2022年12月11日日曜日

心が温まる映画を観よう。「ミセス・ハリス、パリへ行く」&「左様なら今晩は」

こんにちは。
冬ですね。
雪も降りました。
寒いので、お気に入りのセーターを着ようと出してみたら・・・
虫に食われてる・・・・・・(゚Д゚)!!!!
え?ちゃんとクリーニングに出して防虫剤も入れて大事に保管してたのに・・・!!!
持ってる服のほとんどはプチプラのファストファッションだったりするんですが、
セーターやコートやブーツなんかはちゃんとしたものも持ってるんですよ。
一応ね。一つずつくらいはね。
それなのに、一握りしかないその上等なものに限って、奴らは狙って確実に仕留めてきますよね(/_;)
・・・・・許せないっっっ(゚Д゚)!!!!
だから夏は嫌いなんだよ!!虫がいるから!!!
アイツら、マジムカつく!!!!!
ていうか前から気になってたんですけど、服に穴をあける憎たらしい虫って、
なんの虫?そもそも虫が家の中にいるってゾッとしますよね。
どこかにいるってことでしょ?
とっくに成虫になってるって?
え、そしたらそいつはどこいった?
・・・・・・・・(;゚Д゚)!!!
考えると気持ち悪いんで、考えるのやめます。
とりあえずセーター直せって?
は?無理でしょ普通に。
誰に言ってんですか??
私は、クラスの男子以外で唯一、家庭科で❝2❞を取った女ですよ?
たかがペラッペラのショボいエプロンを作るのに家庭科の先生を「うーん・・・・どうすればこうなるんだろう??」と困惑させた女子ですよ?
セーターの直しなんか、できるわけないじゃん!
もう・・・・・セーターなんか買わない!!!(そっち?)


さて、「すずめの戸締まり」はゴリゴリに回しつつ、
(C) 2022「すずめの戸締まり」製作委員会
その横でコツコツと、心がほっこりする映画を上映中の中劇です。
超おすすめ作品、上映中。
「ミセスハリス、パリへ行く」
(C) 2022 FOCUS FEATURES LLC.
子どもから大人まで夢中にしてきたポール・ギャリコの小説を映画化したこの作品。
舞台は第二次世界大戦後のロンドン。
戦争で夫を亡くした女性・ハリスおばさんが主人公です。
この時代のイギリスは、ほんの一握りの貴族と大量の労働者階級というものすごい格差社会。
中流階級が生まれるのは、このもう少しあとの時代。
ハリスおばさんも、夫を亡くして一人で一日中あちこちのお金持ちの家を回って家政婦として働いて暮らす労働者階級。
これといった趣味もなく、生活のために働いてたまにバーに飲みに行くのが息抜きで、
ただただ働いてこのまま年老いていくんだななんて考える今日この頃。
わかるーーーー(>_<)!!!
もう、この年になったら新しく何か始めるとか絶対無理!
ちょっと忙しいと心も体もついていかなくて、そのうえ世の中まで暗い。
しんどいよねーーー!!!(なんの話?)
そんな働く女性が、ひとめぼれして、ドキドキしてワクワクして、
夢を見つけて、推しを追いかけてひとっ飛びしちゃう・・・!!!
そんなお話です♪(→ちょっと違います)
あるとき、家政婦として仕事に行った先でクリスチャン・ディオールの素敵なドレスに出会ってしまったハリスおばさん
(C) 2022 FOCUS FEATURES LLC.
それはもう❝恋❞!!
ピュアでまっすぐなハリスおばさん、もうこのドレスが忘れられなくなっちゃいます。
当時のドレスは完全なオートクチュール
一品一品、買う人の寸法を測って作られる、世界に一着しかない超高級品でした。
映画の中では500ポンド
今の日本円にして200万円以上!!
ハリスおばさんの年収の2倍以上です。
でもどうしてもこのドレスが忘れられなくて、一大決心。
「私、ディオールのドレスを買うわ!!!!」
この時代の労働者階級にとって、海外旅行もハイブランドのドレスも夢のまた夢。
だけど諦めない!!
仕事を増やし、生活をきりつめ、あの手この手でお金を工面しようとするおばさん。
お金を増やそうとしては失敗、
正当なお給料さえ、雇い主からはなんだかんだ理由をつけて後回しにされる始末。
でもいろんな問題を乗り越えて、憧れのドレスに会いに、いざパリへ!!
そんな、働いてお金を貯める過程も、ディオールの本店を探すくだりも、
ハリスおばさんがとにかくチャーミングでかわいい!!
暗い時代も、哀しい出来事も、希望の見えない将来も、どこ吹く風。
たまに落ち込むこともあるけど、ひたすら前向きで、軽やかで、ふわっとあたたかい。
このハリスおばさんを演じてる女優さんがまた素敵!
レスリー・マンヴィル
(C) 2022 FOCUS FEATURES LLC.
どこかで聞いた・・・・・
と思ったら、ポール・トーマス・アンダーソン監督のちょっといびつでクレイジーな恋愛映画「ファントム・スレッド」ではドレスを作る方の役で、
トンチキな弟(ダニエル・デイ・ルイス)をサポートするしっかり者のお姉さんを。
中劇で上映したケビン・コスナーダイアン・レイン「すべてが変わった日」では、
嫁と孫を監禁し、連れ戻しに来た夫婦を殺そうとするイカれた姑を演じてた、あの方!!??
ウソでしょ!???
女優さんて、すごいですね(*_*;)
全然違う!!!
この映画の彼女はほんとに溌溂として、軽やかで、かわいらしい!!
そしてその対極という感じで、クリスチャン・ディオールのブランドを背負って居丈高におばさんにマウントをとってくるマネージャー役にはイザベル・ユペール
(C) 2022 FOCUS FEATURES LLC.
そんな人にも実はいろんな事情があって、氷のように冷えきっているこの方の心をハリスおばさんはどのようにして溶かしていくのか??
ここはもうイギリスvsフランスの大御所女優対決です。
さらに私が目を奪われたのは、ディオールの顔であるモデル役のアルバ・バチスタと、
実際にはのちのイブ・サンローランがモデルになっている役だといわれている会計士役リュカ・ブラヴォー
(C) 2022 FOCUS FEATURES LLC.

