もうすぐ冬、ですね。
私の記憶では10月末に雪が降った覚えがあるので、まあ、もうほぼ冬です。
ここから3月までは辛抱の季節です。
しかし盛岡、冬長いなあ(/_;)
雪かき、朝の渋滞、道路の凍結、灯油代。。。
考えると頭痛がします。
もう現実逃避して楽しいことだけ考えるようにしましょう!
焼肉、推し活、お酒・・・・・♪♪♪
とはいえ、なんにせよ先立つものが(;´Д`)
・・・・・働きます。まずは働きましょう!!
生きる理由なんて「死にたくない」だけでいいのだ!
と誰かが言っていましたが、
働く理由だって「お金が必要だから」でいいですよね。
働きますよ!
ええ、ええ、働きますとも!
週に一度だけでも発泡酒じゃなくてビールを飲むために!
数か月に一度だけでも焼肉に行くために!
思いっきり、推しを応援するために!
北国には厳しい季節ですが、
みなさんもあまり先のことを考えてブルーにならず、
小さくても目の前の楽しいことを考えて過ごしてくださいね。
そしたらきっとそのうち春が。
そう、春がっ!
・・・・・・雪が溶けるまで半年はかかるけどね(;'∀')
さて、大人シーズン突入の映画業界。
みなさん、映画観てますか??
私も観ました、重い腰を上げて。
キノコのドキュメンタリー(面白かった!)と、そう、これ。
「ショック・ドゥ・フューチャー」
(C) 2019 Nebo Productions - The Perfect Kiss Films - Sogni Vera Films
中劇にしては珍しく、宣材のビジュアルがめちゃくちゃおしゃれでビックリしましたよね!
1978年パリ、
エレクトロ・ミュージックの世界的なブレイク前夜。
シンセサイザーやリズムマシーンなどの電子機器が普及しはじめ、
日本ではYMOが結成された年。
若くて、ビジュアルも良くて、しかも好きなことを仕事にしている、
傍目から見たらリア充な女子・アナのほんの些細な一日のお話。
新しい音楽に出会って興奮する気持ち、
大好きなものに熱中してそれ以外見えなくなっちゃってる時期のヲタクの姿、
すごく気が合って仲良くなれそうな人に出会った時の喜び・・・。
そんな、誰にでもあったはずの若かりし時の、
なんでもない日常のほんの一瞬の一コマが、
まるで当時のホームビデオで撮ったかのようなアナログなフィルムの質感で、
全く普通の女の子の一日を映し出しているように見せながらも、
実はオープニングからエンディングまで徹底したこだわり方で、
ストーリーはもちろん家具から小道具、衣装までゴリゴリの音楽ヲタクの監督によってすさまじいほどの「とにかくヤッベー」レベルの、
音楽ヲタクにしかわからない音楽ヲタクのための音楽ヲタク映画として描きだされています。
私のようなごくごく普通の一般ピープルが観ると、
カースト上位の素敵女子のとある一日、なんですけどね。
オープニングがとにかくおしゃれでめちゃくちゃクール!
ここにけっこう時間をかけているところを見ると、
もうなんかこの監督が描きたかったのはここだけなんじゃないかと思うほど。
ここからのワクワク感がたまらない!
主人公アナの、美しさと寝起きのラフな姿の見事なコントラストがリアルだし、
そして全体を包むぼんやりとした気怠い空気感が、
この時代のなんともいえない気配を映し出してて最高。
そして、ここからどうなるのかと思っていたら!
さ!どうする!?どうくる!?
・・・・・なんとなんとずーっとお部屋!
とにかくお部屋にいるんです。
斬新。
あ、「これから観るヨー!」って方は微妙にネタバレしちゃうので、ここから飛ばしてくださいね。
まあ、ネタバレっていうほどの大きな起承転結は無いんですが、
やっぱり楽しみにしている映画は、他人の感想なんか聞かずに観たいですもんね!
そうそう、それでやっと外へ出たかと思うと、別のお部屋へ。
そうそう、それでやっと外へ出たかと思うと、別のお部屋へ。
あら、またお部屋なのね。
さあ!そして、いよいよ面白くなってきたぞ!どうなる、どうなる!?
‥‥と思ったら。
終わってました( ゚Д゚)!!!
え、ウソでしょ!?
絶対ここから面白くなるんですよ!
もっと上を目指して、前を向いて進みたい若き主人公と、
ジェネレーションギャップで全く話の通じない上司がいて、
壁にぶち当たり、
でもそれを乗り越えられそうな出会いがあり、
何か光を見出して、
行くぜーーーーー!!!
ってところで。
マジか。。。。。(゚Д゚)!
まあ、そもそもこの映画、90分弱。あっという間なんですが。
アメリカ映画かイギリス映画なら、
このあと絶対エモくて胸キュンな青春か、爽快なサクセスストーリーに持ってくはずなんだけど。
そうだった・・・・これフランス映画だった・・・・!
