2022年2月23日水曜日

〇ャニヲタ全開の回再び。「君が落とした青空」

こんにちは。
前々回の「前科者」でのゴリゴリのジャニヲタ発動から、
前回の「レイジング・ファイア」のズブズブの香港映画ヲタ発動の連続投稿で、
〝完全にヤバい人”であることをカミングアウトしてしまった状態の私です。
でも私の場合そもそも隠してないし、ちょっとヤバいくらいの人のほうが面白いですよね?
ね?ね、ね、ね!???(うざっ。)
でも大変なことに、2月はまだまだこんなもんでは終わらないんです。
今回は再びジャニヲタモードに戻るんですがそのなかでも重めのJr.ヲタ回、
次回は「シュリ」を観て韓国映画にドハマりし、
ソッコー韓国旅行を予約した(このあたりの瞬発力、我ながら自分のヲタ癖に
感心します)私が韓国映画について語るのでやはり重め。
みなさん!いくら私のファンでも(そんなのいません)、
さすがに今月は胃もたれするかもしれないから気をつけてーーーーー( `ー´)ノ
2月は私の誕生月でもあるので更新頻度上げてエネルギッシュにいきますよ!!
ちゃんとやらないとツイッター担当のNさんにまたケツ叩かれちゃうのでがんばります(;'∀')9

