とうとう雪、降り始めましたね。
盛岡の長い冬の到来です。
寒いのは嫌いじゃないんですけどね。
ギックリ腰をやったばかりなので、今年の雪かきはキツいなぁ・・・(/_;)
でも冬は、私の天敵である『虫』はいないし、ゴミとか匂わないし、
休みの日にアクティブに出かけなくても「雪が~・・」とか「寒いから~・・」とかでごまかせるので(?)、嫌いじゃない!
汗かかないからお風呂キャンセルしてもベタベタしないしね。
・・・・え?今、話題の「お風呂キャンセル界隈」ですけどなにか?
何だか最近、テレビでよく聞く「お風呂キャンセル界隈」。
いくら私がゴリゴリの昭和生まれのオバチャンだからと言って別に、若いふりして今流行りの言葉を使いたいわけじゃないですよ。
こちとら、めんどくさくてお風呂入らないのなんて、もう何十年も前からやってるっちゅうねん!(大声で言うな)
今さら大騒ぎするようなことなのかっちゅうことですねん!(マウント取るな)
とはいえ夏はさすがに汗かいて気持ち悪いので毎日入るし、
冬も結局、寒いし肩凝りとかひどいので体を温めるために仕方なく入るんですけどね。
でも、冬の時期ほんとに一歩も家から出なかった日とか、
明日も休みで誰にも迷惑かけませんて日とかはお風呂キャンセルしちゃいますねぇ。。。
当たり前のように。
女子がみんな、しずかちゃんみたいにお風呂が好きだと思わないでくれよな!!
そんなもんじゃないんですか!?
いいでしょ別に!
何日もお風呂入らなくて臭くて周りに迷惑なんかかけたりしてないですよ!
私の場合はせいぜい一日くらいだしさ!!(?)
・・・・とまあ、初対面の人にもこうやって自分の中のすべての引き出しを開けて「私ってこうなんですよ!ドヤ!!」と発表してしまうからモテないんですよね、一生。
あとで、「そんな人だと思わなかった」とか勝手に幻滅されたり、
「とか言って実は家庭的なんでしょ!」とか中途半端に期待されたりするのも嫌なので、
私は新しい人間関係が始まりそうになったらトラブル回避のために、
家事も子供も動物も苦手!
お風呂はめんどくさかったら入んない!
そして推し活は人生の中心!死んでもやめません!
と、最初にハッキリお伝えすることにしてます。
男女問わず。
そのうえで、それでもいいならそこの扉開けてこちら側に入ってきていいですよ、のスタンス。(なぜか上から目線)
これが一番平和です。
というわけで、これから私と仲良くなりたいという方はこの点、ご了承くださいませ。
・・・・・なんの話かわからなくなってきたのでやめます。
どうしてこんな話題になってしまったのか考えてみたら、これでした。
絶賛上映中。
「ザ・バイクライダーズ」
(C) 2024 Focus Features, LLC. All Rights Reserved.
めっちゃカッコよかった・・・・(´ー`)!!!
先日観たこの映画が、1960年代アメリカの退廃的な、それでいて時代全体が血の気の多いみたいな、そんな空気感に支配されつつそこに抗うような、
でも実はそんな時代だからこそ生まれたムーブのような、
孤独で熱くてからっぽでそれでもがんじがらめな逃げ場のないパッションと現実のはざまでもがく男たちがカッコ良すぎて悶えました。
マジで、若いのからオジサマまでキャストがみんなイケ散らかしていて、ほんとに、目が幸せ!心も満足!
実際のところ、〝オジサマ”〝イケオジ”とは言うものの、
「・・・・え!年下!?うちの弟とタメ( ゚Д゚;)!?」とかね、よくありますけどね。
そんなの関係ねー!
ほんとに付き合うわけじゃないし!!
ハリウッド俳優なんか、生まれ変わっても出会う気がしないし!
ただひたすらイケメン最高!でOK!
やっぱりイケメン眺めてる時が一番幸せ!
ってなったために、もしも私が今からオースティン・バトラーは無理でもたまたまそのへんで運命の超イケメンに出会ってしまったら、今までのように最初からすべての引き出しを開けてしまっていいものか(家事嫌い、お風呂も嫌い、って言ってしまっていいのか!?)
いや、とりあえず隠しておくべきか、でも隠しておいてそのうち本性がバレたらやっぱ引くよね!?などと友人に相談までしてしまったことからきているものなのでした。
いや、誰にも出会ってないし。映画観ただけだし。
そもそもちょっとした日本人イケメンにすら出会いそうな気配も無いし。
お風呂キャンセルしてるようじゃ無理か。お風呂はね、入っとかないと。
まあ、映画がカッコ良かったってだけで一人でそこまで気持ちが盛り上がっちゃっていきなりそんな相談された友人もビックリでしたけどね。
「・・・・・は?」
でしたけどね、当然。
「出会ってから相談に乗ります」
と言われました。あっさり。
常識的な友人で助かるね!
