2017年11月23日木曜日

日本映画を観る。

こんにちは。
当たり前のように雪が降りだしましたね。
盛岡も本格的に冬です。
私はもうすでに一回転びました(^_^;)
少し雪が積もった日の朝、中央通りの交差点でね。
あそこ、毎年必ず転ぶんですよ!
横断歩道の白線が滑るのは知ってるんですけどね。
今シーズン、いったい何回転ぶのか。。。

気を取り直していきます。
さあ、秋の中劇、お客さんは少ないけどイイ感じの作品が続いていますが、
冬の中劇もこの調子でがんばりますよ!
いや、この調子じゃダメですね(+_+)
作品の雰囲気だけ良くても、お客さんがもうちょっと来てくれないとしんどい・・・。
みなさま、各劇場で面白そうなのいろいろやってますけど、
中劇にも来てくださいね~!
私?
私も、イエモンとかガッキーとかソダーバーグとか、
いろいろ観たいんですけどね。
行けてないですねえ(^_^;)
お客さんが「すっごく面白かった!」と言っていた
『午前十時の映画祭』「グロリア」はなんとか観たいと思っておりますが。。。
©1980 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

そして中劇、今週末公開の作品は2本です。
「パーフェクト・レボリューション」
(C) 2017「パーフェクト・レボリューション」製作委員会
重度の身体障害があり、車いす生活を送りながら、
障害者への誤解を解くために講演やイベントなどで活動を続ける熊篠慶彦さんという方の企画・原案による、実話をもとにした物語。
障害があっても恋愛はしたい、性のことだって興味ある。
それは誰だって同じでしょ!?
そんな、「言われてみればそうだよね」っていう当たり前のことを、
なんとなくタブー視したりとか、
そもそも気付いていなかったり、
そういう認識のズレやなんかをなくしていきたい、
というのが原作者・熊篠さんの活動。
この作品も、熊篠さん自身と実際の恋愛をモデルに、
障害者の話だからといって重くならずに、ポップな恋愛映画として作りたい。
というテーマのもとに、
間口の広いエンターテインメントとして作られています。
主演は、熊篠さんとはもともと友人だったリリー・フランキー
友人だからこそのリアリティで、障害を持つ主人公を演じています。
(C) 2017「パーフェクト・レボリューション」製作委員会
もう説明のしようがないほど売れっ子のリリー・フランキー
最近では『そして父になる』『凶悪』も話題でしたが、
映画『ぐるりのこと』はほんとに良かった!
静かで、淡々と夫婦や二人を取り巻く人々を見つめ続ける映画でしたが、
リリーさんのその地味だけど味のある存在感が、
心を病んだ妻(木村多江が上手いんだ!)を優しく強く支えて、
最後の2人の笑顔につながっていき、
なんていい役者なんだ!!と驚きました。
不思議な魅力ですよねえ!
私はリリー・フランキーの作品で好きなものがもう一本。
NHKのドラマ『洞窟おじさん』
前にもここでチラッと書いたような気もしますが、
これは面白かったですよー!
こちらは実話で、子どもの頃に親の暴力から逃げるために家を出て、
40年以上も山の中で暮らしていた男性の半生を描いたという、
衝撃的で破天荒なお話なんですが、
それがまたリリー・フランキーの朴訥とした存在感と、
ひょうひょうとした演技によって妙なリアリティを生んで、
ものすごくチャーミングな主人公になっていました。
今回の映画「パーフェクト・レボリューション」も、
障害者の姿を描くからと言って説教くさくならずに、
でも張り切りすぎずに、
観ているうちに主人公たちが障害者だってことを忘れてしまうくらいに自然な、
リアルなラブストーリーになっているのは、
やはりリリー・フランキーの独特の佇まいや不思議な存在感によるものでしょう。
もちろん、ストーリーとしてはやはり、
身体障害を持つ彼氏と、人格障害を抱える彼女の恋愛なので、
それはもう次から次といろんな壁にぶち当たります。
周囲の偏見や差別、無慈悲や無理解のまなざし。
そして、ふとしたときに考える、「自分たちの未来」
障害なんかなくたって、みんな誰でもそんな悩みや問題にぶち当たる。
だからこそ、この二人はさらに悩み、傷つき、道を探す。
エキセントリックでハチャメチャな、ピンク色の髪の彼女を演じているのは、
注目株の若手女優・清野菜名
(C) 2017「パーフェクト・レボリューション」製作委員会
前にこちらでご紹介しましたが、
私の大好きな生田斗真くんの彼女といわれている女の子です。
いや、たしかにかわいいんですよ!
ドラマ「ウロボロス」で、なんだこのかわいい子は!?
そんなに大きい役ではないのに、なぜか目を引くなあ。。。
と思ったらその後、交際の噂が出て、納得。
しょうがない。譲るわ。(?)と思いました。
その後も、「コウノドリ」とか「ゆとりですが何か」とかの、
なぜか私の好きなドラマにちょくちょく出てきては私を「ムムッ」と刺激する存在でした。
本格的なアクションができる稀有な女優ということで注目の彼女なんですが、
今回、かなりはっちゃけた風俗嬢を演じて、さらに演技の幅を広げたようですね。
まだまだ若い!
これから面白い存在になっていきそうです。
リリー・フランキーとの絶妙な掛け合いも見事なこのカップルの恋の行方はー?
すでに東京などでは公開済み、
衝撃のラストについては賛否両論でネットでもざわついたらしいですが(^_^;)
軽くポップに作られながらも、だからこそかえってリアルに障害を持つ人たちの日常や考えを映し出しているこの作品。
観る人それぞれで受け止め方は違っていいのでしょう。
夏の、黄色いTシャツの番組のようにかしこまらなくても、
だからといって完全に私たちと同じようにとなるとそれはまた難しい、
そういった現実が、恋愛映画として見ながらたくさんの人たちに届くといいですよね。
脇の小池栄子余貴美子もしっかりいい味だしてます♪
公式サイトhttp://perfect-revolution.jp/