(C) 2022 FOCUS FEATURES LLC.
ハリスおばさんを見下したり拒絶したりせずに心を通わす若者たちなんですが、
二人とも、私はこの映画で初めて見ましたがスッゴク良い!!
フレッシュで、ナチュラルで、そして二人ともめちゃくちゃビジュアルが良い!!
美しいんです、ほんとに。
美しい若者たちって、見てるだけで顔がほころびますよね(?)
そしてもう一つの主役はなんといっても、きらびやかでゴージャスで目も眩むほど綺麗なドレスたち。
もちろんディオールが全面協力して実際のクリスチャン・ディオール氏のデザイン画をもとに当時のデザインを再現、メゾン(ブランドの本拠地である館のこと。当時はオートクチュールのドレスしかなかったたためどのブランドもショーウィンドーやオープンな店舗は構えておらず、ドレスを作る工房と顧客を集めて小さなファッションショーができる程度の館が本拠地だったのでした)でのファッションショーも当時の資料を参考にしてそれ以前の特筆すべきディオール・コレクションの中から選ばれたいわば「選抜チーム」となっているので、それだけでも見応えたっぷり。
これぞ、目の保養!!
そしてハリスおばさんが心を射抜かれた推し(ドレス)のために海を渡ってたどりついたその先で出会ったのは、
まさにその推し(ドレス)だけでなく、
どこの時代もどこの国でも悩み自分探しをする若者と、
ディオールのメゾンの裏側で自分は一生そのゴージャスなドレスを着ることはないかもしれなくても情熱と誇りを胸にドレスを作り続ける、おばさんと同じように仕事に勤しむ労働者たち。
実は経営難に陥っていたディオールとその労働者たちの心を、
おばさんは持ち前のユーモアと快活な人間性で溶かし、動かしていきます。
小説はフィクションですが、歴史的背景や世相、ディオールの内情などは実際にあったことを忠実に描いています。
当時のメゾンのファッションショーにモデルとして参加した人物をプロダクションデザイナーに起用したり、
メゾンのセットの装飾に使われた家具やアクセサリーなども本物のディオールから提供されているんですよ!
爽快で絶妙にスパイスの効いた人間ドラマの裏に、リアルな史実やカルチャーなどの風俗描写。
こういうのが好きなんですよねー--(´ー`)!!!
ストライキでゴミ収集がストップしているのでパリの街はゴミだらけ、
おしゃれなパリの街並みを颯爽と歩くハリスおばさんは、道端にボトボト落ちてるゴミなんかをひらりひらりとよけて進みます。
それはまるで、恐れず、ひるまず、いつでもフラットで自然体の強くてしなやかなハリスおばさんの人生そのもの。
半世紀以上も前のこのお話に強く惹きつけられ、心を動かされ、感動するのは、
困難な時代でもそのハリスおばさんの明るさや軽やかさに周囲の人々がすこしづつ心を開き、癒され、前向きになっていく姿に自分も晴れやかな気持ちになること、
そして、いつの時代も強くしなやかな女性たちが歴史を支え、動かしてきたんだなと思うと、明日からまたがんばろうと思えるから。
今のこの、世界中が閉塞感に包まれ、夢も希望も持ちにくい時代だからこそ、共感と感動を呼ぶのかもしれませんね。
「夢を見るのに遅すぎることはない」
ハリスおばさんの勇気とやさしさが、人々の心を溶かし、素敵な奇跡を起こしていく。
いくつになっても、夢を持つってステキなことだな。
幸せって、自分で引き寄せるものなんだな。
そんなふうに気持ちが前向きになる、ハッピーですがすがしい物語です。