じゃあオースティン・バトラークラスのイケメンに出会ったら相談するね!
→たぶん一生無い。・・・会話終了。
・・・それで、映画の話なんですけどね。
マジでヤバイですよ。
ついうっかり若者言葉になっちゃいます。
オースティン・バトラー!
マジでカッコ良すぎ!!!
(C) 2024 Focus Features, LLC. All Rights Reserved.
久しぶりにここまでパーフェクトに美しい男性を見ましたね。
ジェームズ・ディーン。
ロバート・レッドフォード。
ブラッド・ピット。
ジョニー・デップ。
そしてオースティン・バトラーですよ。
勝手にイメージでメンカラ(ヲタク用語:メンバーカラー)にしてみました。
→ヲタクの性ですね。ほっといてください。
つまりこれ、アメリカが誇る正統派イケメン(でもどこかほんのり影がある!)の路線ですね。当然、英国イケメンは別枠。
いや、いますよ、ほかにもたくさん。
でもさ、系統があるじゃん、どうしても。
そしてここの路線がやっぱり無敵じゃないですか。
有無を言わさず、みたいな。
誰も文句言えませんみたいな。
顔圧で捻じ伏せるみたいな。
なんだかんだ結局、惹かれてしまうみたいな。
そんなパーフェクトな整いっぷりのオースティン・バトラーがね、
ハーレーにまたがってさ、革ジャン着てさ、佇んでるわけですよ。
これまた〝不器用”で、〝無口”で、それでいて〝どこか寂しそう”で、
〝常に憂いのある表情”で、〝目を離すと何やらかすかわからないやんちゃさ”があって、
そして〝いつでもふっといなくなってしまいそうな儚さ”を纏ってるんですからね。
そりゃあね!!!
キャシーもイチコロだよね!!わかるわかる!
同棲してる恋人がいたってね、そりゃあいっちゃうでしょう!!
キャシー、あんたは悪くない!私でもいくもんね!
あんなイケメンに、あんな目で見つめられたらさ!
しかもそんなときは腕っぷしの強さで強引に女を奪うんじゃなくて、
『待つ』ってんだからさ!!
ヤバいよね( ゚Д゚)!!(語彙力)
そりゃいくじゃん、誰だって!!(うるさい)
いやぁ~・・・・・・良い!!!(だから語彙力)
そしてね、なんといってもこの映画、イケメンがこのオースティン・バトラーだけじゃないのが最高!!
バイクチームのリーダー・ジョニーをトム・ハーディ、
途中からぶらりとやってきて仲間に入る放浪バイカー・ソニーをノーマン・リーダスと、
激シブなイケオジたちが勢ぞろいなうえに、
そのほかのチームメンバーもみんなこれまた個性的なイケメンが揃ってて、
しかもそのチームに入りたいけど凶暴すぎて入れてもらえなかった若者まで、私が昔大好きだったジョシュ・ハートネットに似た寂しそうな瞳のヤングイケメンだったりして、もうどこ見てもイケメンだらけのまさに眼福至極。
(C) 2024 Focus Features, LLC. All Rights Reserved.
癒されました。ありがとうございます。
オバチャン、また明日からがんばれます。
癒しの映画ではないんですけどね、ストーリーはね。
ハラハラしてザラザラする映画なんですけどね。
それはもう、田舎で普通の男と普通に結婚して人生を終えるはずだった普通の女性が、
「理由なき反抗」のジェームズ・ディーンを彷彿とさせる寂しい目をしたアウトローと運命の恋に落ちるところから始まり、
ただの無邪気なバイク好きが集まるバイクチームだった〝ヴァンダルズ”が、はからずも徐々に大きくなり統制が取れなくなりやがて暴力で勢力を拡大していく無法者の集まりになっていく様子を描いた、汗と埃と血にまみれた泥臭くて男臭い映画。
わかる!私自身はビーバップ世代(ミポリン・・・(;_;)!!)だけど、
「ろくでなしブルース」とか、「クローズ」とか、「今日から俺は!」とか、その時代時代でみんなどこかで絶対にカッコいいヤンキーものにハマるものだよね!
