2022年4月23日土曜日

いきなりいろいろ決まっちゃって大騒ぎ!の巻&〇ャニヲタ回再び。

こんにちは。
前回のブログで〝抜け殻”なんて言っちゃって、
まるで全力で部活をやり終えた高校3年生みたいな空気出しちゃって、
いい年こいてめちゃくちゃかまってちゃん状態になっちゃってゴメンなさい。。。
完全復活( `ー´)ノ
前回のブログの時点でもほぼ復活してはいたんですが、
さらにその数日後、
「この映画、やりませんか~?」っていうメールが届いてるのを見ていきなりエンジン全開!!
事務所で一人、
「ヨッシャアァーーーーーー( `ー´)ノ!!!!!」
と大きなガッツポーズのあとスキップ&小躍り状態。
完全復活です。
は?抜け殻?なにソレ!?
やはり、ミーハーなBBA(ババア)のエネルギーチャージには、推しです。
推しとか、推しとか、推し
・・・・・単純ですね(;'∀')
で、何が決まったのかというと。
「岩手の関ジュ担、集まれ―――――!!!!!」
(岩手の関西ジャニーズJr.ファン集まれ、の意味)
5月27日公開「20歳のソウル」
(C) 2022「20歳のソウル」製作委員会
6月17日公開「メタモルフォーゼの縁側」
(C) 2022「メタモルフォーゼの縁側」製作委員会
・・・・・・・・やりました!!!
「20歳のソウル」には、Aぇ!group(関西ジャニーズJr.)の佐野昌哉くんが!
「メタモルフォーゼの縁側」には、なにわ男子高橋恭平くんが!
出演しています!!!
もう・・・・・嬉しい( *´艸`)!!!
この日をどんなに待っていたことか!!
え?・・・・・はい。関ジュ担ですけど何か??
関ジュ関西ジャニーズJr.)の誰かに沼ると、もれなく関西ジャニーズJr.全体の箱推しになるというあるある。
なにわ男子は去年の秋にCDデビューしたのでもうJr.ではないんですが、
半年前までは関ジュだったわけで。
関ジュだったグループも、関ジュ出身のメンバーも、
みんなまるっと応援中の私です!!
なにしろ、大人気グループKing&Prince平野紫耀くんと永瀬廉くんも、
今、飛ぶ鳥を落とす勢いのSnowMan向井康二くんも関ジュ出身。
決まったレッスン場も無い状態で、
小学校低学年のちびっこから20代なかばのお兄ちゃんたちまで、
毎回違う会議室や公民館みたいなところで練習して、一緒に床に座ってみんなでお弁当食べてた関ジュが好きなんです。
一回のコンサートのなかで30分もお笑いコーナーがあるのでダンスや歌の練習より漫才やコントの練習のほうが白熱しちゃう、お笑い養成所みたいな関ジュが好きなんです。
私は〇十年前からのJr.好きで(タッキーがトップにいたころのJr.のドームコンに入っています)、ずっとJr.全体を応援しているのですが、
なかでもここ数年はゴリゴリに関ジュの箱推し。
なにわ男子Aぇ!groupLilかんさい(リトルかんさい)
の3グループがメインだった関ジュが最強すぎて、しょっちゅうDVD観てます!
元気もらえるので!!
→釣るために知ったかぶりで話してる〝にわか”ではないよ、ということを証明するために写真載せました。(→そもそも誰も疑っちゃいないけど)
え?その関ジュのなかでも一番推してるグループ・・・・?
・・・・・強いて言えば、Aぇ!担です・・・(*´з`)
が、関ジュ全体の箱推しです!!!
・・・・・と、まあ、そういうわけなので、
この2本の映画が同時に決まったというのは、個人的に非常ーーーーーに嬉しいことなのであります。
あ、前にたくさんの方をドン引きさせたジャニヲタ回のときにも言いましたが
私は常に、デビュー組の自担(一番推しているグループあるいはメンバー)と、
デビュー前のJr.を同時に応援しているんですが、
それらは私の中では別のフォルダ。
ヲタ界ではよく〝掛け持ち”なんて言葉を使いますが私はその言葉はあまり好きではなくて。
『別フォルダ』
これが一番しっくりきます(*‘∀‘)
ちなみにこの際なので言っちゃいましょうか。
私の自担は・・・・・・
「なにかっていうと赤い薔薇を持たされがちな5人組」です( *´艸`)
言っちゃった!!!
でも自担Gのメンバーが出演する映画を中劇で上映できる日が来るまで、
願かけのためにグループ名は言いません。(バレてますけど)
それにしても、この2本とも中劇で上映できるなんて!!
快挙です!快挙!!
少し前に配給会社の担当の方とお話ししたとき、
