夏ですね。
だって帰り道、さんさの太鼓の音が聞こえるんだもん!
暑くて、さんさの太鼓が聞こえたら、そしたら盛岡はもう夏です。
間違いない。
家にいて、さんさのパレードの音が聞こえてくるという場所に育った私としては、
仕事帰りにさんさの太鼓の音が聞こえてくると、ソワソワしちゃうわけです。
え?さんさ?
・・・・・出ませんよ?
一度も出たことは無いですよ?
なんか、出るほうにはどうも縁がなくて・・・・(人見知りなので)
人前で踊るのも苦手だし・・・・・(踊り全般、センスゼロ)
それにあの、「夏だぜ!祭りだぜ!」っていう雰囲気だけで酒が飲めるというか、なんならそれだけでいいというか・・・・(便乗するだけ)。
さんさの期間は、映画館通りにもたくさんの出店が並ぶので、
休憩時間にそこでいろいろ買ってきてみんなで食べたりとか、
帰りしな、内丸のあたりの道路に出てるテーブル席でビール飲んだりとか、
それが楽しみだったりして( *´艸`)
・・・・まあ、そんなもんです。
暑いのも、汗かくのも、虫も大嫌いなので夏そのものは苦手だったりするんですけど、
〝夏の雰囲気”だけは好きっていう、
でもできれば涼しい建物のなかにいたいけどー!
みたいな、なんていうか・・・・
ただの・・・・・ミーハー?
まあ、それも夏です♪
そんななか、かきいれどきの夏休み前、粒ぞろいの新作ラッシュで朝から晩までフル回転中の中劇です。
(→というより、覚悟を決め気合いを入れていかないといけないジブリ作品【7月14日公開「君たちはどう生きるか」】公開前に、待機中のすべての作品をこなすという使命?任務?のためと言ったほうがいいかもしれない。。。)
朝9時の回から、夜9時スタートの回まで、
もう、ぎゅうぎゅう詰めで、これ以上食べられないよー!みたいな、口からちょっと出ちゃってるくらいのお腹パンパンの状態で無理やり走ってる状態。
もう、ぎゅうぎゅう詰めで、これ以上食べられないよー!みたいな、口からちょっと出ちゃってるくらいのお腹パンパンの状態で無理やり走ってる状態。
なので。
・・・・・・・・・・観に来てください(>_<)!!!
こんな状態で、お客さんが来ないんじゃ目も当てられない!
せめて観に来てもらわなきゃ!!
というわけで、スケジュールが渋滞中でどの作品もあまりのんびりとは上映できなさそうなので、気になったらとにかくさっさと観てしまってくださいね。
6月30日公開
「コンパートメントNo.6」
さて、今、平日休みの昼下がり、コーヒーをおかわりしながら心おきなく仕事ができる涼しくておしゃれなお店でこのブログを書いているんですけど、
© 2021 - Sami_Kuokkanen, AAMU FILM COMPANY
こちらは、第74回カンヌ映画祭でグランプリに輝き、アカデミー賞国際長編映画賞フィンランド代表選出、ゴールデングローブ賞ノミネート、そして本国フィンランドではフィンランド・アカデミー賞と言われる映画賞で7冠、ほかにも世界中の映画賞を席巻して話題になった作品。
カンヌのグランプリといえば、最高賞であるパルムドールに次ぐ第二席の賞。
これはなかなかにすごいこと。
この年のカンヌは、パルムドールが「TITANE/チタン」、
監督賞が「アネット」のレオス・カラックス、
脚本賞は「ドライブ・マイ・カー」という、映画マニアもそうでない人も注目して日本でも大いに沸いた年でした。
そこで、静かに第二席であるグランプリを受賞していたのがこの作品だったってわけ。
「あぁ、あの年ね!!」と私もあとで気付きました。
1990年代を舞台に、寝台列車でモスクワからひたすら北上する女子大生の一人旅を見つめるロードムービー。
ここで説明しておきたいのは、そう、この映画が北欧フィンランドの作品だということ。
フィンランドの映画と言えば、中劇ではシリーズすべてを上映してきたおしゃれでかわいくてとにかく目にも心にも癒やしだった「オンネリとアンネリのおうち」が浮かぶんですが、
今回はそっち系ではなくて、どちらかというとアキ・カウリスマキ系というか。
延々の曇天に笑わない主人公、そしてストーリーもエンタメじゃなくて淡々と日常を見つめる徒然系。
しかも舞台は、モスクワから世界最北端の駅へ向かう寝台列車。
傷心旅行はやっぱり北だよね!ってのは万国共通の感覚なのか?
