されています(-_-;)
なんででしょう!?
アウトドアなんて大嫌い、しかも家と会社の往復しかしてないのに!!
お腹とか腿とか、腕の内側とか・・・地味に気になるところばかりでムカつく!!
・・・てことは家か!クッソー!
毎年、私ばかり刺されてる気がする(>_<)!
世の中にはもっと、若くておいしい血がたくさんあると思うんですけど!
熟女好きの蚊なんでしょうかね!?
だから夏は嫌いなんだよなあ・・・(-"-)!
早く秋になればいいのに。。。!
そう、明日の朝起きたらもう、8月の末だったらいいのに!
8月26日、「嘆きの王冠」シリーズ上映開始の日だったらいいのに(´▽`)!
って、そんな私が首を長くして待っているのが通じたのか、
中劇ロビーに、あれが到着しました。
あれ。
公式サイトなんかではだいぶ前から紹介されていて、
ベネ様ファンの間ではずいぶんと話題になっていたらしいこれ。
「『嘆きの王冠』ベネ様のお膝に座れるスタンディ」!!
イイですねえ!!!
東北、初登場(≧▽≦)!
でも、ベネ様ベネ様ですけど、
英国王室きっての悪童、いや暴君で有名なリチャード三世ですからね(・_・;)
後ろから首をかっ斬られてもおかしくない姿勢になりますが、
私はもちろん、ベネ様ファンのみなさまも、
「ベネ様になら殺されてもいい♡」
って方ばかりだと思うので問題ないですね♪
ここでぜひ、記念写真を撮っていってくださいね!
え、リチャード三世、知らない?
これこれ(!?)
©Carnival Film & Television Limited 2015. All Rights Reserved.
これはベネ様ですけどね(゚∀゚)/
リチャード三世って、どんな悪者なのかって?
そりゃあー、やっぱり映画観てもらわないとなんですけどー(*´з`)
まあひと言で言うなら、
王位に就くため身内を次々と殺していった方。
まだ子供であった甥とか、なんと妻まで!
しかもかなり残酷に殺していったようだ。
と、言われていますが、どうなんでしょうね?
こういった王位なんかを争う歴史の話は諸説あるのが定番だし、
どこの国でも往々にして勝ったほうの言ったことが正論として伝わるものなので。
まあ、この方はだいたいが悪者として描かれてはいるんですが、
「違う!そんな人じゃなかった!」という人(団体)もいるようなので、
真偽のほどは世界史の闇の中、もう誰にもわかりません。
今回はシェイクスピア原作のものなので、がっつり悪者で描かれております。
数年前、このリチャード三世の遺体が発見されたと大騒ぎになったりもしましたが、
三十そこそこで戦死したとされていたこの方、
その出てきた骨にはごっつい傷がいくつもあって、
頭蓋骨が削り取られたあとがあったり、
それはもうひどい死に方だったんだろうとのこと。
と聞くと、やはり自分がやってきたことの因果応報のような気もしますけど。。。
とりあえずはシェイクスピア版、ベネ様演じる超腹黒の暴君リチャード三世を堪能しましょう(≧▽≦)!
劇場版本予告のほかに、ベネ様の腹黒リチャード版の予告があるので、
ちょっと観てみてください!↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=GAGMpQ2qvP0
怖い怖い怖い怖いっ!
ベネ様、マジ怖いから( ゚Д゚;)!
・・・でもその血も凍るような冷たい目つきも好きだけど(´▽`*)♡
(・・・・・。)
と、そんなこんなで、スクリーンでの暴君ベネ様が観られるまであと2カ月♪
・・・・・まだまだでした(ノД`)
夏はこれからですもんね。
ああ~・・・待ちどおしい!!
「嘆きの王冠」公式サイト→https://www.hollowcrown.jp/