なので、ちょっとせつない郷愁にかられるような、青春の苦さを思い出すような作品でもあります。
それに、この映画じたいは1960年代アメリカが舞台だけど、
この映画で描かれていることはきっとどこにでも誰にでも心のどこかに引っかかるものがあるはずで。
私は、チームが徐々に大きくなってメンバーが増えてきてリーダーのジョニーですらちょっと困惑してきたあたりのシーンで、胸の奥がぎゅうっと掴まれたような気持ちになりました。
バイクチームではなかったけど、私も中学の頃からずっと一緒にいた仲間たちがいて、大人になっても男も女もなく週末どころか平日だって毎日のようにただただ集まっては一緒に過ごしていた日々があったんですけど、
ずっと同じメンバーでただただ集まってお酒を飲んで喋って寝転んで遊びに行って・・・
そこが私の居場所だって思っていたのにいつのまにかちょっとずつ人が増えて大きなチームになっていて、あるときその飲み会に行ったら知らない人がたくさんいるでっかいチームになってて悲しくなり距離を置くようになってしまったという苦い思い出がありまして。
私も子どもだったんでしょうけど、自分の居場所が自分の思っていた場所ではなくなってしまったとき、
幼馴染だけのちっちゃなグループだったはずのものがいつのまにか自分の手に負えない大きなものになってしまっていたことに気付いたとき、
とても大きな喪失感と絶望感を感じてしまったんですよね。
その、甘くて苦くて懐かしい自分の若かりしころの思い出と重なって、後半はもうせつないやら苦しいやら、イケメンどころじゃなかったんですけどね。
写真家ダニー・ライオンが60年代シカゴに実在したバイカー集団を撮影した写真集「The Bikeriders」にインスパイアされて製作されたこの映画、
そのバイカー集団の創設から数年間の軌跡が事実を基に描かれています。
(C) 2024 Focus Features, LLC. All Rights Reserved.
写真集から始まったものなだけに、1960年代のファッションや小物や空気感のおしゃれさも、バイカーたちのクールすぎる爆走シーンも、
男たちが草っぱらで座り込んで喋ってるだけの瞬間も、
家の前でただバイクにもたれて立っているだけの数秒ですら、
どこを切り取っても絵になるカッコ良さ!
もう、映画を観ている間は私、キャシーでした。
寂しい目をした、やんちゃで不器用な恋人をひたすら待ってる女でした。
もうなんかアメリカンニューシネマを彷彿とさせる、破滅的で刹那的で、でもそのなかに一筋の純粋さみたいな、ほんの一瞬の幻みたいな希望のかけらみたいなものがちらっと見える
、せつなくてバカみたいにまっすぐで不器用な青春。
最高です。大好き!!
とまあ、こんな調子で「ザ・バイクライダーズ」がどんなにカッコよくて眼福でめちゃくちゃよかったー!最高だったー!!
と、くだんの常識的な友人に熱弁をふるったところ、
「・・・・あんた『ホットロード』好きだったもんね」
と冷静にツッコまれました。
『ホットロード』( ゚Д゚)!!たしかに!!
作者の紡木たく先生は当時の中学生女子の神!!
私ら世代のバイブル!!
単行本、みんな持ってたし読みまくってセリフも完璧に覚えてたくらいに大好きだった、美しいタッチの絵と対照的にいつもちょっと寂しい思春期ガールとヤンキーを題材にした作風が時代にドハマりしていた女子中高生向けのライトなヤンキー少女漫画!
何がいいって、ヤンキーなのが男子だけってところなんですよね!
主人公の女の子はゴリゴリのヤンキーとかじゃなくて普通の女の子。
たまたま出会ったヤンキー少年と恋に落ちちゃうって設定がとにかく共感の嵐で良き!!だったんですよ!
相手がまたガチヤンキーなんだけどピュアで真面目で優しいんですよね~!
あぁ~また読みたくなってきた!実家に取りに行こうかな!
・・・・え?『ホットロード』の話になってる!?
いやだから、結局そういうのが好きって話!
住む世界が全然違うんだけど、うっかり出会っちゃったイケメンがピュアなヤンキーで、どうしても惹かれあっちゃって離れられなくて・・・みたいなね。
めったに笑わない、いつもつまんなそうに所在なさげにしている彼が、ふとしたときに私にだけ見せる小さな笑顔とか!
クゥーーーー!!たまんないよね!!!!
・・・・はい、中2病確定案件。
そんなこんなで、頭の中が昭和の中2で止まってるオバチャンは、せっかくカッコよくてせつなくて心震えるクールなアメリカ映画を観てもこの調子。
このブログ読んだら観る気失せたなんて人がいたらゴメンナサイなんですが、
いや違うの!マジで面白かったの!良かったの!
