2024年9月30日月曜日

中劇恒例:勝手に音楽映画祭2024

こんにちは。
いきなり秋。
でしたね、今年も。
もうちょっとさあ~余韻ていうかさあ!
「ちょっと涼しくなってきたよね~」の時期が欲しいですよね!
30℃越えで汗だくだった日の数日後には、布団かぶって寝ないと寒いっていうこの落差に、
体も心もまだついていけてません。
天気がいいとまだサンダルで出かけてしまうし、涼しい朝晩に羽織る上着も持たずに出てしまってめっちゃ寒い!!なんてことをやってしまっている相変わらずズボラな私です。
ていうか、ほんとにもう夏、終わりなのね( ゚Д゚)!?
今年の夏、なにしてた?私!
身内に不幸があったので7月は全滅だったんですけど、そのあとは・・・
あんまり覚えてないけど・・・・
Netfrixで、推し事務所の全体ライブとか新メンバーオーディション見てるうちについつい「地面師たち」とか「舞妓さんちのまかないさん」とかのネトフリ限定のドラマを見だしちゃっただけでなく「流星の絆」とか「グランメゾン東京」とかまで見てしまい、
Tverで今シーズンのドラマを見てたら今度は「踊る大捜査線」がおすすめされちゃって見始めて、そこから懐かしいドラマブームがやってきたので(自分の中で)、
気が付いたらアマプラで「民王」とか「時効警察」とかも見てて・・・・。
なんか・・・・昔好きだったドラマとかついつい見たくなっちゃって1話目見たら止まんなくなっちゃったりして・・・・それを観終わったらおすすめに別のドラマが出てきて「アッ、これも見たい・・!」ってなってそこからエンドレスになるという・・・・
とても・・・・じゅうじつした・・・
夏・・・でした。。。
・・・・・強がりじゃないですよ。マジで。
映画は基本、家では寝ちゃうから配信サイトでは観ないんですけどね。
その代わり、見たいドラマが次々出てくる!
困ります!!頼むから寝せて!!
とにかく、推し活のために課金している配信サイトだけどぞんぶんに有効に活用しているよ、という良い例です(?)
みなさんも、課金したら料金分きっちり楽しんで、もとを取ってくださいね(なんの話?)
毎日、寝不足確定ですけど。

さてさてそんななか毎年同じような「もう夏終わり」とかのマクラ(本題に入る前のちょっとしたお喋り)と同時に、やってまいりました今年も中劇恒例の(?)
「秋なので、勝手にやります中劇音楽映画祭」
・・・・・。
特別何かやるってわけじゃないんですけどね。
スタンプラリーも無いし、特設ブースも無いし、なんなら「音楽映画祭やってるのって、ここですか?」と聞かれても、
「えっとー・・・まあ・・・やってるというかやってるわけではないというか、まあやってはいるんですけど別になにするわけでもないっていうか・・・いちおう上映はやってます」
などという中途半端な答えになってしまう、きわめてあいまいで中途半端なものなんですけど。
いややってるんですよ、なんならもうすでにやってる。
先週で上映が終わってしまってる「シド・バレット」とか、
先週末のサザンオールスターズのライブビューイングとか、
今週末やってたKing Gnuとかさ、
すでにゴリゴリの渋谷のミニシアターばりにおしゃれな音楽映画をさりげなく上映しちゃってるので、
中劇音楽映画祭はすでに始まっている。
みなさんの心の中でいつでも( `ー´)ノ
・・・とかドヤ顔でヨクワカンネーこと言ってる場合じゃなかったですね。
こんなしょうもないブログをいつも読んでくださってる方たちならすでにお気づきのことと思いますけど、そうです、毎年恒例になりつつあるこの「中劇音楽映画祭」
私がこのブログ内で勝手に思いついていってるだけだし、
今年もまたこのために映画を集めたわけでもなくて。
あえてこの時期、音楽映画たくさん入れたんです、ってわけでもなくて。
例によって、たまたまです。
気が付いたら音楽映画ばかりになってて、いつの間にかこの時期に上映することになってただけ。
・・・・・だとしたら、それはそれですごくない( ゚Д゚)!?
めっちゃがんばって探して無理やりこの時期に合わせて上映するんです!!
みたいな顔して、ちょっとしたイベントごとに仕立てて上映すればいいのにね!!
ってくらいに充実した音楽映画特集になってます。
・・・何もやりませんけど。
だって、しょうがないじゃないですか!
人手も、時間も、何もかもが足りないっ!!
各自、自分の目の前に積まれている仕事を、締め切りを過ぎてしまってもとにかく一つ一つこなすだけで精いっぱいなので(>_<)
→良い子は、締め切りは守りましょう。
なので、中劇音楽映画祭は、みなさんの心の中で開催されているのです。いつでも。
・・・・・というわけで、特に何もしないけど音楽映画がぎゅうぎゅうづめの秋の中劇の作品たちをかいつまんで紹介していきましょう。


