いやぁ~・・・泣きました。
ゴーモリタで号泣。
かっこいいオープニングから、歴代のヒットシングルメドレーでもうすでに泣き始めてるんですけどね!
最後、会場の上から下まで埋め尽くしたペンライトを持つファンをゆっくりと目に焼き付けるように見渡しながら、
いつもと変わらないゆるくて明るいMCを続けるメンバー、
そして思い出話や感謝の言葉なんかで泣かせようとはせずに最後までずっと笑顔で明るく手を振るV6に、号泣。
・・・・・・え?アマゾンプライムですよ?
去年11月1日にグループとしての活動を終えたV6の、解散前最後のツアー「LIVE TOUR V6 Groove」さいたま公演の模様をアマゾンプライムで配信中なので!
もうほんと最近、アマゾンプライムの営業部員のようになっちゃってますけど違います。
気に入った映画などがあると、それに関連するものをもっと摂取したくなるのが私のようなヲタク気質の人たちの生態。
映画『前科者』を観て、
「やっぱりゴーモリタ(森田剛)スゲーー!!まじカッケー!!しびれるーー!!」
ってなって、帰宅後すぐにアマゾンプライムでそのV6ラストライブの映像を観たわけです。
・・・・・前にも観てるけど。
・・・・・なんならそのツアー最終日当日に生配信でもしっかり観て号泣してますけど。
・・・・はい、ゴリゴリの事務所推しですけど何か( `ー´)ノ?
いや、それについてはのちほどゆっくり。
そんなこんなで『前科者』です。
(C) 2021 香川まさひと・月島冬二・小学館/映画「前科者」製作委員会
先週末から上映中。
常連さん、それから年配のお客さんがたくさん観に来てくれていますが、
もっと若い人たちにも観てもらいたいーーーーー(>_<)!!!!
保護司が無償ってことも知らなかったし、
そもそも保護司とはいったいどんな仕事なのかもちゃんと理解していなかった私。
きっと若い人たちも〝保護司が主人公”と言われても私と同じようにあまりピンとこないのでは?
だからこそ観てほしいんですよね!
現在アマゾンプライムで配信されているドラマ版は原作に基づくエピソードになっているのですが、
今回の劇場版はちょっと重めの題材をエンターテインメント作品として昇華させるために、
原作者とも話し合いを重ね、
実際に保護司の仕事をされている24歳の女性にも話を聞き、
「あゝ、荒野」の岸善幸監督が脚本を書いて作り上げたオリジナル。
ドラマ版よりもコメディ色は抑え気味ですが、
そのぶんメインの二人の人間ドラマにじっくりと向き合い重厚なエンターテインメントになっています。
犯罪がからむコンテンツではたいてい加害者と被害者、どちらかに焦点を絞った描き方になるものですが、
この映画ではそもそも主人公・阿川は被害者でありながら保護司になり、
元受刑者の工藤は被害者でも加害者でもあるという複雑な過去を持っていることもあり、
どの人物に対しても対等に、
クールとまではいかないもののあくまである程度の距離をもって淡々とそれぞれのエピソードを綴っていきます。
全くブレない強い意志で保護司という仕事を選んだ主人公と、
犯罪者であるという事実は変えられないけれど真面目で実直な元受刑者の、
それぞれに背負う暗い過去やせつない背景が徐々に明らかになっていくたびに、
やるせない気持ちで胸が苦しくなりました。
途中からもうずっと泣きっぱなし。
ネタバレをせずにこの映画の感想を語るのはとても難しいのですが、
それぞれが背負う重い過去は、
のほほんと暮らしてきた私のような人間には到底理解のできないことで、
きっと本当の意味での恨みや憎しみや苦しさなんて私には想像もつかないことなのだろうと思うと同時に、
それでもこんな家族も親子も世の中にはたくさんいて、
だけどほかの人たちには見えていないという現実に衝撃を受けました。
世の中の犯罪や悲しい出来事は全部が全部それが原因ではないにしても、
自分がたぶん〝普通”だと思っている人たちには考えも及ばないような現実のなかでもがき苦しむ人たちのことには気づきもしないまま、
