2019年11月15日金曜日

音楽映画祭スターティン♪&25年前の映画も観てね!の巻。

こんにちは。
11月もなかばです。
天気予報では、そろそろ雪が降るという情報が。
うん、心の準備を始めましょうか(;'∀')
そして盛岡の映画館では、
明日11月15日からの1週間、
『ラヂオもりおか 音楽映画祭』開催です。
もう8年目!?
早いですねえ!!
今年も、盛岡市内すべての映画館が参加しますよ♪
私も好きなイベントです。
この映画祭は、「期間中一回しか上映が無い!」とか、
「特別なチケットがないと入れない!」
なんてこともなく、
普通に毎日上映があって(イベントなどの場合は別なので各劇場にご確認ください)、
通常料金で観られるのがとてもいい!
と私はいつも思っています。
気持ち的には、「たまたまこの1週間、イイ感じの音楽映画をたくさん上映してる」みたいな、
そういうカジュアルな感覚でいけるのが良いのです。
なんか、お祭りみたいになってるところに一人で入っていくのもちょっと・・・
だったりとか、
観たいけどこの日のこの時間の一回きりしか上映がないのかー・・・
とか、
そういう気負いがないのがいいですよね!
いつも通り、行けそうな日の行けそうな時間を選んで映画館に行くだけです。
芸術の秋。
音楽と映画、両方一気に楽しんじゃいましょう(*‘∀‘)♪
http://radiomorioka.co.jp/music-cinema-fes/index.html