さてさて今回は、自分がオバチャンであるということを自覚してからは観るのをためらうようになっていたジャンル、
〝どストレートな青春ラブストーリー”
「君が落とした青空」
(C) 2022映画『君が落とした青空』製作委員会
主演は東宝シンデレラガールグランプリの福本莉子ちゃんと、
ジャニーズJr.の大人気グループTravisJapanトラビスジャパン)の最年少メンバー松田元太くん(げんげん)です!!
やっと、ジャニーズJr.沼歴〇十年の私が、堂々とここでジャニーズJr.愛を語れる日がやってきたんですね!!!(!?)
すごい・・・・・!!
え、映画館の公式ブログでジャニーズJr.について語っていいんですか!?
(→いや、映画の紹介です)
中劇でこんなことがあるなんて・・・!
・・・・ヲタトークが無理な方は早く逃げてーーー(>_<)!!!
嬉しいなあ・・・去年の松村北斗SixTONES)主演の「ライアー×ライアー」もよかったですけど、
今回の「君が落とした青空」も嬉しいなあ!!
別に隠してないので言いますね。
そう・・・・私のジャニヲタ歴の初めの一歩はと言われれば、
間違いなくSMAPをデビュー前から推し始めたことからなんですけど。
SMAPデビュー前の城ホ(大阪城ホール)コンに行きたくて母親と大喧嘩したのがヲタ活の始まりと言えるでしょう。
今と違って、スマホどころかインターネットすらまだなかった時代です。
動いてる推しを見るとしたらテレビ番組を録画するしかなかったころ。
デビューもしてないジャニーズJr.を推すなんて、民放が2局しかないド田舎の女子高生にはかなり難しいものだったんですが、
東京から数週間遅れで土曜の午後なんかに放送されるアイドル番組や、
光GENJIのバックで踊る歌番組を録画してビデオテープがビロビロに伸びるくらいに繰り返し見るのが唯一の楽しみだったんですよねぇ・・・(*‘∀‘)
とはいえ、それ以前からもミーハー気質は発揮されていて、
少年隊の曲はイントロがかかっただけでたいてい歌えるし、
光GENJIは滝沢村のアピオのコンサートに行ってるし、
男闘呼組のデビューシングルもカップリング曲違いの4種類全部買ってるので、
SMAPより前から思いっきり事務所推しなんですけどね(;'∀')
V6も、デビュー前に岡田くん「元気が出るテレビ」ジャニーズ予備校のオーディションを受けた時から応援してるしそのときに審査員をしてた森田剛三宅健)がジャニーズJr.でめちゃくちゃ人気があるってことも知ってたしデビューしてからもCD買ってたし(すみません、岡田担でした)、
はデビューシングル予約して買ってるから予約特典のポスターも持ってるし、
タッキーがトップにいたころのジャニーズJr.の伝説のドームコン(東京ドームコンサート)も入ってるし、
朝ドラ「あぐり」に子役で出てた生田斗真くんに目を付けて(怖っ)からはゴリゴリの強火斗真担だったので、
斗真くんと握手もしてるし公式うちわも何本も持ってるもんね!!(なんの自慢)
なので、元SMAPのお三方が中劇に来てくれたとき(まだまだちょいちょい自慢していきます)→https://moriokachugeki.blogspot.com/2018/04/blog-post_13.html
それから斗真くん主演の映画「彼らが本気で編むときは、」を中劇で上映できたときなんかはほんとに感無量でした・・・(´ー`)
とにかくそんなこんなで簡単に言うと根本的に事務所推しなんですが、
常にズブズブの強火Jr.全体推しなんですよね、私( `ー´)ノ
今も、デビュー組の自担を熱心に応援しつつ、
Jr.Jr.で推しGがいるのでそちらも推しながら、
結果、事務所全体推しで楽しくやっているわけで。
え、自担ですか?
それは、直接聞かれればお答えしますが、今はここでは言えません。
願かけ中なんで!!
斗真くんのときや、前回のニコラス・ツェーのように、
いつか今の自担が主演の作品を中劇で上映できたら感無量どころか、もう壊れますね(?)
それまで楽しみに(?)していてくださいね!
・・・・・で?なんの話???
「ジャニーズJr.を熱く語る回」でしたね!!
(→違います)
そう、そして現在のジャニーズJr.なんですが(まだ続く)、
トラジャTravisJapan)は私も大好きで、
ダンスがめちゃくちゃうまくて見ていて楽しいのでyoutubeの自分のアカウントにはトラジャのオリ曲(オリジナル曲)のパフォーマンス動画のみのリストを作ってあるし、
トラチューブTravisJapanの公式youtubeチャンネル)は毎週欠かさず見てるし、
+81 DANCE STUDIO(とにかくダンスがレベチのTravisJapanが事務所の先輩方の過去の素晴らしい楽曲に合わせて有名ダンサーや振付師の方々とコラボして新しいオリジナルのダンスを公開するダンス専門チャンネル)は古参のジャニヲタには神チャンネルなので毎回何度も繰り返し見てるし、
得意のアマゾンプライムで、ドキュメンタリーも配信中!
そうそう、つい先日、発表になった「Jr.大賞」!(雑誌「Myojo」で毎年、読者からの投票でジャニーズJr.のさまざまなランキングを決める企画)
トラ担のみなさま、おめでとうございます!!
「恋人にしたい部門」上位に、トラジャメンバー全員入ってましたね!
これはすごい!!
そして、げんげん松田元太)!!
ほんとにおめでとう!
(→このあたりの表現がふわっとしてるのは、〝勝手にネタバレしてはいけない”というヲタの鉄則からなのでお許し下さい)
国宝級イケメンランンキングNEXTの2位もすごいなーと思って見てたんですが、
この「恋人にしたい部門」は毎年、白熱しますからね!
今年は特に、なにわちゃんなにわ男子)が抜けたので激戦でしたね。
私も推しJr.に投票しましたけどね(したんかいっ)、
まずまずでしたかね。うちの子たちはこれからなんで!
・・・・って、あれ?ついてこれてない( ゚Д゚)?
ていうか、なんの話??
そう、「君が落とした青空」だってば!!!
(C) 2022映画『君が落とした青空』製作委員会
そしてげんげんだってば!
げんげん松田元太)・・・・。
すごいね、映画初出演主演だよ!
この、げんげんとグループ内でシンメ(ジャニーズ用語で、グループ内の立ち位置で〝左右対称”になっている二人のこと)のまつく松倉海斗)は、
松松コンビといってトラジャにもあとから加入したんですが、
自担と関わりが深くて個人的に何年も前からひそかに応援してきた二人なので、
まつくがドラマに出たり、げんげんが映画に主演したりと活躍するのはほんとに嬉しい。
と、ここであれ?もしかして?
と思ったトラ担ガチ勢のみなさま、私のデビュー組の推しGと推しメン、わかっちゃいましたかね?
ま、そゆことなんで( *´艸`)!!
一緒にまるっと応援していきましょう!
・・・・・・・って、あれ?またまた私、なんの話してる?
絶賛、沼ってるジャンルの話だとすぐにあちこち飛んじゃいますね。
そろそろ映画の話に戻りますか(;'∀')
今回のこの「君が落とした青空」は、ティーンに絶大な人気を誇るケータイ小説の映画化で、すでに恋人関係にある高校生のお話。
(C) 2022映画『君が落とした青空』製作委員会
でもただの胸キュンものでは終わりません。
何かを隠しているような態度の彼氏に不安を感じている彼女の目の前で、
交通事故に遭ってしまう彼氏。
パニックになる彼女が目を覚ますと、
自分が同じ日をタイムリープしていることに気が付き・・・
というストーリー。
彼を救おうと何度もタイムリープを繰り返すなかで、
彼が抱えていた秘密を知るんですが、
同じ日を繰り返すのでそのたびにちょっとずつ主人公の対応も変わり、
それに伴って周囲の反応も状況も変わってく。
その微妙なさじ加減が秀逸。
そうだよね、過去を変えると未来も変わっていくのよね(>_<)
そしてラブだけでなく、友達との関係家族との会話なんかにも少しずつ影響が出てくるんですよね。
何度も同じ日を繰り返して起きる自分のちょっとした変化で、
いつも隣にいてくれる親友や、毎朝ご飯を作って制服にアイロンをかけてくれる母親の優しさなんかにやっと気づいたりする。
いや~もう、そもそもタイムリープはエモいのよ!
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「時をかける少女」(もちろん大林宜彦監督バージョン)の時代から、
ひたすら同じシーンを繰り返すおバカなチャウ・シンチー「チャイニーズ・オデッセイ」
瑛太上野樹里真木よう子と超豪華メンバーを使っていながら超くだらない、でもめちゃくちゃ面白い「サマータイムマシン・ブルース」
ハラハラドキドキしながら最後号泣の「オーロラの彼方に」
そして大好きで大好きでDVDも買ってしまったタイムリープラブストーリー「アバウト・タイム」と、今思い出しただけでこんなにある、
私の大好きなタイムリープ作品たち。
名作ばかり!ね、エモいでしょ!?
誰もが考えたことがあるはずの「もしも時が戻せたら・・・」
実際には無理だけど、映画のなかでくらいはいいじゃないか!
せっかく作るなら振り切っていこうぜ!
ってことで、思いっきり楽しんじゃって作ってる感が見えるくらいのタイムリープものが潔くて好きです。
今回も、ガチで思いっきりリープします。
もうリープしまくり。
いいぞもっとやれ!!
ヒロインは、東宝シンデレラオーディションのグランプリ受賞、
いま最も注目の若手女優・福本莉子ちゃん!
新作も続々待機中!
角度によっては「あれ?佐津川愛美!?」って瞬間もある、
めちゃくちゃかわいらしい、しかも声がめちゃくちゃかわいい、
絵に描いたようなお姫様感のある若手女優さんです。
この映画ではロングヘアですが、ついこないだまでやってたドラマのときにはバッサリ切ってちびまるこちゃんのようなおかっぱボブで、
それがまたすっごくかわいい!
私がやると確実にワカメちゃんになってしまうおかっぱヘアは、
超美少女がやるとおしゃれヘアになるらしい。。。(-_-;)
顔も好みなんですが、個人的に声がかわいくて大好きなので、そこも要注目のかわいこちゃんです!
そう、イケメンはもちろん好きだけどかわいこちゃんも大好物な私。
若手のチェックは欠かせません!
しかも監督は「おっさんずラブ」シリーズの演出を担当していたYuki Saitoだったりして、
アイドル映画と侮るなかれ。
日本映画のまた新しいタイムリープものの出現にワクワクしますよ!
そうそう、先週土曜日にこの映画の公開記念舞台挨拶生中継があったばかりなんですが、
なんと2月28日(月)に今度は大ヒット御礼舞台挨拶生中継が入ることになりました!
主演の二人と監督が登壇予定。
18:20の回の上映前に舞台挨拶があります。
割引サービスや招待券などは使えませんが、通常料金で入場可能です♪
平日なんですけどね~(^_^;)
夜の回なので、なんとか都合つけて来てください!
グッズも、完売したものもありますがまだ在庫が残っているものもあるのでお早めに!
そして現在、中劇自慢のラッピングエレベーターがもちろん「君が落とした青空」仕様。
映画を観に来たら、ぜひ記念写真を撮っていってくださいね!