「もしかして・・・・イケメン好き??」と聞かれ、
「はい!ジャニヲタをベースに、イケメン全体が守備範囲です!!」
と、迷わずカミングアウトしたのがよかったのかな・・・・。
言霊( `ー´)ノ
あります。やっぱり。
もう、〝オバチャンだから恥ずかしい”とか、
〝いい年こいてジャニヲタなんて、引かれるよね・・・”とか、
そんなこと考えずに、どんどん言っていこうと思います。
『好き』の気持ちはそもそもポジティブなんだから、
発信することによって何かを引き寄せるかもしれませんからね( `ー´)ノ
どんどん口に出していこう!
映画マニアも、香港映画ヲタクも、そしてジャニヲタも。
隠さずいきます!!(と思ったけど、よく考えたら最初から隠してなかったですね。。。)
と、ミーハーな話題から入ってしまいましたがそれだけでなく、
この2本、なんとどちらもファースト!!!
(→映画業界用語で〝ファースト”とは「全国一斉ロードショーでの上映」の意味。ちなみに全国ロードショーから数週間遅れで上映することは『セカンド』と言います)
ファーストなら、映画会社さんの組む全国ロードショー用の公開日近くの大きな宣伝に乗れるうえに、
出演者さんたちがガンガンTVなどで番宣してくれるときに映画の公式サイトの「上映劇場」に名前が載ってるし、
日本映画なら初日の舞台挨拶の中継があったりワイドショーなんかでもたくさん取り上げてもらったりするので、とても助かるんです。
数年前までは中劇、
東宝系の定番アニメ以外はなかなかファーストのお話がこなくて、
いつもアニメの隙間の大人映画月間(5月~6月、9月~11月)はお客さんが来なくて超ーヒマ!
そのころの中劇はセカンドどころか何か月も前から全国を回ってるミニシアター系作品の、DVDが出る直前の最後のすべりこみ上映とか、
知ってる人が全然出てない誰も知らないような微妙な映画(しかも東京での公開から半年とかたってる)なんかが回ってきがちだったんですが。
やりたい映画が全然やれず、やっと決まったと思ったらスタッフ誰も聞いたこともないような映画だったりとかね(-_-;)
それが今、見てくださいよ!
おしゃれな映画たちや、
ちゃんとみんなが知ってる俳優さんたちが出てる全国ロードショーの作品たちがバランス良く上映される5月~6月のラインナップ!!
よくぞここまで( ;∀;)
もちろん、映画業界にもいろいろあって、
ファーストで上映できるスクリーンの数が決まっていたり、
セカンドで上映することが決まっていてもファーストの劇場で公開されてから一定期間がたってからの情報解禁日までは告知しちゃいけなかったり、
どこの世界にもあるものだとは思いますがいろんなきまりがあるんですよね。
でも、公開日からだいぶ時間がたっていてもやっぱり上映したいっていう魅力的な映画は多いし、観たい人もたくさんいるはずだし、
それ以前にそういう映画をやっていかないとスケジュールが埋まらない、っていうのも正直なところなので、
そういったいろんな事情も鑑みながら、
ちょっとでも良質な、素敵な映画たちをこの盛岡で観られるようにしていきたいなと思うわけなんです。
とか言いつつミーハー強め?
だってそれは仕方ないじゃないですか!!
世の中、イケメン好きは多いし( `ー´)ノ→個人的な見解です。
若い子たちも中劇に呼びたいし(*´з`)→これはマジで。
そもそも、知ってる人が誰も出てないような映画やるよりお客さん来るんだし!!
→これ、本音。
とか言いつつ、それほどの決定権は我々にはありません(;'∀')
希望は出せても系統的に不可能なこともあれば、
どこの劇場で上映するかは最終的には映画会社が決めることなので。
でも今回決まったこの2本は、イケメン系と侮るなかれ。
「20歳のソウル」は、
今クール放送のドラマ4本に出演&今年公開される映画3本に主演の注目株の若手国宝級イケメン神尾楓珠くんが主演!
そして佐藤浩市尾野真千子が脇を固め、
スポーツが強いので有名な千葉県の市立船橋高校の応援歌にまつわる、
実話をもとにした感動の音楽青春映画だし。
(C) 2022「20歳のソウル」製作委員会
これ、泣くやつじゃん(;´Д`)!
絶対泣くじゃん!
号泣案件じゃん!!!
そもそもイケメンがたくさん出るに決まってる学園もので音楽が絡んだらもうそれだけで観たいじゃん(?)!!
公式サイトhttps://20soul-movie.jp/