音楽映画祭
中劇ではこちら。
リアルガチの芸術作品で勝負です。
「アンドレア・ボチェッリ 奇跡のテノール
©2017 Picomedia SRL.
盲目のハンディを克服した世界最高峰のテノール歌手アンドレア・ボチェッリの実話を完全映画化。
と言ってもあまりピンとこない方も多いでしょう。
では。
世界的歌手であるサラ・ブライトマンとのデュエット曲「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」はご存じでは?
私も今回、それを聞いてやっと、
「あ、そうなんだ!?」
とビックリ。
無知でお恥ずかしい限りですが(/_;)
「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」は超ーーー有名ですよね!
誰もが必ず聞いたことのある素晴らしい曲です。
もともとは、このアンドレア・ボチェッリがイタリア語で歌っていた、
ボチェッリの代表曲。
それを気に入ったサラ・ブライトマンがデュエットを申し出て、
瞬く間に世界中で大ヒットとなったというわけなんです。
〝神の声”といわれ、デビュー以来CDのトータルセールスは8000万枚以上という、
世界最高峰のテノール歌手アンドレア・ボチェッリ
その激動の愛と半生を描く映画です。
生まれつき眼球に血液異常を持って生まれ、幼いころから弱視に悩まされていたアモス少年(ボチェッリ)。
少しづつ回復してきたかと思いきや、
授業中にサッカーボールが頭に当たり悪化。
なんと失明してしまいます。
©2017 Picomedia SRL.
そんな折、もともと歌が上手かったアモス少年を、
叔父が音楽コンクールに連れて行き、
なんと見事優勝!
そこから彼の華々しいキャリアがスタートする!!
のかと思いきや・・・・・( ゚Д゚)!!
というお話です。
もちろんすべて実話。
ボチェッリ自ら執筆した自伝を映画化。
この映画、なにげにみどころ満載で、
ボチェッリを徹底的に厳しく指導し実力を伸ばしていくマエストロ役が、
アントニオ・バンデラス
「デスペラード」最高でしたね( *´艸`)
泥くさいのにクールで、めっちゃ人が死ぬのに爽快で、
超ー面白かった!大好きです♪
バンデラスもハマリ役!
これで一気にハリウッドスターの仲間入りでしたからね。
強くてセクシーでユーモアがあって、歌も上手い!
あの映画を観ればたいていの女子はハートを鷲掴みにされたものです♡
それが1995年作品なので( ゚Д゚)!!
25年ほどたってしまった今、
この作品では、口元にグレーのお髭をたっぷりとたくわえた、
いぶし銀のマエストロとしてスクリーンに登場。
でもあのエキゾチックなオーラと重厚な存在感は変わらず。
歳を重ねてキャリアを重ねて、
名優へと着実に階段を上っているようです。
そしてそして、なにしろこの映画、
何が楽しみって監督が。
私も大好きな映画「イル・ポスティーノ」マイケル・ラドフォード監督の作品なんです!
「イル・ポスティーノ」といえば、イタリア語作品ながら1994年のアカデミー賞などの賞レースを賑わせた素晴らしい映画。
イタリアの小さな島でのチリの詩人パブロ・ネルーダと郵便配達人との交流を描いた作品で、
祖国を追われた詩人役のフィリップ・ノワレも最高に素敵だったし、
詩人と心を通わせていくことで世の中を知っていく純朴な青年役のマッシモ・トロイージがまたせつなくて!
なんと、もともと心臓病を患っていたトロイージが、
撮影終了の12時間後に亡くなり、
映画の内容と重なる部分もあってこの映画は、
海の青さと、聴くだけで号泣できるノスタルジックな音楽とともに、
永遠に語り継がれる名作となったのでした。
映像を思い浮かべただけで泣けるー(/_;)!!
ああー、また観たくなってきた!!
・・・・って、だから「イル・ポスティーノ」の話じゃなかったですね(*_*;)
ちなみにアカデミー脚色賞にノミネートされた「イル・ポスティーノ」ラドフォード監督、そしてマッシモ・トロイージらとともに脚本を担当したアンナ・パヴィニャーノ(公私ともにトロイージのパートナーでした。)が、
今回もラドフォード監督と共同脚本を担当していますよ!
で。そう!
「アンドレア・ボチェッリ」に話を戻します。
もちろん、劇中、ボチェッリ本人の吹き替えによる歌唱が満載なのも嬉しいポイント。
「アヴェ・マリア」とか、
『椿姫』「乾杯の歌」とか、
『トゥーランドット』「誰も寝てはならぬ」とか、
クラシックでオーソドックスな曲から、
「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」の原曲まで!
圧巻の歌声に心が揺さぶられます。
数々の困難を乗り越えて夢をつかんだ一人の歌手の人生をめぐる感動の人間ドラマ。
ぜひ、〝神の声”とともにスクリーンで堪能してください。
公式サイトhttp://bocelli.ayapro.ne.jp/
©2017 Picomedia SRL.
そしてこちらの作品。
11月17日(日)12:50の回終了後、
岩手県岩手町出身のテノール歌手・柴田泰孝さんのトーク&ライブがあります!
特別なチケットは必要なし。
普通に通常料金で映画を観てもらえれば、上映のあとそのままこちらのトーク&ライブが観られるというわけ!
当日、朝から受付順に整理券を配るので、
絶対に行きたい!という方は念のため、時間ギリギリではなく少し早めに受付をすませてくださいね。
http://www.chugeki.jp/comingsoon/index.html#105event


