2024年12月29日日曜日

年末なので。

こんにちは。
あっという間に2024年も終わっていくようですね。
時間がたつのがあまりにも早いので、〝年末だね”〝お正月だね”といってもどことなくひとごとのような感じがしてきてしまうこのごろ。
しかもこの年末年始は、中劇の上映作品ラインナップもちょっと・・・
なんていうか・・・・
落ち着いてる?というか・・・・
静かそう?というか・・・・
平たく言うとマニアック?通好み?みたいなね。
いわゆる子供向けの大型アニメ作品とか、大ヒット漫画原作万人受け実写化作品とかが一切無く、
実在の児童養護施設に密着したリアル青春ドキュメンタリー大きな家
(C) CHOCOLATE

名作を鬼才マシュー・ボーンがバレエの舞台にアレンジ(シザーハンズ)
(C) 2024 Trafalgar Releasing. ALL RIGHTS RESERVED.Photo by Kaasam Aziz

かわいらしいモルモットの車のストップモーションアニメ(PUIPUIモルカー)
(C) 里朝希/PUI PUI モルカー製作委員会

幕末の侍がタイムスリップ(侍タイムスリッパー)
(C) 2024未来映画社

激シブイケメンバイク映画(ザ・バイクライダーズ)
(C) 2024 Focus Features, LLC. All Rights Reserved.

テーマ曲だけで泣ける往年の名作(ひまわり)
(C) 1970 - COMPAGNIA CINEMATOGRAFICA CHAMPION(IT) - FILMS CONCORDIA(FR) - SURF FILM SRL, ALL RIGHTS RESERVED.

大興奮のライブを映画館で(サカナクション、NCT DREAM)
っていう実に個性的なラインナップで年を越そうという、
なんというか奇抜?逆に?
ヲタク(のみ)に刺さる劇場を目指す?
みたいな、映画館としてはなんともけっこう思い切った舵取り。
・・・ていうか、ごちゃごちゃ言ったところで常連のみなさまならすぐに気づくと思いますけど、
今回もまた例によって例のごとく「気が付いたらこうなってた」という中劇お得意のやーつ。
本来は掻き入れどきであるはずのこの時期、究極に重箱の隅をつつきまくる年末年始の中劇でした。
がんばってメジャーなキラキラの都会派な映画館のステージまでたどりつこうとしているつもりが、
たまにこういった本来のマイノリティな空気出しちゃいがちな中劇ですね。
静かな、落ち着いたお正月の雰囲気がもう目に浮かびます。
東宝の大型作品が入ってこないだけでこんなに落ち着いた年越しになるなんてね!
もう振り切ってお正月の定番「春の海」でも流しましょうかね!(テン テテテテテテ テン♪てやつ)
甘酒でもふるまって?おみくじでも置いちゃいましょうか?
地元の、人の少ない小さな神社に初詣に行ったような気持ちになれるかも!!
・・・なんてちょっと苦しい自虐も入れつつ、
まあそうは言ってもこのどこもかしこも休みになっちゃう期間中に、どこかが壊れたりなんだりしないでくれればもうそれだけで感謝!!!
という気持ちでスタッフ一同、とにかく『平和に年越し』できればOK!!
→つい先日、劇場内の暖房が壊れて数日間暖房が使えず、子供のころ体育館にあった懐かしい大きなストーブを何台も場内とロビーに設置してしのぎ、「大きな家」の竹内監督の舞台挨拶の前日になんとか復活。とか、
いつかの年末にはトイレが壊れてしまい、非常階段を使って一組一組、下の階のトイレに案内したり。
なんてこともあったしね。
少し前には廊下に雨漏り、エアコンからは異臭など、それはもう次から次といろんなところに不具合が出てき始める築年数になってきた中劇のビル。
お願いだから、正月が明けるまでどこも壊れないでくれ!
それだけ!!
と思ったらまさに今日、休憩室の電子レンジが死亡。
ほらね、やっぱり。
年末、絶対になんかあるでしょ!?
人間も機械も建物も、ちゃんとガタがくるものなんですね。
メンテナンス、大事。

さてさて、そんなマニアックなラインナップでお送りする中劇の年末年始作品たち。
最近、さっぱりよその劇場に行けてなくて映画観るのをサボリがちな私が一応、なんとか観られたものだけざっくりご紹介しておきましょう。

大きな家
(C) CHOCOLATE
先日、監督が舞台挨拶に来てくださったこちら。
実在の児童養護施設に密着したドキュメンタリー作品です。
中劇で上映してコアなファンが共感しすぎて号泣したりもした(!?)タイムリープコメディ「MONDAYS」
そして中劇では何回もリバイバル上映した「14歳の栞」竹林亮監督と製作チーム『CHOCOLATE』の最新作です。
企画&プロデュースはなんと俳優・斎藤工
もう、まさに、リアルタイムでドラマ「海に眠るダイヤモンド」を毎回何度もリピートして見てた私なので、斎藤工!ていうか進平兄ちゃん(役名)!!!!
進平兄ちゃん、じゃない斎藤工
4年前、彼がたまたまこの映画の舞台となる児童養護施設に一日限りの催しのスタッフとして訪れたとき、そこで暮らす子供から「今度来たときピアノ聴いてね」と言われ、
『今度来ること』を想定していなかったため「また来るのかな」という表情をしてしまい、
それが気になってそこに通うようになったといいます。
そして「14歳の栞」竹林亮監督に相談、この映画の企画が走り出しました。
本格的な撮影に入る前に、監督だけでなく製作スタッフもカメラを持たず定期的に何度も施設を訪れ、
さまざまな事情で親と離れて暮らす子供たちや施設の職員との信頼関係を築いてから具体的な構想を組み立て始めたこの作品。
出演者への配慮のため、予告編も本人が特定できないように作り、配信やパッケージ販売も行わず映画館のみで公開。
youtubeでもサブスクでもテレビでも触れることのできない彼らの本音に迫る青春リアリティとなっています。
プライバシーに配慮というやり方には被写体にぼかしを入れる方法もありますが、
写真や映像にぼかしを入れた状態で世に出ることで、『自分は隠さないといけない存在なんだ』と思ってしまう子どもがいるということで、それは絶対にやりたくなかったと語ります。
いつでもどこでも情報が手に入り、一部を切り取ってそれがさらにいろんな受け止め方をされながらどんどん拡散されていくのが当たり前になり、その流れを止めることはもうすでに不可能な時代になった今、
わざわざ映画館に足を運んで料金を支払い、その空間の中でだけ観られる作品として発表することで、その映画の意義や込められた願い、作られた意図や出演者の心情などが歪められずに真っすぐに観る人に届けられるかもしれない。
そんな祈りのような気持ちをこめて映画館のみでの上映とされたこの映画。
じんわりと、ゆっくりと、心に沁みる作品です。
(C) CHOCOLATE
まだあまりよくわからないままそこで暮らす小さな子供、
「案内するね」と無邪気に笑う7歳児、
「ここの人たちは家族じゃない」と言い切りつつも「ほんとの家族にはできないけどここの仲間にはつい当たり散らしてしまう」と呟く中学生、
海外のボランティアに参加して「自分は恵まれてたんだ」と語る高校生、
施設を出てからも「なんだかんだと理由をつけては帰ってきてしまう」と笑う大学生。
彼らの、複雑で難しい心のうちが伝わってきます。
年齢ごとに受け止め方や心情が変わっていくのを、観ているこちらも自然と感じる作りになっているのが秀逸。
カメラ無しで半年以上かけてゆっくりと関係を深め、その後、約1年間の長期の撮影。
ドラマティックな出来事は起こりません。
そこには、子どもたちが生活をし、桜が咲き、学年が上がり、部活に励み、登山に行き、誕生日会をして、笑い、悩む〝ふつうの日常”があるだけ。
少しだけほかの子供と違うのは、「家族とは一緒に暮らさずたまに会うだけ」、「高校を卒業したら施設を出て一人で生きていく」と決まっていること。
海外ボランティアに参加して大きく心が動く姿にも密着しているのには驚き。
外国で自分と同じような境遇の子供たちと接し、何かをつかんだように勢いよく喋り出す少女のキラキラした瞳が印象的。
子どもたちは淡々と日々を過ごしているようで、心のなかは不安や悩みでいっぱい。
子どもたちはこちら側の勝手なイメージだけではわからない複雑な気持ちを、施設の職員や映画スタッフにときどきぽろっとこぼしたりする。
思春期でトガりまくっている少年は、私たちが親やきょうだいにするように、一緒に暮らす仲間に乱暴な言葉を投げたりもする。
そのリアルな姿は、私自身や周りのこどもたちとそう変わらない。
ともに暮らす彼らのことを第三者が、『家族ではない』ともいえないし、『一緒に暮らしているなら家族だ』ともいえない。
それは当事者でも人それぞれ感じ方や捉え方も違うこと。
ひとから言われればどうも違う感じがしたりもする。
見ているだけの私などからすれば、そこにある事実をただ受け止めるしかできないけれど、
家族のように甘えたり反発したりしながらも〝甘え”の形が必ずどこかに少しだけ距離があることや、
それでも頼れる大人がそばにいたことのあたたかさ、
血がつながっていなくても長い時間をともに過ごしたかけがえのない人たちとの確かにそこにあった大切な時間を感じて、
自分のなかにもある『日常』『ふつう』そして『これまで』『これから』を考えさせられます。
〝児童養護施設のドキュメンタリー”なんていうと、ちょっと暗いのかな、重いのかな、というイメージがあるかもしれませんが、この映画はとてもシンプルで軽やか。
すがすがしくて、ほんのちょっと勇気がもらえる青春リアリティ映画です。


「エドワード シザーハンズ ダンスバージョン」
(C) 2024 Trafalgar Releasing. ALL RIGHTS RESERVED.Photo by Kaasam Aziz
今年もやってきました、マシュー・ボーン
もう、これがないと年末の感じがしないまであります。
そして今回、鬼才マシュー・ボーンが手掛けたのはこれまでのようなバレエやミュージカルの定番の名作ではなくて映画「シザーハンズ」をアレンジしたダンスバージョン。
こちらもまた映画界の鬼才ティム・バートンの代表作でありジョニー・デップの出世作でもある「シザーハンズ」!!
両手がハサミの人造人間エドワード・シザーハンズの孤独と切ない恋を描いたダークファンタジー。
私も大好きな作品。
私はティム・バートンウィノナ・ライダーも大好きなので、もちろんつい先日「ビートルジュース」の続編「ビートルジュース ビートルジュース」を観たばかり!!
でも、それにしてもティム・バートンの、クレイジーで独創的で奇想天外でファンタスティックでエキセントリックな世界観をバレエで!?マシュー・ボーンが( ゚Д゚)!?
と思ったのですが、心配無用でした。
オープニングからもうすっかりそこはティム・バートンの世界。
色とりどりでキュートでポップなあの映画のまんま。
それが、マシュー・ボーンの躍動的なめくるめくバレエと合わさって、
とびきりキュートでハッピーな「シザーハンズ ダンスバージョン」の世界に!
音楽も、懐かしいあのダニー・エルフマン「シザーハンズ」のメロディのまま!
エドワードもすっかりジョニー・デップに見えてきます。(がっつりメイクなので当然ですけど)
そして、セリフがないぶんストーリーはシンプルに、
楽しいダンスのシーンはダイナミックでパワフルでキラキラで。
一瞬で目を奪われて、夢中で観ているうちにすっかり心を奪われて、あっという間の90分。
バレエはどうも敷居が高くて・・・という方にもおすすめの、キャッチーでコミカルなバレエ作品。
もとの映画を知ってる人は当然、結末はわかってますよね。
ポップでキュートでクスッと笑える作りでありながら最後は・・・。
それでもやっぱり大好きな作品でした。
(C) 2024 Trafalgar Releasing. ALL RIGHTS RESERVED.Photo by Kaasam Aziz
映画での大好きなシーンだった、庭の植木をチョキチョキとかわいくカットするところとか、
キムと心が通じ合う雪のシーンとかもちゃんと見られて良きでした!
お城や、かわいらしいおうちや、ちょっと懐かしい感じの髪型やファッションも映画そのまま再現されているのも嬉しい。
あの世界観もやっぱり重要な肝ですよね。
観終わったあと、やっぱり本家が観たくなっちゃって、ティム・バートンジョニー・デップ/ウィノナ・ライダーバージョンの映画を観直した私でした。。。
こうしてどんどん睡眠が削られていく映画ヲタク。
それもまた良しとしましょう。
そして映画版を観直してから気付いたのは、
「あ、これ、この時期ピッタリだったんだ・・・!」
どんぴしゃクリスマスシーズンの映画なのでした。
雪もしんしんと降り積もり、つまり年末にピッタリってこと。
よくわかんないけど第九を聴くと年末って感じがするように、
年の瀬は時代劇を見ておきたい気もしてしまう昭和世代の私ですが、
ダイナミックで心ときめくバレエとカラフルでポップな「シザーハンズ」も、
いかにも年末!年の瀬!って感じがする作品でした。
セリフがないダンス作品だし、わかりやすいストーリーと楽しい世界観、尺も90分と、
子供から大人までみんなで楽しめる映画です。
明るい作りなのでお正月にもいいですよ!


