2024年3月19日火曜日

春ですね。『午前十時の映画祭14』上映作品決定♪

こんにちは。
寒い・・・・・。
2月、春休みみたいにぽかぽかと暖かい日が続いたりしたせいで、このところの冷え込みが余計厳しく感じます。
今日なんかもう、雪・・・?
こんなところがやっぱり、盛岡。。。ですね。
それでも昼間ほんのりと暖かい時間もあったり、街なかには学生が増えたり、
春っぽい雰囲気も出てきた盛岡です。
そうですよね、そうやってちょっとずつ春になっていくんですよね。
そんな一気に春になるわけがなかった・・・・。
そしてその時期、毎年気になるこの話題。
『午前十時の映画祭』
今年で14年目の『午前十時の映画祭』
〝シリーズ13”の最終作品「愛と哀しみのボレロ」が3月28日に終了し、
1週間空いて4月5日から〝シリーズ14”がスタートします。
そしてその空白の1週間の隙に「それっ!」とばかりに皆さまお待ちかねの『瞳をとじて』を突っ込んだこと、
常連の映画ヲタクのみなさまならだいたい想像がついたと思いますが。
3月29日公開『瞳をとじて』
© 2023 La Mirada del Adiós A.I.E, Tandem Films S.L., Nautilus Films S.L., Pecado Films S.L., Pampa Films S.A.
思ったよりも早めにやれてよかったなと(;'∀')
新年度でバタバタかもしれませんが、みなさま、お見逃しのないように!
まあ息つく暇もなく(容赦なく)『午前十時の映画祭』は4月5日からシリーズ14がスタート。
みんな大好きハリウッドを代表する大大大ヒットアクションアドベンチャー映画といえばの『インディ・ジョーンズ』シリーズで走り出しますけどね。
スタートダッシュですね。
欲を言えば、こういうのは本当は夏休みにやってほしいんですけどね!
なぜなら子供たちも楽しめる映画だから。
ちょうど新学期がスタートするっていう4月あたまから上映しちゃうなんてもったいない!
平日でも子供たちが来れる夏休みなら、もっと入るよ!!ねえ!!
「ターミネーター」「マトリックス」シリーズを夏休みにやったのはよかったよ!
でも去年の「ジュラシック・パーク」シリーズと今回の「インディ・ジョーンズ」シリーズはさあ!
4月あたまじゃ子供たち来れないじゃん(/_;)!!
去年の「ジュラシック~」には、恐竜大好きの小さな男の子が来てくれましたけどね、
そういう子が、夏休みとかだともっと来れるじゃん!
・・・・・と、声にならない声を挙げています。毎年。
とはいえそんなふうに、発表されたラインナップにやいのやいの言うのも楽しかったりするこの時期です。
まあ、いいでしょう。
私の大好きな「インディ・ジョーンズ」シリーズからスタートですからね。
興行側としては、子供たちにも来てほしかったなーというのはありつつも、
個人的に映画マニアからすると、
〝インディからなら、つかみはOK”的なね。→は?
〝悪くないじゃん(*´з`)”みたいなね。→何様?
とにかく、「インディ・ジョーンズ」シリーズをはじめとした1980年代のハリウッド映画黄金期の作品たちは、間違いなく世界中に私のような映画ヲタクを爆誕させまくった要因です。
世界中のクリーエーターやら映画ヲタクたちが、いまだにあのころのハリウッド映画の亡霊を引きずり追いかけていますからね。
正直、今も私は、映画はあの頃のハリウッド映画に勝てるものはないと思ってます。
今は技術も大幅に進化して映像も格段に綺麗になって、あのころできてて今できないことはたぶん何一つ無いし面白いものはたくさんあるしこれからも確実にどんどん進化していくんですけど、
映画業界全体のパワーというか、映画というコンテンツがあのころほど一つにまとまって世界中を夢中にさせてたのはほとんど奇跡だしそれの中心にあったのは間違いなくあの時代の才能もお金も技術もすべてが集まってたハリウッドだったから。
結局、なんだかんだいって1980年代なんですよ。(自己中発言)
みんな、自分の多感だった時期が一番に決まってるし誰だって青春時代を思えばノスタルジーに駆られるに決まってますけどね。
それでもあえて言わせてもらいます。
映画の黄金時代は間違いなく1980年代だー!!!!
(異論は認めます)
・・・・・さて、話を戻しますか。
黄金時代のハリウッド映画。
ここでも何回もこすり倒してるエピソードですが、
私が初めて映画館で観た洋画は「E.T.」
連れて行ってくれた父親はソッコー爆睡でしたけど、私と弟は夢中でした。
生まれて初めての外国の映画が刺激的だったのはもちろんですが、
そのスケールの大きさと奇想天外なストーリーに衝撃を受けたんですよね。
それまでは私自身もまだ小学校低学年とかなので「東映マンガ祭り」「ドラえもん」が同日公開で迷ったりとか、それプラス弟がジャッキー・チェンがいいと言い出してケンカになったりとかそんなレベルだったんですが、
そこへきてのちょうどハリウッド映画もものすごい勢いの上り調子。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「ゴーストバスターズ」
「グーニーズ」「E.T.」「グレムリン」・・・
子どもから大人までみんなが楽しめる超エンタメ映画が次から次へと公開されるようになり、映画業界全体も大盛り上がり。
私の体感でも、映画館はいつも面白いものをやっていて常に混んでいる印象でした。
ものすごい才能と潤沢な資金がみんなハリウッドに集まり、
まだインターネットもスマホもサブスクも無かった良き時代(?)。
アジアの片隅の私のような小学生までもが、
ゴールデンウィークも、夏休みも、冬休みも、春休みも、ハリウッドの新作を心待ちにしていた頃です。
待ちに待った新作は当たり前に映画館で観たし、テレビでもやってれば絶対観てたし、
どれももう何回観たか数えきれません。
あの頃のことを思い出しただけでワクワクします。
そしてここからが本題です。(前置きが長すぎ)
「インディ・ジョーンズ」ですよ。
相変わらず前置きが長いですけど、珍しく気分がノってきたのでお許しください。
大好きで大好きで何度観たかわからない「インディ・ジョーンズ」シリーズ。
4月5日~11日上映
第一作の「レイダース 失われたアーク」は1981年公開、
TM & © Copyright Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
4月12日~18日上映
第二作の「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」は1984年公開。
TM & © Copyright Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
実は私は、この2作は映画館で観たことは無いんです!
1982年公開の「E.T.」で洋画デビューした私でしたが、
それこそ当時は映画業界がマジでめちゃくちゃ盛り上がってた時代。
常に観たい映画(しかも大作)が大量にあったころ。
でも、まだ小学生だった私はさすがに観たいものを全部は観られなくて、「どれにしようかな~」と選ぶしかなかったんですよね。
それでも、共働きで放任主義、しかも家が映画館通りまで歩いて5分という奇跡の実家を持ち、大の映画好きの母親のおかげで自分のおこづかいとは別に映画はいくらでも観ていいという、もう映画ヲタクになるしかない環境だったので(実際は、土日も仕事だった両親が退屈がる娘をお金で捻じ伏せた)、
子供のわりには量を観れてはいたんでしょうが、
とはいえ普通の昭和の小学生だった私は、
友達とも遊びたい、宿題もある、テレビも見たい、そしてたくさん映画もあるなかで全部はさすがに無理(当時の映画館通りはほんとににぎわっていましたよ)!!
しかもそのころは日本映画香港映画(ほぼジャッキー)も面白かった!
季節ごとに角川映画も新作を発表していたし、アイドル映画だって全盛期でした。
・・・え?アイドル映画
大好きに決まってるじゃないですか!!
そこは全くブレない私です。
マッチのやつも、シブがき隊のやつも、吉川晃司風見慎吾のだって観ましたよ!
菊池桃子チェッカーズも大好きで何回も松竹に通ったし!
・・・あ、また話がそれましたね。
そう、角川映画。
あの年、1984年の夏休み。
忘れません、テレビで何度も見た「インディ・ジョーンズ」の続編(魔宮の伝説)は観たかったんですけどね。
仲のいい友達がどうしてもと言ってとりあえず薬師丸ひろ子「メイン・テーマ」を観たんですよ。
薬師丸ひろ子はかわいかったしね!
テレビで番宣してた野村宏伸もかっこよくて(?)。
原田知世「愛情物語」と二本立てだったしね。
(しかしあのころは日本映画も外国映画も「二本立て」「同時上映」がたくさんありましたよね。ほんと良い時代!!)
前の年の教育実習の先生に「原田知世に似てるね」と言われてから大好きになった原田知世の新作を観ないわけにはいかないし!(単純)
また別の日には弟が観たいと言った東映マンガ祭り(メインがキン肉マンだった)に弟と二人で行き(母に、お釣りはあげるから連れて行ってちょうだいと言われた)、
そのまた別の日にも弟とじゃんけんして負けたのでジャッキー・チェンの映画を観たら夏休み終わってました・・・・。
そう、何が言いたかったのかって、「魔宮の伝説を観たかったけど諸事情により観られなかったため映画館では観れてない」ことを言いたかっただけです。
だから私がこよなく愛する「インディ・ジョーンズ」シリーズを映画館で観たのは1989年公開の三作目「最後の聖戦」からなんです。
4月19日~25日上映
「最後の聖戦」
TM & © Copyright Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.
なんといっても初恋の人リヴァー・フェニックスが出てたしね!
中2で出会って(?)「世の中に、こんなカッコイイ人が存在するなんて!!」と雷に打たれたようにショックを受けた『スタンド・バイ・ミー』からの、『インディ・ジョーンズ』シリーズ。
大好きな映画のシリーズに推しが出るなんて、もうマジで神。
しかも若かりしころのインディを演じるリヴァーが見られるとは!!
初日に行きましたよ、エンジン全開で張り切って。
中劇に。
早く着きすぎて、中劇(昔のね。)の奥の廊下のベンチで、友達と二人でずっと待ったのを覚えてます。
そしてその後、何度も一人で通いました。
中劇のおじさんに「また来たの?」と言われる程度には。
そんな、「インディ・ジョーンズ」シリーズです。
そのハンパなく思い入れのある映画を私はいよいよ、映画館で観られるわけです。
楽しみで仕方ない!!
1週ずつですが、なんとか全部スクリーンで観たい!
体調管理とスケジュール管理を徹底しなくては!
って、しょっぱなの「インディ・ジョーンズ」でここまで語ってしまいましたが、
大丈夫ですか?すでに飽きてないですか?
え、まだまだ書きますけど?
また友達に「長いっ(-"-)!!」と言われそうですが。
じゃあ前後編にしましょうか?
・・・・・それもイヤ?
ならしばらくお付き合いください。
だってさ、「インディ・ジョーンズ」シリーズのあとはすぐさまみんな大好きオードリーですよ?
しかもティファニー
やばくないですか?
4月26日~5月9日
「ティファニーで朝食を」
© by Paramount Pictures Corporation and Jurow Shepard Productions
マジで、みんな大好きですよね!
午前十時の映画祭でも何回も上映してますけど、まあ~毎回大好評。
毎回、たくさんのお客様がいらっしゃいます。
もちろん、私も大好き(´ー`)
何度観てもいいですよねえ~♪
オープニングからおしゃれすぎるし、スクリーンを眺めてるだけでため息が出るほどキュートでかわいいオードリー
安易にラブを進めていかないストーリーもまたこの時代を感じられて良き良き♡
今回も観ますよ~!
オードリーはやっぱりスクリーンで観ないとね!
映画の時代のスターは、映画館で観ないといけませんよ、やっぱりね。
で、スクリーンいっぱいに輝くオードリーを観たら、そのすぐあとはなんと、
今まさにホットなあの方の特集です。
ヴィム・ヴェンダース
映画好きを自称するなら必ず通る道、ヴェンダースジャームッシュ
その二人の黄金時代に多感な時期を過ごした私のような昭和の映画ヲタクは、
この二人の新作が公開になると聞くと自動的に「絶対に観ないといけない!」と脳に指令がいくので絶対に観るんですけどね。
特にヴェンダースといったらもう次から次と、もったいぶらずに新作を発表するのがほんとにすごい。
しかも、視点も撮り方も、そして題材もとにかく常に自由で新しい。
自分で脚本を書いためちゃくちゃカッコいい作品を発表したかと思えば、次は淡々とドキュメンタリーを、
で、じゃあとにかく自分で脚本を書きたい人なのかといえばそうでもなくてあっさりほかの人にまかせたり。
自分の興味のあることにまっすぐ向き合って突き詰め、不要なものは気にせず、
かといってがちがちに何かにこだわるわけでもなくひらひらと軽やかに好きなものを作り続ける、そんな印象です。
まさについ先日、授賞式が終わった今年のアカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートされていた「PERFECT DAYS」が話題ですが、そういえばこの作品にこないだ私も触れていました。
そう、めちゃくちゃよかったので、ついつい写真まで入れて語ってしまったんですよね。
それでなくても長かったのに。
いまだに聴いているヴェンダース作品のサントラ「リスボン物語」「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」ね。
落ち着く~癒される~!
毎回、どれをとっても新しくておしゃれな作品を出してくるのに、
わざとらしくないというかそこまで本人は狙ってないというか、
常に自然体のヴェンダース
じゃあもう存在がおしゃれってことよね。
まあ納得。
そんなヴィム・ヴェンダースが日本人俳優を使って日本で撮影した監督作品「PERFECT DAYS」は、まだフォーラムさんとルミエールさんで上映中。
からの、午前十時の映画祭で過去作品をスクリーンで観られるなんていうのはほんと奇跡というかご褒美です。
午前十時の映画祭登場のゴールデンウィーク明けまで「PERFECT DAYS」を上映しているかどうかは微妙ですが(^_^;)
まだ観てないって方はぜひ、観ておいてください!
そしてすでに6月日本公開の作品の新作も公開が決まってる(盛岡ではまだ未定のようですが)、
ヴェンダースの若かりしころの作品2本を連続上映というのはなかなかおしゃれで嬉しいですね!
「パリ、テキサス」
© Wim Wenders Stiftung - Argos Films 2014
「ベルリン・天使の詩」
© Wim Wenders Stiftung - Argos Films 2017
私も、彼の作品を映画館で観たのは1994年の「リスボン物語」からで、
それ以前の作品はレンタルビデオ(!)やBSで放送したものを録画して見たりとかだったんですよね。
なので、今回「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」がスクリーンで観られるのはほんとにうれしい!!
今からソワソワしてしまいますね♪
それから、小津安二郎に真夏のマッド・マックスシリーズなんかもありながら、
何と言っても私の中での今回の目玉は〝私がこよなく愛する香港映画”特集なのでございました。
なんといっても「男たちの挽歌(8月30日~9月12日上映)
© 2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.
これはほんとにおおげさじゃなくてアジアじゅうを熱狂させ香港映画を一躍アジアエンタメのトップランナーに押し上げた潮流〝香港ノワール”ブームのきっかけとなった作品。
亜州影帝(アジア映画界の帝王)といわれたチョウ・ユンファ(ユンファ様!!)の黄金時代、
今は亡きレスリー・チャンもまだまだ若造で溌溂とした輝きを見せ、
そしてプロデュースがツイ・ハーク、監督ジョン・ウーという奇跡のゴールデンコンビで世界中で大ヒット&一大ブームを巻き起こした作品です。
香港映画業界も中国返還前で盛り上がってたプチバブル状態だったこともあり、
続編も次々製作、もともとの香港映画の持ち味であるフットワークの軽さと製作期間も費用もコンパクトに抑えてポンポンと映画を作り続けるスタイルがハマりさまざまなヒットを飛ばし、
アジアを制してその後国際的な活躍を始めることになる香港映画のレジェンドたちが勢ぞろいした名作ですよ!!!(熱くて暑苦しくてスミマセン)
その後、世界中の映画クリエーターたちがこぞって真似をすることになる、
エンターテインメントかつクールでカッコいい戦闘シーンやお約束のあれこれ、
教会で一斉に飛び立つ白い鳩、
両手持ちのピストルを構えて睨み合う男たち、
舞うように踊るように続く銃撃シーン、
それからそれから・・・・暑苦しいのでやめておきます。。。
とにかくぜーんぶこの「男たちの挽歌」が元ネタですからね!
タランティーノも、ロバート・ロドリゲスも、ウォシャウスキー兄弟(じゃなかった姉妹だ)も、大好きと公言するほどリスペクト、自分の映画に取り入れているくらいなんですからね!
まあこの監督たちはそもそもが映画ヲタクなので当たり前っちゃ当たり前なんですが、
映画好きを自称するならやはりこれは絶対に観ないといけない。
大好きなウォン・カーウァイ「花様年華」もいいですね!(9月13日~26日上映)
「花様年華」
© 2000 BLOCK 2 PICTURES INC. © 2019 JET TONE CONTENTS INC.ALL RIGHTS RESERVED
憧れのマギー・チャンと、大好きなトニー・レオン
特にマギー姐さんは、パリに移住してからは女優としての仕事は休業しており、最近は全然姿を見れていなかったので、久しぶりにスクリーンで会えるのがほんとに楽しみ。
香港の女優さんたちはみんな個性的でチャーミングで大好きです。
もう今から8月が待ちきれません!
・・・で、それから~・・・・
って、まただいぶ長くなってしまいましたね(-_-;)
こんなに長くなる予定じゃなくて、さらさらと次々紹介して3月までの1年間の作品をたくさん載せるつもりが・・・載せるつもりが・・・・。
まだ半年ぶん。。。
でもまた友人から「長すぎ!2日に分けて読んだわ!!」とご指摘を受けることになりそうなので今日はこのへんにしておきますね。
後半はまたいつか。(またいつか?)
ほんとは、今週末公開の「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション前章」
©浅野いにお/小学館/DeDeDeDe Committee
も、一足お先に観たのでそれも書こうと思ってたんですけど(/_;)
どうにもこうにも無理でしたね。。。
欲張りは良くない。
ていうかそもそも立ち上がりが遅い。(ぐうたらすぎる)
休みの日にルミエールさんで2本続けて映画(ドッグマンと枯れ葉)観ようと思ってたけど急にアポ無しでランチ誘われてもつい行っちゃう。(意志弱すぎ)
じゃあランチ食べたら帰ってブログ書こうかなと思ったのにランチ終わってお店出たら16時(!?)。(ランチタイムとは)
すぐ寝落ちする。(飲んでなくても、疲れてなくても)
そしてやっと書き始めると長い。(それはしかたない)
・・・・の悪循環。
どこかで戻さなきゃ!
がんばります!!
あ、みなさんは私みたいに意志の弱さで流されたりちょっとずつ歯車が狂って映画を見逃したりしないようお気を付けくださいね。
南部興行のTさーーん!
今週こそ観に行くからねー!!
しかし、トラン・アン・ユン(ポトフ)と、
リュック・ベッソン(ドッグマン)と、
アキ・カウリスマキ(枯れ葉)と、
ヴィム・ヴェンダース(PERFECT DAYS)を、
今、一気に上映している南部興行さんてちょっとすごすぎませんか??
ほんと意味不明ですよね、ここは渋谷か!?
今はなきシネマライズのおしゃれ週間か!?
バグってるよね、どうしちゃったの!?(失礼)
中劇を置いていかないで!!(いや、負けてないよね!)
・・・つまり詰め込みすぎと言いたい。(観たいのよ!全部!)
少しバラけさしてくれよと言いたい。(一気に観れないから!)
・・・いや、行きますよ。(起きますよ)
ほんと、次の休みに行くからさ。。。
南部さんへ行きましょうね、みなさん!(え、もう全部観たって?)
中劇ももちろん、よろしくお願いします。
春休み、普段着で行けると評判の(!)、
ポップコーン大盛りでティーンから大好評の(ついに「山盛りすぎてこぼしそうだから減らして」と言われてしまったほどの大盛り)、
中劇でお待ちしております。
★中劇公式サイト  http://www.chugeki.jp/





