2016年6月3日金曜日

今週公開はサウスポー。ヒメアノ~ルもスゴイですよ☆

こんにちは。
盛岡のくせに、5月で30℃越えの日が出てきて驚きましたね!
もうすっかり夏のよう!
と思って超ズボラな私がガラにもなく早めにトレーナーや長袖類を片付けて半袖Tシャツをごっそり出してきたのに・・・。
そこからの、今週の涼しさ!
ほらね!だから早めの衣替えなんかするもんじゃない(-_-メ)!!
とブツブツ言っている私ですが、
まあ黙っててもそのうち暑くなりますからね。
しばらく半袖で我慢することにした、本物のズボラがここに。。。(戻せよ、長袖!)

さて、ボーッとしてたらあっという間に6月。
ムシムシジメジメとした梅雨空を吹き飛ばして真夏になっちゃうような、
熱くて燃える、観客感動率92.1%の映画が公開になります。
『サウスポー』(6月3日公開)
Artwork (C) 2015 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.

みなさん、ジェイク・ギレンホールって知ってます?
映画好きの方ならピンときましたかね。
私は、彼がまだ少年と青年の間を行ったり来たりしていたころの地味な映画がすごく好きだったんですよ!
なんかよくわかんないけど何回も観たくなっちゃう「ドニー・ダーコ」とか、
お涙頂戴な演出とか全然ないのに涙が止まらなかった「遠い空のむこうに」とか!
かわいかったなあ・・・!
先日、仕事でいつもお世話になっている方から、
『遠い空の向こうに』、大好きなんだよねえ!」と声をかけられて、
「えーー!!私もですーー!!」
とひとしきり盛り上がって嬉しかったです(´▽`*)♪
地味ーな映画なので、なかなか「知ってる!」って人がいないなか、
自分の好きな映画を同じように好きと言う人がいるとほんと嬉しくて。
そんなときは興奮してついつい声がでかくなってしまいます。。。
ジェイク・ギレンホール
この方、お父さんは映画監督、お母さんは脚本家、お姉さんは女優(マギー・ギレンホール)。
っていう芸能一家のわりに、問題も起こさずいい役者になりましたね!
ハリウッド子役の大変さについてはたまにこちらでも語っていますので参考までに。
http://moriokachugeki.blogspot.jp/2015/09/blog-post_25.html
http://moriokachugeki.blogspot.jp/2014/02/blog-post_21.html
彼は、故ヒース・レジャーとのゲイの役でアカデミー賞を賑わせた「ブロークバック・マウンテン」も強烈だったし、
最近では中劇で上映した「エンド・オブ・ウォッチ」のリアルな警察アクションも衝撃でしたけど、
今回、この『サウスポー』のムッキムキで目つきの鋭いワイルドなボクサーの彼を見てビックリ!
「めっちゃかっこいい・・・・・・♡」
Artwork (C) 2015 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.

過酷なトレーニングで体を作り、試合のシーンもノースタントで再現、
そして監督は元ボクサー、さらに脚本は主題歌を手掛けたエミネムの実話と、
徹底的にリアリティにこだわった作品。
それにしても、ボクシングが題材になったものって多いですよね。
それはもうなんといっても「ロッキー」でしょ、
アカデミー賞を受賞した「ミリオンダラーベイビー」に、
ラッセル・クロウの体も素敵だった「シンデレラマン」
日本映画の「キッズ・リターン」も最高!
漫画で言うなら定番の「あしたのジョー」、号泣必至の「がんばれ元気」「はじめの一歩」
いやあ~・・・・どれもいいですよねえ!
弟がいるので、男の子系作品は得意分野!
なんででしょうね、とにかくボクシングものって名作揃い。
ボクシング好きでもないし、なんならルールもわからないくらいの私でもいちいち泣けるし感動三昧。不思議です。
スポーツなのにマジで命がけって部分なのか、
家族や師弟関係、ライバルに仲間と、人間ドラマとしてどうやったって面白くなるに決まってるからなのか、とにかく盛り上がりますよねえ!
今回の「サウスポー」も、
全てを失ったボクサーが、やはりその自分の拳で運命を変えていく姿っていうのは、
定番だけど心を揺さぶられますよ。
ジェイク・ギレンホールが演じる主役のビリーは左ききではないのに映画のタイトルは『サウスポー』
そのへんもストーリーの重要なポイントになってきます。
娘役のウーナ・ローレンスがまた素晴らしくて(お約束ですがこの子のシーンで泣きます)!
お話が進むにつれてだんだん母に似てタフな女性になってくる感じとか、涙が止まりません。
そして奥さん役がなんといっても、レイチェル・マクアダムス
「きみに読む物語」で大ブレイクした彼女ですが、
ガイ・リッチー「シャーロック・ホームズ」ではあのアイリーン・アドラーを演じていましたね(゜-゜)/
イギリス好きでシャーロキアンの私としては、もちろんガイ・リッチー版も大好き♡
アクション多め、ホームズが筋肉すぎ、ワトソンがイケメンすぎ・・・ですが、
映像もストーリーもガイ・リッチー色が満載で楽しめますよね!
余談ですが現在、第3弾が製作中らしいです♪
レイチェル・マクアダムスのアイリーン・アドラーは、
少しかわいすぎって感じもありますが、あえての普通っぽさ残し?
彼女はどんな役でもナチュラル感が素敵な女優さんなので、そこも好きなところ。
彼女の作品の中では、
私はとにかく、おととし中劇で上映した「アバウト・タイム」が大好きで♡
あの作品の彼女は最高~にかわいかったです(≧▽≦)/
つい最近も「スポットライト 世紀のスクープ」でアカデミー賞にノミネートされていて、
キャリアも絶好調のようです!
ちなみに映画オタクの私がこの作品でもう一つ気になっているのは、
監督のアントワン・フークワ
少し前に、デンゼル・ワシントンが黒人として二人目となるアカデミー主演男優賞を受賞した「トレーニング・デイ」の監督。
この方、マニアックな私としてはアジアの影帝チョウ・ユンファ様(最近どうしているんだろう!?)のハリウッドデビュー作「リプレイスメント・キラー」の監督だった方でして(゜-゜)
名前も珍しいので覚えていたんですが、
ちょっとづつキャリアを重ねて今ではオファーの途絶えない人気の監督になっているよう。
上のほうでご紹介した子役の回で語った、私のいまイチ押しの女優クロエ・グレース・モレッツデンゼル・ワシントン「イコライザー」の続編とか、
黒澤明「七人の侍」のリメイクである「荒野の七人」のさらにリメイク作(なんのこっちゃ)の製作が決まったとか、いろいろニュースが出てるのを読みました。
いつの間にか売れっ子になっていたのですね!
へえ~・・・あの「男たちの挽歌」inハリウッド!的な作りはいいとして、スッゴク短い映画でびっくりした、
でも「裏社会に身を置きながらも人としての心は捨てられない」という徹底的なユンファ様像の描き方はまず間違いないという優等生的映画を作ってデビューしたあの方がねえ・・・・。
・・・・ってこれ、皮肉じゃなくてオタク的つぶやきなので気になさらずに♪
あんな映画を撮ってたあの人が、今ではこんな大御所に!みたいな、
そういう青田買いみたいなのが楽しかったりもする、映画オタクの世界です(^_^;)
「ふふん、これも私、映画館で観たもんね!」っていう自己満足のためだけに必死で映画を観ているようなもんなんです。
でも、これだから映画マニアはやめられない♪
公式サイトhttp://southpaw-movie.jp/