そんなこんなで、今年も終わり。
今年やったことといえば、7月の推しのライブに行ったくらい。
まあそこが一年のうちで一番大事なイベントなので、そこに体調やなんかのコンディションのピークを合わせるために綿密な計算をして、あとは静かに粛々と日々を過ごすのみ。
オリンピックにすべての照準を合わせるアスリートみたいな気持ちです(-_-)
→一緒にするな。
あ、でもそういえば昨日、「金曜ロードショーとジブリ展」を観に、横手の秋田県立近代美術館まで行ってきました!(秋田市の県立美術館ではなくて、横手市の秋田ふるさと村に隣接する秋田県立近代美術館です。)
休みの日に映画館通りまで出るのはめんどくさいのに、
ヲタ活&推し活のためなら早起きして遠出もいとわないという不思議な現象。
たぶん、『映画』が身近にありすぎるんでしょうね、私の場合。
家族には不機嫌にぶっきらぼうになれちゃうみたいなね、
親友とは喧嘩しちゃうみたいなね、
身近なものに限って後回しみたいなね、
もうあんまり意識しないですぐ目の前にあるみたいなね、
ほとんど水?空気?みたいなね。(→必死の言い訳)
でもジブリ展とか、やっぱりワクワクしますねぇ!
ついこの夏も花巻の「アニメージュとジブリ展」に行ってここで報告したばかりですけどね。
盛岡でも去年、「鈴木敏夫とジブリ展」やってたしね。
それでもつい行っちゃうよね!ジブリはね!
楽しかったですよ!!
それに、私がこんなめんどくさい映画ヲタクに育ったのは、いろんなジャンルの映画を毎週テレビで放映してくれた金曜ロードショーのせいでもありますからね(?)
昔はエンタメが今よりもっと、いろいろと自由だったしおおらかだったしざっくばらんで適当で楽しい世界だったので、
犯人が逃走するときにわざわざシートベルトつけたりしなかったし、
刑事がノーヘルでバイクでショットガンをぶっぱなしたし、
金曜ロードショーでアホなパリピたちが無差別に理由もなくガンガン殺されていく「13日の金曜日」とか普通にやってたし。
そうやって、子供のころにいろんな世界を映画から、しかも家のテレビから知ることができたのがやはり今の私の映画ヲタクの原点ともいえるでしょうね。
そんな金曜ロードショーのいろんなデータなんかも垣間見られましたし、
ナウシカラピュタなんかのド定番ジブリ作品の裏側も見られました♪
「もののけ姫」とか「千と千尋の神隠し」のころはもうすでにこの業界で(映画館通りで)働いていた私なので、鈴木敏夫プロデューサーの映画興行当時のお話もとても興味深かったです。
いやぁ~・・・・良い休日でした!
実は私、秋田県立近代美術館にはよく行くんですけどね、
帰りには必ず近くの横手市増田まんが美術館に寄るんです。
こちらもおすすめ。
こちらも楽しいのでぜひ!
ただ、冬は運転に気を付けて!
盛岡を出た時には晴れていたので、信号の無い道路をかっ飛ばして行きたくて鶯宿~沢内を通るルートで行ったんですけどね。
さすが全国でも有数の豪雪地帯。
まあどんどん雪が増えてきて、途中から目の前真っ白なホワイトアウト( ゚Д゚)
ほぼ遭難状態でした。
死ぬかと思った!!!
帰りはおとなしく4号線北上ルートで帰ってきましたよ。
みなさん、金曜ロードショーとジブリ展に行くならルート取り、気を付けてくださいね!


というわけで、トイレが詰まったら寒いしちょっと歩くけど裏の非常階段へご案内しますし、
暖房が壊れたら体育館みたいなストーブが出現しますし、
たまになぜかどこからか水漏れしてて通路にパーテーションが張られてたりもする、
どうやってもいつまでたっても昭和感満載の中劇
それでも足を運んでくださるお客様のおかげで今年もいろいろありましたがなんとか無事に新しい年を迎えることができそうです。
来年も、たくさんの素敵な映画を上映できるといいなぁ・・・(´ー`)!
めんどくさいから配信で~とか、
観たいの無いからしばらく来ない~とか、
そんな寂しいこと言わないで、
ちょくちょく公式サイトをチェックして遊びにきてくださいね!
たまに得意のシークレット上映(予告なしにいきなり今週末から緊急上映とか)なんかもぶちかましますからね!
・・・いや、良くない。シークレット上映は良くないんですけどね。
興行的にも、お客さん的にも良くないんですけど。
でも大人の事情でそういうこともあるんですよね、どうしても。
なので許してください。

ていうか、家だと寝ちゃうので外で仕事しがちな私なんですが、
隣の席で一生ボールペンをカチカチしてる人がパソコンいじってるだけのはずなのにしょっちゅうドシン、ドサッ、ガタガタ、バンッとかするのが気になって気になって・・・!!
もっと静かにしてよね!気が散るじゃん!!
などと内心イライラしながらブログを書いている年末の私でした。
何をやってるんでしょうね、私こそ。
年の瀬の夜9時のカフェ、Lサイズコーヒー3杯目。
まあ、来年もこんな感じで。
無理せずのんびりマイペースでいきます。

それでは来年もスタッフ一同
より一層精進してまいりますので、
引き続きご愛顧のほど
どうぞよろしくお願い申し上げます。
皆様、良いお年をお迎えください。


★中劇公式サイト  http://www.chugeki.jp/






2024年12月7日土曜日

「ザ・バイクライダーズ」がカッコ良すぎた件

こんにちは。
とうとう雪、降り始めましたね。
盛岡の長い冬の到来です。
寒いのは嫌いじゃないんですけどね。
ギックリ腰をやったばかりなので、今年の雪かきはキツいなぁ・・・(/_;)
でも冬は、私の天敵である『虫』はいないし、ゴミとか匂わないし、
休みの日にアクティブに出かけなくても「雪が~・・」とか「寒いから~・・」とかでごまかせるので(?)、嫌いじゃない!
汗かかないからお風呂キャンセルしてもベタベタしないしね。
・・・・え?今、話題の「お風呂キャンセル界隈」ですけどなにか?
何だか最近、テレビでよく聞く「お風呂キャンセル界隈」
いくら私がゴリゴリの昭和生まれのオバチャンだからと言って別に、若いふりして今流行りの言葉を使いたいわけじゃないですよ。
こちとら、めんどくさくてお風呂入らないのなんて、もう何十年も前からやってるっちゅうねん!(大声で言うな)
今さら大騒ぎするようなことなのかっちゅうことですねん!(マウント取るな)
とはいえ夏はさすがに汗かいて気持ち悪いので毎日入るし、
冬も結局、寒いし肩凝りとかひどいので体を温めるために仕方なく入るんですけどね。
でも、冬の時期ほんとに一歩も家から出なかった日とか、
明日も休みで誰にも迷惑かけませんて日とかはお風呂キャンセルしちゃいますねぇ。。。
当たり前のように。
女子がみんな、しずかちゃんみたいにお風呂が好きだと思わないでくれよな!!
そんなもんじゃないんですか!?
いいでしょ別に!
何日もお風呂入らなくて臭くて周りに迷惑なんかかけたりしてないですよ!
私の場合はせいぜい一日くらいだしさ!!(?)
・・・・とまあ、初対面の人にもこうやって自分の中のすべての引き出しを開けて「私ってこうなんですよ!ドヤ!!」と発表してしまうからモテないんですよね、一生。
あとで、「そんな人だと思わなかった」とか勝手に幻滅されたり、
「とか言って実は家庭的なんでしょ!」とか中途半端に期待されたりするのも嫌なので、
私は新しい人間関係が始まりそうになったらトラブル回避のために、
家事も子供も動物も苦手!
お風呂はめんどくさかったら入んない!
そして推し活は人生の中心!死んでもやめません!
と、最初にハッキリお伝えすることにしてます。
男女問わず。
そのうえで、それでもいいならそこの扉開けてこちら側に入ってきていいですよ、のスタンス。(なぜか上から目線)
これが一番平和です。
というわけで、これから私と仲良くなりたいという方はこの点、ご了承くださいませ。