「イージーライダー」よりもっとリアルで、
「俺たちに明日はない」よりもう少し身近。
そんなアメリカンニューシネマでした。
それにしてもやっぱり「カッコいい!!」の一言しか出てこないこの映画。
年間、ものすごい数の映画を観ている(観なくてはいけない)スタッフSさんも、
「ね!めっちゃくちゃカッコイイよね!!」しか出てこない、
正真正銘の『カッコイイ映画』。
大きなスクリーンで、あのでっかいハーレーの後ろに乗ってイケメンの背中にしがみついてる気分で観てほしいなぁ~・・・(´ー`)
オースティン・バトラーが、最後に遠くから聞こえるバイクの音に耳を傾ける表情と、ほんのちょっとだけ見せる笑顔で、無事ノックアウトされた私。
相変わらずチョロい女です。
(C) 2024 Focus Features, LLC. All Rights Reserved.
なんて、こんな感想じゃ誰もこれから観に行こうなんて思ってくれなさそうですが。
それでも北東北では中劇しか上映予定が無い!ということで、青森や秋田から続々とバイク好きのみなさんが中劇まで足を運んでくださっています。
「青森から来たんだけど、どこに車置けば?」
「秋田から行くんだけど混んでる?」
そんなお問い合わせもふだんとは桁違いに多くてびっくり。
バイク好きも、ヤンキー映画好きも(?)ぜひ、大きなスクリーンで楽しんでほしいなぁ!
さてさてそれから、12日(木)で終了してしまいますが、上映中のこちら。
「Back to Black エイミーのすべて」
(C) 2024 Focus Features, LLC. All Rights Reserved.
こちらもとても興味深い映画でした。
エイミー・ワインハウスといえば、若くしてグラミー賞を獲っちゃう才能とほかにはない独特の歌声を持つスペシャルな存在でありながら、
エキセントリックで超個性的でお騒がせなトンデモ娘だったイギリスの歌姫。
それほど深い思い入れが無い人でも、スキャンダラスなポップアイコンだった彼女のクレイジーで生き急いだ怒涛の人生が27歳であっという間に終わってしまったことくらいはある程度知っているはず。
それでも、結局彼女の壮絶な27年の人生はどんなものだったのか、
栄光を手に入れたあと何が彼女を破滅に向かわせていったのか、そこまで詳しくは知らなかった。
なので私もどうしてもそのあたりが気になってこの映画を観たのでした。
いやぁ~・・・・やっぱり女にとって、選ぶ『男』って重要だよねぇ・・・・(-_-;)
映画の中でも、エイミーがおばあちゃんから「あんたは悪い男が好きだからねぇ・・・」と言われているシーンがあって、「そっかー・・・うん、でしょうね!」と納得だったんですが。
まあ、想像では歌詞も曲も浮かばないっていう、実体験からしか作品が作れないアーティストだった彼女は、こちらもまた昭和っぽい「色事は芸の肥やし」タイプの、極端ですべてをハッキリさせたい系の破天荒型アーティスト。
彼女の、リアルで飾らない現実主義派な作風は、ほんとうに自分の中から湧き上がってくるもの、内側から滲み出てくるものだったんですね。
それにしても、ちょっとビッチでエキセントリックなファッションやキャラクターのわりに、すごく繊細でピュアで一途な女の子だったんだなというのがわかると、少し切ない気持ちになってしまいました。
クスリはやらない主義だったのに!
ちょっと面白いセクシーな男とたまたま出会ってしまっただけだったのに!
誤解されることや憶測で語られることも、ひたすらパパラッチに追いかけられて好き勝手におもしろおかしく書かれることも、恋人に振り回され利用され捨てられたことも、きっとそのたび彼女の繊細な心を深く傷つけ良くない方向へと蝕んでいく原因になったんでしょうね。
彼女の、まっすぐで純粋でアップダウンの激しいハイスピードな27年の輝かしくも孤独で残酷な人生は、まったく古くならない彼女の残した楽曲やほかに類を見ない個性的な歌声に彩られて後世に伝わっていくのでしょう。
ちょっとだけ残念だったのは、この作品が親族とエイミー・ワインハウス財団公認のためか、描き方がちょっとソフトというかマイルドだった点。
私もそうでしたがそれほど深いファンというわけではない層でさえも、エイミー・ワインハウスという人はもっとディープでどっぷりと濃ゆーいエピソードてんこ盛りなかなりのこってり系の人だったなあという印象(ひらたく言えば、〝こんなもんじゃないでしょ!”)なので、
この映画はたぶん実際のエピソードにけっこうな量のお水を足して薄めて万人受けするようにしてあるのかなという感じはありました。
実際、定職にもつかず女好き、ドラッグにも手を出してエイミーをその道にひきずりこみ、結局は離れていったガチのクズ野郎に心底惚れ抜き身を崩してしまったエイミーを、見るも無残な描き方はしていないし、
ほんとのところはステージパパ同然だった実父とのいざこざなんかはこの映画では全く触れられておらず、普通の父と年頃の娘のすれ違い程度の描かれ方。
映画作品としてはそのほうが幅広い層に共感を得られて無難というところでしょうか?
