2021年12月30日木曜日

痛くて苦いのが若さよね!「明け方の若者たち」&年末のご挨拶

こんにちは。
いよいよ今年も終わりですね。
早い!とか、あっという間!とか、
そんな言葉はもうこのブログで何年も何年も書き続けているので違う表現を使いたいんですが。
・・・・・・・・しかしあっという間!!!
という言葉しかでてきません(/_;)
年々、そのスピードが早まっている気がして怖くなってきているくらいなので仕方ないですね。
30過ぎたら坂を転がる勢いどころか、崖を飛び降りるくらいの体感です。
・・・・・・・・怖っ(゚д゚)!
・・・・・いやマジ、怖っ(゚д゚)!
って、年の瀬ならではの哀しいお話をしたところで、
さらに「若いって、それだけで素晴らしいんだよね・・・ほんとにマジで(´ー`)」
と、胸が哀愁と甘酸っぱさと苦さと恥ずかしさと、そして懐かしさでいっぱいになっちゃう映画を観て心が20歳に戻った私。
脚もウエストもまだ細くて、首や肩の周りのお肉も(このへんがリアル)まだスッキリしててちゃんと鎖骨というものがあったあの頃(?)。
つまらなくはないけど特別楽しいわけでもなかった学校で、
一つだけキラリと輝いた一瞬。
今考えると、ほんとに幻みたいな時間だったなあ。。。
っていう映画。
「明け方の若者たち」
(C) カツセマサヒコ・幻冬舎/「明け方の若者たち」製作委員会
「私と飲んだ方が、楽しいかもよ笑?」
その16文字から始まった、沼のような5年間。
特に楽しくもない飲み会で出会った女の子に、運命のような恋をした〈僕〉
そのピュアさと不器用さとまっすぐさが、眩しくて痛い。
餃子屋でたわいもない話をしているだけで楽しい、恋の始まり。
まだまだ一緒にいたくてお互いの気持ちを探り合う路地裏。
酔っぱらってわけもなく走り出す明け方の街。
理想と現実がかけ離れていくのを肌で感じるのに気が付かないふりをする自分。
ほんのちょっとの希望にすがっていたけど結局、絶望に襲われる瞬間。
なんだ、これは!?
これは誰!?あのときの親友!?
あのころのあいつ!?・・・・・いや、私!?
そんなふうにリアルで、生々しくて、せつなくて苦い、そんな映画。
思いっきり古いかさぶた、剥いじゃいました(-_-;)
この臨場感、NHKの密着ドキュメンタリーでも見てるかのようなリアリティはなんなんだ!?
原作が、ツイッターのフォロワー数14万人以上を誇る人気ライター・カツセマサヒコのベストセラー小説ってだけでなく、
なんと、監督が出演者たちと同世代どころか23歳の女性っていう!!
そりゃあ、臨場感どころの話じゃないよね(;'∀')
それに、もうねえ!!もう!!もうもう!!
主演の二人が良い!!!良すぎる!!!
北村匠海の、歯がぶつかっちゃうキスとか、手をつなぎたくてじりじりしてる様子とか、ひたすらバッキバキにピュアな年下感!!!(好きーーー!!!)
(C) カツセマサヒコ・幻冬舎/「明け方の若者たち」製作委員会
黒島結菜の、やってることはまさに〝女子”なのにまったくあざとさを感じない不思議な清潔感とミステリアス具合が絶妙!!!(大好きーーーー!!!)
(C) カツセマサヒコ・幻冬舎/「明け方の若者たち」製作委員会
・・・え?
バレました??
そう、私、実はそもそも二人とも大好きなんですよ~(*´з`)
だからこの映画が決まったとき、「ヨッシャァーーーーーー( `ー´)ノ!!!」
だったんです♪
二人とも、なんていうのかな、若いのに行間というか空気感というかそのへんがすごく上手いというかリアルでナチュラルな空気を持ってる俳優さんな感じがします。
存在感がリアル?