・・・・・なんの話かわからなくなってきたのでやめます。
どうしてこんな話題になってしまったのか考えてみたら、これでした。
絶賛上映中。
「ザ・バイクライダーズ」
(C) 2024 Focus Features, LLC. All Rights Reserved.
めっちゃカッコよかった・・・・(´ー`)!!!
先日観たこの映画が、1960年代アメリカの退廃的な、それでいて時代全体が血の気の多いみたいな、そんな空気感に支配されつつそこに抗うような、
でも実はそんな時代だからこそ生まれたムーブのような、
孤独で熱くてからっぽでそれでもがんじがらめな逃げ場のないパッションと現実のはざまでもがく男たちがカッコ良すぎて悶えました。
マジで、若いのからオジサマまでキャストがみんなイケ散らかしていて、ほんとに、目が幸せ!心も満足!
実際のところ、〝オジサマ”〝イケオジ”とは言うものの、
「・・・・え!年下!?うちの弟とタメ( ゚Д゚;)!?」とかね、よくありますけどね。
そんなの関係ねー!
ほんとに付き合うわけじゃないし!!
ハリウッド俳優なんか、生まれ変わっても出会う気がしないし!
ただひたすらイケメン最高!でOK!
やっぱりイケメン眺めてる時が一番幸せ!
ってなったために、もしも私が今からオースティン・バトラーは無理でもたまたまそのへんで運命の超イケメンに出会ってしまったら、今までのように最初からすべての引き出しを開けてしまっていいものか(家事嫌い、お風呂も嫌い、って言ってしまっていいのか!?)
いや、とりあえず隠しておくべきか、でも隠しておいてそのうち本性がバレたらやっぱ引くよね!?などと友人に相談までしてしまったことからきているものなのでした。
いや、誰にも出会ってないし。映画観ただけだし。
そもそもちょっとした日本人イケメンにすら出会いそうな気配も無いし。
お風呂キャンセルしてるようじゃ無理か。お風呂はね、入っとかないと。
まあ、映画がカッコ良かったってだけで一人でそこまで気持ちが盛り上がっちゃっていきなりそんな相談された友人もビックリでしたけどね。
「・・・・・は?」
でしたけどね、当然。
「出会ってから相談に乗ります」
と言われました。あっさり。
常識的な友人で助かるね!
じゃあオースティン・バトラークラスのイケメンに出会ったら相談するね!
→たぶん一生無い。・・・会話終了。
・・・それで、映画の話なんですけどね。
マジでヤバイですよ。
ついうっかり若者言葉になっちゃいます。
オースティン・バトラー!
マジでカッコ良すぎ!!!
(C) 2024 Focus Features, LLC. All Rights Reserved.
久しぶりにここまでパーフェクトに美しい男性を見ましたね。
ジェームズ・ディーン。
ロバート・レッドフォード。
ブラッド・ピット。
ジョニー・デップ。
そしてオースティン・バトラーですよ。
勝手にイメージでメンカラ(ヲタク用語:メンバーカラー)にしてみました。
→ヲタクの性ですね。ほっといてください。
つまりこれ、アメリカが誇る正統派イケメン(でもどこかほんのり影がある!)の路線ですね。当然、英国イケメンは別枠。
いや、いますよ、ほかにもたくさん。
でもさ、系統があるじゃん、どうしても。
そしてここの路線がやっぱり無敵じゃないですか。
有無を言わさず、みたいな。
誰も文句言えませんみたいな。
顔圧で捻じ伏せるみたいな。
なんだかんだ結局、惹かれてしまうみたいな。
そんなパーフェクトな整いっぷりのオースティン・バトラーがね、
ハーレーにまたがってさ、革ジャン着てさ、佇んでるわけですよ。
これまた〝不器用”で、〝無口”で、それでいて〝どこか寂しそう”で、
〝常に憂いのある表情”で、〝目を離すと何やらかすかわからないやんちゃさ”があって、
そして〝いつでもふっといなくなってしまいそうな儚さ”を纏ってるんですからね。
そりゃあね!!!
キャシーもイチコロだよね!!わかるわかる!
同棲してる恋人がいたってね、そりゃあいっちゃうでしょう!!
キャシー、あんたは悪くない!私でもいくもんね!
あんなイケメンに、あんな目で見つめられたらさ!
しかもそんなときは腕っぷしの強さで強引に女を奪うんじゃなくて、
『待つ』ってんだからさ!!
ヤバいよね( ゚Д゚)!!(語彙力)
そりゃいくじゃん、誰だって!!(うるさい)
いやぁ~・・・・・・良い!!!(だから語彙力)
そしてね、なんといってもこの映画、イケメンがこのオースティン・バトラーだけじゃないのが最高!!
バイクチームのリーダー・ジョニーをトム・ハーディ
途中からぶらりとやってきて仲間に入る放浪バイカー・ソニーをノーマン・リーダスと、
激シブなイケオジたちが勢ぞろいなうえに、
そのほかのチームメンバーもみんなこれまた個性的なイケメンが揃ってて、
しかもそのチームに入りたいけど凶暴すぎて入れてもらえなかった若者まで、私が昔大好きだったジョシュ・ハートネットに似た寂しそうな瞳のヤングイケメンだったりして、もうどこ見てもイケメンだらけのまさに眼福至極。
(C) 2024 Focus Features, LLC. All Rights Reserved.
癒されました。ありがとうございます。
オバチャン、また明日からがんばれます。
癒しの映画ではないんですけどね、ストーリーはね。
ハラハラしてザラザラする映画なんですけどね。
それはもう、田舎で普通の男と普通に結婚して人生を終えるはずだった普通の女性が、
「理由なき反抗」ジェームズ・ディーンを彷彿とさせる寂しい目をしたアウトローと運命の恋に落ちるところから始まり、
ただの無邪気なバイク好きが集まるバイクチームだった〝ヴァンダルズ”が、はからずも徐々に大きくなり統制が取れなくなりやがて暴力で勢力を拡大していく無法者の集まりになっていく様子を描いた、汗と埃と血にまみれた泥臭くて男臭い映画。
わかる!私自身はビーバップ世代(ミポリン・・・(;_;)!!)だけど、
「ろくでなしブルース」とか、「クローズ」とか、「今日から俺は!」とか、その時代時代でみんなどこかで絶対にカッコいいヤンキーものにハマるものだよね!
なので、ちょっとせつない郷愁にかられるような、青春の苦さを思い出すような作品でもあります。
それに、この映画じたいは1960年代アメリカが舞台だけど、
この映画で描かれていることはきっとどこにでも誰にでも心のどこかに引っかかるものがあるはずで。
私は、チームが徐々に大きくなってメンバーが増えてきてリーダーのジョニーですらちょっと困惑してきたあたりのシーンで、胸の奥がぎゅうっと掴まれたような気持ちになりました。
バイクチームではなかったけど、私も中学の頃からずっと一緒にいた仲間たちがいて、大人になっても男も女もなく週末どころか平日だって毎日のようにただただ集まっては一緒に過ごしていた日々があったんですけど、
ずっと同じメンバーでただただ集まってお酒を飲んで喋って寝転んで遊びに行って・・・
そこが私の居場所だって思っていたのにいつのまにかちょっとずつ人が増えて大きなチームになっていて、あるときその飲み会に行ったら知らない人がたくさんいるでっかいチームになってて悲しくなり距離を置くようになってしまったという苦い思い出がありまして。
私も子どもだったんでしょうけど、自分の居場所が自分の思っていた場所ではなくなってしまったとき、
幼馴染だけのちっちゃなグループだったはずのものがいつのまにか自分の手に負えない大きなものになってしまっていたことに気付いたとき、
とても大きな喪失感と絶望感を感じてしまったんですよね。
その、甘くて苦くて懐かしい自分の若かりしころの思い出と重なって、後半はもうせつないやら苦しいやら、イケメンどころじゃなかったんですけどね。
写真家ダニー・ライオンが60年代シカゴに実在したバイカー集団を撮影した写真集「The Bikeriders」にインスパイアされて製作されたこの映画、
そのバイカー集団の創設から数年間の軌跡が事実を基に描かれています。
(C) 2024 Focus Features, LLC. All Rights Reserved.
写真集から始まったものなだけに、1960年代のファッションや小物や空気感のおしゃれさも、バイカーたちのクールすぎる爆走シーンも、
男たちが草っぱらで座り込んで喋ってるだけの瞬間も、
家の前でただバイクにもたれて立っているだけの数秒ですら、
どこを切り取っても絵になるカッコ良さ!
もう、映画を観ている間は私、キャシーでした。
寂しい目をした、やんちゃで不器用な恋人をひたすら待ってる女でした。
もうなんかアメリカンニューシネマを彷彿とさせる、破滅的で刹那的で、でもそのなかに一筋の純粋さみたいな、ほんの一瞬の幻みたいな希望のかけらみたいなものがちらっと見える
、せつなくてバカみたいにまっすぐで不器用な青春。
最高です。大好き!!
とまあ、こんな調子で「ザ・バイクライダーズ」がどんなにカッコよくて眼福でめちゃくちゃよかったー!最高だったー!!
と、くだんの常識的な友人に熱弁をふるったところ、
「・・・・あんた『ホットロード』好きだったもんね」
と冷静にツッコまれました。
『ホットロード』( ゚Д゚)!!たしかに!!
作者の紡木たく先生は当時の中学生女子の神!!
私ら世代のバイブル!!
単行本、みんな持ってたし読みまくってセリフも完璧に覚えてたくらいに大好きだった、美しいタッチの絵と対照的にいつもちょっと寂しい思春期ガールとヤンキーを題材にした作風が時代にドハマりしていた女子中高生向けのライトなヤンキー少女漫画!
何がいいって、ヤンキーなのが男子だけってところなんですよね!
主人公の女の子はゴリゴリのヤンキーとかじゃなくて普通の女の子。
たまたま出会ったヤンキー少年と恋に落ちちゃうって設定がとにかく共感の嵐で良き!!だったんですよ!
相手がまたガチヤンキーなんだけどピュアで真面目で優しいんですよね~!
あぁ~また読みたくなってきた!実家に取りに行こうかな!
・・・・え?『ホットロード』の話になってる!?
いやだから、結局そういうのが好きって話!
住む世界が全然違うんだけど、うっかり出会っちゃったイケメンがピュアなヤンキーで、どうしても惹かれあっちゃって離れられなくて・・・みたいなね。
めったに笑わない、いつもつまんなそうに所在なさげにしている彼が、ふとしたときに私にだけ見せる小さな笑顔とか!
クゥーーーー!!たまんないよね!!!!
・・・・はい、中2病確定案件。
そんなこんなで、頭の中が昭和の中2で止まってるオバチャンは、せっかくカッコよくてせつなくて心震えるクールなアメリカ映画を観てもこの調子。
このブログ読んだら観る気失せたなんて人がいたらゴメンナサイなんですが、
いや違うの!マジで面白かったの!良かったの!
「イージーライダー」よりもっとリアルで、
「俺たちに明日はない」よりもう少し身近。
そんなアメリカンニューシネマでした。
それにしてもやっぱり「カッコいい!!」の一言しか出てこないこの映画。
年間、ものすごい数の映画を観ている(観なくてはいけない)スタッフSさんも、
「ね!めっちゃくちゃカッコイイよね!!」しか出てこない、
正真正銘の『カッコイイ映画』
大きなスクリーンで、あのでっかいハーレーの後ろに乗ってイケメンの背中にしがみついてる気分で観てほしいなぁ~・・・(´ー`)
オースティン・バトラーが、最後に遠くから聞こえるバイクの音に耳を傾ける表情と、ほんのちょっとだけ見せる笑顔で、無事ノックアウトされた私。
相変わらずチョロい女です。
(C) 2024 Focus Features, LLC. All Rights Reserved.
なんて、こんな感想じゃ誰もこれから観に行こうなんて思ってくれなさそうですが。
それでも北東北では中劇しか上映予定が無い!ということで、青森や秋田から続々とバイク好きのみなさんが中劇まで足を運んでくださっています。
「青森から来たんだけど、どこに車置けば?」
「秋田から行くんだけど混んでる?」
そんなお問い合わせもふだんとは桁違いに多くてびっくり。
バイク好きも、ヤンキー映画好きも(?)ぜひ、大きなスクリーンで楽しんでほしいなぁ!