そして「メタモルフォーゼの縁側」のほうは、
芦田愛菜宮本信子がBL(ボーイズラブ)を通じて親しくなるという、絶対安心で絶対面白い超ー楽しみな作品だし、
こちらもまた光石研古川琴音なんて通好みの役者揃えちゃってるし。
(C) 2022「メタモルフォーゼの縁側」製作委員会
なんと脚本が岡田惠和(よしかず)!!
たくさんの私の大好きなドラマの脚本を書いてきた方!!
「若者のすべて」「ビーチボーイズ」(ガチ中のガチ世代)!
それに深津絵里主演「彼女たちの時代」(設定が私と同い年だったのもあって共感の嵐でした!)、
朝ドラも「ちゅらさん」「おひさま」「ひよっこ」とドハマリしたものばかりだし、
もう挙げたらきりがないほど、しかもどれも聞けばすぐわかるものばかり。
そこに、名子役から女優へと順調にステップアップ中の芦田愛菜先生と、
朝ドラ「どんど晴れ」「あまちゃん」で岩手と密接に関わった宮本信子ですよ!
いいですねえ~(*‘∀‘)
スッゴクいいですねえ~!!!
楽しみすぎる!!
公式サイトhttps://metamor-movie.jp/

なんか私・・・・・いろいろ感無量です(/_;)
このアニメとアニメの狭間の大人映画月間にファーストの作品がいくつも入ってきたことも、
「いいなーやりたいなー」と思ってた作品がやれるようになってきたことも、
なによりそれらが堂々と胸を張って「中劇で上映します!」と言える良質の映画であることも!!
そしてほかにも、
6月10日公開
「オペレーション・ミンスミート」
(C) Haversack Films Limited 2021
コリン・ファースですよーーーー!!!
当然、イギリス映画ですよーーーー!!
もう、中劇でイギリス映画を上映出来ているだけで大満足な私に、
「ベルファスト」からの「オペレーション・ミンスミート」
監督は「恋におちたシェイクスピア」ジョン・マッデン
ゴリッゴリのイギリス映画
そしてなんのご褒美かっていうコリン・ファースですよ( *´艸`)
「ブリジット・ジョーンズの日記」からはだいぶ歳を重ねて渋みを増していますが、
好きだなあー・・・・・なんか好きだなーーーー(*‘∀‘)
驚愕の実話を基にした、超頭脳派スパイサスペンス!
って、ハードル上げてくるじゃーん!!
ていうかそういう話、大好物ですー( *´艸`)
去年の秋に上映した「クーリエ」「モーリタニアン」に続く、実話系硬派サスペンス!!
高校時代、世界史の教科書がそのへんの小説より面白くて毎晩寝る前に読んでた私なので♪
楽しみすぎるーーー!!