さてさてそれから、どうーしてもご紹介しておきたいこちら。
いよいよ午前十時の映画祭に登場。
「レオン 完全版」
©1994 GAUMONT/LES FILMS DU DAUPHIN
マジかーーーーーーーーーーーーーー!!!!
きたかーーーーーーーーーーーーーー!!!!
映画マニアに向かって「好きな映画は何ですか?」と聞いたら、
たいてい嫌な顔をされるものですが。
勿論私も、「そんなざっくりな質問に答えられるかー(゚д゚)!」
と怒りますが。
そうです。年間150本を超える映画を観ていたくらいの時期もある(若い頃です)ただのオタクには、
「一番泣いた」とか「おすすめの青春映画」とか「こんなときに観たい」とか、
それなりの〝括り”がないと好きな映画なんて答えられませんよね。
そんななかでも、例えばざっくりと「好きな映画10本」(3本は無理!絶対選べない!)と聞かれたときに、
じゃっかんイラッとしながらも一応考えるとすると、
必ず上位に入ってくるのがこの「レオン」
25年前、初めてこの映画を観た時の衝撃は、いまだに忘れられません。
ん、25年前?
そういえば今回のこのブログの上のほうに出てきた私の好きな映画たち。
「デスペラード」「イル・ポスティーノ」も、なんと25年前の作品!
素晴らしい映画が豊作の年だったんですねえ(*'▽')
そう、私が年間150本を超える映画を観ていたのはまさにこのころ。
ですがそのなかでもいまだに思い出すたび心がズキンとする、
強烈なインパクトを残す作品「レオン」
公開初日にピカデリーさんで観て、
衝撃のあまり立ち上がれずそのまま続けて2回目。
もう一回観たいと思ったら「今日は終わりです」。。。
そして翌日もまた観に行ったという。
自分的にもここまでやられた作品はなかなかないですね。
いや、あるけど。あるけどそんなにない。
ちなみに前回の「ひとよ」の回にご紹介した「大阪物語」は3回観て、
ウォン・カーウァイ「恋する惑星」は5回。
「スタンド・バイ・ミー」は3回です。
回数じゃないんですけどね、でもやっぱり気に入ると2回、3回と観てしまいます。
映画はナマモノ。
劇場公開が終わったらもうスクリーンでは観られない。
だから通ってしまうんです。
そこはツイッター担当のNさんと通ずるものがあるんですが。
彼女は大好きな映画を7回とか平気で観ますからね。
いかれてますよね(;'∀')
ちなみに彼女も中劇のツイッターで「レオン」について語っていますので、
覗きに行ってみてください。
https://twitter.com/morioka_chugeki
彼女とは、オタク度合いが同じなので、歳の差があるということをすっかり忘れてしまいます。
同じ穴のムジナ?
類は友を呼ぶ?
そんなこんなで「レオン」です。
ポスターやチラシなんかも超ーーおしゃれでしたけど、
オープニングでN.Y.の街にググーッと入っていく流れるようなカメラワークからして超ーークール!!
細い棒のような体に強い目が印象的なナタリー・ポートマンは、
幼さとか弱さの裏に寂しさと溢れんばかりの母性や愛情を秘めたあの役が、
その後のどの作品よりも素晴らしいと、私は思います。
それに対して、大きな体に優しい目をサングラスで隠した、
不器用で口下手な殺し屋のジャン・レノがめちゃくちゃかっこいいけどときどきカワイイのがなんとも女心をくすぐるのでした。
リュック・ベッソンとの相性は抜群ですね。
リュック・ベッソンといえば「グラン・ブルー」
「グラン・ブルー」といえばジャン・レノ
こういった、監督と俳優との相性というのはやっぱり作品の出来に大きく影響を与えるものですよね。
悪徳刑事のゲイリー・オールドマンには震えました。
マチルダ(ナタリー・ポートマン)の家に突入するとき、
鼻炎の薬なのか、ヤバイ薬なのか(後者でしょうね)とにかく鼻にプシュッとやって、
首をバキバキッと回して、
そしてアップになったときの顔といったら!
マジでヤバイ( ゚Д゚;)
・・・・とか、とにかく、語りたいことばかりで大変なことになるし、
結末まで喋ってしまいそうになるので、
このへんでやめときます。
まずは、まだ観てない方はもちろん即、中劇へ。
前に観たよーという方も、もしも完全版をまだ観ていないのならぜひ完全版を観に中劇へ。
音楽も超クールで、全編を彩るエリック・セラのスコアも耳に残りますが、
マチルダとレオンが殺しの訓練に励むシーンで流れるビョーク「Venus As A Boy」とか、
ラストでカメラがN.Y.の街をゆっくりと離れるシーンからエンディングにつながるスティング「Shape of my heart」とか、
選曲ももう最高ーーーーにセンスが良くてやられます。
この映画のサントラCDはエリック・セラのスコア盤しか出ていないので、
私はそれぞれの曲が入っているビョークスティングのCDを買いました。
「レオン」は、私の中では『音楽がかっこいい映画』括りにも上位で入りますね。
この映画も音楽映画祭に入ってもいい!
というわけで、音楽映画祭のおしゃれな映画を観る予定の皆様は、
こちら「レオン」もぜひご覧になってくださいね!
http://asa10.eiga.com/2019/cinema/926.html


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