2015年12月3日木曜日

中国大河ドラマへのいざない。。。韓流もね!

こんにちは。
朝の雪、すごかったですね。。。
とりあえず、積もったり凍ったりはしてないのでひと安心。
って、12月に入ったばかりでこんなことを言ってたら2月とかどうするんでしょう(^-^;)
寒くなってきたせいか、首と肩と腰、そして右膝までもがしんどくて(必死でスポーツに打ち込んできたわけでもないのに!しかしオバチャンですねえ・・・)
私はいよいよ整体に行ってきました。
リラクゼーションでもなく、マッサージでもなく、『診察』です。保険がきくやつね。
なにしろ体中がなんだかギシギシとしてくるお年頃。
今、緊急に必要となったのは、もう今までのような「自分へのごほうび♪」とか「疲れた時の癒し☆」
なんていう良い匂いのする女子っぽい至福のひとときではなく、
人並みに動くための『治療』でした。。。
気分転換や気晴らしも大事ですが、それだけでは体がもたなくなってきてしまった私。
運動不足もあるんでしょうが、メンテナンスは定期的にしないとね。
しばらく通います(-_-;)

さて、中国四千年の歴史に比べると、たった3~40年生きたくらいでガタがくる人間の体って、なんてはかないものなんでしょうかね!?
故宮(紫禁城)なんて、何度か移設や修理などをしてはいるものの、の時代の建物ですよ!?
世界中で最も完璧に残っている最大規模の木造古建築群の一つ。
もちろん世界遺産です。↓これこれ。
© 1987 THE RECORDED PICTURE COMPANY.YANCO FILMS LTAO FILMS.S.R.L.ALL RIGHTS RESERVED

前回も少しお話ししましたが、『ラストエンペラー』です。
これ、しつこいですけどやっぱりスクリーンで観たい作品なのでもう少し語ります。
今回は、監督の話を少し。
ベルナルド・ベルトルッチ監督は、御年74歳の大御所監督。
昔からナチスに関する作品やポルノと評され物議をかもした作品など、
センセーショナルな話題が多い方。
『ラスト・エンペラー』のあと、『シェルタリング・スカイ』(これも美しい映像と坂本龍一の音楽が絶妙で素晴らしい映画!)、『リトル・ブッダ』と、東洋三部作と言われる、とにかく圧巻のスケールと思わず息をのむほどの映像の美しさが際立つ作品を撮っています。
ベルトルッチ監督のアジア好きはわりと有名で、
アジアが舞台の作品が多いだけではなく、
あちこちにアジアに対しての特別な思いが見え隠れするところもほほえましい。
そしてこの方、なぜか女子目線で作った作品もめちゃくちゃ素敵なものが多くてビックリなんです。
リブ・タイラー主演の「魅せられて」なんかは、パステルカラーの映像のなかにみずみずしく描き出す十代の少女の自分探し物語で、めっちゃイイ感じのサントラに、フレッシュなストーリー。
絶対、若い女性監督が撮ったでしょ!って感じの作品でした。
「シャンドライの恋」とか「ドリーマーズ」も音楽や映像の美しい印象的な作品でした。
最近は、さすがにお歳と体調によって映画製作はなかなか難しくなってきたようですが(このごろは車椅子で撮影しているとかいないとか。。。)、
まだまだ新作を作っていってもらいたい監督です。