などとしょうもないことを考えつつ、
色素が薄くて無表情な、いかにも北のほうの国の美人さんのちょっと危なっかしくてドキドキな一人旅を見守ります。
この映画はほとんどが列車の中。
そのうえ、列車の中から見える風景は常に曇り空、あるいは雪。
登場人物は、全体を通しても両手で足りるくらい。(いや、片手!)
色味も、雰囲気も、ストーリーも、地味!オブ地味!
でも、決して重くはないし、鈍い笑いとほのかなユーモアも漂う。
そしてなんか、全体を覆う空気がカラッと明るい朗らかさとは違う、どことなく暗くてどんよりとしたなんか・・・・・こう・・・・わかります・・・・・!?
ポップとまではいかないけど、軽やかな暗さ?みたいな。
もう、ザ・北欧!!なんですよ。
でもその感じ、嫌いじゃない方は意外と多いですよね?
私も嫌いじゃない。むしろ好き。
・・・・って、こんな説明で北欧の映画の良さ、伝わるかなあ!!!
ジャンルとしてはロードムービー、だけどどんどん寒くて日照時間も減っていく北に向かうなんとも微妙な空気感。
そして一人旅に出た主人公が、寝台個室で最悪の出会いをした男性と過ごすたった2日やそこらのなんてことないお話。
なので、どっかーん、バッキーン、ハラハラドキドキ、
あるいはキラキラ、ワクワク、胸キュン、
なんかを期待する方にはおすすめしません。
北欧の映画に慣れていて、なおかついろんなマニアックな映画を観るのが好きないわゆる映画ヲタクの方には激推しの映画です。
別に、そこかしこに伏線が散りばめられているわけでもないし、
最後にどんでん返しがあるわけでもないし、
列車系ロードムービー(兼、胸キュンラブストーリー)の代表作リチャード・リンクレイターの「ビフォア・サンライズ」(→私が映画館で観てイーサン・ホークに超ーー胸キュンした当時はタイトルが「恋人までの距離(ディスタンス)」だったんですけどね。)みたいな、美しい風景の中を美しい男女がおしゃれな会話を繰り広げながら進んでいく恋愛モノでも全く無い。(言い切りました。)
映像も地味、ストーリーもこれ以上ないってくらいにシンプル。
なのに。
それなのに。
なぜか心がザワザワする。
何かを思い出しそうになる。
観終わったあと、なんかいとおしくなる。
不思議な映画です。
アカデミー賞じゃなくてカンヌなの、超ーーーーわかりみ。
私の場合はたぶん、仏頂面で他者を寄せ付けず、自分の価値観だけに凝り固まってカッコつけてるけど実は孤独で寂しがりや、素直じゃないけど素直になりたいとは思ってる、
そんな主人公が若いころの自分と重なってしまったからかも。
なんか主人公のラウラ、妙~に親近感を覚えたんです。
根拠の無い自信と無意味なプライドを振りかざして、
私はあなたたちとは違うので!みたいな顔してカッコつけてた、
めちゃくちゃカッコ悪かった時代の自分を見せつけられた気がして。
自分とはステージが違うとわかってはいても同じところにいると思いたいセレブな恋人ともなんとなく心が離れてしまったような気がする現状、
一緒に行こうと約束した旅行をドタキャンされて気付いてしまった何か。
それでも一人でどこかに向かうというのも悪くない、ちょっとカッコいいかもと思いながら寝台個室に入ったらそこにいたのは粗野な酔っ払い。
って、なんかわかるーーーー(>_<)!!!
いろんなことがちょっとづつズレている感じ。
思ってたんと違ーーーーーーう!!!なことの連続。
なんか知ってる、こういう子。
こんなはずじゃなかったと思いながらもリタイヤはできずに、
わざとらしく自分の周りにシャッターを下ろして、
つまらなそうに所在なさげに一人イヤホンでウォークマンを聴いていた(そのくせ外で何が起こっているのか気になってチラチラ覗いたり音楽のボリュームを下げて外の音を聞いたりしている)かわいくない女子大生がいたんですよ!!
・・・・・私だよ( ゚Д゚)!!!
