なんだかこのごろまた梅雨にもどったようにじめじめと雨が続きますが、
そんなことはどうでもいい!
いよいよ。
とうとう。
待ちに待った「嘆きの王冠 ホロウ・クラウン」の公開が今週末になりました!
スクリーンのベネ様にやっと会える(≧▽≦)!!
先日、『シャーロック』の放送が終わってしまい、
抜け殻のようになっていた私でしたが、
今度は「女王ビクトリア」のドラマが始まり、
なんとかテンションを保っていたところです。
イギリス好きとしては、映画でもドラマでもとにかくイギリスものを切らさずに生活していないと禁断症状が出てくるので、イギリスの連続ドラマがあるとほんとに助かります( ;∀;)
ビクトリア女王は、歴代のイギリス王室のなかでも有名ですよね。
今回の「嘆きの王冠」の時代のずっとあと、
300年以上たってからの王位継承なのですが、
それでもやっぱり面白いです!
フランス王室の歴史もかなり面白いですが(私の場合は「ベルサイユのばら」がスタート地点ですが。。。)、
やはり英国王室は別格、今でも世界中の注目の的。
故ダイアナ妃やその長男ウィリアム王子一家の話題でイギリスのみならず世界中がフィーバーしますし、
つい先日も二男ヘンリー王子の結婚について取沙汰されていましたね。
ヨーロッパ全体を牛耳っていた大英帝国の時代から、
今に至るまで世界中の注目を集めてきたイギリス。
その歴史は長く深く、激しい戦乱と憎しみの歴史でもあります。
大きな国であったがゆえの苦悩と戦闘の歴史の一端を、
イギリスが誇る偉大なる作家シェイクスピアの作品を基に、
特に激しい王位争奪の時代であったリチャード二世から、
ヘンリー四世、五世、六世、そしてリチャード三世と、
英国のトップクリエーターと豪華すぎる英国俳優たちが勢ぞろいして作られたのが
この「嘆きの王冠」シリーズ。
ロンドンオリンピックの開催を控えて大規模な文化プログラムが展開されていたイギリスで、
イギリス国営放送BBCが総力を挙げて製作した壮大なる大河ドラマを、連続7作!
しかもスクリーンで堪能できるなんて、ほんとに貴重な経験です。
こんな機会はめったにない!
イギリス全土を使っての大規模なロケーション、
原作に忠実に描きだされた戦乱の中世ヨーロッパの時代、
そして何より、この作品で英国アカデミー賞をはじめ様々な賞レースでノミネート&受賞しまくった、イギリスを代表する豪華な俳優陣!
ちょっとでも興味があるという方はぜひ、スクリーンで観ていただきたい!
中劇で恒例となっているイギリス・ナショナルシアターライブ(イギリスで上演された舞台をそのままスクリーンで上映する企画)と同様、
イギリス俳優の演技に圧倒されること間違いなしです。
イギリスで演技を志す者はとにかく、しっかりと演劇の学校で芝居を学び、
若いころからシェイクスピアの舞台で経験と腕を磨くもの。
今でもそういった、歴史と伝統に裏付けされた文化として演劇があるのがイギリスです。
ちょっと難しそうな、とっつきにくいイメージのあるシェイクスピアだからこそ、
本場イギリスの有名俳優が演じて、字幕も出る映像作品として入門できるのは嬉しいこと。
そして、この世界にどっぷり浸るなら、映画館じゃないともったいない!
「演劇なんてよくわかんないし知らないし、
シェイクスピアだってちゃんと観たことない。」
と言ってる方にこそ、今回ぜひともチャレンジしてみてもらいたいです♪
8月26日~9月1日
『リチャード二世』
(C) Carnival Film & Television Limited 2015. All Rights Reserved.
幼いころに王位を継承し、周囲の助けを借りながら政治を動かしてきたためか、成人してからもいろんなことがうまく回らずに外交も失敗続き、
最終的に若くして王座は廃位、そして33歳で亡くなってしまったリチャード二世。
演じるのは、「007」のQ役で世の女性たちの母性本能を鷲掴みしたベン・ウィショー。
気弱そうな、小動物のような、ハニカミ笑顔についついキュンとしてしまいます♡
私は「007」と「パフューム」くらいしか観てないなあと思っていたんですが、
なんと、「ベルベット・ゴールドマイン」のトッド・ヘインズ監督が撮った「アイム・ノット・ゼア」(6人の俳優がボブ・ディランを演じた)に、ボブ・ディランの一人として出演していたというのを知ってビックリ。
検索してみたら、名門王立演劇学校出身の、バキバキの演劇畑の方でした。
数年前に同性婚をしたというのは驚きでしたが、
イギリスなのでそれもアリ!