さてさてそれから、12日(木)で終了してしまいますが、上映中のこちら。
「Back  to Black エイミーのすべて」
(C) 2024 Focus Features, LLC. All Rights Reserved.
こちらもとても興味深い映画でした。
エイミー・ワインハウスといえば、若くしてグラミー賞を獲っちゃう才能とほかにはない独特の歌声を持つスペシャルな存在でありながら、
エキセントリックで超個性的でお騒がせなトンデモ娘だったイギリスの歌姫。
それほど深い思い入れが無い人でも、スキャンダラスなポップアイコンだった彼女のクレイジーで生き急いだ怒涛の人生が27歳であっという間に終わってしまったことくらいはある程度知っているはず。
それでも、結局彼女の壮絶な27年の人生はどんなものだったのか、
栄光を手に入れたあと何が彼女を破滅に向かわせていったのか、そこまで詳しくは知らなかった。
なので私もどうしてもそのあたりが気になってこの映画を観たのでした。
いやぁ~・・・・やっぱり女にとって、選ぶ『男』って重要だよねぇ・・・・(-_-;)
映画の中でも、エイミーがおばあちゃんから「あんたは悪い男が好きだからねぇ・・・」と言われているシーンがあって、「そっかー・・・うん、でしょうね!」と納得だったんですが。
まあ、想像では歌詞も曲も浮かばないっていう、実体験からしか作品が作れないアーティストだった彼女は、こちらもまた昭和っぽい「色事は芸の肥やし」タイプの、極端ですべてをハッキリさせたい系の破天荒型アーティスト。
彼女の、リアルで飾らない現実主義派な作風は、ほんとうに自分の中から湧き上がってくるもの、内側から滲み出てくるものだったんですね。
それにしても、ちょっとビッチでエキセントリックなファッションやキャラクターのわりに、すごく繊細でピュアで一途な女の子だったんだなというのがわかると、少し切ない気持ちになってしまいました。
クスリはやらない主義だったのに!
ちょっと面白いセクシーな男とたまたま出会ってしまっただけだったのに!
誤解されることや憶測で語られることも、ひたすらパパラッチに追いかけられて好き勝手におもしろおかしく書かれることも、恋人に振り回され利用され捨てられたことも、きっとそのたび彼女の繊細な心を深く傷つけ良くない方向へと蝕んでいく原因になったんでしょうね。
彼女の、まっすぐで純粋でアップダウンの激しいハイスピードな27年の輝かしくも孤独で残酷な人生は、まったく古くならない彼女の残した楽曲やほかに類を見ない個性的な歌声に彩られて後世に伝わっていくのでしょう。
ちょっとだけ残念だったのは、この作品が親族エイミー・ワインハウス財団公認のためか、描き方がちょっとソフトというかマイルドだった点。
私もそうでしたがそれほど深いファンというわけではない層でさえも、エイミー・ワインハウスという人はもっとディープでどっぷりと濃ゆーいエピソードてんこ盛りなかなりのこってり系の人だったなあという印象(ひらたく言えば、〝こんなもんじゃないでしょ!”)なので、
この映画はたぶん実際のエピソードにけっこうな量のお水を足して薄めて万人受けするようにしてあるのかなという感じはありました。
実際、定職にもつかず女好き、ドラッグにも手を出してエイミーをその道にひきずりこみ、結局は離れていったガチのクズ野郎に心底惚れ抜き身を崩してしまったエイミーを、見るも無残な描き方はしていないし、
ほんとのところはステージパパ同然だった実父とのいざこざなんかはこの映画では全く触れられておらず、普通の父と年頃の娘のすれ違い程度の描かれ方。
映画作品としてはそのほうが幅広い層に共感を得られて無難というところでしょうか?
前に製作された彼女のドキュメンタリーのほうは家族や関係者からはかなりのブーイングだったそうですが、彼女の伝記作品は今回が初めてで、こちらは家族も大絶賛。
ということは言わずもがな・・・・。
ってことになりますが、それにしても主演マリサ・アベラエイミーにソックリだったことや、
なんと歌のパートは吹き替え無しでマリサ・アベラ本人が歌って演じているところも必見ポイント。これはほんとにすごい!ライブシーンなんかはほんとに圧巻。
素直で純粋、まっすぐで情熱的な彼女の一気にスターダムを駆け上がるシンデレラストーリーと背中合わせにあった孤独や闇や葛藤をまるで友人として隣で見ているかのように生々しく見つめながら、
彼女の内側から湧いてきた決してお上品とも都会的とも言えないリアルなそれこそ日本で言ったら昭和的なアナログな空気感を纏った歌詞と多国籍ごちゃまぜなグルーブやメロディに乗せてひと昔前のロンドンの街を行く青春映画。
男選びは大事だよ!マジで気をつけなね!・・・・と、若い女の子たちに大声でお伝えしたくなる映画でした(?)
公式サイトhttps://btb-movie.com/


さてさてこのところ昭和ネタが続く、ガチ昭和世代バレバレのこのブログですが、
前回の「昭和にタイムスリップ」の回であげておくべきだったネタがもう一つ。
今、中劇ロビーに設置してあるガチャポンが、まさに『ザ・昭和』なラインナップだったのでした!
え、これ、私が小学生のころ近所にあった駄菓子屋の前にあったガチャなのでは!?レベル。
見てるだけでなんだか心がほっこりとあたたかくなりますよね!
前に設置したときに大好評で、「ガチャだけさせてもらっていいですか?」なんていうガチ勢もいた「E.T.」も再登場!
カワイイですよねぇ!!私もやりました!
っていう、どうにもこうにも昭和ブームな中劇です。
初めて来た!!という方も多い最近の中劇。
ロビーを見まわし「なんか懐かしー!!」
「子供の頃行ってた映画館みたーい!」
と喜ぶお客様を前に、我々スタッフ一同、複雑な表情。
なぜかというと。
・・・・かなりがんばって近代化してるのに・・・・( ゚Д゚)!!
まだ昭和感、ぬぐえない感じスか・・・(;_;)!!
昔のね、中央通り寄りにあった昔ながらの中劇本館はね、たしかに昭和レトロなすごい建物でしたけどね。
今はさあ!!けっこうさあ!!ずいぶんと綺麗になったよね(>_<)!!
かなりオシャレな映画もだいぶやれるようになったしさ!
たまに間違って渋谷のミニシアターみたいなラインナップのときだってあるんだぜ!
全席指定になったしさ!オンラインでも席取れるんだぜ!
トイレも全部洋式になったしさ!水も自動で流れるんだぜ!
昔の銭湯みたいな自販機が惜しまれつつ撤退してしまったのは残念だけれどもさ、
ロビーも、場内の座席も、わりと綺麗なんだぜ・・・・。なぁ・・・!
と、スタッフ間ではちまちま愚痴ったりもしておりますが、
それでもまあ、みんな大好き昭和感。
やっぱり良いよね、昭和感。
てことで、どう取り繕ってもそこはかとなく滲み出てしまう昭和感、
仕方ないのでうちのカラーということで大事に抱えて進んでいこうと腹をくくった昭和10年創業の映画館「中央映画劇場」なのでした。
みなさん、中劇に来たら、このがんばってもがんばっても溢れる昭和感もぜひ体感してみてくださいね(?)

よくわかんない内容でもやっぱり長くなってしまう残念ブログ。
ほんとは、次々と決まってきてる新作もいろいろご紹介したかったんですけどね。
そろそろ飽きてきたころだと思うので次にしますね。
今月はもう一回、必ず更新しますので。
ほんとに。絶対。(自分に言ってる)
年末のあいさつくらいは!しますので!
マジで!!!ギックリ腰が再発しても書きますので!
みなさん、腰は大事に(?)!!



★中劇公式サイト  http://www.chugeki.jp/

2024年11月20日水曜日

昭和にタイムスリップ中♪「悪魔と夜ふかし」おすすめです。

こんにちは。
2週間も3週間もあっという間ですね。
なんにもしてないのに。
私はといえば、休みの日におでんを作ってたらギックリ腰やっちゃって(どんだけ料理苦手なんだよ!?と思いますよね?もちろん、大っ嫌いです!)しばらく動けず、
今もまだ痛いですけどまあなんとか仕事を休むまででもなく一応復活して今に至りますが、
一番腰の痛みのひどかった日に思いっきり風邪をひいて声が出なくなった母から「病院に連れてってほしい」と連絡がきたので、腰を曲げずに直角にしか動けないというのにがんばって車を運転して母を病院に連れて行った私を、マジで誰かほめてくれよと言いたい!!
・・・・・。
・・・以上、顔を合わせれば口汚く言い合いばかりしている母娘ですけど結局のところなんだかんだ親の面倒見てるのは娘だし、私って口が悪くても根は優しいんだよね!
っていう報告でした。
別に、重いものを運んだわけでも激しい運動したわけでもないのに誰でも簡単にギックリ腰になっちゃってしかも癖になってしまうみたいなので、皆さんもお気をつけくださいね。


さてさて前回の、季節外れの(しかもどれも会期が終わっていて参考にならない)夏休み報告に関しましては、友人たちから「せめて会期内だろ!」とか「季節感ゼロで共感できない!」とかさんざんクレームがきましたけど気にしません。
『せっかく書いたのでもったいないから出した』だけなので(徹底的に自己満足)。
そしてブログ書いたーーー!!やっと出したーーー!!と安心してしばらくぼんやりしてたら雪降ってました。。。
ほんと、年々時間がたつのが早くなってて怖い。
2~3週間なんて、秒ですね!秒!
そりゃあ、「午前十時の映画祭」常連の大先輩方が「『タイタニック』なんて、昨日よ、昨日!!」と仰るのもわかる。わかりすぎる。
大先輩方にとっての〝エモい”は、ヘプバーンでありソフィア・ローレンでありアラン・ドロンであり高倉健なんですよね。
ブラピディカプリオなんて、小僧ですよね。赤ん坊ですよね。
わかりますわかります、今ならわかる。
私にとっても、『タイタニック』『カジノ』『プライベート・ライアン』もついこないだ(だいたい10年前)くらいの感覚なので(ほんとはどれも約30年前)、
それがいつの日か遠くない未来、〝昨日”の感覚になる日がくるのだろうなと、現実を受け止めるようになってきました。
そして街にはクリスマスのグッズが並び、ケーキのCMが流れ始めた今日このごろ、
ハッと気付いたらいろんな映画が始まってはもうすでに終了日が出てしまっていました。
ちょっと何かの予定が崩れると(腰を痛める、親の体調etc...)バタバタとほかのすべてのことが回らなくなってくる、というのも歳のせいにしましょうか(-_-;)
若いころは、ちょっとくらい想定外のことが起こってもすぐに立て直して戻せたもんなんですけどね。
そういうときに、「歳をとるのってしんどい!!!」って思います。
腰が痛すぎて映画も観れていませんでしたが、「悪魔と夜ふかし」だけはどうしても観たかったので、頑張って観ました!
上映中「悪魔と夜ふかし」
(C) 2023 FUTURE PICTURES & SPOOKY PICTURES ALL RIGHTS RESERVED
ジャンルとしてはホラーなので、私は苦手だしほんとはあまり好んでは観ないんですが、
1970年代という時代やテレビの生放送という設定が、まさに私の子供時代ドンピシャすぎて、この映画だけは避けては通れなかったんですよね。
そしてやっぱり面白かった!!大好き!!
尺も90分!助かる!(腰、痛いからね。)
そう、このての映画は長いとダメ!サクサク進んで、キャー!!ワー!!で、ストンと終わる。がベストです。
中学生や高校生の頃、友達の家に泊まって「食人族」とか「エルム街の悪夢」「チャイルドプレイ」なんかをみんなで観て、手で顔を覆いながら指の隙間から画面を見てはギャー!!!ウワー!!!ヒィーーー!!なんて叫ぶパジャマパーティが楽しかったことを思い出します。お供はコーラとポテチ。
『ホラー映画』が好きなんじゃなくて、『ホラー映画をみんなで観る』のが好きだっただけ
。内容、あんまり覚えてないしね(+_+)
この映画「悪魔と夜ふかし」のオープニング、
画面脇から速足でスタジオに手を振りながら入ってくる司会者とか、
次々あらわれる怪しい超能力者霊能力者、そしてそれを論理的に攻撃する役の評論家に、
効果音はスタジオの生バンド、CMもその場で生、そして観客のファッションや髪型なんかも懐かしいやらおしゃれやらで、画面を眺めてるだけでも楽しい!
やったよねー、テレビの生放送と一緒にスプーン曲げ!
テレビにかじりついて夢中で見てたよねー、心霊写真イタコ悪魔祓い!
ちょっと怪しい・・・とは思いつつ、でももしかしてほんとなのでは!?
いやいやまさかね!・・・でもやっぱりホントかも・・・!
みたいな、ギリギリの微妙なところがまた子供心をくすぐるんですよね!
司会者の、ちょっとうさんくさいけどときどきガチっぽいリアクションが出たりするところにほんとっぽさを感じたりね。
いやぁ~・・・懐かしい!
え?スプーン?
・・・・・曲がりませんでしたよ!私はね!
弟はスルッと曲がって大騒ぎしてましたけど(-"-)
この映画も、その微妙なうさんくささと1970年代のイケイケなテレビ業界をバックに、
混沌とした時代のなんでもありな空気感のなかで人々の心をつかんだ〝カルト教団”〝オカルトブーム”なんかをさりげなく絡ませることでリアルな「モキュメンタリー」(フィクションを、ドキュメンタリー映像のように見せかけて演出する表現手法)で始まります。
ホラー映画のオープニングだというのに、昔大好きだった「8時だョ!全員集合」とか「カックラキン大放送」とか思い出して胸がぎゅうっと締め付けられるくらいに懐かしさが溢れて泣きそうになってたオバチャンはここです。
コントの大オチが終わって、生バンドの演奏とともにステージ真ん中のセットがくるっと回って後ろから高田みづえ(!)が出て来て歌うところまで見えました(?)→実際には見えません。
でも、ジャンルとしてはホラーとはいえ、目を背けるような殺戮シーンがあるわけでも吐き気がするほどのスプラッターなわけでもありません。
もう、なんか、一言で言えばほんとに「昭和のオカルト」。
ちょっとハードなユリ・ゲラーとかネッシーとか冝保愛子。くらいの世界観。
イメージ的にはちょっとガチめの夏休みの「あなたの知らない世界」矢追純一木曜スペシャルみたいな。
ちょうどいい!!最高!!
仲間とパジャマで、ビール片手に(大人になりました)ギャー!!とか言いながら観たい映画です。
この映画、製作陣がふざけてないのがまたいい。
クソ真面目に、〝あのころ”〝あんな感じ”のテレビ番組を徹底的に本気で再現してるのがイイ!!
(C) 2023 FUTURE PICTURES & SPOOKY PICTURES ALL RIGHTS RESERVED
ガチな「元気が出るテレビ」みたいな。
本気の川口浩探検隊みたいな。
いちいち懐かしのテレビ番組を思い出してしまっていつのまにかストーリーが進んでしまってたりしたのも仕方ない(*_*;)
そんなことを気にする暇もなくサクサク進むお話でしたが、
メインはやっぱり悪魔憑きの少女。
もうこのあたりは「キャリー」「エクソシスト」あたりのホラー映画黄金期の必修科目へのリスペクトでありオマージュであり、もう思わず「ヨッ!待ってました!」と歌舞伎の大向こうくらいの勢いで拍手したくなるほど。
びっくりするくらいの美少女の、気味悪いくらいのカメラ目線とか、
うさんくさい大げさな司会者が最初は芝居がかって嘘っぽい進行だったのが少しづつ顔がひきつり我を失っていく様子とか、
わかりやすく不気味さや怖さを表現しつつも、
ただただ怖がらせるだけの薄っぺらいホラーではなくてその時代なりの背景や状況をシンプルにいれこむことで、映画を観ている我々もスタジオの観客とともに半信半疑で見ているなかでちょっとだけ真実っぽさに傾くところまでがリアルで楽しい!
自分もそのスタジオにいてその怪現象を見ている気分。
そしてそこからの、ドッタンバッタンワーーー!!キャーーー!!までがセットで大満足な一本でした。
ケータイもインターネットも無かったあの時代、
ただの小学生には何がほんとで何が嘘か、どうやってもわからないのがよかったわけで。
今みたいにテレビを見ながら同時にSNSで解説やネタばらしなんかされたりしないで、
「あれってほんとなのかな!?」ってことを翌日学校に行ってからみんなでワイワイやることが楽しかった、そんなあのころに戻ってワクワクしていた90分でした。
私みたいなテレビっ子だったみなさんには絶対に観てほしい映画でしたよ!
・・・・・終了日、出ちゃいましたけど(-_-;)
11月28日終了。
のんびりしてたら始まってしまってたし、終わる日も決まっちゃってました。
まああのー・・・なんとか・・・・観られる方はぜひね。
・・・ちょっと日和った言い方になってますけど、
いや、ほら、中劇、まだまだ大渋滞なんですよ。
この時期はいつもなんですが、大作系が入ってこない時期なので、いろんな大人な名作系とかアート系、ミニシアター系なおしゃれなやつをいくつも抱えてて。
このあとも、もう11月も終わるというのに
11月22日公開「BACK to BLACK エイミーのすべて」
(C) 2024 Focus Features, LLC. All Rights Reserved.
11月29日公開「ザ・バイクライダーズ」
(C) 2024 Focus Features, LLC. All Rights Reserved.
11月29日公開「SAKANAQUARIUM 2024 “turn”」
©2024 HIP LAND MUSIC CORPORATION INC.
とか、まるでイケてるミニシアター的な作品がジリジリ待機中。
中劇のくせにね!!
それから、お待たせしましたのマシュー・ボーンの新作
「エドワード シザーハンズ」
© 2024 Trafalgar Releasing. ALL RIGHTS RESERVED.Photo by Kaasam Aziz

