2019年7月5日金曜日

「凪待ち」舞台挨拶中継決定!&せつな痛い「青の帰り道」

こんにちは。
やります。
決まりました。

「凪待ち」舞台挨拶中継!
●チケット料金:通常料金
●実施日時:7月6日(土)17:00~17:30
※17:40の回の上映前 16:45開場予定 17:00開始予定

※ムビチケ・各種割引可 
※ムビチケカード・ムビチケオンライン券を使用の方は受付時必要になりますのでお持ちください
※招待券・ポイントフルは使用できません
●チケット販売日時:7/6開場時(7:30)より劇場窓口にて販売
※販売時整理券も一緒にお渡しします
※入場方法:整理券番号順での入場
※全席自由席 


やっぱりありましたね!
舞台挨拶中継!
初日の舞台挨拶の中継がなかったので、
残念だなあと思っていたのですが。
ヒット御礼舞台挨拶というところでしょうか。
すでに映画観ちゃったよー!って方もいるかもしれないですが、
ぜひ、ご本人のコメントとともにもう一度映画を楽しんでみてください。
そして。
”聖地・中劇”ならではのクソ素敵なコーナー、
「クソ野郎スポット」でぜひ、記念写真を撮っていってくださいね♪
ここ中劇でお三方が書いて行ってくれた直筆サインですよ~( `ー´)ノ
公式サイトhttp://nagimachi.com/


