2017年6月17日土曜日

情熱のタップ&密室の殺戮ロックフェスティバル!

こんにちは。
なんだかいろいろありますね。
なんで芸能人はクスリに手をだしちゃうんだろうなあ・・・とか。
「たたら侍」打ち切りに関して。
小出恵介、好きだったのになー・・・とか。
→映画『パッチギ!』大好きなのに、あの映画、完全にデスノート状態ですよね(^_^;)
野際陽子がいなくなったらもう「トリック」の新作は見られないんだろうなあ・・・とか。
→なにげにスッゴク好きなドラマでした。
そんな、日々、私の生活に大きく影響を与えるわけではないけれどちょっと心が揺れるようなことをしみじみと感じながら、
平凡な貧乏人の毎日は淡々と、そしてあっという間に過ぎていきます。
気がついたらもう6月も半ば。
まだまだと思っていたのに。
もうすぐ夏ですね。
フゥ・・・・また夏がくるのかー・・・。
ポケモン始まる前に、いろいろ映画観ておこうっと(+_+)

さて、あす6月17日公開は2本。
「グリーンルーム」
(C) 2015 Green Room Productions, LLC. All Rights Reserved.
こちらはジェレミー・ソルニエ監督作品。
前作「ブルー・リベンジ」ではブルーなだけに青を、
今回はグリーンなだけに緑をテーマに作られた、
グロくてハードな、新世代の傑作バイオレンススリラー。
なにしろ主演がアントン・イェルチン
去年のまさに今頃、不幸な事故で亡くなってしまった(自宅で車と郵便受けの間に挟まって死亡)、これからグイグイくるであろうと期待されていた若手イケメン俳優でした。
27歳。早すぎですよね。
子役からキャリアをスタートさせ、『スター・トレック』『ターミネーター4』と大ヒットシリーズにも名を連ねていた、ハリウッド希望の星でした。
旧ソ連出身で、色白でナイーブな印象を受ける正統派のイケメン。
(C) 2015 Green Room Productions, LLC. All Rights Reserved.

つい先月、中劇で上映した『アイヒマンの後継者』にも出ていましたよ。
今回の「グリーンルーム」は、
ようやく出演が決まった田舎のライブハウスに出向いた、売れないパンクバンドのメンバーたちが、
実は狂気のネオナチ軍団の巣窟だったそのライブハウスのグリーンルーム(楽屋)に閉じ込められ、脱出を企てるが・・・。
という、アメリカの「ザ・ホラー」でありながら、
全く新しいバイオレンスという感じの殺戮シーン。
痛いのは苦手なんですけど私。。。
でもアメリカのホラー独特のポップさというかコメディ感もありつつ、
それだけでないせつなさやおかしさの混在した不思議な感覚。
ホラーではお約束の美女ももちろんいるし、
「スター・トレック」「X-MEN」シリーズのパトリック・スチュワート(大御所のイギリス俳優ですね♪)が邪悪でド悪党のクソ野郎を演じているのも見逃せない!
(C) 2015 Green Room Productions, LLC. All Rights Reserved.
舞台がライブハウスなので、パンクでロックな音楽が聴こえてくるのもいい感じだし(サントラCD欲しいくらい!)、
アントン・イェルチンの演奏シーンで「あぁ・・・・(もういないんだ!)( ゚Д゚)!」と哀しい気持ちになったりもして、
「ザ・ホラー」とはいえいろいろと楽しめる作品であります。
血も苦手、人が死ぬのも苦手!なんですけど、
子どもの頃に「13日の金曜日」をテレビでやってたら必ず座布団を抱きながら観ていたし、
「エルム街の悪夢」シリーズを友達の家に泊まり込みで続けて観たり、
「スクリーム」なんかも嫌いじゃなかったりする私です。
観終わったあと、へとへとですけどね(^_^;)
なんでみんな、このてのバイオレンススリラー的な映画、わりと好きだったりするのか自分でもわかりませんけど、
そういう方たちには絶対楽しめる作品です☆
公式サイトhttp://www.transformer.co.jp/m/greenroom/

もう一本は水谷豊監督・主演で話題の
『TAP THE LAST SHOW』
(C) 2017 TAP Film Partners
このところ、この作品のタップダンサーチームが「ミュージックステーション」で生のタップダンスを披露したり、
水谷豊本人がバラエティ番組に出たりしてガンガン宣伝してくれてる、あれです。
水谷豊、というと今は「相棒」なんでしょうかね?
私の中では水谷豊といえば、「相棒」でも「刑事貴族」でもなく、
「熱中時代」の北野広大先生なんですよね、今でも。
当時まさに小学生だった私が、「こんな先生が担任だったら・・・!」って本気で憧れた、
ちょっとなまってて暑苦しくて、でもスッゴク優しいあの先生。
大人になってから観た映画『青春の殺人者』は衝撃でしたけどね。
親を殺してしまう若者とその恋人(原田美枝子かわいかった!!ちなみに彼女は今、上映中の「海辺のリア」に出ています♪)が、痛くてせつない映画でした。
そしてそのころから水谷自身が温め続けていたという今回の「タップ」の企画。
何度も挫折し諦めかけた映画化が、40年たってやっと実現し、
自らのメガホンで製作されたという、この映画に通じる「夢を諦めないこと」を地でいくエピソードですね。
(C) 2017 TAP Film Partners
今回、トップダンサーを夢見る現代の若者たちを、時にシビアなレッスンで鍛え、時には慈しみ見守りながら極みへと引き上げていく、栄光も挫折も嘗めつくしたカリスマ舞台人・渡真二郎を演じた水谷豊
その盟友を演じた岸部一徳
この二人がまたイイんですよね!
岸部一徳は、どんな作品でもどんな役でもとにかく自然に、ほんとに存在する人のような気がしてくるぐらいの演技と存在感が素敵な方ですよね。
そこに、ちょっとオーラのありすぎるくらいの水谷豊がちょうどいい!
この二人が並んで話しているだけで、なんかもうこれだけでいいやって満足してしまいます。
オーディションで選ばれた、演技は初めてだけどタップは本物、という本気のダンサーたちの圧巻のタップシーンは、映画「座頭市」で観客の度肝を抜く時代劇でのタップダンスを担当して日本のみならず世界にその名を轟かせたタップダンサー・HIDEBOHが監修と振付を担当。
「ショウ」「映画」が融合した、新しいエンターテインメント作品になりました。
「引退したスターが、これからの若者を育て、大きな舞台に挑む」
そんな普遍的な人間ドラマでありながら、
ラストのタップダンスショーのシーンは20分越え。
水谷豊監督の情熱と本気が伝わってきますよね。
このタップシーンはとにかく必見!圧巻!最高!と、評価もすごい!
この迫力のタップダンスショーは、
ぜひ映画館の大きなスクリーンで体験してください!
公式サイト→http://www.tap-movie.jp/


そろそろ盛岡も梅雨入りするんでしょうか?
雨ばかりで憂鬱なこの季節、もう映画でも観るしかなさそうですね。
ふだん観ないような映画を観てみるのもいいかもしれないですよ(゜∇゜)/
え、私?
そうですねえ~・・・懐かしい「赤毛のアン」(他館)とか、
しっとりと「昼顔」でも観ますか♪(また他館。)
いや、まずはずっと楽しみにしてたトリュフォー「突然炎のごとく」(午前10時の映画祭)を観ないとね(*‘∀‘)/
そういえば、午前10時の映画祭・夏の特別企画「オードリー・ヘプバーン特集」の特別チラシが作られることになりました♡
近々、届くことになっているので、楽しみに待っていてくださいね!


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