2022年3月23日水曜日

必見「ベルファスト」&賞レースについてのつれづれ

こんにちは。
春なので、各国の映画賞レースも盛り上がってきたところですね。
「ドライブ・マイ・カー」が圧勝だった日本アカデミー賞
わかる、わかるよ!
観る前は、「179分(゚д゚)!?無理!絶対寝る!」という強い予感があったんですけど、
全然寝なかった!(→これは私の中では大きな基準。)
ドラマティックな展開ではないのに、全く飽きずに最後までスクリーンに惹きつけられたままでした。
どことなくヨーロッパの香りのする作品でしたね。
超感動!とか号泣!とかではないけど不思議な余韻のある映画。
今月末に発表される米アカデミー賞でも日本映画史上初となる作品賞をはじめ4部門でノミネートされていますね。
カンヌやゴールデングローブ賞、全米批評家協会賞などでも話題をさらい、
先日、発表になった英国アカデミー賞でも「非英語作品賞」を受賞していました。
こうして日本映画が世界の舞台で注目を集め話題になるのは嬉しいこと。
これを機に日本映画がどんどん世界に出て、たくさんの人に注目され、世界中で当たり前に観られるようになるといいなと思います。

さて、そして今回、気合を入れてご紹介しようとしているのは、
中劇ではめったにない、『ドキドキで米アカデミー賞の発表を待つ』という嬉しい状況になっている作品です。
去年の「ミッドナイトスワン」日本アカデミー賞作品賞受賞からの素晴らしい流れ!
米アカデミー賞作品賞をはじめ7部門にノミネートされ、中劇が激推し中のこちら。
「ベルファスト」
© 2021 Focus Features, LLC.
各国、さまざまな賞レースまっただなかの現在、
この「ベルファスト」は、
トロント国際映画祭観客賞(最高賞)や、
英国アカデミー賞英国作品賞など次々に受賞のニュースが入ってきていて、
さらに3月27日(現地時間)に発表&授賞式が開催される米アカデミー賞には、
作品賞・監督賞・助演女優賞・助演男優賞・脚本賞・主題歌賞・音響賞
の7部門ノミネート!
これは素晴らしい!!
ライバルとしては、やっぱり強そうなジェーン・カンピオン「パワー・オブ・ザ・ドッグ」(なにしろベネ様が主演ですからね!)や、
日本映画としての快挙も期待したいところの「ドライブ・マイ・カー」なんかもあるので、個人的にもなかなか複雑な気分で発表を待つことになりそうですが、
今まさに世界中が胸を痛めているロシアとウクライナの戦争ともつながる、
家族や故郷を想う力強いこの「ベルファスト」みたいな映画が作品賞を獲ってくれると、
きっとあちこちに良い影響があるんじゃないかなと、思ったりもします。
物語は1969年、アイルランド島の北に位置するベルファスト
アイルランドは、古くからカトリックとプロテスタントの対立で争いを繰り返してきた国。
19世紀、イギリスがアイルランドを併合したあともアイルランド側が独立を求めたため戦争を続け、
20世紀に入り、やっとイギリスとアイルランドが条約を締結して、
プロテスタントが多数派だったアイルランド島北部6州が「北アイルランド」としてイギリス領に残り、
島の残りは「アイルランド自由国」として自治を獲得して実質的な独立を果たした。
と、かなりざっくりとでもこのくらい複雑な歴史のある国。
ですが、その後も正式な独立を求める内戦や、宗教的な対立は続き、
今度は1960年代、北アイルランドの中でカトリックに対する差別撤廃を求める運動が活発化し、カトリックとプロテスタントの対立が激化していった。
というわけなんですね。
そして1960年、まさにその北アイルランド最大の街ベルファストに生まれたのが、
現在、イギリスを代表する俳優であり映画監督でもあるケネス・ブラナー
この方、ロンドンの王立演劇学校を首席で卒業、ロイヤルシェイクスピアカンパニーで活躍したゴリゴリの舞台俳優なんですがそれだけではとどまらず、
自身で劇団を設立していくつもの舞台を上演したり、
1989年には「ヘンリー5世」で映画初監督&初主演、
その作品で29歳でアカデミー監督賞主演男優賞にノミネートされたという超エリート。
しかもアカデミー賞ではこれまでに一人で5部門にノミネートされたことがある唯一の人物。
その後も監督としても俳優としても数多くの作品に携わり精力的に活動を続けていますが、
最近のわかりやすい作品だと「マイティ・ソー」を監督したり、
「ハリー・ポッター」ではインチキ魔法使いのロックハート先生を演じたり、
監督した実写版「シンデレラ」や監督・製作・主演の「オリエント急行殺人事件」は大ヒット、現在も「ナイル殺人事件」が上映中ですね。
もう、イギリスでもハリウッドでも大活躍!