さてさて今回もジャニヲタ全開でぶっ飛ばしました。
今回も長編すぎて、胸やけ起こして途中離脱した方がいるかもね?
チンプンカンプンだった方にはほんとうに申し訳ございませんでした!
私は映画を紹介するときに、
興味も無いのに資料見ただけでビジネスで宣伝するのとか、
観てもないのにさも観て感動しましたみたいなことを言うのとか、
本っっっ当に無理で!(→仕事しましょう)
だから、大好きで沼でとにかくこれについては語らせてくれ!みたいなときはこうやって暑苦しい長編になってしまって、ヲタ外の普通の映画好きのみなさまやもっとノーマルな一般ピープルの方々をドン引きさせてしまう・・・(-_-;)
ま、こうやっていろんな世界を覗き見るのも悪くないでしょ!!?
たまには自分が全く興味の無い世界線を垣間見るのもいいと思いますよ?
コロナでどこも行けないし、
イベントなんかもことごとく中止になったりしちゃってますからね。
まだまだ落ち着きそうにもない状況ですが、
自分なりに目の前の小さな楽しみを見つけながら春を待ちましょう♪


★中劇公式サイト PC→http://www.chugeki.jp/



2022年2月16日水曜日

香港映画も〇ャニーズも!ヲタク全開で猛ダッシュ中!

こんにちは。
前回のブログの閲覧数がものすごい数字になっていてビビってるBBA(ババア)です。
え?ヲタっぷりが強火すぎて炎上(゚Д゚;)!?
いやいや、V6ファンのみなさまが、ギリギリ怒らずに拡散してくれたのだと信じています。
この感触、元SMAPのお三方が中劇に来てくれた時(まだまだ自慢し続けます)、
それから草彅くん主演の「ミッドナイトスワン」の感想を書いたとき、
そしてその「ミッドナイトスワン」日本アカデミー賞を受賞したとき
と同じです。
いつも、ファンのみなさんが拡散して共有してくれました(*‘∀‘)
この現象、やはり私と同世代のジャニヲタのみなさんが熱心に広めようとしてくれたからなんですよねえ。。。
ありがたいことです。
そして、あちこちで「剛くん好きなんですか?」「V6担ですか?」と聞かれたりしたんですけど。
いや・・・・実は森田担ではないんですよね・・・・すみません・・・(>_<)!
というか好きは好き。当然。
Jr.時代のかわいいおサルさんみたいな頃のゴーモリタだってちゃんと見てるし。
なんだけど、なんと言いますか、しょっちゅう言ってますけど私、
〝ゴリゴリの事務所推し”なんですよねえ。。。(´ー`)
ごめんなさい!!
そして、こんなですけど実は同事務所他担(他のグループのファン)なんです・・・・!!!
一応、デビュー組のイチ推しG(グループ)と自担(一番推しているメンバー)はいるんですが、
ほかのグループも、もちろん歴代グループも、そしてそれと同時に常にJr.も応援しているという、
とにかくまるごと事務所が好きすぎる、ただのBBAなんです( ;∀;)
まだまだこれからも、事務所メンバーが出演する映画のときは張り切って語りますからね!!
・・・・・って、これ、なんのブログ?


ここで映画館のブログに戻りましょう!
とはいえ今回はもう、大変!
〇十年前、私がジャニーズと同時進行で足の先から頭のてっぺんまで沼に浸かって溺れまくっていた香港映画界隈の、私のなかの永遠の推しメンがっ!!
今!!中劇のスクリーンにやってきているのであります!!!
「レイジング・ファイア」
(C) Emperor Film Production Company Limited Tencent Pictures Culture Media Company Limited Super Bullet Pictures Limited ALL RIGHTS RESERVED
ていうか、これ私の元彼っ(右です)!(は?)
大好きで大好きで、いまだに忘れられないこれまでで一番大好きだった元彼がっ!(ハァ?)
ワイルドでセクシーなゴリゴリの悪党になって私の目の前に現れたので心が乱されてどうにもこうにも!(勝手にしろ)
少し前に、「匂わせ回収編」の回でも読んだ人全員をドン引きさせた私でしたが。
私の天使!
ニコラス・ツェー!!!
謝 霆鋒(ツェー・ティンフォン)!!

