2023年9月15日金曜日

マニア向け映画&超絶エンタメ!どっち観る?

こんにちは。
秋です。
毎日まだ全然30℃超えてますけど、秋です。
誰がなんと言おうと。
だって9月だもん。
お祭りの山車が歩いてるもん!
そして足の指を虫に食われたもん!
そう、毎年、なぜか9月に入ると足の指を虫に刺される私です。
・・・・なんで!?
夏の間、ほとんど刺されなかったのに!
ピンポイントで足の指。
めっちゃ痒い!!
とにかくそれが秋(?)。

というわけで、あっという間に9月なかば。
口にパンをくわえて走る高校生のように、
ジャケットを着ながら走るサラリーマンのように、
猛ダッシュで電車に飛び乗るOLのように、
漫画みたいにわかりやすく切羽詰まった状態でゴールの見えない(本当に全部やれるのか、いややるしかないので動き出した)秋の新作ラッシュぎゅうぎゅう詰め大人映画シーズンを走り出した中劇です。
果たして、コンプリートできるのか!?
いや、します。
しないわけにはいかない。
だからついてきて!!!
まずは始まりました、映画ヲタクのみなさまお待ちかね。
「アステロイド・シティ」
(C) 2023 FOCUS FEATURES, LLC.
ビックリするくらいたくさんのお客さんが来てくれています。
ほんと、ビックリ。
え、そんなにみんな、ウェス・アンダーソン好きなの!?
ていうか、こんなにどこにいたの、映画ヲタクの方たち!?
ってくらいに、映画ヲタクのみならず大盛況です。
決して大衆受けはしないであろう、少し斜めの、通好みの、というかむしろマニアックな、
〝ザ・ミニシアター”的な作風。
でも毎回、ありえないくらいの豪華なキャストがこれでもかとてんこ盛りで驚きます。
今回もすごい。
トム・ハンクススカヨハに、エドワード・ノートンエイドリアン・ブロディマーゴット・ロビーに・・・・・それからそれから・・・。
もうあまりにも豪華すぎて、ウィレム・デフォーマット・ディロンがエキストラの一般人に見えてしまう程度には感覚が麻痺しちゃうくらいに豪華。
キラキラと眩しすぎる砂漠の太陽に照らされるパステルカラーの色彩と、
のどかで穏やかで、かつお洒落な音楽。
そして出てくる人々みんながなぜか無表情で、ちょっと非現実的でいながらファンタジーでもない。
淡々と進むようでいて遊び心満載の、というかむしろ遊び心オンリーの世界観。
延々ずっと、本気で、遊んでる。
軽妙でウィットに飛んだせりふと、予測不能な展開。
でも絶妙に、何と言ったらいいのかわからない、表現がものすごく難しい、
フワフワしてて、ポヤポヤしてる、すっごく個性的で独特な味わい。
あぁぁ・・・・フル・スロットルでウェス・アンダーソン・・・・!!!
(C) 2023 FOCUS FEATURES, LLC.
もうなんだかんだ言えない!
他の人へのすすめ方も感想も、
そもそもどんな映画なのかすらもはや説明のできない作風なので、
ここでも何を言っても伝わらない気がする。
ていうか、観る人は私がここですすめるまでもなく絶対に観るし、
なんとなく観てみようかなと思っただけの人が観てもきっと何かが心に引っかかる。
〝心を揺さぶる!”とか、〝感動の涙が頬を伝う!”とかとは無縁ですけどね。
「ダージリン急行」も、「グランド・ブダペスト・ホテル」もいいけど、
「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」を観たときの衝撃を思い出しました。
いつも着てる赤ジャージが、お葬式のときは黒ジャージになった姿が強烈なクルクルパーマの親子(ベン・スティラー)。
観終わってすぐに、ネットで探しましたよね、アディダスの黒ジャージ。
なんかよくわかんないけどもう一回観に行ったしね。
ゲラゲラじゃなくてクスクス。
面白かったー!じゃなくてニヤリ。
だから、めちゃくちゃ面白いよー、絶対観てー!と、いろんな人にすすめるわけにはいかないけど、
なんかなんとなく一人でもう一回観たい。
そんな感じ。
不思議だなぁ・・・・毎回、不思議。
そして、思ったよりたくさんのお客さんが来てくれて、
パンフレットがすっごく売れて、リピーターの多い、
映画好きによる、映画好きのための、ヲタク心をくすぐる作品。
ほっこり、のんびり、ゆったり、誰かのおかしな夏の短い休日を覗き見る。
そういう映画です。


