2022年9月22日木曜日

夫婦って、難しいよね。「犬も食わねどチャーリーは笑う」

こんにちは。
9月も後半です。
久しぶりの秋祭りの山車も見れたし、
台風一過、急に涼しくなってすっかり秋の盛岡です。
ちょっとぼんやりしてるとあっという間に1~2週間たっちゃっててビックリしますが、
そんななかでもいろんなことがあって、
一応ネタ帳に書き留めてはいるんですけど、
残念なことにいざそれを見ようとすると
「・・・どっかいっちゃった( ゚Д゚)!」とか
「・・・会社に置いてきちゃった( ゚Д゚)!!」みたいなね。
・・・つまり書き留めてる意味ないじゃん、っていう。
スマホに残せば?と言われたこともあるんですが、
「スマホのどこに?どうやって??」
今、メモ機能とかなくないですか??
スマホじゃなくてケータイを使ってたころはケータイのメールボックスなんかにも残してたんですけどね。
なんか・・・・スマホになってからメールがめんどくさくなってませんか!?
なんか、いろいろやりにくい(-"-)
パッとそのへんにある紙を取って、胸ポケットに刺さってるボールペンで書いたほうが早い!
って、今度はその紙を失くすんですけどね。
という昭和の残念なBBAの不毛な独り言でした。
で?なんでしたっけ?
そうそう、このたった2週間ほどでもいろんなことがあったなあって話。
エリザベス女王の逝去に関してはちょうど10月14日からダイアナ元皇太子妃の映画「スペンサー ダイアナの決意」があるからそこで書けるよね。
それからつい先日は、ヌーベルヴァーグの旗手であり、しゃれおつフランス映画の先駆けでもあったジャン・リュック・ゴダール監督が亡くなったというニュースも入ってきて、
あぁ、そうかー・・・91歳じゃなあ・・・
なんてノスタルジーに浸ろうと思ってたらなんと体調に異常はなく『安楽死』だったと書いてあってめちゃくちゃ衝撃を受けたり。
あの方は、世間への登場の仕方も活躍ぶりもセンセーショナルだったけど、
生き方だけでなく死に方までもがgoing mywayで個性的。
ちょうど今、NHKでやってるフランス発のミステリードラマ「アストリッドとラファエル」にハマり中の私。
あえて日本語吹き替えじゃなくて音声はフランス語で、日本語字幕で観たりして(総合テレビでの放送もリアタイして、そのあとNHKプラスでもう一回見直す)、
「やっぱ映像作品はその国の言葉で観るのがベストよね!」
なんてめんどくさいことを呟いたりしているめんどくさい人なんですけど、
つい最近、それを見ながらたまたまなんとなく、
「そういえば昔、夜中にテレビで吹き替えでやってたゴダールの映画はさっぱり入り込めなくてつまんなかったんだけど、リバイバル上映していた映画館で字幕で観た『勝手にしやがれ』はスッゴク面白くてカッコよくてめちゃくちゃおしゃれだったなあ」とふと思い出し、そこからさらに、
「そういえば東京に住んでた若かりし頃、アニエスベーのショップに飾ってあったアニエスベー×ゴダールのめちゃくちゃおしゃれな輸入盤ポスターに一目惚れしてその特大ポスターを衝動買いしたっけな。あれ、実家の部屋に貼ってあったけどどうしたんだっけ?今度探してみようかな。」
なんて考えたりもしていて、
そんななかでのゴダールの訃報だったので、ちょっとビックリでした。
で、なんの話だったっけ?
とにかく「映画人の訃報は寂しいな。」というお話でした。(話、長っ。)

さてさて、観ました。
9月23日公開「犬も食わねどチャーリーは笑う」
(C) 2022“犬も食わねどチャーリーは笑う”FILM PARTNERS
ごく普通の夫婦だと思っていたのに、
SNSサイト〈旦那デスノート〉によって夫婦間の、いや一人の人間同士としての問題を浮き彫りにされ、
見えないふりをしてきたさまざまなことや自分たち自身と向き合うことになるお話。
(C) 2022“犬も食わねどチャーリーは笑う”FILM PARTNERS
どこにでもいる普通の夫婦の、どこにでもある複雑で深刻でとてもデリケートな問題。
・・・・いい意味で。(←主人公の口癖。どういう意味?)
男と女。夫と妻。
しょせん他人同士ですからね。
最初はラブ♡のフィルターがかかっていたんだろうけど、
時間がたてばそんなカップルもシンプルな人間対人間になるわけで。
一人の人間として一緒に暮らすことができるか、って話になってくる。
「いやいや、私たちはずっとラブラブですよ」なんて人もいるかもしれないけど、
はっきり言って私の周りにはまずいない。
ま、そうはいっても、表向きは旦那の悪口ばかり言ってるくせに家ではラブラブかもしれないけどね。
とにかく男と女の間にある大きくて深ーい溝、そして考え方や意識の違いって、
思いのほか根深くて深刻な問題ですよね。
ちょっとずついろんなことを溜め込む人と、気付かない人
過ごしてきた時間とともに少しづつすれ違っていく二人。
始まってすぐからクスクス笑っていた私でしたが、
だんだんとそれが苦笑いになっていきました。
出会ったころのキラキララブラブな二人と、
現在の、自己中で鈍感な夫と、それにイラつきSNSにえげつない旦那の悪口を書き込んでしまう妻
その周りには、挙式を控えたカップルや、
夫への不満しか出てこない妻たち
わかる・・・・いろいろわかる・・・・(/_;)!!
なんで脱いだ靴下がソファにはさまってるの!?
昼ごはんにキーマカレー作れって!?バカなの!?
体がでかいだけで何もしないなら邪魔なんですけど!!
「やっぱりどこもそうなんだ!」と共感したり、
ちょっと耳が痛かったり、
せつなくて胸が傷んだり。
ほんの少しの気遣いや、出会ったころのようなちょっとした思いやりがあれば違うのにね。
夫婦以前に、他人と暮らすこと、気持ちを伝えること、
そして自分が今、何をどうしたいのかに気付くこと。
それって本当に難しいことなんだなあと思いました。
大事なものって、失くしてからでは遅いのに、この手から離してしまいそうになるまで気付けないものなんですね。
この絶妙ーーーにリアルでシビア、そして時折生々しいくらいの夫婦関係や男女の心の機微をえぐりだしている脚本&監督は、市井昌秀
そう、激ダサの残念男子の恋愛を温かく(生温かく?)見守る、星野源主演「箱入り息子の恋」(胸キュンで、痛々しくて、最高でした)、
そして中劇で上映して大好評だった草彅剛主演の「台風家族」(トンデモ家族の笑えて泣ける極上コメディ)など、
決して派手ではないけれど、おかしくて一生懸命な普通の人々をユーモアたっぷりにスクリーンで躍動させる注目のクリエーターです。
やはり、しっかり脚本にも関わるクリエーターの作品は、面白いですよね。
そういえばこの方の作品は、中劇では「ハルチカ」も上映しているんですよね!
あれもよかった!
橋本環奈ちゃん&佐藤勝利くん(Sexy Zone)。
控えめに言ってこれ以上ないほどの目の保養(推しと推しの共演は尊い)
そして友達以上恋人未満の青春ドラマに心洗われました。
そんなわけで、なにげに中劇とはご縁のある監督さんです。
これからもぜひ末永くお付き合いをお願いしたいところ。
今回の「犬も食わねどチャーリーは笑う」は、監督の実体験もおおいに脚本に取り入れられているとか。
妙に生々しいと思ったらそういうことか!
そして夫婦だけでなく嫁姑、職場の人間関係や友人など誰もがどこかに共感するコメディドラマのなかに、
夫婦のあり方ジェンダー不平等LGBT正規雇用なんかの働き方についてなど現代の日本が抱える社会問題を、深刻になりすぎずナチュラルにライトにちりばめてあるのも秀逸。
主人公の夫婦を取り囲むさまざまな人間関係のなかにもそれぞれいろんな問題があって、
それらが最後、さりげなく回収されていくのはさすが。
ただの「犬も食わない夫婦喧嘩」のお話ではなく、
伏線の回収にも「あ、そっち!?」「え、そういうこと!?」
っていうエンタメ感があって楽しい。
どんな関係でも、気持ちをためこんだまますれ違っていって修復不可能な状態になってしまうよりは、
たまには思いっきり言いたいことを言いあって喧嘩できるほうが、
夫婦でも、友達でも、メンタル面でもずーっと健全なのかも。
私の両親も、いつも母が父に対して小言や説教なんかをガミガミぎゃーぎゃーとぶつけて、
父はそれをスルリスルリのほほんとかわして笑っているという感じで、
ずいぶんとシュールな夫婦関係だなあと思って見ていたのですが、
父が入院してそれをぶつける相手がいなくなってしまった母は、
このごろなんだか急に老けたように見えます。
「ストレス発散する相手がいないからボケちゃいそう」なんて軽口を叩いていますが、
あれでいて実はけっこう寂しいんでしょうね。
夫婦って、ほんとそれぞれだし難しい。
そんな、どこにでもいそうな普通の夫婦を演じるのは、
香取慎吾岸井ゆきの
(C) 2022“犬も食わねどチャーリーは笑う”FILM PARTNERS
映画「凪待ち」の、どんよりとした闇を背負ったダメ男の迫力が衝撃だった慎吾ちゃんでしたが、
今回はひたすら頭を空っぽにして力を抜いて、鈍感で無神経な筋肉バカを演じたそうです。
そして今、飛ぶ鳥を落とす勢いの岸井ゆきのちゃんがまた上手い!
中劇でもついこないだまで上映していた「神は見返りを求める」からの出演ラッシュです。
前にもここで書いたんですが、
ズルくてあざとい絶妙~なクズ男(この成田凌がまたイイ!)に振り回される普通ーの女の子を演じた映画「愛がなんだ」と、
高橋一生(ちなみに、この映画の音楽を担当し主題歌を歌ってるのは高橋一生の弟さんです)とダブル主演したNHKのドラマ「恋せぬふたり」で演じた、アロマンティック(他者に恋愛感情を抱かない恋愛的指向)・アセクシャル(他者に性的に惹かれない性的指向)の役がスッゴクよかったゆきのちゃん
どうしようもなく共感できちゃうごくごく普通の女の子がとにかく上手い!
どうやっても普通にはいそうにもないオーラの二人ですが、
この映画の中ではまさに、そのへんにいそうな空気感で、
マンションの隣の部屋に住んでそうなリアリティで、
そしてなんだか並んでるだけで絵になるお似合いの夫婦の顔で(身長差がたまらない!)
そこにいました。
そんな二人を囲む人々も味わい深い芸達者揃い。
職場に一人はいそうな、ついつい余計なことをしそうなオバサン・余貴美子
バツ3の店長・的場浩司に、勘違い野郎な上司・眞島秀和
悪気はないけどイラつく姑・浅田美代子
そして、挙式を控えてマリッジブルーになっちゃってる同僚・井之脇海くん。
(C) 2022“犬も食わねどチャーリーは笑う”FILM PARTNERS
中劇では去年「ONODA」で会えましたが、
まさに今、毎朝「ちむどんどん」でお顔を見るのが私の朝の癒しになってる井之脇海
まず7:30のBSのを見て、8:00の総合のを見て、夜にはNHKプラスでおかわりしてまで見てる「ちむどんどん」
不器用で口も悪いけどほんとはいい人で腕の良い料理人・矢作の役が似合ってるー!
映画「トウキョウソナタ」で、あの、ピアノを弾いてたかわいい少年ですよ!
もう今、とにかくいろんなドラマや映画に引っ張りだこの彼。
ドラマ「義母と娘のブルース」とか「アンサング・シンデレラ」の役も印象的でしたが、
上白石萌歌ちゃんと出てた午後の紅茶のCMも良かったなあ~( *´艸`)
これからもっともっときますよ~!要チェックです!
今回もいい味出してるんですが、この映画の中では花嫁役の方が強烈なので、
私も思わず吹き出してしまったその二人の姿をお楽しみに♪
ちなみに<旦那デスノート>は実際にあるSNSサイトですが、
映画のようにユーモアやオチがあるものだけでなく、
かなり・・・・なんていうか・・・・エグいというか・・・・
リアルでヤバいというか・・・・
「それ、マジで離婚しなきゃダメだよ(;゚Д゚)!!」のレベルの投稿も多くて青冷めますので要注意。
それからタイトルにもある″チャーリー”とは、二人が飼ってるフクロウの名前。
あれ、本物ですよ。
見てるぶんにはかわいいけど、思いっきり肉食なので、餌は冷凍ネズミだそうで(;゚Д゚)
飼うときはそのあたりじゅうぶん考慮しましょうね。。。
そして久々にいい眺め!
慎吾ちゃん草彅くんが並んだエレベーター。
「クソ野郎」のときのSMAPロードを思い出しますね。
なにしろ彼らも、このエレベーターに乗ったしね!
彼らの使った鏡もあるし、
サイン入りのポスターも、
一緒に撮った写真も・・・!!!(→クソ野郎のHPにも載ってましたね。とにかくこれは家宝!)
またいつか中劇に来てください・・・・・!!!
・・・って、また話がそれてますが、とにかく、笑えて泣けるブラックコメディ。
夫婦でぜひ・・・・とは言いにくい(*_*;)
「え、俺もそう思われてるのかな?」と急に怖くなる旦那さんに、
あるあるあるある!と笑いながらも、「最近ちょっとキツく当たりすぎてるかな?」と不安になる奥様方。
一人ずつ、こっそり観に来たほうがいいかもね( ;∀;)
治療は早めのほうがいいですからね。。。
公式サイトhttps://inu-charlie.jp/