私も、あらためてケネス・ブラナーの過去作品のリストを見てみたらわりとたくさん観ていて、
初期の「から騒ぎ」「ピーターズフレンズ」「ハムレット」「ヴァージン・フライト」などもちゃんとスクリーンで観ていました。
今、久しぶりに思い出しましたが、どれも面白かったなあ・・・・。
「ハムレット」なんか4時間あったんですけどね!全然飽きずに観ました。
なんか・・・・・・なにげにすごい人だったんだ・・・・(*_*;)
そのケネス・ブラナーが自身の幼少期を投影し、
激動の時代に翻弄される故郷や家族の姿を9歳の少年の目線で描いたのがこの「ベルファスト」。
© 2021 Focus Features, LLC.
家族や友達に囲まれ、たくさんの笑顔と愛に包まれて暮らす9歳の少年・バディの日常は、
ある日の午後、それまで聞いたことのない音とともにやってきた暴徒の姿と共に一瞬で悪夢に変わってしまう。
1969年、ベルファストのプロテスタント地区に住むカトリック教徒を襲う大規模な暴動が
起き、
ケネス・ブラナー自身が「スローモーションのように世界がひっくり返る瞬間を見た」と語るように、
住民がみな顔なじみでまるで一つの家族のようだったベルファストの街は、
この日を境に分断され、バディの世界は永遠に変わってしまうことに。
アイルランドは古くから宗教的な対立で戦争を繰り返してきた国で、
その歴史を知っていれば「なるほど」と思うことは多いし、
それを知ってから映画を観れば理解はたしかに深まるんですが、
もしも「そういう歴史には興味がない」「難しそう」とチラッとでも思う方がいるのであれば、それはそれで全然問題ないし、
なんなら歴史とかそんな知識なんか入れずに単純に一つの家族の物語として観てもらいたい。
だって主人公が9歳の少年で、その瞳に映る大好きな家族と大好きな街を描いた、
ごくごくシンプルなお話だから。
子どもの目には、宗教も派閥も、政治も、歴史も、まったく関係ないですもんね。
顔見知りの人たちが急に怖い顔をして対立を始め、
いつもの街並みにはバリケードが、
そして徐々に暴動は拡大していき、バディの家族にも決断の時が。。。
1960年代の映画や音楽に彩られた、モノクロでノスタルジックな映像の中では、
あくまで背景としての〝北アイルランド紛争”を子供の目線で見つめながら、
学校で月着陸を習ったり、ちっちゃな恋に目覚めたり、
家族で映画を観に行ったり、パパとママがダンスをしたり、
おじいちゃんやおばあちゃんとの穏やかな時間があったりして、
非日常のなかの日常が丁寧にすくいとられていて胸がしめつけられます。
© 2021 Focus Features, LLC.
余計な説明は一切なく、セリフすらそれほど多くはなくて、
ごくごくシンプルに、
簡潔でスピーディにテンポよく進むストーリー。
むしろそれが「子供の時間は一瞬」であることを切実にこちらに伝えてくるのです。
ケネス・ブラナー本人が、家族とともに故郷ベルファストを離れたのはまさに9歳。
無邪気さを失い大人へと成長していく、誰もが経験する転換期を、
あまりにも突然、激しすぎる状況で迎えることになる少年の、
その幸せだった故郷での日々が一瞬だったことを物語ります。
血なまぐさい戦争映画ではまったくないのに、
「日常と隣り合わせの分断」がかえって戦争の辛さを浮き彫りにするんですよね。
あっという間の98分。
最後は胸いっぱいで号泣でした。
でも、哀しい涙じゃない。
爽やかな、希望あふれる泣き笑い。
主人公バディを演じるのは、これが映画デビューとなる北アイルランド出身のジュード・ヒルくん。
やんちゃで茶目っ気たっぷりの笑顔が魅力的!
そんな彼を、大きな愛とたくさんの笑顔で包み込む家族たちがまた素敵(´ー`)
綺麗で気が強く、どっしりと家族を支えるでっかい笑顔がチャーミングな〝オカン”といった感じのカトリーナ・バルフも、
ちょっとダメだけどひたすら家族を愛する父親ジェイミー・ドーナン(とにかくイケメンすぎて、ちょっとダメなくらいは許容範囲!)も、
ユーモアあふれる優しいおじいちゃんキアラン・ハインズも、
みーーーーーんな北アイルランド出身の俳優!
