2024年11月20日水曜日

昭和にタイムスリップ中♪「悪魔と夜ふかし」おすすめです。

こんにちは。
2週間も3週間もあっという間ですね。
なんにもしてないのに。
私はといえば、休みの日におでんを作ってたらギックリ腰やっちゃって(どんだけ料理苦手なんだよ!?と思いますよね?もちろん、大っ嫌いです!)しばらく動けず、
今もまだ痛いですけどまあなんとか仕事を休むまででもなく一応復活して今に至りますが、
一番腰の痛みのひどかった日に思いっきり風邪をひいて声が出なくなった母から「病院に連れてってほしい」と連絡がきたので、腰を曲げずに直角にしか動けないというのにがんばって車を運転して母を病院に連れて行った私を、マジで誰かほめてくれよと言いたい!!
・・・・・。
・・・以上、顔を合わせれば口汚く言い合いばかりしている母娘ですけど結局のところなんだかんだ親の面倒見てるのは娘だし、私って口が悪くても根は優しいんだよね!
っていう報告でした。
別に、重いものを運んだわけでも激しい運動したわけでもないのに誰でも簡単にギックリ腰になっちゃってしかも癖になってしまうみたいなので、皆さんもお気をつけくださいね。


さてさて前回の、季節外れの(しかもどれも会期が終わっていて参考にならない)夏休み報告に関しましては、友人たちから「せめて会期内だろ!」とか「季節感ゼロで共感できない!」とかさんざんクレームがきましたけど気にしません。
『せっかく書いたのでもったいないから出した』だけなので(徹底的に自己満足)。
そしてブログ書いたーーー!!やっと出したーーー!!と安心してしばらくぼんやりしてたら雪降ってました。。。
ほんと、年々時間がたつのが早くなってて怖い。
2~3週間なんて、秒ですね!秒!
そりゃあ、「午前十時の映画祭」常連の大先輩方が「『タイタニック』なんて、昨日よ、昨日!!」と仰るのもわかる。わかりすぎる。
大先輩方にとっての〝エモい”は、ヘプバーンでありソフィア・ローレンでありアラン・ドロンであり高倉健なんですよね。
ブラピディカプリオなんて、小僧ですよね。赤ん坊ですよね。
わかりますわかります、今ならわかる。
私にとっても、『タイタニック』『カジノ』『プライベート・ライアン』もついこないだ(だいたい10年前)くらいの感覚なので(ほんとはどれも約30年前)、
それがいつの日か遠くない未来、〝昨日”の感覚になる日がくるのだろうなと、現実を受け止めるようになってきました。
そして街にはクリスマスのグッズが並び、ケーキのCMが流れ始めた今日このごろ、
ハッと気付いたらいろんな映画が始まってはもうすでに終了日が出てしまっていました。
ちょっと何かの予定が崩れると(腰を痛める、親の体調etc...)バタバタとほかのすべてのことが回らなくなってくる、というのも歳のせいにしましょうか(-_-;)
若いころは、ちょっとくらい想定外のことが起こってもすぐに立て直して戻せたもんなんですけどね。
そういうときに、「歳をとるのってしんどい!!!」って思います。
腰が痛すぎて映画も観れていませんでしたが、「悪魔と夜ふかし」だけはどうしても観たかったので、頑張って観ました!
上映中「悪魔と夜ふかし」
(C) 2023 FUTURE PICTURES & SPOOKY PICTURES ALL RIGHTS RESERVED
ジャンルとしてはホラーなので、私は苦手だしほんとはあまり好んでは観ないんですが、
1970年代という時代やテレビの生放送という設定が、まさに私の子供時代ドンピシャすぎて、この映画だけは避けては通れなかったんですよね。
そしてやっぱり面白かった!!大好き!!
尺も90分!助かる!(腰、痛いからね。)
そう、このての映画は長いとダメ!サクサク進んで、キャー!!ワー!!で、ストンと終わる。がベストです。
中学生や高校生の頃、友達の家に泊まって「食人族」とか「エルム街の悪夢」「チャイルドプレイ」なんかをみんなで観て、手で顔を覆いながら指の隙間から画面を見てはギャー!!!ウワー!!!ヒィーーー!!なんて叫ぶパジャマパーティが楽しかったことを思い出します。お供はコーラとポテチ。
『ホラー映画』が好きなんじゃなくて、『ホラー映画をみんなで観る』のが好きだっただけ
。内容、あんまり覚えてないしね(+_+)
この映画「悪魔と夜ふかし」のオープニング、
画面脇から速足でスタジオに手を振りながら入ってくる司会者とか、
次々あらわれる怪しい超能力者霊能力者、そしてそれを論理的に攻撃する役の評論家に、
効果音はスタジオの生バンド、CMもその場で生、そして観客のファッションや髪型なんかも懐かしいやらおしゃれやらで、画面を眺めてるだけでも楽しい!
やったよねー、テレビの生放送と一緒にスプーン曲げ!
テレビにかじりついて夢中で見てたよねー、心霊写真イタコ悪魔祓い!
ちょっと怪しい・・・とは思いつつ、でももしかしてほんとなのでは!?
いやいやまさかね!・・・でもやっぱりホントかも・・・!
みたいな、ギリギリの微妙なところがまた子供心をくすぐるんですよね!
司会者の、ちょっとうさんくさいけどときどきガチっぽいリアクションが出たりするところにほんとっぽさを感じたりね。