十代のころからひたすら美しかった・・・!!
ニコラス・ツェー!!!
謝 霆鋒(ツェー・ティンフォン)!!(うるさい)
両親ともに芸能人というサラブレッドのためバッシングを受けることも多く、
実力を正当に評価されていないとファンはいつもやきもきしていましたが、
歳を重ねて美しさに磨きがかかっただけでなく、
演技にも、変わらぬ艶のある歌声も、大人の色気と混在する少年のような笑顔も、
深みとともにさらにさらにキラッキラのオーラをまとって!
また私の目の前に!!(???)
マジやばい・・・・・・昇天!!
・・・なんかビックリマークが多すぎて読みにくいですね(*_*;)
(C) Emperor Film Production Company Limited Tencent Pictures Culture Media Company Limited Super Bullet Pictures Limited ALL RIGHTS RESERVED
ダメもうなんか、長髪にギラギラの血走った目でガンガン人を殺していくニコラスの合間合間に、
警察時代の短髪で眼鏡をかけた爽やか笑顔のニコラスを挟まれたらもう、
もうもうもうもう(≧∀≦)!!!
・・・・・・・・・・・ロックオンでノックアウトでキュン死にですよ!
え、観た人全員、惚れるでしょ!?
みんな、目が合ったら妊娠しちゃうでしょ!?
何人もの人を殺してようが、
何件も現金強奪事件起こしてようがかまへんかまへん!
あたしが匿っちゃる!!!
ってなっちゃうでしょ!?
もう、あの美しさでゴリゴリの大悪党は、ずるいでしょ!!
でも、彼、ただ美しいだけじゃないんです。
香港のみならずアジア中を席巻した香港裏社会アクションエンタメ「古惑仔(欲望の街)」の少年時代を描いた映画デビュー作「硝子のジェネレーション」(佐野元春じゃないよ)で主役のワルを演じて一躍トップスターへと駆けあがったニコラスですが、
その後、代表作となる「ジェネックス・コップ」でヤンチャな新人刑事を演じたときもやはり、
その美しさの裏に透けて見える、隠しきれない憂いや陰がなんともいえない儚さを醸し出して、
誰もが恋心だけでなく母性まで完全に鷲掴みされてしまい、
もうほんとに気持ち良ーい感じで心を奪われてメロメロにされてしまうという罪なお人なんです(*´з`)
で、この映画では美しさに深みとそこはかとない大人のエロスを滲ませたそのニコラスのお顔と、
決してムキムキじゃなくて細マッチョな、鍛え上げられたそのしなやかなお身体を拝んでいるだけで至福のときなんですが(うざいですね)、
お話は100%純度の、待ちに待ったまさにこれぞ香港アクション!!
天才!最高!天最高!!
美しさと哀しさの表裏一体を全身で体現するニコラスと、
「ザ・正義!!」「これがドニー・イェンだっ!!」っていうドニー・イェンドニー・イェンたる熱血刑事。
まずこの対比が素晴らしい!!
それもまた香港映画のお約束だったりするんですがそれがいい!!
当然、ドニー師匠のキレッキレのアクションも、
ニコラスこれぞ香港スター!っていうガチのアクションも爽快!
そもそもリアルにカンフーマスターのドニー師匠
「追龍」のようなガチのワルも、
「燃えよ、デブゴンTOKYO MISSION」のようなコテコテのアクションコメディもいいんですけど、
真っすぐに自分の信念を貫く「ザ・正義オブ正義」の役がハマりまくるドニー師匠
久しぶりの王道、真っすぐすぎる正義の警察官。
部下を帰し、一人でヤクザの本拠地に行くとか(゚д゚;)!
猛スピードで走る車とバイクに乗ったまま殴り合うとか(゚д゚)!!
これぞドニー師匠の真骨頂!
もちろんスタントコーディネーターは、ドニー師匠の盟友・谷垣健司(るろ剣シリーズなど)。
最高じゃないですか!
殴り合うなら指の先まで美しく、
銃撃戦も舞うように。
王道ホンコンアクションの、その動きを眺めてるだけでため息がでます。
そしてお約束からのお約束。
ずーっとガンガン撃ちまくってドッカンドッカン爆破させてたのに、
最後は殴り合い!!(これが香港映画!)
しかも教会!!(これが香港アクションのお約束!)
香港ノワールの教科書「男たちの挽歌」をきちんと踏襲するお約束は胸熱!!
香港映画をアジアの頂点に引き上げたジョン・ウー「ミッション・インポッシブル2」のクライマックスでメイン二人にひたすら殴り合いをさせたのが、
世界中の映画ファンやアクション映画マニアから大ブーイングを受けたりしましたけど、
「は?え?これが香港映画ですけど??
男と男が殴り合う、それがキモでしょ!!」
と思った香港映画ファンが私のほかにもいたはず。
あれと同じでこの映画でも、
それまで散々、撃ちあったり爆発させたり騙しあったりしてたのに、
最後は肉弾戦かいっ(゚д゚)!!!
そして殺し合うのに選ぶのはなぜか教会!!
なぜって、それが香港映画だから!!
ジョン・ウーチョウ・ユンファがアジア中を熱狂させた1980年代から脈々と続く系譜だからね!!
そう!それが香港アクションの神髄!
ねえ、その後ろの足組みとか大きな像↓↓、
絶対何かに使うでしょ(゚д゚)!!?
みたいなね!
(C) Emperor Film Production Company Limited Tencent Pictures Culture Media Company Limited Super Bullet Pictures Limited ALL RIGHTS RESERVED
リアリティエンタメだったら迷わずエンタメを、
説得力ワクワクだったら当然ワクワクを!!
っていう全編通して徹底した変わらぬ香港映画の魂を見せつけられて涙が出た私でした。
ブラボー!!香港映画!!
ブラボー!!ベニー・チャン!!
この映画の監督ベニー・チャンは1990年代、
香港映画が活気があってめちゃくちゃ盛り上がっていた時代から、
ひたすら香港エンタメを撮り続けて牽引してきた若手のホープ。
ニコラスの出世作「ジェネックス・コップ」や、
ニコラスと大御所ジャッキー・チェンが共演した「香港国際警察」なんかもこの方の作品。
香港映画の王道を、常に新しい感性や技術を取り込みながらひた走ってきたベニー・チャン。
残念ながら2020年に58歳で癌で逝去、
この映画が遺作となってしまいました。。。
本当に悔しい(/_;)!!
世界は無常。
これからもっと観たかったのに!
彼はドニー・イェンアンディ・ラウも、ニコラスも、
彼らが一番輝く姿を、一番カッコ良く映る撮り方で、
徹底的に香港映画スタイルを貫いて撮る人でした。