さて、久しぶりに熱くなりましたが、
「嘆きの王冠」の前にまだまだいろいろ作品が待機中の中劇です。
今週末7月1日からは、『ショコラ』
(C) 2016 Gaumont / Mandarin Cinema / Korokoro / M6 Films
フランス史上初の黒人芸人ショコラと、
彼を支え続けた相方の白人芸人フティットの、
愛と涙に満ちた感動の実話。
20世紀初頭。
当時のフランスは、「人間動物園」として植民地の有色人種が見世物になっていたほど人種差別がひどかった時代。
そんななか、奴隷の子として連れてこられたショコラが、
白人のフティットとコンビを組み、エンターテインメント界に革命を起こす偉業を成し遂げたのは、ほんとに奇跡に近いすごいこと。
田舎のサーカスで始まった芸人生活でしたが、
瞬く間にパリで一番の人気芸人にのぼりつめ、
貴族のサロンに引っ張りだこ、ムーランルージュやオペラ座にまで登場して一世を風靡。
映画を発明し「映画の父」と呼ばれたリュミエール兄弟が、
この二人の姿をフィルムに残し、「映画史上初めてスクリーンに登場した芸人コンビ」として記録されています。
フランス印象派の有名な画家ロートレックも、この二人の姿を絵画に残していますし、
ゴダールフェリーニなどの映画監督をはじめ数多くのアーティストたちにも影響を与えた伝説の芸人コンビとなりました。
でも。
人種差別の根は深く、ショコラは生涯、その人種差別やそこから派生するさまざまな出来事に苦悩し、その才能も未来でさえもがその闇に取りつかれていってしまいます。
ちょうど万国博覧会が開催されたりして、世界の文化の中心だった“光の都・パリ”で、
ありとあらゆる人々を熱狂させたエンターテイナーとして活躍しながらも、
人種差別と歴史の波に消えて史料もほとんど残っていない伝説の芸人・ショコラ
没後100年の今年、映画となって甦りました。
ショコラを演じるのは、「最強のふたり」で黒人として初めてセザール賞最優秀主演男優賞を受賞したオマール・シー
相方のフティットには、なんとチャップリンの実の孫ジェームス・ティエレ
この画像でもわかりますが、道化のメイクをしたこの顔!
ほんとうにチャップリンにソックリですよね!
この方のお父さんは、「ヌーヴォー・シルク」と呼ばれる新しいサーカスの旗手として知られる、サーカス界の第一人者。
そのため、このジェームス・ティエレは4歳からサーカスに出演していたというから、
道化師の動きがなんかやっぱり違うんですよね。
本物ですからね!
そして、華やかできらびやかなベル・エポック期のパリの街並みや文化、
世界中の最先端が集まっていたパリ万博の様子なんかも覗き見ながら、
実在した黒人芸人を取り巻く人間ドラマを描き出していく、
目にも楽しく、みどころ満載の興味深い作品です。
実話なだけにつらく、せつないお話ではありますが、
二人のコンビ愛や、差別や逆境に負けずにショコラを愛し続けた夫婦愛が、
あたたかく、深い感動をよぶ珠玉の一本。
リュミエール兄弟が実際のショコラフティットを撮影したフィルム作品が映画のラストを飾るのも素敵な作り!
それを観ることができるのは映画ファンとしても嬉しいですね(*‘∀‘)
せっかくの「映画の父」リュミエール兄弟の作品だし、
やはりスクリーンでしっかり観ておきたいものです♪
「ショコラ」は、ポケモンが始まる前日7月14日までの上映です。
くれぐれもお見逃しのないように!
「ショコラ」公式サイト→http://chocolat-movie.jp/index.html

いよいよ7月ですね。
今年ももう半年が過ぎてしまいました。
観たい映画も続々と見逃し、
毎日、このごろお気に入りのコンビニスイーツばかりを食べ続けてじゃっかん太り、
(中劇のすぐそばにある青いコンビニの、「あん&チーズホイップの和風パイシュー」ってやつが、めちゃくちゃおいしくてドハマリ中です。みなさんもお試しあれ!ちなみに、あちこち探しましたが中劇のすぐそばのとこでしか置いてないっぽいです~。中劇で映画観るときにでもぜひ♪)
しかも心なしか目も悪くなってきたような( ゚Д゚)!
そして日焼け止めよりも虫よけ、
ダイエットよりも食欲を迷わず選んでしまう、
残念きわまりない私です。
ま、ポケモンで絶対毎年痩せるのでOK(・ω・)ノ
がんばりまーっす☆


★中劇公式サイト PC→http://www.chugeki.jp/携帯→ http://www.chugeki.jp/mobile



2017年6月22日木曜日

ポケモン前売り特典まだありますよ!!ポイントフルで駐車券もOKになりました♪

こんにちは。
とうとう盛岡も梅雨入り、したそうですね。
なんにもしたくなくなっちゃって、休みはひたすら家でゴロゴロしていたい季節です。
わかります。
私もです。
もともとあまり行動的なほうではないですけど、
雨だと、「なんにもしなくていい」「どこにも行かなくていい」とおおっぴらに許可が出たような気がして嬉しいんですよねえ(*‘∀‘)/
晴れてる日にずっと家で過ごすとなんか後ろめたいというか、
なぜか「あーあ、またやっちゃった・・・」って気持ちになっちゃうんですけど、
休みの日に雨だと「ヨッシャ!(外に出なくていい)」ってなるのは私だけでしょうか・・・?

さて、今回はタイトルにもありますが、
珍しく無駄話は無しで大事なお知らせを二つ。

まずはポケモンの前売りについてです。
このごろやけに、
「ポケモンの前売り特典、まだありますか?」
って問い合わせが多いんです。
(C) Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku
 (C) Pokemon (C) 2017 ピカチュウプロジェクト
何かで宣伝したんでしょうかね(゜-゜)??
あのー・・・・まだあります。普通に。
なんでしょうね。
春の「ドラえもん」のときも、急に前売り特典のお問い合わせが増えたと思ったら一気に売れて特典が終了してしまい、その後もかなりのお客様から「欲しかったのにー。。。」なんて言われたりして。
前売が売れるのはいいことなんですが、
買いに来たお子さんたちに「欲しかったのに・・・」なんて言われるとこちらも悲しくなっちゃいます(>_<)
前売特典は、いわば販売促進のためのもので、たいていは先着で数量限定
本気で欲しい人は発売開始してすぐに買ったほうがいいですよ!

