2023年9月29日金曜日

秋の大人映画、豊作どころかぎゅうぎゅう詰め!

こんにちは。
急~に秋!!
数日前まで冷房つけて半袖で寝てたのに!
いきなり「寒っ(;゚Д゚)!!」
で、長袖着て布団かぶって寝ましたよね。
涼しくなるのはいいけど、もうちょっと余韻!!
心の準備したかった・・・・
さよなら夏・・・・・(何もしてないけど)。

そんなこんなで、4年ぶりに10台もの山車が出て太鼓の音が街中に響いた秋祭りも終わり、
盛岡も本格的な秋です。
大通りの山車のパレードを、一人涙ぐみながら(秋祭り、大好きなんですよ!観てるとなんか、泣けてくる。。。)観ている私に「あれ!ちょっと!何してんの!?」と声をかけてきた友人が何人か。
私にもまだ友だちがいたんですね。(よかったです)
「このあと年下の映画ヲタクの恋人(女子)と飲むのよね、その時間までパレード観てるのよ」と言った私に、みんな苦笑いで手を振って去っていきました。。。
え・・・・いいじゃん!一人でパレード観たって!!
そして飲ませてよ、たまには外で!
この世はしんどいことだらけなんだからさぁ!(何があった)
ひととき、マニアックな映画の話でもして酔わせてよ!(好きにしましょう)
というわけで、ヲタクの秋。
〝推し事”に精が出る季節です。
マニアックな映画だらけのシーズン突入ですよ!
でっかい映画ばかりの夏をおとなしく家で過ごしていた映画ヲタクよ、出でよ!!
楽しむのじゃ!!

まずはこちら。
「車線変更 キューポラを見上げて」

ちょっと地味?
真面目そう?
たしかにそんな感じのする映画ですよね。
でもこれ、良い映画でしたよ~(´ー`)
2019年にはほとんどの撮影を終えていたこの映画。
そこに降りかかったのは世界中を恐怖に陥れた新型コロナウィルス
この映画も製作をストップせざるを得ない状況になりました。
そんな前も見えないようなコロナ禍を経て、地元・川口市の市民の支えもありやっと去年、完成を迎えた作品です。
イケイケで賞金王を狙える位置にいるオートレーサーの、若くてエネルギッシュなイケメン主人公。
美人でちゃきちゃきした恋人もいてね、もうねえ、勝ち組ですよ。
そんな彼がある日、練習中の接触事故で大けがをし、障がいを負ってしまいます。
日常生活すら一人ではままならない状態になったことがどうしても受け止めきれずに自暴自棄になる若者の姿に胸がしめつけられます。
家族には当たり散らし、
こんな自分には彼女を幸せにはできないと恋人とも別れ、
まさに絶望の淵。
そして渋々歩き始めた新しい道でも次から次といろんなことが。
わかる!わかるよ!
嫌々やってるとすべてが気にくわないし、「なんで自分が」「どうしてこうなる」そんなことばかりで何もかもがうまくいかないんですよね。
だけど、そんなときにひねくれて後ろばかり見るのをいったんやめてゆっくり周りを見渡すと、
すべてがうまくいってた時には全く気がつかなかったいろんなことに気付かされます。
それは障がいの有無に関わらず誰でもそう。
それまで気にも留めたこともなかったことに気が付くと、そこからはまた別の世界が広がっています。
この映画は、そんな身体だけでなく、知的や国籍などさまざまな障がいを抱える人たちと出会い、世界を広げていくことで、人として少しずつ成長していく主人公の姿を見守ります。
1962年に公開された吉永小百合主演の映画『キューポラのある町』で有名になった鋳物の街・埼玉県川口市を舞台に、
障がいを持った青年とそれを支える家族や周囲の人々を見つめる人間ドラマ。
映画のサブタイトルに「キューポラを見上げて」と入っているところからも、
この川口市がいかに映画『キューポラのある町』に影響を受けているのか、大事にしているのかが伝わってきますよね。
この映画のなかでも、映画『キューポラのある町』へのリスペクトを感じる部分がいくつもありました。
そもそも、主人公の父親が鋳物職人という設定からも「あぁ、もうそこからオマージュなのか!」とニマニマしてしまった私でしたが、
不慮の事故で障がいを負ってしまうことや、
川口市のもう一つのシンボルでもあるオートレースが出てくること、
在日朝鮮人の問題にも触れていることなど、
『キューポラのある町』に繋がるコンテンツがたくさん散りばめられているので、
『キューポラのある町』が大好き!という方だけでなく、観たことあるわ~って方ならそういう角度からも楽しめる作品になってます。

