2022年4月11日月曜日

春ですね、2022。

こんにちは。
例によって、気がついたら4月でした。
え?更新が久々?
そうなんです。
サボってた?
・・・・いや、たしかにねー・・・・・(*_*;)
ていうかなんか・・・・抜け殻?
アカデミー賞の発表が終わったら、なんかちょっと・・・・燃え尽きた?みたいな。
私のライフワークである〇ャニーズ関連や元カレ(ニコラス・ツェー)の香港映画
さらに今、大注目の韓国映画からアカデミー賞ノミネートの「ベルファスト」まで、
2月~3月の中劇は次から次と私の得意分野やら推しやらが続々登場で、
自分でも気が付いてなかったんですけど、
めちゃくちゃ張り切ってたようですね。
お恥ずかしいことに。(読んでてわかるって?)
楽しいから夢中だったんですけど、
自分の中でもアカデミー賞の発表までがひと区切りと思ってたんでしょうね。
ヲタ仲間との飲み会もできないこの状況で、
〇ャニーズや香港映画について熱く語るのはほんとに楽しかったし、
自分が本気で気に入った映画(「ベルファスト」)がアカデミー賞の作品賞を獲れそうで、
それをまさにドンピシャの時期に自分のところで上映できるなんてめったにないことですからね。
なにしろ中劇なんで!
いつも、アカデミー賞は遠ーーーくから「へぇ~・・・(*´з`)」なんて言いながらのかなりのひとごとか、
最近やっと脚本賞あたりを獲れた作品を上映できるようにはなってきましたけど(去年の「プロミシング・ヤングウーマン」とか数年前の「ブラック・クランズマン」とか)、
それでもアカデミー賞の発表から何か月もたってからの上映だったりして、
上映する頃にはこちらのテンションもお客さんの興味もどこへやらみたいな感じだったので、
今回のようなお祭り準備みたいなことってほんとになかなか無いんですよね。
アカデミー賞では、「ベルファスト」は作品賞こそ逃しましたが、
絶対に欲しかった脚本賞を獲ったのでOK!
(→自分が獲ったみたいな言い方してますけど違います)
© 2021 Focus Features, LLC.
もちろん作品賞が最高賞なのは間違いないですが、
毎回、映画マニアが注目すべきは脚本賞だと私は常々思っていまして。
米アカデミー賞の脚本賞を受賞しているのは、だいたいその映画の監督なんですよね。
ここ何年かずっとそうなんですが、
今年の「ベルファスト」
去年の「プロミシング・ヤングウーマン」
その前の「パラサイト」「グリーンブック」・・・・
共同脚本の場合もありますが、
監督が脚本を書いた作品が、アカデミー賞の脚本賞を受賞することが圧倒的に多いんです。
やっぱりそうでなくっちゃ!と思いますよね。
監督本人の思いや伝えたいことなんかが観客にまっすぐ伝わるからだと思います。
だから、何が言いたいかというと、
決して負け惜しみなんかではなくて、
「ベルファスト」が脚本賞を受賞したことはほんとによかったなと、
素晴らしいことだなと、嬉しく思ったということなんです。
アカデミー賞もやはり、オリンピックの開催地決定なんかと同じで、
宣伝やロビー活動もかなり重要だと何かの記事で読んだことがあります。
発表直前に行われるいろんな映画祭の結果も効いてくるとも聞きました。
機械がデータで決めるわけではないですからね。
生身の人間が選ぶので、それもまた醍醐味であり、面白いところでもあるわけで。
そんななかでケネス・ブラナー脚本賞を獲れたこと、
それがほんとによかったなー!!!!
とホッとして、気が抜けた?
私の推しリレー、いったんゴール!みたいな。
そこからはしばらく映画も観られていないしブログを書こうにもなんにも浮かばないっていう、
わかりやすく抜け殻状態だったんですよね。。。
2~3月、猛ダッシュで走りすぎた・・・・(-_-;)
実をいうと、前回、「ベルファスト」でブログを書いた時点で、
「ガンパウダー・ミルクシェイク」はすでに鑑賞済みだったんですけどね。
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もちろん、面白かった!!