二人とも、子役?くらいの頃からなんか好きで気になってたので、そのせいもあるのか、
「大人になったなあ・・・・(´ー`)」みたいな感じもありつつ。(ほとんど親目線!)
北村匠海は、なんといっても「君の膵臓を食べたい」ですよね!
あどけなさを残しつつ、物憂げな雰囲気を漂わせる瞳が、とにかく良き!!
バンドDISH//としても、あいみょんが作詞・作曲した「猫」で大ブレイク。
今、飛ぶ鳥を落とす勢いとはまさにこのこと。
先日、バラエティ番組で「いつ、『犬』って曲を出そうか考え中」と言ってましたけど、
「トークもだいぶうまくなっちゃってもう、ほんとに感無量!!」
って感じでした(だから親目線)
黒島結菜ちゃんはもうほんとに、ドコモのCM(デートの約束に彼氏がなかなか来ない胸キュンのやつ!)から好きでした!!
そのあと出演したドラマ「ごめんね、青春!」「サムライせんせい」で、降参!
「私はこの子、一生推します!!」と宣言しましたからね(?)
とにかくね、どれもいいんですよ!
中劇で上映した「オケ老人!」もかわいくてよかったし、
NHKのドラマ「アシガール!!」もめちゃくちゃかわいかったし、
大河ドラマ「いだてん」の、気の強い運動神経バツグンの女の子もほんとかわいくて良かった(´ー`)
つい最近も新作が放送された「悲熊」シリーズもかわいくて大好き!ついつい悲熊の面倒を見てしまう栗林さんの役がピッタリでした♪
って、ひたすらかわいいしか出てこないんで、たぶん、ほんとに〝どタイプ”なんでしょうね、私。
でもなんといっても私が一番好きなのはドラマ「時をかける少女」
静岡県下田市や沼津市の抜群に綺麗なロケーションも印象的だったんですが、
ドラマの出来も良くて!大好き!
そしてショートカットに制服姿の黒島結菜ちゃんがもう、
ほんとに、マジで、かわいい!!天使!!
ていうか、そもそも大林宜彦監督作品のころから「時をかける少女」フリークだった私ですが、
偶然か必然か、自分の推している女優さんたちが代々そのヒロインを演じているので勝手に運命と思って「作品推し」(?)になっちゃっている部分もあります。
原田知世内田有紀、そして黒島結菜
・・・・・マジ神。
もうやっぱり全員、ずっとついていきます( `ー´)ノ
え、あれ?私、もしかしてショートカットフェチ!?
そういえば高校生のころ、美容院に『スケバン刑事』浅香唯(3代目・麻宮サキ)の写真を、
短大生のころは『パパとなっちゃん』KYON2の写真を持ってったっけ。。。
で?また話がそれましたけど、とにかく私の〝黒島結菜愛”だけは伝わりました?
そんなこんなで「明け方の若者たち」です。
とにかくリアルすぎて痛い。
チノパンにTシャツ、その上からチェックシャツを羽織った、雰囲気は地味だけどよく見たらイケメンな男の子。(どタイプです!!)
いるよねー!
あと、カッコよくてやることなすことスマートで、でも朗らかで、しかもめっちゃイイ奴で中身もイケメン!なその親友。(文句のつけようもない。嫌いなわけない。でも完璧すぎて怖いから無理。)
これもいるいるーー!!
そして、派手じゃないのに目を引く、嫌みは無いのに色気のある、だけどどこか無機質な感じもする不思議な女の子。(そんでめっちゃモテる。)
・・・・・・・いたよねーーーーーー(゚д゚)!!!!!!