2024年2月29日木曜日

ハイキュー!!大ヒット♪ヲタク集まれ!&ドラえもんとクジラもよろしくねの巻。

こんにちは。
いやぁ~・・・・・
「え、ここほんとに中劇!?混んでるけど??」
と、このところ常連さんから絶賛いじられている中劇です。
「ハイキュー!!」大ヒット中でございます。
(C) 2024「ハイキュー!!」製作委員会 (C) 古舘春一/集英社
ありがとうございます!!
原作者の方が岩手県出身だったんですね!(不勉強でスミマセン・・・)
というか、全国的に大ヒット中のようです。
とっくに連載は終わっていて、テレビアニメも放送は終わっているコンテンツなので、
ここまで根強い人気だったとは!
ほんとにオバチャン、もっと視野を広げないといけないなと反省。
数年前、バイトで来てくれていた大学生のMちゃんがみんなに「ハイキュー!!大好きなんです!めちゃくちゃ面白いですよ!!」と超おススメしていたのを今さら思い出しました。
あ、でも、混んでいるのは週末のみ。
安心してください、平日は・・・・・・・
いつもの中劇ですよ(´ー`)
観たいけど混んでるのはちょっと・・・・って方は、ぜひ平日に。
週末でも、遅い時間なら少し落ち着いているのでおすすめです。
「ハイキュー!!」はロビーでパネル展開もしているんですが、
たくさんの方が写真を撮っていかれます。