みなさん、配信、使ってますか?
結局、最近一番見てる配信サイトはNHKプラス。の私です。
ビックリ。
歳を取るとNHKを見るようになる、ってのは本当だった!?
でも最近のNHKは、ほんとにおもしろい。
ドラマも、なんなら民放よりもまずNHKのものをまずチェック。
質が良くて、キャストも絶妙、そしてとにかく面白い。
そんなドラマばかりです。
先日放送された、伊藤沙莉主演の「ももさんと7人のパパゲーノ」もよかったし、
今もオダギリジョー「オリバーな犬」シリーズの続きが楽しみだし、
10月には、草彅くんが出ててBSでやってた「拾われた男」が総合でも放送されると発表になったし、
高橋一生「岸辺露伴は動かない」も新シリーズが始まりますからね。
そして今回のブログでも何度もNHKプラスの話をしていますが、
最後にもう一個。
楽しみにして欠かさず見てるのが月曜から木曜の夜10:45~やってる夜ドラ「あなたのブツがここに」
これは見れるときはリアタイして、終わったらすぐにNHKプラスでおかわりです。
なんなら週末、その週の分をもう一回全部おかわりです。
おすすめです。
昼休みにNHKプラスで見てたら、スタッフSさんに「それ!あなブツでしょ!」と指摘されました。
Sさんも見てるらしい!
面白いよね!
コロナ禍で宅配ドライバーに転職した元キャバ嬢のシングルマザーの、
必死で、しんどくて、でもあったかくて笑える毎日。
なぜか泣ける。
しかも「20歳のソウル」に出てた佐野昌哉くん(Jr.の推し)が出てるー--!
というか、彼目当てで見始めたドラマなんですけどね!
それがドラマとしてめちゃくちゃ面白いなんて大当たり!
そんな時はほんとにうれしい(´ー`)
NHKのドラマはスタッフも出てる役者さんたちも事務所の力やお金の力なんかとは関係なく、
ほんとに実力があって面白く、映画などでも注目株の旬な人が多いので、
そういった点でもチェックが欠かせないわけなんです。
実際、その後、映画などで活躍しだす人も多いので、それもまた楽しいんですよね!
・・・・そう、今度はNHKプラスの宣伝部長みたいになってますけど(*_*;)
エンタメの仕事をしてる以上は、あちこちにアンテナ張っとかないね!
って、もう、ほんとに大忙しの毎日です。
受信料払ってれば誰でも無料で見られるのでぜひ♪
若い頃は、「ほとんど見てないのに受信料払うのは嫌だー」なんて言ってましたが、
私ももう払い渋るのやめましたよ(;'∀')
さすがに、面白いと払おうって気になるもんですね。

そんなわけで、あいかわらず映画もドラマもと欲張って大忙しな私ですが、
これから公開の映画も、観たい映画もたくさんあるので、しっかり観て紹介しますよ!
暑いの苦手なくせに夏気分に乗せられてなぜかフワフワしてた私ですが、
涼しくなってきたしね!
秋の夜長、ゆっくりパソコンに向かうことにします。(→そして寝落ち)
体力が落ちてきてすぐ寝落ちしちゃうので更新がのんびりになっちゃってますが、
気長にお待ちくださいませ。


★中劇公式サイト  http://www.chugeki.jp/






2022年8月29日月曜日

すごいものを観た。『アルピニスト』&新作渋滞中!

こんにちは。
お盆を過ぎれば秋。
というのが盛岡の定説ですが。
まさにそれ。
お盆を過ぎたら急に涼しくなり、あっという間に8月も末。
ついこないだまで夜も寝苦しかったというのに、
いきなり夜もエアコンいらず、朝晩は長袖の羽織り必須。
雨ばかりで微妙な夏でしたが、終わるとなると寂しいものですね。。。