哀しいかな、その女の子は絶対に私じゃないんだけど(-_-;)
私はたいていその子の友人で。
私はその素敵女子の隣で、「いつもあの素敵女子の隣にいる普通の子」とか言われてるタイプね。
好きな男子から「あの子の写真撮ってきて」とか言われるヤツ。(→実際言われた)・・・自分のことはよくわかってます。
で、まあ、それほど親しくもない友達が出てるよくわかんない芝居を観たあと朝まで飲んだ下北沢とか、
そのまま友達のアパートになだれこんだ高円寺とか、
夜の公園で飲んだ缶チューハイとか、
冬の屋上でこっそりやった花火とか、
それから大学から社会人へという時期の葛藤とか絶望とか虚無感とか、逆になぜかときどき湧き上がる無敵感とかの、説明のしようがない若さゆえの心の抑揚が、
スクリーンのなかの若者と、自分の若い頃のその感じとリンクしちゃってなんかもうとにかく生々しくてしんどい。
(C) カツセマサヒコ・幻冬舎/「明け方の若者たち」製作委員会
そして、ここまで読んで、「ああ、よくある甘くて苦い青春恋愛ものね」と思った人は、
甘ーーーーーい!!!!!
たしかに前半はそうなんです。
甘くて苦くて懐かしい、等身大の若者の、恋。
だけど途中で転換点が。
「え!?」
思わず声、出ちゃいました私。(映画館では静かにしましょう)
衝撃。
この作品、原作があるんですけど、私は全然知らなくて。
内容も全くわからない状態で観たんですけど、それもよかった。
そして、原作が好きな人は「自分が読んだときに浮かんだ絵とか世界観がそのままだった」と言っていました。
どちらにしても、十分楽しめる映画。
だけど、現時点で私が語りたいことは、まだ観てない人には話せない!!
早く言いたい!けど言えない!
言ったほうがもっとこの作品の魅力について語れる!
でもダメ!!
あの、「えっ!?」と私が思わず声に出してしまったあの驚きをみなさんにも体感してもらいたい!
嫌いな人もいるかもしれない。
でも、そこからの後半がまた、さらに痛くて苦くて・・・・・懐かしい。
純粋で、まっすぐで、不器用で、そして全身で恋してた。
身体で時を感じて、いろんなことにぶつかって、
嫌なこともしんどいことも知ったうえで、
あんなときもあったから今の自分になれたと、
今ここにいる自分を褒めてあげたい。
そんな気持ちになる映画です。
詳しく言えないのがもどかしいですが、
映画の中の〈僕〉〈彼女〉〈親友〉も、
さらに、私があの頃大好きだったあの人も、
吉祥寺の汚い居酒屋のトイレで泣きながら吐いてた私の背中をずっとさすってくれてたあの子も。
もうずっと連絡もとってないけど、
みんな今、幸せだったらいいな。
観終わったあと、そう思いました。
・・・・今日は、缶のハイボールを2本買って帰ろう。
映画のように公園では飲まないけど。
・・・・だってすっげー雪、降ってんだもん、盛岡(゚д゚)!
家のコタツで飲みます。
携帯も持ってなかったあのころ、現像するまでどんな写りかわからなかった写ルンです(知ってます?)で撮った写真でも引っ張り出して。
めいっぱいおしゃれして気合入れて顔を作って撮ったはずの写真が、
現像したら半目だったときのショックよ。。。
そんな話?(いや、違います。)
そうそう、お話はほとんど若者3人が中心ですが、
さすがの脇役たちも光ります。
つい先日までドラマ「アバランチ」(面白かった!)でクールで頭の切れるエリートを演じてた山中崇が、得意分野のちょっと不思議な(変な)上司役で出てきてクスッとしたり、
童顔でまだこの映画の真ん中にいてもおかしくない世代とも思える佐津川愛美が、意外な役で出てきて「え?似てるけど違うよね?でも声が間違いなく・・・!」っていう。
ドラマ『がんばっていきまっしょい』映画『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』がもう15年も前だって?
・・・・・・・怖っ( ゚Д゚)!!
それから、KIRINJIきのこ帝国マカロニえんぴつ・・・
出てくる音楽がまた絶妙。
この映画では、決してミスチルを使っちゃいけないんです!
DISH//もダメよ!
そんなメジャーどころじゃなくてサブカル方面に完全に舵を切っちゃって、
ヴィレッジヴァンガードや古着屋や、昭和な飲み屋街を彼らとともに歩いてるつもりで観てください。
そう、自分の年齢のことなんて忘れてね!(自分に言ってる)
と、意外といろんな角度から楽しめる作品です。
どの世代の方でも、切なくて、苦くて、甘酸っぱいあの頃に一瞬で戻れます。
(・・・しょっぱい人もいるかもね!)