ただ犯罪は犯罪として、単なる事実としてニュースなんかで知るだけのものだったんだなと
いうことを知り、
そしてだからこそ保護司という仕事のこともろくに知らなかったのであろう自分がなんて無知だったんだと思い知らされます。
犯した罪を償って刑期を終え、静かに自動車整備の仕事に打ち込む元受刑者・工藤と、
彼を見守り支えていこうとする保護司・阿川佳代の姿を、
温かくそして淡々と映し出す映像を、なんならただこのままずっと見ていてもいいと思えるくらいに心にしみる穏やかな前半。
そのままNHKのドキュメンタリーにでも使えそうなくらいに、
静かな街の風景になじみリアルにそこに暮らす人たちとしてその場に佇む二人の姿は、
まるで自分がその近所に住んでいるような感覚が起こるほどナチュラル。
小さな町の古い一軒家に暮らし、地味な服装にメガネをかけたひっつめ髪の主人公は、
どうやっても他の女優さんでは醸し出せないと思えるほどに有村架純にピッタリで、
ちょっと抜けてるのに芯の強さが垣間見える微妙な役柄を驚くほど自然に自分のものにしているし、
無造作な短髪に生気の無い暗い表情で黙々と牛丼を食べる元受刑者の姿は、
スポットライトを浴びて歌い踊るアイドルの姿とは遠くかけ離れた全く別の世界に生きる、この世の底辺しか知らない人間のまさにそれで、
艶も無く乾いて疲れた中年の顔はもう完全に〝役者・森田剛”だったのでその時点でこれはすごい作品になると確信した私でした。
作品じたい、派手ではないし万人受けしないかもしれない。
でもこの映画は観た人の心を大きく揺さぶる作品だし、
出演者もきっとこのあとずっと代表作として名前の残る作品になるはず。
メインの二人を取り巻く共演者たちも見事。
リリー・フランキーはまさにリリー・フランキーだったし、
出演シーンは少なくても木村多江はリアリティしかない弁護士で、
すっかり主人公・阿川の心の支えとなった元受刑者・みどりを演じる石橋静河や宇野祥平、北村有起哉などドラマ版からのキャストも脇でとても良い味を出しています。
そしてとにかくこの映画のキーとなる人物が二人。
事件の捜査で再会する主人公の同級生・刑事の滝本を数年前から私がゴリ推ししている磯村勇斗が、
森田剛演じる工藤の前に現れる謎の男を若葉竜也が演じています。
うぅぅ・・・どちらももっと詳しく語りたいのですが絶対にネタバレ無しのまま映画を観てほしいのでここでは言えません(>_<)!!
今、こうやって書いているだけでも泣きそうだけど!!
仮面ライダーゴーストのころから私が「好きー!絶対くるよ!見てて、絶対くるから3年後!!」と騒ぎ続けてほんとに大ブレイクした磯村勇斗の、
凛としていて複雑な、強い気持ちの裏に見え隠れする弱さを表現する演技に、
「よしよし、これこれ!まだまだくるよーーー!」
と心で叫んだ私です。
(C) 2021 香川まさひと・月島冬二・小学館/映画「前科者」製作委員会
彼と有村架純が並んでいると、もうすっかりあの朝ドラの世界にワープしてしまいそうになるんですが、
この映画のなかでは二人があの「ひよっこ」のようにほんわかとしたラブラブな雰囲気では進まないことがすぐにわかってしまいます。
それが哀しい。。。
そして最近、「台風家族」「愛がなんだ」や「明け方の若者たち」のスピンオフ作品など話題作にひっぱりだこで、どの作品でもナチュラルなのに強い印象を残す若葉竜也はさすがの芝居!
作品ごとに全く違った強烈な存在感を放つ若葉竜也と、
哀しき殺人鬼を怪演した映画「ヒメアノール」で観る人すべてをドン引きさせた森田剛。
この二人だけの部屋でのやりとりは、
観ているこちらも息をのむほどのせつなく苦しいシーンでしたが、
怪物二人の圧巻の演技に涙止まらず。
(C) 2021 香川まさひと・月島冬二・小学館/映画「前科者」製作委員会
このあたりから私はもうずっと泣いてました。
「お願い!やめて!この二人をどうかもう解放して!!」
と心のなかで叫びながら、止まらない涙をティッシュで拭い続けました。
・・・って、このままだと内容もがっつり話してしまいそうになるのでやめておきます!