もう一本は、ウェス・アンダーソンとは真逆を行く超絶エンタメ。
私はこっちも大好物!!
9月22日公開
「コンフィデンシャル 国際共助捜査」
(C)2022 CJ ENM CO., LTD., JK FILM ALL RIGHTS RESERVED
北朝鮮のエリート捜査官と韓国の刑事がコンビを組んで活躍する姿を描いたアクション『コンフィデンシャル/共助』の続編。
前作も中劇で上映しました!
設定から最高だし、主演二人のビジュアルとキャラのコントラストも絶妙だし、
ストーリーはわかりやすくかつリアルに、
アクションは度肝を抜くくらいに徹底的にド迫力、
きれいどころも使いつつ、でもラブ要素は控えめに、
そしてそれを全編通してコメディ要素をまといながらユーモアたっぷりでやりきる。
そう、私も大好きな1980年代ハリウッド映画を彷彿とさせるハラハラドキドキで楽しくて、観たあと爽快な本格アクション映画。
最高です。
これを映画館で観ずしてどうする!?のやつ。
今回は、北朝鮮からの国際共助捜査の要請によって再びコンビを組むことになった二人とFBI捜査官が国際犯罪組織のリーダーを追跡する、
期待を絶対に裏切らないバディ系超絶ポリスアクションムービー。
こういうのってたいてい、1作目のほうが絶対面白いんですけどね。
これはもう、前作を上回る面白さ!
韓国映画、ノリに乗ってるなあ!!と唸りました。
国を挙げてエンタメにお金も力も全集中している韓国。
天井知らずでどんどんスケールもレベルも上がり続けてますね!
とどまることを知らないそのパワーは、映画もドラマも配信というボーダーレスな武器を有効に使って日本だけでなく世界中に韓琉ブームを巻き起こしています。
韓国作品がカンヌやアカデミー賞の常連になってきたことがそれを物語っていますよね。
わかるよ~面白いもんね~!
しかも、俳優陣も個性的で楽しいんですよね。
前作から今作までの間に、2020年Netflixで最高の視聴数をカウントし、
「日本で最も話題になった作品TOP10」の第1位に輝いたドラマ「愛の不時着」で、
一躍、全世界の恋人として大ブレイクしたヒョンビン
ひたすらカッコいいんですよねぇ~( *´艸`)
今回はそこにさらに三枚目要素もほんのり上乗せして、
ついつい「か、カワイイ・・・・!!」と全女子の母性本能を占領する勢い。
私、「私の名前はキム・サムスン」というドラマが大好きなんですけどね。
いろんな韓国ドラマ観てますが、今でも韓国ドラマのなかで一番大好きな作品。
もう20年くらい前の作品になりますか。
そのドラマで初めて、ヒョンビンという俳優を知りまして。
それが超クールで性格の悪い御曹司の役で。
「・・・・・・・か、カッコいい・・・・・(≧▽≦)!!」
私の好きな韓国俳優で絶対的1位だったチャン・ドンゴンを超えてきました!(→私の好みはどうでもいい)
40歳となった今、キャリアを積んで脂も乗って、良い俳優になりましたねえ!
(C)2022 CJ ENM CO., LTD., JK FILM ALL RIGHTS RESERVED
今回も、愚直なほどに真面目で有能な北朝鮮のエリート捜査員を演じていますが、
前作で南の破天荒なオジサン刑事とバディを組んで壮大な事件を解決したことにより、
ユーモアの使い方を覚えて味わい深い人間味が加わり、魅力倍増。
ただでさえこんなカッコいいのに、かわいさまで出せるようになったらもう無敵でしょ。
そしてそのバディ役のユ・へジンが、今回もやっぱり上手い!!
ヒョンビンと並んだ時の、ビジュアルも体格も正反対の凸凹感がすでに面白いし、
設定やストーリーはシリアスでガチな本格刑事ものなのに全編通してクスクス笑えるという
絶妙なバランスを保ち続けるのは当然、この方の手腕。
そして今作ではここになんと、もう一人のイケメン登場。
NYからやってきた、仕事も女性の扱いもパーフェクトなこれまた有能なFBI捜査官。
これがダニエル・ヘニーという韓国系アメリカ人俳優なんですけどね、
このイケメンがまた「私の名前はキム・サムスン」に出てたんですよ~!!
一途なお医者さんの役でね。
これも良かったんだよなぁ・・・・(*´з`)
ってことで、棚の奥から「私の名前はキム・サムスン」(テレビで放送したときに録画したやつ)を引っ張り出してきてまた見始めた人がここにいますけどね。
そんなこんなで、前代未聞の悪党を捕まえるため集結した、3国の個性的な刑事たち。
それぞれの思惑や情報を隠したまま手を組んで敵に立ち向かうことになるが果たして・・・・!?
今回も、韓国映画のお家芸である容赦なく街を使ったド迫力のカーチェイスはもちろん、
徴兵義務のある韓国なだけにリアルな銃撃シーンと壮絶な生身のバトルが炸裂する本格アクションが物語の中心を貫き、
お約束ながらもつい笑ってしまう小ネタを挟みながら(コメディは実はこれが一番難しいんですよね。)、
イケメンが出ずっぱりで最初から最後まで目をハートにしたまま楽しめる、
子供から大人までみんなが大満足できる「これぞエンターテインメント!!」な作品です。
楽しかったーーー!!!!
このごろ、いろんなことで毎日イライラモヤモヤしていた私ですが、超絶スッキリ!!
明日からまたがんばろうと思える、爽快な映画でした。
皆さんも、いまいち気分がスッキリしないなあとか、
とにかく面白い映画が観たいなあとか、
そんなときは絶対これ!!
・・・・・・・・・がんばろう・・・・。。。