映画の公開日近くまで残ってるなんてことはあんまりないんです。
私も前に、特典が欲しくて「ミニオンズ」の前売りを買いにフォーラムさんに行ったら、
特典はとっくに終わってました。。。公開より1カ月以上も前だったんですけどね。
だから、子ども映画の前売り特典は特に、早めにゲットがお約束。
大人のぶんはあとでもいいので(サービスデーのほうが安い場合もあるので)、
子どもが「観たい」「特典が欲しい」と言うときはとにかく子どものぶんだけさっさと買っちゃいましょう♪
子どもの券は800円が底値で、サービスデーや割引券を使っても、800円より安くなることはないので、買って損はまずしません。
大人はサービスデーだと1100円で観られる日もあるので、無理して買わなくてもいいですし、「行けたらそのときに買う」ほうが無駄にもならないですからね。
夏休み、ポケモンを観るのが定番になっている方や、
今年初めてポケモン観に行ってみようかな~・・・の方。
とりあえず子どもの券だけは早めに買いに来ちゃってくださいね!
公式サイトhttp://www.pokemon-movie.jp/


もう一つのお知らせは、中劇のポイントカードについてなんですが。
今まで、「駐車サービス券の販売は有料入場者のみ」だったので、
満点になったポイントカードで映画を観るというときは駐車サービス券をお売りできなかったんです。
それが、「満点のポイントカードで映画を観るときも駐車サービス券が買える!」ようになったのです(^O^)/
遅ればせながらですが、今までよりちょっと便利になりましたので、ぜひご利用くださいね!
中劇のポイントカードは無期限で、
しかも同一グループのぶんはまとめてポイントが入ります♪
「午前十時の映画祭」によくいらっしゃるご夫婦は二人ぶんのポイントをまとめてためて、いっぱいになったらお孫さんにあげているそうです(^_^)素敵!
子ども映画によくいらっしゃるご家族は、「4人で2回来ただけで満点になるんです♪」と喜んでいました☆
一人づつで映画を観るという方でも、ご家族で共有して貯めるのも有り!
実はわりとポイントが貯まりやすいのが中劇のポイントカードです。
期限も無いので、「ずいぶん前にもらったやつがあったなあ・・・・」って方も、
かばんの中や財布の中を、ちょっと探してみてくださいね!


そんなこんなで盛岡は梅雨入りで、沖縄は梅雨明けだそうです(゜Д゜;)!
そう聞くといっそうブルーが入ってしまいそうですね。。。
雨で憂鬱、どこにも行きたくない!
わかるわかる。
でもこの時期の映画館はどこも、大人向けのしっとり系作品が揃っていて、
しかもそんなに混雑もしていなくて静かでいいですよ(^_^)
中劇でも、今週末からは午前十時の映画祭フランソワ・トリュフォー
『突然炎のごとく』が始まるし。
©1962 LES FILMS DU CARROSSE / SEDIF
ジャンヌ・モローの魅力全開、モノクロのパリを背景に大人の三角関係を描いて小悪魔女子の参考にも最適な1962年のフランス映画。
ひたすらおしゃれ~♡
ヌーヴェルヴァーグの旗手・トリュフォー。
スクリーンで観る機会があったら絶対観ておきたいものです。

7月1日からは、こちらもフランス映画ですが実在したフランス史上初の黒人芸人と彼を支え続けた相方の白人芸人の感動の実話『ショコラ』
(C) 2016 Gaumont / Mandarin Cinema / Korokoro / M6 Films
これもイイ感じですねえ!
一人でゆっくり楽しみたい作品です。
フランス映画って、とにかくおしゃれですよねえ!
眺めているだけで素敵です(*´▽`*)
お休みの日。静かなカフェでランチして、
おしゃれな映画をしっとりと観たら、本屋さんでも寄って知的に過ごし、
最後は一杯ひっかけて、いい気分でおうちに帰る。。。。
・・・・・やりたいっ(>_<)!!
それ、すごくやりたいっ!!
言ってる私がなかなかできないことなんですけどね。
休みとなると皮膚科に耳鼻科に眼科と病院のハシゴをしたり(ガッカリですね)
そろそろ出かけなきゃと思いつつ携帯ゲームがやめられなかったり(残念ですね)
さ、行きましょうとやっと車にエンジンをかけようと思ったらバッテリーがあがってしまってて動けない(・・・・・もうなんも言えねえ!)
そういう人です。私って。
でもまあ、ポケモンの夏が来る前の、束の間の静かな時間。
たまには映画を観てゆっくり一日を過ごす。
それを今年の梅雨の時期の目標にしてみようかな♪


★中劇公式サイト PC→http://www.chugeki.jp/携帯→ http://www.chugeki.jp/mobile


2017年6月17日土曜日

情熱のタップ&密室の殺戮ロックフェスティバル!

こんにちは。
なんだかいろいろありますね。
なんで芸能人はクスリに手をだしちゃうんだろうなあ・・・とか。
「たたら侍」打ち切りに関して。
小出恵介、好きだったのになー・・・とか。
→映画『パッチギ!』大好きなのに、あの映画、完全にデスノート状態ですよね(^_^;)
野際陽子がいなくなったらもう「トリック」の新作は見られないんだろうなあ・・・とか。
→なにげにスッゴク好きなドラマでした。
そんな、日々、私の生活に大きく影響を与えるわけではないけれどちょっと心が揺れるようなことをしみじみと感じながら、
平凡な貧乏人の毎日は淡々と、そしてあっという間に過ぎていきます。
気がついたらもう6月も半ば。
まだまだと思っていたのに。
もうすぐ夏ですね。
フゥ・・・・また夏がくるのかー・・・。
ポケモン始まる前に、いろいろ映画観ておこうっと(+_+)

さて、あす6月17日公開は2本。
「グリーンルーム」
(C) 2015 Green Room Productions, LLC. All Rights Reserved.
こちらはジェレミー・ソルニエ監督作品。
前作「ブルー・リベンジ」ではブルーなだけに青を、
今回はグリーンなだけに緑をテーマに作られた、
グロくてハードな、新世代の傑作バイオレンススリラー。
なにしろ主演がアントン・イェルチン
去年のまさに今頃、不幸な事故で亡くなってしまった(自宅で車と郵便受けの間に挟まって死亡)、これからグイグイくるであろうと期待されていた若手イケメン俳優でした。
27歳。早すぎですよね。
子役からキャリアをスタートさせ、『スター・トレック』『ターミネーター4』と大ヒットシリーズにも名を連ねていた、ハリウッド希望の星でした。
旧ソ連出身で、色白でナイーブな印象を受ける正統派のイケメン。
(C) 2015 Green Room Productions, LLC. All Rights Reserved.