ちなみに、この映画のスピンオフ映画が1月8日からアマゾンプライムで配信されることになりました!
「ある夜、彼女は明け方を想う」
出た、アマゾンプライム。
いま、中劇、推してます。
1月28日公開の「前科者」の前日譚ドラマも全話配信中!
→こちらは、映画の前にぜひ観てほしい。
そしてこの「ある夜、彼女は明け方を想う」も配信決定!
こちらは黒島結菜ちゃん側の〈彼女〉のアナザーストーリー。
→これは、絶対に映画の後で観てほしい。
なんと、相手役は若葉竜也!!
イーネーーー!!!
「台風家族」とか、「愛がなんだ」とか、思い出しますねえ!
ていうか、そうだ、「愛がなんだ」も甘くて苦い生々しい恋愛映画でしたねえ!
若葉竜也もリアルなんだよなあ、佇まいが?雰囲気が?
いいですねえ!とにかく楽しみですねえ!!
どうせ旅行もできないんだし、
映画館もサブスクもめいっぱい活用して、
この冬はがっつり映画三昧といきましょう!!
公式サイトhttp://akegata-movie.com/#


と、いうわけで、結局ごちゃつく年の瀬です。
バタバタしつつも観られました!
「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」
Images courtesy of Park Circus/Walt Disney Studios International
よかった!楽しかった!
ダークでブラックなクリスマス映画、いいですね(*‘∀‘)
年末年始の中劇、「呪術廻戦0」「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」「明け方の若者たち」3本でいきますのでよろしく( `ー´)ノ

さて今年も1年、中劇をご利用いただき誠にありがとうございました。
なんだかんだでまだ毎日、テレビでは感染者の報告は続き、
うがい手洗い忘れずに、あんまりあちこち行かないで、
と、国からの中途半端なお願い。
ま、油断するとまたすぐパンデミックになっちゃいますからねえ。
面倒な世の中になっちゃいました。
せめて映画くらいは観せてよね。
たまには飲んでもええじゃないか。
自分くらいは甘やかして、ちょっとずつ前に進んでいきましょう。
え、年末年始の混雑状況?
・・・・・・・・・ここであえて言わないってことはさあ、
ちょっと察してくださいよ( ;∀;)!!
一応、言いますか?
空いててゆっくり観られるおすすめは午後15:30以降の回だけど、
別にどこの回だって座れるよ!!!!!
ねえ、中劇でも「呪術廻戦0」やってるって、みんな知ってる(゚д゚)!?
ウソだと思うなら、一回中劇の公式サイト行ってみな!
そしてオンラインで空席チェックしてみな!
今なんか、そこ見りゃあ見栄の張りようもないピッカピカのガラス窓状態ですからね!
あ、この時間、空いてるじゃん!と確認してから観に来ても大丈夫。
そして映画館は無休です。
大晦日の夜の回と、元旦の早朝の回だけお休みさせていただきますが、
あとはずーーーっとやってます♪
お子さんたちに配った割引券や、
公式サイトを開いて受付で見せるだけで料金が割引になるクーポン
それからたくさんあるサービスデーも使ってね!
1日は映画サービスデー、
水曜日はレディースデー、
木曜日はメンズデー。
毎月4日は中劇デーで1000円です!!
公式ツイッターをフォローしてもらえば、
サービスデーやその日の混雑状況、
グッズの入荷状況なんかもいち早くわかりますよ。
もう今はいろんなものを駆使してね、
快適にスムーズに動くことはいくらでもできますからね。
使えるもんはなんでも使っちゃってください。

それでは来年もスタッフ一同
より一層精進してまいりますので、
引き続きご愛顧のほど
どうぞよろしくお願い申し上げます。
それでは皆様、良いお年をお迎えください。


★中劇公式サイト PC→http://www.chugeki.jp/