それから急に決まったこちら。
「恐るべき子供たち」
(C) 1950 Carole Weisweiller (all rights reserved) Restauration in 4K in 2020 . ReallyLikeFilms
なんと白黒の、1950年フランス作品
え?午前十時の映画祭ですか??
ってくらいに古い映画。
今回、4Kレストア版なので驚異的にクリアな美しい映像で、
日本語字幕も一新されての登場。
この映画、ゴダールトリュフォーシャブロルなどその後のヌーベルヴァーグ(フランスを中心とした映画の新しい潮流)に大きな影響を及ぼしたといえる作品。
・・・てことはやっぱり・・・おしゃれで斬新で、
でも絶対暗めで、重めで、主人公とかがたいてい・・・ゴニョゴニョ・・・って感じ?
なのかしら??
とりあえず、『映画好き』を公言するなら観ておかなくてはいけない一本、
ってことは確かですね(*'ω'*)
観ます観ます。
だって私、古い白黒の映画って、家で観てると絶対寝るんだもん!!!
絶対!!(いばるな)
だからスクリーンで観ないとね!
え?それでも寝るかも、って?
ええ、それならそれでいいんです。
疲れたまってるんで、ちょっとした休養になるしね(;'∀')
とりあえず、出席することが大事よね(?)
と、いうわけで、70年前の作品をスクリーンで観られるという貴重な体験です。
ぜひこの機会をお見逃しなく!!


そして午前十時の映画祭オードリー・ヘプバーンの登場!!
「いつも2人で」
Images courtesy of Park Circus/Walt Disney Studios
歳を重ねたオードリーが倦怠期の夫婦を演じた作品。
ピッチピチでクリックリのキュートな妖精時代のオードリーではなく、
夫婦の現実に悩む30代後半のリアルな女性を演じて共感を呼びました。
とはいえやはり、立ち姿もオーラももちろんじぶんらしく着こなす衣装も、
やっぱり素敵なオードリー
今でも参考になるおしゃれもチェックしておきたいところ。
この作品のあと、オードリーは家族との時間を持つためにしばらく芸能活動から離れることになるので、その前の貴重な映画になります。
あちこちから「ヘプバーンの最高の演技」と評価されているこの作品は、
どうしてもスクリーンで観ておきたいですね!

で、実はまだいくつか隠し持ってる作品があるんですが情報解禁という大事なお約束があるのでまだ言えません!!
みんなが大好きな、どの人も心が晴れ晴れする感動のあの映画とか、
「これはやっぱり中劇でしょ!!」っていう映画とか・・・・
まあ、それはぼちぼち発表していきますのでお楽しみに!
なんてすでに来月や再来月のお話で興奮状態の私なんですが、
そうそう、今年もまた映画業界で一番の「かきいれどき」ということから出来た言葉〝ゴールデンウィーク”がやってきますけど、
そのへんの話を全然していないのが気になりますか?
あー・・・・それ、全然気にしなくて大丈夫です(*´з`)
満席とかなんないからね!!!(言い切るな)
なんの注意事項も必要ないくらいに、普段通りで観られますよ♪
今はもう、拡大上映(同じ地区で複数の映画館が同じ映画を上映する事)のアニメ作品で、
中劇が混み合うことなんてめったにないですからね。
「鬼滅の刃」のときにはさすがに混雑しましたけど、
それでも満席まではなりませんでした。
もうちょっとでしたけどね。
時代です(T_T)
『千と千尋の神隠し』『タイタニック』『恋空』『海猿』・・・・
その昔、中劇だって週末ごとに朝から晩まで満席なんて時代もあったんですけどね。。。。(遠い目)
みんな、映画を外でスマホで観るんじゃナーーーーイ!!!
映画を家のテレビで配信で、早送りで観ちゃイカーーーーン!!!
映画は、映画館で観るものだよ。
迫力も、印象も、記憶も、全然違うからね。
映画は、手のひらサイズで観る用には作られていないんです。
早送りでは気付けないいろんなものが詰まってるんです。
アニメだって子供映画だって、
やっぱり映画は映画館で観るものだってこと、
これからの子供たちにも伝えていきたいものです。
そんなわけで、旅行に行ってもよいものか、
でもまた連休明けに感染者がバーンと増えたら嫌だしなあ・・・
ってことでお悩み中のみなさま、
ぜひスマホで中劇の公式サイトをチェックして、
空席状況を確認してみてください。
・・・・ほら、ね!
家族みんなで座れるよ!
あんまりお金も使いたくないしね、
水筒に麦茶入れて、ドラッグストアで安く買ったおやつを持って、
学校からもらった割引券を忘れずに持っていらしてください。
(公式サイトに載ってるクーポンでもいいけどね!)