ほかにも、オートレースの裏側や、高齢化と後継者不足に悩む鋳物産業を取り巻く現状
そしてパラスポーツの世界なんかを覗き見つつ、
障がいを持つ人々を特別扱いせず私たちと同じ場所にいる当たり前の存在として描き、
あくまでも人生を切り拓いていく主人公のバックグラウンドとして映し出しているのも興味深い。
私たちもどうしても、障がいを持つ方たちに対して必要以上に身構えたり、
過剰に気を遣ってしまったりしがちなんですが、
〝寄り添って見守る”ということを心掛けたいなと思いました。
鋳物の街・川口を支えるお父さんたちにもさりげなく変化が訪れるのもうまいですね。
主人公はもちろん、その家族も恋人も〝車線変更”
〝車線変更”というタイトルに沿って、人生の車線変更を余儀なくされた人々をあたたかい目線で見つめる作品です。
しかも、なにげにキャストが豪華で驚きます。
10月1日舞台挨拶で中劇に来てくださることになった村上弘明さんだけでなく、
主人公の母親役にはこの作品が遺作となった岡江久美子さん
映画館のスクリーンで、あの溌溂とした素敵な笑顔がまた観られます。
さらに、平泉成寺田農藤田朋子黒田福美・・・
周囲の人々がこのメンツ!

このくらいのキャストだと、それぞれのキャラクターがわかりやすくて良いですよね!
奇想天外でハラハラドキドキ!って作品ではありませんが、
私くらいのオバチャンになると、わけもなく自身満々でエネルギーが有り余っちゃってる感じの若くてイケイケなこの映画の主人公みたいな時期も通り過ぎてきたのでそんな自分がもし障がいを持ったら・・・と思ったり、
自分の恋人がこんなふうに事故で障がいを持ってしまったら・・・とか、
もちろん母親目線で「自分の息子が障いを持ったら・・・」ていうのもリアルだし、
いろんな角度からたくさんのことを考えさせられる映画でした。
そして10月1日(日)、なんと村上弘明さんが中劇に舞台挨拶に来て下さることになったのです!!

ライブビューイングじゃないよ、本物ですよ!!
岩手が誇るイケオジです!
映画のなかでも、川口の鋳物工場にこんな渋いイケオジがいるのか!?まさか!!
ってくらいに、汚れた作業着でも隠しきれない色気が滴るダンディズム全開の村上弘明さんですが、なぜか薄汚れた工場で汗だくで働いている姿はすっかりオーラを消して地方都市の工場の社長になってるのがすごい。
朝10:15の回終了後に舞台挨拶です!!
ホンモノの村上弘明さんですよ!
みんなで目の保養しましょうね!!
みなさん、お誘いあわせのうえ、ぜひご来場ください!
お知らせ|盛岡 映画 -中央映画劇場 CHUGEKI