大好きな香港ノワールと、
「キル・ビル」を彷彿とさせるタランティーノ風味、
そしてその影響をモロに受けたロバート・ロドリゲス「デスペラード」
さらにどことなく「七人の侍」西部劇の香りなんかも漂わせつつ、
(個人的には志穂美悦子主演の「二代目はクリスチャン」を思い出しながら観ておりましたが・・・古いですか!?でも名作ですよ!号泣です!大好きです!)
ミシェル・ヨー姐さんにはもう少しガンガン暴れてほしかったなーとか、
ヒロインがもうちょっとキャラ濃いめでもよかったかなーとか、
チラッと思ったりはしましたが。
時代も設定もごちゃまぜにした架空の町で、
ファンタジーとコメディを絶妙なバランスで織り交ぜることで壮絶な殺し合いをあえてリアリティから切り離しつつ、
それでもあくまでもドライにハイテンションで突っ走るクライムアクション。
スカジャンを着た男前な主人公(女子です)が容赦なく痛めつけられて片手が不自由なままの肉弾戦とか、
腕が上がらないので子どもを運転席に座らせてのカーアクションとか、
マンガのように死体が積みあがっていくさまとか、
思わず「おいおい・・・!」と呟いてしまう悪ノリ感。
ついつい目を背けてしまうシーンとか、
「えー!!そんなぁ・・・・(/_;)」
なんてところもありましたが、
そういうところもまた・・・・・・・嫌いじゃない♪
でも!でもでも!!
まさか、現在のロシアとウクライナの状況にもつながるような紛争をテーマにした、家族や故郷を想う人間賛歌「ベルファスト」についてさんざん語っておきながら、
大人の起こした紛争で命を危険にさらされる子どもたちの目を通した戦争、なんて熱く長々とブログを書いておきながら、
強~い女子たちが超クールな音楽をバックに、
銃やらマシンガンなんかをぶっぱなして(ときには素手で)次から次と悪者をメッタメタになぎ倒していく映画を、
「超ー気持ちいい( `ー´)ノ!!!」
なんて書けませんよね・・・・(;'∀')
© 2021 Studiocanal SAS All Rights Reserved
「ベルファスト」の感想と「ガンパウダー・ミルクシェイク」の感想を同じ人が同じページで、同じようなテンションでは語れませんよね!?
いくらなんでもそれは厳しい。
しかもアカデミー賞の発表直前(*_*;)
中劇の公式サイトのトップページには一件ぶんのブログしか載らないのに!
作品賞候補の「ベルファスト」について語ったブログを、
大量の死体が発生するドンパチ映画を絶賛するブログで上書きするとか!
・・・・・・それはさすがにね(^_^;)
一応、大人なので!
そのあたりの忖度は必要でしょ!
それで「ガンパウダー・ミルクシェイク」について書くのを後回しにしたら、
気が付いたら自分が抜け殻だったという。。。
スミマセン・・・
〝無理はしない”がモットーの私なので、
疲れた時は休みます。
身体や心がしんどいときは、映画観るのもしんどいし、
好きな映画について語るのだって体力使いますからね。
夜な夜な、元カレのニコラスに会いには行きつつ(家で香港映画を観てる、の意味。しょうもないトンチキなコメディ映画とか、ニコラスが冴えない三蔵法師のやつとか、ゴリゴリの恋愛ものとかですけどね!)、
しばらくぼんやりと過ごしてたら書けるようになりました♪
ぼちぼち完全復活します( `ー´)ノ
6月に上映が決まった「スパークス・ブラザーズ」の前に、
そのスパークスが原案&音楽を担当した「アネット」も観ておかなくちゃいけないし、
ハッ!東西〇ャニーズJr.の映画、まだやってる!?行かなくちゃ!!
(→完全復活したみたいです)
ずっと行けてないけど南部興行さんにも行くからねー!!!!


と、しょうもない話をしている間に、急に上映が始まってた
「Ribbon」
©「Ribbon」フィルムパートナーズ
ビックリですよね(;'∀')
え、ついこないだフォーラムさんでやってたよね?