★中劇公式サイト PC→http://www.chugeki.jp/



2022年4月11日月曜日

春ですね、2022。

こんにちは。
例によって、気がついたら4月でした。
え?更新が久々?
そうなんです。
サボってた?
・・・・いや、たしかにねー・・・・・(*_*;)
ていうかなんか・・・・抜け殻?
アカデミー賞の発表が終わったら、なんかちょっと・・・・燃え尽きた?みたいな。
私のライフワークである〇ャニーズ関連や元カレ(ニコラス・ツェー)の香港映画
さらに今、大注目の韓国映画からアカデミー賞ノミネートの「ベルファスト」まで、
2月~3月の中劇は次から次と私の得意分野やら推しやらが続々登場で、
自分でも気が付いてなかったんですけど、
めちゃくちゃ張り切ってたようですね。
お恥ずかしいことに。(読んでてわかるって?)
楽しいから夢中だったんですけど、
自分の中でもアカデミー賞の発表までがひと区切りと思ってたんでしょうね。
ヲタ仲間との飲み会もできないこの状況で、
〇ャニーズや香港映画について熱く語るのはほんとに楽しかったし、
自分が本気で気に入った映画(「ベルファスト」)がアカデミー賞の作品賞を獲れそうで、
それをまさにドンピシャの時期に自分のところで上映できるなんてめったにないことですからね。
なにしろ中劇なんで!
いつも、アカデミー賞は遠ーーーくから「へぇ~・・・(*´з`)」なんて言いながらのかなりのひとごとか、
最近やっと脚本賞あたりを獲れた作品を上映できるようにはなってきましたけど(去年の「プロミシング・ヤングウーマン」とか数年前の「ブラック・クランズマン」とか)、
それでもアカデミー賞の発表から何か月もたってからの上映だったりして、
上映する頃にはこちらのテンションもお客さんの興味もどこへやらみたいな感じだったので、
今回のようなお祭り準備みたいなことってほんとになかなか無いんですよね。
アカデミー賞では、「ベルファスト」は作品賞こそ逃しましたが、
絶対に欲しかった脚本賞を獲ったのでOK!
(→自分が獲ったみたいな言い方してますけど違います)
© 2021 Focus Features, LLC.
もちろん作品賞が最高賞なのは間違いないですが、
毎回、映画マニアが注目すべきは脚本賞だと私は常々思っていまして。
米アカデミー賞の脚本賞を受賞しているのは、だいたいその映画の監督なんですよね。
ここ何年かずっとそうなんですが、
今年の「ベルファスト」
去年の「プロミシング・ヤングウーマン」
その前の「パラサイト」「グリーンブック」・・・・
共同脚本の場合もありますが、
監督が脚本を書いた作品が、アカデミー賞の脚本賞を受賞することが圧倒的に多いんです。
やっぱりそうでなくっちゃ!と思いますよね。
監督本人の思いや伝えたいことなんかが観客にまっすぐ伝わるからだと思います。
だから、何が言いたいかというと、
決して負け惜しみなんかではなくて、
「ベルファスト」が脚本賞を受賞したことはほんとによかったなと、
素晴らしいことだなと、嬉しく思ったということなんです。
アカデミー賞もやはり、オリンピックの開催地決定なんかと同じで、
宣伝やロビー活動もかなり重要だと何かの記事で読んだことがあります。
発表直前に行われるいろんな映画祭の結果も効いてくるとも聞きました。
機械がデータで決めるわけではないですからね。
生身の人間が選ぶので、それもまた醍醐味であり、面白いところでもあるわけで。
そんななかでケネス・ブラナー脚本賞を獲れたこと、
それがほんとによかったなー!!!!
とホッとして、気が抜けた?
私の推しリレー、いったんゴール!みたいな。
そこからはしばらく映画も観られていないしブログを書こうにもなんにも浮かばないっていう、
わかりやすく抜け殻状態だったんですよね。。。
2~3月、猛ダッシュで走りすぎた・・・・(-_-;)
実をいうと、前回、「ベルファスト」でブログを書いた時点で、