お客さんから「テーブルとかあれば写真撮りやすくていいのにね!」とアドバイスをいただいた我々、
超アナログでフットワークの軽さが身上の小さな映画館・中劇はすぐに『推し活フォトスポット』を設置。

それでヲタク心に火が着いてしまった私は、即、私物のヲタクグッズを用意し、
誰でも、気軽に、ヲタ活ができるように貸し出しを開始しました。
ふだん、自担アクスタぬいを持って歩き、写真を撮ったりなんかしているゴリゴリのヲタクの私ですけど、
さすがにどこからどう見てもオバチャンなので、一般の方もたくさんいるところで若い子たちのようにキャッキャと写真撮影するのはやはりちょっと恥ずかしかったり気がひけちゃったりするんですよね。
なので、「ここで撮っていいよ」「ここはヲタクが堂々と推し活していい場所だよ」と公式に掲示してある場所があるとホッとするんですよね。
個人的な意見ですけど。
なので。
ヲタクのみなさま、ぜひアクスタぬいを持参して記念写真を撮り、
そしてそれをSNSにあげて中劇の宣伝をしてください!!
中劇に推し活フォトスポットがあるよ!!とね。
この推し活フォトスポットを作るにあたり、
上司にこうこうこうでこうしたいと、
こういうものを設置してこういう場所にしたいと提案したとき、
上司はポカン・・・・と口をあけてこう言いました。
「ねえ、もう一回言って?自担って何?アクスタ?ぬい?何それ?」
そうか・・・・・一般の方にしてみれば、その単語すら未知のものだったわけですね?
それは失礼しました。
自担→自分の担当。推しのことです。
アクスタ→自担のアクリルスタンド。聖地や関連の場所などで写真を撮ったりします。
ぬい→自担のぬいぐるみ。公式グッズでよく出ています。これも普段連れて歩き、関連場所で写真を撮ったりします。呼び方は基本、〝ウチの子”
ほかにも、箱推し担降り多ステ・・・etcなどなどひたすらヲタ用語の説明をしましたが上司は終始ポカンでした。(たぶん覚えてない)
私:「つまり、ヲタクが、持参したグッズと一緒に自由に写真を撮るスペースが欲しいということなんですが。」
上司:「うん・・・・・わかった。なるほど。。。(キョトン)」
と快諾をもらい(?)めでたく推し活スポット設置となったわけなんですが。
ヲタクは引っ込み思案さんが多いのかな?
みんな、あんまり使ってない・・・・(*_*;)!?
私なら使うけどね!!
仙台サンプラザでライブの入場待ちをしているときに、友人と二人、アクスタぬいを掲げて写真撮ったしね!
自担が主演した映画を観に行ったときも、スタンディの前でアクスタ掲げて撮ったしね!一人で観に行ったから当然一人で撮りましたよ。
そんなときも、〝ヲタクたち、ここで写真撮りなよ。全然大丈夫だからさ♪”って書いてあると、一人でもやりやすいんだけどなぁ~・・・(´ー`)と思った。
っていう経験からの、推し活フォトスポット
あんまり使われていないようだと、「なんだ、みんな使わないじゃん!」ってなって撤去されちゃいますよ(/_;)
ヲタク、来てくれーーー!!!
中劇、現在はハイキューですがこのあと私の専門分野のイケメン映画やらなにやらいろいろ決まってきてるので、マジでヲタク集まれーーー!!!状態になります。
ぜひみなさん、自分のアクスタぬいを持参して活用してくださいね。
恥ずかしくないから大丈夫!
スタッフも皆、いろんな界隈のヲタクなので「わかる、わかるよ(´ー`)」と思ってますから安心してください。
推しは、推せるときに推せ。
これに限ります。
この年末年始、これを痛いほど実感した私はもう恥ずかしがりません。
経済回してるの、ヲタクですからね。
推し活、万歳!!
ヲタクよ、永遠なれ!!
イケメンたち、がんばれ!!(??)

さてさて今週末から始まるのはいよいよ春休みの定番ドラえもんです。
「ドラえもん のび太の地球交響楽」
(C) 藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2024
今年のテーマは〝音楽”
藤子・F・不二雄生誕90周年!!
ということでかなり気合の入った今年のドラえもん
音楽がエネルギーになる惑星の殿堂に招かれたドラえもんたちが、世界から音楽を消してしまう生命体に立ち向かう。
音楽がテーマなんて楽しそうですよね!
毎年注目の声優陣は、芳根京子石丸幹二吉川晃司かが屋と今年も豪華。
主題歌はなんとVaundy
ちょっと、マジでおしゃれすぎんか(゚Д゚)!!
そりゃあ毎回、主題歌も豪華ですけどね。
Vaundyときたか・・・・そうだよね・・・
紅白出てたしね。1億回再生とかなってたしね。
ていうか私も聴いてるしね。「瞳惚れ」が好きだなぁ。。。
なにしろ低学年の女の子がお母さんに「ねえ、Vaundyかけてよ」と言ってワイヤレスのイヤホンを耳に入れていましたからね。
その子は「え?あいつとはもう別れたし。違う子が好きになったんだってさ」とも話してました。
は?誰と別れた?てかそんな男、やめちまえ!もっといい男がいるよ絶対!
だって低学年じゃんね!!まだまだこれからじゃんね!!
とツッコみましたけど、その哀愁の横顔はダメ男に疲れた都会のOLあたりに見えましたもんね。
・・・なんかもう・・・時代です。
令和なんですね。
私一人、昭和に取り残されてる感覚。
イイヅカ前で待ち合わせ、第一書店の上の喫茶室でお茶を飲み、
映画館通りで映画を観て、佐々木電気に予約したレコードを取りに行き、
家に帰ったらそれをカセットテープにダビングしていた時代に戻りたい(?)
で?なんの話だっけ?
そう、ドラえもんね。
私も、今の中劇の場所がまだ〝盛岡東宝”だった時代にドラえもん観に来てましたよ。
すっごく混んでてね、どこから入ればいいのよ~!?みたいなくらいに入り口も混雑してました。
良き時代ですね。
そのころの入場者プレゼントは、紙で作る帽子だったりしてね。
すぐ脱げちゃったり破けちゃったりするんですけどね。
指定席なんてなかったから、前の回のエンドクレジットが流れ始めて帰り始める人の席を狙ってすかさず座ったりなんかしてね。
母と弟と並んでは座れなくて少し離れてしまったりして。
・・・・そんな時代。
で、だからなんの話?ドラえもん?の、入場者プレゼントの話ね!
そう、今年の入場者プレゼントは、小冊子「響く!まんがBOOK」
それも時代ですねぇ・・・。
入場者プレゼントがゲームのデータで、それ欲しさに大混雑だった時代を経て、
今はアニメ映画の入場者特典はオリジナル冊子なんかの紙ものが主流。
特典は先着なので、絶対欲しい場合は早めにが鉄則です。
え、混雑具合?
中劇の??
・・・・・・まあ、大丈夫とは思いますが、今年の「ドラえもん」はいつもより上映回数が少なめなので心配な方は念のため、中劇公式サイトの上映時間のところから現在の空席状況を覗いてみるとよいでしょう。
そしてちょっと混んできてるなあ~と思ったら、もう席取っちゃいましょう。
クレジットカード決済のみですが、席を取ってあれば時間までにご来場いただくだけでいいので楽ちん。
ただ、その際も受付には必ずお寄りくださいね!
駐車場のサービスポイントカード入場者特典もそのときのお渡しになりますのでお忘れなく。
スタッフおすすめはなるべく平日ですが、週末でも遅めの時間は比較的静かなのでご検討ください。
子ども映画は特に、午前中にお客さんが集中しがちなので、夕方~夜の回を選んでみては?
ドラえもんは、大人も子供も楽しめるテッパン映画。
家族みんなで観に来てください。
中劇の割引券、ちっちゃいジュースもらえるから忘れずにね。
ポップコーンはでっかくて山盛りでキャラメルでも300円だし。
ポイントカードも、家族全員分入るからすぐたまるし。
子育て世帯は国からいじめ受けてますからね、こんなに税金取られて控除も減ってて何が少子化対策だ!?少子化促進してんじゃねーか!!バカにしてんのかコノヤロー!!!状態なのでね。(どうした)
せめて中劇くらいは子育て世帯に優しくありたい。
団体観賞も大歓迎。子供会イベントにもよく使っていただいてますが、
アナログ感が売りの中劇なので、ポップコーン付きでのご予約も可能、
ミニジュースも付けてご用意しますので、遠慮なくお電話くださいね。


