2016年2月26日金曜日

シャーロック観ました♪&映画好きを自称するなら必見の小津作品。

こんにちは。
朝は寒いですが、昼間の太陽の感じがなんとなく春休みの空気みたいでちょっとうれしくなるこのごろです。
なんとなく陽も長くなってきていて、春が近づいているのを実感します。
2月のなかばに春を感じるって、北国・盛岡ではなかなかないですよね!
まだ寒い日ももちろんありますけど、
最近は雪じゃなくて雨が降ったりもしますからね。
やっぱり今年は暖冬だったんですねえ!

さて、何回にもわたって「シャーロック」についてぐだぐだと語ってきた私ですが、
観ました・・・・!
念願の、霧に煙る19世紀ロンドンに舞いおりたベネ様のシャーロック。
(C)2015 Hartswood Films Ltd. A Hartswood Films production for BBC Wales co-produced by Masterpiece. Distributed by BBC Worldwide Ltd. 

やっぱりいい!!
もうとにかくヴィクトリア時代版「シャーロック」も、
もちろんベネ様もほかのキャストの面々も見てるだけでいいので、たまにボンヤリしてしまってセリフを聞き逃すという失態をおかした私ですが、どうせまた観るのでOK(´▽`*)♪
ただ、公開が近づきアドレナリンが出まくっていた私はこのブログで、
「テレビシリーズ見てなくても映画見ちゃいなよ!」
なんてあおってましたが。。。。。
やっぱり、テレビシリーズ見たほうが楽しめますね(;・∀・)
うちの弟も早々に観に来てくれたんですが、
彼もテレビシリーズはシーズン2までしか観ていなかったらしく、
「やっぱり3まで見てからのほうがもっと楽しかったんだろうな」
と言ってましたね(^-^;)
・・・・・・・・・・。
まあでも、みんなそうじゃん!
「踊る大捜査線」然り、
「トリック」然り、
「相棒」然り。
映画だけでも面白いけど、テレビシリーズ見てるとさらに何倍も面白い。
そもそもこの「シャーロック 忌まわしき花嫁」は、
大人気テレビシリーズの2時間スペシャルなんですもん。
「踊る~」も「トリック」も「相棒」も、よくあるじゃないですか、2時間スペシャルとか。
そういう感じです。
だからやっぱりテレビシリーズ見ておきますか♪
今からでも遅くない!
まだ映画観ようかどうか迷ってる方も、
映画観て「なんかよくわかんなかったー」「テレビシリーズ見てないと微妙」と思った方も、
レンタルショップへ走れ!!
ていうかNHKさん、せっかく映画やってんだから、再放送してくれよー(;_;)
今ならすごい視聴率いくと思うけどなあ!
映画の内容については、まだ上映が始まったばかりなので観てない方もいますので、
あまりお話しできませんが。
お兄ちゃん・マイクロフトのコスプレ?がマジうけるし、
ワトソンの奥様メアリー(この方はワトソン役のマーティン・フリーマンのほんとの奥様♡)も活躍、
さりげなくモリアティも出てくるし、
レストレードハドソン夫人も、モリーもちゃんと出てきて大満足!
私、なにげにモリー好きなんですよねえ(´▽`*)
映画全体の雰囲気もゴシック風で素敵☆
しかもちょっぴりインディ・ジョーンズ的な冒険シーンもあったりして。
よかったですねえ♪
これはもうほんとにシーズン4が楽しみ!
といっても現在撮影中なので、放送はイギリスで来年なので、日本では・・・・・(-_-;)
ま、気長に待ちましょう(;・∀・)/
今、映画の公式サイトではキャストの最新インタビュー映像を公開中!
ベネ様も「次の撮影は東京もいいね」なんて言ってますがもちろんリップサービスですけどね。
この映像、まだ見てない方はぜひ!
http://sherlock-sp.jp/
ドラマシリーズの公式サイトでは各話のエピソードも出てるので、
DVDを借りるのをためらっている方はとりあえずこちらからどうぞ☆
http://kadokawa-d.jp/lineup/sherlock/story.html