この映画のエンドロールは、香港映画のお約束であるNG集ではなくて、
ベニー・チャンのこの映画の撮影中の姿です。
もう!ここで泣かせるのかよ(/_;)!!
香港映画を愛し、香港映画に人生を懸けたまさに香港の映画人が、また一人消えてしまいました。
いや、こんなしんみりするのはベニー・チャンだって望んでいない!!
私も最後まで、大好きな香港映画をド派手に紹介しなくては!
そう、とにかく最初から最後まで猛ダッシュで突っ走る香港アクション
(C) Emperor Film Production Company Limited Tencent Pictures Culture Media Company Limited Super Bullet Pictures Limited ALL RIGHTS RESERVED
街の真ん中のでっかいビルをめちゃくちゃにしながらドンパチしちゃうオープニングから、
絶対にあとで足を引っ張るどんくさい手下がもちろんいて、
仲間が次々死んでいっても銃撃戦はどんどんド派手に、
一般人をまきこんでの市街戦もなんのその、
いけすかない小物のワルたちはきっちり全員成敗しつつ、
悪役の最後にだってちゃんと美学が。
そう、悪役の死に方にもドラマと美しさをまとわせるのが香港映画!
そこが、ほかのアジア圏のクライムものと違うところなんですよねえ!
そして正義は最後まで正義のままで、
銃撃戦と肉弾戦を絶妙~に織り交ぜながらクライマックスへとぶっ飛ばす!
ある程度のお約束は当たり前、
でもそのお約束を見事に上回ってくるトンデモ展開。
だから壮絶な殺し合いのバトルなのに怖くない!
面白すぎてちょっと笑っちゃうくらいに。
そして子どもは絶対に助けます。心配ないさ~!!
なんでしょうね、最初から最後まで貫くこの熱さ!暑さ?
これについては私は昔から、亜熱帯で一年中暖かく湿気が多いというこの街の気候や湿気や空気感、
そしてただの田舎の港町だった香港イギリス領となるやいなやあっという間にアジアの経済や文化やエンタメのトップに駆け上がるという独自の発展を遂げた特異な歴史からも多大なる影響があると思っていて。
ウォン・カーウァイ「恋する惑星」にハートを撃ち抜かれて、
映画を観た帰りにそのまま香港旅行を予約するという、
若さゆえの瞬発力で香港を旅した私なんですが、
そのときに感じたのはまさに街と人の持つエネルギー
1997年の中国返還を数年後に控えてなんとなく刹那的な空気感もありながら、
いろんな人種がごったになって、言葉も肌の色も服装も、
それから建物も食べ物もファッションも、
陰と陽、光と闇を常に表裏一体でエネルギーがほとばしっている感じ。
歓楽街のど真ん中を飛行機がガンガン飛んでいたり(今は空港が移転したのでその光景は見られなくなりましたが)、
観光客が群れをなすきらびやかな高級ブランドの路面店が立ち並ぶ通りの一本裏には、
決して綺麗とは言えない古い高層アパート同士が通り越しにロープを渡して洗濯物を干していたり、
「恋する惑星」の1シーンを真似して、おしゃれで近未来的な長ーいエスカレーターの前で麺をすすろうとするのん気な日本人観光客の私に屋台の麺を売るのは、あまり小綺麗とは言えない服装の小学生くらいの少女だったり、
ヨーロッパの繁華街のような一角のおしゃれなバーの横の路地ではまさに映画「欲望の街」の主人公たちのようなヤクザとヤンキーの間くらいの若い不良たちが喧嘩していたり、
両替屋が集まるビルではインド人が両替屋のくせに「こっちおいで安いよ」なんてよくわかんない適当な日本語で話しかけてきて店の奥に引っ張られたり(普通の両替でしたが、店によってレートが違うので要注意)。
そんな猥雑な、ごちゃまぜな、なんでもありな街の雰囲気は確実に人々の性格にも映画作りにも大きく影響を与えていると思うのです。
香港映画を色で例えるなら絶対に「赤」
韓国映画「青」
私の個人的なイメージですけど。
韓国韓国で、気候的にもどことなく寒い冬の感じが強かったりもするのですが、
もとは一つの国だったのが二つに分かれてしまった経緯や、つい最近といった感じの朝鮮戦争、そしてそこからつながる一触即発の戦争への危機感なんかもやはりエンタメのカラーなんかに如実に表れるものなんですよね。
今回の「レイジング・ファイア」韓国映画だったら全然違うものになっただろうねと、
ツイッター担当のNさんと話しました。
韓国映画だったらもっとリアルでシビアで、背筋の凍るような「レイジング・ファイア」になっただろうねと。
韓国映画なら妻と子供は死ぬよね、銃撃戦は繁華街じゃなくて倉庫だね、
なんなら正義も死んで終わるよね!(→おおげさなたとえです)
ま、そんな暗さや重さもお約束で韓国映画の面白いところでもあるんですが、
それについてはまた2月25日公開の「声もなく」で思いっきり語ります。
(C) 2020 ACEMAKER MOVIEWORKS & LEWIS PICTURES & BROEDMACHINE & BROCCOLI PICTURES. All Rights Reserved.
これ、マジで面白かったんで!!
・・・・・・で?なんの話??
なんかもう、今回もかなりの長編になっちゃって、そろそろストーリーも全部ネタバレしそうなくらいに語っちゃったんで、このくらいにしておきましょうか(;'∀')
とにかく、これが香港映画だっ!!な、ザ・香港映画です。
もう一度観たい。
何度でも観たい。
・・・・・でももう上映、終わります(-_-;)
え!こんなに語っといて(゚д゚)!!?
そう、「レイジング・ファイア」2月24日で終了なんです。。。
もう、スケジュールがぎゅうぎゅう詰めの渋滞中。
もっとやりたいんですけどどうやっても入んない!
だから、観てください。早めに。マジで。
ほんとは公開前に書きたかったんですが私もリア(現実世界)がバタバタで、観るのが遅くなっちゃったんでブログをあげるのがこんな時期になってしまい。
そしてツイッター担当のNさんから容赦なく「香港映画で書かないわけにはいかないですよね。早くしないと映画終わっちゃいますよ?」とケツをはたかれてしまったので、
夜中にコーヒー飲んでギンギンで書いたらこんなことに。
Nさんのせいだ。(?)
そんなわけで、香港映画となると熱くなりすぎてブレーキがきかなくなる私です。
大長編。
いや、これまでの香港映画の時もだいぶ長編でした。
こんな私にシンパシーを感じてくれた方は今までの香港映画のときのを読んでいただければと思います。
ぜひ、ヲ友達になりましょう( `ー´)ノ