「望郷」
(C) 2017 avex digital Inc.
こちらも、私のツボなキャストが揃っています。
貫地谷しほり
(C) 2017 avex digital Inc.
初めて見た「スイング・ガールズ」のときから大好きです!
そして朝ドラ「ちりとてちん」
女性落語家という難しい役どころでしたが、
天性のコメディエンヌぶりで、ナチュラルでキュートなヒロインを演じていました。
今でも大好きなドラマ。
今回の映画「望郷」では、その明るさやコメディエンヌぶりは封印。
島に縛られ、親にしばられ、孤独や閉塞感から逃れられないまま大人になってしまった女性・夢都子を演じています。
彼女の母親役がなんと木村多江
(C) 2017 avex digital Inc.
上で紹介した「ぐるりのこと」で、心を病んでしまう妻の役を演じて、
日本アカデミー賞最優秀主演女優賞など、この年の賞レースを総ナメにした、
日本を代表する「薄幸女優」です。
そう、なぜか幸薄い役が似合いすぎるこの方。
いるだけで、「きっとこの人、過去に何かあったんだろうな」と思っちゃいます。
今回もドンピシャ、暗く、重い感じの母親役。
さすがの演技です。
原作も湊かなえとくれば、グレーな空、暗くて重い人間模様って感じですよね。
でも今回は、湊かなえ本人が初めてという、故郷の島を舞台にした作品。
原作者の湊かなえがこの映画を観て「ハッとさせられた」と言っているくらいに美しい映像にも注目。
今までの作品では、「全ての人に身近な場所と思って読んでほしい」ということで、
架空の街ばかりを舞台にしていたのですが、
今回、初の故郷・広島県因島が舞台なんです。
現在は「尾道市」になったようですね。
私も大好きな尾道!
大林宣彦映画のロケ地巡りをするために青春18きっぷで行きましたよ~。
また行きたい!
死ぬまでにもう一度、映画「転校生」のロケ地の階段で、
小林聡美になりきって転げ落ちたい。
20年前は若すぎて恥ずかしさがあり、完全再現ができなかったけど、
今ならできる自信がある!
・・・・そんな話は置いといて(+_+)
そう、広島県の因島。
瀬戸内海ですよ。
映画「八日目の蝉」の小豆島も良かったですけどね。
そりゃあもう、綺麗なんてもんじゃないですよ!
地元の人の真似をして、徒歩でフェリーに乗り、
わずか10分ほどのクルーズを経験しましたが(バスがわりなんですよね。)、
まあ綺麗!
こんなところに住んでみたいなあ・・・!
というのは観光客だからなんでしょうね。
田舎の小さな島に住む人たちの、さらに年頃の子たちの孤独感や閉塞感は、
ハンパないものなんでしょう。
島じゃなくたって、この小さな街・盛岡でさえ、
若いころの私には孤独と閉塞感で息が詰まりそうでしたからね。
そもそも日本は島国。
外国へ行くといったら海を渡るしかないんですもんね。
昔から、外へ出るのはほんとに大きなことだったわけですから。
でも、ほんとの大きな壁は、海ではなく、その人自身。
島で生まれ育ち、島に住む湊かなえが描きたかった島の話は、
島特有の息苦しさややりづらさを特徴的に描きながらも、
実は誰でも共感できる、人間の成長や親子のお話。
最後は号泣。
緒方直人や、とにかく上手い子役の演技も圧巻。
これまでの湊かなえ作品とは一線を画す、二つの親子の過去と未来をつなぐ感動ミステリーです。
公式サイトhttp://bokyo.jp/