この映画の舞台も1990年代。
それはもう、主人公はマジで私です。
ほんとは旅先で「ビフォア・サンライズ」のイーサン・ホークみたいなイケメンと恋に落ちたいのに、長い時間個室で一緒になることになった男性は、雑で粗野で気配りも共通項も全くなさそうな酔っぱらいの労働者。
薄目でパッと見、「トレインスポッティング」のユアン・マクレガーに見えないこともないけど・・・の色素薄い系のロシア人。
「でもなんか無理ーーーー!!!!最悪ーーーー(/_;)!!」
ってなってる主人公。
めっちゃわかる!!!
© 2021 - Sami_Kuokkanen, AAMU FILM COMPANY
初めての一人旅に寂しさと居心地の悪さを感じつつも少しワクワクしながら、
延々と続く線路、窓の外はどんよりとした灰色の空。
孤独じゃないと言い聞かせるために電話ボックスに入るもつながらない電話。
絶対に交わることは無いと思った相手との時間に、いつの間にか感じる安心感。
自分が何かの役に立ったような気がして最高の気分だったのに思いっきり裏切られて絶望する、青春あるある。
自分の視野が狭く世界はものすごく小さかったのだということに気付いたときの虚無感とともにやってくる解放感。
恋でも愛でもないけど何か大切なものに気付いたような曖昧な瞬間。
そんな、うまく説明できないけど胸の奥にひっそりと沈んでいた滓(おり)のような小さな感情たちを揺すぶって思い出させられるようなシーンの連続でした。
あえてザラついたような映像も、ときおり聴こえてくる音楽も、
すれ違ってばかりで素直じゃない若者たちの不器用な会話も、
カセットテープのウォークマンも、白黒だらけの街並みも。
すべてがアナログで、懐かしくて、ダサくて、そして愛おしい。
そんな映画でした。
もう一本、6月30日から。
「聖地には蜘蛛が巣を張る」
©Profile Pictures / One Two Films
なかなかお目にかかれない、イランが舞台のペルシャ語作品で、
題材はイランの聖地で起きた娼婦連続殺人事件。
実在の殺人鬼による連続殺人事件を元にしたクライム・サスペンスです。
監督は、イラン出身で現在はデンマークを拠点に映像作家として活動するアリ・アッバシ。
第71回カンヌ映画祭(出た!カンヌ!)の「ある視点」部門グランプリを受賞した『ボーダー/二つの世界』の監督です。
閉鎖的な国の、女性蔑視が当たり前の状況で、売春婦の連続殺人事件がテーマ。
まだまだ表現の自由がきかないイランでは撮影の許可がおりず、撮影はヨルダン。
主人公を演じるのは自身もセックススキャンダルで国を追われた女優というのもまた生々しい。
毎年、ものすごい数の観光客や参拝者が訪れる聖地で、
神々しくそびえ立つモスクのすぐ横では夜な夜な娼婦が客をとり、
売人が覚せい剤を売り、警察はそれを見て見ぬふりをするー。
格差や差別や貧困、汚職・・・・
どうにもならないどんづまりの日々の中で、
ただ命を奪われる女性たち、事件を追う女性記者、そして犯人を冷静に見つめるカメラ。
終始、暗くて重くてしんどい映画なんですが、
それでもヘビーになりすぎずにすんなり入っていけるのは、
視点がクールでどこにも重点を置いていないせい。
感情移入しすぎないで、それぞれの立場からの事実として入ってくる感じ。
ただ、とにかく気分が悪いのはひたすらに女性蔑視の価値観のなかで威圧的で高圧的でムカつく男性陣の姿。
これもまたどうしようもなく歴然とそこに存在する事実なのもまた虚しい。
©Profile Pictures / One Two Films
この映画が(事件が)恐ろしいのは、犯人が頭のイカれた単純なシリアルキラーではなくて、信仰も厚く妻にも子供にも優しい普通の男性ということでもあるし、
その犯人が16人もの女性を殺したというのに逮捕後も全く罪の意識を感じずに「街を浄化した」と胸を張っていたことでもあり、
そんな犯人を英雄視する世間や役人たちが実際にいたということでもあり、
それは決して遠い国の大昔の話でもなくて現代の私たちのすぐそばでもおこりうる(実際起こっている)出来事だということ。
蜘蛛の巣に囚われてしまった女性たち、
複雑な心情のなかで次から次と殺人を繰り返す犯人、
そして自ら囮になることで犯人を捕まえようとする主人公。
それぞれを囲む家族の姿も見つめながら、
それらが交わり、クライマックスかと思いきや、実はもっと怖いのはその先だったという現実。
監督は、この映画をメッセージ性のある作品とは捉えてほしくないと言い切ります。
なるほど、だからテーマの重さのわりにシンプルで客観的な空気感が感じられたのか。
©Profile Pictures / One Two Films
中東の乾いた砂漠色の風景と淫靡な夜の闇に隠れた聖地の裏の顔。
そして現代社会でまだまだ当たり前にはびこる女性蔑視と格差社会。
犯人は誰だ!?でもないし、犯人逮捕がゴールでもない犯罪映画。
独特の乾いた空気感と聞きなじみのないペルシャ語の響きが、
私たちを異国の砂漠の街に連れて行き、
ニュース映像だけでは伝わらない、遠い国の現実や社会問題を、
まるで自分の目の前で起こっていることのように浮かびあがらせます。
敬虔な信者であり良き父親であるはずの人間が、一方的で偏執的な大義のためだけに16人もの女性を殺すのか?