そんな夏の終わりに、頭から足の先までヒヤッとする、
というか観てる間じゅう背中がゾクゾク、身震いするような映画を観ました。
『アルピニスト』
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もう始まってすぐから、頭がクラクラするようなものすごい高さの断崖絶壁(ほぼ垂直)を命綱無しでスルスル登っていく一人の人間の姿に、
全身の血の気が引き、胃のあたりから足のつま先までいきなり氷水のなかに入ったような寒気が( ゚Д゚;)
椅子に座ったまま思わずつま先立ち、手には汗。
そしてその気が遠くなるようなゾクゾク感と思わず自分の足がすくんでしまうような緊張感は、この映画の最後の最後まで続きます。
映画館なのについつい思わず「嘘でしょ・・・(゚Д゚)」「ヒィッ・・・(>_<)」と呟いてしまった私。
握りっぱなしの汗だくの手を、何度自分のデニムの腿のところでゴシゴシと拭いたかわかりません。
ジェットコースターだらけで有名な富士急ハイランドよりスリル満点かも。
映画は、このデジタル中心になってしまった世の中で、
SNSで自分をアピールすることや他人と繋がることが当たり前になってしまった時代において、
そことは全く別次元でひょうひょうと暮らす若きクライマーの姿を映し出すドキュメンタリー。
携帯電話も持たず、自分の記録を残そうともしなければもちろん自慢しようともせず、
命綱も付けずに、しかもたった一人で、
「ただ自分がやりたいだけ」「そこに登りたいだけ」であちこちの難ルートを制覇していく若者がいるという噂。
ってそんなの、もうほぼ漫画でしょ( ゚Д゚)!?
だって、せっかくものすごいことやるんなら言いたいじゃん!?
「見て見て!これ、私!!!」って言いたいじゃん!?
名前、残せるもんなら残したいじゃん!?
でもカナダ出身の若きクライマー、マーク・アンドレ・ルクレールは、
そんなこと全く興味無しで、自分の登りたい山を下見も無しにただ登る。
太古の昔、きっと人間が(動物が?)、「あそこに登りたい!」とふと思ったから登ってみた。
っていうのと同じ感覚?動物の本能?好奇心?
・・・にしては危険すぎる!!!
登るのが難しいといわれる山を次々と制覇して数々の偉業を成し遂げながらもそれまでまったく無名だったのは、
彼が名声もお金にも関心がなく、純粋に自分の楽しみのためだけに山に登っていたから。
そしてそれが、「たまたまスッゲー山だっただけ」
・・・・・って、そんなことある( ゚Д゚)!?
おずおずとカメラの前に腰かけて所在なさげにとつとつと自分のことを話し出すその不器用そうな笑顔からは、
この青年がまさか目も眩むような断崖絶壁や、ちょっと蹴ったら崩れ落ちてしまいそうな氷の壁を命綱も無しに登っていくようなクレイジーな男だなんて全く想像もつかない。
それでもすこしづつ見えてくる彼の幼いころからのエピソードを知るほどに、
なるほどと納得。
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彼の数々の偉業の背景には、
幼いころにADHD(注意欠如・多動症)と診断された彼の持つ性質や才能と、
それをきちんと受け止めて認めてのばしてやろうと努力し支えた素晴らしい家族の存在が見えてくる。
それは、やろうとしてもなかなかできないこと。
学校にもうまくなじめないでいるようなわが子には、
危険なこと、大変なこと、そういうものからはなるべく遠ざけておきたいと思うもの。
それでも母は、あなたの好きなことをやりなさいと背中を押した。
本人の才能とひたむきさ、好きなことだけに向き合ってきたゆえの高い技術ももちろんすごいけど、お母様もすごい!
そして、山を通じて知り合った恋人の存在。
山にしか興味がなく、フラッといなくなったりもする自由すぎる相手のことを、
面白がり受け止めて愛する彼女もまたすごい。
二人で森の中のテントで暮らし一緒に断崖絶壁を登りながら、
「楽しい!」「最高だね!」と言い合う二人は、
自然界における男と女の一番シンプルで尊い姿に見えた。
撮影中、彼はいきなり姿を消したりもする。
そして延々と音信不通。
戸惑い心配するスタッフをよそに、やがて難攻不落といわれる山の単独初登攀に成功したという彼とやっと連絡がとれ、
「なぜ勝手にいなくなったのか」と問われるとあっさり、
「誰かがいたら〝単独”じゃないだろう?」
・・・・・それはそう(*_*;)
たしかにそれはそうなのよ。。。。(-_-;)
なんだろう、言ってることは間違ってない。
やってることも全く変じゃない。
だって彼は「あの山に登りたいから登ってる」だけなんだから。
なんなら大正論。
それを考えると、正論だけでは動けていない自分に気付いてやりきれなくなる。
世間体、たてまえ、都合、顔色、常識、生活、将来etc.....
いろんなことに縛られて、いろんなものにとらわれて、
そのくせ自分から変わろうとも動こうともせずに、ただただ日々をやり過ごしている自分。
私はいったい、なんのために、どうしてここで生きているんだろう?
なんて、普段全く考えずに(あえて見ようとせず?気付かないふりをして?)過ごしている、でももしかしたら生きていくうえでものすごく大切なものを炙り出されたような気にすらなる。
シンプルに生きることって、すっごくすっごく難しいんだなぁ。。。
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そんな彼でも、登山に飽きてドラッグにハマったこともあるという。
でも結局、ドラッグの一時的な興奮状態なんて、
命綱無しで断崖絶壁を登る冒険にはかなわない。
かなうわけがない。
ほんのちょっとの手や足先の感覚次第で動きが大きく変わってくるクライミングの技術において、
ドラッグどころかその日のコンディション次第で命の危険さえ出てきてしまうフリーソロ。
そしてその達成感や感動といったら、凡人の私みたいな人間には到底想像もできないものでしょう。
ドラッグなんか比較にならないはず。
そんなところに身を置いて暮らす人なんだからクレイジーに決まってる!
・・・と、思いますよね。
でも結局、映像も、この方がやってることも、とにかくクレイジーではあるのですが、
カメラの前ではにかむ本人だけはなぜかどこまでいってもクレイジーには見えません。
まるで目の前のおもちゃに夢中な子ども、
あるいは山を登るのが好きな仙人?
天才クライマーというよりは、あくまで飄々とした素朴な青年。
そして彼は恋人に言います。
「僕がいなくなっても、君は冒険をやめないでくれ」と。
ドキッとしました。
つまり彼は「危険なことにハマっているクレイジーな若者」ではなくて、
「きちんと危険やリスクを理解したうえで、相当な覚悟を持って純粋に自分のやりたいことに突き進む冒険家」だったのです。
・・・・・なんかスゴイ。
もうなんていうか・・・・・・ただスゴイ。
それが正しいかどうか、人から理解されるかどうかは別にして。
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どうでもいい情報ですが、実は私もちょっとだけクライミングをかじってまして。
ほんとにほんのちょっとですけど。
県営運動公園にある、本格的なクライミングの施設をご存じですか?
スポーツクライミングの競技3種類すべてを一か所でできて10月にはワールドカップも行われる(国際大会を開催できる)、日本では数少ない本格的なクライミング施設です。
あの施設を使うには、使用料もかなり安いし一般の人でも予約すればいいんですけど、
決まった講習を受けて認定証を取得していないといけなくて、
その必要に迫られて、講習を受けて認定証を取ったわけなんです。
この、万年運動不足の私が。
「体を動かすくらいなら太ってもいいわ!」側の代表である私が。
あまりの運動神経の悪さに、学生時代の体育の時間「あんたと一緒のチームは嫌!!」と友人たちから同じチームになることを拒否されまくっていた、この私が。
施設を使うためのお話を聞いているうちはいいですよ。
やっぱりねー・・・・登るわけですよ、あの壁を。
オリンピック選手が練習場所として選ぶくらいのガチの施設の壁をね。
そりゃあもちろん、簡単なルートですけどね。
たった数回ですけどね。
・・・・・・・・・・・超~~~~しんどい(;゚Д゚)!!!
そしてめっちゃくちゃ疲れる(;゚Д゚)!!!
そして当然、筋肉痛。
やったの、7月あたまくらいでしたけど、まだ痛い気がする(?)。
まあ、そんな私の話とは全く無関係!ってくらいの映画ですけどね(*_*)
そういった施設で行うスポーツクライミングと、
マークが岩壁や氷壁を登って挑んでいるクライミングは、
ステージが全然違うし、やってることも違うし、
もうなんか全部違うんですけどね!!
そもそも同じ話の中で語るなってくらいのレベルなんですけどね!!
なので、例えに出すほうがおかしいくらいのしょーーーもない話でしたが、
ただ、もう、あの、たった数メートルのでこぼこの壁を上るのにヒーコラ言ってる私からすれば、
ほぼ垂直の、でこぼこもあんまりないくらいの(ツルッツルにしか見えない)ほんとの岩の壁を自分のカラダ一つでスルスル登っていくのとか、
「なんなの!?魔法!?手に吸盤でも付いてるんか!?」
みたいな、アホみたいな言葉しか出てきません。
それなのに、映画の中のほぼ垂直の岸壁や氷壁、
当たり前だけど登るだけじゃないんですよ!?
登った先には車が待っていて「お疲れ!」なんて言ってブーンて去っていくなんていう30年前のチャウ・シンチーの香港映画みたいな話じゃないんですよ!
なんなら頂上、とんがってるし(゚д゚)!
→この表現で合っているか自信が無いけど!
頂上どころか途中、座って休憩するところだってほとんどないし(゚д゚)!
→そんななかで一晩寝るシーンもあるけど(;゚Д゚)!
とにかく、登ったら下りるんですよ!!!
生きるか死ぬかのギリギリでやっと上った岸壁やら氷壁から、今度は下りる!!
それが無理・・・・・(/_;)
百歩譲って、登ったとしても下りるのが無理・・・死ぬ。
そして次の瞬間、突然崩れてもおかしくないような薄さの氷の壁を登る様子を真横からすぐそばで撮影したり、
マークの息遣いが伝わるような臨場感あふれる映像で、
いつ落ちてもおかしくない状態での緊張感を常にギリギリで保ちながら、
彼がアイゼン(氷の上を歩く際に滑り止めとして靴底に装着する金属製の爪が付いた登山用具)で足を引っかける場所を少しでも間違えたら氷が割れてしまいそうな場面や、
アックス(映画のポスター画像でも使われている、手に持ち雪や岩などに突きさして使う道具)をヒョイと肩に載せてまた素手で登り始めたり(それ、落ちるーー!!落ちたらどうすんのー!!??)する様子まで、まるで目の前で見ているかのように映し出します。
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・・・・・え?ていうかこれ、そもそもどうやって撮ってんの(゚Д゚)ノ?
さすがに撮影する側まで命綱無しは無理だとしても、
いくら自分たちもクライマーでアウトドア作品のプロフェッショナル揃いだからといって、カメラを持ってここまで登ったってこと!?
とにかく、ものすごい臨場感の映像にゾクゾクと体中冷え冷えしつつ、
「ハァァァ!?」「マジで・・・・!?」などと一人でいろんなツッコミをしながらの、
あっという間の90分でした。
映画の中では、数々の映画賞で絶賛されアカデミー賞でも長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した「フリーソロ」アレックス・オノルド(こちらの映画もすごかった!)も感嘆と称賛の言葉をおくっているし、
型破りな登山家として有名な山岳界のスーパースター、ラインホルト・メスナーへのインタビューをはじめ、多彩な登山家たちからのコメントも興味深い。
恐怖と美しさが表裏一体となった大自然の絶景のなかで、
競技でも記録でもなく純粋にひたむきに山と、そして自分と向き合う唯一無二のアルピニストの崇高なまでの生き方を、
敬意と尊敬のまなざしでまっすぐに映しだすドキュメンタリー。
この興奮と臨場感は、絶対に劇場で、大きなスクリーンで体感してください。
公式サイトhttps://alpinist-movie.com


さて、夏も終わりに近づき各劇場が徐々に静かに落ち着いた空気になってくるこの時期。
・・・・え?中劇はずっと静かだろって?
そうですけどね!
それはそうなんですが!
お客さんが入るか入らないかということと、
我々の業務内容や仕事の量は、
もちろん関係が無いわけではないのですが、
たとえお客さんが来なくとも、たとえフロアが閑散としていたとしても、
最低限のスタッフ配置は必要で、
夏休み期間の映画なら早朝出勤も、レイト上映だってあるし、
お客さんの数とは別のところでの業務はなくならないわけで。
忙しかったかどうかは別にして、スタッフの気持ち的にも体力的にも夏休みが終わるとひと段落。
ですが、そうなると今度は怒涛の新作ラッシュのシーズンに突入。
どこの劇場も、ここぞとばかりにいろんなタイプの面白そうな作品をブッこんできます。
中劇ももちろん、「ほんとにこんなにできるの!?」と思いつつ、
″2スクリーンしかないのに毎週新作公開”というクレイジーな暴挙に挑んでいます。
すでに走り出している!
現在上映中の8月19日公開「サバカン」8月26日公開「アルピニスト」にはじまり、
9月2日公開「野球部に花束を」
高校球児たちの日常を描く、思春期あるある満載のリアル青春コメディ。
(C) 2022「野球部に花束を」製作委員会

9月9日公開「ロッキーvsドラゴ:ロッキーⅣ」
42分の未公開映像(!?)を加えて、4Kデジタルリマスター、ワイドスクリーン、5.1chサラウンドでスクリーンに蘇る、スタローン本人が再構築した新たな「ロッキーⅣ」
(C) 2021 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.

9月16日公開「ブライアン・ウィルソン 約束の旅路」
ビーチ・ボーイズの創設メンバーであるブライアン・ウィルソンの、栄光の裏にあった壮絶な真実を紐解くドキュメンタリー。
(C) 2021TEXAS PET SOUNDS PRODUCTIONS, LLC

9月23日公開「犬も食わねどチャーリーは笑う」
SNS〈旦那デスノート〉をめぐる、リアルで怖くて新しいブラックラブコメディ。
(C) 2022“犬も食わねどチャーリーは笑う”FILM PARTNERS

そして10月以降ももうすでにぎゅうぎゅうに渋滞中なんですが、
楽しみな新作が入ってきました。
10月14日公開「スペンサー ダイアナの決意」
没後25年。ダイアナ元妃が人生を変える決断をしたといわれる1991年のクリスマス休暇が描かれる、実話に基づく気高くもせつない物語。
公式サイトhttps://spencer-movie.com/
(C)Pablo Larrain
もう25年も経つんですね!
あのときテレビを見ていて飛び込んできた事故のニュース映像を、今も鮮明に思い出します。
そしてなんと、ダイアナ元妃の世界初となる劇場版ドキュメンタリー「プリンセス・ダイアナ」が、同じ10月14日から南部興行さん(上映はルミエールさんかなー?)で上映されます!
このドキュメンタリーも面白そう!
史上最も愛されたプリンセスに何があったのかー。
ダイアナ元妃を演じたクリステン・スチュワートが今年のアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ世界中が大絶賛した「スペンサー ダイアナの決意」(中劇で上映)と、
アーカイブ映像と未公開フッテージ映像を交えて描くドキュメンタリー「プリンセス・ダイアナ」(南部興行さんで上映)。
どちらも10月14日からの上映です。
続けて観ればさらに楽しめそうですね!!
今年も面白くなりそうな、秋の大人映画シーズン。
この機会にぜひ、映画館通りをハシゴして楽しみましょう!


