2017年2月17日金曜日

早春の新作祭り♪セル、ちょき、ナーヴ!

こんにちは。
仕事が終わり、いつもの時間に外に出ると。。。
「あれ・・・・明るい・・・・!?」
少し前まで、家に帰ろうとすると真っ暗で、
『早く帰ろう。。。(>_<)』
って気持ちになっていたのですが。
そう、陽が長くなり、確実に春に近づいているということ!
う・・・嬉しい(*´▽`*)
いや、冬は嫌いじゃないんですよ。
むしろ私は夏よりも冬の方が好きで。
虫はいないし、
汗はかかないし、
寒いからアクティブに活動しなくても許される雰囲気だし、
厚着だから体の線も気にならないし♪
しかも誕生日はあるし☆
・・・って、もうこれ以上年はとりたくないのでそっとしておいてもらいたいのが本音ですけど、ケーキを食べたり、浴びるほど飲んだり、自分へのプレゼントを買う言い訳にはなります(;・∀・)
まあそんなわけで、冬は嫌いじゃないけど寒いのはちょっと。。。
なので春がくるのを心待ちにしている私です。

そう、陽が長くなってきたのは暦の通りなんですが、
映画館もぼちぼち春仕様になってきています。
冬休み映画「妖怪ウォッチ」がそろそろ終わり、
春休み映画「ドラえもん」が準備中。
ゴールデンウィークの定番「クレヨンしんちゃん」が前売り中です。
そしてその前に、明日からなんと、新作3本公開です♪
「セル」
(C) 2014 CELL Film Holdings, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
これ、すごいですよ。
スティーヴン・キング原作&脚本、衝撃の最新作です。
主演は私も大好きなジョン・キューザック
ちょうど1年前の今頃、
ジャッキー・チェンエイドリアン・ブロディと競演した「ドラゴン・ブレイド」が公開になり、
私も張り切ってジョン・キューザックについて語ったので、
そのへんはこちらで読んでいただいて。↓↓
http://moriokachugeki.blogspot.jp/2015/11/blog-post_20.html
そのときは2000年前のローマ帝国と中国との戦いがテーマのがっつり時代劇だったんですが、
今回は思いっきり現代劇。
それどころかスティーヴン・キングが原作。。。。怖いのね(^_^;)
今では持っていない人を探す方が難しいほど当たり前になった携帯電話。
携帯で話していた人たちが突然暴徒化して・・・・。
うんうん、あの系ね!
共演は、もう間違いない。
主人公の脇で強烈な個性を放って、
そこにいるだけで映画を面白くさせるための役といえばこの人。
サミュエル・L・ジャクソン
最近では「スター・ウォーズ」の紫のライトセーバーでおなじみですね。
ですが、この方はほんとに映画が好きなんでしょうね。
大作系だけでなく、あまり予算がなさそうな小さな作品にも積極的に出演し、
それによって毎年、出演作が何本も公開されるという、超仕事人間なハリウッドスター。
日本でいうと、大杉連?てところでしょうか。
そんな二人の競演による、衝撃のサバイバル・スリラーです。
公式サイトhttp://cell-movie.jp/


「ナーヴ」
(C) 2016 LIONSGATE ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED.
こちらも現代では欠かせないツールとなったインターネットの闇を描いた問題作。
一瞬で世界とつながり、
有名人になることも、大金持ちになることもできる魔法のツール、インターネット
世界中を熱狂させたポケモンGOに、
誰でも好きな時に世界中に情報を発信できるYoutube
もうすっかり私たちの日常に入りこんでいますよね。
先日、テレビを見ていて、インタビューを受けた小さな子供の答えに驚愕した私です。
「大きくなったら何になりたい?」
「・・・ユーチューバー。」
・・・・・・・・(゜Д゜;)!
それこそスマホをいじりながらテレビを見ていたのですが、本気の二度見でした。
すごい時代ですね。。。
この作品では、何の気なしに裏オンラインゲームに参加した、
冴えない女子高生・ヴィーがハマっていくインターネットの闇を、
まるで自分も参加しているかのようなリアルな疾走感と達成感、
そして切迫感をギリギリに感じながら描きます。
快感や大金を手に入れ、
でもそのうち命まで危険にさらされるハメになる主人公。
それは、いつだって私たち自身にだって起こらないとは限らない。
その怖さ。
そしてこの作品の疾走感とスリルを支えているのが、
スタイリッシュな映像と、最先端の音楽たち。
下着姿で猛ダッシュするニューヨークの5番街とか、
アメリカの女子高生のリアルな日常とか、
15分でニューヨーク市内に到着しろという指令のためバイクで激走する臨場感とか、
最後までドキドキしっぱなしのストーリーを駆り立てる刺激的な映像。
そしてそのクールな映像にギュンギュンに並走してあおりまくる、
超キレッキレの音楽たちがマジで気持ちいい!
そしてこのイケイケなイマドキの青春映画の主演をつとめているのが、
エマ・ロバーツデイヴ・フランコ
なんと、ジュリア・ロバーツの姪(に、似てる・・・!)
ジェームズ・フランコの弟(お兄ちゃんに負けてないイケメンぶり♡)です。
二人の恋の行方と、主人公ヴィーがどんどんキレイになっていく過程も見応えアリ!
しかも、主人公ヴィーの母親役を演じているのは、
あのジュリエット・ルイス!久しぶり♪
大好きな女優さんの一人です(*^_^*)
楽しみですね~♡
まだまだ寒いですが、超刺激的なこんな映画を観て、
アドレナリン大噴出ってのはいかがですか!?
(スリリングすぎて冷や汗かもしれませんけどね☆)
公式サイトhttp://www.start-nerve.jp/