「ここで終わるからいいんじゃないか!」と豪語する、破格におしゃれな方がいたらその方に私は言いたい。
「このあと絶っっっっっっ対に面白くなるよ(>_<)!続編、作って持ってこーーーーい!!!」
とね。
あ、書きすぎですかね(;´Д`)いや大丈夫。
この映画は、ストーリーじゃないんです。
ディテールがメイン。
私は音楽ヲタクじゃないので、ここでかかってる曲って!とか、
ここに飾ってあるあれは・・・・!?とか、
このマシーンはもしかして!!とか、
そんな楽しみ方はできなかったんですが、
いろんな界隈のヲタクのはしくれではあるのでなんとなく匂いで気がつきました。
「きっとこの場面は、音楽ヲタクがニヤニヤしているのだろうな」
「たぶんここで音楽ヲタクは身悶えするほど喜んでいるのだろうな」ってね。
(C) 2019 Nebo Productions - The Perfect Kiss Films - Sogni Vera Films
そしてそれだけでなく、ほんとに小さな世界でのほんの一日のことを描きながらも、
あちこちでプカプカタバコを吸う姿や、
「女だから」「男はそんなことしない」なんて今なら大騒ぎになっているであろう言葉を発するオッサンなど、
その時代の空気や世相なんかを細かくリアルに映し出しているのがいい!
究極のヲタク映画でありながら、誰もが共感できるドラマでもある。
ま、主人公アナの美しいお顔とスラッとして凛とした雰囲気の立ち姿もこの作品を究極にオシャレに、センスよく仕上げている大きな要因なんですけどね。
その美しい容姿のせいで、「美人なんだからもっと違うことやったら」とか言われてしまうフラストレーションや、
偶然のスゴイ出会いがあってここから怒涛の快進撃!?かと思いきやそんな甘くないんだよこの業界は。ってシビアなエピソードもあり、
音楽業界の裏を覗き見ることもできて興味深い。
アナがその未来的な音の響きに魅せられるリズムマシーンが日本製だったり、
監督・製作・脚本・音楽を手掛けたのが国際的に活躍する音楽ユニット〝ヌーベル・ヴァーグ”のプロデューサーであるマーク・コリンだったり(音楽業界の裏側に詳しくて当たり前!)、
主人公・アナを演じるアルマ・ホドロフスキーも祖父が映画監督のアレハンドロ・ポドロフスキーだったりと、
掘れば掘るほどいろいろ小ネタが出てくるこの映画。
音楽ヲタクなら、壁に飾ってあるレコードやポスターだけでも大興奮なのでしょうね。
私は音楽は詳しくないのでそんな重箱の隅までは楽しめませんでしたが、
この時代の空気を感じ、
自分の若かりし頃の自信と閉塞感と高揚感と絶望なんかが入り混じった複雑な状態だった時期のことを思い出し、
なんともいえないしょっぱい気持ちになりました。
そんな、繊細で、尖ってて、悩んでばかりでもキラキラしてて、
肌もツヤツヤで、お腹も出てなくてミニスカートとかホットパンツとか履いてて、
毎日なんかわかんないけど走ってた(大通りを?酔っぱらって?)あのころをね、
思い出したわけですよ(なんの話?)。
で、だから!
だからこそ、この続きを観せてくれよ(;´Д`)!!
私は映画ヲタクでもかなりわかりやすく単純なほうのヲタクなので、
普通でいいんですストーリーは。
ベタでも、よくあるアオハルでも、んなわけあるかい!なサクセスストーリーでも、
なんなら挫折して別の道を行くほろ苦な群像劇でも。
観たいなあ、この時代のパリの、夢を追いかける女子の青春映画!
この主人公だとかなりのカースト上位のお話になるので、カースト底辺に近かった私とは全く別のステージのお話にはなりますけどね(;'∀')
そして、きっとゴダールやトリュフォーみたいな世界観になるんでしょうけど、
それでも観たいなあ。
私の勝手なイメージ的には、ティーンだったころのシャルロット・ゲンズブールが出てた映画たち(大好きでした!)とか、
そのシャルロットのママ・ジェーン・バーキンが出てた映画たちみたいな感じで、
現代の監督が描く、1978年のパリの女の子。
そんな映画、待ってます!!(誰にアピール?)
でももうこの潔く「序章のみ!以上!」といった感じの映画はなかなかないので、
ビックリしましたけど面白かったですよ!
あと1時間までいかずとも、40分くらいあってもよかったけど。
でもそこで終わるのがクールってことなんでしょうか。
ま、なんにせよ私は平凡で普通の映画ヲタクってことを実感した映画でした( `ー´)ノ
映画ヲタクのみなさん、自分のヲタクっぷりを計るためにもぜひこの映画、観てみてくださいね!