このあとも12月8日公開の「茅ヶ崎物語」
12月9日公開の「点」と、
日本映画が続く中劇です。
すっかり冬景色の街を歩き、じっくりと日本映画を楽しんでみませんか(^_^)/


さてさてもう年末ですよ!
クリスマスがどうとか、
紅白がどうとか、
みんな動きが早いですよねえ!!
常に何カ月も先の映画の宣伝やら前売やらを考えているわりに、
自分のことはいつも人よりだいぶ遅れてしまう私です。
まだ暖かいコートも出してないし、
靴もそろそろ裏がギザギザのやつを出さないといけないんですけど。
・・・12月に入ったらやりま~す(゜▽゜)/

★中劇公式サイト PC→http://www.chugeki.jp/携帯→ http://www.chugeki.jp/mobile

2017年11月9日木曜日

音楽映画祭2017!

こんにちは。
秋深し、ですね。
街には木枯らしが舞い、
うちのクワガタの動きも鈍くなり、
そろそろ雪が降ってもおかしくないくらい。
・・・え、クワガタ?
そう、2年ほど前に弟の友人からもらったオオクワガタのオスとメスが、
うちのリビングのテーブルの上の虫カゴの中で偉そうに鎮座しているのです。
虫、大っ嫌いな私ですが、
命を預かった以上はぞんざいには扱えません。
「もうーー何!?このでっかいゴキブリみたいな生き物は!?」
とゲンナリしましたが、しぶしぶ世話をすることに。
しょうがないのでペットセンターに餌を買いに行ったら、
クワガタの餌のすぐ横に、うちのと同じようなクワガタが。
なにげなく見てみると、そのお値段にビックリ。
「え!そんな高いの(゜Д゜;)!?」
それからは、一応気持ちをあらためて大事に世話するように(^_^;)
そうしているとだんだん母性が働くようになるのか、
毎日クワガタの様子が気になりだしてくるのが不思議ですね。
そして去年の今頃、メスが餌を全然食べなくなり全く動かなくなったので、
「あ、こりゃあ死んだわ」
と思ったんですが、そのご遺体に触るのも嫌だったので少しほっといたら、
あるとき急に動きだしてビビリました。
「・・・・冬眠だったの(@_@;)!?」
危なく高級なオオクワガタ様を生き埋めにするところでした。
なので今回、オスが動かなくなりつつありますがたぶん冬眠ということにして一切触らないことに。
だって触りたくないんだもん。
・・・こんな人に生き物を与えないでください。
クワガタも、こんな人のところでよく生きてるなあ・・・(-_-;)