さてさて、まだまだ続く「中劇・秋の大人映画シーズン」がどうにもこうにも大変なので、ほんとはこのあとほかのいろんな作品のご紹介をしておきたかったんですけどね。
・・・・・まあ結局やっぱり今回も長くなっちゃったから無理だよね(*_*;)
腹八分目ってのが一番苦手な私です。
食べ物も、お酒も、遊びも、推し事も、そしてブログも。
やるときは徹底的に!すべて出し切るまで!ガチで!
そんな生き方しかできない私は常に、お金も時間もお尻に火が付いた状態で走ってます。
今の中劇の公開待機作品コーナーと一緒です。
常に全力!
元気があればなんでもできる!!
気合いだーーーーーー!!!
猛ダッシュだー!!!!
・・・・あ、何件もお問い合わせがきてた「アントニオ猪木をさがして」も上映決定しました♪
次回、まとめてご紹介しますね!
↓とりあえず、予習のために覗いてみてください。↓
思わず笑っちゃいます。
・・・・だって中劇、2スクリーンしかないんだもん( ゚Д゚;)!!!!
スケジュール、バグってる!?
知ってるよ、そんなこと!!
だから、一緒に笑ってください。
マジでどうすんの、これ!?ってね。
ええ、そうです、映画マニアのみなさま、
がんばって観に来てください。中劇にも。
じゃないと、いい映画集められないので!
たくさんのヲタクに支えられて、日本経済は回ってるんですよ。
共に手を取り合って頑張りましょう。
・・・・・と、いうことで、今から私はルミエールさんで「エドワード・ヤンの恋愛時代」を観てきます(´ー`)
〇十年前、台湾映画というものを初めて観て、カッコよくておしゃれで衝撃を受けた作品です。
え、まず中劇のを観ろって?
観ますよ、そりゃあ!
観るっていってんじゃん!
観るってば!
ちゃんと観て、書きますよ。ブログ。
・・・・・でも南部興行さんも今、秋の大人映画シーズンですごい観たいのばっかりなんですよ!!↓↓
なので、今日はまずルミエールさんに行ってきます♪
次の休みでは「ミステリと言う勿れ」を観るもんね!
・・・だから中劇のもちゃんと観るってば!「エクソシスト」(午前十時の映画祭で上映中)は嫌だけどね!ホラー映画だけは苦手なんで!
とにかく映画はちょうどいい時間のがあるときにサッと観に行っとかないと見逃しちゃうんで、暑くても、めんどくさくても、行きましょう!!
それではみなさんも体調管理とスケジュール管理を徹底して、
充実の映画シーズン楽しんでくださいね!!



★中劇公式サイト  http://www.chugeki.jp/