サントラももちろん最高♪
公式サイトから聴けますので、ぜひ覗いてみてください。
で。
このおしゃれで、ポップなビジュアルのこの作品が終わってしまうと。
中劇はなぜか、『漢(おとこ)!漢!男!押忍!』といった感じの作品だらけになりますが大丈夫ですか?
前にチラッとご紹介したもののほかに決まったものがいくつかあるんですが、
今やってる「ショック・ドゥ・フューチャー」や「マクロス」との振り幅!
高低差!
もう、ロビーのチラシ立てが黒ばっかり!暗い(;´Д`)!
そして男臭い!!
なんかかわいいやつください!
キラキラでふわふわなやつ!
ドキドキでワクワクなやつ!
・・・あ、これ匂わせじゃないですよ?
ほんっとに無いんです!
しばらく先まで、この、黒くて男臭くてどっしりした感じのが続きます。
覚悟してください。
11月19日公開「真・三国無双」
(C) 2019 Guangdong Sublime Media Co., Ltd. All Rights Reserved.
これはシンプルにうちの社長の趣味ですが、
なんと今のところ全国で3館しか上映しない!
すごいの持ってきました!
・・・・・レアすぎるでしょ(*_*;)
中国の「三国志」を題材にした日本の大人気ゲームを、
とにかく中国のお金と、技術と、人員をつぎこんで作ったスゲーやつ。
規模がデカすぎて、
「・・・・・ほぇ~・・・・・!」と変な声が出ます。
中国の最新技術、お手並み拝見といきますか。
公式サイト→https://sangokumusou.com
12月3日公開「白頭山大噴火」
(C) 2019 CJ ENM CORPORATION, DEXTER STUDIOS & DEXTER PICTURES ALL RIGHTS RESERVED
北朝鮮と韓国の国境にある白頭山が突然噴火。
次に噴火が起これば朝鮮半島は壊滅。
タイムリミット有り、お約束の韓国と北朝鮮の対立有りのてんこ盛りでお贈りする、
超絶アクションでインポッシブルなミッションを達成せよ!なディザスタームービー!!!
・・・・・って、ヘトヘトっすね!!
こちらも韓国がガチで本気出してきたアクションと特撮が必見ですね!
12月10日公開「すべてが変わった日」
(C) 2020 Focus Features LLC. All Rights Reserved.
ケビン・コスナーとダイアン・レイン!?
え、今って「令和」で合ってます??
もうこの写真、私が中学生だったころ、リバー・フェニックス目当てに買ってたころの雑誌「ロードショー」の表紙じゃないんかい!
「昭和」感が満載の、円熟?いぶし銀?
「昭和」感が満載の、円熟?いぶし銀?
そんな二人の極上サイコスリラー!
この二人には、心あたたまる人間ドラマをやっててほしかったですけど。
でも気になるから観るけど。
・・・・ホラー苦手だけど観れるかな(;´Д`)
あ、ちなみに私、ガチでホラー映画無理なので、今週金曜日から公開の
「ハロウィンKILLS」については書けませんよ?
(C)UNIVERSAL STUDIOS
ほら怖い!!もう怖い!!!無理( ゚Д゚)!!!!
「ハロウィン」シリーズの生みの親、鬼才ジョン・カーペンターが製作総指揮です。
って、まあそもそも本気でホラーが好きな方しか観ないと思うので私の説明なんか不要ですよね。
ただ、1作目の「ハロウィン」で主人公を演じて今回も同じ役で続投しているジェイミー・リー・カーティスは、私が高校生の頃、友達がハマってたコリー・ハイム主演の「ドリーム・ドリーム」という映画(どんな映画だったかもう忘れました)を観るためにSY内丸に行ったとき同時上映でかかってた「ブルー・スティール」という警察の映画で主演していて、そっちのほうがダンゼン面白かったという記憶がありまして。
そして私の大好きな映画「マイ・ガール」でもマジで超ー素敵なステップマザーを演じてて「やっぱこの人好きだわー(*´ω`)」と思った女優さんなのでした。
・・・・・・でもやっぱ「ハロウィン」は無理(-_-;)。
とまあ、骨太な映画の黒いチラシだらけになった中劇のチラシ立て。
冬休みのアニメまで『呪術廻戦』ときた(*_*;)
もうほんと、かわいいのくれーーーー!!!!!
・・・・・かわいいのとかおしゃれなのとか、決まったら張り切ってご紹介しますので楽しみにしててくださいね!
・・・・・しばらくないけど(/_;)!!!
そんなわけで中劇、冬も頑張ります!
ナウでおしゃれでトレンディな映画、探しますよ~!
でも中劇得意の急遽決定シークレット上映があるかもしれないので、
たまにはHP覗きに来てくださいね!
★中劇公式サイト PC→http://www.chugeki.jp/