って、虫の話!?
いいえ、秋の話です(^_^)/
盛岡の秋の定番になりつつある音楽映画祭
今年もいよいよ開幕です♪

「ラヂオもりおか音楽映画祭6」
2007年11月11日~11月17日
http://radiomorioka.co.jp/music-cinema-fes/

毎年、楽しみなこの企画。
年々、面白くなっていますよね!
・・・全然観られないけど(-_-;)
毎回、必ず3~4本は「絶対観たい!」っていう作品があるのに、
どれもこの1週間で観なくちゃいけない!!
がんばって毎年、せめて一本は観るようにしてはいるんですが、
自分のところの上映作品すら観られないこともあります。
やっぱり、好きなものは仕事にしちゃいけないんでしょうか。。。
今年も、映画マニア必見の「すばらしき映画音楽たち」とか、ハリー・ポッターで一世を風靡したダニエル・ラドクリフが死体役ってだけで面白い「スイス・アーミー・マン」とか、
もちろん中劇で上映の「写真家ミック・ロック」からの、
デヴィッド・ボウイの伝説のコンサート「ジギー・スターダスト」
それからボブ・ディランのドキュメンタリーをデジタルリマスター版で「ドント・ルック・バック」・・・
全部観たい(>_<)!!
・・・・無理だけど。
「社長!音楽映画祭の間、1週間お休みください!」
ってわけにはいきませんからね(^_^;)
いいんです。
いつもとは違う客層のお客さんがたくさん劇場に来てくれるだけで。
上映中、いかした音楽が場内から漏れ聞こえてくるだけで。
ちょっとイイ感じの作品を上映しているだけで。
それだけで満足。
みなさん、私のぶんまで映画を観て楽しんでくださいね(;_;)
さてさて、全部の作品紹介は無理なので、
中劇の上映作品だけ紹介しますよ♪

「きみの声をとどけたい」
©2017「きみの声をとどけたい」製作委員会
こちらは、湘南・鎌倉を舞台に7人の女子高生の青春を描いた、
爽やかで眩しくて、そして心がほっこりと温かくなる優しいお話です。
主人公の女子高生のうち6人が、この作品のためにオーディションで選ばれた新人声優さんたちということも話題なのですが、
脇には今、大人気のイケメン声優・梶裕貴さんや、
大御所中の大御所・野沢雅子さん(オッス!オラ悟空!)も名を連ね、
製作は「時をかける少女」「ちはやふる」のマッドハウスときたら。
間違いないやつです。マジで。
「漫画やアニメやゲームからの美少女アニメの劇場版」が最近かなり多くなってきているのですが、
この作品は完全オリジナルの劇場用長編アニメ。
シンプルに、優しくてあたたかい青春ストーリーになっています。
こちらは音楽映画祭より一足先に上映が始まっているので、
先日、7歳の男の子が観ていったのですが、
「すっごい面白かった!もう一回観たい!」
と言っていましたよ。
すぐそばにある普通の街で、
どこにでもいる普通の女の子たちが、
そこで普通に暮らしているー。
そこに起きたひと夏の出来事と小さなキセキ。
女子が数人集まると、楽しいけれどちょっとづつ微妙に出てくる距離感とか、
リアルで美しい湘南や鎌倉の風景、
そしてミニFMステーションでDJの真似事をする主人公。
全部がツボです。
え、もちろん私の。
女子たちのやり取りとか、ちょっとしたいざこざなんかは、
「超わかるー!」って感じだし、
江ノ電とか湘南の街並みなんて見てるだけで癒されるし。
DJの真似事をする主人公なんて、もう私じゃん!?
なにしろ小学生のころ、IBCラジオの「トップ40」「ラジオ新鮮組」にドハマリし、
カセットテープに自作のラジオ番組を吹きこんでクラスメイトに聴かせていた私です。
クラスメイトからのリクエスト曲を流し、
ゲストには私の弟を迎え(!)、
一応、台本を書いて友人と二人でDJになりきって毎週、番組を吹き込んでいたのです。
懐かしい・・・(>_<)!
自分のビジュアルと偏差値に絶望して、その夢を諦めた私としては、
この映画はなかなか胸がギュウッと掴まれるようなせつなさがこみあげるストーリーではありますが。
アニメファンや声優推しの方はもちろんのこと、
主人公とドンピシャ同世代の女子高生も、
私のように“あのころ”に思いを馳せてみたい大人のみなさんも、
そして小学生まで幅広い世代が共感できる青春ドラマ。
是非、ご家族でどうぞ!
11月12日(日)の14時の回終了後には、
主人公・行合なぎさ役の片平美那さん、
浜須賀夕役の飯野美紗子さんの舞台挨拶がありますよ!
こちらは音楽映画祭のチケットも使えますし、
通常料金で入場可能。
この舞台挨拶のある11月12日の14時の回のみ、
座席指定券を販売中です。
絶対に舞台挨拶を観たい!!!って方は、
劇場にて受付をすませて指定席を確保しましょうね!
公式サイトhttp://kimikoe.com/movie/index.html

