2024年2月9日金曜日

真冬にピッタリのおしゃれで濃密な会話劇「私がやりました」

こんにちは。
あたたかい冬です。
そして雪、少ないですね。。。
いつくるか、いつくるかとビクビクしながら日々過ごしておりますが、
どうやら今年は雪、少ない年になりそうですね。
早朝の雪かきも、仕事から帰った後の雪かきも、
結局どちらもしんどいし腰やられるので雪が少ないのは助かりますが地球は心配。
がんばれ白クマ!!
私はといえば、先日、友人が前回の超長編ブログを読んで「サイレント・ラブ」を観に来てくれたのですが。
(C) 2024「サイレントラブ」製作委員会
「観たいけどキラキララブストーリーだと嫌だなあと思ってたから、ブログ読んで安心して観ることにしたけど・・・・・・いやブログ長すぎ( ゚Д゚)!!2日に分けて読んだわ!!」
・・・・・・だよね(;'∀')
そう、2回に分けて書けばいいのにね。
ただ、ひたすら腰が重くて気が向いたときに一気に書くからあんなことに。
・・・・・・気を付けます。。。
ネタ、小出しにします。(できるかな。。。)
ヲタク度、少し薄めます。(自信ない。。。)
かくいうその友人も、なぜ「サイレント・ラブ」を観たかったのかというと、
それはもう何を隠そう彼女も『ヲタク』だからです!!
私と同じ〝某イケメン”界隈ではなく、〝ミセスヲタ”ですけどね。
「サイレントラブ」の主題歌を担当している、いま、超絶人気のバンド「Mrs. GREEN APPLE(ミセス・グリーン・アップル)」のヲタクなのでした。
中学生の息子くんと一緒にミセスにハマっているとのことで、
映画も一緒に観に来てくれましたし、
先日のライブビューイングも一緒に行ったそうです。
難しいお年頃のはずの中学生男子と仲良し親子なんて素敵ですよね!
映画もよかったと言ってくれましたし、観終わったあと二人で主題歌の歌詞の考察で盛り上がったみたいです。
いいなあ・・・ほんと、世の中ヲタクが回してますよね!!
好きなものがあるって素晴らしい!
ミセスはそれほど詳しくはないですが、去年の秋シーズンにドハマリして見てたドラマ「日曜の夜くらいは・・・」の主題歌だった『ケセラセラ』はカラオケで歌える程度には好きです♪
ほかは音域広すぎて歌えませんけど(*_*;)
とまあ、昭和生まれのママも中学生男子も一緒にそんな楽しみ方もできる「サイレントラブ」大ヒット上映中です。
新しい入場者プレゼントも配布決定、
12日(月)には大ヒット御礼舞台挨拶中継も決定しましたので、
リピーターはもちろん、まだ観ようか迷ってる方もぜひ観てみてください!