あ、やばい。3月1日からもう一本あったんだった。
「52ヘルツのクジラたち」
(C) 2024「52ヘルツのクジラたち」製作委員会
本屋大賞受賞の傑作小説が待望の実写化です。
もうねえ、これねえ、なんていうのかなあ・・・・
とにかく暗いんですよ!!
もうずっと暗い!!
しんどいんですよ。
観てるほうの心がぐしゃぐしゃになる。
私、原作読んでなくて、あえてあらすじもチェックしないままなんの情報もなく観たんですけどね。
ずっと暗くてしんどいんだけど、でも、それほど重くない。
それは、映像で紡ぐ映画だからこそなのかな、
静かで美しい海や緑、海辺の静かな街の風景なんかがすごく綺麗で落ち着くからもあるのかも。
キャストも絶妙!
傷つき、一人田舎に越してきた主人公に杉咲花
(C) 2024「52ヘルツのクジラたち」製作委員会
主人公がキラキラ女優じゃないのがまず良い。
ティーンのころからちょっと落ち着いたイメージの、不思議な魅力の女優さんでしたね。
今回も、ボロボロだったりボサボサだったりほとんどスッピンだったりするんですけど、
目の下のクマもそばかすも隠さず、まさにそのまんまで、闇を背負った主人公を演じています。ほんとにリアル。
きっと、私のそばにもこんな子いるんだろうな、っていう生々しさ。
しかもめちゃくちゃ暗いヒロインなのに究極の透明感。
降参です。
その主人公が出会う、体じゅうアザだらけで声を発しない暗い目をした少年がまた良い!
(C) 2024「52ヘルツのクジラたち」製作委員会
志尊淳もよかった!
(C) 2024「52ヘルツのクジラたち」製作委員会
もう、あのー・・・そのー・・・い、言えない!!
原作をご存じの方はいいんですけど、私のようになんの予備知識もなく観たい方には絶対言えない!!
いろいろ言いたいことはあるんですけど、とにかく映画を観てからじゃないと言いにくい!
映画のなかに入って、新鮮にストーリーを追ってほしい!!
別に、犯人は誰だ!的なお話では全然ないんですが、
「あ!!そういうことか!!」
っていうのをスクリーンで見て楽しんでほしい。
ていうか、「サイレントラブ」山田涼介もだけどイケメンて、みんなお髭が薄いのね!?
志尊淳、この方のお髭も天使の産毛状態!!
イケメンは鼻の下やお口の周りが青くならないように生まれてくるんですか!?
そして、今私が激推し中の小野花梨も出てる!
好きなんですよ~!!
(C) 2024「52ヘルツのクジラたち」製作委員会
ちょうど今クール、NHKのドラマ「お別れホスピタル」にも出てたんですけどすごく良かったですね!!
気になりだしたのはドラマ「親バカ青春白書」からなんですが、
中劇で、前触れもなく急遽上映することになってむりやり1週間だけ上映した「Ribbon」に出てて嬉しかったのを、今思い出しました。
今回は、傷つき闇を抱える友人たちのなかで、唯一の光のような人物。
彼女の存在が、作品の中でも観てるこちら側にとっても救いでした。
なんか好き。要チェックです。
それと西野七瀬もよかったです!!
(C) 2024「52ヘルツのクジラたち」製作委員会
初めて、スッゴクいいと思いました。いや、ずっと、嫌いじゃなかったですよ。
かわいいし、関西弁も魅力的だし、私の好きなドラマにもいろいろ出てて「がんばれ~」と思ってはいました。
でも今回、あまり大きな役ではないけどすっごくよかったんです。
「かわいらしい女優さん」の時期を抜けた感じがしました。(誰目線?)
元乃木坂の女優さんたちって、魅力的な方ばかりですよね。
映画やドラマを見ていて、この子いいなぁ~と思う若手女優さんはみんな元乃木坂でした。
生駒里奈、白石麻衣、生田絵梨花、齋藤飛鳥あたりは「知ってる。乃木坂でしょ!」と思って見ていたんですけどね、
深川麻衣、若月佑美、そして伊藤万理華(最近かなり気になっていたので検索した)まで乃木坂だったとは!
要チェックですね。
そして池谷のぶえ余貴美子倍賞美津子のいぶし銀チーム。
間違いない。
ここの役のあたりを誰がやるかっていうのは、その映画の良さを左右しますよね。
さすがでした。
出番は決して長くはないけど、ここ!っていう一瞬で強烈な印象を残すんです。
この映画、キャストがほんとに絶妙。
みんな、作品のカラーにすごく合ってました。
キャラクターとキャストの雰囲気も、作品全体を包む色合いも、
キラキラ華やかな陽の当たってる感じじゃなくて、しっとり穏やかな明け方の薄青い空みたいな感じ。
作品をまとめるのは巨匠・成島出監督。
日本アカデミー賞最優秀作品賞・最優秀監督賞を受賞、
私も映画館で号泣した「八日目の蝉」の監督です。
最近だと中劇でもロングラン上映した「銀河鉄道の父」もありましたね。
人間の光と影を静かに見つめ、心の傷も消えない闇も優しくまっすぐに描き出すこの方だからこその作品。
重いテーマで一人ひとりをじっくり静かに見つめながらも、
決してどんよりとはせずにあくまでフラットに、流れるように人物を描き出すカメラ。
ところどころ重要なシーンで出てくる、仄青く凪いだ海みたいな。
最初から胸を揺さぶられずっとしんどいけれど、ちゃんと最後は一筋の希望が見えるお話です。
〈52ヘルツのクジラ〉とは、他の仲間たちには聴こえない高い周波数で鳴く世界で1頭だけのクジラのこと。
<世界で最も孤独なクジラ>たちにも、その声なき声に耳をすませてくれる相手がきっといる。その声はいつか届く─。
誰にも聞こえないと思っていた声が誰かに届くこともあれば、
届いたと思った声がどうしても届かないこともある。
そんなシビアな現実にもまっすぐ向き合いながら、
それでも声を届けたいと、誰かの声を受け止められる自分でいたいと、
そんなふうに思える映画でした。
なんとなくちょうど今くらいの、春先にぴったりな作品です。


そんなわけで、やっと降った雪に「雪降ったじゃんよかったー!これが盛岡の冬だよね!」
なんてホッとしたのも束の間、気が付いたら2月末でした(゚Д゚;)
・・・・・もう3月!!??
だったら春じゃん!!!
ほんとに、暖かいまま春になりそうですね。
誰かとバッタリ会った時の世間話がずっと「あったかくて気持ち悪いよね!」「雪降らなすぎて怖いよね!」だったこの冬ももうすぐ終わりそうです。
何してたか全く記憶にない冬でした。(なぜなら何もしてないから)
やっと映画を観始めたところ・・・なんて前回ドヤ顔で自慢げに語った私でしたが、
先週はそれもあっさり裏切って「超晴れてて暖かい平日休みの食後についうっかり目を閉じてしまったら起きたの夕方だった事件」が起こってしまい映画2本見逃し。
「次の休みこそ観ようと思ったのに上映が夜一回になっててやめた事件」(夜、映画のためだけには家を出たくない)、
「大雪降ってめんどくさくなってやめた事件」(雪かきすると腰やられる)と続き、
今に至ります。
・・・こういうこと言ってるとツイッター(X)担当のNさんに冷たい目で
「それは、行かない言い訳を探してるだけですね」
とバッサリやられるわけですが。
ていうかあの人、雨でも雪でも早朝でも遠方でも、とにかく自分が観たい映画のためだけに平気で休みつぶすんですよ!イカレてますよね!!(怒られる)
いや、それも推し活
好きなものがあるのはいいことですよね。
楽しく毎日を過ごすのが一番。
私はたまたまぐうたらが過ぎて動けないだけです。
今日も、ルミエールさんで「1月の声に歓びを刻め」を観ようと思っていたのに。
・・・・思ってはいた。
けどなぜかパジャマのままでポテチの袋を片手に抱えてこれを書いている平日休みの午後3時の現在。
いい天気なのにね!(手が汚れると面倒なので、しっかりスナック専用のミニトングを使用。これ便利!パソコンやりながらポテチ食べれる!!)
朝ごはんを食べたあとちょっと横になってゴロゴロしたあと、アマゾンプライムでアニメの「ゴールデンカムイ」を前の続きから2話ぶん見て(映画もよかったですね!アシリパの山田杏奈ちゃんもかわいかったですよね!実は私の卒論のテーマは『明治維新とアイヌ』だったので、なにげにアイヌには詳しかったりする私です。原作漫画も大好きです!)、
で、それからこれを書き始めたんですけどね(全然進まなかった)。
・・・・まあそんな感じでそこそこ元気な私です(?)。
好きなものが多すぎて時間が足りず、いろんなものに追いかけられながら生活してる私ですが、それが私のエネルギー源でもあるので、止まってはいられません。(ブレーキは故障中というかそもそも持ち合わせていません。お母さんのお腹に置いてきたのかも。)
そんな私が推し活応援コーナー設置で俄然張り切り中なのでヲタクのみなさま、ぜひ中劇に写真撮りに(映画を観に)来てくださいね!
今後も「デッドデッドデーモンズ・デデデデデストラクション」とかこれから続くイケメン関係作品でもヲタ活グッズフォトスポットを活用したいので、ご協力ください!
「誰も使わないから撤去するね」と言われないために!!
ってもう、映画を通り過ぎてヲタ活メインの話になっちゃってますけど。
中劇は、子育て世帯とヲタクの味方の映画館になりたい( `ー´)ノ
→私が勝手に言ってるだけです。「はいはい」と流してください。
こんなに少子化だというのに「子供の声がうるさい」と公園を減らされたりボールを使っちゃいけなくなったりする世の中はおかしいし、
経済を回してるのは確実にヲタク(いろんな界隈の)だというのにヲタクがなんとなく恥ずかしかったり肩身が狭かったりする世の中もおかしい!!
というわけで子育て世帯とヲタク全力応援中劇
まだまだフルスロットルで独自路線を突っ走りますので応援よろしくお願いします!