個性と魅力の一つになっていますね。
脇には名探偵ポワロのデイヴィッド・スーシェ、『スタートレック』『X-MEN』のパトリック・スチュワートと、大御所イギリス俳優もズラリ。
9月2日~8日
『ヘンリー四世Part1』
9月9日~15日
『ヘンリー四世Part2』
(C) Carnival Film & Television Limited 2012. All Rights Reserved.
前作「リチャード二世」から王冠を奪ったのがこのヘンリー四世。演じるのは“ザ・イギリス俳優”ジェレミー・アイアンズ。
この方、正統派シェイクスピア俳優なんですが、
私が初めてこの方を観たのが「ダメージ」での、ジュリエット・ビノシュと不倫に溺れるおじさまの役のときだったので、個人的にはそのダメダメでセクシーなイメージが抜けきらないんですよねえ(^_^;)
「ダイハード」の悪役とか、「仮面の男」での三銃士の役とか、
いろいろ観てはいるんですけどね。
でも、アル・パチーノとの共演でシェイクスピアの「ヴェニスの商人」をやったのを観たときは、「おおっ!なるほど(さすが)!」と思いました。
この方ががっぷりイギリスの王を演じるのを観られるのが楽しみです♪
9月16日~22日
『ヘンリー五世』
(C) Carnival Film & Television Limited 2012. All Rights Reserved.
前作でヘンリー四世の悩みの種だった放蕩息子がヘンリー五世として父の跡を継ぎ、意外にも名君として名を残すことになるのですが、演じるのは、今かなりの注目株のイギリス俳優トム・ヒドルストン。
「アベンジャーズ」や「マイティ・ソー」など派手なハリウッド特撮系作品でブレイクした方ですが、中劇ではイギリスの舞台『ナショナル・シアター・ライブ』でのシェイクスピア作品「コリオレイナス」を上映しています。
こちらもイギリス王立演劇学校出身のエリート。
特殊メイクや近未来風の衣装ではなく、埃と土にまみれて白馬にまたがる姿!
イギリス俳優にはやっぱり、鎧と白馬が似合います♡
それをスクリーンで見られるのは嬉しい限り!
9月23日~29日
『ヘンリー六世Part1』
9月30日~10月6日
『ヘンリー六世Part2』
(C) Carnival Film & Television Limited 2015. All Rights Reserved.
ヘンリー五世が赤痢で急死し(!)、跡を継いだのがその息子ヘンリー六世なんですが、王位を継いだのはなんとまだ1歳にも満たない赤ちゃんのころ!
続けて母方の祖父フランス王シャルル6世も亡くなってしまい、赤ん坊なのにフランス王位まで継がなくてはならなくなった、ある意味気の毒な王様です。
栗原類くんのような雰囲気で、儚げで寂しそうな、不安げな表情でこの若君を演じているのはトム・スターリッジ。
上目遣いの悲しげな眼差しに、ときめきを忘れた私のようなおばちゃんはメロメロになってしまっています♡
そしてこの「ヘンリー六世」から、いよいよお待ちかねのベネ様がっ!
「ベネ様は見たいけど、7作全部観るのはキビシイなあ(;´Д`)」
って方は、この「ヘンリー6世」からご覧ください!
21世紀を代表するイギリスの名優として後世に伝えるべき宝・ベネディクト・カンバーバッチ様が、イギリス史上最強の暴君として名を残すリチャード三世としていよいよ登場致します!
10月7日~13日
『リチャード三世』
(C) Carnival Film & Television Limited 2015. All Rights Reserved.
いやあ~・・・・素敵(≧▽≦)♡暴君だろうがなんだろうが、そんなのどうでも良くなっちゃうくらいの凛々しいお姿ですね!
なのでもういっちょ♪
(C) Carnival Film & Television Limited 2015. All Rights Reserved.
感無量(´▽`)!今や飛ぶ鳥を落とす勢いのベネ様。
ベネ様LOVE♡の皆さまには説明無用ですが、
今回はマニアじゃない方もたくさん観に来てくださるんじゃないかと期待して、
一応、基本のベネ様紹介をしておきますね!