さてさてそれから。
明日7月5日公開。
「青の帰り道」
(C) 映画「青の帰り道」製作委員会
これ。
マジで良かった。
そもそもどこの国の作品でもとにかく〝青春もの”が大好きな私。
頭の中が中2で止まっているせいなのか、
それとも、
誰の中にもあるはずの、「あのときの自分」とか「あの頃」というのは、
例え時代が全然違っても、まったく文化や暮らしが違っても、
絶対にどこかで通じる、共感する部分があるテーマだからなのか。
とはいえ、このところあちこちの映画館を占領しつつあった、
イケメン&美少女がドタバタと恋したりなんだりするだけのキラキラ少女マンガの実写化ってやつには全く興味がありません。
だって、ジェネレーションギャップが凄すぎるんだもん(/_;)
そういうのじゃなくて、ひたすら、いろんな国のいろんな時代の青春を見てみたい。
そしてついつい観てしまうのです。
つい先日まで上映していた「芳華」も良かったですねえ!
それで、今回のこれ。
もちろん日本です。
しかも2008年からの10年間。
最近じゃん、若いじゃん。
それに、「え、これだってイケメン&美少女がドタバタと恋したりするやつでしょ」
と思った方。
はい、ブブー!!!
全然違う。
もう、なんだろう。
この映画の場合、年齢も時代も飛び越えて、
切なくて、重くて、痛くて、しんどい。
いろいろしんどすぎて、つらい。
子どもから大人へ、
少年少女から社会人へ、
誰でも通る〝あの時期”のリアルでしんどいお話。
みんながみんな、ここまでの重いしんどさとともに越えてきた時期ではないとは思う。
それでも、ときにチクッと、ときにグサッと、心が波立って痛い。
苦しい。
”それでも生きていかなきゃなんないんだ”
そのセリフが、いままさにその中にいるわけではないものの、
いつかの遠い自分の思い出の中に届いた気がする。
そんな映画でした。
オープニングの、ちょっと全体的に青みがかった映像で、
「やばい。好きかも。」
と思ってしまった。
なんか、色づかいとか、音楽とか、
あるいは好みのイケメンがいたとか、
セリフがいいとか、
まあなんでもいいんですけどとにかく一つでもがっちりツボに入るとそれだけでその映画が好きになってしまう私です。
それなのに、ほかにも好きなポイントがいくつか出てきてしまったら、
それはもう私の〝お気に入り映画”の仲間入り。
今回のこの「青の帰り道」
色づかい。
音楽。
テーマ。
リアリティ。
そして、たぶん、かなりの共感。
ものすごく個人的で、圧倒的な、共感。
それが、この映画に私が惹きつけられた理由でした。
なので、もしかしたら、観る人によっては、
「言うほど面白くないじゃん」
と思う方もいるかもしれないし、
「わかるけど・・・・普通。」
という方もいるかもしれない。
でも、この映画の全体的な空気感と、
胸をしめつけるほどの共感は、
剥がすと痛いとわかっていてもついつい剥がしてしまうかさぶたのような、
やっちゃいけないのにどうしても引っ張ってしまうささくれのような、
懐かしさと痛さ、
若さと自己嫌悪、
表裏一体の危うさを孕んだ〝あの頃”の自分に一瞬で戻ったような、
光と闇がないまぜになったような魅力でした。
私は、根拠の無い自信と履き違えた正義感で人を傷つけ、
自分の思うようにならないことは世の中と他人のせいにし、
気にくわないことには難癖をつけて拒否したくせに、
いつまでも迎えを待ってる。
そんな、かわいくない若者でした。
13歳のころからずっと、成人してからも常に一緒にいた仲間たちのところだけが自分の居場所だと思い、
そのままずっと、私にとっての居心地のいい場所であることを願い、
それぞれが大人になっていくことや、
環境や事情が変わっていくことに対応できず、
意地を張り、虚勢を張って、
そのうえでいつまでも仲間たちが私のところに戻ってくるのを待っていた。
そんな、めんどくさい奴でした。
この「青の帰り道」は、まさにそんなあの頃の私のいた風景と同じ。
(C) 映画「青の帰り道」製作委員会
夜中、こっそり集まっては花火をしたり。
何をするでもなくただ誰かの家でゴロゴロと雑魚寝したり。
学校や仕事が終わったあと車を飛ばして海にキャンプをしに行ったり。
男も女もなく、ただ一緒にいて騒いでいた、
そんな日がずっと続くと思っていた、
”あの頃”
私の〝あの頃”には、映画の中のカナみたいに有名になった子はいないし、
ここまでの衝撃的な事件は起こらなかった。
でも、あの、田舎特有の一本道(盛岡よりも田舎でしたけど)を自転車で進む絵や、
思うようにいかない毎日に「どうしてこうなっちゃったんだろう」と呟くシーンでは、
私も思わず苦しすぎて泣きそうになりました。
自分が思わずとってしまった行動や、
つい言ってしまった言葉、
あるいは、自分がどれだけ大変だったかを伝えるための手段として、
相手が傷つくのを知っていてわざと投げつけた言葉。
そういうものが全部、一瞬にして私の頭の中に舞い戻り、
心がザワザワと波立って息苦しくなりました。
ひどい言葉は、言ったほうは忘れるなんてよく言いますけど、
忘れないものなんですね。
しっかり覚えていて、今でも私を自己嫌悪の闇に陥れます。
夢はとっくに諦め、ラクな道を選び、
それでも仕事は楽しく、恋もして、
自分のことだけでいっぱいいっぱいだったあのころ、
だけど自分の仲間たちはいつでも私の居場所として変わらずそこにあってほしいと思い、
それを望み、かなわないとわかると拒否した。
そんな自分勝手な私と、主人公のカナはたいして変わらない。
自分の居場所を探し、でも誰にも嫌われずに自分の望みをかなえたい、
そんなキリとも通じるものがある。
地元で結婚して普通に暮らすマリココウタも、