そして先週末から上映中のこちら。
「ジョン・ウィック:コンセクエンス」
(R), TM & (C) 2023 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
キアヌ・リーヴス演じる伝説の殺し屋ジョン・ウィックの死闘を描くアクションシリーズの第4弾。
裏社会の掟を破ったことで粛清の対象になったジョンが、組織と決着をつけるべく動きだす。監督は前3作と同じくチャド・スタエルスキ
主演のキアヌローレンス・フィッシュバーンランス・レディックイアン・マクシェーンらおなじみのキャストに加え、
『イップ・マン』シリーズなどのドニー・イェン(これは最高!!)、
『IT/イット』シリーズなどのビル・スカルスガルド(スウェーデンの名優ステラン・スカルスガルドは父、今年の初めに中劇で上映した『ノースマン』アレクサンダー・スカルスガルドは兄)、
真田広之リナ・サワヤマらが新たに出演。
今回も、惜しみなくお金と弾丸と火薬を使って思いっきり暴れてくれてます!
3年前、コロナ禍に入り、映画の製作も公開も延期や中断、
映画館では上映する作品がなくて困っていたとき。
中劇でもあの手この手で上映作品をかき集めて四苦八苦していたんですが、
そんなとき配給のポニー・キャニオンさんから「ジョン・ウィック全作はいかが?」とのありがたい提案で、シリーズ全作を続けて観られるという嬉しい企画ができることになったという、
中劇は足を向けては寝られない「ジョン・ウィック」シリーズです。
最初からエンジン全開でガンガン撃ちまくる、ぶっ通しの壮絶アクション。
めちゃくちゃ爽快だけど、ずっと体に力が入っているので観終わったあと肩こりがひどいかもね!
そしてごっついガンアクションと、これでもか!とてんこ盛りの特殊効果のため、
エンドクレジットが超~~~長くてついついもう出ちゃおうかな・・・と思ってしまいますが、そこを我慢してエンドクレジットを全部観て!
ぜーーーんぶ観終わると、もうワンクッションありますのでお楽しみに!


壮絶ガンアクションの次は生身の身体でガチンコ勝負のこちら。
10月6日公開
「アントニオ猪木をさがして」
(C) 2023 映画「アントニオ猪木をさがして」製作委員会
去年、79歳で逝去したプロレスラー、アントニオ猪木のドキュメンタリー。
実業家や政治家としても活動した彼の軌跡を、人柄を知るさまざまな人物へのインタビューや、ファン視点のドラマ、アーカイブ映像を通してたどっていく。
ナレーションと主題歌を福山雅治が担当、
出演も豪華でみごたえたっぷり。

10月20日公開
「コカイン・ベア」
(C) 2022 UNIVERSAL STUDIOS
麻薬密輸人が捨てた大量のドラッグをクマが食べたという実話(!!)を基に、
コカインで凶暴化したクマに襲撃される登場人物たちの惨劇を描いたパニックホラー。
ほらー、出た出た。
中劇でもたまに、忘れたころに必ずやってくるおバカパニックムービー
セイウチ人間ゾンビになったビーバームカデ人間超下品なパペット
これまでもなんだりかんだりやってきましたけどね。
ヤク中の熊って・・・・(-_-;)
いや、おバカと言っては熊さんに失礼か。
自らなりたくてラリってるわけじゃないですからね。
それでも、頭がお花畑になっちゃったクマさんも、
クスリで凶暴になっちゃったクマさんも、
ビジュアルはまんま野生のリアルなクマさんなだけに、気の毒やら怖いやらせつないやら。
麻薬王や警察、子供と母親、レンジャー、不良少年などがさまざまな思惑を抱え、クマの潜む森に入っていく。
もうー・・・ほっときゃいいのにね!
っていう、いかにもアメリカな、お約束的な、パニック映画です。
しかもプロデュースが、アカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞した『スパイダーマン:スパイダーバース』をはじめ数々のヒット作を手掛けてきたフィル・ロード&クリストファー・ミラー
アメリカってけっこうこういうことしますよね~(^_^;)
大ヒットを飛ばした名作を手掛けた人が、次は超おバカな映画作ったりとか。
そうやってバランス取ってるのかな。
・・・って、結局観ちゃうし、なんだかんだいって結局楽しいんですけどね!