「ボレロ 永遠の旋律」
(C) 2023 CINE-@ - CINEFRANCE STUDIOS - F COMME FILM - SND - FRANCE 2 CINEMA - ARTEMIS PRODUCTIONS
上映が決まる前も決まってからも、問い合わせがすごく多かった作品です。
みなさん、「ボレロ」がお好きのようですね!
20世紀クラシック音楽における最大のヒット曲として有名ですが、
ゾクゾクするというか、魅惑的というか、一定のリズムと独特の旋律がいつまでも耳に残ってクセになる不思議な曲ですもんね。
同じ旋律をいろんな楽器で繰り返し演奏していくうちにどんどん楽器が増え、
ゆるやかなクレッシェンドにいつの間にか引きずり込まれ、
クライマックスに向かって重厚さを増していき、最後潔く終わるという、
それまでのオーケストラ作品にはなかった斬新な作り。
どこかエスニックな香りのする官能的なメロディは、スペイン国境バスク地方の血を引くラヴェルだからこそのものなのかもしれないですね。
この映画でラヴェルを演じている俳優さんがまた、エキゾチックなイケメン!(そこ?)
ラヴェル本人もイケメンなので、そこは映画といえど忠実に設定を守っていただいてありがたい(?)!!
もう主役がイケメンなんて、それだけで映画観る価値あるってもんですからね!
しかも役柄も私の大好物の、奥手な草食男子!!(誰も聞いてません)
最高です(´ー`)ありがとうございます!!(?)
映画を観ながら勝手にキュンキュンしてた私でした。
いや、それにしてもちょっと奥手すぎるけどね!
モジモジしてないで、さっさと告っちゃいなよ!!
と、つい背中を押したくなっちゃうくらいのおとなしめキャラ。
14歳からパリ音楽院に在籍して当時の最先端の音楽教育を受けた超音楽エリートで、
在学中から多彩な曲をいくつも発表し評価され、若くして才能を開花させたんだから、
もっと自信もってイケイケになってもいいのにね。
生涯独身で、晩年は病魔に侵され記憶を失い、自分の作った曲に対して「良い曲だね。誰が作ったの?」と聞いたというラヴェルの、世界中で愛され演奏され続ける傑作の誕生の秘密に迫る物語。
彼の、優しく穏やかで繊細な職人肌の性格が丁寧に描かれています。
(C) 2023 CINE-@ - CINEFRANCE STUDIOS - F COMME FILM - SND - FRANCE 2 CINEMA - ARTEMIS PRODUCTIONS
クラシックの著名な作曲家といえばどうしても、
モーツァルトのように破天荒な放蕩者とかベートーヴェンみたいないかにも気難しそうな世の中の不幸をゼンブ背負ってますみたいな感じ、
それからドラマティックで波乱万丈人生だったショパンやエキセントリックで女好きのトラブルメーカーだったドビュッシーなどの「ザ・芸術家肌」という姿を思い浮かべてしまいますが、
それぞれ時代が違うので比べることはできませんけど、
この映画を観る限り、ラヴェルはそういった派手で奔放な作曲家たちとは別の世界線を独自の価値観で静かに寡黙に生きていたのかなと思いました。
ラヴェルについては、実は写真が残っているほど最近の人(1937年没)なのにほとんど伝記などが残っていない謎の人なんですが、
この映画はラヴェル研究の第一人者として知られる音楽学者マルセル・マルナ の決定的評伝
『Maurice Ravel』(未邦訳)を原案に用いて製作されており、
映画の中で描かれるエピソードの多くが史実に基づくか、あるいは史実をヒントにして作られているので、
ラヴェル自身が雑誌のインタビューに答えたものやラヴェル本人を知る実在の誰かが語ったことを含めて、
伝記的事実に多少の脚色を加えながらも《ボレロ》という曲の本質、ラヴェルという作
曲家の本質に迫ろうとした、きわめてリアルな映画といえます。
ラヴェル「ボレロ」を作曲した当時住んでいた実際の家(今も当時のままラヴェルの愛用したものたちが残されており、予約制で見学できるそうですよ)を使って、ラヴェル自身のピアノで「ボレロ」の作曲シーンを撮影したり、
ラヴェルのピアノの演奏シーンのほとんどを主演のラファエル・ペルソナが演奏していたりと、
製作陣が本気でラヴェルの真実や本質に寄り添っていることが伝わってくるような、
丁寧で繊細で美しい音楽映画でした。
作り方によってはいくらでも派手にドラマティックに作れたのかもしれませんが、
あくまでもラヴェルの心の中に焦点をあてて名曲「ボレロ」を生み出すまでの彼の過去への心の旅を描く、
静かにじんわりと胸に沁みてくるせつなくて高潔な人間ドラマになっています。
この映画をアメリカ資本で作っていたら、もっとおおげさにドラマティックに、叶わぬ恋の濃い味ロマンスてんこ盛りの感動作になっていたと思いますが、
こちらは久しぶりにフランス映画らしいフランス映画を観た感じ。
あえてトーンを抑えて、淡く美しい色合いで、多くは語らずじんわり香らせる、みたいなね。
おしゃれですねぇ!!
まさに、芸術の秋満喫!!といったところ。
ぜひ秋の休日、黄色や赤に色づいた木々を眺めながらのお散歩とともに、
劇場の大きなスクリーンと迫力の音響で名曲「ボレロ」を堪能してください。