浪人してくすぶっているタツオも、
東京で大学生活を謳歌するユウキも、
そして、やんちゃだけど一番熱いリョウも、
みんな、私のそばにいた誰かのよう。
それを演じるキャストも魅力的。
ハロプロのソロアイドルとして大人気だった真野恵里菜ちゃんは、
歌手を目指すカナ役です。
(C) 映画「青の帰り道」製作委員会
つい最近、サッカー日本代表の柴咲岳選手と結婚して話題になりましたね。
彼女は「ザ・正統派アイドル」って感じでかわいらしい女の子でしたが、
私はドラマ「SPEC」のサトリちゃん役が衝撃。
「逃げ恥」でも元ヤンの役が印象的でした。
素敵な女優さんになりましたね。
ヤンチャなリョウは、いま、飛ぶ鳥を落とす勢いの横浜流星
(C) 映画「青の帰り道」製作委員会
つい先日まで中劇で上映していた「チア男子!」のときも触れましたが、
「初めて恋をした日に読む話」のピンク髪の男の子。
要注目のイケメンです。
「チア男子!」のときに上映してほしかったって?
だからー!
そうなんですよー!
そうしたかったんですけどねー(>_<)!
なにしろ最近の中劇、作品がぎゅうぎゅう詰めなもんで、
「チア男子!」が終わったスペースにしか「青の帰り道」が入らなかったんです(;´Д`)
ゴメンナサイ!
でも東北握り(東北では中劇のみでの上映)なので許してください!
そして岩手県人は忘れちゃいけない、
盛岡出身の戸塚純貴くんが、コウタ役で出演。
(C) 映画「青の帰り道」製作委員会
主演映画「ケアニン」のときに舞台挨拶に来てくれましたが、
現在上映中の「ピア」にもチラッと友情出演しています。
三枚目の盛り上げ役も、真面目な青年役もこなせる、面白いバイプレイヤーになっていきそうな予感。
そしてこの役は、実は代役でして。
ご存じの方もいると思いますが、この映画、
某有名女優の息子が映画のロケで行った先の宿泊場所で問題を起こして逮捕され、
撮影は中断。
ほとんど撮影が終わっていたのにお蔵入りかと思われていたのですが、
スタッフと役者チームの情熱で撮り直しということになり、
翌年、この戸塚純貴くんを代役に立てて全て撮り直したという、
もうほんとにがんばりやさんな映画だったのです。
でもそんな感じは全然しない!
ほんとに10年、一緒にいた仲間たちのように仲の良さそうな、
素敵な仲間たちでした。
そして撮影完了から1年で、やっと公開。
撮影開始から劇場公開まで、実に3年!
その間に、横浜流星は一気に大ブレイク、
真野恵里菜は結婚と、大きく変化のあったメンバーでした。
監督は藤井道人
彼もまたこの3年で、山田孝之プロデュースの「デイアンドナイト」
現在公開中の「新聞記者」と、
重くて面白い作品を次々と監督。
かなり注目の人物です。
そういった意味でも、絶対に観ておいて損は無い作品。
とにかく観終わったあと、せつなくて苦しくてつらいんだけど、
それでも前を向いて歩いて行くんだという希望の光が見える青春映画です。
ちなみにこの作品を観て思い出したのは、
かなり古い作品ですが1985年のアメリカ映画「セント・エルモス・ファイヤー」
大学を出たばかりの仲間たち7人組の姿を描いた群像劇。
私が中学生のころ、中劇に「スタンド・バイ・ミー」(これも青春映画の名作ですが)を観に来たとき、同時上映だったのがこの映画。
ものすごい衝撃を受けて、かなり気に入って、次の週もその二本立てを観に来たのですが、「セント・エルモス・ファイヤー」だけ終わってて(/_;)
「スタンド・バイ・ミー」と、あとよくわかんないU.F.O.が出てくる映画の二本立てを観て帰りました。。。
でも「セント・エルモス・ファイヤー」が好きすぎて、
大人になってからですが3980円でビデオを買いました。
サンビルの上にあった東山堂書店でね。
今でも大好きな作品。
よかったらこちらもチェックしてみてください。
余談ですがこの映画「セント・エルモス~」を基にして作られたドラマが、
あの90年代を代表する伝説のドラマ「愛という名のもとに」なんですよ~。
皆さん、知ってましたか!?
昔、ドラマのスタッフが雑誌でそう言ってたので間違いないです。
私もあのドラマ、毎回欠かさず見てましたが、
「絶対にこれ、セント・エルモス・ファイヤーだ!!」と言いながら見てました。
懐かしい(/_;)
「青の帰り道」を観ながら「セント・エルモス・ファイヤー」を思い出し、
さらに、まさに自分が20歳くらいだったころに見ていた「愛という名のもとに」までが胸に浮かんできた、〝私のアオハル”の時間でした。
猫も杓子も、鈴木保奈美スタイルだったなあ、あのころ。
え、私??
鈴木保奈美姐さんは、私よりも5~6歳上の世代なので、
私がよく自分で言ってたのは、
ドラマ「若者のすべて」深津絵里♪でした。
髪型を真似し、服装もお手本にして、セリフを覚えて。
仲間内で役を振り分け、キムタクは俺だとか、いやお前は萩原聖人だとか、
酒を飲みながら騒いだなあ。
・・・・みんな、元気かな。
公式サイトhttps://aono-kaerimichi.com/


えー・・・またしても個人的な思い入れのせいで長くなりましたね。
最近、「ブログ楽しみにしてるよ」と声をかけてくれた常連さんたちが二人もいたので、
調子こいちゃいました(;'∀')
でも、私の場合、興味のない映画やマジでつまんなかった映画の話は、
文章まで本当につまんなくなっちゃうのでね。
私のブログの文章が長い時は、
「あ、ほんとに面白かったんだな(この人にとっては)」
というちょっとした目印にでもしてもらえれば(*‘∀‘)


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