2021年1月21日木曜日

こんなときこそ香港映画!!

こんにちは。
雪、すごいですねえ!
こんなに雪が降ったのはここ数年覚えが無いので、
雪不足でなまった体が、ここ数日の雪かきでちょっと悲鳴を上げてきました。
でも、なんかこれが冬!って感じがします。
子どもの頃の冬休みは、だいたいこのくらい雪が積もってて、
家の前や庭なんかに雪だるまやかまくらを作ってる家が多かったんだよな。。。
などとノスタルジーに浸っている場合ではありません。
とりあえず雪かきしてからじゃないと家の敷地に車が入れないし、朝も出られないので、
帰ってからも朝もひたすら雪かき。
腰、やられるー(;゚Д゚)!!!
そのうえ、道路は混んでるー!!!
とにかく朝は、遅刻せずに出社できれば上出来♪
世間はコロナでてんやわんやですが、
盛岡は、というか私の周りは大雪でてんてこ舞い。
みなさん、しばらくは頑張りましょうね~!!

都市部では緊急事態宣言、
日本海側では大雪被害、
オリンピックはどうなるの、
と、なんだかまだまだどんよりと暗い雰囲気が漂っていますが、
そんなときこそこれ!!!
「燃えよデブゴン TOKYO MISSION」
©2020 MEGA-VISION PROJECT WORKSHOP LIMITED.ALL RIGHTS RESERVED. 
そうそう、これこれ!
これなのよ!!
おバカでひたすら笑えるコメディ、
でありながらけっこうガチな黒社会&アクションは超一流。
てのが、私ら世代の大好きな香港映画。
80年代にアジアどころか世界中を騒がせた、
ジャッキー・チェンを中心とした香港アクションの世界です。
そんな80年代の香港アクションは、ジャンルとして一時代を築きながらも、
その後の映画業界でのリアリティを重視する映画作りや、
CGを多用する特殊効果の発達によって、
なんとなく今は途絶えた感がありますが、
生身の身体で相手を倒すバッキバキのアクションや、
テンポよく進むストーリーもしょうもないギャグもやっぱり楽しい!!
あのころの、超面白くて、最高にカッコよくて、
子どもからおじいちゃんおばあちゃんまでみんなで笑って面白かったー!
って言える、土曜日の午後にやってたような平和な香港アクションへのオマージュで作られたのがこれ。
思い出すなあ・・・母と弟と東映に「あぶない刑事」を観に行って、
終わったーと思ったらそのまま始まった「七福星」
サモハンやらジャッキーが出てきて、
弟は「絶対観る!!!」と言って動かず。
観終わったら外は真っ暗でお腹はペコペコ。
あったなあ。。。
なんにも考えないで観られて、
まず間違いなく面白くて(いろんな意味で)。
まあ香港映画が好きでいろいろ観すぎてるし、
そもそも続編もパロディも番外編も多いし、
なんなら本家に関係ないけど続編ぽく作っちゃったりしたのもけっこうあるのが香港映画なので、
どれがどんなストーリーだったか正直ごっちゃだったりするのだけど。
「五福星がどれ?七福星に大福星!?なんのこっちゃ!」ってね。
それでも、アクションシーンはとにかくかっこよくて、しかもコミカル。
街じゅう巻き込んで、そのへんのいろんなもん手当たり次第に使って、
けっこう強い(しかもちょっとイケメンだったりする)悪役をぶっ倒す。
いいねえー!!
ていうか、「燃えよデブゴン」て、なんか聞いたことある。。。
って思いました?
そうなんです。
昔、あったんですよ、サモ・ハン・キンポーで。
おデブでちょっと間抜けなんだけど、アクションはとにかくキレッキレでかっこいい。
懐かしい・・・・(´ー`)
弟に話したら「サモハン、いいよねえ!!」と言っていました。
さすが、仕事が忙しい両親にほったらかしにされて土曜も日曜も姉弟二人でテレビばっかり見てただけあって話が早い♪
ちなみに今、今回の「燃えよデブゴン」公開にあたり、
配給会社のツインさんがhuluでたくさんの香港映画を配信しています♪
サモハン「燃えよデブゴン」シリーズはもちろん、
ジャッキーの誰もが知ってる代表作たちから「木人拳」まで(!)、
そしてキョンシー(霊幻道士)、「男たちの挽歌」
チャウ・シンチーブルース・リーまでてんこ盛り!!