前に製作された彼女のドキュメンタリーのほうは家族や関係者からはかなりのブーイングだったそうですが、彼女の伝記作品は今回が初めてで、こちらは家族も大絶賛。
ということは言わずもがな・・・・。
ってことになりますが、それにしても主演マリサ・アベラがエイミーにソックリだったことや、
なんと歌のパートは吹き替え無しでマリサ・アベラ本人が歌って演じているところも必見ポイント。これはほんとにすごい!ライブシーンなんかはほんとに圧巻。
素直で純粋、まっすぐで情熱的な彼女の一気にスターダムを駆け上がるシンデレラストーリーと背中合わせにあった孤独や闇や葛藤をまるで友人として隣で見ているかのように生々しく見つめながら、
彼女の内側から湧いてきた決してお上品とも都会的とも言えないリアルなそれこそ日本で言ったら昭和的なアナログな空気感を纏った歌詞と多国籍ごちゃまぜなグルーブやメロディに乗せてひと昔前のロンドンの街を行く青春映画。
男選びは大事だよ!マジで気をつけなね!・・・・と、若い女の子たちに大声でお伝えしたくなる映画でした(?)
公式サイト→https://btb-movie.com/
さてさてこのところ昭和ネタが続く、ガチ昭和世代バレバレのこのブログですが、
前回の「昭和にタイムスリップ」の回であげておくべきだったネタがもう一つ。
今、中劇ロビーに設置してあるガチャポンが、まさに『ザ・昭和』なラインナップだったのでした!
え、これ、私が小学生のころ近所にあった駄菓子屋の前にあったガチャなのでは!?レベル。
見てるだけでなんだか心がほっこりとあたたかくなりますよね!
前に設置したときに大好評で、「ガチャだけさせてもらっていいですか?」なんていうガチ勢もいた「E.T.」も再登場!
カワイイですよねぇ!!私もやりました!
っていう、どうにもこうにも昭和ブームな中劇です。
初めて来た!!という方も多い最近の中劇。
ロビーを見まわし「なんか懐かしー!!」
「子供の頃行ってた映画館みたーい!」
と喜ぶお客様を前に、我々スタッフ一同、複雑な表情。
なぜかというと。
・・・・かなりがんばって近代化してるのに・・・・( ゚Д゚)!!
まだ昭和感、ぬぐえない感じスか・・・(;_;)!!
昔のね、中央通り寄りにあった昔ながらの中劇本館はね、たしかに昭和レトロなすごい建物でしたけどね。
今はさあ!!けっこうさあ!!ずいぶんと綺麗になったよね(>_<)!!
かなりオシャレな映画もだいぶやれるようになったしさ!
たまに間違って渋谷のミニシアターみたいなラインナップのときだってあるんだぜ!
全席指定になったしさ!オンラインでも席取れるんだぜ!
トイレも全部洋式になったしさ!水も自動で流れるんだぜ!
昔の銭湯みたいな自販機が惜しまれつつ撤退してしまったのは残念だけれどもさ、
ロビーも、場内の座席も、わりと綺麗なんだぜ・・・・。なぁ・・・!
と、スタッフ間ではちまちま愚痴ったりもしておりますが、
それでもまあ、みんな大好き昭和感。
やっぱり良いよね、昭和感。
てことで、どう取り繕ってもそこはかとなく滲み出てしまう昭和感、
仕方ないのでうちのカラーということで大事に抱えて進んでいこうと腹をくくった昭和10年創業の映画館「中央映画劇場」なのでした。
みなさん、中劇に来たら、このがんばってもがんばっても溢れる昭和感もぜひ体感してみてくださいね(?)
よくわかんない内容でもやっぱり長くなってしまう残念ブログ。
ほんとは、次々と決まってきてる新作もいろいろご紹介したかったんですけどね。
そろそろ飽きてきたころだと思うので次にしますね。
今月はもう一回、必ず更新しますので。
ほんとに。絶対。(自分に言ってる)
年末のあいさつくらいは!しますので!
マジで!!!ギックリ腰が再発しても書きますので!
みなさん、腰は大事に(?)!!
★中劇公式サイト http://www.chugeki.jp/