結局、さんさの太鼓の音は今年も聞けない盛岡の夏です。
夕方、会社のビルを出ると昼間の熱気の残る蒸し暑い空気のなか、
陽が落ちかけて少し風の出てきた夜の街の空に響く太鼓の練習の音。
というのがこのあたりの夏の風物詩なんですが。
今年もそれは味わえないまま、ぬるっと短い夏が過ぎていくことが決定した様子。
そして映画館はいつもの夏休みならポケモンだったのですが今年はしんちゃん。
いろいろと事情が変わることにも慣れてきたこのごろです。
もうどうせどこにも行けないし、感染予防しなきゃだから仕方ないよね。
の諦めの姿勢が基本です。
この夏は仕方ないのでどこにも行かず(そもそもどこにも行きたくないのだけど)、
観たい映画を数本観て、あとは家でいつもよりちょっとだけいいお酒を飲みながらオリンピックを観るのが目標です( `ー´)ノ
さて、私のことはどうでもいいですね。
とにかく夏休み期間の中劇の営業案内をしておきましょうか!
相変わらず、ナチュラルにソーシャルディスタンス中の中劇です。
人ごみでのコロナ感染が気がかりの方には、中劇がおすすめです。
まあさすがにこればっかりは絶対とは言えませんけどね。
ただ、「特大ヒット上映中!」ってテレビで言ってたのに全然お客さんがいなくて「ほんとにこの劇場でやってます?」状態。
どの映画かって?
どれもですけど何か?
では今回のブログのタイトルってどういうこと?
そもそもよく映画なんかで使われる〝絶賛”ってどういう意味?
別にたくさんお客さんが入っていなくても、
誰かがぜっさんしている?みんながぜっさんしている?
私がぜっさんすれば〝絶賛上映中”って言っていい?
それとも、〝気合入れて上映中”〝激推し上映中”〝ガンガン回して上映中”って意味で使っていいならもうもうそれは中劇、〝絶賛どころの話じゃなく大絶賛上映中”です。
・・・・なんか揚げ足取りみたいになってきたのでやめましょう。
・・・・なんか揚げ足取りみたいになってきたのでやめましょう。
私が唯一、もしかしたらお客さんがたくさん来るかもと期待しているのは、7月23日から公開の
「2001年宇宙の旅」です。
TM & © 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
やっぱり午前十時の映画祭頼みの私たち(*_*;)
観終わったあと、ポカーンだった子供時代。
もちろんこれは本公開時、私はまだ生まれていないので劇場では観ていなくてテレビで観ただけだったのですが、
その後、午前十時の映画祭で上映したこともありましたがそのときもポカーン。
あの、すみません、この映画の熱狂的なファンの方がいたら教えてください。解釈の仕方を。
っていうのがカルト映画によくあるパターンですね。
そしてこういった映画こそ、観た後にああだこうだと盛り上がれる。
映画ヲタク同士で観ると良さそうですね!
・・・・デートにはおすすめしませんけど(;'∀')
そしてこのあと、真夏の「ターミネーター」特集へなだれこみます。
「ターミネーター」そして「ターミネーター2」を1週間ずつ連続上映。
これは観ないとね!!
そしてなんと「鬼滅の刃 無限列車編」が、
7月22日~29日、煉獄さんの誕生日記念入場者プレゼント配布のために復活上映決定!!
まあなんにせよ、この「鬼滅の刃」にはお世話になりましたので。
だいぶ助けていただきましたので、8日間の復活上映くらいやらせていただきますよ!
こちら、先着で「煉獄杏寿郎誕生日記念入場者プレゼント ufotable描き下ろしA5バースデーカード」もらえます。
もうこれで何回復活上映したのか、私たちでも忘れちゃうくらいなんですが(^_^;)
とにかくこれが映画館での最終上映ということなので、
もうこれで何回復活上映したのか、私たちでも忘れちゃうくらいなんですが(^_^;)
とにかくこれが映画館での最終上映ということなので、
どうしても入場者プレゼントが欲しい方、
もう一回大きなスクリーンで観ておきたいという方、
それからみんなが騒いでるときには「ケッ、何が鬼滅の刃だよ、たかがアニメだろ」なんてうそぶいていたけれどやっぱりなんとなく気になってしまっていた方も。
この機会にぜひスクリーンで、観ておきましょう!