つい先月、中劇で上映した『アイヒマンの後継者』にも出ていましたよ。
今回の「グリーンルーム」は、
ようやく出演が決まった田舎のライブハウスに出向いた、売れないパンクバンドのメンバーたちが、
実は狂気のネオナチ軍団の巣窟だったそのライブハウスのグリーンルーム(楽屋)に閉じ込められ、脱出を企てるが・・・。
という、アメリカの「ザ・ホラー」でありながら、
全く新しいバイオレンスという感じの殺戮シーン。
痛いのは苦手なんですけど私。。。
でもアメリカのホラー独特のポップさというかコメディ感もありつつ、
それだけでないせつなさやおかしさの混在した不思議な感覚。
ホラーではお約束の美女ももちろんいるし、
「スター・トレック」「X-MEN」シリーズのパトリック・スチュワート(大御所のイギリス俳優ですね♪)が邪悪でド悪党のクソ野郎を演じているのも見逃せない!
(C) 2015 Green Room Productions, LLC. All Rights Reserved.
舞台がライブハウスなので、パンクでロックな音楽が聴こえてくるのもいい感じだし(サントラCD欲しいくらい!)、
アントン・イェルチンの演奏シーンで「あぁ・・・・(もういないんだ!)( ゚Д゚)!」と哀しい気持ちになったりもして、
「ザ・ホラー」とはいえいろいろと楽しめる作品であります。
血も苦手、人が死ぬのも苦手!なんですけど、
子どもの頃に「13日の金曜日」をテレビでやってたら必ず座布団を抱きながら観ていたし、
「エルム街の悪夢」シリーズを友達の家に泊まり込みで続けて観たり、
「スクリーム」なんかも嫌いじゃなかったりする私です。
観終わったあと、へとへとですけどね(^_^;)
なんでみんな、このてのバイオレンススリラー的な映画、わりと好きだったりするのか自分でもわかりませんけど、
そういう方たちには絶対楽しめる作品です☆
公式サイトhttp://www.transformer.co.jp/m/greenroom/

もう一本は水谷豊監督・主演で話題の
『TAP THE LAST SHOW』
(C) 2017 TAP Film Partners
このところ、この作品のタップダンサーチームが「ミュージックステーション」で生のタップダンスを披露したり、
水谷豊本人がバラエティ番組に出たりしてガンガン宣伝してくれてる、あれです。
水谷豊、というと今は「相棒」なんでしょうかね?
私の中では水谷豊といえば、「相棒」でも「刑事貴族」でもなく、
「熱中時代」の北野広大先生なんですよね、今でも。
当時まさに小学生だった私が、「こんな先生が担任だったら・・・!」って本気で憧れた、
ちょっとなまってて暑苦しくて、でもスッゴク優しいあの先生。
大人になってから観た映画『青春の殺人者』は衝撃でしたけどね。
親を殺してしまう若者とその恋人(原田美枝子かわいかった!!ちなみに彼女は今、上映中の「海辺のリア」に出ています♪)が、痛くてせつない映画でした。
そしてそのころから水谷自身が温め続けていたという今回の「タップ」の企画。
何度も挫折し諦めかけた映画化が、40年たってやっと実現し、
自らのメガホンで製作されたという、この映画に通じる「夢を諦めないこと」を地でいくエピソードですね。
(C) 2017 TAP Film Partners
今回、トップダンサーを夢見る現代の若者たちを、時にシビアなレッスンで鍛え、時には慈しみ見守りながら極みへと引き上げていく、栄光も挫折も嘗めつくしたカリスマ舞台人・渡真二郎を演じた水谷豊
その盟友を演じた岸部一徳
この二人がまたイイんですよね!
岸部一徳は、どんな作品でもどんな役でもとにかく自然に、ほんとに存在する人のような気がしてくるぐらいの演技と存在感が素敵な方ですよね。
そこに、ちょっとオーラのありすぎるくらいの水谷豊がちょうどいい!
この二人が並んで話しているだけで、なんかもうこれだけでいいやって満足してしまいます。
オーディションで選ばれた、演技は初めてだけどタップは本物、という本気のダンサーたちの圧巻のタップシーンは、映画「座頭市」で観客の度肝を抜く時代劇でのタップダンスを担当して日本のみならず世界にその名を轟かせたタップダンサー・HIDEBOHが監修と振付を担当。
「ショウ」「映画」が融合した、新しいエンターテインメント作品になりました。
「引退したスターが、これからの若者を育て、大きな舞台に挑む」
そんな普遍的な人間ドラマでありながら、
ラストのタップダンスショーのシーンは20分越え。
水谷豊監督の情熱と本気が伝わってきますよね。
このタップシーンはとにかく必見!圧巻!最高!と、評価もすごい!
この迫力のタップダンスショーは、
ぜひ映画館の大きなスクリーンで体験してください!
公式サイト→http://www.tap-movie.jp/


そろそろ盛岡も梅雨入りするんでしょうか?
雨ばかりで憂鬱なこの季節、もう映画でも観るしかなさそうですね。
ふだん観ないような映画を観てみるのもいいかもしれないですよ(゜∇゜)/
え、私?
そうですねえ~・・・懐かしい「赤毛のアン」(他館)とか、
しっとりと「昼顔」でも観ますか♪(また他館。)
いや、まずはずっと楽しみにしてたトリュフォー「突然炎のごとく」(午前10時の映画祭)を観ないとね(*‘∀‘)/
そういえば、午前10時の映画祭・夏の特別企画「オードリー・ヘプバーン特集」の特別チラシが作られることになりました♡
近々、届くことになっているので、楽しみに待っていてくださいね!