そして『007』シリーズのM役や、エリザベス女王・ヴィクトリア女王などを演じアカデミー賞7回ノミネートのオーラを完全に消して〝小さな街のおばあちゃん”を演じたジュディ・デンチ(この方もお母様がアイルランド人!)が、最後にさすが!
このおじいちゃんとおばあちゃんが、アカデミー賞の助演男優賞・助演女優賞に二人そろってノミネート!!
最高の夫婦です。
© 2021 Focus Features, LLC.
「本物からしか生まれてこないものがある」と、
コロナ禍でロックダウン中に脚本を書き始め、
故郷への愛や郷愁を、ベルファストを離れて50年たちやっと映画にすることができたケネス・ブラナー(製作・脚本・監督)と、
アイルランドにルーツを持つ実力派俳優たちの競演は、
圧倒的なリアリティを持つまさに〝本物”
オープニングを飾る超クールな曲「Down to Joy」(アカデミー賞主題歌賞にノミネート)はこれまたベルファスト出身のヴァン・モリソン
もうこの曲がかかった瞬間、ワクワクで鳥肌が立った私だったんですがそれはなぜかというと、
映画ヲタクに「好きな映画は?」と聞くほど野暮なことはないと心から思っている私が、
この映画ヲタクとしての人生のなかであえて好きな映画を挙げるとしたら必ず上位に入る作品にマイケル・ウィンターボトム監督(発表する作品がことごとく映画賞を賑わせたり物議を醸したりするイギリス人監督。私はこの方はほんとに天才だと思います)の「ウェルカム・トゥ・サラエボ」という作品がありまして、
その映画のオープニングがやはりヴァン・モリソンの曲「The way young lovers do」だったんですが、
この映画がまたほんとにすごい映画だったのと同時に、
そのオープニングの曲と映像に心を鷲掴みにされた衝撃がいまだに忘れられなくて。
オープニングのヴァン・モリソンの声で、
その時の衝撃と、今回の「ベルファスト」がパチン!と繋がった感じがしたのです。
この映画「ウェルカム・トゥ・サラエボ」は、タイトルでだいたいわかると思いますが、
第二次世界大戦後で最悪の民族紛争といわれる「ボスニア紛争」(その中心がサラエボだった)をテーマとした作品で、
こちらもまた「ベルファスト」と同様、背景に戦争を置きながらも希望に満ちた力強い人間ドラマだったんですが、
私はこれを観たとき大きな衝撃と深い感動で終わったあとしばらく席を立てませんでした。
この映画が公開された当時は、まだボスニア紛争のまっただなか。
世界中の映画関係者やクリエーターたちも胸を痛め、
それをテーマとしたたくさんの素晴らしい映画が発表されたころでもありました。
ほかにも「アンダーグラウンド」「ビフォア・ザ・レイン」など、
若くて知識もあまりなかった私が激しく心を揺さぶられ映画館で号泣した映画たちはみな、ユーゴスラビアやボスニアの紛争をテーマにした映画でした。
なかでも大・大・大好きなのがこの「ウェルカム・トゥ・サラエボ」と、
もう一本、「ビューティフル・ピープル」
好きすぎて、DVDもサントラCD(イギリス映画のサントラはほんとに最高!)も持ってます!
この二本はほんとに素晴らしい映画!
超ーーーーーおすすめです!!
イギリス映画はみんな好きなんですけど、
どちらも、印象的な音楽の使い方とシンプルな切り口の人間ドラマのなかにさりげなく、でもくっきりと戦争を浮かびあがらせるイギリス映画でした。
深い・・・・!!!
・・・・・・・やっぱりイギリス映画、好きだなあ・・・・・!!!
ここに、「ベルファスト」も入ることが決定しました。
で?なんだっけ(;'∀')?
そう、ヴァン・モリソンからの脱線でしたね!
偶然か必然か、静かに暮らしていた普通の人々の日常をぶち壊してしまった民族や宗教の対立による紛争を背景にした二つのイギリス映画(「ウェルカム・トゥ・サラエボ」「ベルファスト」)のオープニングをガツンと飾る曲を歌うヴァン・モリソン
そのソウルフルな歌声がいつまでも胸に残ります。
あぁ・・・・「ベルファスト」、絶対にもう一回観る(>_<)!!!