「14歳の栞」製作陣の新作「大きな家」も入ってきました!
©CHOCOLATE Inc.

そして年が明ければ、私も子供のころ夢中になった「ベルサイユのばら」も上映決定。
(C) 池田理代子プロダクション/ベルサイユのばら製作委員会
これまた懐かしすぎてそのへん悶えて転がりそうな勢いの私でした。
うちの母が言ってましたよ、「あんたが子供のころやってたアニメはみんな面白かった」と。
「キャンディ・キャンディ」「エースをねらえ」「はいからさんが通る」「赤毛のアン」「ベルサイユのばら」・・・
たしかに、今考えると子供向けではないですよね。
ちゃんと大人が楽しめるアニメばかり。
なのに子供の私も夢中で、幼稚園のころのクリスマスプレゼントでキャンディ・キャンディのおえかきマシン(ライトが点く台の上でイラストをなぞると上手におえかきができるよ、みたいなおもちゃ)を買ってもらったのを覚えているし、
そのころアニメ「はいからさんが通る」の板ガムみたいな板キャンディ(?)があって、そのパッケージのなかに板ガムサイズのでこぼこのプレートみたいなのが入ってて、その絵がランダムなのでいろいろ集めたくてしょっちゅう買ってたのに「板キャンディがなかなか食べらさらなくて減らないのでみんなにあげようとしたけどみんな同じように板キャンディが減らなくて困ってるからもらってくれない現象」(ビックリマンチョコと同じ)が起きていて板キャンディが家じゅうのあちこちに落ちていて怒られてたのも覚えてます。
ピンクレディのスナック菓子もあって、そのなかにピンクレディのシールが入ってるからそれも欲しくて集めてたなぁ・・・・(歳バレるエピソード大盛りの回)
・・・・いや、なんの話でしたっけ?
あ、「ベルサイユのばら」ね!
そうそう、実は私が大人になってからももう一回私のなかでベルばらブームがやってきたんですよね。
さわや書店の隣にMOMOっていうマンガとか絵本専門の店舗があったころ。
毎日通ってましたけどね。
懐かしのマンガの『愛蔵版』とかが続々出始めたころですね。
大人になってみんなやっぱりやってみたいのはそう、「大人買い」ですよね。
私もやっぱり手を出したわけです。新装版やら文庫版やら愛蔵版に。
買いましたよ、「あさきゆめみし」「姉妹坂」「ベルサイユのばら」!(このザ・昭和なセレクトよ)
今回、「ベルサイユのばら」の上映が決まったので、それならと実家に向かい、その愛蔵版を探したんですけど見つからず( ゚Д゚;)
え、なんで!?
まあ、「気に入ってるものを無理やり人にすすめがち」な私が誰かに貸したまま戻ってこなかったのか、片付け好きな叔母とか弟にあっさり断捨離されてしまったのかどちらかだとは思いますけど。
というわけで、紛失したのが発覚して悔しすぎて(それまですっかり忘れていたくせにね!)なんかもう欲しくて欲しくてついアマゾンの買い物かごに愛蔵版を入れてしまい、いつでもポチッで買える状態になってます!(買わんのかい)
で、とにかく劇場版「ベルサイユのばら」絶賛、前売り中です♪
今ならムビチケカードの柄が選べるほか、特典も付いてます!
数量限定なので、なくなる前にGETしてくださいね!


とまあ、意図せず昭和感満載な回になりました。
この回で出てくる単語たち、若い人にはきっとサッパリわからないものばかりだったと思いますが、まあいいでしょう、若い人はこんなブログ読んでないんで大丈夫( `ー´)ノ
今、思い出しましたが、実は年明けにまださらに昭和っぽい作品も決まってるんでした。
なんだろう、今、あちこちで古き良き時代・昭和に回帰中なの?知らんけど。
とにかく相変わらず行き当たりばったりな私ですが、そういえば今ハマってるのはさらに昭和感盛り盛りなこちら。
懐かしのゲームウォッチ。
少し前に復刻で販売された時、我慢できずに予約して購入したこれ。
私が、生まれて初めて手にしたゲームはこれでした。
もちろん昔のやつとは違って、こちらはボタン電池じゃなくてスマホの充電器で充電できるし、ゲームの中身も違うんですけどね。
私が持ってたやつは、ミッキーマウスがあちこちから落ちてくる卵を拾うゲームでした。
弟はその頃、開閉式のゲームウォッチでドンキーコングのやつをやってましたねぇ。
こちらは、スーパーマリオスーパーマリオ2が入ってるやつ。
こう見えて、スーパーマリオはプロ級な私です。
ファミコンどんぴしゃ世代、しかも弟有りなので、めちゃくちゃうまいです。
マジです。
無限アップに隠しステージ、ワープにワープを重ねてもう「何分で最後までクリアできるか」の域でしたからね。
すごいですよ、隠しブロックがどこにあるか、次にどんな敵が出てくるか、ここでどのマリオになっていないといけないかなんていうのを今でも体が覚えてるんですよ!
ただ・・・・・頭では覚えてるんですけどね、反射神経が鈍ったのか・・・
けっこう死んじゃう( ゚Д゚)!!
こんなショボいハンマーブロスで死んでる場合じゃないんだよ!
こんなところでBダッシュボタンのタイミング間違えて穴に落ちるなんて信じられない!
「もうー!なんかボタンの感覚が違うからなー!!」などと大きな声で小学生みたいな言い訳をしつつ、それでも楽しくてやめられない・・・!
と、いうわけで、どっぷり昭和なオカルト映画を楽しみ、
昭和の名作マンガを買おうとして、
昭和のゲームウォッチに夢中になり、
ふと気が付いたら思いっきり昭和を満喫している自分がいてビックリしてる私でした。
いやぁ~・・・・昭和っていいよね!
戻れるものなら戻りたい!!
ケータイなんか無いから連絡取れない時はどうやっても連絡なんて取れなくて、
インターネットなんて無いから何をどうやってもわかんないことはわかんないままで、
SNSなんて無いからめんどくさい人間関係なんてたかが知れていて、
映画は映画館か金曜ロードショーとかでしか観られなくて、
友達とは家電で連絡を取り、他の学校の友達とは交換日記、好きな人には靴箱に手紙、
街で遊ぶと言えば大通りを一生往復するのみ、
待ち合わせはイイヅカ前、
エンドーチェーンにはシーラカンス
初めて見た芸能人はフェザンで歌ってた石川秀美。(たぶん。)
そして家の近所に本屋があって、駄菓子屋もあって、学校の近くには文房具屋があって、
お肉屋さんにお使いに行ってコロッケやとんかつやメンチカツなんかをその場で揚げてもらって、帰りに写真屋さんに寄って現像を頼んでおいた写真を受け取ってきたりする、
不便だけどその手間でいろんな大切なことを学んでいた、
面倒だけどあったかい、時間も気持ちものんびりしていた、
そんな時代に戻りたい。
などとちょっとカッコつけつつ、またスーパーマリオを始める私でした。
はい、相変わらず睡眠不足の人です。
・・・・・・明日はちゃんと起きます。


★中劇公式サイト  http://www.chugeki.jp/

2024年10月30日水曜日

番外編:結局映画ヲタク満喫だった夏の休日の話。大事なお知らせも。

こんにちは。
10月末にしては暖かいほうですが、
乾燥と自分への興味の無さにより、かかとがバキバキに鬼おろし状態になってきたことで季節を実感しました。
「・・・・冬が来るなぁ・・・(遠い目)」
なんなら足だけじゃなくて手の指先までカサカサどころかトゲトゲに殺気立っていて、
触るものみな(おもにストッキングや洋服など)傷つけまくっている私です。
私のなかの最優先事項はダントツで迷わず『推しへの課金』なので、
たいていの女子全般が課金するであろう『自分への投資』みたいな『自分を磨く』みたいなことに対して一切興味が無いんですよね。
推しに会うとき(ライブに参戦)だけはキレイにしますけどね。
ふだんはお肌の手入れも髪の毛も服も後回しで、家でチマチマ推し活してるだけなので、
手も足もガサガサのボロボロで、膝も汚いし寝不足で目の下はクマだし、
少しの時間とお金があれば推し活したいので化粧品もケア用品もケチってるわけで、
そりゃあかかとも鬼おろしになるわなぁ・・・というもの。
よくお客さんから「ここのお嬢さんたちはみんな爪が綺麗ね!」と言われたりするんですけど(〝お嬢さん”の時点ですでに嬉しさのピーク)、
私のはすべて100均のセルフネイル、しかも爪が弱くて二枚爪なのと常にヒビが入っているため必要に迫られて補強のためいつもマニキュアを塗っているだけなんですけど、
私以外の若手(?)スタッフたちは女子力が高いのできちんとネイルサロンに行ったりしてケアしてるんですよね。
偉いなぁ・・・みんな女子力高いなぁ・・・
まあ、私はそのぶんのお金を推しに注ぎ込んでるだけなんですけどね。
絶賛、CDも円盤(推しのライブのブルーレイの意味)も予約中だしね。
まあそんなこんなで手はカサカサ、かかとはバキバキでこの冬も乗り切ります。(ケアしようという気が、まず皆無)


