寒くなってきましたねえ!
ものぐさな私は、冬物のアウターを出すのが面倒で、
まだパーカーを羽織っただけで通勤しているのですが。
街のおしゃれ女子たちはもう、
素敵なコートや、なんならダウンまで着こなして颯爽と歩いていきます。
いいなあ・・・ていうか、あんな女子たちは、
いったいいつから冬服の準備をしているのだろう?
すごいなあ、もう衣替えしたんだあ・・・。
などと感心している場合ではありません。
クリスマスケーキの予約!
年賀状の注文!
と、世間では確実に年末の香りがしてきています。
早い・・・・!
なんていうのは毎年このブログでも言っているので置いておきましょう。
もう前を向きます。
楽しみなことだけ考える。
そう、「嘆きの王冠」が終わり抜け殻状態の私。
「リチャード三世」、なんか3日間ぐらいの話のようでしたね。
あっという間。
ま、実際にも在位は2年なので(^_^;)
尺が短いのはしょうがないんですが、
「リチャード三世」こそ、二部作で観たかった・・・・(>_<)!
などといつまでも終わったものを引きずってはいられません。
これから秋冬も中劇はなかなかイイ感じのラインナップなので、
なんとかがんばれそうな気がしています。
先日、健康診断で血液検査に「要精密検査!」と出て、
ちょっとビビりながら再検査を受けた私でしたが、
結果は「治療が必要なレベルのひどい貧血」。
なんだー、調子が悪いと思ったら「嘆きの王冠」が終わったせいじゃなかったのか!
とりあえず処方された薬を飲み、
鉄分の摂取を心がけて生活しています。
鉄分は、体内では作られないので摂取するしかないそうですよ!
みなさんも気を付けて!
そんなこんなで、どんなに体調が悪くても「嘆きの王冠」だけは観た私。
この次に絶対観たい中劇の公開作品は、
「ゴリッゴリの映画マニア」に絶対に観てほしいドキュメンタリー作品。
明日10月28日公開
「ハロルドとリリアン」
(C) 2015 ADAMA FILMS All Rights Reserved
絵コンテ作家のハロルドと、映画リサーチャーのリリアン。2人は、黄金期のハリウッドで、夫婦二人三脚で100本以上の作品に携わった。
映画を愛し、映画人たちから愛された二人の姿に迫るドキュメンタリー作品。
華やかで、活気があって、そして激動の時代のハリウッドを支えた、
知られざる夫婦の愛の軌跡。
“絵コンテ作家”とは、言葉で書かれた脚本をカメラの視点で捉え、
カットごとにイラスト化した映像の設計図を作製する仕事。
そして、
『十戒』でモーゼが海を割り奇跡を起こすシーン、
『鳥』で逃げ惑う生徒たちを鳥が襲うシーン、
『卒業』で若かりしダスティン・ホフマンが年上の女性から誘惑されるシーン・・・
そんな往年のハリウッド映画の名シーンの数々を創ったのが、
今回の主人公ハロルド・マイケルソン。
彼を支え続け、リサーチャーとしてともにハリウッド映画の縁の下の力持ちとして活躍した、妻のリリアン。
映画を愛し、映画人たちからも愛され、
ハリウッド全盛期を駆け抜けた二人。
携わった映画は1960年代~2000年代まで実に100本以上!
「ベン・ハー」!「ウエストサイド物語」!
「クレイマー、クレイマー」!「ゴッドファーザー」!
そんな映画史に燦然と輝く名作はもちろん、
映画少女だった私がスクリーンで観た映画たちも!
「ラストエンペラー」!「プラトーン」!
あの一瞬で絵が浮かぶ有名なシーンたちですよ!
2人が携わってきた作品たちは、
まさに黄金期のハリウッドの名作たち。
けれど、この二人の名前がクレジットされることはほとんどなかったというのです。
このシーンをこんなふうに撮ろうとか、
このアングルでこういう形で撮ろう、
なんていう大事なことを、
なんなら脚本ができる前にハロルドの絵コンテが先に描かれていることもあったというのに!
激動の時代でスタジオの閉鎖や観客数の減少により、
失業や移籍を繰り返しながらも絵コンテを描き続けたハロルド。
妻のリリアンも同じようにリサーチ図書館の閉鎖や移転など、
次々とトラブルに見舞われながらも、
妻として母として家庭を守りつつリサーチャーを続け、
それでも、あくまでも裏方としてハリウッド映画を支え続けた二人。
この映画の中には、ハロルドとリリアンのアニメが出てきます。
絵コンテ作家夫婦の物語を語るのに、アニメを使うとは!
粋ですねえ!