で、実はこのあと、これに続けて2月18日公開の「君が落とした青空」について語っておきたかったんですが。
(C) 2022映画『君が落とした青空』製作委員会
・・・・・・・・え、今回は無理でしょ(;'∀')?
どう考えても長すぎでしょ?
しかも香港映画ヲタからジャニヲタにシフトチェンジ。
大変!
腕が鳴るぞぉーーーーー( `ー´)ノ!(怖っ。)
てことで、それはそれで長くなりそうなんで、別の日にあげることにしました。
なので数日で更新します。
の予定。
珍し!!
・・・・がんばりますので、「変なヤツがいるなあ・・」と、
長~い目で見てそっとしといてやってください。
ちなみにこの映画、2月19日(土)13:10の回終了後に映画の公開記念舞台挨拶の生中継があります!
招待券やポイントフルなどは使えませんが通常料金で入場可能。
こちらも映画と合わせてお楽しみください!
詳しくはこちらhttps://chugeki.jp/news/220210.php

今月、ヲタアンテナが発動する作品ばかりなので大忙しなんです。
しばらくしたらまた静かになりますので!
くだらなくても見放さないでくださいね!!
ほんとだよ!!
絶対ね!!!
約束ね!!!!!(うるさい)


★中劇公式サイト PC→http://www.chugeki.jp/




2022年2月4日金曜日

号泣案件。心にぶっ刺さる『前科者』

こんにちは。
いやぁ~・・・泣きました。
ゴーモリタで号泣。
かっこいいオープニングから、歴代のヒットシングルメドレーでもうすでに泣き始めてるんですけどね!
最後、会場の上から下まで埋め尽くしたペンライトを持つファンをゆっくりと目に焼き付けるように見渡しながら、
いつもと変わらないゆるくて明るいMCを続けるメンバー、
そして思い出話や感謝の言葉なんかで泣かせようとはせずに最後までずっと笑顔で明るく手を振るV6に、号泣。
・・・・・・え?アマゾンプライムですよ?
去年11月1日にグループとしての活動を終えたV6の、解散前最後のツアー「LIVE TOUR V6 Groove」さいたま公演の模様をアマゾンプライムで配信中なので!
もうほんと最近、アマゾンプライムの営業部員のようになっちゃってますけど違います。
気に入った映画などがあると、それに関連するものをもっと摂取したくなるのが私のようなヲタク気質の人たちの生態。
映画『前科者』を観て、
「やっぱりゴーモリタ(森田剛)スゲーー!!まじカッケー!!しびれるーー!!」
ってなって、帰宅後すぐにアマゾンプライムでそのV6ラストライブの映像を観たわけです。
・・・・・前にも観てるけど。
・・・・・なんならそのツアー最終日当日に生配信でもしっかり観て号泣してますけど。
・・・・はい、ゴリゴリの事務所推しですけど何か( `ー´)ノ?
いや、それについてはのちほどゆっくり。

