2018年5月10日木曜日

ショービズ&高額ポーカー。ハラハラドキドキの舞台裏!

こんにちは。
最近、「中ズック」という単語が他県では通じないということを知り、
かなりの衝撃を受けた私です。
岩手のみなさん、知ってましたか!?
よそでは"中ズック”って言わないらしいですよ!
え!だって、中ズックじゃん(゜Д゜;)
学校からのお手紙にだって"持ち物:中ズック”って書いてあったし!!
と友人に即LINEメール。
すると「だから!」と返事。
それに対する私からの返信も「だからだから!」
この場合の「だから」"か”は鼻濁音。なんなら軽く濁点か、"゜”を付ける。)も、
このあたりの方言の一つのようです。
意味は「激しく同意」ってところでしょうか。
ちなみにアクセントは"か”です。
そして、この「だから!」を使える相手は、かなり親しい間柄。
これを使えるようになったら、
”知り合い”のカテゴリーから"友達”に昇格したと言ってもいいでしょう。
ということで、私のいろんな友人(少ないですけどね)とのLINEメールを読み返してみると、
まあ~「だから!」の多いこと!
お互いに返事が「だから!」の一言だけってことも多いので笑ってしまいます。
でも便利。
いろいろ言いたいことはあるけれどとにかく!ってときに使うのです。
「でしょ!」とか「そうだよね!」よりも強い表現なので、
「だから!」の代わりになる標準語が浮かびません。

で。
これは映画館のブログでしたね(^_^;)
もう、「クソ野郎~」も終わり、
「クレヨンしんちゃん」もゴールデンウィークの終了とともにほぼ撃沈。
現在の中劇は、朝の午前十時の映画祭が終わるとシーン…。
あれ、お客さん来ないけど外は台風?それともシャッター閉まってる??
シャッター無いけど。みたいなね(-_-;)
外も温かくて、新年度も始まって少し落ち着いてきたこの季節。
のどかでいいんですが、ちょっと刺激が欲しくなってきていませんか?
そんなあなたにおすすめの2本。
一般人の私たちにはふだん覗き見ることもできない刺激的な世界の裏側をスクリーンで楽しんでしまいましょう。
明日からの午前十時の映画祭は、
初登場の「オール・ザット・ジャズ」
© 1979 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
『シカゴ』の生みの親である演出家・振付師ボブ・フォッシーの自伝的作品。
仕事と酒と女、薬にまで溺れて、それでもショービジネスの世界に命を賭ける男(自分)の姿を、ボブ・フォッシー本人がそれこそ命を削って描き出した作品。
実際、この作品に取り掛かる前に病を宣告されていたというのもすごい。
ボブ・フォッシーと聞いてもあまりピンとこないという方もいるかと思いますが、
13歳でダンスグループを率い、15歳で振りつけを始めていたというなかなかの強者で、
しかも1973年にはアカデミー賞8部門を受賞した『キャバレー』でアカデミー監督賞、
同じ年にそのほかトニー賞(ミュージカルや演劇の賞)もエミー賞(テレビに関する賞)も受賞したという驚きの多才ぶり。
ちなみにこの「オール・ザット・ジャズ」はカンヌでパルムドールを獲っています。
こんなにいろんな賞を獲る人って、めったにいないですよね。
そりゃあ・・・・・モテるわな(゜Д゜)!
そりゃあ・・・・・酒も女も薬もやっちまうわな!
今の日本の芸能界では、酒も女も薬も、どれか一つでもやってしまったら(バレてしまったら)大変なことになりますけどね。
いや、なってますけどね、今まさに(^_^;)
でもこの作品の時代のアメリカで、
ショービジネス界でこれだけイケイケだった人は、
もれなく酒も女も薬でさえ自分の豪華なアクセサリーにして、
豪快に、自分にハッパをかけながら本当の意味で命を削って走り続けていたんでしょう。
そんな人生のすべてを、圧倒的なダンスシーンを交えて描いたのがこの作品。
決して爽やかな青春映画ではないし、
なんなら「おいおいおい・・・(-_-;)!」となってしまうシーンもありますが。
それが、この時代のショービジネス界のリアル。
普段垣間見ることのできないブロードウェイの裏側ってわけです。
フェリーニ「8 1/2」に影響を受けていると言われていますが、
たしかに。
「映画監督である主人公を描いた自伝的作品で、
酒と女とショービジネスにまみれてもがく俺。」
的な作品ですもんね。
共感はしないけど興味深い、
ハッピーじゃないけど面白い。
そんな映画です。
ちなみに来週5月18日からは「フェリーニに恋して」が公開になります。
(C) 2016 In Search of Fellini, LLC. All Rights Reserved.
大事に大事に育てられた女の子がフェリーニの映画の世界に魅了され、
イタリアを旅しながら少しづつ成長していく物語。
夢か幻か、フェリーニの映画の世界に入り込み、
登場人物と出会っていくのも映画好きとしては楽しみな作品です。
そちらについてはまた来週、たぶん、できれば語りたいと思っています♪
公式サイトhttps://www.cocomaru.net/fellini