ちなみに今週末から公開になる「パリのちいさなオーケストラ」も、
〝パリ”って言ってますからね、思いっきりフランス映画なんですよ。
中劇のくせに、まさかのおしゃれな音楽映画かつフランス映画特集やっちゃってます。
「ボレロ」のオープニングは、ラヴェルが工場のなかをその騒音ともいうべき音に体を委ねながら歩くシーンから始まり、
劇中も、機械のリズム、鳥の声、風の音に耳を傾けて音楽を感じメロディを生み出していく姿が描かれるんですが、
こちらの「パリの小さなオーケストラ」もまた、
主人公が街のざわめき、葉っぱがゆらぎ風のそよぐ音、鳥の声なんかに耳を澄ませるシーンが何度も出てきます。
音楽家はみな、日常のなにげない音にもメロディを感じ、体の中で音楽を生み出しているんですね。
そしてこの映画、まさにラヴェル「ボレロ」で始まります。
10月4日公開
「パリのちいさなオーケストラ」
(C) Easy Tiger / Estello Films / France 2 Cinema
静かに、最初はさざ波のように聞こえてくる落ち着いた心地よい響きの「ボレロ」の旋律。
それをたどっていくと両親がテレビで、オーケストラが演奏する「ボレロ」を見ている・・・。
というシーンから始まるこの作品。
なんかこれマジで、センスのいい営業マンが「ラヴェルの伝記映画と、ラヴェルのボレロで始まる映画を同時期にやったら最高じゃないすか!」とかいって上映を決めたみたいにバチッとキマってませんか!?
違うけどね!!
中劇のくせにね!!
たまたまだけどね!!!
パリ近郊の音楽院でヴィオラを学んできたザイアは、同じくチェロを学ぶ双子の妹フェットゥマとともにパリ市内の名門音楽院に最終学年で編入が認められ、指揮者になりたいという夢を持つ。
そこまでは、希望いっぱい夢いっぱいでキラキラなんですけどね。
富裕層の集まるパリ中心部の名門音楽院に、〝郊外”から〝アルジェリア系”〝女子”が転校してきて、よりによってそもそも勝ち組であるパリ中心部の音楽学生たちのなかでもさらにカーストトップである〝指揮者”になりたいとキラキラした目で語ったとしたら。。。
うん、そりゃあいじめられるよね(-_-;)
田舎者とやじられ、譜面台を隠され、指揮の練習には参加もしてくれず、まともに練習すらさせてもらえない。
妹のフェットゥマも嫌がらせばかり受けていて、
校長ですら「田舎者の移民の姉妹」には風当たりが強い。
見ているだけでつらくなるような悪質ないじめを受け続けるこのあたりはほんとうにしんどい。
でもこれでもいじめのエピソードも描き方もだいぶソフトに抑えたほうだと監督が語っているのが驚き。
多くの移民を受け入れてきたフランスでは、パリ郊外に移民の居住区を作ったりして住むところも限定するためこういった格差や差別の問題は大きな社会問題でもありますが、
結局どこの国でも陰湿ないじめって本質は同じだし、なくならないものですね。
おしゃれで、女性も自立していて、早くから多様性を受け入れている先進的な国、
みたいなイメージの国・フランスですが、
じつはどこよりも男性優位でエリート主義の閉鎖的な国だということが見え隠れしてきて愕然とします。
国がたくさんの移民を受け入れることと、人々がそれを好意的に受け止めているかどうかということは、当たり前ですが全く別の問題なんですよね。
ただこの映画でもわかることですがフランスはやはり芸術大国で、
私立から国立から数々の音楽院もあるなかでもフランス全土にコンセルヴァトワール(公立の音楽学校)があり、住む場所にかかわらず子供は気軽に音楽や舞踊、演劇を学べること、
そしてその授業料は家庭の収入に応じ計算され、低収入の家庭でも安価で質の高い授業が受けられるというのが素晴らしい!
格差も差別もなくならないけれど、本気で学びたい人がやりたいことを家庭の収入の差で諦めなくてもいい社会って素敵ですね。