バッキバキの英国男子ベネ様(ベネディクト・カンバーバッチ)は、
実は超ーーーーいいとこのお坊ちゃま!
なにしろ今回演じる「リチャード三世」の正式な血を引く家系だというんだから、
マジで本物( ゚Д゚;)!!
これも運命!
書いていくとちょっとドン引きするくらいのお家柄はまあ置いておくことにして、
言わずもがなのドラマシリーズ「シャーロック」で一躍トップ俳優の仲間入りしたベネ様、代表作もさすがのラインナップです。
スピルバーグ監督の「戦火の馬」、
アカデミー賞の作品賞を受賞した「それでも夜は明ける」、
英国アカデミー賞に米国アカデミー賞ほか各地の映画賞をごっそり受賞した「イミテーションゲーム」や、
さらに「スタートレック」や「ドクター・ストレンジ」などの特撮ものにも引っ張りだこ。
イギリスで最も権威のある演劇の賞であるローレンス・オリビエ賞も受賞した、
まさに今、イギリスを代表するトップ俳優の一人!
ちなみにそのベネ様がローレンス・オリビエ賞を獲った舞台作品「フランケンシュタイン」、
そして去年の「ハムレット」などなど、本場イギリスの舞台をそのまま上映する企画、「ナショナル・シアター・ライブ」。
毎回、中劇で上映してます(・ω・)ノ
すごかったですよ~!
芝居に圧倒させられるって、こういうことかあ・・・・
と、初めて実感しました。
まあミーハーにごちゃごちゃ書いててもしょうがないので、やめましょう。
こちらの「リチャード三世」、王座を手に入れるために、それはもう手段をいとわなかったという容赦の無さ。
相当、頭も切れる人だったようですが、
邪魔な者はぶっ殺し、幼い甥たちは幽閉し(たぶん殺した)、やりたい放題。
でも、そんな残酷なやり方のツケは自分に回ってきたらしく、
数年前に、このリチャード三世のものと思われる遺骨が発見されましたが、
頭蓋骨にハンパない傷がたくさんあり、
最後は壮絶に戦死したことが判明しました。
あちこちからかなりの恨みつらみを集めていたんでしょうね(;・∀・)
超ーーーー悪者!
そんな暴君をベネ様が。
・・・・楽しみ(≧▽≦)/
ベネ様は少し前に、ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンが長いイギリス史のなかでもかなり有名な姉妹を演じた「ブーリン家の姉妹」にも出ていました。
あれは、このリチャード三世を破って王位を勝ちとったヘンリー七世の息子であるヘンリー八世のお話でしたが、面白かったですねえ!
ヘンリー八世は、王妃と離婚して別の女性と結婚するためにてんやわんやの大騒ぎになった好色漢の王様ですが、
映画「ブーリン家の姉妹」ではエリック・バナが演じていて、
「・・・・・わかる♡こんな王様ならアリだわ~(*´з`)」
と思ってしまった私でした。。。
「リチャード三世」を観終わったら、「ブーリン家の姉妹」を借りてきて観てみるのもおすすめです♪
さて、まだまだ書きたいことがあったはずなんですが・・・・
興奮しすぎて忘れました( ;∀;)
でも、なにしろ1週間づつ7作品連続!
またついつい「嘆きの王冠」ネタを出してしまうと思うので、
今回はこのへんで☆
あ、大事なお知らせを忘れてました(;・∀・)
ベネ様のお膝に座れるスタンディ、上映期間中はロビーに設置しますので、
ぜひ写真を撮っていってくださいね!
さらに「王みくじ」も設置!
「おみくじ」にかけた「王みくじ」(・ω・)ノ
キャラクターにリンクしたおみくじで、ぜひ運試しをしてってください☆
それから、「嘆きの王冠」の公式サイトでも紹介されているキャラクター総選挙も開催!
ロビーに登場人物たちのでっかいポスターが掲示されるので、それもお楽しみに♡
それでは、イギリスが誇る超一流の製作陣と豪華キャストで綴られる、
二度と実現不可能な壮大なるプロジェクト「嘆きの王冠」シリーズ。
とにかく一度、なんなら一本だけでもいいから試しに観てみてください!
圧倒的なスケールの歴史絵巻、ぜひスクリーンで!
「嘆きの王冠 ホロウ・クラウン」公式サイト→https://www.hollowcrown.jp/
★中劇公式サイト PC→http://www.chugeki.jp/携帯→ http://www.chugeki.jp/mobile