10月20日公開
「白鍵と黒鍵の間に」
(C) 2023 南博/小学館/「白鍵と黒鍵の間に」製作委員会
現役のジャズミュージシャンでエッセイストとしても才能を発揮する南博の回想録を実写映画化。
昭和末期の夜の銀座を舞台に、ある出来事をきっかけに二人のピアニストの運命が大きく転換する物語。
原作者がピアニストとしてキャバレーや高級クラブを渡り歩いた青春の日々を綴った回想録を大胆にアレンジ。
南博がモデルの主人公を“南”と“博”という2人の人物に分けて、3年におよぶタイムラインがメビウスの輪のようにつながる一夜へと誘い、観る者を翻弄する。
「シン・仮面ライダー」でも話題になった池松壮亮が二人の主人公を演じ分けるのも注目ですが、
お話も、ヤクザ同士のもめごと、カネと欲望が渦巻く銀座の水商売の裏側、ミュージシャンの理想と現実といった複数のエピソードを同時進行させながら予測不可能なラストへと一気に加速。
キャストも森田剛仲里依紗クリスタル・ケイ佐野史郎・・・
と、クセものだらけの狂騒の一夜に圧倒されてください。

10月27日公開
「唄う六人の女」
(C) 2023「唄う六人の女」製作委員会
こんなオシャサスペンス、中劇でやる日がくるなんてね!
「ミロクローゼ」「オー!マイキー!」の鬼才・石橋義正10年ぶりの最新作。
中劇ではあまりお会いすることのない竹野内豊と山田孝之が主演を務め、
二人の男性が六人の女性たちに監禁される様子を描いたサスペンススリラーです。
山道での事故で気を失った二人の男性が、森の奥で美しく奇妙な女性たちに監禁される。
六人の女性たちを演じるのは、水川あさみアオイヤマダ服部樹咲萩原みのり、桃果、武田玲奈。
謎が謎を呼ぶサスペンスフルな展開、日本の映像美を切り取った映像美、
そして最後に明かされる〝真実”とはー?


っとまあ、ここまででとりあえず、10月までの上映予定。
このほかに、午前十時の映画祭と、前から上映が続いているものもいくつか。
マジすか?
2スクリーンなんですけど?
どうやってやるの!?
この秋の上映作品、どれもなんとかして観たいし、
あまり参考にならなくともできるだけここで感想をアップしてヲタクのみなさんの映画選びのお手伝いができればと思ってるんですが。。。
思ってはいる。
でもきっと全部は無理(/_;)
なのでいつもの。
今のうちにちょっとずつだけど一応紹介しておこうスタイル。
このなかでちゃんと観れたものがあったら、そして書く気力と時間があったら。
書きますよもちろん。
けど無理かも・・・(/_;)
観られなかった、あるいは書けない・・・・!!
になってしまった時のために、保険かけときます。
観られなかったとき、書けなかったとき。
そのときはゴメンナサイ!!


★中劇公式サイト  http://www.chugeki.jp/






2023年9月15日金曜日

マニア向け映画&超絶エンタメ!どっち観る?

こんにちは。
秋です。
毎日まだ全然30℃超えてますけど、秋です。
誰がなんと言おうと。
だって9月だもん。
お祭りの山車が歩いてるもん!
そして足の指を虫に食われたもん!
そう、毎年、なぜか9月に入ると足の指を虫に刺される私です。
・・・・なんで!?
夏の間、ほとんど刺されなかったのに!
ピンポイントで足の指。
めっちゃ痒い!!
とにかくそれが秋(?)。