そしてすぐに帰宅して「ウェルカム・トゥ・サラエボ」「ビューティフル・ピープル」を観るのだ!!(→何かに引っかかると関連したものをすぐに摂取したくなるヲタク気質。)
イギリス映画、万歳!!
それからもう一つ、ヲタク気質からの余談をお許しください。
この「ベルファスト」を観終わったあと、
深い余韻と共に思い出した映画が二つ。
言わずと知れたスピルバーグ「太陽の帝国」(13歳のクリスチャン・ベールがイケメンすぎて3回観に行きました)と、
1997年の中国映画「太陽の少年」『ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリー』ドニー・イェン師匠とともに出演したチアン・ウェンが監督した、文化大革命下の北京に生きる少年のひと夏の物語)。
どちらも少年の目線から見た、戦争や激動の時代に翻弄されて変わりゆく街や人々の姿を描いた作品
戦争や国のゴタゴタの中にも、人々の暮らしや日常が必ずあること。
子どもにできることなんてなんにもないけど、
ただ目の前にある現実のなかで見えるものがきっとあること。
そんなことを、戦争も民族紛争も共産主義下の暮らしも全く知らない私に少年の目線でシンプルに教えてくれた作品たちです。
歴史も、宗教も、政治だってどうでもよくて、
そういうものに常に振り回され日常を狂わされてきた人々、
家族や友達を奪われてしまう人たち。
難しいこと抜きで子供の目線でシンプルに、
だからこそかえってはっきりと強く伝わるメッセージがあると私は思います。
そういう、時代も歴史も環境も関係なくその時その時の子供の目に映るものが一番大切で、真実なんじゃないかなと。
私はそういう映画が好きだなあ・・・・・とあらためて思った「ベルファスト」でした。
・・・・大変!
「太陽の帝国」と「太陽の少年」も観たくなってきた( ゚Д゚)!!!
(→寝不足の日々は続く・・・・)
© 2021 Focus Features, LLC.
移り行く時代と、変わりゆく故郷、
そしてそんな過酷な状況のなかでも変わることのない家族の絆や人間の気高さ、生命力、
どんなときも前を向いて歩いて行く力強さを、
大きな愛とユーモアでまっすぐに描いた、
故郷を想い、家族を想う人間賛歌。
絶対に、絶対に、映画館で観てください。
公式サイトhttps://belfast-movie.com/


さて、いよいよ米アカデミー賞の発表が1週間後に迫ってきました。
緊張するーーーーーー(>_<)!!!
そして実はそのあとも私はまだまだドキドキが続きます。
2年ぶりに開催される香港金像奨(香港のアカデミー賞)が気になって気になって!(そっちかい!)
なんと、去年の金像奨はコロナで中止だったため開催が2年ぶりなので、2年分の作品で賞を決めるって!
「なんでやねん(゚Д゚)!!」と怒り心頭な私。
そんなん、授賞式を中止したって、その年の賞はその年の賞で決めたらよかったじゃん!
・・・・て、思いません!?
なぜこんなに怒ってるのかというと、
勘の良いみなさんはもうお気付きですね。
そう、私の生涯で一番愛した元彼ニコラス・ツェーです。(しつこい)
先月上映した「レイジング・ファイア」
(C) Emperor Film Production Company Limited Tencent Pictures Culture Media Company Limited Super Bullet Pictures Limited ALL RIGHTS RESERVED
はい、かっこいいーーーーーーー(*‘∀‘)!!
もう何時間でも眺めてられるね!
→映画は終わってます)
これは興行的にも大成功をおさめた作品なので、
文句なしに絶対に今年度の金像奨では、
作品賞だけでなく主演男優賞ドニー師匠)、助演男優賞ニコラス)、ほかにもガンガンノミネートされてがっつり受賞するつもりだったのに(私が勝手に、です)!!!
なのに!
なんと今回に限り2020年度の作品も含めて2年分の映画のなかから決めるというので衝撃。
なんじゃ、そりゃあああっ(゚Д゚)!!!と、なったわけです。
・・・・とはいえ「レイジング・ファイア」
作品賞監督賞(故ベニー・チャン!)はじめ8部門ノミネートされました。
そのなかで、うちのニコラス「最優秀主題歌賞」にノミネートされてます。
ていうか助演も獲れたよー(>_<)ほんとはさー!
だって死ぬほどカッコよかったじゃーん!!