★中劇公式サイト  http://www.chugeki.jp/


2022年8月19日金曜日

『SABAKAN』1986年の夏休み

こんにちは。
雨・雨・雨の夏ですね。
とはいえ、そもそも特に遠出の予定も無い私は、
ひたすらスーパーでいつもよりちょっとだけいいお酒を買い、
閉店まぎわの魚屋さんで安くなったお刺身を買い、
ドラッグストアのセールワゴンでおつまみを漁り、
最終的に毎晩「お風呂のあと酔っぱらって寝落ち」という平和な夏を過ごしております。
・・・そのくらいやったっていいじゃないか(゚д゚)!!!
出費の予定も無い夏くらい、マイナポイント使って発泡酒じゃなくてビール買ったっていいじゃないか!
たまにはでっかいペットボトルの焼酎じゃなくて瓶入りの本格焼酎飲んだっていいじゃないか!
岩手の海で採れたお刺身を半額で買えたときくらい紫波のおいしい純米酒飲んだっていいじゃないか!(どこにキレてる?)
・・・え?これって昭和BBA(ババア)の酔いどれブログでしたっけ?

そんな昭和のBBA(ババア)が、ノスタルジーで胸熱で超エモい映画で泣きました。
「SABAKAN サバカン」
(C) 2022 SABAKAN Film Partners
舞台は1986年・長崎。
主人公は小学校5年生の男の子二人。
もうこれだけでもじゅうぶんエモエモのエモなんですけど(>_<)!!
空の青さ、海のきらめき、ひと夏の冒険、
そして1986年の少年たち・・・・って、うちの弟と同い年じゃん(゚д゚)!
まさに1986年に小5だった弟を目の前で見ていた私からすると、
懐かしいどころの話じゃない!!
なんなら思い出のアルバム。
映画の中に出てくる小物やエピソードや家具、家族の感じまで、
私の記憶の中にある、リアリティあふれる古き良き昭和の時代。
(C) 2022 SABAKAN Film Partners
レトロなお鍋、雑然とした居間、絶妙な色合いのママチャリ、
斉藤由貴のポスターにキン消し・・・・まさにあのころの私の家!
ランニング(当時は″タンクトップ”なんて言葉ありません)を着てナイター中継を見る父ちゃん、
いたずらボーズのボーズ頭をベチンとはたく母ちゃん、
ガシャポンでキンコツマンしか出なくて怒る少年(私はロビンマスクが欲しかった!)、
家が貧しくてクラスで浮いている同級生(ほんとは話してみたいけど勇気がなかった)、
容赦なく子供に絡む田舎の不良、
親の目を盗んでちょっとだけ大人ぶる夏休み。。。
心の奥底にすっかり沈んでしまっていた「あの夏」が急に目の前に戻ってきて、
なんだかそれだけで涙があふれる。
(C) 2022 SABAKAN Film Partners
お話は、同じクラスの少年二人がひょんなことから一緒に遠出することになるという、
青春映画のド定番なんですが。
なにしろそのジャンルが大・大・大好物の私!!
「スタンド・バイ・ミー」!(言うまでもなく傑作)
「大阪物語」!(最高)
「あの頃、ペニーレインと」(好き。神。)
ここまでのトップ3は、もうずっと変わりません。
そしてそのほかにも大好きな映画がたくさんあって。
「dearフレンズ」(知ってる人いる!?ガールズ版スタンドバイミー)
「奇跡」(まえだまえだ、かわいかった!)
「マイ・ガール」(劇場で5回観ました)
「鉄塔武蔵野線」(地味だけど心に沁みる)
「太陽の少年」(文化大革命下の、大人のいない北京の街のひと夏の少年たち)
「打ち上げ花火 下から見るか?横から見るか?」もいいね!
もうー、挙げだしたらきりがないですね!
「となりのトトロ」「菊次郎の夏」
たしかに!定番すぎて忘れてた。
とまあ、国内・海外問わず、少年少女のひと夏の冒険がテーマの映画は星の数ほどありますが、どれもいい!!
ていうかそのての映画は全部好き!たとえ面白くなくても(は?)
誰もが通るあの時期の、なんでもないけど特別な夏。
・・・・・それだけで尊い(´ー`)
何度も言いますが、とにかく昭和!
ガチの同世代なのでなにしろ刺さる!!
目に見える小物や風景や描写が昭和というだけではもちろんなくて、
子どもが、いつもただただ夢中で遊んでて、
何にも考えないで走り回ってるわけじゃないんだということを、
ヒリヒリと思い出す映画でした。
11歳という特別な時期のあのころの、楽しくて、夢中で、ヘトヘトで、
それと同時に、ちょっとしんどかったり、傷ついたり、気を遣ったり、
何かに気付いたり、世界が広いことや自分が無力であることなんかを知ったり、
うんざりしたりガッカリしたり、
それまで知らなかった感情や事情や世の中を知ることで絶望的な気分になったり、
夜寝てこのまま朝がこなきゃいいのにと思うくらいに悩んだり、
なんだか心も体も大人になっていくことに対して恐怖や嫌悪感を感じたりして、
とにかくなんだかいろんなことが頭の中を、体中をぐるぐるしていた、
あのころのことを急に思い出してワーーーーッとなった私でした。
暗くなるまで遊んで、
「またね!」「またねー!」
「明日ね!」「明日ねー!」
「バイバアーイ!」「バイバーイ!」
「って、終わんないじゃん(*'▽')!!」
「だからー--(≧▽≦)!!!」
名残り惜しくて、まだまだ一緒に遊んでいたくて、
一晩寝たら明日は明日でまたリセットされて今のこんな感じでは遊べないような気がして、
あるいは明日になったら自分もあの子も別の友達と遊ばなきゃいけなくなるかもしれなくて。
「このままずっとこうして遊んでいられたらいいのに。。」
「大人になるまでこうやって一緒にいられたらいいのに。。。」
そんな気持ち、すっかり忘れていたな。
ずっと仲良しだったあの子は今、どこで何をしてるんだろう?
学校から家の近くまでチョークで延々と矢印を書いて、誰かがやってくるまでゴールでこっそり待ったり。
ダンボールに絵を描いて家にして遊んだり。
台本を書いて二人でDJになって作ったラジオ番組をカセットテープに録音して学校でみんなに聞かせたり。。。
あんなにずっと一緒にいたのに、
あんなに仲良しだったのに、
あんなに大好きだったのに、
ちょっとずつ世界が広がり、
ちょっとずつ距離ができて、
いつのまにか会わなくなってしまったけど。
彼女がいたから私は、両親が毎週土日仕事でも寂しくなかったんだ。
いまごろどうしているのかな?
元気かな?
幸せかな?
私のエピソードは、そんなありきたりなノスタルジックな結末を迎えましたが、
この映画「サバカン」の主人公たちは、どんな結末を迎えるのか?
それはやっぱり、観てからのお楽しみ♪
この主人公、草彅くんがやるの、やっぱりいいなぁ~(*'▽')!!!
淡々としていて、でも優しくて、あったかい。
草彅くんのイメージそのまま。
草彅くんの役は、大人になった主人公。
(C) 2022 SABAKAN Film Partners
名作「スタンド・バイ・ミー」では大人になった主人公ゴーディをリチャード・ドレイファスが演じていましたが、まさにそれ。
「スタンド・バイ・ミー」フリークの私としては、
この「サバカン」「昭和版スタンド・バイ・ミーinジャパン」
主人公が物書きってところから、
子ども同士の格差やどうしようもないいろんな事情、世の中の矛盾や闇みたいなものを子どもの世界を通じて浮かびあがらせる描き方など、
全体的に大いに映画「スタンド・バイ・ミー」へのリスペクトを感じて、
ああそうか、同世代だった・・・・・!!!
と納得。
監督・脚本(共同脚本)の金沢知樹(1974年生まれ)本人の実体験をもとに、
監督の出身地である長崎で撮影された、
まさに故郷と、家族と、「あの夏」と、そしてともだちへの愛に溢れた、
誰もが懐かしく、心揺さぶられる物語。
(C) 2022 SABAKAN Film Partners
「子どもが初めて観る実写映画になったらいいな」という思いで作られたこの映画、
しっかりと子ども目線で描かれた、
「青春の前の″せいしゅん”映画」でした。
あの頃の子どもも、今の子どもも、これからの子どもも、
みんなが心のなかで大切なものを思い出すはず。
映画の尺は1時間35分ほど、内容も難しいことは全く無し。
ほんとにこれは、子どもたちにも観てもらいたい、
お父さんお母さんと一緒に観て、
そのあとご飯でも行って、
あれがお父さんお母さんの子ども時代だよと話すのもいいね!
コラ!バカ!何やってんの!と怒ってばかりだけどどこかかわいらしいお母ちゃんは尾野真千子
ちょっと下品だけどおおらかでチャーミングなお父ちゃんが竹原ピストル
こんな両親だったら、子どももきっと楽しいよね!
貫地谷しほり岩松了なんかの粋な役者さんたちもいい味出してる!
そしてなにより素晴らしいのは主役の少年たち!
主人公を演じた番家一路くんも、
ちょっと影のあるクラスメイトを演じた原田琥之佑くん(なんと、故・原田芳雄さんのお孫さん!)も、ほんとによかった!!
(C) 2022 SABAKAN Film Partners
二人とも、ナチュラルに1986年の小5でした!
キラキラ輝く海の色と少年の瞳、
そしてどうしようもない現実や無力な自分を知る夏の日。
単純で、おバカで、目の前のことしか見えてなくて、
なぜか自分たちは無敵と思ってて、
空は青くてずっとこのままいられると思ってる小5の男子が、
無我夢中で走って、ヘトヘトになって、
そして「また明日!」と叫び合う。
そんな、どこにでもあって誰にでもあったあの日がひたすら尊い。
私は、爽やかな涙で濡れた顔を拭きもしないまま、
この映画の主人公たちとドンピシャ同世代の弟にメールしました。
あのころ、年齢やカテゴリーや状況なんかを全く気にせず自分が興味を持った人にガンガン話しかけ、みんなが接し方に悩んで避けがちだった子とも迷わず仲良くなっていたうちの弟に、絶対に観てほしいなあ~と思ったので。
・・・・観るそうです(*'▽')/
あ、そしてこの映画、絶対パンフレット欲しい!!
と思うんですけど、残念ながら劇場での販売はありません(/_;)
電子版もありますが、冊子版はなんと全国のスシロー店舗での発売です!!
買いに行きます。明日。
・・・・ちゃんと起きれたら。
公式サイトhttps://sabakan-movie.com/