そんなこんなで『前科者』です。
(C) 2021 香川まさひと・月島冬二・小学館/映画「前科者」製作委員会
先週末から上映中。
常連さん、それから年配のお客さんがたくさん観に来てくれていますが、
もっと若い人たちにも観てもらいたいーーーーー(>_<)!!!!
保護司が無償ってことも知らなかったし、
そもそも保護司とはいったいどんな仕事なのかもちゃんと理解していなかった私。
きっと若い人たちも〝保護司が主人公”と言われても私と同じようにあまりピンとこないのでは?
だからこそ観てほしいんですよね!
現在アマゾンプライムで配信されているドラマ版は原作に基づくエピソードになっているのですが、
今回の劇場版はちょっと重めの題材をエンターテインメント作品として昇華させるために、
原作者とも話し合いを重ね、
実際に保護司の仕事をされている24歳の女性にも話を聞き、
「あゝ、荒野」岸善幸監督が脚本を書いて作り上げたオリジナル。
ドラマ版よりもコメディ色は抑え気味ですが、
そのぶんメインの二人の人間ドラマにじっくりと向き合い重厚なエンターテインメントになっています。
犯罪がからむコンテンツではたいてい加害者と被害者、どちらかに焦点を絞った描き方になるものですが、
この映画ではそもそも主人公・阿川は被害者でありながら保護司になり、
元受刑者の工藤は被害者でも加害者でもあるという複雑な過去を持っていることもあり、
どの人物に対しても対等に、
クールとまではいかないもののあくまである程度の距離をもって淡々とそれぞれのエピソードを綴っていきます。
全くブレない強い意志で保護司という仕事を選んだ主人公と、
犯罪者であるという事実は変えられないけれど真面目で実直な元受刑者の、
それぞれに背負う暗い過去やせつない背景が徐々に明らかになっていくたびに、
やるせない気持ちで胸が苦しくなりました。
途中からもうずっと泣きっぱなし。
ネタバレをせずにこの映画の感想を語るのはとても難しいのですが、
それぞれが背負う重い過去は、
のほほんと暮らしてきた私のような人間には到底理解のできないことで、
きっと本当の意味での恨みや憎しみや苦しさなんて私には想像もつかないことなのだろうと思うと同時に、
それでもこんな家族も親子も世の中にはたくさんいて、
だけどほかの人たちには見えていないという現実に衝撃を受けました。
世の中の犯罪や悲しい出来事は全部が全部それが原因ではないにしても、
自分がたぶん〝普通”だと思っている人たちには考えも及ばないような現実のなかでもがき苦しむ人たちのことには気づきもしないまま、
ただ犯罪は犯罪として、単なる事実としてニュースなんかで知るだけのものだったんだなと
いうことを知り、
そしてだからこそ保護司という仕事のこともろくに知らなかったのであろう自分がなんて無知だったんだと思い知らされます。
犯した罪を償って刑期を終え、静かに自動車整備の仕事に打ち込む元受刑者・工藤と、
彼を見守り支えていこうとする保護司・阿川佳代の姿を、
温かくそして淡々と映し出す映像を、なんならただこのままずっと見ていてもいいと思えるくらいに心にしみる穏やかな前半。
そのままNHKのドキュメンタリーにでも使えそうなくらいに、
静かな街の風景になじみリアルにそこに暮らす人たちとしてその場に佇む二人の姿は、
まるで自分がその近所に住んでいるような感覚が起こるほどナチュラル。
小さな町の古い一軒家に暮らし、地味な服装にメガネをかけたひっつめ髪の主人公は、
どうやっても他の女優さんでは醸し出せないと思えるほどに有村架純にピッタリで、
ちょっと抜けてるのに芯の強さが垣間見える微妙な役柄を驚くほど自然に自分のものにしているし、
無造作な短髪に生気の無い暗い表情で黙々と牛丼を食べる元受刑者の姿は、
スポットライトを浴びて歌い踊るアイドルの姿とは遠くかけ離れた全く別の世界に生きる、この世の底辺しか知らない人間のまさにそれで、
艶も無く乾いて疲れた中年の顔はもう完全に〝役者・森田剛”だったのでその時点でこれはすごい作品になると確信した私でした。
作品じたい、派手ではないし万人受けしないかもしれない。
でもこの映画は観た人の心を大きく揺さぶる作品だし、
出演者もきっとこのあとずっと代表作として名前の残る作品になるはず。
メインの二人を取り巻く共演者たちも見事。
リリー・フランキーはまさにリリー・フランキーだったし、
出演シーンは少なくても木村多江はリアリティしかない弁護士で、
すっかり主人公・阿川の心の支えとなった元受刑者・みどりを演じる石橋静河宇野祥平北村有起哉などドラマ版からのキャストも脇でとても良い味を出しています。
そしてとにかくこの映画のキーとなる人物が二人。
事件の捜査で再会する主人公の同級生・刑事の滝本を数年前から私がゴリ推ししている磯村勇斗が、
森田剛演じる工藤の前に現れる謎の男を若葉竜也が演じています。
うぅぅ・・・どちらももっと詳しく語りたいのですが絶対にネタバレ無しのまま映画を観てほしいのでここでは言えません(>_<)!!
今、こうやって書いているだけでも泣きそうだけど!!
仮面ライダーゴーストのころから私が「好きー!絶対くるよ!見てて、絶対くるから3年後!!」と騒ぎ続けてほんとに大ブレイクした磯村勇斗の、
凛としていて複雑な、強い気持ちの裏に見え隠れする弱さを表現する演技に、
「よしよし、これこれ!まだまだくるよーーー!」
と心で叫んだ私です。
(C) 2021 香川まさひと・月島冬二・小学館/映画「前科者」製作委員会
彼と有村架純が並んでいると、もうすっかりあの朝ドラの世界にワープしてしまいそうになるんですが、
この映画のなかでは二人があの「ひよっこ」のようにほんわかとしたラブラブな雰囲気では進まないことがすぐにわかってしまいます。
それが哀しい。。。
そして最近、「台風家族」「愛がなんだ」「明け方の若者たち」のスピンオフ作品など話題作にひっぱりだこで、どの作品でもナチュラルなのに強い印象を残す若葉竜也はさすがの芝居!
作品ごとに全く違った強烈な存在感を放つ若葉竜也と、
哀しき殺人鬼を怪演した映画「ヒメアノール」で観る人すべてをドン引きさせた森田剛
この二人だけの部屋でのやりとりは、
観ているこちらも息をのむほどのせつなく苦しいシーンでしたが、
怪物二人の圧巻の演技に涙止まらず。
(C) 2021 香川まさひと・月島冬二・小学館/映画「前科者」製作委員会
このあたりから私はもうずっと泣いてました。
「お願い!やめて!この二人をどうかもう解放して!!」
と心のなかで叫びながら、止まらない涙をティッシュで拭い続けました。
・・・って、このままだと内容もがっつり話してしまいそうになるのでやめておきます!
いろいろあって最後、今度は有村架純森田剛のクライマックス。
この人たち、すごい・・・・。
二人の心が通うのを、観ている我々も深く実感するシーンです。
病室でのシーンなんですが、ここは森田剛がどうしても腑に落ちないところがあったため監督に相談したそうです。
そしてそれが採用に。
森田剛本人も基本的に口数も少ないし、演技の現場では自分から意見することはあまりなくその場や監督にすべてをゆだねるタイプなのですが、
そのシーンのことや工藤が補聴器をかけているという設定など、
この作品では自分からいくつか相談や提案をしたようですよ。
たしかに、どちらも説得力のある良い修正だったと思います。
素晴らしいシーンなので、ティッシュ必須でご覧くださいね!
映画を観終わったあと、牛丼が食べたくなります。
この作品での牛丼は、ドラマ版でもそうでしたがとても重要なポイントになる食べ物。
映画版でもたびたび登場しますが、
森田剛演じる工藤が出所して保護司・阿川のもとを初めて訪ねる日や、
お話がターニングポイントを迎える直前のとても素敵なシーンにも出てきます。
二人が笑いあう、あの笑顔が忘れられません。
(C) 2021 香川まさひと・月島冬二・小学館/映画「前科者」製作委員会
ものすごく余談ですが、どうしても言わずにはいられないので言いますね。
いつも笑顔の人もとても素敵なのですが、
なぜか、ふだんあんまり笑わない、なんならいつも怒っている?とこちらが気を遣っちゃうような、接し方がわからなくなっちゃうような人物がふいに見せる笑顔に心を掴まれることってありません??
それがこの映画の中の森田剛であり、映画を離れたときの森田剛本人でもあるんです。
映画の中では、ほかの誰にも心を開かず、眉間に皺を寄せてこの世のすべてを諦めているかのような工藤が、保護司阿川という信頼できる人間に出会えてやっとほんの少しだけ心を開いた瞬間に見せた笑顔に、思いっきり心を鷲掴みされます。
そしてそれは、そもそも森田剛本人が、どちらかというとそういうタイプの人で、
たぶん彼のことをよく知らない人たちからは「感じ悪い」とか「怖い」などとかなりの誤解をされがちだと思うのですが(たしかに若い頃は見た目も中身もヤンチャで周囲も手を焼いたらしいですが)、
それは口下手や不器用な性格からくるもので意外なことに本来の彼は実はものすごく真面目な努力家。
ヲタクの間ではかなり有名な、ジャニーズ事務所の怖ーい振付師の方が「ああ見えて最初のころからずっと、一番きっちりしてるのが剛!とにかく真面目!」と言っているくらい。
きっと、自分が大切にしている人たちと、自分のことを大切に思ってくれる人たちさえわかってくれればいいと思ってるんだろうな。
彼の言葉にも行動にも嘘が無い。
本当に信頼できる仲間、そしてずっと応援してくれるファンの前でだけ、
子犬のような無邪気な笑顔で笑う人なんです。
この映画の宣伝で出演したトーク番組で、岸監督若葉竜也から
「どうしてジャニーズ事務所に?」と質問されていました。
たぶん、素直にそう思ったんでしょうね。
それに対して「学校も、ずっと続けてたサッカーも、なんとなくすべてに飽きてしまって、そんなときにたまたまオーディションを受けることになって、そのまま・・・」と答えた彼。
するとすかさず若葉竜也「それは、飽きなかったんですか?」と。
ナイスクエスチョン!
「飽きなかったんですよね。。。毎日、違う現場に行って刺激があって、楽しくて・・・」
と迷わず答えた森田剛
それを見てなぜか涙ぐむ私。このごろ涙腺弱くて(:_;)!
そうだよね、26年間続けるって、簡単なことじゃない。
そうか、ちゃんと楽しかったんだ!
やっぱり、時折見せる子犬のような笑顔はほんとだったんだ!
なんか、それが聞けただけでもう大満足。
インタビューやトーク番組ではあまり笑いもしないでぶっきらぼうな感じだけど、
「学校へ行こう!」で中学生と絡むときはいつも楽しそうに笑ってて、
そのギャップにキュンときたんだよなあ・・・。
で?なんでしたっけ??
そう、そういう人の不意に見せる笑顔にズキュンとやられちゃうんだよねー( *´艸`)
って話。
ほんと余談でしたね。。。
アマゾンプライムでは、これまでのV6のLIVEが配信されているし、
2020年にデビュー25周年を迎えたV6に密着したドキュメンタリー「RIDE ON TIME」
(シーズン3,No.18~22)も配信中。
アマプラがちょっと敷居が高いという方は、youtubeでもV6のコンサートの裏側に密着したドキュメンタリーなんかがちゃんと公式で見られるようになってます。
コンサートでの、楽しそうに歌い踊る姿や、
舞台裏でメンバーとふざけあったりリラックスした表情で笑う姿も見てほしいなあ。。。
横顔の美しさや、何かの拍子にふと緊張感がほどけたときに見せる笑顔の優しさに眩暈がします。
ほんと、カッコいいですよ(´ー`)
そして「本気で役者をやりたいと言って出た(事務所を)ので、きちんとやらないとと思っている」と語った彼の覚悟と強い意志は、この映画を観た人には確実に伝わるはず。
本当に、本気で役者をやりたいと思ったんだろうなとこちらに真っすぐ伝わってくる圧巻の芝居でした。
いい顔してます。
心が震えるとは、こういうこと。
あ、帰りにラーメン食べるのもいいな。
ラーメンもこの映画の大事なキーワード。
いつか、佳代ちゃん工藤が一緒にラーメンを食べられますようにと願わずにはいられない。
この映画では何度も「食べる」シーンが出てきます。
「誰かと一緒にごはんを食べる」
そんななにげないことがきっととても素晴らしいことなんだと思える。
たくさんの人とワイワイやったり、外でおいしいものを思いっきり食べるなんてことがやりにくくなってしまっているご時世ですが、
大切な人と小さな食卓を囲むことができる幸せをかみしめながら、
なんでもない日々を重ねることの素晴らしさを感じて過ごしたいものですね。
公式サイトhttps://zenkamono-movie.jp/