被害者が娼婦であるというだけで世論が「殺されても仕方ない」という空気になってしまうものなのか?
そしてそもそもそれはこの国が古くから抱えている人間の尊厳や男女の格差から生まれる価値観によるものだとしたらちょっとなかなかに深くて難しい大きな問題なんだろうと思うと胸の奥のほうがズシンと重く暗い気持ちになりました。
いやぁ~これもまた、興味深く面白く、そして大変勉強になる作品でした。
文化も歴史も価値観も全く違う国のことを知ることができるから、やっぱり映画は私の教科書です。
ベトナム戦争も、ユーゴの内戦も、フランスの移民問題も、中国の格差社会も、
朝鮮戦争も第二次世界大戦も北欧の神話も江戸時代の循環経済も、中東問題も、
世界のさまざまな国々の文化や生活や現実やそれぞれ抱える社会問題も。
すべて映画が教えてくれました。
あ、そんな、ためになるような映画ばかり観てるわけでもないですけどね。
エンタメ作品も、推しが出てるだけの映画も好きですけどね( *´艸`)
でも、本を読むのやニュースを観るのも苦手、って方も、映画ならすんなり入ってくるんじゃないですかね。
自分が知らないことを知るのは楽しいし、世界が今、どうなってるのかを垣間見るのも面白いものです。
さあ、次は何を観ようかな♪
と、言いつつ、ほかにもまだまだいろんな国のいろんな時代のいろんな世界を覗き見ることができる映画、あるんですけど!!
上映中「アルマゲドン・タイム」
(C) 2022 Focus Features, LLC.
「エヴァの告白」「アド・アストラ」など幅広いジャンルで活躍する脚本家、映画監督であるジェームズ・グレイが自分の実体験を元にした半自伝的作品であり、
ジェームズ・グレイ本人が監督・脚本・製作を務めた作品。
80年代ニューヨークを舞台に、多感な12歳の主人公の友情や家族とのかかわりを通して世界を知り、現実を見て、世の中を知っていく姿を見つめるストーリー。
ジェームズ・グレイといえば、近年の有名作品ではなくて私はなんといってもこの方の長編映画監督デビュー作である「リトル・オデッサ」がダントツ。
めちゃくちゃカッコいいときのエドワード・ファーロングと、
一番イカレてるときのティム・ロス(究極の褒め言葉です)が兄弟役っていうだけで観たいでしょ!?ていうか観るでしょ、当然!?
で、たしかにイケメン度合いがピークだったエドワード・ファーロングは眼福だったんだけど、
映画自体は、ほんとに、マジで、なんていうか、その後のトラウマになるくらいに重くてしんどくて、観終わった後もしばらく引きずりましたね。
でも、私はこの方の作品は、壮大なテーマの作品じゃなくて、
「リトル・オデッサ」然り、「アンダー・カヴァー」然り、
この方の生まれ育った町であるニューヨークが舞台の人間ドラマのほうが好きだなー。
だからこの「アルマゲドン・タイム」も絶対好きだなー。
アンソニー・ホプキンスに、アン・ハサウェイ。
キャストもいいよねぇ~。。。。。
・・・・・・まだ観れてないけど( ゚Д゚)
観ないうちは語れない。というか語りたくない。(→ビジネスに向かない人)
ワガママな広報担当でゴメンナサイ(-_-;)
なんならもう一本、6月30日から始まる
「ウーマン・トーキング」も観れてない(/_;)
これも、絶対観ないといけないやつ!!
(C) 2022 Orion Releasing LLC. All rights reserved.
こちらは今年のアカデミー賞で最優秀脚色賞を受賞した作品。
監督・脚本はサラ・ポーリー。
私も大好きな女優さんです。
カナダの大ヒットドラマ「アボンリーへの道」の主人公を演じたことでも有名ですが、
なんといっても私は映画「死ぬまでにしたい10のこと」が大好きで!!