(→〝カッコよかった”がノミネートの理由になるかは不明。)
主題歌だけは絶対に最優秀、獲ってほしい!
ていうか獲ります!
それと主演男優賞に、ニコラスのお父様がノミネートされてるのも気になるところ!
親子で受賞式、なんてかっこよすぎ!
ちなみにニコラスも、過去に最優秀主演男優賞最優秀助演男優賞も受賞してますからね!
ただの二世イケメン俳優なんかじゃないんだからねー!!(誰に言ってる?)
と、いうわけで、その主題歌賞にノミネートされてる「レイジング・ファイア」の主題歌のMV(ニコラスが作曲&歌唱)がこちら。
めちゃくちゃカッコいいのに、どこかしらトンチキな感じが最高にエモいMVです。
ドニー師匠が立ったまま(!)で弾いてるピアノの上でニコラスがギターかき鳴らしちゃってますからね(!?)(→熱く語ってますが映画は終わってますよー)
ちょっと!その高そうなスタインウェイのグランドピアノに立っちゃダメでしょ( ゚Д゚)!
てかドニー師匠!あなたもやはり根っからの香港スターだね(゚д゚;)!
っていう面白さ。
超絶トンチキな世界観に、超ー本気で取り組んでる大スター2人が神々しくて(´ー`)
ガチで全身で本気でエンタメに徹するこの感じ!
日本ではすっかり消えてしまった、とにかくスター主導のエンタメ観が、
私はやっぱり大好きなんですよねえ。。。
これぞ香港映画イズム!!
しかも、「レイジング・ファイア」の映像がちょいちょい入るのが最高!(何度も言いますが映画は終わってます。そしてブルーレイが6月に出ますんで予約しました。)
そしていつの間にか口ずさんでいるテレサ・テン(古い)。
ニコラスは私の元を去っていったいどこへ?
刑務所?雲隠れ?
ハッ(゚д゚)!私に迷惑をかけないように、そっと姿を消したのね!?(は?)
まあなんでもいいです。
いつ帰ってきても受け止めるからね!
ていうか、彼が迎えに来たらすべてを捨てて彼についていくんで!
ごめんね、みんな!
すみません、社長!
ニコラスが迎えに来たら、私は急にいなくなるけど許して!!
探さないでください!!(妄想爆走中)
と、こんなイカレたBBAの妄想を、「わかる、わかるよ」といつも優しく聞いてくれるSさん、ありがとう。
そして今ふと思い出したのは、
子どもの頃、母親から真面目な顔で
「あなたの父親は、草刈正雄なの。」
と言われたこと。
・・・・・・ミーハーの血には抗えない・・・・!
てか私、草刈正雄には似てないよ!父にはソックリだけどね!
・・・・・・・・・・いろんな意味でDNAって、すごいね(゚д゚)!!
いや、そんなのどうでもいいんです。
私は静かにまた、彼が私の元に戻ってくるのをいつまでも待つからね!
(→彼の映画を上映できる日を楽しみにしてる、の意味)
そういえば1月に上映した「こんにちは、私のお母さん」も、
中国のアカデミー賞「中国電影金鶏奨」最優秀主演女優賞を受賞していました。
ニコラス助演男優賞にノミネート。さすがでしょ!)
あまり賞レースに縁がなかった中劇ですが、この数年でちょっとずつあちこちの賞レースが気になる作品と関わりが出てきて嬉しい限り!
この調子で毎年、ドキドキしたいものですねえ(*‘∀‘)

さてさて、「ベルファスト」について熱く語っていたかと思ったら最後は結局ミーハーで締めるという残念なブログ。
でも仕方ありませんね。
余計なものをそぎ落としてシンプルに自分のメッセージを伝える映画を作れる天才たちと違い、
言いたいことをすべて語らないと気がすまない庶民のヲタクなんで(;'∀')
でも、なぜかブレーキがぶっ壊れた状態のヲタトークの回のほうが、
ふだん普通に映画の感想などを書いたときよりダンゼン閲覧数が伸びるという怪奇現象が起こりがちというデータがあるので、もうこのまま突っ走ります。
どんな映画も宣伝のために褒めまくるなんていうのは無理なんで!
ほんとはそうすべきなんでしょうけどね。。。(-_-;)
みなさま、私の文章がしつこくて長すぎて疲れたり、ヲタク色が強烈すぎてしんどいときはスルーでいいので、
たまには覗きに来てくださいねー!!


★中劇公式サイト PC→http://www.chugeki.jp/