というわけで、あっという間に9月なかば。
口にパンをくわえて走る高校生のように、
ジャケットを着ながら走るサラリーマンのように、
猛ダッシュで電車に飛び乗るOLのように、
漫画みたいにわかりやすく切羽詰まった状態でゴールの見えない(本当に全部やれるのか、いややるしかないので動き出した)秋の新作ラッシュぎゅうぎゅう詰め大人映画シーズンを走り出した中劇です。
果たして、コンプリートできるのか!?
いや、します。
しないわけにはいかない。
だからついてきて!!!
まずは始まりました、映画ヲタクのみなさまお待ちかね。
「アステロイド・シティ」
(C) 2023 FOCUS FEATURES, LLC.
ビックリするくらいたくさんのお客さんが来てくれています。
ほんと、ビックリ。
え、そんなにみんな、ウェス・アンダーソン好きなの!?
ていうか、こんなにどこにいたの、映画ヲタクの方たち!?
ってくらいに、映画ヲタクのみならず大盛況です。
決して大衆受けはしないであろう、少し斜めの、通好みの、というかむしろマニアックな、
〝ザ・ミニシアター”的な作風。
でも毎回、ありえないくらいの豪華なキャストがこれでもかとてんこ盛りで驚きます。
今回もすごい。
トム・ハンクススカヨハに、エドワード・ノートンエイドリアン・ブロディマーゴット・ロビーに・・・・・それからそれから・・・。
もうあまりにも豪華すぎて、ウィレム・デフォーマット・ディロンがエキストラの一般人に見えてしまう程度には感覚が麻痺しちゃうくらいに豪華。
キラキラと眩しすぎる砂漠の太陽に照らされるパステルカラーの色彩と、
のどかで穏やかで、かつお洒落な音楽。
そして出てくる人々みんながなぜか無表情で、ちょっと非現実的でいながらファンタジーでもない。
淡々と進むようでいて遊び心満載の、というかむしろ遊び心オンリーの世界観。
延々ずっと、本気で、遊んでる。
軽妙でウィットに飛んだせりふと、予測不能な展開。
でも絶妙に、何と言ったらいいのかわからない、表現がものすごく難しい、
フワフワしてて、ポヤポヤしてる、すっごく個性的で独特な味わい。
あぁぁ・・・・フル・スロットルでウェス・アンダーソン・・・・!!!
(C) 2023 FOCUS FEATURES, LLC.
もうなんだかんだ言えない!
他の人へのすすめ方も感想も、
そもそもどんな映画なのかすらもはや説明のできない作風なので、
ここでも何を言っても伝わらない気がする。
ていうか、観る人は私がここですすめるまでもなく絶対に観るし、
なんとなく観てみようかなと思っただけの人が観てもきっと何かが心に引っかかる。
〝心を揺さぶる!”とか、〝感動の涙が頬を伝う!”とかとは無縁ですけどね。
「ダージリン急行」も、「グランド・ブダペスト・ホテル」もいいけど、
「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」を観たときの衝撃を思い出しました。
いつも着てる赤ジャージが、お葬式のときは黒ジャージになった姿が強烈なクルクルパーマの親子(ベン・スティラー)。
観終わってすぐに、ネットで探しましたよね、アディダスの黒ジャージ。
なんかよくわかんないけどもう一回観に行ったしね。
ゲラゲラじゃなくてクスクス。
面白かったー!じゃなくてニヤリ。
だから、めちゃくちゃ面白いよー、絶対観てー!と、いろんな人にすすめるわけにはいかないけど、
なんかなんとなく一人でもう一回観たい。
そんな感じ。
不思議だなぁ・・・・毎回、不思議。
そして、思ったよりたくさんのお客さんが来てくれて、
パンフレットがすっごく売れて、リピーターの多い、
映画好きによる、映画好きのための、ヲタク心をくすぐる作品。
ほっこり、のんびり、ゆったり、誰かのおかしな夏の短い休日を覗き見る。
そういう映画です。