いろいろあって最後、今度は有村架純と森田剛のクライマックス。
この人たち、すごい・・・・。
二人の心が通うのを、観ている我々も深く実感するシーンです。
病室でのシーンなんですが、ここは森田剛がどうしても腑に落ちないところがあったため監督に相談したそうです。
病室でのシーンなんですが、ここは森田剛がどうしても腑に落ちないところがあったため監督に相談したそうです。
そしてそれが採用に。
森田剛本人も基本的に口数も少ないし、演技の現場では自分から意見することはあまりなくその場や監督にすべてをゆだねるタイプなのですが、
そのシーンのことや工藤が補聴器をかけているという設定など、
この作品では自分からいくつか相談や提案をしたようですよ。
たしかに、どちらも説得力のある良い修正だったと思います。
素晴らしいシーンなので、ティッシュ必須でご覧くださいね!
映画を観終わったあと、牛丼が食べたくなります。
この作品での牛丼は、ドラマ版でもそうでしたがとても重要なポイントになる食べ物。
映画版でもたびたび登場しますが、
森田剛演じる工藤が出所して保護司・阿川のもとを初めて訪ねる日や、
お話がターニングポイントを迎える直前のとても素敵なシーンにも出てきます。
二人が笑いあう、あの笑顔が忘れられません。
(C) 2021 香川まさひと・月島冬二・小学館/映画「前科者」製作委員会
ものすごく余談ですが、どうしても言わずにはいられないので言いますね。
いつも笑顔の人もとても素敵なのですが、
なぜか、ふだんあんまり笑わない、なんならいつも怒っている?とこちらが気を遣っちゃうような、接し方がわからなくなっちゃうような人物がふいに見せる笑顔に心を掴まれることってありません??
それがこの映画の中の森田剛であり、映画を離れたときの森田剛本人でもあるんです。
それがこの映画の中の森田剛であり、映画を離れたときの森田剛本人でもあるんです。
映画の中では、ほかの誰にも心を開かず、眉間に皺を寄せてこの世のすべてを諦めているかのような工藤が、保護司の阿川という信頼できる人間に出会えてやっとほんの少しだけ心を開いた瞬間に見せた笑顔に、思いっきり心を鷲掴みされます。
そしてそれは、そもそも森田剛本人が、どちらかというとそういうタイプの人で、
たぶん彼のことをよく知らない人たちからは「感じ悪い」とか「怖い」などとかなりの誤解をされがちだと思うのですが(たしかに若い頃は見た目も中身もヤンチャで周囲も手を焼いたらしいですが)、
それは口下手や不器用な性格からくるもので意外なことに本来の彼は実はものすごく真面目な努力家。
ヲタクの間ではかなり有名な、ジャニーズ事務所の怖ーい振付師の方が「ああ見えて最初のころからずっと、一番きっちりしてるのが剛!とにかく真面目!」と言っているくらい。
きっと、自分が大切にしている人たちと、自分のことを大切に思ってくれる人たちさえわかってくれればいいと思ってるんだろうな。
彼の言葉にも行動にも嘘が無い。
本当に信頼できる仲間、そしてずっと応援してくれるファンの前でだけ、
子犬のような無邪気な笑顔で笑う人なんです。
この映画の宣伝で出演したトーク番組で、岸監督と若葉竜也から
「どうしてジャニーズ事務所に?」と質問されていました。
たぶん、素直にそう思ったんでしょうね。
それに対して「学校も、ずっと続けてたサッカーも、なんとなくすべてに飽きてしまって、そんなときにたまたまオーディションを受けることになって、そのまま・・・」と答えた彼。
するとすかさず若葉竜也が「それは、飽きなかったんですか?」と。
ナイスクエスチョン!
「飽きなかったんですよね。。。毎日、違う現場に行って刺激があって、楽しくて・・・」
と迷わず答えた森田剛。
それを見てなぜか涙ぐむ私。このごろ涙腺弱くて(:_;)!
そうだよね、26年間続けるって、簡単なことじゃない。
そうか、ちゃんと楽しかったんだ!
やっぱり、時折見せる子犬のような笑顔はほんとだったんだ!
なんか、それが聞けただけでもう大満足。
インタビューやトーク番組ではあまり笑いもしないでぶっきらぼうな感じだけど、
「学校へ行こう!」で中学生と絡むときはいつも楽しそうに笑ってて、
そのギャップにキュンときたんだよなあ・・・。
で?なんでしたっけ??