いやぁ~・・・懐かしい!
え?スプーン?
・・・・・曲がりませんでしたよ!私はね!
弟はスルッと曲がって大騒ぎしてましたけど(-"-)
この映画も、その微妙なうさんくささと1970年代のイケイケなテレビ業界をバックに、
混沌とした時代のなんでもありな空気感のなかで人々の心をつかんだ〝カルト教団”〝オカルトブーム”なんかをさりげなく絡ませることでリアルな「モキュメンタリー」(フィクションを、ドキュメンタリー映像のように見せかけて演出する表現手法)で始まります。
ホラー映画のオープニングだというのに、昔大好きだった「8時だョ!全員集合」とか「カックラキン大放送」とか思い出して胸がぎゅうっと締め付けられるくらいに懐かしさが溢れて泣きそうになってたオバチャンはここです。
コントの大オチが終わって、生バンドの演奏とともにステージ真ん中のセットがくるっと回って後ろから高田みづえ(!)が出て来て歌うところまで見えました(?)→実際には見えません。
でも、ジャンルとしてはホラーとはいえ、目を背けるような殺戮シーンがあるわけでも吐き気がするほどのスプラッターなわけでもありません。
もう、なんか、一言で言えばほんとに「昭和のオカルト」。
ちょっとハードなユリ・ゲラーとかネッシーとか冝保愛子。くらいの世界観。
イメージ的にはちょっとガチめの夏休みの「あなたの知らない世界」矢追純一木曜スペシャルみたいな。
ちょうどいい!!最高!!
仲間とパジャマで、ビール片手に(大人になりました)ギャー!!とか言いながら観たい映画です。
この映画、製作陣がふざけてないのがまたいい。
クソ真面目に、〝あのころ”〝あんな感じ”のテレビ番組を徹底的に本気で再現してるのがイイ!!
(C) 2023 FUTURE PICTURES & SPOOKY PICTURES ALL RIGHTS RESERVED
ガチな「元気が出るテレビ」みたいな。
本気の川口浩探検隊みたいな。
いちいち懐かしのテレビ番組を思い出してしまっていつのまにかストーリーが進んでしまってたりしたのも仕方ない(*_*;)
そんなことを気にする暇もなくサクサク進むお話でしたが、
メインはやっぱり悪魔憑きの少女。
もうこのあたりは「キャリー」「エクソシスト」あたりのホラー映画黄金期の必修科目へのリスペクトでありオマージュであり、もう思わず「ヨッ!待ってました!」と歌舞伎の大向こうくらいの勢いで拍手したくなるほど。
びっくりするくらいの美少女の、気味悪いくらいのカメラ目線とか、
うさんくさい大げさな司会者が最初は芝居がかって嘘っぽい進行だったのが少しづつ顔がひきつり我を失っていく様子とか、
わかりやすく不気味さや怖さを表現しつつも、
ただただ怖がらせるだけの薄っぺらいホラーではなくてその時代なりの背景や状況をシンプルにいれこむことで、映画を観ている我々もスタジオの観客とともに半信半疑で見ているなかでちょっとだけ真実っぽさに傾くところまでがリアルで楽しい!
自分もそのスタジオにいてその怪現象を見ている気分。
そしてそこからの、ドッタンバッタンワーーー!!キャーーー!!までがセットで大満足な一本でした。
ケータイもインターネットも無かったあの時代、
ただの小学生には何がほんとで何が嘘か、どうやってもわからないのがよかったわけで。
今みたいにテレビを見ながら同時にSNSで解説やネタばらしなんかされたりしないで、
「あれってほんとなのかな!?」ってことを翌日学校に行ってからみんなでワイワイやることが楽しかった、そんなあのころに戻ってワクワクしていた90分でした。
私みたいなテレビっ子だったみなさんには絶対に観てほしい映画でしたよ!
・・・・・終了日、出ちゃいましたけど(-_-;)
11月28日終了。
のんびりしてたら始まってしまってたし、終わる日も決まっちゃってました。
まああのー・・・なんとか・・・・観られる方はぜひね。
・・・ちょっと日和った言い方になってますけど、
いや、ほら、中劇、まだまだ大渋滞なんですよ。
この時期はいつもなんですが、大作系が入ってこない時期なので、いろんな大人な名作系とかアート系、ミニシアター系なおしゃれなやつをいくつも抱えてて。
このあとも、もう11月も終わるというのに
11月22日公開「BACK to BLACK エイミーのすべて」
(C) 2024 Focus Features, LLC. All Rights Reserved.
11月29日公開「ザ・バイクライダーズ」
(C) 2024 Focus Features, LLC. All Rights Reserved.
11月29日公開「SAKANAQUARIUM 2024 “turn”」
©2024 HIP LAND MUSIC CORPORATION INC.
とか、まるでイケてるミニシアター的な作品がジリジリ待機中。
中劇のくせにね!!
それから、お待たせしましたのマシュー・ボーンの新作
「エドワード シザーハンズ」
© 2024 Trafalgar Releasing. ALL RIGHTS RESERVED.Photo by Kaasam Aziz