ところで「サバカン」金沢知樹監督、
どこかで名前を・・・どこかで顔を・・・?
と思っていたら!
なんと!
20年以上前、私もハマっていた恋愛観察バラエティ「あいのり」の初代ラブワゴンメンバーの『金ちゃん』ではありませんか!!
見てたーーーーーー( ゚Д゚)!!
毎週欠かさず、楽しみに見てたーーーーーーー!!!
世界中のいろんなところをワゴンで旅する自分と同世代の若者たちの恋愛に一喜一憂してたーーーー!!!
あの金ちゃんかー!!出世したなーーーー!!!→誰目線?
そういえばその金ちゃんと同じ時期にラブワゴンで旅してたメンバーの″ホリー(堀江慶)”も映画監督やってたな!
「忘れないと誓った僕がいた」
中劇でも上映しました。
村上虹郎くんが出てた映画でした。
そうかー。ラブワゴンメンバーには映像関係に進んだ人もけっこういるんだなー(*‘∀‘)
・・・・と、こちらもまた私にとっては別の懐かしいエピソードがあったとさ。
こんなこともあって、やっぱり映画もテレビもやめられない私なのでした(*´з`)
というわけで、今クールもテレビ見まくってますよ~!!
ドラマも面白いので民放からNHKの海外ドラマ、こっちでやってないテレビ東京系なんかもTverで毎週チェックして何本も見てるというのに、
バラエティもノンフィクションも楽しくて大変!
なんとかがんばって映画も観てます!
「マトリックス」も観たし(現在は「マトリックス レボリューションズ」上映中!)、
そうそうTさーん(南部興行スタッフ)!!!
「リコリス・ピザ」も観たよー--!
面白かったよー!PTAポール・トーマス・アンダーソン)節全開のあの感じで、よくアカデミー賞にノミネートされたなあと感心しましたが。
途中、「え?これ今、何見せられてんの( ゚Д゚)?」ってなる瞬間や、
一瞬、寝そうになる瞬間もあったりしながらも、
最後ちゃんとちょうどいいとこに着地するのがPTA。(褒めてます)
ちょっとクセが強いけど、なぜか嫌いじゃない。
そういう映画、また観たいなあ(*´з`)
そして南部さん、イイ感じのやつたくさん決まってるじゃないですかー!
これはうらやましい!!
うちも負けてないけどね!
秋の中劇もいろいろ決まってきたので乞うご期待!
とりあえずこの「サバカン」からの「犬も食わねどチャーリーは笑う」という、
元SMAPラインで楽しみましょう♪
なにしろ、草彅くん慎吾ちゃんも、
中劇に来たんだからねー----( *´艸`)!!!(→クソデカ大声)
え?そりゃあ、いつまでも言いますよ!
何度でもこすり続けますよ、この話は!
大きな自慢だし、その後も中劇でコンスタントに新しい地図(草彅くん慎吾ちゃん吾郎ちゃん)関連の出演作品を上映できているので、どうしても言いたくなる!
良い作品ばかりだしね!
今回の2本とも、観て損はない映画ですよ♪
そのほかの、秋にかけての作品たちについてはまたあとでご紹介しますね。
情報解禁待ちの作品もありますが、相変わらずいろんなジャンルごちゃまぜで続々待機中。
外も歩きやすい季節になりますからね、
今年の秋も、たくさん映画観ましょうね!


★中劇公式サイト  http://www.chugeki.jp/
 

2022年7月27日水曜日

夏ですね。キングダムとショーシャンクの夏。新作も続々♪

こんにちは。
すっかり夏ですね♪
中央通りにはさんさの提灯や看板がかけられ、
帰り際にはどこからかさんさの太鼓の音が・・・(´ー`)
久しぶりに、盛岡の夏がやってきます!
・・・・なんてしれっとさんさの話なんか始めてますけど、
前回の更新からだいぶ間が空いてしまいました。
「どうしたの?大丈夫?」
なんて声をかけていただいたりもしましたが。
ええ、全然、大丈夫です。
なんていうか・・・・
そのー・・・
えっとー・・・
普通に・・・・・
家のパソコンがお逝きになりまして(-_-;)
突然でした。
前の日まで元気だったのに・・・・
翌日、立ち上げようとしたらもう・・・・。
なんまんだぶ。
「再起動しますか?」「はい」
「・・・・・再起動できませんでした」
・・・・・・・・。
「再起動しますか?」「はい」
「・・・・・再起動できませんでした」
・・・・・・・・。
終わった・・・・・(/_;)
とりあえず買ったところに持っていったら、「修理代2万円」とのこと。
・・・は!?え!?この、何年も使って激重になってる立ち上げるのもかなりの時間がかかるようになってしまったこの子に2万ですって(゚Д゚)!?
「あのー・・・・一応聞いてみますけど、修理したらこの激重なのが直ってるなんてことは・・・」
「ありませんね(食い気味に)」
ですよね。
じゃあいいです(-_-)
というわけで、新しいのを買うことに。
でもサッパリわかんないし、お店だと専門用語でときどき声が裏返りながら早口になっていくおそらくパソコンマニアの店員さんの勢いにのまれて言われるがままに買うハメになるので嫌だと言ったら弟がネットで注文してくれると。
そんなわけで、結局は弟に丸投げしてそのまま買った私。
そもそも前回の更新のあと、「そろそろブログ書こうっと!キングダムも始まるしね!」と思い立つまでに2週間。(→腰、重すぎ)
そしてパソコンが壊れたことに気付きギャーギャーとひと騒ぎして、新しいのが届くまでで1週間。(→時間かかりすぎ)
届いたはいいが、今度はリアがバタついて(現実が忙しくて)休みの日もあちこち走り回り、箱を開けるまでに数日。(→怠けすぎ)
初期設定にてんやわんやでまた数日。(→・・・・・向いてない)
だって、よくわかんない言葉ばっかり出てくるんだもん!!!
ぜんぶ日本語で言ってよ!!!!!
四苦八苦しつつ、いろんなカタカナに振り回されながらもなんとかネットを使えるようになりました(;'∀')
そしてやっと用事の無い平日休みになりブログを書き始めようと思ったら重度の頭痛で起き上がれず。。。
原因としては、万年肩凝りにエアコンの冷え、通常運転の寝不足に、いちばん苦手な慣れないパソコンでの初期設定作業?
そのあたりの合わせ技、ってところでしょうか。
頭痛薬を飲んで少し寝て、なんとか復活したところです。
→今ここ。
なにしろ、会社にいる間は通常業務でバタバタなので、会社ではいつも写真を入れるくらいしかできておらず、ていうかそもそもほぼ趣味のブログなので、
文章を書くのはもっぱら家。夜中。
・・・・気が付くと寝てる( ゚Д゚)!!!!
・・・・なぜか大の字で寝てる( ゚Д゚)!!!
なんで!?(→寝不足だからです。)
というわけで、いろいろあってこんなに間が空いてしまったという言い訳でした(?)

まあ、そんなこんなで、ところでなんのブログでしたっけ?
映画館?
ああ、そういえばそうでしたね。
絶賛上映中!!
「キングダム2 遥かなる大地へ」
(C) 原泰久/集英社 (C) 2022映画「キングダム」製作委員会
今日こそ「キングダム2」を観ようと思っていたのに、朝からの雨と頭痛でそれすら諦めた私。
・・・・・なら書くことないじゃん( ゚Д゚)!!!
最近観たのは、「ミニオンズ」「トップガン:マーヴェリック」
そして「アルマゲドン」
どれも最高でしたねえ(´ー`)
なぜかどれも懐かしい、良き時代のハリウッドの香りのする、
「これぞアメリカ映画!!!」
イギリス映画は、それほどお金をかけなくていいから味のある人間ドラマを作ってほしいと思うのですが、
アメリカ映画は、もうストーリーとかリアリティなんて求めないのでガッツリありえないくらいのお金かけて思いっきりぶちかましてくれ!!!
と思っちゃいます。
どれも、〝夏だぜい!!!なんでもありだぜい!!!”って感じの、気持ちのいい映画でした。
今、自分のとこでガンガン上映してる、この夏イチ推しの映画「キングダム2」を観てないくせに、すでに上映が終わってしまった映画とよその劇場で上映してるやつの話をしている破天荒な私ですが、
「キングダム」の1作目は観てるのでいろいろ書けるし、
ちゃんと「キングダム2」だって観ようとは思ってるんですよ、当然。
雨と頭痛のせいで行けなかっただけなんで( `ー´)ノ(→言い訳が弱い。)
ほら、まずは取り急ぎブログも書かなきゃいけないしね!!(→それはそう。3週間ぶりだからね!)
そりゃあ観ますよ!イケメン出てるしね!!(→たしかに説得力あり。)
とにかく書き始めます。もう7月終わっちゃうんで!
山﨑賢人、いいよねぇ~( *´艸`)→まずはイケメン。大事。
ほら、私ってー、線の細い少年ぽいタイプが好きじゃないですか~( *´艸`)→知らん。
「キングダム」の主人公・信(山﨑賢人)は原作では14~15歳くらいの設定。
‥‥控えめに言って最高です。
そのくらいの年頃の美しい男子は、なんともいえない輝きを放ってますからねぇ!
生田斗真くん(朝ドラ「あぐり」)も、市原隼人(映画「リリィ・シュシュのすべて」)も、岡田将生(映画「天然コケッコー」)も、高橋良明くん(ドラマ「うちの子にかぎって」)もよかったなぁ・・・
ニコラス・ツェーリバー・フェニックスエドワード・ファーロングクリスチャン・ベールレオナルド・ディカプリオだって!!
今でこそすっかり脂ものって渋みも出てきたくらいにして大御所感滲みでてきてますけど、その年頃の彼らはほんとにほんとにキラキラと自発光してて眩しかった!!
・・・って、なんの話( ゚Д゚)!?
なんか普通にヤバい人?
素直に映画マニアの俳優論として聞き流してください(*´з`)
いや、だからあの、少年から青年に向かう時期特有の無垢な輝きと、どことなく危うさを漂わせつつのまっすぐさと儚さみたいなものってあるじゃないですか!!
あの輝きは、大人になると消えますからね!
そこのオジサン、言っておきますがあなたはもうそれ、持ってないですよ!
ええ、私ももう持ってませんよ。その時期の少女特有の煌めきなんか、とっくにどこかに置いてきましたよ!
でもこの山﨑賢人は、たしかにその空気を持ってますもんね!
(C) 原泰久/集英社 (C) 2022映画「キングダム」製作委員会
少年ぽく見える、っていうのは、やろうとしてもなかなかできないもの。
持ってる空気感が少年ぽいというのは強みだし、素敵なことです。
そもそもゴリゴリに体を鍛えてそれを見せたいタイプの男性は、私は好みではないのでゴメンナサイ!(は?)
あくまでも私が好きなのは、〝線の細い少年ぽいタイプ”
少年のような空気感を持ってればなお良し。
顔も、あんまりキラキラ派手なセンター(立ち位置的にセンターになりそうな)顔は苦手なので、派手すぎない主張しすぎない犬系イケメンが好きな私としては、山﨑賢人は好きな顔なんですよ~( *´艸`)
顔が小さくて、目がシュッとしてて、運動神経が良さそうな感じねー!!(うるさい)
え?〇ャニーズじゃないって?
そう。骨の髄までゴリゴリに〇ャニヲタの私ですが、
イケメン全体まるっとチェックしてるし、
事務所の垣根無しにイケメンは大好物なんでご心配なく( `ー´)ノ
しかも、吉沢亮も出てるじゃないですか~!
中劇で上映した映画「リバーズ・エッジ」
あれは原作漫画のイメージ通りですっごく良かった!
原作ファンとしては、映画化のキャストについては厳しくいきたいところだったんですが、
あれは文句なしでしたね!
まさか、岡崎京子の漫画に出てくる顔にソックリなイケメンがこの日本にいるとは!
ドラマ「GIVER 復讐の贈与者」も見てました!
かなりブッ飛んだドラマでしたけどね、なぜか彼がやるとリアリティが出るという。
もう顔というか存在が漫画っぽいなのかな。
だって「キングダム」でも、秦の始皇帝の役ですよ!?
中国の歴史の一番最初のころに出てくる、
テストにも必ず出てくる、
中国史で一番大事な人物。
それを、いくら中国の天下取る前の若かりし頃の役だって言ったって、
日本人の役者で〝秦の始皇帝”の少年時代をリアルにやれる人います??
しかも大大大ヒット漫画の。
そもそも吉沢亮クラス(の顔)じゃなきゃ、あんなお姫様カットの王様なんて似合うわけないよね!
だってあんな髪型、丘めぐみしかやんないじゃん!
「♪私の私の彼は~左利き~」じゃん!!(何の話?)
それが似合って、そのうえ始皇帝って( ゚Д゚)!
漫画しかありえないじゃん( ゚Д゚)!(→そもそも漫画です。)
美少女感を完全に消してやんちゃな少年にしか見えなかった橋本環奈ちゃんも続投。
この変なミノムシみたいな格好にボサボサ頭でもやっぱりかわいいんですけどね!
この透明感もまた彼女の魅力ですねえ!
この方も異次元クラスの美形ですけど、
もうここまで完全に振り切ってしまうとそれこそ漫画のなかの世界みたいにかわいらしい小学生くらいの男の子に見えてきますもんね。
(C) 原泰久/集英社 (C) 2022映画「キングダム」製作委員会
そして今回、新たに仲間に加わるのは、
私の元カレ・生田斗真くんの奥様である清野菜名ちゃん。
ニコラス・ツェー(→一番愛した元カレ)
リバー・フェニックス(→若い頃の元カレ。死んでしまったのでさらに忘れられない)
斗真くん(→彼の将来を想って私から別れた。今は幸せを願っています)
と、私の元カレが多すぎる問題については今は置いといて。
(→知ってると思いますけどすべて妄想です)
(C) 原泰久/集英社 (C) 2022映画「キングダム」製作委員会
この方はもともと体育系の推薦入学もできたというほど、ガチのアクションを得意とする演技派女優さんですね。
https://youtu.be/3nF5Z__TfOY「キングダム2 公式youtubeチャンネルより」
美しくてアクションが得意って、無敵だよね!
カッコいいよね!私も大好き!!
志穂美悦子か!!JACか!!(例えがいちいち古い件についても置いといて。)
楽しいなぁ~(´ー`)これからの日本映画界を背負って立つ〝熱い”若手の俳優さんたちが勢ぞろいですよ。
もちろん、前作よりさらにパワーアップして衣装が入らないくらいにムッキムキに体を作って2作目に臨んだ大沢たかお〝圧”や、
トヨエツ高嶋政宏満島真之介あたりの〝暑”なんかもすごい。
前作では孤児の少年・信(山﨑賢人)が、弟の反乱により玉座を奪われた若き王(のちの秦の始皇帝)と出会い王都を奪還するまでを描きましたが、
今回この2作目ではその後、新しい仲間が加わった主人公たちが、
突如、隣国「魏」が国境を越え侵攻を開始したことにより始まる秦国存亡の危機に直面していきます。
前作から引き続き脚本にも原作者原泰久が携わって徹底的に推敲が重ねられているので、
原作ファンも納得の実写映画化となっているのが成功の秘訣とも言えますね。
このあとも第三弾が控えているということですが、
一作ごとに大きな戦を主題に据えて描かれているので、
前のを観ていないと話がわからないというわけではありません。
今どき珍しいくらいの本格派アクションエンタメなので、
それだけでもじゅうぶん面白く、爽快感も満足感も200%なんですが、
前のを観てあるとさらに楽しめる!
先日、1作目をテレビでもやってましたけど、
今の時代、どこでも配信してる!!
すごいですよね、家を出なくてもいろんな映画観れちゃうんですから。
レンタル屋さん、減るわけだ・・・(-_-;)
私は昭和生まれのアナログ世代なので、
推しのCDは手元に置きたいし、
時間があれば本屋でブラブラしたいし、
レンタルショップでDVD眺めて歩いて、観たいのを決めるのも大好きなんですけどねー。
でもまあ、配信は「便利、早い、思いついたらすぐ観られる。」
そう、急に明日「キングダム2」観てみようかな~ってなったら、
前作を今すぐ、家を出ずに観ることができるってこと。
重い腰を上げてやっとこさレンタルショップに行ったら全部レンタル中だったなんてこともなく。→よくあった。
前作観られるなら、観ておいたほうがいいですよ。
マジで面白いから!!
孤独な主人公が、仲間を増やしてって勝利を手にする。
この少年漫画感、最高です。
その舞台が中国の春秋戦国時代、始皇帝が誕生するエピソードだっていうんだから、
そりゃあ若者はもちろん、おじさまたちも夢中になりますよね。
長澤まさみもよかったなー。
「キングダム2」は、さらにパワーアップ。
私も、仕事の合間にモニターでチラチラ見てるんですけどね(早くちゃんと観なさい)、
「グラディエーター」も真っ青の戦闘シーンや、
「ベン・ハー」もビックリの騎馬戦など、
大迫力の超スペクタクル歴史浪漫!!
夏休み、家族や友達同士で観るのにもピッタリなド派手エンタメです。
ぜひ、涼しい映画館の大きなスクリーンで、でっかい音量でお楽しみください♪