韓国映画もたくさん出てます!
これ、ほんと嬉しい!!!
香港映画を中心にいろんなアジア映画を配給してきたツインさん。
私も昔から大好きな配給会社さんです。
しかも私はじぶんの「推し事(ヲタ活)」のためにhuluはずっと契約中。
香港映画三昧。ありがてえ(*‘∀‘)!!!!
て、別に私、huluの営業部員じゃないんですけど、
とにかく今回の「燃えよデブゴン」公開により、
香港映画祭りが開催されていますので、
みなさま、憎きコロナ野郎のおかげでもしもお出かけを控えようと思っているのならばぜひ、香港映画祭りを覗いてみてください!
そうそうたるタイトルたちを眺めてるだけで幸せな気持ちになります♪
で・・・・なんでしたっけ?
ああ、そうでしたサモハン「燃えよデブゴン」
今回の作品はそれと直接つながってるわけではないんですが、
そのあたりへのリスペクト&オマージュ100%の作品になってます。
「ザ・80年代香港アクションコメディ」の世界。
今回の主人公はなんとあのドニー・イェン
遅咲きのアクションスターとも言われますが、
たしかにジャッキーのように派手に目立つタイプではないけれど、
アクションスターとしてはもうレジェンド。
表から裏から香港映画を、香港アクション界を支え、盛り上げ、常にトップを走ってきたすごい人。
その噂はもちろんハリウッドにも伝わり、
ウェズリー・スナイプス「ブレイド2」
チャン・イーモウ監督の「HERO」などいかにもなハリウッドのアクション映画にも出演しましたが、
どうもハリウッド式の撮影スタイルや作品作りに納得がいかなかったようで、
すぐに拠点を香港に戻しています。
そして、多くのスター俳優たち(特に、暴力的な役が多かったアクション俳優など)が必ず思うこと「自分の子どもたちが楽しんで観られる映画に出たい」の域に来て、
「ローグ・ワン スター・ウォーズストーリー」に出演、
世界中にその存在を知らしめ、
盲目の戦士チアルート役が彼の名刺となりました。
「ローグワン~」は最高でしたね!
ドニー・イェン演じるチアルートと行動を共にする、これまたアジア系の大柄な俳優さん覚えてますか?
彼もまた中国では有名なチアン・ウェンという俳優兼映画監督なんですが、
この方もいいんですよねえ( *´艸`)♪
俳優としては「紅いコーリャン」とか「宋家の三姉妹」なんていう名作に出てたし、
監督作の「太陽の少年」はめちゃくちゃ良くて私も大好きな作品なんですが、
とにかくこの二人が出てた「ローグワン~」は最高だったなあ!
内容はほぼ「七人の侍」じゃないかなんていう意地悪な映画評もありましたけど、
「( ゚Д゚)ハァ!?何言ってんの!?そもそもスターウォーズが黒澤明リスペクトの映画じゃんか!」(ガラ悪。。。)
ってね。
で?
今日は「ローグワン~」について語る回でしたっけ(*‘∀‘)?
・・・・ちょっと違いましたね。
「ローグワン~」じゃなくてドニー・イェンについて語る回でした(;'∀')
そうそう、「ローグワン~」でめっちゃ渋いクールな盲目の戦士を演じたドニー・イェンでしたが、
もとからハリウッドに拠点を移すつもりは全くなく、
香港大好き、ボクは香港で映画を作っていくんだよ~♪
って方なので、今回はほんとにやりたいことをやりたいように作った作品なんじゃないかなあと思います。
これの前は、去年、中劇でも上映した「追龍」でまた別の意味で渋くて熱い役を演じていたのですが、
作品ごとに全く別の顔を見せてくるのがすごいですよね。
「追龍」も激しいアクション作品ではあったのですが、
ガチの実話の黒社会ものだっただけに、ハードで重かったですね。
面白かったですけどね!私はそれもまた好きですけどね!