「14歳の栞」製作陣の新作「大きな家」も入ってきました!
©CHOCOLATE Inc.

そして年が明ければ、私も子供のころ夢中になった「ベルサイユのばら」も上映決定。
(C) 池田理代子プロダクション/ベルサイユのばら製作委員会
これまた懐かしすぎてそのへん悶えて転がりそうな勢いの私でした。
うちの母が言ってましたよ、「あんたが子供のころやってたアニメはみんな面白かった」と。
「キャンディ・キャンディ」「エースをねらえ」「はいからさんが通る」「赤毛のアン」「ベルサイユのばら」・・・
たしかに、今考えると子供向けではないですよね。
ちゃんと大人が楽しめるアニメばかり。
なのに子供の私も夢中で、幼稚園のころのクリスマスプレゼントでキャンディ・キャンディのおえかきマシン(ライトが点く台の上でイラストをなぞると上手におえかきができるよ、みたいなおもちゃ)を買ってもらったのを覚えているし、
そのころアニメ「はいからさんが通る」の板ガムみたいな板キャンディ(?)があって、そのパッケージのなかに板ガムサイズのでこぼこのプレートみたいなのが入ってて、その絵がランダムなのでいろいろ集めたくてしょっちゅう買ってたのに「板キャンディがなかなか食べらさらなくて減らないのでみんなにあげようとしたけどみんな同じように板キャンディが減らなくて困ってるからもらってくれない現象」(ビックリマンチョコと同じ)が起きていて板キャンディが家じゅうのあちこちに落ちていて怒られてたのも覚えてます。
ピンクレディのスナック菓子もあって、そのなかにピンクレディのシールが入ってるからそれも欲しくて集めてたなぁ・・・・(歳バレるエピソード大盛りの回)
・・・・いや、なんの話でしたっけ?
あ、「ベルサイユのばら」ね!
そうそう、実は私が大人になってからももう一回私のなかでベルばらブームがやってきたんですよね。
さわや書店の隣にMOMOっていうマンガとか絵本専門の店舗があったころ。
毎日通ってましたけどね。
懐かしのマンガの『愛蔵版』とかが続々出始めたころですね。
大人になってみんなやっぱりやってみたいのはそう、「大人買い」ですよね。
私もやっぱり手を出したわけです。新装版やら文庫版やら愛蔵版に。
買いましたよ、「あさきゆめみし」「姉妹坂」「ベルサイユのばら」!(このザ・昭和なセレクトよ)
今回、「ベルサイユのばら」の上映が決まったので、それならと実家に向かい、その愛蔵版を探したんですけど見つからず( ゚Д゚;)
え、なんで!?
まあ、「気に入ってるものを無理やり人にすすめがち」な私が誰かに貸したまま戻ってこなかったのか、片付け好きな叔母とか弟にあっさり断捨離されてしまったのかどちらかだとは思いますけど。
というわけで、紛失したのが発覚して悔しすぎて(それまですっかり忘れていたくせにね!)なんかもう欲しくて欲しくてついアマゾンの買い物かごに愛蔵版を入れてしまい、いつでもポチッで買える状態になってます!(買わんのかい)
で、とにかく劇場版「ベルサイユのばら」絶賛、前売り中です♪
今ならムビチケカードの柄が選べるほか、特典も付いてます!
数量限定なので、なくなる前にGETしてくださいね!