★中劇公式サイト  http://www.chugeki.jp/


2024年2月9日金曜日

真冬にピッタリのおしゃれで濃密な会話劇「私がやりました」

こんにちは。
あたたかい冬です。
そして雪、少ないですね。。。
いつくるか、いつくるかとビクビクしながら日々過ごしておりますが、
どうやら今年は雪、少ない年になりそうですね。
早朝の雪かきも、仕事から帰った後の雪かきも、
結局どちらもしんどいし腰やられるので雪が少ないのは助かりますが地球は心配。
がんばれ白クマ!!
私はといえば、先日、友人が前回の超長編ブログを読んで「サイレント・ラブ」を観に来てくれたのですが。
(C) 2024「サイレントラブ」製作委員会
「観たいけどキラキララブストーリーだと嫌だなあと思ってたから、ブログ読んで安心して観ることにしたけど・・・・・・いやブログ長すぎ( ゚Д゚)!!2日に分けて読んだわ!!」
・・・・・・だよね(;'∀')
そう、2回に分けて書けばいいのにね。
ただ、ひたすら腰が重くて気が向いたときに一気に書くからあんなことに。
・・・・・・気を付けます。。。
ネタ、小出しにします。(できるかな。。。)
ヲタク度、少し薄めます。(自信ない。。。)
かくいうその友人も、なぜ「サイレント・ラブ」を観たかったのかというと、
それはもう何を隠そう彼女も『ヲタク』だからです!!
私と同じ〝某イケメン”界隈ではなく、〝ミセスヲタ”ですけどね。
「サイレントラブ」の主題歌を担当している、いま、超絶人気のバンド「Mrs. GREEN APPLE(ミセス・グリーン・アップル)」のヲタクなのでした。
中学生の息子くんと一緒にミセスにハマっているとのことで、
映画も一緒に観に来てくれましたし、
先日のライブビューイングも一緒に行ったそうです。
難しいお年頃のはずの中学生男子と仲良し親子なんて素敵ですよね!
映画もよかったと言ってくれましたし、観終わったあと二人で主題歌の歌詞の考察で盛り上がったみたいです。
いいなあ・・・ほんと、世の中ヲタクが回してますよね!!
好きなものがあるって素晴らしい!
ミセスはそれほど詳しくはないですが、去年の秋シーズンにドハマリして見てたドラマ「日曜の夜くらいは・・・」の主題歌だった『ケセラセラ』はカラオケで歌える程度には好きです♪
ほかは音域広すぎて歌えませんけど(*_*;)
とまあ、昭和生まれのママも中学生男子も一緒にそんな楽しみ方もできる「サイレントラブ」大ヒット上映中です。
新しい入場者プレゼントも配布決定、
12日(月)には大ヒット御礼舞台挨拶中継も決定しましたので、
リピーターはもちろん、まだ観ようか迷ってる方もぜひ観てみてください!


さて、大変長らくお待たせいたしました。
やっと上映です。
去年の秋からずっと待ってくださってる方もいたくらいに待望の。
フランソワ・オゾン監督作品
「私がやりました」
©2023 MANDAIN & RCOMPAGNIE - FOZ - GAUMONT – FRANCE 2 CINÉMA - SCOPE PICTURES – PLAYTIME PRODUCTION 
本国フランスでは動員100万人越えの大ヒットを記録した作品。
いやぁ・・・しかし、フランソワ・オゾン作品を中劇でやる日がくるとはね!
嬉しいですね!
お話は、とある豪邸で主が殺されたところから始まります。
・・・・そういえば、この監督の2002年作品「8人の女たち」もそうでしたね?
豪邸で殺害された主、殺人事件と女たち。
たしかにワクワクしますもんね!
容疑者となった売れない女優マドレーヌは、「襲われそうになり、身を守るために撃った」と主張。
親友で駆け出しの弁護士ポーリーヌとともに法廷で正当防衛を訴え、
生きにくい時代の女性の鬱屈した思いを晴らすべく感動的なスピーチを披露し大衆の心をつかみ無罪を勝ち取り、大スターへの道を駆け上がる。
・・・・・とそこへ、「真犯人は自分だ」と言い張る大御所女優が登場。
さて真相は?そしてことの顛末は?
というお話。
街並みや家具、衣装、髪型、小物に至るまで徹底的に1930年代のパリを再現した世界観
にまずウットリ。
そしてユーモアとブラックジョークにあふれた丁々発止の会話劇に圧倒させられつつ、
クスクスと笑いながらもまさに現代の〝いま”と通じる女性の生き方や世の中の複雑な問題に対するメタファーになっていて、とにかく深い!!
ふんわりとではなくてがっちりと#MeToo運動に重なるストーリーが皮肉すぎて苦笑い。
閉鎖的であからさまに女性の立場が蔑まれていた時代を描きながらも、
ひらひらと自由にその時代を泳ぐ軽やかな女優たちのきらめきを余すところなくスクリーンに焼き付けているのが気持ちいい。
さすが、ゲイを公言しているフランソワ・オゾンですね。
女性監督の作品なのかと思うくらい美しい映像と細やかな配慮と繊細な作り。
そしてこの監督の作品は常にその時代時代の女性たちが本当に美しく魅力的にスクリーンで輝きますよね。
したたかで生々しくて強くて、そして美しい。
悪女とまではいかないけれど賢くてチャーミングな女たちが、
権力と支配、ジェンダーや差別的思想に凝り固まった頭の固い男たちを、
あえて女性らしい手を使ってでも自分のできうる限りの最大限のやり方で手玉に取っていくのが爽快です。
©2023 MANDAIN & RCOMPAGNIE - FOZ - GAUMONT – FRANCE 2 CINÉMA - SCOPE PICTURES – PLAYTIME PRODUCTION
フランソワ・オゾンの作品は、一作ごとに少しずつ雰囲気が違ったりもするんですが、
個人的には時代設定が少し昔の作品が好きです。
1950年代が舞台の「8人の女たち」
そして今回の1930年代が舞台の「私がやりました」
どちらもフランスを代表する豪華な女優たちのブラックでシニカルな会話劇で進んでいく〝女の闘い”を描きながら、
時代設定に合わせて徹底的にこだわって作りこまれた家具・小物を中心としたアールデコのインテリア、
キャラクターに沿ってそれぞれが着こなすハイブランドのドレスやクラシックなスーツなどの衣装の数々で目も楽しい!
とにかく隅から隅までおしゃれなんですよね~♪
この方の作品は「まぼろし」なんかのあえて色味や個性を抑えた作りの作品ですら衣装や小物一つまでおしゃれですもんね。
舞台演劇をもとにした今回みたいなコメディ寄りの作品になるとさらに、衣装や髪の色ですらお話やキャラクターに重要な役割を持ってくるという非常に細かくて繊細な作りが見事。
若く奔放な女優マドレーヌの煌びやかで女性らしいドレス、
新人弁護士ポーリーヌの知的でクラシカルなスーツ、
そしてイザベル・ユペール演じる大御所女優の派手で大袈裟な舞台衣装のようなドレスまで、女優たちのお色直しごとに「ホォ~・・・素敵・・・(´ー`)」と見惚れてしまいました。
しかも女優陣だけでなく、物語のキーとなっていく男性陣もまた役柄に合わせてそれぞれ個性をいかした衣装を身に着け、観客をニヤリとさせます。
場所やシーンごとに色合いや作りもガラッと変わり、キャストの心情や状況に合わせたものになっているのも面白い。
暮らしはドン底だけど若さと向上心だけは誰にも負けない女子2人の暮らす質素な部屋からの、大成功して豪勢に暮らすようになった成り上がりっぷり、
そして警察や恋人の父親など各キャラクターごとに設定や性格なんかが丁寧に盛り込まれた部屋やビジュアル・・・
スクリーンを眺めてるだけでも楽しい映画です。
©2023 MANDAIN & RCOMPAGNIE - FOZ - GAUMONT – FRANCE 2 CINÉMA - SCOPE PICTURES – PLAYTIME PRODUCTION
そしてこの方の作品を観て思うのは毎回、
「・・・え!終わり??」
そう、この濃密でカラフルで軽妙洒脱な物語をこのままもっと観ていたいのに、
もう終わっちゃうの!?短くない!?ってこと。
フランソワ・オゾン監督の作品はいつもコンパクトであっという間。
まあ、「あと何分??」なんて時計見ながら長く感じる映画よりは、
「もっと観ていたかった」ってくらい短いほうがいいに決まってますけどね。
でもそれにしたってもうひと展開あってもいいのに!!
あと15分くらいあっても良いのでは??
エンドクレジットが出たとき、そんなふうに思ってしまったこの映画。
フランス映画っぽい皮肉で後味の悪いモヤモヤ感が残る作りではなくて、
テンポが良くてカラッとした爽快感があるのもまた良き。
びっくりするほどあっさり、綺麗に幕が下りる美女たちの会話劇、
ぜひ大きなスクリーンでご堪能ください。


それから、いきなり近日公開に入ってきていて驚かれた方もいるのでは?
「コヴェナント 約束の救出」
(C) 2022 STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED
なんとあの、ガイ・リッチーの新作ですがこの写真を見てビックリ。
中東を舞台にした本格社会派人間ドラマ。
え!?ガイ・リッチーって、あのガイ・リッチーだよね??
ええ、何度資料を見てもあのガイ・リッチー
そして中劇が何年も前から激推し中のジェイク・ギレンホール
まあ、騙されたと思って観てみてください。
それも、公開週のうちに。
絶対に。
なんでって?それは公開日を見て察してください。
翌週から「ドラえもん」「52ヘルツのクジラたち」が入っていることに気付きましたか?
そして2月公開の作品もまだまだ残っているはずの時期です。
そう、中劇は2スクリーン。
皆さん忘れてるようですけど大事なことなのでもう一回言いますね。
中劇は2スクリーン。
とにかく、観たい映画は早めに観るのが鉄則。
あとで!なんて言ってると後悔しますよ。
いいですか、忘れないでください。
特に、このブログを定期的に読んでくれている奇特な(?)
いや、物好きな(?)
いやいや盛岡の映画館を支えてくれている映画ヲタクのみなさま(しつこいけど最大級の褒め言葉です)には特に声を大にしてお伝えします。
はい、リピート・アフター・ミー!
中劇は2スクリーン。
3月1日からは「ドラえもん」が始まる!
そして観たい映画は早く観る。
映画ヲタクのみなさんなら知ってるよね、もちろん。
でもいいですか、約束ですよ!!
「コヴェナントは公開週に観る!」
私からは以上です。


さてさて今回はあまりごちゃごちゃと詰め込みすぎずにいきました。
前回はね、年末年始にメンタルがやられていたためブログを書けなかったことについての言い訳を延々と綴っていたせいで長くなっただけで。
少し落ち着いたのでペース戻しますよ。
え?そもそも月に2回アップすればいいほうだって?
まあ、現時点ではもう体力的にも時間的にも、映画観るのも書くのもそれが限界ですね。
歳なので仕方ない。
抗うのはやめました。
すべてにおいて、ちょっと疲れてきた・・・(-_-;)
トイレにいくたびに鏡でチラチラ見える生え際の白髪とか。
夜、ホッと一息ついてるお風呂場でふと横に目がいったときの壁のカビとか。
冷蔵庫の隅でカチカチになってるなにかとか(?)。
そういうのを見つけるたびにウンザリして叫んで走ってどこかに逃げたくなります(?)
・・・・・まだ少し病んでる( ゚Д゚)?
いや、自覚があるうちは大丈夫。
ちょっとハッピーな映画でも観て帰って(仕事のあとだと爆睡するかもしれないけど)
あったかいお風呂に入って(またカビを発見するけど)
おいしいもの食べて(また制服のスカートきつくなるけど)
芋焼酎のお湯割りでも飲んで(リビングで大の字で寝落ちするけど)
推しの出てる番組でも見て(これが大事)
そんな日々を続けていれば、しばらくすれば戻るでしょう。
この歳になると、自分の機嫌の取り方くらいはわかりますからね。
調子が上がらないときは焦らず、のんびり、自分のペースが戻るのを待ちましょうね。
あー早く春、こないかなー!!
イケメン映画、続々決まってきたので!
→やっぱりそれな!!