親の収入なんかで才能の目をつぶさない、その点はやはり芸術という面だけでも日本よりずっと先進的で効率も良いやり方。
その独特の音楽教育システムによって、このザイアと仲間たちの感動的なオーケストラ結成のドラマが生まれることになるわけで、そこがまたすごいところだよなあと感心します。
映画の中で、ザイアが市長にオーケストラへの支援を掛け合うシーンもあります。
これもまた、フランスが音楽教育施設への予算をきちんと取っていることがわかるシーンです。
やっぱり、国がどこに力を入れているか、そしてこれからを担う子供たちにいろんな可能性の道を拓き育てる意識があるかどうかが大事ですよね。
子育て世帯にお金をばらまくために、働き盛りで子育て世代の税金を増やしてむしりとっていくことを『異次元の少子化対策』なんて言ってる本末転倒な日本の政治とは正反対の考え方。
まあ、どこの国もそれぞれ色んな問題を抱えているので一概には言えませんが。
移民大国のフランスにはフランスの悩みがありますからね。
(C) Easy Tiger / Estello Films / France 2 Cinema
それにしてもこの映画、「ボレロ 永遠の旋律」と同じく、やはりフランス映画らしい作品でした。
これもまた、もっとドラマティックに作ろうとすればゴリゴリのスポ根ドラマにもできそうなくらいテーマもストーリーも実話とは思えないほどにコッテコテのネタだらけなんですが、
まるで密着ドキュメンタリーみたいに冷静に、あっさりとしたタッチで進んでいくことにちょっと戸惑います。
「え、今のエピソード、もうちょっと詳しく教えてよ!」と言いたくなるくらい。
けっこうヘビーな展開の部分ですら一瞬で次に切り替わったり、
次々と噴出するトラブルも、もういちいち気にしてられないということなのかサクサク進んでいきます。
リハーサルをほとんど行わず即興で演出していく、この監督のカラーにもよるものなのでしょうか。
でもだからといってすべてがあっさりしているわけではなくて、
実は主要キャスト以外はすべて楽器を演奏できるミュージシャンで、
この映画のモデルであるザイアフェットゥマ本人がほとんどの演奏シーンに参加し直々に指導、しかも演奏シーンは生音で撮影という、
ハードで熱い前代未聞の音楽映画。
そしてラスト、ネタバレになるといけないのでさらっと軽めに書きますが、
これまたどこかから静かに流れてくる「ボレロ」
演奏が進むにつれて徐々に楽器が増えてクレッシエンドしていく構成のこの曲は、
まさに少しずつ仲間を増やしながら道を切り拓き大きくなっていくザイアの姿を投影し、
人種も性別も格差も超えて青空に響く力強く繊細なメロディはすべてを包み込んで大空に飛んでいきます。
原題の『ディヴェルティメント』は、イタリア語で「楽しみ」「娯楽」
ザイアが妹フェットゥマや仲間たちとともに20歳で立ち上げた「ディヴェルティメント・オーケストラ」は現在も70 人程の団員を有し、交響曲に加えてワールドミュージック、伝統音楽、ポピュラー音楽など幅広いレパートリーで年間40以上ものコンサートを開催。
つい先日、終了したばかりのパリオリンピックでは閉会式に登場しました。
それでも世界中で女性の指揮者はわずか6%。
人種差別も性別差別も収入格差もなくなることはなく、今あるものを継続させるためにもまだまだ闘いは続いていると語るザイアフェットゥマ
そこまで強くストイックに何かに向き合ったこともないし、さまざまな困難を乗り越えて何かを成し遂げたこともない私ですが、
明らかに自分を見下している集団の中で、ザイアが自分に自信を持って堂々と夢を語り実現していく姿は同じ女性として、眩しく誇らしく感じました。
秋の一日、クラシックヒット曲満載でおくる爽やかな音楽青春映画を満喫してください。