さて、大変長らくお待たせいたしました。
やっと上映です。
去年の秋からずっと待ってくださってる方もいたくらいに待望の。
フランソワ・オゾン監督作品
「私がやりました」
©2023 MANDAIN & RCOMPAGNIE - FOZ - GAUMONT – FRANCE 2 CINÉMA - SCOPE PICTURES – PLAYTIME PRODUCTION 
本国フランスでは動員100万人越えの大ヒットを記録した作品。
いやぁ・・・しかし、フランソワ・オゾン作品を中劇でやる日がくるとはね!
嬉しいですね!
お話は、とある豪邸で主が殺されたところから始まります。
・・・・そういえば、この監督の2002年作品「8人の女たち」もそうでしたね?
豪邸で殺害された主、殺人事件と女たち。
たしかにワクワクしますもんね!
容疑者となった売れない女優マドレーヌは、「襲われそうになり、身を守るために撃った」と主張。
親友で駆け出しの弁護士ポーリーヌとともに法廷で正当防衛を訴え、
生きにくい時代の女性の鬱屈した思いを晴らすべく感動的なスピーチを披露し大衆の心をつかみ無罪を勝ち取り、大スターへの道を駆け上がる。
・・・・・とそこへ、「真犯人は自分だ」と言い張る大御所女優が登場。
さて真相は?そしてことの顛末は?
というお話。
街並みや家具、衣装、髪型、小物に至るまで徹底的に1930年代のパリを再現した世界観
にまずウットリ。
そしてユーモアとブラックジョークにあふれた丁々発止の会話劇に圧倒させられつつ、
クスクスと笑いながらもまさに現代の〝いま”と通じる女性の生き方や世の中の複雑な問題に対するメタファーになっていて、とにかく深い!!
ふんわりとではなくてがっちりと#MeToo運動に重なるストーリーが皮肉すぎて苦笑い。
閉鎖的であからさまに女性の立場が蔑まれていた時代を描きながらも、
ひらひらと自由にその時代を泳ぐ軽やかな女優たちのきらめきを余すところなくスクリーンに焼き付けているのが気持ちいい。
さすが、ゲイを公言しているフランソワ・オゾンですね。
女性監督の作品なのかと思うくらい美しい映像と細やかな配慮と繊細な作り。
そしてこの監督の作品は常にその時代時代の女性たちが本当に美しく魅力的にスクリーンで輝きますよね。
したたかで生々しくて強くて、そして美しい。
悪女とまではいかないけれど賢くてチャーミングな女たちが、
権力と支配、ジェンダーや差別的思想に凝り固まった頭の固い男たちを、
あえて女性らしい手を使ってでも自分のできうる限りの最大限のやり方で手玉に取っていくのが爽快です。
©2023 MANDAIN & RCOMPAGNIE - FOZ - GAUMONT – FRANCE 2 CINÉMA - SCOPE PICTURES – PLAYTIME PRODUCTION
フランソワ・オゾンの作品は、一作ごとに少しずつ雰囲気が違ったりもするんですが、
個人的には時代設定が少し昔の作品が好きです。
1950年代が舞台の「8人の女たち」
そして今回の1930年代が舞台の「私がやりました」
どちらもフランスを代表する豪華な女優たちのブラックでシニカルな会話劇で進んでいく〝女の闘い”を描きながら、
時代設定に合わせて徹底的にこだわって作りこまれた家具・小物を中心としたアールデコのインテリア、
キャラクターに沿ってそれぞれが着こなすハイブランドのドレスやクラシックなスーツなどの衣装の数々で目も楽しい!
とにかく隅から隅までおしゃれなんですよね~♪
この方の作品は「まぼろし」なんかのあえて色味や個性を抑えた作りの作品ですら衣装や小物一つまでおしゃれですもんね。
舞台演劇をもとにした今回みたいなコメディ寄りの作品になるとさらに、衣装や髪の色ですらお話やキャラクターに重要な役割を持ってくるという非常に細かくて繊細な作りが見事。
若く奔放な女優マドレーヌの煌びやかで女性らしいドレス、
新人弁護士ポーリーヌの知的でクラシカルなスーツ、
そしてイザベル・ユペール演じる大御所女優の派手で大袈裟な舞台衣装のようなドレスまで、女優たちのお色直しごとに「ホォ~・・・素敵・・・(´ー`)」と見惚れてしまいました。
しかも女優陣だけでなく、物語のキーとなっていく男性陣もまた役柄に合わせてそれぞれ個性をいかした衣装を身に着け、観客をニヤリとさせます。
場所やシーンごとに色合いや作りもガラッと変わり、キャストの心情や状況に合わせたものになっているのも面白い。
暮らしはドン底だけど若さと向上心だけは誰にも負けない女子2人の暮らす質素な部屋からの、大成功して豪勢に暮らすようになった成り上がりっぷり、
そして警察や恋人の父親など各キャラクターごとに設定や性格なんかが丁寧に盛り込まれた部屋やビジュアル・・・
スクリーンを眺めてるだけでも楽しい映画です。
©2023 MANDAIN & RCOMPAGNIE - FOZ - GAUMONT – FRANCE 2 CINÉMA - SCOPE PICTURES – PLAYTIME PRODUCTION
そしてこの方の作品を観て思うのは毎回、
「・・・え!終わり??」
そう、この濃密でカラフルで軽妙洒脱な物語をこのままもっと観ていたいのに、
もう終わっちゃうの!?短くない!?ってこと。
フランソワ・オゾン監督の作品はいつもコンパクトであっという間。
まあ、「あと何分??」なんて時計見ながら長く感じる映画よりは、
「もっと観ていたかった」ってくらい短いほうがいいに決まってますけどね。
でもそれにしたってもうひと展開あってもいいのに!!
あと15分くらいあっても良いのでは??
エンドクレジットが出たとき、そんなふうに思ってしまったこの映画。
フランス映画っぽい皮肉で後味の悪いモヤモヤ感が残る作りではなくて、
テンポが良くてカラッとした爽快感があるのもまた良き。
びっくりするほどあっさり、綺麗に幕が下りる美女たちの会話劇、
ぜひ大きなスクリーンでご堪能ください。