さて、やいのやいの言っているうちに、公開になりましたヒメアノ~ル』
(c)2016「ヒメアノ~ル」製作委員会

公開から1週間なので、もう観た方もいると思うので少し語りますね。
ネタバレは無しなのでご安心を♪
もうねえ、あえて若者言葉で言わせてもらいますけど、マジヤバイ(@_@)
コメディタッチの前半と、いろんな意味で背筋が凍りつくような後半。
映画の中盤でタイトルが出てくるのとか、
森田剛の、無表情で「ちょっとコンビニ行ってくるわ」みたいな感じで殺しを語るシーンとか、
だんだんと加速していく狂気とか。
そして、誰もが、もちろん私も経験したことがあるせつない思い出。。。
思い出したこと、忘れられていたこと。
後ろめたさ、後悔。
そういうものは、同じ場所で同じ経験をしたはずなのにそれぞれ別の記憶になっているものなんですよね。
ヒメアノ~ル=強者の餌食になる弱者
この映画を観て思ったのは、誰も強者じゃないってこと。
「どうしてこうなっちゃったんだろう?」
濱田岳演じる岡田の、呟くようなせりふ。
99分のうち、9割以上を無表情と色の無い目で演じていた森田剛の、最後5分!
そしてラストのせりふと表情。。。!
自分でもビックリしましたが、涙がでていました。
観終わったあと、「フウゥ・・・・」と大きく息をついていた私。
久々にやられました。
森田剛、マジすごいっす。
ほんとにどうしようもない殺人鬼なんだけど、単純なただのサイコキラーじゃないほんとの森田(役名も森田なんです)が出てくる瞬間。
キーワードは、犬。そして麦茶。
ああ、あのラストについて誰かと語りたい(>_<)!!
「なんか気になってるけどどうしようかな」、なんて思ってる方!
きっと今観なくても、あとで結局「ヤッパリ観たい!」ってなると思うので、
スクリーンでちゃんと集中して観ておいたほうがいいですよ!
家のテレビで観ると、感じが違ってしまいます。
たぶん、今後もずっとあちこちで話題になる、
スクリーンで観たことが自慢になる一本になるはず。
まだまだ上映続きますので、ぜひ劇場へ!
公開早々、パンフレットがかなり売れて一旦在庫切れになってしまい、
お客さまをガッカリさせてしまったりもしましたが・・・・ゴメンナサイ!!
ほんと、映画を観たときにパンフが品切れって、私もすっごく嫌なことなので、
なるべくそうならないように気をつけてはいるんですが。。。
パンフは、絶対に映画観たときに買いたいですよね!
その日のうちに、なんなら観た帰りにどこかでコーヒーでも飲みながら読んだりしたいですよね。
すっごくわかります。
ほんとに申し訳ございませんでした(>_<)!!
昨日、入荷しました!
大人の事情ですが、小さな劇場はパンフも初回の入荷数を勝手に調整されちゃうんですよね。。。
どうせそんなに売れないでしょ、みたいなね。
追加注文もしてあったんですけどね。
たくさん売れて、たくさん追加が入ったところから先に発送になるという。。。
もうそうなっちゃうとうちは最後ですよねえ、ハハハ・・・・。
まあとにかく再入荷できましたので、
せっかく早く観に来たのに買えなかったという方、
パンフだけ買えるのでぜひ買いに来てくださいね!
そういう方にパンフを売りながらつい話しかけてしまってる残念なオバチャンがいたら、それはきっと私です(゚∀゚)
公式サイトhttp://www.himeanole-movie.com/