「ガンパウダー・ミルクシェイク」はすでに鑑賞済みだったんですけどね。
© 2021 Studiocanal SAS All Rights Reserved
もちろん、面白かった!!
大好きな香港ノワールと、
「キル・ビル」を彷彿とさせるタランティーノ風味、
そしてその影響をモロに受けたロバート・ロドリゲス「デスペラード」
さらにどことなく「七人の侍」西部劇の香りなんかも漂わせつつ、
(個人的には志穂美悦子主演の「二代目はクリスチャン」を思い出しながら観ておりましたが・・・古いですか!?でも名作ですよ!号泣です!大好きです!)
ミシェル・ヨー姐さんにはもう少しガンガン暴れてほしかったなーとか、
ヒロインがもうちょっとキャラ濃いめでもよかったかなーとか、
チラッと思ったりはしましたが。
時代も設定もごちゃまぜにした架空の町で、
ファンタジーとコメディを絶妙なバランスで織り交ぜることで壮絶な殺し合いをあえてリアリティから切り離しつつ、
それでもあくまでもドライにハイテンションで突っ走るクライムアクション。
スカジャンを着た男前な主人公(女子です)が容赦なく痛めつけられて片手が不自由なままの肉弾戦とか、
腕が上がらないので子どもを運転席に座らせてのカーアクションとか、
マンガのように死体が積みあがっていくさまとか、
思わず「おいおい・・・!」と呟いてしまう悪ノリ感。
ついつい目を背けてしまうシーンとか、
「えー!!そんなぁ・・・・(/_;)」
なんてところもありましたが、
そういうところもまた・・・・・・・嫌いじゃない♪
でも!でもでも!!
まさか、現在のロシアとウクライナの状況にもつながるような紛争をテーマにした、家族や故郷を想う人間賛歌「ベルファスト」についてさんざん語っておきながら、
大人の起こした紛争で命を危険にさらされる子どもたちの目を通した戦争、なんて熱く長々とブログを書いておきながら、
強~い女子たちが超クールな音楽をバックに、
銃やらマシンガンなんかをぶっぱなして(ときには素手で)次から次と悪者をメッタメタになぎ倒していく映画を、
「超ー気持ちいい( `ー´)ノ!!!」
なんて書けませんよね・・・・(;'∀')
© 2021 Studiocanal SAS All Rights Reserved
「ベルファスト」の感想と「ガンパウダー・ミルクシェイク」の感想を同じ人が同じページで、同じようなテンションでは語れませんよね!?
いくらなんでもそれは厳しい。
しかもアカデミー賞の発表直前(*_*;)
中劇の公式サイトのトップページには一件ぶんのブログしか載らないのに!
作品賞候補の「ベルファスト」について語ったブログを、
大量の死体が発生するドンパチ映画を絶賛するブログで上書きするとか!
・・・・・・それはさすがにね(^_^;)
一応、大人なので!
そのあたりの忖度は必要でしょ!
それで「ガンパウダー・ミルクシェイク」について書くのを後回しにしたら、
気が付いたら自分が抜け殻だったという。。。
スミマセン・・・
〝無理はしない”がモットーの私なので、
疲れた時は休みます。
身体や心がしんどいときは、映画観るのもしんどいし、
好きな映画について語るのだって体力使いますからね。
夜な夜な、元カレのニコラスに会いには行きつつ(家で香港映画を観てる、の意味。しょうもないトンチキなコメディ映画とか、ニコラスが冴えない三蔵法師のやつとか、ゴリゴリの恋愛ものとかですけどね!)、
しばらくぼんやりと過ごしてたら書けるようになりました♪
ぼちぼち完全復活します( `ー´)ノ
6月に上映が決まった「スパークス・ブラザーズ」の前に、
そのスパークスが原案&音楽を担当した「アネット」も観ておかなくちゃいけないし、
ハッ!東西〇ャニーズJr.の映画、まだやってる!?行かなくちゃ!!
(→完全復活したみたいです)
ずっと行けてないけど南部興行さんにも行くからねー!!!!