★中劇公式サイト PC→http://www.chugeki.jp/携帯→ http://www.chugeki.jp/mobile



2017年6月9日金曜日

ベネさま今年も中劇に降臨(*´▽`*)♪ 「嘆きの王冠」決定☆

こんにちは。
岩手県のベネ様ファンのみなさま。
大変お待たせいたしました。
「きっと中劇ならやってくれる!」と切実にお祈りを続けてくださっていた方もいらっしゃるかと思います。
そうです。
やります。
あれを。
あれです。
「嘆きの王冠~ホロウ・クラウン」!!
・・・・・・・・・・(拍手待ち)!!
去年の年末、ナショナルシアターライブ「ハムレット」
超~~~~~良かったですよね!
そこから「ドクター・ストレンジ」を挟んで半年。
待った待った。
まあ、マーベルものの主役だって、もちろん悪くない。
さすがのアメコミヒーローっぷりでした。
でも。
でもでも。
私が、そして同志の皆様が観たいのは、やはり。
やっぱり。
そうですよね!?
「イギリス作品のベネ様」じゃないですか!?
・・・・・・・・・・(激しい同意待ち)!!
そこで、満を持して、やります!
この夏、あの「嘆きの王冠」シリーズを。
一挙上映致します(*´▽`*)!!!
イギリスの王座を巡る激しい争いを描いたシェイクスピアの史劇をもとにした歴史スペクタクルロマン。
「劇場版 嘆きの王冠ーホロウ・クラウン」
(C) Carnival Film & Television Limited 2015. All Rights Reserved.
もとはイギリスでテレビシリーズとして作られたものですが、
この壮大なプロジェクトはやっぱり映画館の大きなスクリーンで観てこそですよねえ!
8月26日から、1作品1週間づつ、7作品連続上映です♪
予告、まだ観てない方はこちらから↓↓
「劇場版 嘆きの王冠」公式サイト→https://www.hollowcrown.jp/

ダメな王様・「リチャード二世」から始まり、
リチャード二世から王冠を奪った「ヘンリー四世 Part1」「ヘンリー四世 Part2」
そしてその後、フランスの半分をイギリス領にした「ヘンリー五世」
血で血を洗う薔薇戦争に突入する「ヘンリー六世 Part1」「ヘンリー六世 Part2」と続き、
ベネ様が“世紀の悪党”リチャード三世を演じる「リチャード三世」までの全7作品。
この壮大な歴史絵巻、もちろんイギリス王室の血みどろで愛憎渦巻く大河ドラマとして全作続けて観ていただきたいのですが、
「1週間づつ7作品!?観たいけど無理ー!」
って方もいますよね。
でもそんな方も、一本づつでも楽しめますから大丈夫(*‘∀‘)/
各作ごとに楽しめる作りになっているので、
全部が無理なら吟味してどれか一本だけでも、ぜひ、スクリーンで観ておきたい!
それにしてもイギリス王室は、今も昔もスキャンダルだらけで面白いですよねえ!
日本ももちろんそうですが、どこの国でも、
国のトップの相続やお金、女に領地で争って築いてきた国と歴史であるというのは当たり前で、しょうがないことではあるのですが、
イギリスに関しては本当に、複雑でハードで、そして面白い。
名前も、「〇☓何世」とかが多くてもう、
いちいち「あれ、この人なんの人だっけ??」ってなりがちだし、
それを調べている間に出てきた名前も気になって調べると、
「あ、あの人のきょうだいか!?ってことは・・・」って判明して、調べものが止まらなくなります。
しかも、やっぱり中世のフランスとイギリスのドロッドロに血なまぐさい領土や相続争いは、シビアで容赦なくて、でもそのぶん面白いんですよね!
シェイクスピアが書きたくなるわけですよ。
そして、そのシェイクスピア原作の歴史大作を、
イギリスを代表するトップクリエーターたちと豪華なキャストで製作。
この規模で、このメンツで、一挙に7作。
ロンドンオリンピック開催にあたり展開された大規模なプログラム。
こんなすごいプロジェクトはもう二度とないだろうと言われています。
それをなぜか盛岡で!?
地道にベネ様やイギリスの舞台を上映し続けてきた中劇です。
これを上映しないわけにはいかない!
さあ、夏の終わりから秋にかけて、
イギリスのドロッドロの歴史絵巻にどっぷりと浸ろうではありませんか!!

8月26日~9月1日「リチャード二世」
ベン・ウィショー、ロリー・キニア、パトリック・スチュワート
 ©Carnival Film & Television Limited 2012. All Rights Reserved.

9月2日~9月8日「ヘンリー四世 Part1」
9月9日~9月15日「ヘンリー四世 Part2」
ジェレミー・アイアンズ、トム・ヒドルストン、サイモン・ラッセル・ビール
 ©Carnival Film & Television Limited 2012. All Rights Reserved.