すぐ終わっちゃったので見逃したんですけど、
いきなり中劇に回ってきたんでよかったラッキー!
というわけで観ました♪
(→スタッフというよりお客さん気分)
なんと脚本・監督・主演がのんちゃんです。
コロナ禍になってもう2年。
そんな今の状況をそのまま、
コロナ禍のなかにある日常として描いた作品。
最近は、映画やドラマのなかで出演者がマスクをしていたり、
コロナ禍になってからのお話を描いたものも少しづつ出てはきましたが、
やはり俳優さんたちが顔の半分をマスクで覆った状態のドラマや映画ってなかなか映像作品としては作るのも発表するのも難しいところがありますよね。
でもこの映画では、コロナを背景や状況のいち設定としてではなく、
しっかりとど真ん中で向き合い描いた作品になってます。
コロナ禍で休校となるため卒業制作展が中止、
自分の作ったものを持ち帰らなくてはいけなくなった美大生が主人公。
演じるのは、岩手県民の孫・のんちゃん
©「Ribbon」フィルムパートナーズ
朝ドラ「あまちゃん」は神!でしたねえ(*‘∀‘)
私も大好き!全部、録画してあります♪
この方と、岩手の縁はミラクルとしか言いようがない!
あのほんわかとした雰囲気と笑顔、喋り方までなんだか岩手にピッタリで。
うちの母は「うちの娘だったらなあ・・・」(おいおい!娘はここだわ)
私の友達は「うちの孫だったらなあ・・・」(いや、孫って!)
とにかく圧倒的人気ですよね。
今、思いだしたんですが、
のんちゃんがまだ本名で活動していたころ、
バラエティ番組に出たときに「絵を描くのが好きで美大に憧れてた」と言っていて、
番組の企画で〝美大に潜入”みたいなのをやってたんですよね。
それでめちゃくちゃ楽しそうにロケをやってたのを覚えています。
それが今回の映画を観て繋がりました!
ほんとに好きなんですね!
この映画を観ていても、のんちゃんは絵を描くことや物を作る作業なんかがほんとに好きなんだろうな~というのが伝わってきます。
リボンをキーにして、主人公の心模様や状況を表現していくんですが、
その淡い色合いやリボンの動きなんかもとても綺麗で。
なんとその特殊効果に樋口真嗣「シン・ゴジラ」)が参加!
予告の映像も、なんかいいなあ好きだなあ~と思っていたら岩井俊二だし( ゚Д゚)!
主題歌はサンボマスター
さりげなくビッグネームが並んでいました。
そもそもこの映画、キャストだけでもかなりツボ!
小規模の作品なのでキャストじたいそれほど多くはないんですが、
その顔ぶれが絶妙に私の好みだったのです。
その多くが、のんちゃん自身が脚本を書く時点で想定してあて書きしていた方たちだったそうで、
主人公の親友役は「あまちゃん」でのんちゃんと同じグループGMTのメンバーだった山下リオちゃんだし(かわいいですよね~!)、
謎の男は渡辺大知くん(「色即ぜねれいしょん」とか「毒島ゆり子のせきらら日記」とか最高でした!)、
妹役まで小野花梨「親バカ青春白書」「きれいのくに」がよかったなー!ちょっと不機嫌そうな顔が個性的でしかもちょっと癖のある役でも「こんな子いるなあ」と思わせる、最近すごく気になる女優さん)という、
キャスティングまでセンスの良さを感じる、さすがののんちゃんです。
謎の男の顔のマスクで隠れてる下半分をどうしても確認したくてどうにかしてマスクを外させようと悪戦苦闘する様子や、
かなりあるあるな母や父との微妙なやり取りなんかにクスクスと笑いつつ、
得体のしれないウィルスのせいで自分のアイデンティティまで世の中から否定されたように感じてしまうたくさんのやりきれなさやせつなさをどうにかどこかに着地させようともがく主人公たちの姿に共感しながら、
最後はすがすがしくてあったかい、まさに春といった感じの映画でした。

・・・・・・・なんて今さら〝おすすめ!ぜひ観てください!”