そしていつの間にかもう公開日を迎える「ショーシャンクの空に」
 (C) 1994 Castle Rock Entertainment. All Rights Reserved.
名作中の名作ですよね。
午前十時の映画祭でも大人気。
死ぬまでに観るべき映画50選
101の偉大な脚本
映画音楽ベスト100
1990年代の最高映画
アメリカ映画の名セリフベスト100etc...
もう何が何やら、いろんな評価が高すぎて大変。
とはいえ今では〝誰もが知る名作中の名作”みたいな扱いのこの映画ですが、
舞台が刑務所、おじさんしか出てない、地味、ていうかなんか暗い・・・(→失礼)
みたいなイメージが先行したのか、
それとも同時期に公開された「フォレスト・ガンプ」「パルプ・フィクション」なんかがキャストも作りも派手で明るくしかも大ヒットしたためか、
公開当時は興行収入がふるわず、製作費の元手もとれずに、
本国ではぶっちゃけ「コケた」状態だったことをご存じですか??
日本人は大好きな系統のストーリーなので日本ではそこそこヒットしたし、
最初から評価もすごく良かったんですが、
本国アメリカではその年のアカデミー賞に7部門ノミネートされたことで一気に評価が上がり、アカデミー賞の発表に合わせて再上映されてやっと元をとったという。
(アカデミー賞の受賞は、もちろんこの年は「フォレスト・ガンプ」が総ナメでしたが、
それは仕方ない。わかる。でしょうね!!って感じでしたね。)
まあいろいろありますけど私も大好きなこの「ショーシャンクの空に」
本上映で3回観て、リバイバル上映でも何度も観ました。
SY内丸が閉館するときのクロージング上映の時も行きました。
SY内丸の昭和モダンな建物と、映画のイメージがピッタリでしたよ。
「フォレスト・ガンプ」も大好きなんだけど、あちらがアメリカ映画の〝陽”なら、
「ショーシャンク~」はアメリカ映画の〝陰”て感じ。
どちらもものすごい爽快感と感動には違いないけど。
だから、公開が別の年だったらどうだったかなあ・・・
同じ年にオスカーを争うとなるとやっぱりアメリカ映画の〝陽”に軍配となるのかもしれませんが、
別の年だったら有りだったんじゃないかなあなんて、ちょっと思ったりもします。
ティム・ロビンスも最高に色気のある、激渋のカッコいい時期でしたしね!
モーガン・フリーマンの、疲れて希望も忘れてしまったような受刑者もよかった。
 (C) 1994 Castle Rock Entertainment. All Rights Reserved.
ラスト20分だけでも何度も観たいし、思い出しただけで感動が蘇ります。
誰もが楽しめる、わかりやすくて明るくハッピーな〝ビバ!USA!!”作品ではなかったので
最初の興行収入ではコケたにしても、
この映画の素晴らしさはじわじわと多くの人の心に広がっていき、
今では『絶対に観るべき』『誰もが感動する』作品として必ず名前の挙がる作品になりました。
私も、「何か良い映画あったら教えて」なんて漠然と聞かれたりしたときにはこれをすすめます。
「映画好き」を自称するなら必須科目といっていいでしょう。
若い人にも、ぜひスクリーンで観てほしい!
 (C) 1994 Castle Rock Entertainment. All Rights Reserved.
この、ポスターのシーンは絶対に映画館で観たいですよね!!!
なんと、4Kリマスターで公開です。
全体的に刑務所内でのお話なので、たしかに画面、暗いよね(^_^;)
ていうか、そもそも「4Kリマスター」って、どういうこと??
丁寧に説明してくれている記事がありましたので、
気になる方はぜひ、読んでみてください↓↓
つまり映像、めちゃくちゃ綺麗になってるってこと!?
それは楽しみ!!


そんなこんなでリアがまだまだバタつき中のため、
休みの日も分刻みであちこち走り回っているところ。
慣れないことをしているせいか、移動中に縁石に乗り上げタイヤを傷めてしまい、給油に入ったガソリンスタンドでタイヤを買うハメになったり(そういえば、これも2万でした。
なに、なんなの!?もしかして私、前世で誰かに2万借りたままなの!?)、
予約を入れていたものを取りに行くのを忘れたり、
この隙間時間しか行けないと気合を入れて向かった病院がまさかの休診だったり、
そんななかでも何年かぶりにやっと法事で会えた従妹たちを新幹線のホームまで見送りに行って泣きそうになったりもして、
(子供の頃、彼女たちと毎年ずーっと一緒に過ごした夏休みを思い出し。あの頃の夏の終わりもこんなふうに都会へ帰る従妹たちを寂しく、ちょっとだけ羨ましく思いながら見送ったなあと、数十年たっても同じように戻ってくる夏の匂いとともにしんみり。)
情緒もあっちこっち行ったり来たりで忙しいったら。
まあとにかくいろいろとてんやわんやの日々です。
え?仕事?
まあ、通常のルーティンの業務はちゃんとやってますよ。
ただ・・・・いつもの夏休みなら・・・・子どもたちで賑わっているはずの中劇ですが・・・・。
なんというか・・・・・静かなもんです(*_*)
例によって、〝自然体でソーシャルディスタンス守り中”
こんなに静かな夏休み、いまだかつてあっただろうか!?いや、ない。
静かすぎて眠い(?)。
コロナだけでもこんなに不自由な状況だというのに、
そのうえサル痘!?
何ソレ!?
もう、マジ勘弁してくれよ!!!
いい加減、疲れてきましたね(-_-;)
そんなときは、まさに手軽な「映画館」で気晴らしを。
この夏の中劇はポケモンもない、子どもが来るような映画、全然ない!!
のビックリな夏です。
一応、8月12日からは「パウパトロール」が公開になりますが、
盛岡はもう夏休み終わっちゃうじゃん!!
だから急いでね!
(C) 2022 Spin Master Ltd. PAW PATROL and all related titles, logos, characters; and SPIN MASTER logo are trademarks of Spin Master Ltd. Used under license. Nickelodeon and all related titles and logos are trademarks of Viacom International Inc.
今年の夏は、現在上映中の「ブレードランナー」「キングダム2」
「ショーシャンクの空に」「炎のデスポリス」のほかに、
前に紹介した夏作品のあと、また新しく決まったものがありますよ!