そう、そういう人の不意に見せる笑顔にズキュンとやられちゃうんだよねー( *´艸`)
って話。
ほんと余談でしたね。。。
アマゾンプライムでは、これまでのV6のLIVEが配信されているし、
2020年にデビュー25周年を迎えたV6に密着したドキュメンタリー「RIDE ON TIME」
(シーズン3,No.18~22)も配信中。
アマプラがちょっと敷居が高いという方は、youtubeでもV6のコンサートの裏側に密着したドキュメンタリーなんかがちゃんと公式で見られるようになってます。
コンサートでの、楽しそうに歌い踊る姿や、
舞台裏でメンバーとふざけあったりリラックスした表情で笑う姿も見てほしいなあ。。。
横顔の美しさや、何かの拍子にふと緊張感がほどけたときに見せる笑顔の優しさに眩暈がします。
ほんと、カッコいいですよ(´ー`)
そして「本気で役者をやりたいと言って出た(事務所を)ので、きちんとやらないとと思っている」と語った彼の覚悟と強い意志は、この映画を観た人には確実に伝わるはず。
本当に、本気で役者をやりたいと思ったんだろうなとこちらに真っすぐ伝わってくる圧巻の芝居でした。
いい顔してます。
心が震えるとは、こういうこと。
あ、帰りにラーメン食べるのもいいな。
ラーメンもこの映画の大事なキーワード。
いつか、佳代ちゃんと工藤が一緒にラーメンを食べられますようにと願わずにはいられない。
この映画では何度も「食べる」シーンが出てきます。
「誰かと一緒にごはんを食べる」
そんななにげないことがきっととても素晴らしいことなんだと思える。
たくさんの人とワイワイやったり、外でおいしいものを思いっきり食べるなんてことがやりにくくなってしまっているご時世ですが、
大切な人と小さな食卓を囲むことができる幸せをかみしめながら、
なんでもない日々を重ねることの素晴らしさを感じて過ごしたいものですね。
そんなわけで、またしても熱がこもりすぎて長編に(;'∀')
えっと、今回のブログのタイトルは「孤高のアイドル・ゴーモリタから役者・森田剛へ」でしたっけ?
それとも「役者・森田剛 その高みへ」でした?
結果、古参のジャニヲタによるアイドル論みたいになってしまいましたが、
この映画を語るうえで、どうしても避けては通れない森田剛という役者について、
僭越ながらジャニヲタ歴〇十年の私が熱い思いを持って書かせていただきました。
今、気がつきましたが、役者・森田剛を語るのに、実は彼が演劇界ではものすごく注目を集めているモンスターであること(蜷川幸雄、宮本亜門、岩松了など錚々たる顔ぶれの演劇人から評価を受けている)なんかに全く触れずにシンプルにアイドル論で暑苦しく押し切っている自分の文章に愕然としています。
仕方ないですよね、私の専攻は「演劇」ではなく「映画」&「アイドル」なんで!
そして根っからのヲタク気質のせいで、この「前科者」を観たあとV6の森田剛を見たくなっただけでなく、
有村架純がかわいすぎた大好きなドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」をもう一度1話目から見直しているのでまたしても寝るのが1時2時になってしまっているのがキツイ・・・。
でもヲタクは楽しい(*‘∀‘)!
こんな調子でやっています♪
今月も猛ダッシュでいきますよー!!!
なんと来週はこちらも私のヲタク度マックスな香港映画「レイジング・ファイア」があり、
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その次の週はまたまた待ってましたのジャニーズ系「君が落とした青空」があり、
(C) 2022映画『君が落とした青空』製作委員会
その次の週はこれまた語り始めると長くなる韓国映画「声もなく」、
(C) 2020 ACEMAKER MOVIEWORKS & LEWIS PICTURES & BROEDMACHINE & BROCCOLI PICTURES. All Rights Reserved.
そして急に日にちが決まってしまったマット・デイモン主演「スティル・ウォーター」まで!
(C) 2021 Focus Features, LLC.
2月はマジでてんてこ舞い!!
全部は書ける自信が無い・・・・(-_-;)
とりあえず、ちゃんと観るだけは観ますので、
体力と気力が保てたら書いていきます。
最近、お風呂に入ったあとお酒飲まなくても気が付くと寝落ちでリビングに転がっている私。
体力の限界( ゚Д゚)!
無理はしません。
免疫が落ちると病魔が入ってきちゃいますからね。
みなさんも、自分の体のことは自分が気を付けてあげなきゃいけませんからね(どの口が言ってる!)。
体調管理に気をつけて、このなにかとしんどいシーズンをのりきっていきましょう!
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