とまあ、意図せず昭和感満載な回になりました。
この回で出てくる単語たち、若い人にはきっとサッパリわからないものばかりだったと思いますが、まあいいでしょう、若い人はこんなブログ読んでないんで大丈夫( `ー´)ノ
今、思い出しましたが、実は年明けにまださらに昭和っぽい作品も決まってるんでした。
なんだろう、今、あちこちで古き良き時代・昭和に回帰中なの?知らんけど。
とにかく相変わらず行き当たりばったりな私ですが、そういえば今ハマってるのはさらに昭和感盛り盛りなこちら。
懐かしのゲームウォッチ。
少し前に復刻で販売された時、我慢できずに予約して購入したこれ。
私が、生まれて初めて手にしたゲームはこれでした。
もちろん昔のやつとは違って、こちらはボタン電池じゃなくてスマホの充電器で充電できるし、ゲームの中身も違うんですけどね。
私が持ってたやつは、ミッキーマウスがあちこちから落ちてくる卵を拾うゲームでした。
弟はその頃、開閉式のゲームウォッチでドンキーコングのやつをやってましたねぇ。
こちらは、スーパーマリオスーパーマリオ2が入ってるやつ。
こう見えて、スーパーマリオはプロ級な私です。
ファミコンどんぴしゃ世代、しかも弟有りなので、めちゃくちゃうまいです。
マジです。
無限アップに隠しステージ、ワープにワープを重ねてもう「何分で最後までクリアできるか」の域でしたからね。
すごいですよ、隠しブロックがどこにあるか、次にどんな敵が出てくるか、ここでどのマリオになっていないといけないかなんていうのを今でも体が覚えてるんですよ!
ただ・・・・・頭では覚えてるんですけどね、反射神経が鈍ったのか・・・
けっこう死んじゃう( ゚Д゚)!!
こんなショボいハンマーブロスで死んでる場合じゃないんだよ!
こんなところでBダッシュボタンのタイミング間違えて穴に落ちるなんて信じられない!
「もうー!なんかボタンの感覚が違うからなー!!」などと大きな声で小学生みたいな言い訳をしつつ、それでも楽しくてやめられない・・・!
と、いうわけで、どっぷり昭和なオカルト映画を楽しみ、
昭和の名作マンガを買おうとして、
昭和のゲームウォッチに夢中になり、
ふと気が付いたら思いっきり昭和を満喫している自分がいてビックリしてる私でした。
いやぁ~・・・・昭和っていいよね!
戻れるものなら戻りたい!!
ケータイなんか無いから連絡取れない時はどうやっても連絡なんて取れなくて、
インターネットなんて無いから何をどうやってもわかんないことはわかんないままで、
SNSなんて無いからめんどくさい人間関係なんてたかが知れていて、
映画は映画館か金曜ロードショーとかでしか観られなくて、
友達とは家電で連絡を取り、他の学校の友達とは交換日記、好きな人には靴箱に手紙、
街で遊ぶと言えば大通りを一生往復するのみ、
待ち合わせはイイヅカ前、
エンドーチェーンにはシーラカンス
初めて見た芸能人はフェザンで歌ってた石川秀美。(たぶん。)
そして家の近所に本屋があって、駄菓子屋もあって、学校の近くには文房具屋があって、
お肉屋さんにお使いに行ってコロッケやとんかつやメンチカツなんかをその場で揚げてもらって、帰りに写真屋さんに寄って現像を頼んでおいた写真を受け取ってきたりする、
不便だけどその手間でいろんな大切なことを学んでいた、
面倒だけどあったかい、時間も気持ちものんびりしていた、
そんな時代に戻りたい。
などとちょっとカッコつけつつ、またスーパーマリオを始める私でした。
はい、相変わらず睡眠不足の人です。
・・・・・・明日はちゃんと起きます。


★中劇公式サイト  http://www.chugeki.jp/