8月5日から公開の「ファイナルアカウント」
(C) 2021 Focus Features LLC.
ヒトラー率いるナチスドイツが犯した、人類史上最悪の戦争犯罪〝ユダヤ人大量虐殺”を実際に目撃した人々の「加害者側の証言」と当時の貴重なアーカイブ映像を記録したドキュメンタリー。
・・・・・・・これは寒い。
背筋からゾッとします。
これはやはり夏に上映したいということで、急遽8月に入ってきました。
今現在、まさに最悪の戦争を繰り広げている国もあるなかで、
戦争についてまっすぐ問いかけ、考える作品。

そして8月19日から公開の「SABAKAN」
(C) 2022 SABAKAN Film Partners
に続いて、やりました!!!!!
待ってました!慎吾ちゃん!!!!
9月23日公開「犬も食わねどチャーリーは笑う」
(C) 2022“犬も食わねどチャーリーは笑う”FILM PARTNERS
「台風家族」市井昌秀監督!
慎吾ちゃん岸井ゆきのちゃんが夫婦で!
コメディだけど超~怖い!いい意味で。
旦那デスノートから始まる、ヘビーでダークなラブストーリー?いい意味で。

とまあこんな感じで、秋まで面白そうな作品が続きます。
相変わらずな状況で、いろんな事考えるとウンザリしてきちゃいますけど、
未知のウィルスとはどうやらこうやって様子を見ながら付き合っていくしか無いというスタンスになってきたよう。
最初のころのようにエンタメを止める形にはなっていないのが救いです。
こんななかでエンタメまで取り上げられてしまったら生きてけないですよね。
私は生きてけない(+_+)!!!
朝起きてから、夜に寝落ちするまで公私ごちゃまぜでひたすらエンタメに関わって暮らしている私です。
映画くらい観せてよね!
ライブに行けなくても(→仙台のライブ、諦めました(/_;))、
推しの姿を映画館やテレビ、ネットでくらい拝ませてくれよな!!
みなさんも、ハンパなく換気されている映画館で、
マスクして映画観るくらい大丈夫ですよ!
我慢しないで楽しみましょう。
日々、体はもちろんなので感染予防に気をつけるのは当たり前として、
心の健康にも寄り添って、健やかにお過ごしくださいね。
楽しい夏になりますように!!


★中劇公式サイト  http://www.chugeki.jp/


2022年6月30日木曜日

いろいろあるよ!香港映画にムロツヨシ。

こんにちは。
気が付いたら2週間ほどぶっ続けでお酒を飲んでいて(家で、一人で。)、
休肝日が無かったことを思い出し、慌ててその日お酒を我慢したんですが、
そのぶんなぜかコ〇ケヤス〇ーンを一袋ペロッと平らげて(ピンクの。)、
そのあともう一袋(の。)開けてしまい(いや大丈夫、まだあります黄色のが。)、
「いや!お酒を我慢したからといってこれはない!!」と思い直してのは手を付けずにそのままセロテープで留めて、その代わりにトムヤムクンのカップラーメンを食べてやっと〆めた(最後、残った汁にちっちゃめのごはんと卵を入れて食べるまでがセット。)という残念女子は私です。
・・・・・黙ってお酒飲んでたほうがよかったかもね(*_*)
え、なんの話??
梅雨です。雨続きです。
休みも外に出ないので、映画ヲタクブログの〝マクラ”(本題の前の、掴みになるような小話)になりそうな面白いエピソードも皆無なので、自虐ネタしかなかっただけ。
あ、でも映画は観てます!
といっても、公開日を過ぎてしまってから観たためここに書けなかったものたちもいくつもあって、全く追いついていませんけど(/_;)
みなさん、もしも
「あれ?新しい映画、始まったのにヲタクブログ書かないのかな?」
と思ったら、
「・・・・・さては、まだ観てないんだな。。。」
と察して、そっとしておいてください。
体力と気力がついていかず、観るのが遅くなっても書けなくてもなんとか観るだけは観ておこうとがんばってはいます。
そのうち、すっかり上映も終わったころ、やっと感想をアップするかもしれません。
1ミリも宣伝にならないじゃん!!何のために!?
・・・だから言ってるじゃないですか!
ただのヲタクブログだって!!


というわけで、6月24日〝624:ムロツヨシの日”に公開になりました。
「神は見返りを求める」
©2022「神は見返りを求める」製作委員会
なんか・・・・・痛い(/_;)
痛すぎて、しんどい。
そんな映画。
𠮷田恵輔監督です。
映画『ヒメアノ~ル』で、
観た人すべてをドン引きさせ、森田剛の俳優力を世の中にぶちまけたあの監督。
人間の、生々しい暗さやドス黒さ、エゴやなんの気なしの冷たさ、気付かずにいたかったほんの少しの裏側なんかを容赦なく提示してくる作品たちを、
すべて自分が脚本を書いて監督してきた監督です。
今回も、テーマはポップでありながら、やっぱり骨組みは変わらず。
綺麗なところには絶対に着地しません。
たぶん、そういうものは作らないというか、作れない人なんでしょう。
最後、「あれ!?これ、もしかして、いい映画で終わるの!?」
と一瞬思うんですけど、
「いやいや、そんなわけないよね」
ってなる。
そのあたり、すごく好きな人と苦手な人が分かれるところだと思いますが、
みなさんはどうですか?
私は、やっぱり普通の人なので、「いい映画で終わればいいのに~!!!」
と思うのですが、
それでも、「それじゃあ面白くないよね!(この監督の作品なら)」
とも思ってしまう自分もいます。
『ヒメアノ~ル』のラスト、
「お母さーん、麦茶ちょうだーい」森田剛
そしてこの『神は見返りを求める』のラスト、
ムロツヨシが踊る後ろ姿。
どちらも、そのほんのちょっとのシーンがあるかないかで大きく変わるラストシーンです。
そしてどちらも、胸をガシッとつかまれるというか、
頭から冷水を浴びせられるというか、
とにかく衝撃。
今回は、たまたま中劇で上映した『ヒメアノ~ル』を例えに出しましたが、
この監督、他の作品もやはり、すべて自分が脚本も書いているだけあってブレない。
気になる方は、観てみてください。
初期の作品には、意外にもメジャー系の青春映画もあったりしますが(私の推しGメンバーが主演だったので観ていました。『ヒメアノ~ル』の上映のときに知って、「え!?あの爽やかな映画の監督!?」と驚きましたが。)、
それでも自分で脚本を書いているので、それはそれで興味深いですよ。
そして今回の主演は、そんな𠮷田監督の作品に出演するのは『ヒメアノ~ル』に続いて2作目というムロツヨシ
©2022「神は見返りを求める」製作委員会
大ブレイクで、すっかり売れっ子になりましたね。
〝面白い作品にちょこちょこ出てくるキモイ人”って感じだったのが、
もう今は〝個性的なバイプレーヤー”の域を越えて、
主演作品も増えてきて
〝人間の表も裏もナチュラルに演じ切る性格俳優”といった感じ。
この人が出るなら面白そう、
この人の作品なら観たい、
そういう魅力にあふれています。
ドラマ「大恋愛」では不覚にも一瞬、恋しました。
なんか・・・・カッコよくない(゚Д゚)ノ!?
そのあとすぐ「勇者ヨシヒコ」を見直して、
「そうだそうだ、こっちがムロツヨシだったわ。あっぶねー!目がハートになるとこだったわ!」っとなりました。
いや、どれがほんとのムロツヨシかわからない。
そしてそれを本人も狙ってる。
そんなつかみどころのない、超個性派俳優。
映画「サマータイムマシンブルース」のころは、
こんなに出世するとは正直思いませんでしたけど、
本人の努力と才能が身を結んだんでしょうね。
常々『俳優・ムロツヨシを演じてる』と言っていた彼ですが、
先日バラエティ番組で『ムロツヨシを演じるのも限界がきてる』
と言っていました。
どういう意味なのかわかりませんが、
『まだまだ俳優をやっていきたい』とも言っていたので、
彼のネクストステージを楽しみに。
ヒロインの岸井ゆきのちゃんもよかった!
©2022「神は見返りを求める」製作委員会
前にこのブログでも書いたんですが、映画「愛がなんだ」の彼女がよすぎて!
そしてつい最近ですが、前クールのNHKのドラマ「恋せぬふたり」がまたすっごくよかった!
今、〝リアルな、生々しい現代の女の子”を演じさせるなら、
岸井ゆきのか、伊藤沙莉か。
ってところでしょうか。
美人過ぎないところが普通の女の子のリアルだし、
だからこそ、ふとした瞬間のハッとするような美しさとか、
何かのきっかけで変わる女の子の一瞬の表情とかでいろんなものを表現できる。
「愛がなんだ」では小悪魔的な男子に振り回されてわかりやすく落ちていく普通の女の子を演じていましたが、
今回の「神は見返りを求める」では冴えない底辺女子が人気ユーチューバーとして成り上がる姿を、
いきいきと、痛々しいまでにリアルに演じています。
前半の、同僚にも見下されているような冴えない女子のやさぐれた様子から、
徐々に人気が出て、今まで見下してきていた子たちに思いっきり嫌味を言う顔、
そして昇りつめたときの自信に満ちあふれた美しい横顔(と同時に中身は腐っていくあたりも絶妙!)。
これは、バリバリの美人女優では出ない味!
そのあたりも見ていて面白い変化でした。
映画「明け方の若者たち」のスピンオフドラマ『ある夜、彼女は明け方を想う』や、
映画『前科者』と、このところ中劇ともご縁がある若葉竜也の、
こういうヤツ、いるよねーーーー!!!!なサイテー男(マジ。ムカつく!)もよかったし、
現代のエンタメではすっかり重要コンテンツとなってしまったユーチューブユーチューバーの、これまたリアルな側面を描きつつ、
最後はちょっとグッときたなー、なんて思わせといてやっぱり一筋縄ではいかないという𠮷田節でなるほどね!
っていう映画でした。
公式サイトhttps://kami-mikaeri.com/