そしてもう一本、地味だけど日本映画の醍醐味ともいえる、静かでじんわりと心に沁みる映画も上映中。
「左様なら今晩は」
©︎2022 山本中学・少年画報社/「左様なら今晩は」製作委員会
ほとんどのシーンが家の中、登場人物も少ない、ほんとに小さなお話なんですが、
メインの二人のピュアでプラトニックなラブストーリーにムズキュン!
私も大好きな映画の聖地・広島県尾道市を舞台に、
徐々につのっていく恋心と少しずつ近づいていく二人の距離に、
ソワソワしてキュンキュンして顔がニヤけます。
そんなごく普通のラブストーリーかと思いきや、
実は全然普通じゃない点が一つ。
それは、女の子が幽霊だってこと。
・・・って、この幽霊、カワイすぎでしょうーーーーー(゚Д゚)!!!
あんな幽霊なら、なんぼでも出てきてもらいたいものですよ!!
私でも会いたいわ!!
ていうか、あんなかわいい子がずっと家にいたら、
そりゃ惚れてまうやろーーーーー!!!!
「おかえり」とか言ってさあ!
一緒にビール飲んだりしてさあ!!
「男の人のノドぼとけ、ずっと触ってみたかったんじゃ」とかさあ!!!
広島弁もめちゃくちゃカワイイしねーーー!!
・・・・・・・好きになっちゃうじゃん絶対(´ー`)
地方で一人暮らしの独身男性のリアルな生活感(住んでる部屋の感じとかめちゃリアル。高そうなキラキラのマンションじゃないところが良い!)、
まるで古い中劇!?ってくらいに既視感のある懐かしい佇まいの映画館、
そして淡々とした日常描写のなかの、時折思い出したように出てくる非日常感のバランスが絶妙!
©︎2022 山本中学・少年画報社/「左様なら今晩は」製作委員会
カワイすぎる幽霊を演じるのは、大人気の清楚系アイドルグループ・乃木坂46久保史緒里ちゃん。
ナチュラルなのにどこか儚げ、そのへんにいそうでいなさそうなフワフワした不思議な魅力の幽霊を演じています。
ロング丈のふわっとした白い服が似合うって、いいなぁ~~~。
私が着たら膨張色で大変・・・(/_;)
優しいけど不器用で優柔不断な主人公を演じているのは、萩原利久くん。
要注目の若手俳優なんですが、なんと!!
私も大好きなドラマシリーズ「探偵が早すぎる」滝藤賢一広瀬アリス主演)の、
今年の春に放送された第2シーズン(春のトリック返し祭り)のメインキャストだった宗介さんじゃん!!!
宗介さーーーーんん!!!!!
不器用で鈍感な、でも根は優しい草食系男子の役。
・・・・・・大好物です( `ー´)ノ
私はこのドラマのときも、ピュアでせつない恋模様に毎回キュンキュンしていたんですけど、
今回の映画もまた良き!!
普通~のサラリーマンを、ほんとに普通~にリアルに等身大に演じるのってなかなか難しいんですよね。
幽霊が見えてしまい、その幽霊と一緒に暮らす普通のサラリーマン。。。。。
普通じゃないか(*_*;)
そう、普通じゃないのに、普通なんです。
地方都市の4万円~5万円くらいの部屋に住み、
家ではスエットの上下を着て、肉食系の女子に言い寄られると断れない、
そんな普通の男子が似合いすぎ。
よく見ればイケメンなんですけどね、イケメンオーラは一切出さず、
恋にも人生にも人間関係にも不器用なところが母性本能をくすぐるんですよねー!
実は私、彼のことをドラマ「探偵が早すぎる」で見たときに、
なんかこの人どっかで見たなあ・・・なんだっけ??
と思って検索したら。
なんと。
その昔、「めちゃイケ」オカレモンJr.で出ていた❝りくくん❞だったということを知り。
りくーーーーーー!!!!
ってなったんですけどね。
みなさん、覚えてます?
気になったら検索してみてくださいね。
面影、あるーーー!!
カワイかったなぁ(*´з`)
それがいまや、注目株のイケメン俳優。
やっぱテレビって楽しい♪
そんなこんなで、いろいろと楽しめた映画でした。
ピュアすぎる幽霊とひたすら不器用なサラリーマンの同居生活を描いた人気漫画の実写化です。
 ©山本中学/少年画報社
大きな事件も、派手などんでん返しもないけど、
キュンとして、クスクスと笑えて、せつないけどほっこりとあたたかい映画です。
大林信彦監督尾道三部作はもちろん、私の大好きな市川準監督「大阪物語」は、私の好きな日本映画不動のNo.1です。舞台挨拶でお会いしたとき告りました)作品のような匂いのする映画。
さらに言えば私の大好きな日本映画たち、
篠原哲夫監督「月とキャベツ」や、
芳田秀明監督(この監督にも映画祭でお会いしたとき告ってます。すぐ告るよね!私!)の「スイート・スイート・ゴースト」みたいな、
儚くてせつなくて、でもじんわりとあたたかい映画たちのような雰囲気がありました。
・・・ハッ!この2本、どちらもヒロインが幽霊・・・・(;゚Д゚)
つまり、そのての映画、大好きなのね、私!!
美少女が、実は幽霊。
最高です。大好きです。
だから、この「左様なら今晩は」も好き。
そういうことかーーーーー!!
と、自分でこれ書いてて納得したわ!
というオチでした。あしからず。
ちなみに、今挙げた映画ぜんぶ、ビデオテープは持ってます。レンタル落ちのやつね。
でももうプレーヤーがなくて観られない(/_;)
DVDも出てません。マニアックすぎて。
誰か、観る方法知ってたら教えてください!!
・・・・・・で、何の話だっけ??
公式サイトhttps://sayokon-movie.com/


