2015年4月27日月曜日

中劇・春のイタリア祭り♪

こんにちは。
今年も、ゴールデンウィークの予定が思いっきり空白の私です。
連休中はわりとずっとお天気良さそうですね!
・・・雨降れー・・・雨降れー・・・。
あ、予定が無いからって腐ってるわけじゃないですよー、全然!!
ほんとに!
・・・うそです。
どっか行きたいよーーー(>_<)!!!
でも、映画関係者は、
ゴールデンウィークは天気悪いほうが嬉しいんですよ。
だって、天気がいいと
映画館がガラガラになるんだもん(-_-)
というわけで、いい天気の日にあえて映画館に来ると、
空いてていいですよ♪

さて前回、私が勝手に名付けた
『中劇・春のイタリア祭り』。
私のように連休中、どこにも行けないという方はぜひ、
これでイタリアに行った気になりましょう♪
まずはゴールデンウィーク、家族で感動できる映画がコチラ。
「ニューシネマパラダイス」(5月2日より)
© 1989 CristaldiFilm
前回も少しお話ししましたが、
シチリア島のひたすら美しい景色と、
ノスタルジックな音楽にのせて綴られる、
あったかくてせつない人間ドラマ。
古い映画館で、映写技師のおじさんに映写機の扱い方を習う少年。
戦争の影が忍び寄る時代の、
映画だけが唯一の娯楽だった小さな町の物語。
今では映画もすっかりデジタルの時代。
私も、フィルムの映写機ならいじれるんですが、
今のデジタル映写機はサッパリです。
この作品で、古い映画館は火事になりますが、
フィルムが火に弱かったのはほんとに昔のこと。
フィルムは火ではなく水に弱いものに変わったんですよ。
それでも、フィルム作品の、フィルムの編集の仕方や映写の仕組みは、
この映画の時代(第二次世界大戦あたり)も今も変わりません。
何巻かに分かれて届くフィルムを、
映写室でテープを使って編集する。
上映が終わると、またバラバラにして次の劇場へ送る。
こういうアナログなやり方のほうが、
手がかかるけど何か起きたとき原因がすぐわかるし、
味があっていいんですけどね。
デジタルだと、それも必要ないのでラクなんですが、
何かトラブルが起こっても、
どこで何が起きたのかまったくわからない。
だからかわいくない!
自分がまったくいじれないからそう思うのでしょうか??
まあそれももう、フィルムじたい今はほとんど使われなくなったので
ムダな知識になっちゃいましたね。。。
この映画の最後、つなぎ合わせたフィルムが出てくるんですが、
これがイイんですよね~!
劇場を出るころ、頬を伝うあたたかい涙が流れていることに気づくでしょう。。

「ローマの休日」(5月9日より)
© 1953 Paramount Pictures Corporation. All Rights Reserved.
出ました、オードリー
この人以上に、世代を超えて愛される女優がほかにいるでしょうか?
そして、この作品以上に、多くの人の心をつかんで離さないラブストーリーがあるでしょうか?
この映画が製作・公開されてから、60年以上!
それはもうほんとにすごいこと。
最初の企画の段階では、
主演はオードリーではなかったというのは有名な話。
エリザベス・テイラーやジュディ・ガーランドなんかの名前も挙がっていたようですが、
この映画は、オードリーだから当たったんですよね!
オードリー以外は考えられない!
グレゴリー・ペックとバイクに乗るシーン
美容室のシーン、
スペイン広場でジェラートを食べるシーン、
真実の口に手を入れるシーン、
そして美しすぎる、切ないラブシーン。
どこをとっても色あせない、印象的な映像ばかり。
ちなみに私がローマに行って、
張り切ってローマの休日のロケ地めぐりをしたときは、
「スペイン広場は飲食禁止」
(しかも階段に観光客がびっしりで座る場所なし!)。
「真実の口はイタズラが多すぎるとのことで立ち入り禁止」
(10mくらい手前から写真を撮るだけ)!
ひどいもんでした・・・。
とにかくこれは、この映画が大好きな母を連れてスクリーンで観たいなあ。。。
あ、仲直りしましたからね♪
ちなみに今度はうちの母、
いただきものの大量の栗をむいて右手がけんしょう炎になったらしいです。
忙しいですねえ(-_-;)
そういえば、オードリーのお孫さんが今、
モデルをやっているんですが(エマ・ファーラー)、
この方がまたカワイイ(・∀・)♪かわいすぎる!
あんまりかわいいので、
雑誌を切り抜いて壁に貼りました☆
DNAって、すごいですねえ!