と、しょうもない話をしている間に、急に上映が始まってた
「Ribbon」
©「Ribbon」フィルムパートナーズ
ビックリですよね(;'∀')
え、ついこないだフォーラムさんでやってたよね?
すぐ終わっちゃったので見逃したんですけど、
いきなり中劇に回ってきたんでよかったラッキー!
というわけで観ました♪
(→スタッフというよりお客さん気分)
なんと脚本・監督・主演がのんちゃんです。
コロナ禍になってもう2年。
そんな今の状況をそのまま、
コロナ禍のなかにある日常として描いた作品。
最近は、映画やドラマのなかで出演者がマスクをしていたり、
コロナ禍になってからのお話を描いたものも少しづつ出てはきましたが、
やはり俳優さんたちが顔の半分をマスクで覆った状態のドラマや映画ってなかなか映像作品としては作るのも発表するのも難しいところがありますよね。
でもこの映画では、コロナを背景や状況のいち設定としてではなく、
しっかりとど真ん中で向き合い描いた作品になってます。
コロナ禍で休校となるため卒業制作展が中止、
自分の作ったものを持ち帰らなくてはいけなくなった美大生が主人公。
演じるのは、岩手県民の孫・のんちゃん
©「Ribbon」フィルムパートナーズ
朝ドラ「あまちゃん」は神!でしたねえ(*‘∀‘)
私も大好き!全部、録画してあります♪
この方と、岩手の縁はミラクルとしか言いようがない!
あのほんわかとした雰囲気と笑顔、喋り方までなんだか岩手にピッタリで。
うちの母は「うちの娘だったらなあ・・・」(おいおい!娘はここだわ)
私の友達は「うちの孫だったらなあ・・・」(いや、孫って!)
とにかく圧倒的人気ですよね。
今、思いだしたんですが、
のんちゃんがまだ本名で活動していたころ、
バラエティ番組に出たときに「絵を描くのが好きで美大に憧れてた」と言っていて、
番組の企画で〝美大に潜入”みたいなのをやってたんですよね。
それでめちゃくちゃ楽しそうにロケをやってたのを覚えています。
それが今回の映画を観て繋がりました!
ほんとに好きなんですね!
この映画を観ていても、のんちゃんは絵を描くことや物を作る作業なんかがほんとに好きなんだろうな~というのが伝わってきます。
リボンをキーにして、主人公の心模様や状況を表現していくんですが、
その淡い色合いやリボンの動きなんかもとても綺麗で。
なんとその特殊効果に樋口真嗣「シン・ゴジラ」)が参加!
予告の映像も、なんかいいなあ好きだなあ~と思っていたら岩井俊二だし( ゚Д゚)!
主題歌はサンボマスター
さりげなくビッグネームが並んでいました。
そもそもこの映画、キャストだけでもかなりツボ!
小規模の作品なのでキャストじたいそれほど多くはないんですが、
その顔ぶれが絶妙に私の好みだったのです。
その多くが、のんちゃん自身が脚本を書く時点で想定してあて書きしていた方たちだったそうで、
主人公の親友役は「あまちゃん」でのんちゃんと同じグループGMTのメンバーだった山下リオちゃんだし(かわいいですよね~!)、
謎の男は渡辺大知くん(「色即ぜねれいしょん」とか「毒島ゆり子のせきらら日記」とか最高でした!)、
妹役まで小野花梨「親バカ青春白書」「きれいのくに」がよかったなー!ちょっと不機嫌そうな顔が個性的でしかもちょっと癖のある役でも「こんな子いるなあ」と思わせる、最近すごく気になる女優さん)という、
キャスティングまでセンスの良さを感じる、さすがののんちゃんです。
謎の男の顔のマスクで隠れてる下半分をどうしても確認したくてどうにかしてマスクを外させようと悪戦苦闘する様子や、
かなりあるあるな母や父との微妙なやり取りなんかにクスクスと笑いつつ、
得体のしれないウィルスのせいで自分のアイデンティティまで世の中から否定されたように感じてしまうたくさんのやりきれなさやせつなさをどうにかどこかに着地させようともがく主人公たちの姿に共感しながら、
最後はすがすがしくてあったかい、まさに春といった感じの映画でした。