そしてもう一本。
忘れちゃいけない香港映画。
「花椒(ホアジャオの味)」
©2019 Dadi Century (Tianjin) Co., Ltd. Beijing Lajin Film Co., 
Ltd. Emperor Film Production Company Limited Shanghai Yeah! Media 
Co., Ltd. All Rights Reserved.
父親が亡くなり、遺品のスマホを見て自分には母親の違う妹が二人いることを知った主人公。
その3人の娘たちの背景をなぞりながら、
それぞれにいろんなものを抱える現代の女性三人が、
寄り添い、支え合い、成長していく物語。
・・・・・・・好き。
大好き!
香港映画というと、バッキバキのアクションとかごっつい火薬とかしか浮かばない方もいるかもしれませんが、
私はこういう、静かで、穏やかに日常を紡ぐ市井の人々を見つめる香港映画も大好き!
元彼のニコラス・ツェーみたいなイケメンが走り回らなくても、
教会でタイマンを張る無敵の刑事がいなくても、
大量の火薬で都会のど真ん中を爆破しなくてもいいんです。(もちろんそっちも大好きだけど。)
高級ブランドの路面店が立ち並ぶメインストリートの裏の小汚い路地で、
だらしないけどどこか憎めないオヤジがやってた火鍋屋を舞台に、
母の違う姉妹がなぜか店を切り盛りすることになるヒューマンドラマ。
©2019 Dadi Century (Tianjin) Co., Ltd. Beijing Lajin Film Co., 
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・・・・・・天才。
・・・・・・最高。
これも、香港映画
中国への返還前、大いに盛り上がっていたころの香港映画界は、
まさにその体一つでぶつかりあうガチのアクション映画と、
都会の片隅にある市井の人間ドラマ(たまにしょうもないコメディ、あるいは心ゆさぶるラブストーリー)を、
とにかくどれも2週間くらいで撮影して大量に生産し常にガンガン新作を上映することで、
娯楽を求める香港市民を楽しませていたんです。
一見、地味に見えるこの映画「花椒の味」も、これまでの日常系香港映画の路線を外れることなく、
〝実はゴリゴリの大物”が主演、
〝街の日常と、映えスポットどちらもいいとこどり”しつつの、
〝誰もがどこかに共感を覚える人間ドラマ”
どこか懐かしく、でも常にものすごいスピードで変わりゆく香港の街の、
間違いなく〝今”を切り取ったお話。
三姉妹それぞれが、香港重慶台北で向き合っているシビアな現実はどれも生易しくはない家族の問題であり、
そしてそれぞれの家族との距離感を、
香港では「近いけど海底トンネルを通らないと行けない」父との距離、
台北では「堤防の向こう側に住んでいたころ」の幸せな思い出、
重慶では「ロープウェーのこちら側とあちら側」
という対比でセリフだけでなく視覚的にも絶妙にリアルに見せてくる。
そしてそのどれもが、私自身の胸の中にある小さな痛みと合わさってジリジリと目の前に迫ってくる。
家族だからこそのシビアできつい言い方もあれば、
近いからこそ素直に言えない本音もある。
私自身、父親にはきつく当たった時期もあったけどそれについてごめんねも言えてないし、
母親には素直になれずいまだに憎まれ口ばかりだし、
ずっと一緒にいて毎日ごはんやお弁当を作ってくれていた祖母には感謝の言葉どころか全く優しくしてあげられないまま亡くなってしまったし、
スクリーンのなかの家族を眺めながら自分の家族のことをふと思い出してチクチクと胸が痛んだ私でした。
だけどやっぱり家族だから。
最後の最後、心の芯の部分ではやっぱりお互いを想いあう気持ちがある。
ずっとそばにいた家族だからこそ一緒にいるのがしんどくて距離をとったり、
初めて会った家族だけどなぜか心のよりどころになったり、
家族じゃない他人だからこそ見えるものがあったり、
もう一度やり直したり、新しく始まったり。。。
人と人との関わりによって生まれる出来事が三姉妹を少しづつ成長させていく姿に、
私の心もほぐれていくような感じがしました。
誰かと向き合うことは、見て見ぬふりをしていた自分と向き合うことでもある。
痛い。そして苦い。
この映画の名脇役は火鍋をはじめとした料理たち。
大事な人たちと料理を囲むことを大切にする中国の映画に出てくる食べ物は、
いつもどれもとにかくおいしそうで、
出てくるお料理を見ているだけで幸せな気分になります。
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料理人の父親と三人の娘を描いた台湾映画「恋人たちの食卓」を思い出したのはもちろん、
好きな人に食べてもらうために作ったホカホカのギョーザ(?)を抱えて走るチャン・ツィイーの可愛さに悶える「初恋のきた道」
そして「恋する惑星」でフェイ・ウォンが長いエスカレーターに乗りながらすする麺や、
たとえおバカな〝どコメディ”であってもレスリー・チャンアニタ・ユン「金玉満堂」とかチャウ・シンチー「食神」でさえ出てくる料理がひたすらおいしそうだったんですよね。
ああ!また観たくなってきた!!!
「食べることは生きること。」
なんてどこかで聞いたことがありますが、
まさに毎日、三食食べて暮らしている私たちにとっては、
食べることは生きることなんですね。
父親の火鍋の味を再現するため悪戦苦闘する姉妹の楽しそうな日々も、
お店のみんなと囲むまかない料理も、
仲間とマージャンをするおばあちゃんに作ってあげるスープも、
父親の違うきょうだいと囲む気まずい食卓でさえ、なんだかすごくあったかい。
それに、映画のワンシーンから世界中の普通の人々の暮らしを覗き見るのが好きな私にとっては、
そんななにげない食事の様子も、
初めて見る香港のお葬式の様子も、
中秋節(中国では家族と過ごす、秋の大事な行事。日本ではお月見)の舞火龍(火のついた獅子舞のようなもの)も、
とても興味深いものでした。
好きだなあ~・・・・(*´ω`)!
何回も観たいなあ~・・・(*‘∀‘)
主演は香港が誇る大スター「サミー・チェン」
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わかりやすいのは「インファナル・アフェア」アンディ・ラウの奥さんの役だった人、でしょうか?
でも日本でいえば、歌手としては安室奈美恵
女優さんだったら松島菜々子深津絵里あたりの、
とにかく歌手としても女優としてもトップクラスの大スター。
でもこの映画ではそのスターオーラを完全に消して、
地味な黒髪に眼鏡で、まじめで頑固な長女を演じています。
母親との関係も、父が応援してくれたビリヤードの道にも行き詰まって悩む次女を演じたのは、ボーイッシュでめちゃくちゃスタイルのいいメーガン・ライ
実際に台湾でモデルとしても活躍しているようです。
アパレル関係の仕事をしている天真爛漫な三女を演じたのはオレンジ色の髪と派手なファッションに身を包んだリー・シャオフォン
中劇で上映した「芳香-Youth-」に出てたって!?
・・・え、どの子(゚Д゚)ノ!?
あの映画に出てた女優さん、みんな美人すぎてわかりません・・・!
そしてアンディ・ラウサミー・チェンの元恋人という役柄ってだけで「キターーーー!!!」となったあなたは香港映画マニア。
©2019 Dadi Century (Tianjin) Co., Ltd. Beijing Lajin Film Co., 
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出演シーンは車の中ばかりでそれほど多くはありませんが、
これまでアンディサミー姐さんが演じてきた恋人や夫婦の役を思い出し、
一人「うんうん」と頷くヲタクが一人。
地味なように見えて、香港のアカデミー賞「香港電影金像奨」11部門ノミネートされたこの映画。
監督こそまだ30代の新進気鋭の女性監督であるヘイワード・マックですが、
プロデューサーはなんと、激動の、そして絶頂期の香港映画界を背負い「香港ニューウェーブの旗手」と謳われた香港映画界の重鎮アン・ホイ女史。
中国に返還されガラッと様子が変わってしまった香港映画界を、
彼女はどう見ているのか気になるところ。
イギリスから中国に返還され、それこそ真綿で首を絞められるように少しずつ少しずつ規制が入り、製作本数を減らされてきた香港映画
中国の資本が入れば、製作費は増えるが、生粋の中国人を使い、中国で撮影しなければならず、しかも思いっきり中国のチェック(口出し)が入る。
それで純粋な香港映画の製作はかなり難しくなっている現状。
しかも中国は今年から、中国のドラマに出演する外国籍の俳優に国籍の表示を義務づけるという、なんとも時代錯誤な施策を始めました。
芸能人が外国籍を持つことをけん制し、国への忠誠をはかるというわけ。
ということは、すでに外国籍を持っている俳優たちは、中国の仕事がしにくくなってしまいます。
もう中国、何やってんですかね( ゚Д゚)!?
私の元彼ニコラス・ツェーも、中国のドラマにも出たり料理番組をやったりして中国本土でも大人気なんですが、
彼は子供の頃からカナダで暮らしていたためカナダ国籍も持っているんですよね。
でも、この外国籍排除の動きを見て「僕は香港生まれだから中国人」と、カナダ国籍を離脱したことを表明しています。
そうしないと、中国での仕事がしにくくなるからね。
こうして、中国への返還によってたくさんの映画人が外に流出しただけでなく、
予算も製作本数も減らされ、そのうえ海外に移住する人が多い土地柄だった香港特有の「外国籍」を持つ人が多いという部分まで中国の思惑に振り回されてどんどん活躍の場を削られている香港映画界
香港映画をこよなく愛するガチの香港映画ヲタとしては、
あの絶頂期の華やかで活気があって面白い作品も微妙な作品もとにかくなんでもいいから作りまくってしっちゃかめっちゃかだったくらいのあのころの香港映画界に戻ってほしいと思うのですが、
それはもうたぶん叶わぬ夢ですね。
寂しい・・・(/_;)
今回のこの映画「花椒の味」ですが、これはその、一年で作れる数がかなり減ってしまった純度100%の香港映画のうちの一本です。
©2019 Dadi Century (Tianjin) Co., Ltd. Beijing Lajin Film Co., 
Ltd. Emperor Film Production Company Limited Shanghai Yeah! Media 
Co., Ltd. All Rights Reserved.
やっぱり、私クラスのヲタになると、観ていて「あれ?これは中国入ってるな・・・」とか、「これは中国が嚙んでるな・・・」と気付くもの。
この映画には、それがありません。
これは、私の好きな、大好きだったあのころの香港映画です。
とはいえ才能が認められたのは確かですがまだまだ無名の女性監督の作品。
数多のライバル候補を押しのけて狭き門の完全香港映画製作に名乗りを挙げるとなると、
そこにはやはりアン・ホイ女史がプロデュースと言う大きな後押しがあったからにほかなりません。
たくさんの映画人が香港を離れてからも香港に残り、変わりゆく街の姿を見つめ続けてきた彼女が、若い才能を見つけ育てていることじたいが、まさしく香港の宝。
香港映画の灯をどうか消さないで!
中国映画とは明らかに違う香港映画の、香港映画らしい輝きをいつまでも受け継いでいってほしい!
そういった意味でも、アン・ホイ女史には香港映画界をまだまだ牽引して動かしていってほしいものです。



・・・・・うん!語ったね( `ー´)ノ
・・・・・だいぶ話がそれてますけど。
まあ、現在の香港エンタメ界が抱える難しい問題について、
珍しく純度100%の香港映画を上映するときに語らずしていつ語るのだ!?
というわけで、いつの間にか今回も普通にヲタ回になってしまいました。
「メタモルフォーゼの縁側」が、ヲタの背中をそっと推してくれた・・・
いや押してくれたので、エンジン全開です。
みなさん、「メタモルフォーゼの縁側」は観ていただけましたか!?
ゆっくりと心を解きほぐし、さりげなく元気をくれる映画。
夏の前の数週間、
中劇の大人の時間です。
見返りを求める男と恩を仇で返す女の愛憎劇、
静かに心に沁みる香港映画、
そしてBLがつなぐ歳の差58歳の友情。
あ、午前十時の映画祭は「アポロ13」からの「アルマゲドン」です。
ピリッとスパイスのきいた人間ドラマたちを、ぜひ観に来てくださいね。



★中劇公式サイト  http://www.chugeki.jp/