そして、毎回「シャーロック」についてばかり語ってはいられません。
中劇は、シネコンと比べれば作品数はたいしたことないとはいえ、
それでも新しい作品がちょくちょく始まるし、少し先の作品もどんどん決まっていきます。
今回は、映画好きを自称するなら観ないわけにはいかない日本映画、
小津安二郎作品を紹介しないわけにはいかないですよね。
世界に誇る和の心、小津安二郎の代表作を2本連続、2週間づつ上映です。
2月20日~3月4日「秋刀魚の味」
©1962松竹株式会社

これは、小津安二郎最後の監督作品となった、カラー作品。
妻に先立たれた初老のサラリーマンと、婚期を迎える娘の心情を描いた名作。
娘の結婚なんてまだまだと思っていたのに徐々に考えが変わっていく笠智衆演じる父親の姿。
はちきれんばかりの若さと快活さでストーリーを引っ張る、美しすぎる岩下志麻先生。
実年齢より20歳くらい上の役を自然に演じる東野英二郎
さらに岸田今日子杉村春子まで、大御所ズラリも見ものです。

3月5日~18日は「東京物語」
©1953松竹株式会社

これは、好きな人は絶対スクリーンで観たい名作中の名作。
そして観たことのない方も、絶対にスクリーンで観ておくべき一本。
家族のつながりと崩壊、離別を描きながら、
他人である嫁との心の交流を繊細に写しだした作品です。
先日、その嫁を演じた原節子さんが亡くなり、話題になりましたね。
テレビで原節子さんの特集番組があったので見たのですが、
やっぱり美しいですねえ!
なんとも表現できない透明感と静謐なたたずまい。
そしてこの「東京物語」は、世界で最も権威があるとされるイギリスの映画専門誌が2012年に行った映画監督たちへのアンケートで歴代映画ベストワンに選ばれたというのです!
世界ですよ!?日本でのアンケートではないというのが驚きです。
「タクシードライバー」「2001年宇宙の旅」などを抑えての堂々1位。
すごくないですか!?
私は昔、ビデオで観ただけなので、スクリーンで観るのは今回が初めて。
楽しみです(≧▽≦)
ちなみに、わりと有名な話ですが、
「Shall we ダンス?」周防正行監督は小津安二郎が大好きで、
監督デビュー作のピンク映画「変態家族・兄貴の嫁さん」で、
ピンク映画でありながら徹底的に小津安二郎作品を模倣して撮っています。
私はたまたま女性限定の上映会があったので観たんですが
(本物はビデオでしか観れてないのにピンク映画はスクリーンで観ていた残念な私です。。。)
大杉漣笠智衆ソックリだったり、完全に「東京物語」チックなシーンがあったりと、
思わず笑える、かなり楽しめる作品です。
書いておいてなんなんですが、ここで紹介するべき作品かどうかは疑問(^-^;)
とにかく小津安二郎「東京物語」
戦後間もなくの日本の現実と家族の姿を丁寧に、綺麗ごとではなくまっすぐに描き出した名作。
今回、たまたまですがこの作品のリメイクである山田洋次監督の「東京家族」が3月あたまに地上波で放送予定らしく。
また中劇、なぜかタイミングいいんだよなあ(´▽`*)
山田洋次版、観たら絶対元ネタ観たくなると思います!
ていうか観るべきです!
世界に誇る小津安二郎、その代表作「東京物語」
ぜひスクリーンで堪能してください☆
http://asa10.eiga.com/2015/cinema/520.html

1年にわたって上映してきた午前十時の映画祭。
この「東京物語」で今年度の上映は終了です。
そして、4月からは「午前十時の映画祭7」がスタートします♪
上映作品も公式サイトで発表になりました!
近いうちゆっくり語りたいと思いますが、
今回もまた楽しみな作品ばかりです☆
今、一本でもタイトルをあげると、私の語りが止まらなくなってしまうのでやめときます。。。
気になる方はとりあえずラインナップを公式サイトでチェックしてくださいね(´▽`*)
http://asa10.eiga.com/2016/


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