「ちょき」
(C) 2016「ちょき」フィルムパートナーズ
この映画、私、大好きです。
ストーリーはもちろん、せりふも、風景も、小物も、色も、服も、音楽も。
私の大好きなテイスト。
なんていうかなあ・・・ほんとの映画好きや、
ミニシアター系の日本映画が好きすぎるという映画マニア、
それから、マニアじゃなくても、
「ちょっと最近、心が疲れているのよねえ」とか、
「ゆっくり、静かに、一人で、あるいは大事な人とじんわりあったかい映画が観たいわ」
なんていうオトナな映画好きの方にぜひ観てもらいたい作品です。
舞台は和歌山県。
小さな町の小さな美容室。
妻を亡くした男と、盲目の少女。
この写真見ただけで、なんか、ギュウッと胸がつかまれるような感じがしていたのですが、
やっぱり。
すごくよかった。
ものすごくシンプル。
音も、せりふも、物語も。
でも、それがぜんぶきれいにはまっていて、それがひたすら心地いいのです。
レコード
コーヒー
ギターの音色
だいじなものをなくした二人には、たくさんのものは必要ないのです。
とりあえず予告観ましょうか(*‘∀‘)
公式サイトhttp://choki-movie.com/
ドラマ「動物のお医者さん」がすっごくハマり役だった吉沢悠くんも、
これからガンガンきそうな増田璃子ちゃんも、
ほんとに素敵!
まるでドキュメンタリーのようなリアリティ。
もっと長くてもいいのに!
ドラマティックな出来事や、ハラハラドキドキの展開なんて一個もない。
でも、あと30分は長くてもいいのに!と思うような、大好きな映像でした。
「あと30分短ければ名作になるのに!」と思うような映画はよくあるんですけど、
もっと見ていたいと思うような映画って、そうそうないんですよね。
そんな映像に静かに寄り添う、ギターオンリーの味わい深い音楽は、おおはた雄一さん。
この方、私が好きなアーティストたちとのコラボが多い方なので、
前から気になってはいたのですが。
やっぱりいい!
主題歌はこの作品のために書き下ろし。
このミュージックビデオがまたいいんです(>_<)!
ミュージックビデオも、この映画の金井監督増田璃子ちゃんなんですが、
もうほんとにこの映画のスピンオフみたいになっているので、
映画を観たあとはこのミュージックビデオを必ずチェックしてください!
他にも、「オケ老人!」でもいい味出してた小松政夫さんは出てるし、
このイイ感じの写真は川島小鳥さんだし、
マニアの心をくすぐるツボばかりのこの作品。
余韻の残る、じんわりと心に沁みる、素敵な日本映画です。
かなりマニアックな日本映画好きの私ですが、
今年に入ってすでにお気に入りの日本映画、
3本目に出会ってしまいました(´▽`)
「オケ老人!」
「この世界の片隅に」
そして「ちょき」
全部、中劇でやったやつ♪
しかも、来週からは「彼らが本気で編むときは、」も公開♡
これも絶対に今年のお気に入り映画に入るはず☆
これ、ほんとに嬉しいことなんです!!
大人だし、ビジネスなんで、自分たちが観たい映画ばかり上映できるわけではもちろんなく。
期待してたのに、観てみたら微妙・・・・だったものもけっこうあり。
そして、スッゴク良かったのにお客さん入らず(-_-;)なんてことは日常茶飯事。
しんどいことも、納得いかないことも、普通にいろいろあります。
でも。
映画が好きで、それだけでウン十年も映画館で働いている私のような人間にとっては、
自分が観たい、上映したいと思った映画を上映できること、
そして自分の勤める劇場で上映した映画がマジで良かったとき。
これが究極の幸せ&達成感なんです。
私は仕事として完全に割り切って映画と向き合えるほどシビアじゃないので、
「お客さんがたくさん入ったときが一番の幸せ」
とは絶対に言えません。
お客さんがたくさん入るのはもちろん嬉しいですけどね。
でも、いい映画を上映しているときがやっぱり一番幸せ!
そして、私が気に入る映画は、たいていお客さん入りません・・・・(;_;)
でもいいんです。
ただの映画マニアだからね!
映画が観られればそれでいいと思っていた二十代のころと全く変わっておりません。
・・・・・・で、なんの話だったっけ?
そう、「ちょき」でした(*´з`)
だから、こういう、地味だけどスッゴク良かった!って映画に出会えること。
それが映画館に勤める映画マニアにとっての幸せというわけ。
なんか最近、観たい映画を上映して、しかもお客さんもわりと来てくれていて、
「中劇のわりには、」ですけどね!)
イイ感じで回りだしているような気配!
今年もこのまま突っ走りますよ~(≧▽≦)!
例によって、急に来週から上映始まる!なんて作品もたまにあるかも!
「この世界の片隅に」みたいなね!)
あるいは、張り切って詰め込みすぎたら容量オーバーで泣く泣く「オケ老人!」上映終了ってこともあるよね~!(今週のことね!)
うんうん、しょうがない!
みなさん、映画はだいたい4週上映ってのが目安ですよ~。
ロードショー系は4週がメドになってます。
ヒットすれば延びるし、コケれば打ち切り。
わりとシンプルな業界なんです。
ミニシアター系は、映画館や作品によっては1週ってところもありますけど、
中劇では最低でも2週はやるようにしています。
そのへん一応覚えておくといいですよ♪

さて、そんなこんなでまたまた長くなりました(*_*)
常にドタバタな中劇ですが、
地味にがんばりますので引き続き応援、
よろしくお願いしますね~(*‘∀‘)♪


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