9月16日~9月22日「ヘンリー五世」
トム・ヒドルストン、ジョン・ハート、ジュリー・ウォルターズ
 ©Carnival Film & Television Limited 2012. All Rights Reserved.

9月23日~9月29日「ヘンリー六世 Part1」
9月30日~10月6日「ヘンリー六世 Part2」
トム・スターリッジ、ベネディクト・カンバーバッチ、アンドリュー・スコット
 ©Carnival Film & Television Limited 2015. All Rights Reserved.

10月7日~10月13日「リチャード三世」
ベネディクト・カンバーバッチ、アンドリュー・スコット、ジュディ・デンチ
 ©Carnival Film & Television Limited 2015. All Rights Reserved.

ちなみにこの作品で、「リチャード二世」を演じたベン・ウィショー2013年英国アカデミー賞テレビ部門主演男優賞を受賞
「ヘンリー四世」「ヘンリー五世」に出演するサイモン・ラッセル・ビール2013年英国アカデミー賞テレビ部門助演男優賞を受賞
そして「リチャード三世」ベネ様2017年英国アカデミー賞テレビ部門主演男優賞にノミネートされています!
もう、楽しみで仕方がないですね!
昔、イザベル・アジャーニが奔放な王妃を演じた「王妃マルゴ」や、
前篇、後篇続けて4時間くらいあったジャンヌ・ダルクの映画(リュック・ベッソンのじゃないやつです)なんかを映画館で観て、
歴史ものをどっぷりとスクリーンで観る楽しみを知った私です。
複雑すぎて、教科書や難しい書物などではなかなか頭に入ってこないイギリス王室のゴタゴタ戦争も、物語として映像で観れば壮大なドラマとして理解できそうですよね!
今回、ベネ様をスクリーンで、しかもイギリスの歴史もので堪能できるというのもやっぱり嬉しい!
ベネ様は10年ほど前、ナタリー・ポートマンスカヨハ(スカーレット・ヨハンソン)が、イギリス王室を騒がせた有名な姉妹を演じて話題になった映画「ブーリン家の姉妹」で、
スカヨハの元夫(スカヨハがイギリス国王ヘンリー8世に見初められて、夫と別れさせられてしまうのです)を演じていましたね!
あの映画も面白かった!
ヘンリー8世は、今回のシリーズの舞台より少し後の王様ですが、
この方もまた、好きな女と結婚するために新しい宗派を作ったり法律を変えたりしちゃうトンデモ国王なので、とにかくイギリスの王室は常にゴタゴタと騒がしい様子が目に浮かびます(^_^;)
話がそれましたが、昔も今もイギリス国民のみならず世界中の人々を惹きつけてやまないイギリス王室の壮大なる大河ドラマ。
もちろんイギリス各地でのロケが行われ、歴史的な建造物も惜しみなく使い、
大金をつぎ込んで製作された、贅沢なプロジェクトなので、
絶対に映画館で観ておいたほうがいい作品です。
今のところ、日本語訳のついたDVDなどは発売されていないので、
今回の映画が大ヒットしたら、そのうちDVD、出してもらえるかもしれませんよ!
でも、この作品はパソコンや家のテレビなんかではもったいない!!
そもそも家で、気が散りながら観るような作品じゃあありません。
しっかり集中してその世界に浸ってこその歴史大作。
がっちりその世界に入っていかないと、登場人物が多すぎて混乱しちゃうかも(^-^;)
なので、ぜひスクリーンで7作品コンプリートしてください!
とは言っても、このシリーズをどうしても観たかった私でさえ、
7作品全て(7週間、毎週一本づつ)コンプリートできるかと言われると、
ちょっと自信がなかったりもしてはいるのですが(;・∀・)
風邪ひいたり、旅行の予定を入れたりなんて絶対できないし、
冠婚葬祭なんかもこの時期はみなさま、ご遠慮ください(>_<)!!
結婚式なんか呼ばれても行かないし、
誰も死なないでね!
ベネ様のほうが大事だからね!
それでも、とにかく、ベネ様の出てる「ヘンリー六世」「リチャード三世」だけは!
なんとしても!
必ず!
観るのだ!!!
何があっても!!!!
という強い気持ちでいることだけは確かです(゜∇゜)/

また、近くなったらいろいろ書かずにはいられないと思うので、
今回はこのへんにしておきます。

劇場版「嘆きの王冠」、豪華ポストカード5枚組付きで前売り中!
特別鑑賞券7枚綴り10500円
こちらの作品は特別上映のため当日券は1800円均一(割引サービス、招待券などは使えません)なので、
この前売券なら1作品1500円で観賞できます♪
1枚でどれを観てもいいので、同じ作品を何回も観る、という使い方でもOK☆
(一回券の販売はありません。)

さあ、ベネ様ファンシェイクスピア愛好家イギリス好きetc...
とにかく集まれーーーー!!!
毎年、秋にはベネ様出演のイギリスの舞台やマシュー・ボーンのバレエなど、
どっぷりとイギリスに浸ってきた中劇。
今年も張り切ってイギリス三昧の秋といこうではありませんか♪
皆様、宣伝のために拡散をお願いしますよ~(^O^)/
あ、チラシも届いて、劇場ロビーには置いてありますので早めにGETしてくださいね!!
まだ行けてないんですが、近々、モスビル、クロステラス、県民会館あたりには設置しますのでお楽しみに!!