みたいな感じで感想書いてますけど、
「ガンパウダー~」「Ribbon」4月14日で終了です(/_;)
そして2022年必見の「ベルファスト」も、4月21日で終了です!
ゴメンなさい!!
「名探偵コナン」「クレヨンしんちゃん」の爆回し月間に突入します!!
ゴールデンウィークが明けたら通常運転に戻りますので、
マニアの皆様はしばしお待ちを。
午前十時の映画祭
「ゴッドファーザー<最終章>
:マイケル・コルレオーネの最期」
TM & © 1990 by Paramount Pictures. All Rights Reserved. FROM ZOETROPE STUDIOS TM, 
(R) & ©2014 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.
こちらは2020年にフランシス・フォード・コッポラ監督が自ら再編集し直して(当初公開されたものは別のスタッフが編集したもので、監督はそもそも気に入ってはいなかったようです。。。)、
オープニングやエンディング、さらには音楽も入れ直したりして、
しかも、尺も最初のバージョンより短いという(たいていのディレクターズカットというものは、当初のものよりかなり長くなるものですよね)驚きのバージョン。
エンディング、ここまで変えちゃうんだー・・・・!
でも、アル・パチーノダイアン・キートン「すごく良くなった」と絶賛したそうですよ。
長きゃいいってもんでもないんですよねぇ。。。
そして、コッポラ監督の実の娘であるソフィア・コッポラが演じてあちこちから演技がひどいとバッシングを受けた、マイケル・コルレオーネ(アル・パチーノ)の娘メアリー役ですが、
当初はウィノナ・ライダーが演じる予定だったというのはわりと有名。
そのバージョン、観たかったなーーーーー!!!!
ウィノナ、昔から大好きなんですよ!
「ビートルジュース」のころからの憧れです(*‘∀‘)
当時、ジョニー・デップとの激しい恋愛で身も心もズタボロだったウィノナは体調不良で降板。
寂しい!!観たかった!!
ウィノナが演じてたら全然違うメアリーになってたでしょうね!
そしたらウィノナの女優人生もちょっと変わってたかも・・・ゴニョゴニョ
ソフィア・コッポラはその後、監督デビューして大成功をおさめているのでOK。
気にせず映画を撮り続けて行ってもらいましょう。
というわけで、ウィノナだったらな~・・・と勝手に頭の中でメアリーの顔をウィノナに置きかえて観てみるのも有りですね(?)


そんなこんなでそろそろ桜も咲きそうな4月。
今年もお花見はできなさそうですが、
せっかく暖かくなってきたことだし、
お散歩がてら映画を観に映画館通りまでいらしてください。
この状況で、あちこち閉めてしまったお店もありますが、
やっぱり大通りにはたくさんの人が来て賑わってほしいなぁ。。。
などと、シャッターの下りてしまったお店たちの前を歩きながら思っている私でした。
ここにはおしゃれな喫茶店が、
あそこにはかわいい文房具なんかを売ってるお店があったなあ、
土曜日には学校帰りに友達とあのお店の「オムのっけカレー」を食べたなあ・・・
なんて、ただただ楽しくて平和だった何十年も前のことを思い出してはせつなくなってしまうのですが、
今は2022年。
よくわかんないウイルスに世界中が振り回されているというのに、
まだ侵略戦争を始めちゃうような大国もあるという、
冷静に考えるとめちゃくちゃな時代ですね。
でも良いことも悪いことも全部、受け止めて前に進むしかないんですよねぇ(/_;)
・・・・がんばろう。
コナンしんちゃんフルスロットル月間なので、
しばらくは早朝&超レイトショーまでガンガン回すことになりますからね!
テンション上げていきましょう!!
今回の「Ribbon」のように、急に上映が決まるシークレット上映が得意の中劇だし(→たいていは大人の事情)、
6月に上映予定のおしゃれで面白そうな映画たちの上映スケジュールもそろそろ決まってくると思うので、
「今、中劇はアニメ月間だったなあ・・・」
なんてスルーしないで、
たまにはチェックに来てくださいね♪


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