・・・・・・・なんて今さら〝おすすめ!ぜひ観てください!”
みたいな感じで感想書いてますけど、
「ガンパウダー~」「Ribbon」4月14日で終了です(/_;)
そして2022年必見の「ベルファスト」も、4月21日で終了です!
ゴメンなさい!!
「名探偵コナン」「クレヨンしんちゃん」の爆回し月間に突入します!!
ゴールデンウィークが明けたら通常運転に戻りますので、
マニアの皆様はしばしお待ちを。
午前十時の映画祭
「ゴッドファーザー<最終章>
:マイケル・コルレオーネの最期」
TM & © 1990 by Paramount Pictures. All Rights Reserved. FROM ZOETROPE STUDIOS TM, 
(R) & ©2014 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.
こちらは2020年にフランシス・フォード・コッポラ監督が自ら再編集し直して(当初公開されたものは別のスタッフが編集したもので、監督はそもそも気に入ってはいなかったようです。。。)、
オープニングやエンディング、さらには音楽も入れ直したりして、
しかも、尺も最初のバージョンより短いという(たいていのディレクターズカットというものは、当初のものよりかなり長くなるものですよね)驚きのバージョン。
エンディング、ここまで変えちゃうんだー・・・・!
でも、アル・パチーノダイアン・キートン「すごく良くなった」と絶賛したそうですよ。
長きゃいいってもんでもないんですよねぇ。。。
そして、コッポラ監督の実の娘であるソフィア・コッポラが演じてあちこちから演技がひどいとバッシングを受けた、マイケル・コルレオーネ(アル・パチーノ)の娘メアリー役ですが、
当初はウィノナ・ライダーが演じる予定だったというのはわりと有名。
そのバージョン、観たかったなーーーーー!!!!
ウィノナ、昔から大好きなんですよ!
「ビートルジュース」のころからの憧れです(*‘∀‘)
当時、ジョニー・デップとの激しい恋愛で身も心もズタボロだったウィノナは体調不良で降板。
寂しい!!観たかった!!
ウィノナが演じてたら全然違うメアリーになってたでしょうね!
そしたらウィノナの女優人生もちょっと変わってたかも・・・ゴニョゴニョ
ソフィア・コッポラはその後、監督デビューして大成功をおさめているのでOK。
気にせず映画を撮り続けて行ってもらいましょう。
というわけで、ウィノナだったらな~・・・と勝手に頭の中でメアリーの顔をウィノナに置きかえて観てみるのも有りですね(?)


そんなこんなでそろそろ桜も咲きそうな4月。
今年もお花見はできなさそうですが、
せっかく暖かくなってきたことだし、
お散歩がてら映画を観に映画館通りまでいらしてください。
この状況で、あちこち閉めてしまったお店もありますが、
やっぱり大通りにはたくさんの人が来て賑わってほしいなぁ。。。
などと、シャッターの下りてしまったお店たちの前を歩きながら思っている私でした。
ここにはおしゃれな喫茶店が、
あそこにはかわいい文房具なんかを売ってるお店があったなあ、
土曜日には学校帰りに友達とあのお店の「オムのっけカレー」を食べたなあ・・・
なんて、ただただ楽しくて平和だった何十年も前のことを思い出してはせつなくなってしまうのですが、
今は2022年。
よくわかんないウイルスに世界中が振り回されているというのに、
まだ侵略戦争を始めちゃうような大国もあるという、
冷静に考えるとめちゃくちゃな時代ですね。
でも良いことも悪いことも全部、受け止めて前に進むしかないんですよねぇ(/_;)
・・・・がんばろう。
コナンしんちゃんフルスロットル月間なので、
しばらくは早朝&超レイトショーまでガンガン回すことになりますからね!
テンション上げていきましょう!!
今回の「Ribbon」のように、急に上映が決まるシークレット上映が得意の中劇だし(→たいていは大人の事情)、
6月に上映予定のおしゃれで面白そうな映画たちの上映スケジュールもそろそろ決まってくると思うので、
「今、中劇はアニメ月間だったなあ・・・」
なんてスルーしないで、
たまにはチェックに来てくださいね♪


★中劇公式サイト PC→http://www.chugeki.jp/