それから少し先の話になりますが、 「ひまわり」(5月30日より)
© 1970 – COMPAGNIA CINEMATOGRAFICA CHAMPION(IT) – FILMS CONCORDIA(FR) – SURF FILM SRL, ALL RIGHTS
このひまわりに囲まれた写真が有名な、大人の悲恋物語。
戦争によって引き裂かれた男女の、せつなく数奇な運命。
でも、そんな話は珍しくなかったんでしょうね。
女一人、旧ソ連まで夫を探しに行くって、なんてドラマティック!
私なら、「旧ソ連」てだけでちょっと引いちゃいますけどね。
だって寒そうじゃん!
それに、なんか怖そうじゃん!
午前十時の映画祭で、この作品の前(5月16日より)が、
有名なフランス映画「シェルブールの雨傘」なんですが、
こちらもやはり戦争に引き裂かれる夫婦の悲恋物語なんですよね。
戦争が、今みたいに遠い過去になってしまっている時代ではなく、
まだそう古い記憶ではない、多くの人が共感できる題材だった時代。
ソフィア・ローレンマルチェロ・マストロヤンニもまだまだ若く美しい!
「ザ・映画俳優」による究極のラブストーリー、
ぜひスクリーンで堪能していただきたい♪

そしてこちらも映画好きなら必ず通る道。 「グラン・ブルー」
(C) 1988 GAUMONT
リュック・ベッソンの間違いなく出世作。
素潜りの世界記録を競う海の男たちの熱いドラマ、
そしてちょうどいい具合に絡んでくる恋愛模様。
「ニュー・シネマ・パラダイス」同様、
シチリアの美しい景色と、真っ青な海の色。
そしてさんさんと地中海に降り注ぐ太陽。
いいですねえ!
ジャン・レノも、この作品で一躍有名俳優の仲間入りをしました。
今はドラえもんですけどね☆
「レオン」ももちろんいいですが、
ごつい体でライバルと張り合う海の男でありながら、
ママにはどうしても頭があがらないというキュートなキャラが最高に似合ってました。
主役のジャン・マルク・バールも、
シャイで少年のまま大人になったような主人公(実在のダイバーがモデル)を演じ、
女心を大いにくすぐられたんですが、
先日、アカデミー賞について語ったときに出てきたアークエットきょうだいの、
ロザンナ・アークエットが相手役を演じているのも個人的に嬉しい映画。
もしも、この映画を観たことがないという若い人がいたら、
「絶対にスクリーンで観て!!」
と言いたい、ひたすら映像の美しさに圧倒される作品です。
ちなみにこちらは、去年に引き続き継続上映中の
「バック・トゥ・ザ・シアター」作品です♪
http://www.bttt.jp/#

とまあ、こんな感じで、イタリアの美しい景色を堪能できる作品ばかり。
行ったつもりで楽しんじゃいましょう♪
ゴールデンウィークの中劇では他にも、
家族で楽しめる「クレヨンしんちゃん」「ドラえもん」
午前十時の映画祭5月1日までは「リトル・ダンサー」
通好みのクローネンバーグ「マップ・トゥ・ザ・スターズ」と、
いろいろ取り揃えてお待ちしております♪
天気が良ければ、
岩手公園などお散歩しがてらもいいですね(・▽・)/
家族みんなで映画館通りへいらっしゃい☆



*午前十時の映画祭公式サイト→http://asa10.eiga.com/
★中劇公式サイト PC→http://www.chugeki.jp/携帯→ http://www.chugeki.jp/mobile

 

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