さて、大変長らくお待たせしました。
やっと、私のこの夏の大冒険譚をお話しできる日がやってまいりました!
誰も待ってない、あるいは誰もがすっかり忘れていた可能性も否定できませんけど、
とりあえず8月末に眠かけしながら書いてしばらく寝かせてあった文章を一応アウトプットして成仏させてあげようと、重い腰をあげてみました。
飽きたら飛ばして、この下のほうのお知らせだけ読んでいただいても構いませんので、少しだけお付き合いください。

今年も暑い夏でしたね。
地球温暖化現象により、ここ数年はこの盛岡でさえ9月でもまだまだ暑い!みたいな状態でしたもんね。
暑いの嫌いー!!苦手ー!!涼しいのがいいー!!!
と、毎日だだをこねていた私です。
早く秋にならないかな。。。
そんななか、たまたまぽっかりと一日フリーになり、朝起きたら天気も超快晴。
なんか・・・・こんな時は・・・・外に出ないといけなくない!?
「この夏はこんなことしましたよ」とかって、どこかで発表しなくちゃいけなくなったときに(それはいつだ?)、迷わず見栄も張らずスラスラと発言できるためのネタが必要だよね!(あるかわかんないけど)
と思い立ち、モノグサでめんどくさがりやで暑いの苦手で出不精で引きこもり系ヲタクの私が、なんと夏の休日に突然思い立ってドライブに出かけるという大冒険に挑戦したのです。
すごくないですか!?
こんなこと、まずないですよ!
だって家にいたいもん、本当は!
真夏の休みの日なんか、エアコンの効いた涼しい家でテレビやパソコンに向かって推し活して一日過ごしたいんですよ、マジで!(映画館じゃないんかい)
だけどさ、なんか、夏って、そういうとこあるじゃん?
何かしなくちゃいけないような?
どこか行かなきゃいけないような?
何か特別なことしたよって言えないといけないみたいな?
夏の終わりに、なんかどうも中途半端にまだ宿題が終わってないみたいな?
絵日記だけ書けてないみたいな?
どこにも行ってないから書けないに決まってるじゃん!どこか行かなきゃ!みたいな?
・・・え、私だけ?
夏、嫌いなくせに夏に突き動かされて煽られて結局夏っぽいことしてしまうみたいな?
まあそんなこんなで、映画館のブログのはずが全然関係ないただの夏の休日の日記になりそうだったんですが、
そうはいっても生粋の映画ヲタクなので、映画と関係ない休日にはどうしてもならないのがやはりヲタクの性というもの。
とある晴れた夏の日、映画ヲタクが一人、古すぎてエアコンの効きが悪くて夏は汗だくになっちゃう古い車で、夏の日差しに背中を押されてどこへ向かったのかというと、いざ南へ。
BGMは夏の歌でしょ、もちろん。
1986オメガトライブ「君は1000%」
近藤真彦「情熱☆熱風☽せれな~で」
少年隊「ストライプ・ブルー」
河合その子「夏のスタスィオン」
浅香唯「C-girl」
渡辺美里「サマータイムブルース」
あとは杏里とかね、米米CLUBとかね、そのあたりも歌いたいところなんですけどね、
あえてサザンユーミンとかの王道じゃないところが絶妙なヲタク感醸し出してて良いでしょう?
・・・・さすが昭和だって?古いって?うるさいよ!
夏の歌と言われてオレンジレンジとか湘南の風とか出してくる人はあれだ、
もう私より最低でも10歳以上は年下ってことなんですわ。
・・・って、ほっといてくれよ!私の青春はここにあるのだ。
夏のドライブといったら昭和歌謡曲一択だし、
昭和の夏ソングが流れてきたら、そりゃあ熱唱だよね。
真夏のドライブ中の車の中なんて、ほぼカラオケボックスだよね。
え?誰かと行ったんだろって?
は?まさか!
ヲタクは、基本一人行動が得意&大好きなんですよ!!
なぜなら、他人のペースに合わせなくてすむから( `ー´)ノ
ヲタクは、とにかく限られた時間の中でいかにやりたいことを最大限実現するか、
観たいものをいくつ詰め込めるか、
どう動けば無駄なくすべてのミッションをこなせるかに命を懸けてるわけですよ。
だから、誰かと一緒に動くのってほんと、、、、、
正直、うざいんですよねぇ。。。(性格悪!)
いや、仲間と一緒のほうが楽しい時ももちろんあるし、
そうでないと動きにくいときもあるし、
もちろんやろうとすればやれますよ、団体行動もね。
でも、一人で動きたい、あるいは一人の方が動きやすい、そう判断した場合、
ヲタクは迷わずソロ活動を選択し、できる限りの精一杯を尽くすわけです。
何一つ、諦めたくないからね!
相手が待ち合わせに遅れてくるとか(ハァ!?ふざけんなよ!)
途中で体調が悪くなったと言い出したりとか(カンベンしてよ~!!)
あのお店に忘れ物したとか(マジ、いい加減にせえよ!!)
やっぱりトイレ行ってくるとか(だからさっき行っとけって言ったじゃん!!!)
などとそういうことに予定を狂わされるのがとにかく!ほんとうに!イヤ!!なんです!!
なんなら、遅刻してきた相手を置いて先に映画館に入っていたこともあるし、
具合が悪くなった友人をタクシーに押し込んで自分は一人ですべて予定通りスケジュールをこなしたこともあるし、
友人の忘れ物はお店に電話して着払いで自宅に送ってもらえと指示してそのまま予定変更なしで動いたこともあります。
だって、予定通りいけば、今日やれるはずなんだもん全部!
分単位でスケジュールを決め、移動のルートをイメトレし、
最大限できることをすべてやって、可能な限りのタスクをこなす。
それが、ヲタクの生きる道。(→当然、個人差あります)
私の都合じゃなくて他人の都合で予定通りいかないなんて許せない!!
・・・・・性格悪いですか?優しくないですか?
効率重視と言ってくれたまえ。
・・・・それで、だからどこへ行ったのかって、
それは私がずっとやりたかった「花巻方面ミュージアム巡り」
やっとできた・・・・!
ずっとやりたかったんですけどね。
なかなか機会がなくてやれてなかったんです。
でもなんとこの夏、そっち方面では映画ヲタクの心をくすぐる特別展だらけ。
これは、今行かなくてどうする!?
というわけで。
国道396号線で花巻方面へ南下40分
「野村胡堂・あらえびす記念館」
↓そこから道なりに下るだけ!車で30分
「萬鉄五郎記念美術館」(オードリーヘプバーン写真展)
その後、近くで昼食
↓そしてそこのすぐ近くだった!車で10分
「花巻市博物館」(アニメージュとジブリ展)
↓そこから距離は少しあるけど経路は複雑ではない!車で30分
「大沢温泉 菊水館」(もうひとつの鈴木敏夫とジブリ展)
これ全部。グルーーーーっと回ってきました!
いやぁ・・・・さすがに暑かったねぇ・・・・!(そこ?)
そしてひたすら一人で運転はさすがに眠くなったよね!
ついウトウトしちゃってセンターライン越えそうになりました!(気をつけましょう!マジで!)
でも。
でもでもでもでも。
最高でした!!!
なんて素晴らしい休日!!!!
「野村胡堂・あらえびす記念館」は実は初めて。
静かで、景色も美しくて、落ち着く!
一人なので、残念ながら実際に銭形平次のドラマで使われていた衣装をまとった銭形人形とのツーショットを撮るのはあきらめましたけど。(撮りたかったんかい。)

「萬鉄五郎記念美術館」こちらも初めて訪れたのですが、
緑に囲まれた、趣のある素敵な建物でした。
オードリーがかわいすぎた(´ー`)
唯一無二の存在感。
若かりし頃のオードリーなんて、何回観たって癒されますからね。
たくさんのオードリーでほっこりしながら館内を回っていたら、窓の外に古くからの友人を見つけて思わず吹き出してしまった私でした。
晴れた夏の日、なぜか片田舎の小さな美術館のオードリー・ヘプバーン展でバッタリ会う映画ヲタクたち。
ほんとヲタクって(^_^;)
「花巻市博物館」(アニメージュとジブリ展)も良かったですよ!
懐かしいやら興味深いやら、ひたすらヲタクの天国でした。
アニメージュ、子供にはなかなか手が出ない大人の雑誌だったのでめったに買えなかったんですが、付録がすごいときは親に頼み込んで買ってもらったものです。

「大沢温泉 菊水館」(もうひとつの鈴木敏夫とジブリ展)も素敵でした。
温泉に入りに行くことはあったんですが、まさかのジブリ展
でも、世界観ピッタリ!!
ほんとにその扉から、千尋まっくろくろすけなんかが出てきそうなくらいに!
なるほどー!!古い建物の良い使い方ですね!
雰囲気良すぎて、帰りたくなくていつまでもブラブラしてしまいました。
楽しかったなー。
まあ、そんなこんなですべての予定をこなし、
途中でちょうどよい時間にお昼を食べ(しかもおいしかった!)、
帰りにはたまたま通りかかった道路沿いにみつけたジェラート屋さんにフラッと入り(最高においしかった)、夕方には盛岡着。
決まりました!栄光への架け橋くらいビタッとキマった!
グレイト!マーベラス!!ファンタスティック!!!
コングラッチュレーション!でかしたぞ、私!!!
そんなふうにアグレッシブに動くこと、しばらくなかったからね。
疲れた中年になってた私が、しばらくぶりにアクティブになった日。
やってやったぜ!!!
充実感でいっぱいでしたよ。
どこもすごく良かった!
道路も良いし!!
信号が少なくて、車もそれほど多くない、とても気持ちの良い道路でした。
みなさんもたまには一人、美術館巡りでアートな休日を楽しんでみては?
・・・ええ、私の場合は『アートな休日』というよりは単純に『ヲタクのソロ活動日』でしたけどね。
先日、県立美術館で開催されていたサンリオ展にも行ったんですけどね、
子供の頃に大好きだったものとか憧れだったものとかってやっぱりいつまでも心のどこかに変わらずあって、
すっかり忘れていたりもするんですけど、ふと思い出したときに胸の中がぎゅうっとあたたかく懐かしく幸せな気持ちになるんですよね。
そういうものを拾い集めて、久しぶりに自分のなかの少女の心を引っ張りだして清らかな気持ちになったような気がした夏でした。
サンリオ展では、子供の頃に買えなかったいろんなカワイイものたちをここぞとばかりに買いまくりましたけどね。
サンリオのカワイイものたちを、えげつないくらいに大人の買い方をして後ろに並んでたお嬢さんをドン引きさせましたけど。
思い出したはずの少女の頃の清らかな気持ち、どこ行った?