もう一本は、ウェス・アンダーソンとは真逆を行く超絶エンタメ。
私はこっちも大好物!!
9月22日公開
「コンフィデンシャル 国際共助捜査」
(C)2022 CJ ENM CO., LTD., JK FILM ALL RIGHTS RESERVED
北朝鮮のエリート捜査官と韓国の刑事がコンビを組んで活躍する姿を描いたアクション『コンフィデンシャル/共助』の続編。
前作も中劇で上映しました!
設定から最高だし、主演二人のビジュアルとキャラのコントラストも絶妙だし、
ストーリーはわかりやすくかつリアルに、
アクションは度肝を抜くくらいに徹底的にド迫力、
きれいどころも使いつつ、でもラブ要素は控えめに、
そしてそれを全編通してコメディ要素をまといながらユーモアたっぷりでやりきる。
そう、私も大好きな1980年代ハリウッド映画を彷彿とさせるハラハラドキドキで楽しくて、観たあと爽快な本格アクション映画。
最高です。
これを映画館で観ずしてどうする!?のやつ。
今回は、北朝鮮からの国際共助捜査の要請によって再びコンビを組むことになった二人とFBI捜査官が国際犯罪組織のリーダーを追跡する、
期待を絶対に裏切らないバディ系超絶ポリスアクションムービー。
こういうのってたいてい、1作目のほうが絶対面白いんですけどね。
これはもう、前作を上回る面白さ!
韓国映画、ノリに乗ってるなあ!!と唸りました。
国を挙げてエンタメにお金も力も全集中している韓国。
天井知らずでどんどんスケールもレベルも上がり続けてますね!
とどまることを知らないそのパワーは、映画もドラマも配信というボーダーレスな武器を有効に使って日本だけでなく世界中に韓琉ブームを巻き起こしています。
韓国作品がカンヌやアカデミー賞の常連になってきたことがそれを物語っていますよね。
わかるよ~面白いもんね~!
しかも、俳優陣も個性的で楽しいんですよね。
前作から今作までの間に、2020年Netflixで最高の視聴数をカウントし、
「日本で最も話題になった作品TOP10」の第1位に輝いたドラマ「愛の不時着」で、
一躍、全世界の恋人として大ブレイクしたヒョンビン
ひたすらカッコいいんですよねぇ~( *´艸`)
今回はそこにさらに三枚目要素もほんのり上乗せして、
ついつい「か、カワイイ・・・・!!」と全女子の母性本能を占領する勢い。
私、「私の名前はキム・サムスン」というドラマが大好きなんですけどね。
いろんな韓国ドラマ観てますが、今でも韓国ドラマのなかで一番大好きな作品。
もう20年くらい前の作品になりますか。
そのドラマで初めて、ヒョンビンという俳優を知りまして。
それが超クールで性格の悪い御曹司の役で。
「・・・・・・・か、カッコいい・・・・・(≧▽≦)!!」
私の好きな韓国俳優で絶対的1位だったチャン・ドンゴンを超えてきました!(→私の好みはどうでもいい)
40歳となった今、キャリアを積んで脂も乗って、良い俳優になりましたねえ!
(C)2022 CJ ENM CO., LTD., JK FILM ALL RIGHTS RESERVED
今回も、愚直なほどに真面目で有能な北朝鮮のエリート捜査員を演じていますが、
前作で南の破天荒なオジサン刑事とバディを組んで壮大な事件を解決したことにより、
ユーモアの使い方を覚えて味わい深い人間味が加わり、魅力倍増。
ただでさえこんなカッコいいのに、かわいさまで出せるようになったらもう無敵でしょ。
そしてそのバディ役のユ・へジンが、今回もやっぱり上手い!!
ヒョンビンと並んだ時の、ビジュアルも体格も正反対の凸凹感がすでに面白いし、
設定やストーリーはシリアスでガチな本格刑事ものなのに全編通してクスクス笑えるという
絶妙なバランスを保ち続けるのは当然、この方の手腕。
そして今作ではここになんと、もう一人のイケメン登場。
NYからやってきた、仕事も女性の扱いもパーフェクトなこれまた有能なFBI捜査官。
これがダニエル・ヘニーという韓国系アメリカ人俳優なんですけどね、
このイケメンがまた「私の名前はキム・サムスン」に出てたんですよ~!!
一途なお医者さんの役でね。
これも良かったんだよなぁ・・・・(*´з`)
ってことで、棚の奥から「私の名前はキム・サムスン」(テレビで放送したときに録画したやつ)を引っ張り出してきてまた見始めた人がここにいますけどね。
そんなこんなで、前代未聞の悪党を捕まえるため集結した、3国の個性的な刑事たち。
それぞれの思惑や情報を隠したまま手を組んで敵に立ち向かうことになるが果たして・・・・!?
今回も、韓国映画のお家芸である容赦なく街を使ったド迫力のカーチェイスはもちろん、
徴兵義務のある韓国なだけにリアルな銃撃シーンと壮絶な生身のバトルが炸裂する本格アクションが物語の中心を貫き、
お約束ながらもつい笑ってしまう小ネタを挟みながら(コメディは実はこれが一番難しいんですよね。)、
イケメンが出ずっぱりで最初から最後まで目をハートにしたまま楽しめる、
子供から大人までみんなが大満足できる「これぞエンターテインメント!!」な作品です。
楽しかったーーー!!!!
このごろ、いろんなことで毎日イライラモヤモヤしていた私ですが、超絶スッキリ!!
明日からまたがんばろうと思える、爽快な映画でした。
皆さんも、いまいち気分がスッキリしないなあとか、
とにかく面白い映画が観たいなあとか、
そんなときは絶対これ!!
・・・・・・・・・がんばろう・・・・。。。