観ると、わかります。
なんであんなにヒットしたのか。
なぜ老若男女、いろんな世代の心をつかんだのか。
テレビシリーズなんて見たことなくて大丈夫。
独特の世界観も、だいたいの設定も、そしてみんながハマったそのわけも、
とにかくこれ一本で納得。
これを観てから、マンガを読むなりテレビシリーズを観るなりすればいいじゃないですか!
配信サービスで観られます。
旅行にも行けない夏休み、そんな楽しみ方もいいかもね♪
ちなみに、お分かりだとは思いますが、入場者プレゼントは先着です。
中劇にどのくらいあるかとか、残りいくつとか、そのへんは絶対言っちゃダメよと配給会社から厳しく、マジで厳しく言われているのでお答えできませんのでご了承くださいね。
それからすでに上映中のこちら。
「竜とそばかすの姫」
(C)2021 スタジオ地図
これ、すごいです。
なんていうか・・・・・・
とにかくすごい。
アニメはあまり詳しくないので当たり障りのないことしか言えないので、
自分が観た素直な感想にとどめておきます。
アニメについてはお詳しい方や愛してやまないという方がものすごく多いのでうわっつらでわかったようなことを言うのは避けるようにしていますのでご了承くださいませ(;'∀')
細田守監督の作品は、ネットの中の世界や、人間の住む世界のすぐそばにあるバケモノの世界など仮想空間を題材にしたものが多いのですが、
それでもなぜかものすごくリアルというのが特徴。
家族に恵まれない孤独な子供、田舎の高校生、妹が生まれて戸惑う4歳児、
おおかみおとこに恋した女子大生etc...
登場人物はいつも今の私や昔の自分、ありそうでない、なさそうだけどあるかもしれない、
そんな絶妙な距離感のお話ばかりだから共感するのかも。
それにしても今回の映像はすごい。
オープニングから度肝を抜かれます。
(C)2021 スタジオ地図
細田監督自身が〝自分の原点”と語るディズニー映画『美女と野獣』をモチーフに、
夏休みの高校生を描いて大ヒットし日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞した細田守監督の『サマーウォーズ』を彷彿させつつ、
バーチャルの世界のプロダクションデザインを世界的に有名な建築家にオファーして作られた、
壮大で、煌びやかで、美しく、近未来的で、かつ生々しくリアルな、田舎の地味な高校生のひと夏のお話。
(C)2021 スタジオ地図
なんじゃそりゃ?ってなりました?
ですよね。でも、観ればわかります。
もう、なんて言ったらいいかわからない。
とにかくすごい、としか言えない。
映像を眺めているだけでも圧倒されるし、
そのなかに描かれる、孤独で地味な田舎の女子高生のやるせない現実や淡い恋、
そしてそことは真逆の、冴えない自分が評価され唯一心が解放されるバーチャルな世界に思いっきり引きずりこまれていくあっという間の2時間。
ネットやバーチャルなんてよくわからない、って方も問題ない。
いろいろ余計なことは考えずに見てみれば、
アイデンティティの確立に悩める思春期の〝私”のひと夏の冒険。
つまり誰にでもある、誰もが通ってきた〝あの頃”。
それを、ネットやバーチャルというまさに今の時代を投影する形で描き出した作品なんだと思います。
しかも徹底的にこだわりぬいて。
(C)2021 スタジオ地図
製作陣は超ー強力。
細田監督作品の常連メンバーを中心に、
先ほどチラッと書きましたがバーチャルな世界を描くプロダクションデザインは世界的に有名な建築家エリック・ウォン、
ネットの世界「U」の主人公ベルのキャラクターデザインはディズニーで『アナと雪の女王』『塔の上のラプンツェル』など現代のディズニーのキャラクターイメージを打ち立てた
ジン・キム。
映画のポスターにも使われている、主人公ベルが着ている薔薇の花をイメージした衣装などは実際に服を作ってから作画されているし、
音楽にもこだわりぬいた今回の作品の中でも主人公の存在感を強調し映画の顔となるメインテーマの作詞・作曲は「白日」のモンスターヒットで一躍スターダムに躍り出たバンド『King Gnu』の常田大希。
主人公すずの声は、声優の仕事は初めてというミュージシャンの中村佳穂。
主人公すずの声は、声優の仕事は初めてというミュージシャンの中村佳穂。
この方の声がまた素晴らしい!