2人を愛したクリエーターたちは、
ヒッチコック、ウディ・アレン、スピルバーグ、マーティン・スコセッシ、
コッポラ、ベルトルッチ、オリバー・ストーン!etc...
「自称・映画好き」なら必ず通る道、
ハリウッドを代表する名監督たちです。
もう、「この映画のこのシーンも!?」なんて、
それだけでじゅうぶん楽しめる、
映画好きのための、映画好きがテーマの、映画好き夫婦の物語。
私やあなたのような、“映画マニア”は必見の映画です。
ちなみにこの映画好き夫婦、スピルバーグらが設立した『ドリームワークス』に入り
(映画好きの憧れですね!)、
ハロルドとリリアンの子供たちが製作した(さすが映画好き夫婦の子供!)『シュレック』(!!大好き!!)に登場する国王と王妃には二人の名前が付けられています。
まさしく映画を愛し、映画に生きた二人の「ハリウッド・ラブストーリー」。
映画好きのみなさん、
これを見逃したら「自称・映画好き」とは言えないですよ♪
公式サイト→http://www.harold-lillian.com/
もう一本、明日から上映
「少女ファニーと運命の旅」
(C) ORIGAMI FILMS / BEE FILMS / DAVIS FILMS / SCOPE PICTURES / FRANCE 2 CINEMA / CINEMA RHONE-ALPES / CE QUI ME MEUT - 2015
こちらは、1943年、ナチス占領下のフランスからスイスの国境を目指し、
子どもだけで旅を続けた少女ファニーの実話を基にした奇跡と感動の物語。
ナチスの占領下だったとはいえ、
フランスでのユダヤ人の迫害は、
当たり前ですがフランス政府が実行したわけで。
ユダヤ人の一斉検挙にフランス警察や憲兵が協力していただけでなく、
ユダヤ人の子供の収容所送りを提案したのはなんとフランスの首相!
ユダヤ人の子供を匿う施設の場所を密告するという、心無い一般人ももちろんいました。
そんな嫌な時代のなか、
引率者とはぐれ、リーダーとなって2人の幼い妹や仲間とともに施設から施設、さらに国境へと、
子どもだけで逃げ続けるファニーたちを助けようとする「正義の人」たちもたくさんいました。
生きたいと願う子供たちの命の輝きと、
彼らを守ろうとする心優しき大人たちとの温かい絆が胸を打つ、
未來へと伝えたい真実の物語。
この映画のモデルであり原作者でもあるファニー・ベン=アミは、
この作品の映画化を許可した理由を、
「あの時代と同じ危険を感じるから」と語っています。
世界中で戦争や紛争が絶えず、刻一刻と状況が変わり、
平和だと誰もが思っていたこの日本でさえミサイルが飛んでくる危険があるという事態に。
変わりゆく不安な時代に、勇気と希望を与えてくれる映画です。
公式サイト→http://shojo-fanny-movie.jp/
さて、秋にピッタリの実話系しっとり映画をご紹介しました。
イイ感じでしょう~(≧▽≦)♪
さらにさらに、スゴイの決まっちゃいましたよーーー!!
12月23日から上映
「ソフィア・コッポラの椿姫」!(http://sofia-tsubaki.jp/)
(C) Yasuko Kageyama
ソフィア・コッポラ!大好き!12月か1月の上映
「ゴッホ 最後の手紙」!(http://www.gogh-movie.jp/)
(C) Loving Vincent Sp. z o.o / Loving Vincent ltd.
話題の、全編が動く油絵のやつ!え!なんかすごくないですか!?
どっちも絶対観たいやつですよね!!
あ、その前にも、
なんと山田孝之主演の短編映画「点」。(http://www.ten-film.com/)
12月9日から上映
(C) 2017 WARNER MUSIC JAPAN INC.
それから洋楽ポップスの一流プロモーター、日本一のレコードコレクター、
さらにサザンオールスターズの名づけ親としても知られる宮治淳一が、
小学校からの友人である桑田佳祐に送った映像作品から始まった「茅ヶ崎物語」も1週間の特別限定上映が決定!(http://tales-of-chigasaki.com/)
12月8日~15日上映
(C) 2017 Tales of CHIGASAKI film committee
これ、マジで観たいやつです私。神木隆之介(宮治)&野村周平(桑田)による再現映像有り、
桑田佳祐本人の登場も有り。
これは楽しみ(≧▽≦)!
なんか、イイ感じのが多すぎて、中劇じゃないみたい!?
どうした?中劇!
やったぜ!中劇!
まだまだいい波の続く中劇です。
ちょいちょいラインナップのチェックしていてくださいねー(´▽`*)
★中劇公式サイト PC→http://www.chugeki.jp/携帯→ http://www.chugeki.jp/mobile