とまあ、どこにでもいる映画ヲタクの、とある夏の日の小さな冒険のご報告でした。
せっかく8月の末に書いてあったのに、すっかり忘れていて今はもう11月になろうとしているこのズボラ加減。
せめて9月あたまあたりにでもアップできていれば、どの展覧会もまだ行けたのに!
残念ながら、ここで紹介した展覧会はどれももう終わってしまいました。。。
・・・なんだ、ソレ(゚Д゚;)!!
まあそれでも、ポッカリ予定の空いた秋晴れの日にでも、
このルートで回るアートな休日というのはなかなか素敵なんじゃないかと思いますよ!
マジで、おすすめです!!(必死で自分をフォロー)
でもほんとに、時間的にも距離的にもちょうどよくて、道路も走りやすくて寄り道もたくさんあって、楽しいドライブでした。
いつか、ふいにこのしょうもない季節外れのブログを思い出したら、ぜひドライブルートの参考にしてみてください♪


そして、ズボラの極みの私は、さらにやらかしていました。
もうすぐ10月も終わり。
ということで、「八犬伝」始まっております。
(C) 2024『八犬伝』FILM PARTNERS.
懐かしいなぁ・・・・真田広之志穂美悦子は、当時の私のヒーローでした。
めちゃくちゃカッコよかったなぁ・・・。
映画も面白かったし、志穂美悦子が大好きだったので、親に頼み込んで2回連れてってもらいましたよ。
カッコいい女性って、やっぱりいつの時代も憧れですよねぇ・・・(´ー`)
・・・って、それは角川映画の「里見八犬伝」でしょ!
っていうザ・昭和の話じゃなくて。
前回、「侍タイムスリッパー」について暑苦しく語ったときに「三匹が斬る」役所広司が好きだった話を書いたくせに、
まさにその役所広司が主演する時代劇(「八犬伝」)の上映がもうすぐ始まることに全く触れていなかったという、映画館スタッフとしてあるまじき失態!!
「侍タイムスリッパー」を語りたすぎて、それに絡めて語ることもできた『時代劇』とか『役所広司』とか関連ワードてんこ盛りだったはずの「八犬伝」についてすっかり失念していたという最悪なパターンのやつ。
私としたことが、なんたる怠慢!!
熱くなるだけなって視野が狭くなっている!
良くないですね、ほんと良くない。
なんだって、つながりが大事なのにね!
午前十時の映画祭も、戦争シリーズからの裏社会ものへと、このところ大長編の男くささ満載系でつながっており、見応え抜群。
午前十時の映画祭のポスターで、現在上映中の「スカーフェイス」アル・パチーノ
© 1983 UNIVERSAL CITY STUDIOS. All Rights Reserved.
と来週からの「カジノ」ロバート・デ・ニーロ
© 1995 Universal City Studios and Syalis Droits Audiovisuels. All Rights Reserved.
を見て、「なんかこの並び・・・知ってる!」と思ったら、
そうだ!この二人の裏社会ものあったじゃん!しかもめちゃくちゃ面白いやつ!!
「ヒート」!!!
あれ、マジで渋くてクールでシビレたねぇ!!!
と思ってついアマプラで調べたら、あった!!
いや、家では映画は観ない(金曜ロードショー以外は)と決めてる私なんですが、
ちょっと観たくなっちゃってます。
怖いので、昔から裏社会ものはそもそもあまり得意じゃないんですけどね、
でもアル・パチーノロバート・デ・ニーロなんてスクリーンで観ないといけないやつだし、
当時、仕事を教えてくれていた先輩が「これは絶対観た方がいい!」とすすめてくれたので、恐る恐る観たんです。
そしたらまっっっじで面白かった!
3時間近くあるのに全然飽きなかったし、カッコよくてシビレましたよ。
家では映画を観ないと決めてる私ですが、今度の休みに観ちゃうかも!
っていう、ハリウッドを代表する映画スターの話も絡めたところで。


好き放題書きなぐってきた今回のブログでしたが、
とっても大事なお知らせも!!
値上げ値上げで普通の生活も大変な昨今、都会のシネコンなどではあちこちで映画料金の値上げ(一般料金2000円など)が施行されています。
一応、必死で足掻いて値上げには対抗してきたつもりの中劇でしたが、ゴメンナサイ。
光熱費も上がり続ける今、経営のことも鑑みて映画料金の見直しをすることに。
なんとか基本料金の値上げは現時点では、やらないでいきたいということで、
サービスデーやサービス料金のほうの見直しをさせていただくことになりました。
変更になるのは下記のとおりです。

*11月1日より
◇割引サービスの廃止並びに改定
■レディースデイ(水曜日)/メンズデイ(木曜日)各¥1,200-
 両サービス廃止
□シネマウェンズデイ(水曜日)¥1,200-
 新設
■イブニングサービス(平日17時以降の回)¥1,300-
 廃止
■レイトショー(毎日20時以降の回)
 ¥1,100-→¥1,200-

いつも中劇をお引き立ていただいているみなさまには大変心苦しいお知らせとなりますが、
どうかご理解いただければと思います。
ほんとね、水道料金の値上がりのお知らせも来てたし、電気代も上がるいっぽうだし、
税金は信じられないくらいガッツリ取られるし、スーパーに行けばいつもと同じくらいの買い物しかしてないのになんか高いし、お菓子は少なくスイーツはどんどん小さくなってしまい、灯油にガソリンも高すぎてビックリ!!
そんなウンザリするばかりの毎日で、さらにこのような残念なお知らせになってしまい恐縮至極です。
これからどうなっていくのか我々もサッパリ予想もつかない状況ですけど、
お客様にはなるべく大きな影響を与えないように試行錯誤しながらなんとかふんばっていこうと腹をくくったところなので、
どうかご理解いただき、変わらぬご愛顧を願えればと思います。
それにはまず、『良い映画を上映することが不可欠』なんですよね。
面白いものを上映できればお客さんは来てくれると信じて、
良いものをたくさん上映できるようにがんばりますので、
ちょっとでも気になる映画があったらぜひ足を運んでいただけると嬉しいです。

そんなせちがらいお話をしつつも場内からオアシスのライブ音声が聴こえてくる幸せね(´ー`)
良い映画、たくさんやりたいなぁ。。。
サカナクションのライブ映画「SAKANAQUARIUM 2024 “turn”」も上映が決まり、
©2024 HIP LAND MUSIC CORPORATION INC.

「バック・トゥ・ブラック」もあるので、
Ⓒ2024 Focus Features, LLC. All Rights Reserved.
『勝手に中劇音楽映画祭』まだ続きそうです。
このあとも、一応上映は決まってるけど日にちが未定とか、情報解禁がまだなだけのものとかいくつかあるんですけど、なかなか良いですよ。
いつも常連さんたちから、「夏休み冬休み期間はうちらが観るものやってくれないから退屈!」と言われていて、たしかに夏休み冬休みは子供向けアニメをがっつり回さないといけないので大人向けの良質なミニシアター系作品などが上映できなかったりするんですが、
今年の冬休みはいまのところそれほどデカめの子供向け作品はオファーが来ていないので、
常連さんたちがちょっと喜んでくれそうなものをやれるかもしれない!
いや、中劇のことだからまた突然、
「来週から急にこれ上映することになっちゃった!テヘ(*´з`)」(得意技)
とかやるかもしれないのでご注意くださいね。
しばらくいいのやってないなぁ…とか思っても、近日公開のコーナーのチェックは忘れずに!
急に来週からいいのやるかもしれないんですからね!
なにしろ「侍タイムスリッパー」もそうでしたから( `ー´)ノ
あまりに急でビックリしたと、あちこちから言われましたもん。
だから頼みましたよ!!
ここ、常に確認しておいてくださいね↓↓

★中劇公式サイト  http://www.chugeki.jp/




2024年10月16日水曜日

「侍タイムスリッパー」超おススメ!!日本人で良かったと思った日。

こんにちは。
10月なかば。完全に秋ですね。
「そのうち持っていこう」と、春先からずっと玄関先に積まれていた冬物のアウターやらニットやら(さらについ先日まで着ていた夏物まで)をやっとクリーニングに持って行ったら(「今さら!?」とかのツッコミはすでに聞き飽きているので不要です)、
大量に溜め込みすぎて計7000円とかになって衝撃を受けた人がここにいます。
「たっか( ゚Д゚)!!!え、7000円あったら飲みに行けたじゃん!」
とか言ってる場合ではないので(半年放置だったので自業自得)出しましたけどね。
今度はそれをまだ取りに行ってないですけどね。
いよいよ寒くなってアウターが必要になったら慌てて取りに行くんでしょうね、ズボラな私のことだから。
・・・・なんか、秋ですね(?)