さてさて、まだまだ続く「中劇・秋の大人映画シーズン」がどうにもこうにも大変なので、ほんとはこのあとほかのいろんな作品のご紹介をしておきたかったんですけどね。
・・・・・まあ結局やっぱり今回も長くなっちゃったから無理だよね(*_*;)
腹八分目ってのが一番苦手な私です。
食べ物も、お酒も、遊びも、推し事も、そしてブログも。
やるときは徹底的に!すべて出し切るまで!ガチで!
そんな生き方しかできない私は常に、お金も時間もお尻に火が付いた状態で走ってます。
今の中劇の公開待機作品コーナーと一緒です。
常に全力!
元気があればなんでもできる!!
気合いだーーーーーー!!!
猛ダッシュだー!!!!
・・・・あ、何件もお問い合わせがきてた「アントニオ猪木をさがして」も上映決定しました♪
次回、まとめてご紹介しますね!
↓とりあえず、予習のために覗いてみてください。↓
思わず笑っちゃいます。
・・・・だって中劇、2スクリーンしかないんだもん( ゚Д゚;)!!!!
スケジュール、バグってる!?
知ってるよ、そんなこと!!
だから、一緒に笑ってください。
マジでどうすんの、これ!?ってね。
ええ、そうです、映画マニアのみなさま、
がんばって観に来てください。中劇にも。
じゃないと、いい映画集められないので!
たくさんのヲタクに支えられて、日本経済は回ってるんですよ。
共に手を取り合って頑張りましょう。
・・・・・と、いうことで、今から私はルミエールさんで「エドワード・ヤンの恋愛時代」を観てきます(´ー`)
〇十年前、台湾映画というものを初めて観て、カッコよくておしゃれで衝撃を受けた作品です。
え、まず中劇のを観ろって?
観ますよ、そりゃあ!
観るっていってんじゃん!
観るってば!
ちゃんと観て、書きますよ。ブログ。
・・・・・でも南部興行さんも今、秋の大人映画シーズンですごい観たいのばっかりなんですよ!!↓↓
なので、今日はまずルミエールさんに行ってきます♪
次の休みでは「ミステリと言う勿れ」を観るもんね!
・・・だから中劇のもちゃんと観るってば!「エクソシスト」(午前十時の映画祭で上映中)は嫌だけどね!ホラー映画だけは苦手なんで!
とにかく映画はちょうどいい時間のがあるときにサッと観に行っとかないと見逃しちゃうんで、暑くても、めんどくさくても、行きましょう!!
それではみなさんも体調管理とスケジュール管理を徹底して、
充実の映画シーズン楽しんでくださいね!!



★中劇公式サイト  http://www.chugeki.jp/