でもやっぱり香港映画は、「基本がコメディでゴリゴリのアクション」ていうほうが、
どうしても心躍ってしまいますね。
「ありえない」とか「ふざけすぎ」なんて思っちゃう無粋な人には向いてないけど♪
今回のお話は、もとはスリムでかっこいい熱血刑事だったのに、
事件に夢中で婚約者には愛想を尽かされ、
お偉いさんを車で轢きそうになって地味な部署に異動させられて、
全然動かなくなったうえにおやつや夜食をパクパク・・・
で100kg超えのおデブになっちゃったドニー・イェン
・・・・そんな役、やる(;゚Д゚)!?
「ローグワン~」のチアルートが!?
やるんです。
香港スターは、全然平気でやっちゃうんです。
なんでもやります。
面白ければ、盛り上がるなら、なんだってやっちゃうのが香港スター。
お高くとまったりはしないのです。
低予算で、短いスパンで、たくさんのヒット作を作り続けてきた香港映画界の人たちは、
誰もがツーカーで面白いものを作ろうとするのです。
そういうところも大好き!
地味な部署にいるのになぜか重要な任務を押しつけられ、
当然そこでお約束のトラブル発生。
そこからしっちゃかめっちゃかてんやわんやで怒涛のアクションコメディ。
舞台は東京!
新宿歌舞伎町築地市場東京タワーで大暴れ!!
おデブになって動きが鈍くなるのが楽しいコメディではなく、
キャッチコピーの「太っても、最強。」そのままに、
おデブなのにめちゃくちゃ俊敏、
バッキバキにカッコイイのがドニー・イェン
サモハンもでしたけどね、
そのへんの面白さ、おかしさが絶妙でイイんですよね!
とにかく、治安の悪い銃だの鉄パイプだのを乱用じゃなく、
自分の身体と、町のそのへんに転がってるいろんなものを武器にして、
軽快に、ポップに、悪党たちを倒していくのがまた痛快で楽しい!
椅子やテーブルなんかはもちろん、
コンビニの看板、お店の売り物、
そして最終的に自分の彼女まで振り回して相手を倒す(!?)
香港映画に出てくる女優さんはとにかく美女!
ヒロインから脇役までどの人も皆、とにかく綺麗なのもお約束なんですが、
そんな美人さんたちも当然、相当危険なシーン以外は本人がアクションをやるし、
主人公の恋人役なんかはもう血だらけで痛めつけられたり顔を殴られたりも日常茶飯事。
日本だと北川景子石原さとみクラスの女優さんたちがドリフみたいな爆発スタイルや鼻血メイクも当たり前にやってるような状態。
それが香港アクションコメディの真髄ってやつです。
そんな、80年代香港アクションコメディ全開のこの映画。
いやー・・・・控えめに言って最高でしょ( `ー´)ノ
で、なんでこんな熱く語ってるのかっていうと、
これ、主演のドニー・イェンがすごいだけでなく、
スタッフもまたすごいからなんです。
まず監督はなんと谷垣健治
こんなコテコテの香港映画を撮ったのが日本人!
とはいえ、優秀なスタントマンを数多く輩出する倉田アクションクラブから単身香港へ渡り、
ドニー・イェン作品をはじめたくさんの香港映画にスタントマンとして参加、
香港映画だけでなく「るろうに剣心」をはじめとした日本映画、
さらに今ではハリウッド映画のアクション監督もつとめるゴリッゴリのアクション監督。
ドニー・イェンら香港スターたちからの信頼も厚く、
香港の映画作りも勝手知ったる、なので、
日本人なのにこんなに80年代の香港アクション黄金期テイスト100%の作品が作れるというわけ。
しかも。
資料を見ただけではつい見逃していて、あとで本編を観てビックリしたのですが。
なんと、それこそ80年代香港映画の立て役者、中心人物、風雲児、
とでも言うべき人物バリー・ウォンが、
思いっきり出演しているではありませんか(;゚Д゚)!!
え!?嘘!?
で、資料を見なおしたら、そう、「バリー・ウォン」ではなくて「ウォン・ジン」表記でちゃんと出ていました。
製作・製作総指揮・そして出演!
そりゃあそうだよね、あんながっつり出てて口を出してないわけがない!