さて、現在、話題沸騰中!
「侍タイムスリッパー」です。
(C) 2024未来映画社
かなりホットな映画です。
連日、テレビなどでも取り上げられ、SNSでも大バズリ、
中劇にもたくさんのお客さんが来てくれています。
このブログを読んでくださっているような映画ヲタクのみなさんは、
もうとっくに観ているどころかすでに数回観てくれていたりするのかも。
ふだんあまり同じ映画を何度も観たりはしないという方も、何度も足を運んでくれていてビックリ。
私もやっと観ましたよ~!!
良かったですねぇ!!!
映画が始まってすぐ、「~でがんす」といったセリフでハッとした私。
東北訛りはやっぱり一気に親近感沸きますもんね!!
懐かしさと手作り感と、でも真ん中一本すっごく強い意志が通っていて、
時代劇映画への本気のリスペクトとオマージュと、
そして愛と情熱とギリギリのガチ感がぎゅぎゅっと詰まった、
熱くて爽快で、ものすごく気持ちの良い映画でした。
公開から2週目に入りましたが、当初の想定以上にたくさんの方に観ていただいていて嬉しい限り!!
こういった、スタッフも文句なしに「面白い!絶対たくさんの人に観てほしい!!」と言える映画がヒットしてくれると、ほんとに嬉しいんですよね。
商業映画って、やっぱり宣伝にかけるお金や、キャストとかスタッフのネームバリューに左右される部分も大きいので、
「すっごく面白いのにお客さんが来ない」とか、
「なんでこんな映画にこんなにお客さんが来るの」とか、
そういうことも多かったりするので、
この「侍タイムスリッパー」のように、お金はかかってないし豪華キャストでもないけどとにかく面白い、ひたすら作品の良さで大ヒット、とかしてくれると、
作り手、劇場、そして観客の気持ちが一つになったような気がして心が震えるんですよね。
そんなことってめったにないので!!
「そうなんだよ!!これが映画なんだよ!!やっぱいいよね、映画って!!」
っていろんな人とハイタッチしたくなる。
で、自慢じゃないけどこのところ中劇はそういう映画が続いていてとても嬉しいわけなんですよ。
「ルックバック」にしろ「侍タイムスリッパー」にしろ、公開当初は上映劇場もそれほど多くなくて(「侍タイムスリッパー」なんてたったの1館からのスタート!!そして今では250館以上に!!)、
口コミやSNSからどんどん広まり、全国的な大ヒットにつながった映画って、
本当に作品じたいが強いし、話題性が先走ってしまって敬遠する人も出てきてしまったりもするけどやっぱり映画館で観るべき作品だなあと思えるし、
なにより人にすすめたくなりますもんね。
映画ヲタク同士ならわりと気軽に「あれ観た?よかったよー観てみて~」とか言えるんですけど、自分のようなヲタクではないまともな一般人(?)の友人なんかに「絶対観て!面白いから!!」と自信持ってすすめられる映画って、実はあんまりなかったりするんですよ。
なんならそっちの方が難しい。
ヲタクは、たとえば観た映画が超つまらなくても、ほとんど寝てしまったとしても、
信じられないくらいのクソ映画だったとしても(口が悪いですね、スミマセン)、
あとでヲタク同士の映画談義のときにネタになるし(?)、
実際、超つまんなかった映画として自分のなかに残るのでオイシイんですよね(理解できます?)
実際、ヲタク同士だと「ねえあの映画、マジで超つまんなかったから観て!」なんていう意味のわからないすすめ方したりしますからね。
そしてそれをすすめられたほうのヲタクもまた「え、マジで!?そんなにつまんないなら逆に観たくなってきたわ」ってなる。
・・・・・バカでしょう!?まあ、どっちもバカなんでしょうね。
でもそんなクソ映画を、ふだんそんなに熱心に映画を観るタイプではない人にはすすめられないじゃないですか。
たまにしか観ないのにハズレだったなんて悲しいじゃないですか。
だからヲタク以外の人にすすめる映画って、難しいんですよ。
私にすすめられて久しぶりに足を運んだ映画館で観た映画が微妙だった、
なんて絶対に許せないんですよ!!
人にすすめるんだったら、ミーハーじゃなくてマニアックでもなくてちゃんと面白くて確実に満足できる映画じゃないとさ!!
・・・って、わかります?この感じ。
・・・・でもそんなの、なかなかないからね!!!
だけど今回は迷わずすすめました。
こんなメンドクセーこと言ってる私が、あちこちですすめてますよ。
「侍タイムスリッパー、面白いので観てください!!」ってね。
(C) 2024未来映画社
時代劇映画へのあふれ出るリスペクトと愛と情熱。
通帳残高7000円になってでも作るのを諦めなかった監督はもちろんですが、
いろんな人のたくさんの愛情がダダ洩れで、それだけで胸がいっぱいになります。
脚本が面白いからと特別協力してくれた東映京都撮影所
それから長いこと時代劇を作り続けてきた時代劇職人の方たちも格安で参加、
一人何役もこなしながら映画を作り続けたスタッフも、
そして大河ドラマや連続ドラマなどにもたくさん出演してきてものすごい経歴が並ぶ俳優陣でさえも経費削減のため新幹線ではなく自分で運転して京都まで撮影に向かい、
暑いなかみんなで「次はなんだっけ?」「弁当はいつ来るの?」と部活のようにワイワイと作ったこの自主映画が、面白くないわけないんです。
「東映京都にこの人あり」と言われた名物プロデューサーの『なんとかしたってぇな』の一言から、
これまで数々の時代劇で活躍してきた殺陣師・衣装係・床山・照明・そしてエキストラに至るまでガチの時代劇職人たちが、この脚本をどうしても映画にして世に出したいと言って集まり、
時代劇の撮影が無い7月8月(暑すぎるため)なら使ってもいいということでオープンセットを使わせてもらい全員が汗だくで作った、
それぞれの本気がぶつかりあって完成にたどりついた愛と情熱の自主映画。
もともとは坂東妻三郎が作り、時代とともに大事に使い継がれてきた東映京都撮影所の、時代劇の本物のオープンセットで、
長いこと本当の時代劇を作ってきた職人たちと俳優が本気で取り組んだ殺陣のシーンは圧巻です。
お金はなくても、絶対に譲れない芯の部分を支えたのが本物の職人たちであるということが、この映画がチープに見えない一番の要因なんですよね。
監督・脚本・照明・編集・・・一人で11役をこなし、本業である農作業の合間に取材を受けながら宣伝を行った安田淳一監督もじゅうぶんクレイジーなんですが、
助監督として現場を仕切りながら次の瞬間は女優として撮影に参加、撮影終了後は実のお母様と一緒に小道具や備品のメンテや管理・翌日の準備まで切り盛りしていた沙倉ゆうのさんが、あちこち走り回っててんてこ舞いの監督の代わりにそこそこ大きな金額を立て替えておいてくれたり(返してもらうか映画への出資にするかはあとで決めるというしっかり者エピソードもさすがです)、
この自主映画のために舞台やテレビの仕事をいくつか断ったという主演俳優も、
全国的な大ヒットのおかげで毎日あちこちからいろんなエピソードが流れてくるたびみんなちょっとクレイジーで笑えてきます。
(C) 2024未来映画社
映画ヲタクの学生サークルの自主映画作りみたいですね。
そういう人たち、大好き!!
何かに夢中になれるって最高ですよね!
終わらない夏休み状態。
その昔、後輩の学生バイトの子が自主映画を撮るっていうんで私の家を撮影に貸したことがあったんですけどね。
それを思い出して胸がギュウッとなりました。
あの日、撮影スタッフみんなで食べたカレーライス、おいしかったな。。。
あの時の学生の子たち、みんな元気ですかー!?
・・・などとノスタルジーに浸っている場合じゃありませんね。
(C) 2024未来映画社
それにしても、劇場でお客さんたちがゲラゲラ笑ってる映画なんて久しぶり!
私もつい声を出して笑っていました。
タイムスリップというある意味王道のSFでありながら、地に足の着いたベタベタな浪花節でもあり、
荒唐無稽なファンタジーでもありながら、妙なリアリティと現実味にあふれた人間くさい人情喜劇でもあり。
そこが、2時間越えでも全く飽きさせずに最後まで夢中で楽しめるこの映画の核なんですね。
家族みんなで観られて、わかりやすくて、楽しい娯楽。
昭和っぽいその雰囲気を求めてしまうのは私が昭和生まれだからなのかと思っていましたが、
どうやら平成生まれの若い人たちもちゃんと楽しんでくれているようで安心しました。
テレビをつけるとどこかで時代劇をやってた昭和の時代、しかも祖母と同居っていう子ども時代を過ごしてきた私には、
この映画のなかで劇中劇として作られる「ザ・時代劇」という形の時代劇が、
懐かしいやら心地いいやら。
起承転結勧善懲悪時代劇たちって、やっぱり見ていてスッキリするんですよね。
子どもの頃は、「なんだぁ、今日はナイターと時代劇しかやってないのかよ~」なんて文句を言ったりもしていたものですが、
たしかに時代劇って最近はテレビであんまり見られませんもんね。
だいぶ前にここでも書いたことがあるんですけど、
土曜日の変な時間に放送してた「三匹が斬る」役所広司が好きすぎて、役所広司にソックリな外部の先生(役所広司をちっちゃくして地味にして暗くしてくたびれた感じ。→もはや全く役所広司ではない)の追っかけをしたりしてた私ですからね。
仲のいい友達と「必殺仕事人」京本政樹がカッコいいと言ってはお互いの家に泊まって「必殺仕事人」の鑑賞会をしたりもしたし、
それから大河ドラマ年末時代劇のなかで好みのタイプのイケメンを発掘するのが趣味だった私でもありますからね。
坂上忍宮川一朗太なんかが出てた「白虎隊」なんてもうほぼ『幕末版イケメンパラダイス』だったので最高でした。これで沖田総司を演じてたイケメンが、しょこたん(中川翔子)のお父様(中川勝彦)だってことを知った時はビックリだったけど、
結局は「独眼竜政宗」で政宗の少年時代を演じていたイケメンが今までで一番のタイプでした。→心底どうでもいいですね。
・・・・って、結局イケメンの話になって脱線してしまう私ですけど、
今回の「侍タイムスリッパー」のメインの〝イケおじ”たちもめちゃくちゃカッコよかったですよ。
やはり、長年時代劇で活躍してきた役者さんたちは所作も身のこなしも間合いも完璧で美しい!
主演の山口馬木也さんも相手役の富家ノリマサさんも、「知ってるーーーー!!時代劇に絶対いるーーーー!!」ってほどの、誰でも必ず見たことがあるはずの時代劇俳優さん。
お二人の、幕末の朴訥な田舎侍と、往年の映画スターを彷彿とさせる大御所感。
どちらもすごい。
ラストはまるで黒澤明「用心棒」「椿三十郎」三船敏郎仲代達矢の決闘シーンみたいな緊張感!シビれましたね。
(C) 2024未来映画社
そしてなによりこの映画の魅力は、とにかくひたすら時代劇映画への愛と情熱にあふれていること。
映画時代劇を作る裏側が丁寧に描かれていることも、
〝日本の宝”とも言うべき時代劇、それから古き良き映画撮影のスタイルを語り継ぐ場所である撮影所がこうして正しい姿で裏側まで映像に残せることも、
そしてそういった映画が、本当に映画時代劇への愛に満ちた人たちの手だけできちんと作られてそれが評価されたくさんの人に支持されているというのが、
とても素敵で素晴らしいことだと思いました。
この映画を『懐かしく』感じ、『時代劇は後世に残さねばならない大事な日本の文化』だと強く思える自分を嬉しく、日本人であることを誇らしく思える映画でした。
観終わったあと、「やっぱり私は日本人なんだなぁ(昭和の。)」
「日本人で良かったなぁ(昭和生まれの。)」
と、しみじみ思った私でした。
この映画を観たら、絶対に最後のエンドクレジットまで全部見てください。
同じ名前があちこちに出てきて笑います。
もはやギャグ。
低コスト短期決戦の香港映画もビックリの八面六臂ぶり。
パンフレットも手作り感満載です。
監督自身が原稿を書き、農作業の合間に必死で完成させたパンフレット
昔の、1980年代の映画のパンフレットを彷彿とさせる、こちらもオーソドックスな懐かしい感じのパンフレットです。
1200円と、ほかの作品のものよりも少しお高めですが、それもまた自主映画のツライところ。
映画と監督の応援(推し活)のつもりで、購入していただけるとありがたいです。
撮影のときの裏話や愚痴や(!)トラブルのお話まで包み隠さず書いてあって、読み応えありますよ!
ぜひ読んでみてくださいね!


さて、今まさに全国的にめちゃくちゃ話題になっている映画「侍タイムスリッパー」を、ドンピシャなタイミングでフットワーク軽く上映できることになったくせに、
それを紹介しようというブログは2週遅れという相変わらずなズボラっぷりであちこちからツッコミが来そうな私ですがまあ仕方ない。
そういうのは全スルーで( `ー´)ノ
(→オバチャン化により無敵の最終形態へと進化)
この時期いつもお客さんが少なくて大苦戦するんですけど今年はこの「侍タイムスリッパー」のおかげでそこそこフロアが賑わってくれそうな予感なので、しばらく上映すると思います。
もっと若い人たちにも観てもらいたいしね!!
なので情報はちょっと遅れてしまいましたが、ここでいったん〝中の人”も自信持っておすすめする作品ということをアピールさせていただきました。
それに、体力的にももう無理しません。
歳も歳なので。
ブログ書こう!書かなきゃ!とは思うんですけどね。
すぐ意識失う(眠っちゃう)し、途中まで書いてあったことも忘れるし、そもそも腰が重すぎて休みの日にまで映画館に行くことじたいが億劫で観れてもないし!
何なら今日も雨なので、出るのやめちゃいました(*_*;)
X担当のNさんに怒られそう。。。
彼女は私とは全然違うタイプのアクティブなヲタクなので、休みの日もしょっちゅう大通りにいるし、遠方(県外も!!)にだってフットワーク軽く映画観るだけでも行けちゃう人なので、
私が「めんどくさくて観なかった」とか「雨だからやめた」とか言うと、
「(信じられない・・・・!理解不能!!)→心の声」みたいな顔をして「(心底軽蔑!!)」みたいな目で見るんですよね。
仕方ないじゃん、歳なんだから!!
ユーだってそのうち、一日何本も映画観るのとか遠くに映画観に行くのとかしんどくなる日がくるんだからな!!
と一応、負け犬の遠吠えで抗ってはいます。
でも彼女は彼女で「日本映画は観ません!!」とふだん豪語しているんですけど(→ゴジラは何回も観るくせに!)、今回は珍しく観る気になって、観たら気に入った様子の「侍タイムスリッパー」なので、
やはり中劇としては『スタッフおすすめ』作品になりますよね。
現在、いぶし銀の映画館スタッフだらけの中劇も迷わずおすすめできる映画をやれているのがほんとに嬉しい!
なので、ノーマークだった方もぜひ、観に来てみてほしいなと思います。
私も、すっかり外に出なくなり大好きだった映画も全然行かなくなってしまった母を誘ってもう一度観ようかなと思ってます。
みなさんも誰かを誘って観に来て、周りの方にもすすめてください!
絶対に楽しいので大丈夫!
秋にピッタリの、心が晴れやかになる、気持ちの良い映画です。
重い腰を上げて、映画館通りへいらっしゃい♪
「まずお前がな!!」というツッコミありがとうございます。)



★中劇公式サイト  http://www.chugeki.jp/