そして、今、話題の。
えげつない兄弟喧嘩に世界中を巻き込んだ、おさわがせでトラブルだらけ、でも最高にクールでカッコいいブリティッシュロックの金字塔超有名兄弟バンド再結成のニュースに、
世界中の音楽好きがざわついた。
OASIS復活。
いや、嬉しいよ。
なんなら毎朝聴いてるしね。
我が家の朝はオアシスで始まるのでね。
テレビをつけるとついつい見てしまって遅刻しそうになるのでつけない(誘惑に負けがち)。
ラジオつけてると、聴きたくない曲や興味ない曲がかかるのでつけない(性格悪いでしょ、私)。
でも無音は寂しい、っていうんでCDをかけてるわけなんですが、
忙しい朝にCDを選び始めるとまた時間かかるし、
推しのCDだと全部聴きたくなっちゃって結局遅刻しそうになるし(?)、
映画のサントラだといちいちその映画のこと考えちゃって「あれ、この曲どのシーンでかかってたっけ?」とか、「あれ、あの役の人、なんて名前だったっけ?」とか始まってスマホで検索始めちゃったりしてね。
なので毎朝オアシスなんですよ。
なんか目が覚めるし、自然に体にスッと入ってくるというか。
そしてこちらも例によって例のごとく、再結成のニュースと前後して上映オファーが入り、
「そりゃ、今でしょ!!」
というわけで、
「オアシス:ライヴ・アット・ネブワース 1996.8.10」
©Photo:JJill Furmanovsky
数年前にも中劇では、この同じタイトルのオアシスの映画を上映したんですが、
それとは別もの。
前のやつはドキュメンタリーだったんですけど、今回は〝オアシスのキャリア絶頂期の伝説のライブ”と語り継がれる「1996年8月10日」の公演が初めて完全ノーカットで上映されるライブ映像。
当時、イギリス全人口の2%以上に及ぶ役250万人がチケットを申し込んだとされ、
世界中から熱狂的なファンが25万人以上も集結した、英国史上最大規模の野外ライブ。
観るでしょ。
観るに決まってるじゃん。
オアシス絶頂期、しかもセットリストは神。
そしてここへきて再結成と来た。
・・・・・またケンカするよね?また問題起こすよね(/_;)?
でもいいよ!許すよ!!天才だからね!!!
仕方ないよ、あの兄弟が作る曲も演奏も歌も天才だからね!!
というわけで、ケンカばっかりのあのイギリスいち仲の悪い(!)そして世界一有名なミュージシャン兄弟の仲直りニュースによって、またそろそろオアシス聴きたくなってきちゃってたみなさん。
一緒に観ましょう、伝説のライブ。
20代前半のイケイケ女子だった(?)私が、大通りのビルの2Fにあった小さな輸入CDショップで、オアシスブラーという当時のブリティッシュロック二大巨頭のCDを二枚並べて悩みまくり(イギリスのバンドのCDジャケットって、なんでみんなあんなにおしゃれなんですかね!?ジャケットだけで買っちゃったCDたくさんあります。)、
ボーカルの顔面の良さでいったんブラーを買ったものの(英国イケメン大好物は昔から。)、
結局やっぱりオアシスも聴きたいので翌日オアシスを買いに行っちゃったっていうオチのしょうもない小ネタもありつつ。
1990年代の香りをまとったゴリゴリのブリティッシュロック、今だからこそもう一回全身で浴びたくなっちゃいましたよね。
膝の痛みも、小さい文字が見えにくくなっちゃった目も、油っこいものが食べられなくなってきた胃腸も、体重は増えてないのにシルエットだけがだらしなく変貌を遂げてしまったこの中年の体もすべてを忘れて30年前にひとっ飛び!
・・・それを世間は「現実逃避」と呼ぶのですけどね。
現実逃避、上等!
約2時間のタイムスリップ、ぞんぶんに楽しみましょう!