それから、いきなり近日公開に入ってきていて驚かれた方もいるのでは?
「コヴェナント 約束の救出」
(C) 2022 STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED
なんとあの、ガイ・リッチーの新作ですがこの写真を見てビックリ。
中東を舞台にした本格社会派人間ドラマ。
え!?ガイ・リッチーって、あのガイ・リッチーだよね??
ええ、何度資料を見てもあのガイ・リッチー
そして中劇が何年も前から激推し中のジェイク・ギレンホール
まあ、騙されたと思って観てみてください。
それも、公開週のうちに。
絶対に。
なんでって?それは公開日を見て察してください。
翌週から「ドラえもん」「52ヘルツのクジラたち」が入っていることに気付きましたか?
そして2月公開の作品もまだまだ残っているはずの時期です。
そう、中劇は2スクリーン。
皆さん忘れてるようですけど大事なことなのでもう一回言いますね。
中劇は2スクリーン。
とにかく、観たい映画は早めに観るのが鉄則。
あとで!なんて言ってると後悔しますよ。
いいですか、忘れないでください。
特に、このブログを定期的に読んでくれている奇特な(?)
いや、物好きな(?)
いやいや盛岡の映画館を支えてくれている映画ヲタクのみなさま(しつこいけど最大級の褒め言葉です)には特に声を大にしてお伝えします。
はい、リピート・アフター・ミー!
中劇は2スクリーン。
3月1日からは「ドラえもん」が始まる!
そして観たい映画は早く観る。
映画ヲタクのみなさんなら知ってるよね、もちろん。
でもいいですか、約束ですよ!!
「コヴェナントは公開週に観る!」
私からは以上です。


さてさて今回はあまりごちゃごちゃと詰め込みすぎずにいきました。
前回はね、年末年始にメンタルがやられていたためブログを書けなかったことについての言い訳を延々と綴っていたせいで長くなっただけで。
少し落ち着いたのでペース戻しますよ。
え?そもそも月に2回アップすればいいほうだって?
まあ、現時点ではもう体力的にも時間的にも、映画観るのも書くのもそれが限界ですね。
歳なので仕方ない。
抗うのはやめました。
すべてにおいて、ちょっと疲れてきた・・・(-_-;)
トイレにいくたびに鏡でチラチラ見える生え際の白髪とか。
夜、ホッと一息ついてるお風呂場でふと横に目がいったときの壁のカビとか。
冷蔵庫の隅でカチカチになってるなにかとか(?)。
そういうのを見つけるたびにウンザリして叫んで走ってどこかに逃げたくなります(?)
・・・・・まだ少し病んでる( ゚Д゚)?
いや、自覚があるうちは大丈夫。
ちょっとハッピーな映画でも観て帰って(仕事のあとだと爆睡するかもしれないけど)
あったかいお風呂に入って(またカビを発見するけど)
おいしいもの食べて(また制服のスカートきつくなるけど)
芋焼酎のお湯割りでも飲んで(リビングで大の字で寝落ちするけど)
推しの出てる番組でも見て(これが大事)
そんな日々を続けていれば、しばらくすれば戻るでしょう。
この歳になると、自分の機嫌の取り方くらいはわかりますからね。
調子が上がらないときは焦らず、のんびり、自分のペースが戻るのを待ちましょうね。
あー早く春、こないかなー!!
イケメン映画、続々決まってきたので!
→やっぱりそれな!!


★中劇公式サイト  http://www.chugeki.jp/