細田監督は「歌だけ別人での吹き替えなど使わずに、主人公の声も歌も同じ人物でやりたい」というこだわりでこの方を選んだとか。
わかる!ミュージカルなんかを観ていて、歌の部分だけ別の人の声になるの、私も嫌です!
「ムーラン・ルージュ」(ニコール・キッドマンとユアン・マクレガーが歌上手すぎてビックリ!)、「シカゴ」(キャサリン・ゼタ・ジョーンズとレニー・ゼルウィガーの女の戦いが歌でも繰り広げられてて怖いやら面白いやら)、「NINE」(大好きなケイト・ハドソンが踊り歌う「シネマ・イタリアーノ」が圧巻!)etc....私の好きなミュージカル映画たちはみな、演じている役者さんたちがちゃんと自分で歌っているものばかり。
やっぱり、それが一番ですよね!
そしてさらに声優陣が豪華すぎ!
佐藤健に成田凌に染谷将太!?ズルいじゃん!
どれか一人になんて決められないよ(;゚Д゚)!!→なんの話?
主人公の親友役の幾田りらはデビュー曲「夜に駆ける」がyoutube再生回数2億回を突破した音楽ユニット「YOASOBI」のボーカルの子だし(声優さんがやってるのかと思うくらいにナチュラルでした!)、
主人公の父親は役所広司(!)、母親は島本須美(ナウシカ!)、
母の友人ですずを見守る合唱隊のお姉さまたちまで森山良子に清水ミチコ、坂本冬美、岩崎良美なんて究極の歌うまメンバーが揃ってて。
声を聞いて「アッ!この声!」って思うのも楽しかったですよ。
ネタバレになるのも良くないので今のところはこのくらいで浅めのご紹介にとどめておきましょう。
どうしてもそのうち、テレビやらネットニュースやらでネタバレしてくると思うので、
なるべくその前に、あまりいろいろ情報を入れないうちに観てしまうのをおすすめします。
きっと、爽やかで、懐かしく、そしてワクワクする夏に出会えるはず。
旅行もレジャーも限られて、行く場所も制限されている今だからこそ、
どうせアニメと思わずに、
新しい世界に飛び込んでみてください!
前回、ほんのちょっとだけご案内した「白蛇:縁起」
(C) Light Chaser Animation Studios (C) Bushiroad Move. (C) TEAM JOY CO., LTD.
こちら、公開初日となる7月30日(金)に、公開記念初日舞台挨拶の全国同時生中継ライブビューイングが決定しました!
2021年7月30日(金)
TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われる舞台挨拶の生中継ライブビューイングです。
9:20の回上映後舞台挨拶
12:25の回上映前舞台挨拶
登壇者:三森すずこ/佐久間大介(Snow Man)/杉田智和/佐倉綾音
*登壇者は予告なく変更になる場合がございます。
☆料金は通常料金です
☆招待券やポイントフルなどは使えません
とまあ、こんな感じで。
普通に映画を観る料金で舞台挨拶の生中継が観られるので、
公開したら早めに観るつもりだった方はせっかくなので舞台挨拶つきでどうぞ!
公式サイト→https://white-snake.jp/
さて、バタバタとご案内してまいりましたがいかがでしょうか?
少しは出かける気になりましたか?
毎日、ビックリするほど暑くて「ほんとにここは北国か?」と思うくらいですが、
盛岡の夏なんてそう長くはないのでもう少しの辛抱です。
短い夏を体で味わうためにも外に出て、
エアコン代の節約のためにも映画を観たりして。
思いっきり夏を楽しんでくださいね!
★中劇公式サイト PC→http://www.chugeki.jp/