あの映画の、儚げで、それでも決して後ろ向きではない、死を冷静に受けとめながらも家族への自分にできうる限りの愛情を伝えようとする主人公を演じたサラ・ポーリーがものすごく魅力的で素敵で、大好きでした。
近年は映画製作や監督業に力を入れているのでスクリーンで見ることができないのが残念ですが、
アメリカ映画界を揺るがした例のハーヴェイ・ワインスタインの件も、
彼女が映画出演から距離を取った理由の一つであることをサラ本人が明らかにしているので、
もうーーーー!なんてことしてくれたんだ、あのスケベ親父( ゚Д゚)!!!
と、私は非常に憤慨しているところなんですが。
そんな彼女がこのご時世で、自ら脚本を書いてメガホンをとって送り出したのが、
この「ウーマン・トーキング」であるというのもなかなかすごいストーリですね。
自給自足の小さな村で起きた連続レイプ事件をめぐり、
自分たちの尊厳や未来をかけて行われる話し合いを描いたお話。
実話をもとにした、こちらもまた現代に生きる私たちのすぐそばにある物語。
・・・・・・・うぅ・・・早く観よう(>_<)!!!
このところ、ラインナップ悪くないよねともっぱらの噂の中劇で(え、私が思ってるだけじゃないですよね!?ね?ね?)、
「ライオン少年」から「聖なる復讐者」、
「せかいのおきく」に「ウーマン・トーキング」、
「聖地には蜘蛛が巣を張る」と、
〝格差社会”や〝女性蔑視”などの社会問題がテーマの、見応えのある作品がズラリと並んだのは圧巻ですよね!
今なら、北欧の最北端の駅に向かう列車のなか(「コンパートメントNo.6」)や、
差別や冷戦問題が国全体を覆っていた1980年代のニューヨーク(「アルマゲドン・タイム」)、
それから20世紀初頭のアラブ独立闘争さなかの中東(「アラビアのロレンス」)にも飛び込める映画館です。
中劇の、涼しく快適な劇場のグリーン車並みにゆったりとした椅子で、
時代も国境も飛び越えて、ぐるっと世界を回っちゃってください( `ー´)ノ
さて、今、平日休みの昼下がり、コーヒーをおかわりしながら心おきなく仕事ができる涼しくておしゃれなお店でこのブログを書いているんですけど、
向かいに座っている若い女性が、ずっとスマホの画面を見ながら踊ってるんですよね(^_^;)
座ったまま、腕だけで複雑な踊りを・・・・TikTokでやってるようなやつね。
なんか夢中で、ノリノリで。
それが気になっちゃって気になっちゃってブログが全然進みませんでした。。。
今の子たちって、なんか・・・・すごいですね。
まあ踊りが苦手な私だと、腕だけだろうが足だけだろうがそもそも覚えられないのでお話になりませんけどね。
そんなだから、さんさも出たことないんですよ。
唯一、人前で踊ったことがあるのは高校時代の何かの会(しかも自分のクラスだけ)での、
Winkの「寂しい熱帯魚」だけっていう私でした。あれがピーク。
・・・・・ヤバい!!歳、バレる( ゚Д゚)!!!→だいたいバレてる。
えっとー・・・・・またしても長くなったのでこのへんで帰りましょうかね。。。
はい。
さてさて、こんなに作品がぎゅうぎゅうづめの5月6月でしたが、
7月公開予定の作品はなんと「君たちはどう生きるか」一本のみ!
・・・・・・は?
・・・・・・え?
ま・・・・・その・・・・・つまりそういうことです。
6月から引き続き上映のものはもちろんあるんですけどね。
ガチ中のガチで戦闘態勢に入るジブリ作品なので、同時期にいろんなものは入れられないということで。
でも、実はその「君たちはどう生きるか」については、チラシも、予告も、テレビスポットも全く無しで、事前情報皆無の状態で公開になる模様。
今のところ、ポスターしか届いていませんし、内容も当然全くわかりません。
どうなることやら。
7月は、厳戒態勢での公開後に、お客さまたちと一緒に宮崎駿監督の最新作を観てからの更新になるかも(^_^;)
その代わり、少し落ち着いた8月はいくつか作品が決まってきてますので乞うご期待。
今年ももう半分終わりですが、後半戦も猛ダッシュでぶっ飛ばしますのでついてきてくださいね!!
★中劇公式サイト http://www.chugeki.jp/