★中劇公式サイト  http://www.chugeki.jp/


2024年1月21日日曜日

新年最初は「サイレント・ラブ」で目が眩む。イケメンは世界を救うの巻。

遅ればせながら、
本年もよろしくお願いいたします。
雪の少ない年末年始だったねーなんて言ってましたけど、
子どもたちの冬休みが明けたらちゃんとふだんの盛岡並みに冷え込んで、雪も降りましたね。
まあまだまだ雪は少ないですけど、うん、そうそう、盛岡の冬ってこれだよね。
寒いのは仕方ない。
もともと出不精なのにますます休みの日に家から出たくなくなっちゃいますけど、
冬休みも終わってまた春休みまでのこのひととき、
どこの劇場も大人映画がぎゅぎゅっと詰まるシーズンです。
ちょっとこの年末年始、いろいろとしんどくて全然映画を観られなかった私ですが、
ここからは少し気合を入れて映画館に通おうと思っています。
あ、体調とか身内の不幸とかではないのでご安心ください。
完全に、メンタルの問題。
推しの界隈でのメンタル崩壊案件は、また別の推し(映画など)によってカバーして修復するわけです(?)
推しなんて、なんぼあっても困りませんからね!!
というか、たくさんあったほうが良いのです。
私もいい大人なのでね、ちょっと何かあったからといってデスクに突っ伏して泣いたりしないし、「つらすぎて仕事なんてできないので帰ります!」なんてそんなかわいらしいことも言いません。
ていうかこの歳になってそれやるとヤベーでしょ。痛いでしょ。
なんなら「仕事があってよかった!!気が紛れる!!」くらいの大人です。
この年末年始、がっつり仕事入っててほんとよかった。
家に帰ると放心状態でしたけど。
テレビは見たくなかったので一切見ずに、憑りつかれたように片付けをしていました。
おかげできれいになった!!あんなにきれいになったの初めてかも!
映画も全く観る気になれなかったんですけどね、
休みの日にコタツで横たわってぼんやりしてるとあっという間に夕方で。
どうにもこうにも気分が上がらず。
そんな感じで、気が付いたら1月ももう始まって3週間もたっていましたとさ。
ほんと、怖いですね。
時間なんて、何もしてなくても一瞬で過ぎていきますからね。
年末年始はただでさえバタつくのに、早朝興行もあったりしてそもそも落ち着かないしね。
「無理しない」がモットーなのでね、しんどいときは無理しません、私。
どうしても体が動かないときってありますよね。
気を張って仕事やなんかをしているときはいいけど、
一人になると頭も真っ白、外にも出たくないみたいな。
そんなときは、私はもうあきらめてじっとします。
リビングやソファやなんならふとんに横たわって「無」になります。
気が済むまで。
みなさんも、やらなきゃいけないことが山積みだったとしても、しんどいときは無理にがんばらずに時間が過ぎるのをゆっくり待ってみてくださいね。
・・・・・って、ええ、そうです。
全力で言い訳中です( `ー´)ノ
これを読んでくださっているみなさんもそこそこ大人の映画ヲタクなはずなのでご理解いただけると思います。
今年一発目の更新が、すでに年が明けてから3週間もたってからになってしまったことに対して、今、まさに、全力で必死の言い訳をしているところです!!
まあ、それにしても、
歳取ったら、無理は禁物よねーー!!!
きついときは、無理にやんない!!
マイペースでいきましょう。
映画観るのも、いつもは気持ちをアウトプットしてスッキリするはずのブログも、
どうしてもできなかった私でした。
久しぶりに落ちたわー!!
そんなわけで、さすがにそろそろ心も少し落ち着いてきたので、腰が重い私もまあやっとぼちぼち動き出しました。
観ます観ます、いろいろね、始まるんでね。
ほかの劇場さんも、春休みの前に上映しておかなくちゃいけないものがたくさん待機中なので楽しみですね!
もちろん中劇でももう春先まで、というか夏の作品もぼちぼち入ってきています。
「え!いいじゃん!!やりたい!!」
っていうめちゃくちゃ魅力的な作品のオファーもちらほらあるんですけど、
すでに決定している大人の事情のデカめの作品と公開日がカブったりしていると泣く泣く諦めたりとか(/_;)
すでにぎゅうぎゅう詰めで口からあふれてる!って状態なので保留になったりとか(;_;)
お問い合わせの多かった「TILL」は2月2日公開に決定しましたが、
「私がやりました」は、まだ公開日が決められない状態。
ですが、もしかしたら急に公開になっちゃうかもしれませんのでスケジュールチェックはこまめにお願いします!
そんなこんなで、いろいろありますけど、まずは目の前のものをひとつずつ丁寧にこなしていきましょうね。(→自分に言ってます)