もう一本、ハラハラドキドキの裏側の舞台は、
レオナルド・ディカプリオベン・アフレックなどハリウッドスターも常連客に名を連ねた高額ポーカーの世界。
「モリーズ・ゲーム」
(C) 2017 MG’s Game, Inc. ALL RIGHTS RESERVED.
頭脳明晰、しかもトップアスリートとしてオリンピック候補にもなった女性が26歳にして、
掛け金の最低額が1万ドル(100万円相当)
そのうえどんなにキャッシュを積んでもモリー本人からの招待がなければ覗くことも許されない謎の高額ポーカールームの経営に至ったのはなぜか?
どうやって500万ドルもの富を手に入れ、それをすべて失くしたのか?
そして、FBIに狙われた本当の目的とは?
これが実話だっていうんだから驚きです。
そのうえ、話はこれで終わりじゃない。
ここからがすごい。
ヤバイ世界のアブナイ橋を渡った経験と自慢の、過去の栄光を描くスキャンダラスなお話なのかと思いきや、
運命と言う名の完全な敗北のカードを自らの手で勝利に変えたパワフルな女性の、
起死回生の爽快な人間ドラマなのでした。
こんな怪しい世界に身を投じながらも、
ハリウッドセレブにも、大金持ちにも、マフィアにすら屈しないで、
次々と襲い掛かる危機を知性と熱いハートとユーモアで乗り切り、
高潔な信念を失わなかった強い女性の再起の物語。
2時間越えでも全然飽きない、スピーディでクールでスタイリッシュなこの作品を監督したのはアーロン・ソーキン
『ソーシャル・ネットワーク』『マネーボール』『スティーブ・ジョブズ』など、
栄光を掴んだ実在の人物を描くことに定評がある脚本家で、オスカーにも輝いた彼が、
今回のこの作品で初監督に挑んでいます。
他にも、主演のジェシカ・チャスティン姐さんのゴージャスなファッションや、
きらびやかでスリリングな高額ポーカールームの内部の様子など、
気になる要素が盛り沢山。
さらに、モリーの父親役を演じているのはケビン・コスナー
私が高校生のころ、バリバリのセクシーアイコンだったケビン・コスナー先生。
前回のブログで紹介した、2012年に取り壊しになった中劇の建物に、
高総体の開会式をサボって「リベンジ」という映画を観に来たのを思い出します。
同時上映だった「ドライビング・ミス・デイジー」のほうがずっと面白かったんですけどね(^_^;)
「アンタッチャブル」とか「フィールド・オブ・ドリームス」はマジでかっこよかったし、
監督・製作・主演した「ダンス・ウィズ・ウルブズ」でアカデミー賞の作品賞と監督賞を受賞、
ハリウッドのトップに昇り詰めたコスナー先生。
私は、ベトナム帰還兵の父親を演じて地味だけどかなり泣けた「8月のメモワール」が一番好きですけど、
その後はちょっと、「ロビンフッド」とか「ウォーターワールド」とか「ポストマン」とか微妙な作品が続いたうえに、不倫スキャンダルなんかもあって失速。
若いころめっちゃかっこよかっただけに残念だったんですが、
今回の作品では主人公モリーの父親役として、
さすがの存在感を見せています。
ちなみにケビン・コスナーの代表作の一つ、世界的に大ヒットした「ボディガード」が、
なんと8月に午前10時の映画祭に登場!
The Bodyguard © 1992 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
超最近じゃん!と思ったら、「タイタニック」より前。
1992年の作品でした。。。
マジかー・・・(@Д@)!
忘れもしない、
公開初日に友人とピカデリーに観に行き、
超混んでて次の回にしか入れなくてそれもぎゅうぎゅう詰めで観て、
しかも買ったばかりのパンフをトイレに忘れてきたあの、
「ボディガード」
あとで探しに戻ったけどあるわけがなく。
というあの苦い思い出の「ボディガード」
とにかく故ホイットニー・ヒューストンのド迫力の歌声だけに圧倒された映画でした。
いや、ケビン・コスナーもノリに乗ってた時期なのでかっこよかったですけどね。
というわけで、イケイケのころのコスナー先生は8月17日から上映。
明日公開の「モリーズ・ゲーム」では、いぶし銀のコスナー先生を堪能しましょう。
「モリーズ・ゲーム」公式サイト→http://mollysgame.jp/index.php
「ボディガード」公式サイト→http://asa10.eiga.com/2018/cinema/822.html


なんだか、なんの紹介だかわかんなくなってきましたが、
とりあえず5月のなかばはスリリングな世界の舞台裏を覗き見る映画でテンション上げていきましょう!
気温も高くなってきて、気分もゆるみ、しかもお客さんもガクッと減ってきた中劇で、
毎日午後の眠気がおさえられない私です。
このブログも、「クソ野郎~」のときとのアクセス数の違い(桁が違います、ほんとに。)に苦笑いしか出ないこのごろ。
いや、こんなもんです。
しょうがない。
映画好きのみなさまに支えられ、細々と続けていければいいんですよ、
こんなしょうもないブログなんてね。
…と言いつつアクセス数が気になる私なのでした(-_-;)
どうせ夏の「ポケモン」まではアクセス数、フィーバーしませんけどね。


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