★中劇公式サイト PC→http://www.chugeki.jp/携帯→ http://www.chugeki.jp/mobile


「たたら侍」上映終了のお知らせ

すでにご存知かと思いますが、
当劇場で上映中の「たたら侍」は、
出演者の不祥事により、配給会社の決定で6月9日で終了することになりました。
これからご覧になろうと思っていた皆さまには大変申し訳ございませんが、
何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。



こんなことで上映終了なんて、本当に残念なことです。
こういうことも、あるんですねえ。。。
でも中劇は、ちょっとデスノートな劇場でして・・・
上映予定の映画がなにげにトラブったり、
出演者がなんか事件起こして降板とか交代したり、
ちょいちょいあるんですよねえ(*_*)
最近も、いくつかね( ゚Д゚;)!
言うとほんとにやばい劇場みたいな感じになるんで言いませんけどね。
おお怖っ!
もうこれ以上、何もありませんように。。。
まあ、こんなことがなくたって、映画はいつまでも上映しているものではありません。
かなり大ヒットしない限り、そんな長くは上映しませんので、
みなさま、覚えておいてください。
「気になる映画は早めに観ておく」
これ、大事。

それでは今回はこのお知らせだけ。

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2017年6月3日土曜日

日本映画月間!仲代達矢に不倫に、昭和のオールスターまで♪

こんにちは。
先日、モスビル1Fの中劇のチラシコーナーにチラシを補充していたら、
すぐそばで雑談していたおばさまたちが、
「やってないわねえ!いつからなのかしら。でもテレビであんなにやってたのに全然タイトルも出てないのはおかしいわね!秀吉の。ねえ!萬斎さんの。」
と、フォーラムさんの上映案内を見ながら話しているのが聞こえまして。
いつまでも「おかしい」「なんで」「どこで」なんて言い続けているので、
もうガマンできずに私、つい、
「それ!南部興業さんです!6月3日から、ピカデリーさんでやるはずです!」
と言ってしまいました。。。
ええ、他館の映画だってちゃんと案内しますよ(゜∇゜)
だって私も観たいもん☆
野村萬斎さん、好きですから~♡(朝ドラ「あぐり」、最高でした♪)
それに、ビルの5Fの中劇に、
しょっちゅう他館の映画が観たい方が間違って来るので、
そのたびにフォーラムさんの場所やルミエールさんの場所なんかを紙に書いて案内したりしているので慣れっこです♪
でもいつも、心の中で叫びます。
「ここは中劇だよー!!!今度、中劇にも観に来てねー!!!」

さて、気が付いたら6月。
さらに、今、気付いたのですが今の中劇、
偶然にも「日本映画月間」になってました(゜∇゜)/
今、気付くなよ。。。(^-^;)
午前十時の映画祭では1963年の市川崑監督作品、
異色の時代劇「雪之丞変化」
©KADOKAWA 1963
主演は長谷川一夫
この作品が公開になった年に映画界から退いたということなので、
私は知らなかったのですが、
大スタアと言われた長谷川一夫の300本記念作品。
ジャズ調の音楽に、光と闇のコントラストが美しい、スタイリッシュな時代劇。
当時は賛否両論だったらしいですが、
今観てもクールでかっこいい映像美が、さすが市川崑って感じです。
勝新太郎、市川雷蔵、山本富士子、若尾文子と、大映オールスターが勢揃いした豪華な作品。
このメンツが集まるなんて、すごいこと!
昭和の映画スターたち、ぜひスクリーンで見ておきたいですね☆
公式サイトhttp://asa10.eiga.com/2017/cinema/726.html


そして6月3日公開「海辺のリア」
 (C) 「海辺のリア」製作委員会
こちらは、俳優人生65年、仲代達矢84歳の主演映画。
彼が演じるのは、舞台・映画と半世紀以上のキャリアを積み、
さらに俳優養成所を主宰する大スター。
・・・・・って、仲代達矢本人じゃん!?
そう、仲代達矢本人をモデルにして書きあげられた脚本で、
日本を代表するシェイクスピア俳優としても知られる仲代達矢と、
シェイクスピアの「リア王」が重なる圧巻の作品。
かつての大スターに認知症の兆しが見え始めるところから始まります。
いまや見る影もないかつてのスタアと、
そこに関わる人間たちの、
生々しくてリアルな感情と言葉たち。
老いや介護は、もう他人事ではなく、誰にでも起こりうる身近な問題だけに、
クスッと笑えるシーンもありながら、
グサッとくるシビアなせりふに胸が痛んだりも。
かつては黒澤明監督の「用心棒」「椿三十郎」などで
若々しく溌剌としたイケメンぶりをこれでもか!とまき散らしていた仲代先生。
マジでかっこよかったですよね!
私はこの年齢にしてはラッキーなことに、それらの仲代先生のたぶんピーク時のお姿をリバイバルや特集上映などでスクリーンで観れているので、迷わず言い切ります。
「仲代達矢、めっちゃかっこよかった!」
鋭い眼差しが特徴的。
それこそ「用心棒」の、首にスカーフを巻いてピストルをぶっぱなす仲代達矢は最高でしたよ(≧▽≦)!
白黒映画なのに、首に巻いているのがなぜか絶対に“赤いスカーフ”に見えてくるくらいのキザっぷり。
役に入り込み、その役の性格の悪さを最大限に漏らし続ける目力と、計算し尽くされたゲスっぷり。
最高でした(*‘∀‘)
のちにシェイクスピアの『リア王』をもとにした黒澤明監督作品「乱」で主役を演じた仲代達矢が、
それから30年経ち、今回の「海辺のリア」では、芝居への執念と狂気が溢れ出す認知症の大スターを演じて『リア王』が乗りうつるのです。
大きな事件が起こるわけでも、どんでん返しがあるわけでもない、
老いに対峙する一人の男を取り巻く人間ドラマですが、
監督が仲代一人に向けた熱い思いと、
仲代自身が「映画生活最後になってもいいかなと引き受けた」と言う圧倒的な芝居は、
それだけで鳥肌もの。
10月には午前十時の映画祭で、仲代達矢が犯人に振り回される捜査官を演じた黒澤明監督「天国と地獄」が上映になるので、
現在の「大スター・仲代達矢」と、
30歳前後の若かりしころの「若手スター・仲代達矢」をスクリーンで見比べるのも面白い☆
「海辺のリア」では、
阿部寛、原田美枝子、黒木華、小林薫と、
私も大好きな役者さんたちが揃って大スター・仲代達矢をいじめ(絡み?)ます。
まるで生の舞台を見ているかのような圧巻の人間ドラマ。
お見逃しなく!
公式サイトhttp://www.umibenolear.com/