まずは1月26日公開「サイレントラブ」
(C) 2024「サイレントラブ」製作委員会
山田先輩。(推しの先輩は、先輩呼びです。当然。)
美しすぎるよ、山田先輩
まぶしくて、こっちの目がつぶれるよ。
え、なに、無表情で汚い作業着なのに美しい男子とか存在するわけ?
うそでしょ、肌ツルッツルなんですけど!
てかそれ無精ヒゲ!?無精ヒゲが無精ヒゲに見えないんですけど!?
ヒゲというより、天使の産毛・・・・!!(は?)
か・・・かわいい・・・・( ゚Д゚)!!!!
・・・・・と、映画を観ながらついブツクサと呟いてしまっていた私。
美の権化!
美しすぎるアラサー男子!
ヨッ!自発光!!
事務所の希望!
山田涼介さまです。
去年、ドラマ「王様に捧ぐ薬指」で、橋本環奈ちゃんと美しすぎる完璧な美男美女カップルを演じて話題になった(ごちゃごちゃ言う人々を美しさで黙らせた)あの。
山田涼介
ご存じ、Hey!Say!JUMPのセンターです。
JUMPでCDデビュー前の彼がまだ中学生だったころ、ドラマ「探偵学園Q」でリュウの役をやったとき、
原作漫画の大ファンだった私は(原作スタッフが同じ〝金田一少年”も大好きですよ!)、
「ちょっと!山田涼介!リュウの役ピッタリなんですけど!ていうかキュウ(神木隆之介)もメグ(志田未来)もイメージ通り!最高じゃん!!」と興奮したものです→遠い目。
ちなみにこの3人、同い年で全員5月生まれ、しかも高校も全員一緒。
え、もうそこから漫画だよね!??
なんか、すごく素敵なチームでした。
このドラマ大好きで、主題歌をいまだにカラオケで歌ってるし、なんなら今もプレイリストに入っててよく聴いてるし!
漫画も、ドラマも、続編ずっと待ってたんだけどなぁ。。。
しかし大きくなったなぁ・・・・(´ー`)じゃないのよ。
あのときのあの美少年が!やっぱり!売れると思ってた!!・・・・じゃないのよ。
ついつい近所のオバチャンみたいになっちゃいますが、
山田涼介、良い役者になりましたね!!
つい2~3か月前ですかね、映画「BAD LANDS」を観たんですけどね。
原田眞人監督、安藤サクラ主演。面白かったですねーーー!!!
そしてもう、そのときの山田涼介が。
安藤サクラの弟を演じたんですが。
マジで!!
すごい良くて!!!
めっちゃワルなんですけど、頭悪いんですけど、クズなんですけど!!
・・・・・とにかく美しいっ・・・(゚Д゚)!!!
泥んこのなかで光る宝石みたいな!
ゴミのなかで咲いた一輪の花みたいな!
暗闇でギラギラと野蛮に光る眼差しまでもが美しいみたいな!!
・・・・・すみません、興奮しました。
あんまり美しい美しいばっかり言うとご本人は嫌がるかもしれませんけどね。
でも、それだってものすごい個性だし魅力ですよね。
美少年、王子様、そんなイメージでずっとアイドルグループのセンターをやってきた彼ですが、コツコツと努力も経験も重ねてきた結果、
そんなパブリックイメージだけでなくこのところ役者としても良い役が回ってくるようになったし、難しい役もナチュラルに演じられるようになり、すごく良い味がでてきましたね。
なんて偉そうに語ってると山田担のみなさんに怒られそうですが、
私はちゃんと昔から山田先輩、応援してますからね!
NYC Boysのころからね!あの!幻の!(JUMPと同時進行で活動していたユニット)
金田一少年も見てたし、映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は中劇でもやったもんね!
個人的には、「俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?」のコミカルな彼も好きですけど。
だから山田担のみなさん、怒んないで!!
私はこの界隈に関しては、〇十年もずっと事務所推しだし、今もです。
にわかじゃないので語らせてください!
だって、山田先輩の美しさは担当とか推しとか関係ないですもん。
ただの「美」だから。
誰が見ても、どっから見ても、どの角度から見ても、「美」
誰も文句なんか言いません。
ほんとイケメンて、見てるだけで癒されるよね~( *´艸`)
・・・って・・・・なんの話??
そうだ。「サイレントラブ」だ!!
(C) 2024「サイレントラブ」製作委員会
齢も30を迎え(全然見えないけど!!余裕で高校生役できるよね!?)、
アイドル俳優から着実に成長し、このところ役者としても評価がウナギのぼりの山田先輩
原田眞人監督(「燃えよ、剣」「BAD LANDS」)、三木聡監督(「大怪獣のあとしまつ」)ときて、満を持して今回の内田英治監督作品への登場。
「ミッドナイトスワン」で、2021年の日本アカデミー賞8部門を受賞した内田監督の最新作です。
そう、今回も山田先輩「BAD LANDS」に続き、キラキラも王子様オーラも消して、
暗ーくて重ーい闇持ち底辺男子を演じてます。
まあ、暗かろうが重かろうが汚かろうがクズだろうが、結局美しいんですけどね!
暗闇のゴミ溜めの中にうっすら見える一筋の光みたいな・・・・ってしつこい!!
もうほんと、目に生気は無いわ、生きる希望も見えないわ、
大学の用務員の役なので指も顔も作業着も泥なのか埃なのか常に汚いわで、
もうほんとにでくのぼうみたいな状態なんですけどね。
スクリーンに登場した瞬間、暗い過去も、希望ゼロの現実も、一瞬で観客が理解するくらいの汚さと表情なんですけどね。
それでも。それでもどこか漂うそよ風のような涼やかな空気感。
今の言葉で言うと、いわゆる〝モブ”(その他大勢、ザコキャラ、みたいな意味)ってやつなんですが、どう見ても闇落ちしてる底辺男子なんですが、
ふとした瞬間、ときどきうっすら垣間見えるヤマダ感!(?)
塗ったくった泥の隙間からついつい漏れ出てしまうダイヤモンド感!(?)
そして、またこの美しき底辺男子、喋らない!!
それもまた良い!!
暗い過去を抱えて声も捨てた闇落ちイケメンが、目の見えないこれまた闇落ち女子と、
胸ときめくキュンキュンな出会いじゃなくてこれ以上無いってくらいに最悪の出会い方をするところから始まるこの映画。
そしてこの美しき自発光イケメンのお相手役がまた美しい!
浜辺美波ちゃんです。
いやこの方も美しいよね!
文句のつけようのない美人さん。
そして名前も〝浜辺”〝美しい波”って!
・・・・完敗。参りました。
こちらも思いっきり闇落ちしてる役なんですが、まぁ~感じ悪い!
いるよねー!こういう、めちゃくちゃ上から目線で偉そうな美人!
ピアニストを目指してる音大生なんですが、事故で視力を失ってしまうんですね。
この、超絶イケメン超絶美人が出会って恋に落ちる話?
別に普通じゃん、王道じゃん、なんて思うでしょ?
でも違うんですね~!
もうそのへん歩けばゴロゴロ転がってる胸キュンラブストーリーとどこが違うの?
って、それはね、この映画、とにかく「暗い」んです!!
そして「重い」!!
(C) 2024「サイレントラブ」製作委員会
二人とも、全然笑わないし目も虚ろだし人生に絶望してるし性格悪い。
仲間も救いようのない底辺の若者ばかりで、嫌な奴も出てくるしクライマックスに向かってしっかり破滅フラグまで立ってくる。
そりゃあそうですよ、内田英治監督ですもん。
「ミッドナイトスワン」思い出してくださいよ!
徹底的に重くて暗かったじゃないですか!
もちろん、最後じんわりほのかにあたたかかったけど、
日常を普通に平和に暮らしてる人たちには見えていない、底辺の人たちの生々しい姿をじっと見つめる映画だったじゃないですか。
今回、主人公が美男美女なんで、ポスターや予告なんかをちらっと見た程度ではキラキラ恋愛ものなのかと思われそうですが、大丈夫です。
ちゃんと重くて暗いですよ(´ー`)!!
暗い過去、交通事故、貧困層、闇カジノ、暴力事件etc...
これでもかって感じですが、でも、現実だってこんなもんでしょ。
なんの悩みも問題も無い家庭なんてあります?
私からすれば、タワマンに住むキラキラ男女の惚れた晴れたのほうがありえない神話みたいなもんですからね。
闇落ち、上等!世の中の裏側なんて当たり前!
生々しさ大歓迎!
と、自分に近い貧困層が主人公の映画が大好きな私です。
てか、貧困層でも山田涼介なら全然アリだよね!
私なら、作業着で泥だらけで殴られて顔が腫れた山田涼介でも見つけて惚れる自信あるよ!!(は?)
・・・また話がそれましたね。
そう、だから内田英治監督なんで、ラブストーリーはラブストーリーなんだけどキラキラ青春ものではないですよ、ってことが言いたかっただけです。
脇の役者さんたちがまた絶妙!
古田新太吉村界人の、体じゅうからにじみ出る底辺感!
それから「MONDAYS」円井わんも出てた!
そして感じ悪い、態度も悪い金持ちのボンボンの野村周平がまた、ムカつくけど良い!(ちなみに野村周平も、山田涼介とは高校の同級生!もうほんとマンガですね。)
(C) 2024「サイレントラブ」製作委員会
我々が日常、普通に過ごしていれば関わるはずのないガチの裏社会じゃなくて、
覗こうとすれば見える、その気になればいつでもスルッと入れてしまうような、
そんな微妙~な世の中の闇の部分にじっと焦点を当ててあぶりだすような世界観が魅力的な内田監督の描くラブストーリー。
闇持ちで、喋らない山田涼介
目が見えなくなって絶望している浜辺美波
何も持ってないからこそ美しい、
見えないからこそ見えてくる、
そんなシンプルなお話です。
音楽はなんと久石譲
極端にセリフの少ない作品だからこそ、古いピアノで奏でられるクラシックな名曲たちと、
久石譲の優しく繊細なスコアがしっとりと胸に響きます。
いやぁ~・・・良き!!
なんだかオーソドックスな日本の恋愛映画を観たような、
誰かを想う気持ちって、ほんとにそれ以外なんにもないんだな・・・
なんていう当たり前のことをじっくり考えさせられる映画でした。
とかなんとか難しいこと言おうとせずに、単純にスクリーン見てるだけで癒されます。
映画館で堪能したいベストカップル。
メグ・ライアン&トム・ハンクス?
リチャード・ギア&ジュリア・ロバーツ?
それとも山口百恵&三浦友和?
・・・歳がバレるのでこのへんにしときましょう。
そんなわけで、真冬の盛岡、キーンと冷えた空気のなかじんわりと胸に灯をともすラブストーリーをご堪能ください。
1月27日(土)には舞台挨拶中継もありますので、
そちらもぜひご検討くださいね。


さてさて、重い腰をあげてやっと今年に入って映画を観始めた私ですが、
観たものがこの3本。
「サイレントラブ」
(C) 2024「サイレントラブ」製作委員会

「ショコラ」

「パーフェクト・デイズ」

どれもよかったー!!
究極の美男美女による重くて暗いラブストーリーからの、
長髪&髭のワイルドな流浪の民ジョニー・デップ×人の心の微妙な部分を容赦なくつつきながらも最後はビターなチョコレートみたいにほんのり優しい気持ちにさせるラッセ・ハルストレム
そして日本が誇る燻し銀イケおじ役所広司×ルー・リード×薄曇りのTOKYOの街が絶妙におしゃれで空虚で冷たくてあたたかいヴィム・ヴェンダース
なんか、すっごくよかったです。
そうだ。思い出した。
〇十年前、若くてエネルギッシュでいつもやみくもに走り回ってはあちこちぶつかって傷ついていた20代の私は、しんどいことや嫌なことがあるととにかく映画館に逃げ込んでいたんだった。
仕事が終わると映画館に走り、そこから観るものがなくなるまで2本3本と続けて観たり。
休みの日も朝からずっと映画館にこもったりしてね。
家族とも仲間とも会いたくないようなわりとガチめに病んでいたときも、
電話もつながらず、呼び出しも入らず、何も考えなくてよくてひたすら暗闇でスクリーンのなかのお話に没頭できる映画館に、いつも助けられていたんだった。
映画ヲタクの私の原点で、私のメンタルを支える一つの大きな柱が映画でした。
そうだったそうだった。
外に出るのも面倒で忘れてたけど。
何かでぽっかり空いてしまった心の穴は、別の何かで埋めればいいんです。
・・・・私には映画があった。
・・・・はい、観ます。観ますよ。ガンガン観ます。
観て、書きます。
それが、私の心の保ち方。
はー・・・・・しかし「パーフェクト・デイズ」よかったよー。
ヴィム・ヴェンダースの見つめる街の風景は、どうしてこんなにどこも優しくてあたたかくて懐かしくて、そして人の心をつかむんでしょうかね。
ヴェンダースの作品では、個人的には「リスボン物語」「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」が大好きだったりしますが、「パーフェクトデイズ」もかなりよかったですねぇ。
まさかの、役所広司ルー・リードの親和性!
シビれましたね~!
ヴェンダース作品は、使われる音楽もまた最高にカッコいいんですよねぇ!
センスの塊!
「リスボン物語」「ブエナ・ビスタ~」も、今でもサントラCDを手に届くところに置いてよく聴いています。
スッゴク良いですよ~!
機会があったら聴いてみてくださいね!
上:リスボン物語
下:ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ
・・・え?サブスクじゃないのかって?
そうです、私の世代は、好きなものを手元に置いておきたい世代なんです!
ヲタクなので、映画で使われた音楽を調べて集め、出てきた小説なんかも読みたくなったりしちゃう私です。
今のご時世、サブスク全盛でサントラCDってあまり作らなくなっちゃったみたいですね。悲しい(/_;)
とりあえず、内にこもるのをやめて「パーフェクトデイズ」で使われた音楽を集め、そして出てきた小説を読んでみようかな~などと、少し前向きにポジティブになってきた私です。
そんな地味なところから、リハビリ開始。
みなさんも、自分の取扱説明書は自分が一番理解しているはずですからね、
ぼちぼち自分のご機嫌を取りながら、のんびりいきましょうね。
やばい。
で、そうなってくると本気で観たい映画が山積みだということに気づいてしまった。
いま、南部興行さんも熱いですからねえ!!
どこの劇場もそうなんですが、
面白い映画、お客さんがたくさん入る映画ばかり手を挙げて上映させてもらうわけにはいきません。
ふだんのお付き合いや、系列、それぞれの事情や状況で上映作品が決まってくるのが映画です。
うちもそうですが、じっと機を待ち、たまにくるビッグウェーブ(来てもさざ波程度だったりもするんですが)で元を取る。
そんな感じです。
だから、「南部さんが混んでたよ~」などと常連さんから聞くと嬉しくなります。
単純に、自分のところで素敵な作品を上映することはもちろんですが、よそで上映してくれることもうれしいですしね!
私も観たいからですけど。
あ、そういえば、南部興行スタッフTさんから聞いたんですけど、
2月4日に、なんとあのクール系おしゃれイケメン高良健吾さんが舞台挨拶に来るらしいじゃないですか!!!
マジでやばくない( ゚Д゚)!?中継じゃないよ!!本物だよ!!
でもあたしゃ仕事だよ~(/_;)
「社長!高良健吾、見てきていいですか!!」
・・・・・・。
いや、仕事します。大人だからね。
・・・・・でも、すぐ何十メートルか先の劇場に!
本物の高良健吾がっ!
いると思ったら!!
ちょっと悶えますよねえ(;'∀')!
仕事になるかわかりません。。。
行ける方はぜひ、ピカデリーさんへ。
・・・って、他館の宣伝してる場合じゃありませんでした( ゚Д゚)!
そんなわけで年末年始、多少メンタルこじらせてた私でしたがなんとか乗り越えたようなので、やっと今年の映画初めができた感じです。
今年もたくさん映画観ようっと!
みなさんも今年もたくさん映画を観て、よかったものを教えてください♪
体力的に数をこなせなくなってきたので、誰かが良かったと言ってたものを中心に観ます(?)
宣伝にならない?
いいんです、私はのんびりいきますんで、一緒に映画を楽しみましょう♪
・・・と、壮大なる言い訳と、極端に開き直りすぎの保険をかけたところで。
みなさま、本年も何卒、よろしくお願いいたします。
映画ヲタクのみなさまのおかげで、良質な作品をたくさん上映できるようになってきた中劇です。
変わらぬご愛顧のほど、切に!切に!お願い申し上げます。