そしてまだありますよ。
少し先にはなりますが、11月公開
「バック・トゥ・ブラック エイミーのすべて」
(C) 2024 Focus Features, LLC. All Rights Reserved.
世界中で3,000万枚以上のレコードを売り上げ、現在でも月間8,000万回以上のストリーミング再生数を誇る、近年の歴史上最も偉大なアーティストの一人〝エイミー・ワインハウス”
親族をはじめエイミー・ワインハウス財団の公認で、27歳で急性アルコール中毒で早逝した彼女の“知られざる素顔”に迫る映画。
衝撃でしたよね、爆売れ中の若くて超個性的な女性アーティストがお酒とクスリに命を削られてしまったなんてね。
レディ・ガガもこの方に大きな影響を受けたらしいですね!
私もそこまで詳しくないので、映画を観るのが楽しみです。

そして芸術の秋なので、音楽映画以外にも絶妙にマニア心をくすぐる作品たちが続々待機中!!
マニアが喜ぶのはこちら。
最先端の技術でリメイクした最近の大ヒット作、ではなくて、
〝創造主”デイヴィッド・リンチが40年前に発表した伝説の超大作!
世界最高峰の才能が集結した傑作をリバイバル。
「デューン/砂の惑星」
(C)1984 DINO DE LAURENTIIS COMMUNICATIONS. ALL RIGHTS RESERVED.
実は私も観たことないのでスクリーンで観られるのは嬉しい!

そしてなんといってもいま、首都圏を中心に話題騒然のこちら。
「侍タイムスリッパー」
(C) 2024未来映画社
たった1館で封切りも、初日からSNSで絶賛の嵐!
テレビでも連日取り上げられて話題沸騰のこちら。
有名俳優は出ておらず、予算はギリギリ、完全自主映画だったのですが、
どんどん上映劇場が増えて、とうとうメジャーな会社の配給に!
「カメラを止めるな!」を彷彿とさせる盛り上がりようのこちら、
話題になっているうちになんとか上映したいとがんばりました。
みんなでこの波に乗りましょう!
私もまだ観ていないので、観てからまた書きます!


さてさてそんなこんなで、だらだら怠けて後回しにするくせにいざ書きはじめると長くなってしまう私。
今回も大長編になっちゃいました。
宣伝になってるかどうかは微妙なところですけど。
休みごとに用事が入って昼間出かけてしまうのに、夜は夜で配信サイトに追いかけられて(?)、仕方なしにいろんなドラマとか見ちゃって毎晩寝落ち。
・・・最悪なサイクル( ゚Д゚)!!
配信サイトって悪魔ですね!!
この自堕落でだらしない、そして大忙しで楽しい私のサイクルを、誰か止めて!!
常連さんたちより全然映画観れてないよ!!
人にすすめるばかりで自分はあまり映画観れてないなんて言語道断。
自称・映画ヲタクの名が廃る!
とりあえず、晴れた休日にはなるべく映画館に行くように、少しずつリハビリしていきます。(雨の日はやっぱりやめちゃう)
常連さんたち、私が好きそうな映画があったら教えてくださいねー!!
映画ヲタクのみなさまの「これ絶対観た方がいいよ!」の言葉で、悪魔のサイクルを断ち切ることができるかもしれないんで!
時間なさすぎて、観る映画を絞らざるをえないので、効率よく良い作品を摂取するために、「たくさん映画を観てる映画ヲタクのみなさんに聞いて、すすめられたものを観る」という究極の手段にたどり着きました!(禁じ手)
だって全部観てる時間ないんだもん!仕方ないじゃん!!
だからみなさん、お願いしますね!頼みましたよ!!
→結局、人まかせな私でした。。。


★中劇公式サイト  http://www.chugeki.jp/