せっかくなので、「左様なら今晩は」からのつながりでもう少しだけ。
欲を言うなら、尾道の街中でのシーンをもっとたくさん見たかった!!!
せっかく、海と山と風情ある坂道だらけの素敵な街並みの尾道が舞台なので、堪能したかったな。
大好きな大林宜彦監督尾道三部作みたいにね。
(あ、ちなみに大林監督にも告ってます。。。
あなたの作った映画がどれだけ私の心を動かしたか、ということを、伝えずにはいられないのです。)
尾道三部作が大好きすぎて、青春18きっぷで尾道にロケ地めぐりに行ったミーハーな私です。
今はなかなか、思い付きで旅に出たりもしにくくなっていますからね。
こんな世の中になるとは思いもよらなかった、〇十年前の私。
尾道も、沖縄も、ヨーロッパも、行っといてよかったロケ地巡り(´ー`)
旅は、やれるときにやれ。
推しは、推せるときに推せ。(なんの話??)
あとで後悔しないように、今できることは可能な限りやっちゃいましょうね!
中三デパートの商品券、いざって時に使おうと大事に取っておいたら東日本大震災でデパートじたい閉店してしまい使えなくなってしまった私が言ってるんだから間違いない(?)
明日にのばすと、できることもできなくなっちゃいますよ!
映画も、観れるときに観てしまいましょう!
・・・・・って、どの口が言ってる(/_;)?
いま現在、観たい映画と今月中に観なきゃいけない映画が合わせて7~8本。
・・・・・どうすればいい??
観ます。観ますよ。
観れるときにね!できるだけね!
・・・・・がんばります。


★中劇公式サイト  http://www.chugeki.jp/