もう一つ6月3日公開「裏切りの街」
(C) BeeTV
ハードボイルドな雰囲気のタイトルですが、
一人の平凡な主婦と、一人のフリーターが、
なんとなく出会い、なんとなく肉体関係を続けて、
意味もなくずるずると現実から逃げ続ける逃避行劇。
それを、寺島しのぶ池松壮亮で。
・・・・観たい。。。。!
なんででしょうね!?
不倫、ドロドロ、R指定・・・そんな作品は世の中にたくさんあるんですけど、
なんでか寺島しのぶ池松壮亮の十八番という感じで、
その2人ならなんか面白そうというか、
観たくなるというか。
もう、寺島しのぶといったら女の情念やエロスを、ど根性で演じるタイプの劇場型女優の代表ですからね。
私が初めて女優・寺島しのぶを見た(認識した)作品は「ヴァイブレータ」
これも、わけありな感じの男女が出会い、彷徨う逃避行(?)劇でした。
寺島しのぶのオーラというか圧がすごいのと、男前な濡れ場に驚き、
大森南朋も、まだ今ほど売れてはいなかったころですが、役がほんとにハマっていてきっとこのときが一番かっこよかったんじゃないだろうかと思うくらいに良くて、
すごい映画だなと思ったものでした。
寺島先生はこの同じ年、「赤目四十八瀧心中未遂」でもわけありな、背中にごっつい刺青の入った女の役で潔いヌードと濡れ場を披露し、
女優としてブレイクを果たしましたね。
そのあとも、嵐の松潤と不倫関係に陥るエキセントリックな主婦(「tokyo tower」)や、
四肢を失い口もきけない夫との生活に苦悩する妻を演じてベルリン映画祭の最優秀女優賞を獲ったりと(「キャタピラー」)、
「この人でなきゃ!」な役を演じて、
強い骨太女優として君臨しています。
池松壮亮も、「ラスト・サムライ」のあの男の子が!
このところは、過激でかなり話題になった「愛の渦」(今回の「裏切りの街」の三浦監督の作品。乱交パーティークラブに集まる人たちのお話で、ほとんどのシーンが裸というR-18作品。ここでもニートの役だった池松くん。。。)とか、
宮沢りえ扮する、会社の金を横領してしまう銀行員と不倫を続ける大学生役を演じた「紙の月」など、
なかなかにきわどい役どころを演じる、演技派の若手実力派俳優のトップに躍り出た感がありますね。
中劇でも上映した「ぼくたちの家族」も良かったですねえ!
ちょっとうつろというか、クールというか、
あまり大きくいろんなものを表に出さないタイプの役者さんですけど、
個性的で面白い役が次々と舞い込むところをみると、
これからもっと面白い役者になっていきそうな予感。
そしてこの映画「裏切りの街」は、
脚本・監督が「何者」「愛の渦」「ボーイズ・オン・ザ・ラン」三浦大輔
・・・「ハマの番長」のほうじゃないですよ(゜Д゜;)!
こちらは、演劇ユニットを主宰し、いまどき珍しく自ら脚本・監督を手掛けた映像作品を多数発表して、その衝撃的で個性的な作風にいま、映画業界がかなりザワついている、
要注目の映画監督・三浦大輔です。
なら絶対観たいよねー(*´з`)
自身の舞台作品を自らの手で映像化したこの作品。
この監督とキャストの組み合わせは気になりますよねえ!
どうにも表現できない鬱屈した気分を抱えた主婦・寺島しのぶ
とことんダメなフリーターがよく似合う池松壮亮(本人は日藝の映画学科卒!ですけどね)。
この日本の映画界を背負って立つメンバーががっちり組んだドロドロ不倫劇、
観ておいて損はないですよ!
公式サイトhttp://uragiri.jp/


さて、夏前のこの時期、しっとりと大人の映画が続く中劇です。
「夏休みに入ると子供たちが家にいて、一人の時間なんて取れないわ!」
な方たちだけでなく、
本格的な夏になると全く映画を観る暇がなくなる私(ポケモンがあるからしょうがない!)のような大人の方々、
それから、春のイベントも落ち着き、また夏のイベントの時期がやってくるまでひとまず静かに過ごしましょうのパリピのみなさんも。
そろそろ梅雨に入るしね、
予定もなくてなんとなく暇な日は、映画館に来ませんか?
静かで涼しく、ゆっくりとした時間が過ごせると思いますよ(´▽`*)


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