私も知らなかったのですが、バリー・ウォンというのはどうやら日本での勝手な呼び方だったようです(*_*;)
「王晶」て、漢字で書いてあれば私でもわかるんですけどね、
この作品では出演者はすべてカタカナ表記のみだったので、
見落としていたのでした。
私としたことが!!
ドニー・イェンがいる香港映画にバリー・ウォンはつきものでした。
もうバリー・ウォンとは言わないのかな。
80年代香港映画を愛する身としてはやっぱりバリー・ウォンと言いたいところですけどね!
そのバリー・ウォンや、去年上映した「追龍」について暑苦しく語ってる回があるので、
よかったらそちらも読んでやってください。参考までに(´ー`)
と、いうわけで今回もしばしば脱線しながらも暑苦しく香港映画愛を語ったわけですが、
香港映画にあまり興味ない方にも、これだけは言いたい。
「ドニー・イェン、めちゃくちゃカッコいいんだよぉぉぉぉ!!!!」
・・・・・・え?そういうこと?
ま、今回はおデブの特殊メイクなのでちょっとアレですけど、
映画が始まってすぐはまだ太ってないので超クールなイケおじ(奇跡の57歳!)だし、
デブになってからもとにかくあの身のこなしは驚き。
アクションシーンはほんとに目が離せません。
ジャンプも蹴りも見事なら、
ギャグでコミカルなポーズを取ってるときですらさりげない動きまでもが美しい。
©2020 MEGA-VISION PROJECT WORKSHOP LIMITED.ALL RIGHTS RESERVED. 
そして香港映画を代表する「刑事もののアクションコメディ」全開に終始顔はニヤニヤ。
イケメンの悪役を演じる丞威くん(どこかで見たと思ったら、つい最近「ホテルローヤル」に出てました!)もマジでイケメンなのに冷酷な悪役なのが香港らしくてゾクゾクするし、
竹中直人もドニーの要望でカツラをつけていつも通りのコミカルな演技を見せているし、
ほんのちょっとだけの出演なのが残念なバービーもチェックしてくださいね。
ちなみに、映画の裏話やドニー・イェンの素顔なんかも知ることができるこの記事も面白かったので、ぜひ読んでみてください♪爆笑です。↓
それから、この映画のメイキングも発見!
やっぱりいいなあ!ビバ80年代香港映画!!!
最近のアクション映画はリアルな描写や残酷な描き方が流行っているようなのですが、
こんな昔ながらの、笑ってカッコよくて観終わっあとは爽快感!
一緒に観た人たちと「楽しかったーーーー!!」
って言えるようなコテコテの香港アクション、
絵に描いたようにハッピーな娯楽映画を観て、
このジワジワと忍び寄る閉塞感や暗い気分を吹き飛ばしちゃいましょう!
公式サイトhttps://debugon-tokyo.jp/


雪は毎日降るし感染者は増えるしお客さんは来ないし(え。)、
どうにもこうにも気分が落ち込みがちなので、
今日は帰ったらサモハンでも観ようかな(´ー`)
この「燃えよデブゴン」を観たら、思い出したんですよね。
子どもの頃、弟と一緒に観てた香港映画。
それは、大人になってからウォン・カーウァイレスリー・チャントニー・レオンなんかを知ってずぶずぶとハマっていった香港映画の世界とは違った、
クールなアクションとシンプルに楽しめるコメディが合わさった、
ただ「面白かったね!!!」って言えたあのころの香港映画。
そんな映画を観て、元気をもらおうっと。
huluに面白そうなの出てましたよ( *´艸`)
「おじいちゃんはデブゴン」
絶対面白いじゃーん!
あ、これもツインさんの公式のやつなので宣伝して大丈夫だと思います。
たぶん、この「燃えよデブゴン」関連で配信されてるのだと思うので♪
アンディ・ラウユン・ピョウツイ・ハーク!?
大好きなメンツです!
みなさんも、あまり外に出られないからといってじめじめ暗い気分でふさぎこまず、
自分で自分のご機嫌を取りつつ、
それなりに楽しく毎日を過ごしていってくださいね!
あ、超ソーシャルディスタンス中の中劇にも、
たまには映画を観に来てくださいねー!!!


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