★中劇公式サイト  http://www.chugeki.jp/



2023年12月28日木曜日

年末のご挨拶・2023

こんにちは。
びっくりすることに、今年も残すところ1週間を切ったそうで。(ひとごと)
あんなにいつまでも暑い日が続いたのに、
ちゃんと冬が来てちゃんと寒くなってちゃんと雪が降って、
そしてちゃんと暦は年の瀬になっていくんですね。
去年の年末なんて、ほんの先月くらいの気がしてます。ほんとに。
あーあ、1年なんて一瞬だー!!!!!
〝あっという間”という表現すらまだ足りない気がしてきたオバチャンの戯れ言です。
え?年賀状?
・・・まだやってませんけど何か?
大掃除?
・・・そもそもやる気ありませんけど何か?
そんな感じで、生まれつき女子力皆無の私なので年を重ねたからといってそれが上がるわけございません。
だって持ち合わせていないんだもの!仕方ないじゃん!!
この生きにくい世の中、せめて自分にだけは素直に、無理をさせないようにメンタルの安定を心がけて過ごしていきたいものです(´ー`)
私の場合はあまりにも好き放題しすぎるので、少し無理しろとも言われていますが。

というわけでいよいよ今年も終わりなので、
年末年始の営業のご案内です。
映画も興行ですからね、正月休みなんてありません。
稼ぎどき?・・・・・・昔はそうだったかもしれませんけどね。
お店がみーんなお休みで、年末年始の町は真っ暗だった頃。
私が子供のころのお正月は、町も暗いしコンビニなんて無いし、
民放テレビ局は2局しかなくて、
インターネットもケータイも無いから当然サブスクだって無い。
レンタルビデオすら私が小学校高学年くらいになるまでは一般的ではなかったんですから。
だからやっぱり映画館に行きましたもんね。
子供向けの東映マンガ祭りとかはもうすでに観てしまっていても、大人のやつにも連れていかれたもんです。
小学1年生とかなのに、百恵ちゃんの映画と、さだまさしの弟(?)の映画の二本立てとか(?)
内容は全然覚えてないけど。
もう少し大きくなるとジャッキー・チェンとか角川映画とかも観ましたけどね。
ハリウッド映画デビューは小3の「E.T.」です。
お正月に父親と弟と観に行って、父親がずーーーーっと寝ていたのを覚えています(-_-)
お店はみんな閉まってて道路は真っ暗だけど、
映画館通りまで来ればキラキラでした。
街灯も明るくて、人がたくさんいて、いろんな映画をやっていて、観終わったらおみやげにドーナツ買って帰るんです。
良き時代でした(´ー`)
・・・って、誰が昭和だよ!?
いや昭和ですけどね。しかもどまんなかの。
ていうか、え?なんの話?
古き良き昭和の時代の、正月の映画館通りの話です。
いまはもう、年末も年始もお店やっててなんだっていつも通りに買えるし常に町は明るいし、
なんならもう〇十年も年末年始を映画館通りで迎えている私でした。
「良いお年を~」って挨拶した数時間後にまた「明けましておめでとう!」の世界。
それが映画館業界。それがサービス業。
・・・・・くわばらくわばら。

そんなこんなで2023年の年末の中劇です。
今の時代は、私が子供のころと違っていろんな過ごし方があるので、
正直、映画館はそれほど混んでいません(*_*)
なので、大晦日と元旦だけはちょっとだけ上映回数を減らして映画館スタッフもゆっくりさせてもらってます。
そこの数回だけお休みさせていただきますが、
完全な休日はありませんので、あとはしっかり、がっつり、営業しますので、
テレビに飽きたら、外の空気を吸いたくなったら、
酔いを醒ましたくなったら、
子供が「ヒマーー!!」などと騒ぎだしたら、
ぜひ映画館通りへお越しください。
昔は、正月はとにかく退屈で映画館に行ったもんですけどねえ。。。
〇オンもなかったし、〇ウンドワンとかもない。
カラオケボックスもまだありませんでした。
映画館しかやってなかったんですよ。
今は家を出ずに、永遠にサブスク観ていられるんですもんね。。。
いや、わかる。わかるけども!
着替えもせず化粧もせず、次から次と見たいもの見ていられる。
わかるよ!
でも、新作の映画だけは映画館で観てください!!
今年も中劇、ささやかですがお子様にお正月のお楽しみをご用意してお待ちしておりますので、みなさまお誘いあわせのうえ、映画館に集合ですよ!!


「スパイ×ファミリー CODE:White」
(C)2023「劇場版 SPY×FAMILY」製作委員会 (C)遠藤達哉/集英社
12月29日(金)、30日(土)
8:40/10:45/12:50/13:45/14:55/17:00/18:10/19:05/20:15
12月31日(日)
8:40/10:45/12:50/13:45/14:55/17:00
1月1日(月)
10:45/12:50/13:45/14:55/17:00/18:10
1月2日(火)~
8:40/10:45/12:50/13:45/14:55/17:00/18:10/19:05/20:15


「ひつじのショーン ムービーコレクション」
①『ウォレスとグルミット ベーカリー街の悪夢』+『ひつじのショーン~クリスマスの冒険~劇場公開版』
© Aardman Animations Ltd 2008
12月29日(金)、30日(土)、31日(日)
8:50/12:30
1月1日(月)
12:30
1月2日(火)~
8:50/12:30


「君たちはどう生きるか」
(C)2023 Studio Ghibli
15:50


「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった」
(C) 山口悟・一迅社/劇場版はめふら製作委員会
21:10
*12月31日は休映
*1月1日(月)のみ19:05
*1月4日(木)終了


「カサンドラ・クロス」
Images Courtesy of Park Circus/ITV Studios International Distribution 
10:05
*1月4日(木)終了

☆どの作品も、1月5日から上映時間が変わります。


という感じで、この年末年始も中劇らしく、素朴で、騒がしくない、田舎のおばあちゃんちのようにあたたかい(?)映画館でお待ちしております。
一つだけ残念なお知らせが。
昭和の銭湯みたい!とか、牛乳の販売機!?とか、安くて助かる!とか、いろいろと言われて大人気だった中劇の顔だったあの、お菓子の自動販売機が撤去されてしまいました・・・(/_;)
時代の波です。
寂しいですねぇ・・・・。
近所の本屋さんもコンビニもドラッグストアもなくなり、
とうとう中劇のお菓子の販売機まで・・・!!
もうロス!いろいろロスです。
でも、ポップコーンは絶賛販売中!
しかも塩味には今、キャンペーン中で無料で味変パウダーをお付けしてます♪
めんたいマヨ、バターしょうゆ、コーンポタージュの3種類。
ふつうのポップコーンに飽きたらこれ、試してみてくださいね!
実はこのご時世でちょっぴり値上げをさせていただいた中劇のポップコーン。
スタッフみんなで申し訳なさいっぱいでいつものてんこ盛りをしていたところなんですが、
先日「スパイ×ファミリー」を観に来た中学生男子に
「やべ!ポップコーンマジ安い!ジュースももらえたし、中劇、神!!」
と言われ、ホッとしたばかりの我々。
そう、学校で配られた中劇の割引券や、中劇公式サイトに載ってる割引券を使うと、
お子様にミニジュースをプレゼント中。
しっかり者のママさんたちにも「中劇はコスパ良くて助かる!!」と言ってもらってます。
この、値上がりラッシュに増税、子育て世帯に厳しすぎる異次元の少子化対策(異次元の少子化拡大対策だと思ってます)で頭を抱えているみなさま、
少しでも節約しつつ、それでも子供の楽しみは取り上げずになんとかこの冬休みを乗り切ってください。
混雑具合は、中劇公式サイトからチェックしてもらえれば大丈夫。
土日でも席がないほど混んではいませんし、
毎回しつこく言ってますけどたいていの映画は、
午後の遅めの時間になるほど静かでゆったりご鑑賞いただけますので夜がおすすめです。
せっかくの冬休みなので、少しくらい帰りが遅くなってもええじゃないか!
ご家族で、カップルで、ゆっくりと映画を楽しんでくださいね。

そんなわけで、たくさんのお客様に支えられ、
今年もなんとか一年、無事に営業してまいりました。
いろんなことがありましたが、とにかくスタッフみんな元気で、
そこそこいい感じの映画を、ぼちぼちいい具合のスケジュールで上映できるようになってきたなあと感慨深くしみじみとスタッフ同士で語り合ったりもできるようになった中劇です。
それが一番うれしいですね。
「こんな映画しかやれないのかよ!終わった・・・・(/_;)」
などと自暴自棄になったこともあったくらいの昔の中劇。
・・・・・よくがんばったなあ・・・(´ー`)
来年もがんばりますよ。
映画ヲタクの皆様(最大級の褒め言葉です)が、足繁く通ってくださるおかげで、
中劇はどんどんイイ感じの映画を上映できるようになったのです。
来年も、その先も、ぜひぜひ中劇の背中を押して、いや〝推して”いただければと思います。

それでは来年もスタッフ一同
より一層精進してまいりますので、
引き続きご愛顧のほど
どうぞよろしくお願い申し上げます。
皆様、良いお年をお迎えください。
来年もいろんな映画を楽しんでくださいね!


★中劇公式サイト  http://www.chugeki.jp/