「写真家ミック・ロックーロック・レジェンドの創造主ー(仮)」
(C)2017 VICE MEDIA LLC AND STRAIGHT OP FILMS
デビッド・ボウイイギー・ポップクイーンなどのポートレートやアートワークで知られる伝説のカメラマン、「70年代を写した男」と呼ばれるミック・ロックのドキュメンタリー。
本人が自らナレーションを担当し、ミック・ロック独自の視点からすべてが語られ、
外部からの映像などは使わずに、
自身が保管していた莫大な資料の中から、デビッド・ボウイシド・バレットの未公開映像、ルー・リードのインタビュー音声などを使用。
エキセントリックでサイケデリックな70年代から、ミレニアム世代まで、
彩り鮮やかで自由奔放なロックンロールの歴史をひもときます。
中劇では、去年の2月にデヴィッド・ボウイのドキュメンタリー「デヴィッド・ボウイ・イズ」を上映しましたが、
http://moriokachugeki.blogspot.jp/2016/02/blog-post_18.html
70年代のイギリスのミュージックシーンは、ほんとにすごいですよね。
カラフルで攻撃的で個性的でサイケデリックで、
そして、イカれてる(^_^;)
でもあの時代だからこその独特の輝きであり巨大なムーブメントだったんでしょうね。
私も大好きです。
その70年代イギリスのロックシーンに写真家としてがっちりと組み合った伝説のカメラマン“ミック・ロック”
その40年の人生に迫る、音楽と写真と荒れ狂う時代を映し出すドキュメンタリーです。

「俺たちポップスター」
(C) 2016 UNIVERSAL STUDIOS
最後は、また出たよ、究極のおバカ音楽映画です。
もう、ほんとに、ひたすらずっと笑えます。
ポップスターのドキュメンタリー映像のパロディを本気で作った、
抱腹絶倒のしくじりコメディ。
音楽好きの方も、映画好きの方も、笑いをこらえるのが大変なくらいにきっちりと本気で作ったおバカ音楽映画。
世界的に有名なヒップホップバンドが突然の解散、
ドキュメンタリーの製作は失敗、
アルバムは不評、ツアーも中止という散々な結果に。
果たして彼らの運命はいかに!?
細かいボケも満載、流行りの薄っぺらい音楽ドキュメンタリーを本気で茶化して面白がり、
いろんな有名アーティストを皮肉ったパロディには笑いを通り越してゾッとする部分もありつつ、
アメリカのコメディはとにかく豪華すぎるカメオ出演に注目なので、
その凄さにもビックリ。
今回もそうそうたるメンバーが。
リンゴ・スターにマライア・キャリー、ファレル・ウィリアムスにマーティン・シーン!
スヌープ・ドッグにジャスティン・ティンバーレイク、そして「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーンまで!
ほんと、アメリカのコメディ映画はすごいですよね。
音楽好きやコメディ好きはもちろん、
最近お疲れ気味のあなたにも、
ただただ何も考えずに笑えるこんな映画がおすすめです。
公式サイトhttp://popstarmovie.jp/

というわけで中劇も多彩なラインナップですが、
他館でも面白そうな作品が盛り沢山。
年に一度の音楽映画祭、今年も盛り上がって楽しんじゃいましょう!
中劇では、17日以降もこちらの3作品を引き続き上映しますので、
どうしても映画祭の間には観られない、って方も大丈夫なんですが、
音楽映画祭のチケットが使えるのは音楽映画祭の開催期間中のみになりますので、
音楽映画祭のチケットをお持ちの方は、必ず期間中に観に来てくださいね!

ちなみに中劇では、例によってたまたまですがその後も音楽映画が続きます。
12月上映の3作品が音楽映画。
山田孝之主演の短編映画「点」はyonigeの「ワンルーム」という曲。
(C) 2017 WARNER MUSIC JAPAN INC.

「茅ヶ崎物語」サザンオールスターズ関連。
(C) 2017 Tales of CHIGASAKI film committee

12月23日からの「ソフィア・コッポラの椿姫」は有名なオペラ作品。
(C) Yasuko Kageyama

中劇、なにげにしゃれおつでアーティスティックなミニシアター的な雰囲気を醸し出してきていると思いませんか!?
・・・・思わない?
まあいいや。
とにかく。
私としてはなかなかに満足な今後のラインナップ。
この冬も中劇、要チェックですよ(^▽^)/

★中劇公式サイト PC→http://www.chugeki.jp/携帯→ http://www.chugeki.jp/mobile