そして、12月12日公開の『宋家の三姉妹』
© 1997 MORE TEAM INTERNATIONAL

これもイイんですよ~!!
舞台は「ラストエンペラー」とすっかり同じ時代の中国。20世紀に入ったばかりのあたりからつい最近まで。
こちらは、中国のハンパなくスゲーところに嫁いだ三姉妹のお話し。
「一人は金と、一人は権力と、一人は国家と結婚した」
と言われ、中国ではものすごく有名な三姉妹なのです。
長女は、孔子の子孫と言われる大財閥の御曹司と。
次女は、中国革命の父・孫文と。
三女は、後に台湾で中華民国の総統となる蒋介石と結婚。
マジでハンパねー( ゚Д゚)!!
そもそも中国の名家のお嬢様たちなんでね、当たり前っちゃ当たり前なんですが、
それにしてもスゴイです。
三姉妹だったら、誰か一人くらいチンピラとかだめんずに引っかかってもおかしくないのにね!
(正直、蒋介石はワルなんですけどね。。。女好きだし。。。でもまあ教科書に載ってる人なんで、スゴイ人ではあります。ちなみに、上の写真が蒋介石と三女。蒋介石は、逆にこの宋家とのつながりを持ちたいがために前妻と無理やり別れてこの三女と結婚します。・・・最低(-"-)!)
そしてこの時代、中国がとにかくアジアどころか世界中を巻き込んで荒れに荒れていた激動の時代。
仲のよかった美しい三姉妹の絆は、歴史と政治と国家に振り回されて少しづつほころび始めていくのでした。
このころ、中国と日本は難しい関係ではあったものの、
隣国であり複雑な政治関係だっただけに(満州事変、日中戦争・・・)、
中国の上流階級であるこの三姉妹と日本もちょっとづつ関わりがあったわけで、
いろいろな角度から日本が登場するのもやはり興味深い。
私は、次女役のマギー・チャンが大好きで(「欲望の翼」「ラヴソング」最高です!)、
もちろんこの作品も前のめりでスクリーンで観ました。
マギー・チャン、やっぱり私のマジリスペクトピープルでした♡美しい!そして少し低い声がまたセクシー!今はもう女優としての活動をやめてしまったので、スクリーンではなかなか観ることができない大好きな女優さん。また劇場で観られるなんて嬉しい(≧▽≦)!
そして、女性監督の作品なので、重厚な歴史ドラマというよりは女性や家族を丁寧に描いた人間ドラマの作りになっていて、
女性目線の細やかな演出や美しい映像も素晴らしいですが、
それでもやっぱり舞台が激動の中国近現代史。
それを三姉妹の人生を通して女性の立場で描き出した壮大な物語です。
『ラストエンペラー』が、西洋人が描いた男性目線の(主人公も監督も)作品なら、
『宋家の三姉妹』は、アジア人が描いた女性目線の(主人公も監督も)作品
同じ時代の中国を別々の立場から全く異なる目線で描いた二つの作品、
ぜひスクリーンで観くらべていただきたいです!!
どちらの作品にもお互いの登場人物や出来事が出てくるので、それも楽しめます♪
『ラストエンペラー』にしろ『宋家の三姉妹』にしろ、中国ってスゲー!!
なんてひとごとのように観てますが、
実はそんなに昔の話ではないんですよね。
三姉妹が亡くなったのはみんな私が生まれてからの話ですからね。
同じ時代に生きていた( ゚Д゚)!!
ラストエンペラー・傅儀ですら、私が生まれる少し前までは生きていたんですからね!ちょっとビックリ。
中国も日本も、ものすごい激動の時代で、どれだけのスピードで発展を遂げたのかと考えると、
ちょっと恐ろしくなります。
そんないろんなことを考えさえられる、年末のこの時期ピッタリの壮大な大河ドラマ二本。
(年末って、なぜか時代劇とか長ーい重厚な人間ドラマとか見たくなりますよね!テレビもそういうのばっかりやってますもんね。)
ぜひ大きなスクリーンでお楽しみください♪
公式サイトhttp://asa10.eiga.com/2015/cinema/528.html

中劇ではこのあとも、来年2月にはアクションモード全開ですがジャッキー主演の中国映画「ドラゴンブレイド」も待機中。
公式サイトhttp://dragon-blade.com/#topPage
さらに、イ・ビョンホン主演の「メモリーズ 追憶の剣」も決定!
公式サイトhttp://memories-movie.com/
1月23日からの全国同時公開に乗っかれました♪
こちらは韓流ですけどね。久しぶりのイ・ビョンホン先生。(私は「JSA」が好きです☆)
こちらは、韓国映画史上最大のスケールで描くアクション時代劇。
これも楽しみですねえ(・∀・)/
ちなみにこの二本とも、それぞれ特典付きで好評前売り中☆
とにかく、映画館で観ておきたいスケールの大きな作品ばかり!
この冬、アジア感満載でお待ちしております♪


★中劇公式サイト PC→http://www.chugeki.jp/携帯→ http://www.chugeki.jp/mobile