そんなわけで、またしても熱がこもりすぎて長編に(;'∀')
えっと、今回のブログのタイトルは「孤高のアイドル・ゴーモリタから役者・森田剛へ」でしたっけ?
それとも「役者・森田剛 その高みへ」でした?
結果、古参のジャニヲタによるアイドル論みたいになってしまいましたが、
この映画を語るうえで、どうしても避けては通れない森田剛という役者について、
僭越ながらジャニヲタ歴〇十年の私が熱い思いを持って書かせていただきました。
今、気がつきましたが、役者・森田剛を語るのに、実は彼が演劇界ではものすごく注目を集めているモンスターであること(蜷川幸雄宮本亜門岩松了など錚々たる顔ぶれの演劇人から評価を受けている)なんかに全く触れずにシンプルにアイドル論で暑苦しく押し切っている自分の文章に愕然としています。
仕方ないですよね、私の専攻は「演劇」ではなく「映画」「アイドル」なんで!
そして根っからのヲタク気質のせいで、この「前科者」を観たあとV6森田剛を見たくなっただけでなく、
有村架純がかわいすぎた大好きなドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」をもう一度1話目から見直しているのでまたしても寝るのが1時2時になってしまっているのがキツイ・・・。
でもヲタクは楽しい(*‘∀‘)!
こんな調子でやっています♪
今月も猛ダッシュでいきますよー!!!
なんと来週はこちらも私のヲタク度マックスな香港映画「レイジング・ファイア」があり、
(C) Emperor Film Production Company Limited Tencent Pictures Culture Media Company Limited Super Bullet Pictures Limited ALL RIGHTS RESERVED

その次の週はまたまた待ってましたのジャニーズ系「君が落とした青空」があり、
(C) 2022映画『君が落とした青空』製作委員会

その次の週はこれまた語り始めると長くなる韓国映画「声もなく」
(C) 2020 ACEMAKER MOVIEWORKS & LEWIS PICTURES & BROEDMACHINE & BROCCOLI PICTURES. All Rights Reserved.

そして急に日にちが決まってしまったマット・デイモン主演「スティル・ウォーター」まで!
(C) 2021 Focus Features, LLC.
2月はマジでてんてこ舞い!!
全部は書ける自信が無い・・・・(-_-;)
とりあえず、ちゃんと観るだけは観ますので、
体力と気力が保てたら書いていきます。
最近、お風呂に入ったあとお酒飲まなくても気が付くと寝落ちでリビングに転がっている私。
体力の限界( ゚Д゚)!
無理はしません。
免疫が落ちると病魔が入ってきちゃいますからね。
みなさんも、自分の体のことは自分が気を付けてあげなきゃいけませんからね(どの口が言ってる!)。
体調管理に気をつけて、このなにかとしんどいシーズンをのりきっていきましょう!


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