ちょっとサボってたらあっというまに6月なかばになってました(;'∀')
ちょっとプライベートでバタつくと、
一気に頭の中も行動にも余裕がなくなってしまうこのごろ。
最近、ついさっき考えていたことを忘れたり、同時進行でいろいろできなくなってきた残念な私です(/_;)
昔は、いくつも同時進行して次の展開を考えてサクサク動けていたんですけどね。
そういうときに、老いと衰えを感じますね。。。
そして何をするにも億劫で、他の映画館にもなかなか行けていないのですが、
中劇のやつは観てますよ( `ー´)ノ。なんとかね。
せめて自分のとこで上映してるものくらいは観ていないと、
まともな映画紹介なんぞできませんからね。
実は月に一度、映画の宣伝でラジオに出させていただいているのですが、
私が不器用なのか、資料を読むだけで面白そうに映画の紹介をするのは難しい!
頭の回転ももともとあまり良くないので、
観てもいないものに対しての想定外の質問などにはまったく面白いことも言えないばかりかしどろもどろになる始末。
やはりちゃんと観たものについては、たとえ内容が微妙であったとしても(!?)話しやすいんですよねえ。
そもそも、幼い頃から映画館通りを庭にして育ったガチの映画ヲタクとしては、
観てない映画について語るというのは私自身のプライドが許さないし不本意なことであります。
ここで書くにしても、やっぱり観たものと観ていないものでは圧倒的に書き方に差がでてきてしまいますからね。(それはバレてますよね。向いてない?)
というわけで、せっかく久しぶりにいろいろ観たので、
現在中劇で上映中の作品のご紹介をしてみようかと。
久しぶりにちゃんと。
え、珍しいって?
だって、せっかくインプットしたんだから、アウトプットしておかないともったいないじゃないですかー!
映画評なんて立派なもんじゃあございません。
「さいきんみたえいがのかんそう。」
くらいのもんです。
とはいえ、すでにどれも上映が始まってるものなのでここで書いたからといって集客効果があるとは思えませんが(;´Д`)
それでも夏休み前、せっかくの大人の映画月間なので、
「どうしよっかな~映画行こうかな~♪
でもなー何か面白いのやってるのかなー?」
という方や、
「いろいろ観たいけど全部は無理だからどれにしようか悩み中!」
なんて方の参考にでもなればと思います☆
「グリーンランド 地球最後の2日間」
(C) 2020 STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
こちら、思ってたよりずっと面白かった!(失礼)
いや、嫌いじゃないんですよ、こういう系のも。
とは言っても、例によってよくあるディザスタームービーでしょ、と少ーしタカをくくっていたんですよ。
このての映画はこれまでもいろいろありましたからね。
大ヒットしてみんなが知ってるようなものだけでも、
地球外生命体にいきなり攻撃される系の「インデペンデンス・デイ」や、
今回の「グリーンランド」と同じく彗星が地球に近づいてヤバイ!系で有名なのは「ディープ・インパクト」や「アルマゲドン」など。
このあたりの作品ではたいてい宇宙飛行士や政府の関係の(大統領とかね)ヒーローがいて、
勇敢に戦い、ギリギリで地球の危機を救い、
そしてそれを取り巻く人間模様で泣いて笑って、
最後は「U・S・A!U・S・A!Yeah~~~~~!!!!」とアメリカ万歳で一件落着。
ていうのが王道で、大ヒット御礼ってパターンなんですが。
こういうのは、たとえお約束であっても、ベタな展開であっても、
やっぱり面白いんですよ。
ハラハラドキドキするし、
細かいことは置いといて誰でも飽きずに楽しめるしね。
そもそもメジャー系の映画なのでさすがのスター俳優たちが名を連ね、
ゴリゴリのハリウッドのヒットメーカーたちがものすごいお金を使って作ったホリデームービーなんだもの!
私も好きですよ、どれも泣いたしね( `ー´)ノ
そうです、こういう映画はわかりやすく明快に、ちゃんと泣ける場所を作ってくれるからみんなスッキリ涙活できるんですよね!
でもこの「グリーンランド」は、そのどれとも違う。
これまでの王道とは全く違って面白かったんです。
なるほどね!!
主人公はヒーローじゃなく、普通のお父さん。
地球滅亡まではなんと48時間!
なにしろ、隕石が地球に落ちてくるまでに「ディープインパクト」では1年、
「アルマゲドン」でも数週間は猶予があったんです。
だから地球に近づく彗星や隕石への対策をなんとか練ることができたんですが、
48時間じゃもうどうしようもない!
そもそもすでにドカンドカンとあちこちに隕石が落ちてきちゃってるときた。
ここからどうするの!?映画、2時間持ちます!?
からの怒涛の展開!
主人公とその家族に同行してる気分、というか密着映像?
とにかくいろんなことが起こります。いや、巻き込まれる。
「おいおいおい!」「なわけあるかい!」とツッコミがちな自分にも気が付きますが、大丈夫。
なにしろあと48時間で地球終わるんで!
みんな我を失うし、どうでもよくなるし、大パニックなんで、仕方ないよね。
48時間で地球が終わるとなって、必死で生にしがみつこうとする人、
どんな状況でも任務を全うしようとする人、
一緒に助かる方法があるかもと情報を共有してくれようとする人、
どうせもう終わりだからと略奪や暴動で紛らわそうとする人、
人間の善と悪がごちゃまぜになった混乱のなかで、
宇宙に飛んで隕石を止めることも、国を動かす力もない普通の家族は一体どうなっていくのか。
それは映画の間ずっと、まるで自分の身に起きたことのようにリアルに私の頭の中にありました。
「私ならどうする・・・?」
私なら諦めるかも。
生き残る方法なんてあるのか?
あるとしたらどこへ行けば?どうやって?
行ったってどうせものすごい人で、入れるわけがない。
だったらジタバタせずに静かに・・・と思うかも。
でも主人公一家は諦めない。
(C) 2020 STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
ダメ夫と、気の強い妻と、病気の息子。
彼らは一体どうなるのか?
今までのこのての映画みたいにギリギリで地球を救うヒーローは出てこない物語。
でっかい隕石がほんとに地球にぶつかるまでの48時間を描いたお話。
あなたならどうする?
このあとどうなると思う?
それをずっと問いかけられる映画です。
妻の父親役の方がまたイケおじ!!
絶対若い頃、音楽やってたでしょ、って感じのカッコ良さ。
日本だと田中泯あたりがやりそうな(*‘∀‘)
あのお父さん、どうなったかしら。。。
そしてなんとこの映画、続編の製作が決まったそうで。
なにしろプロデューサーには主人公のジェラルド・バトラーも名を連ねているわけですからね♪
続編なのに前回とはキャストが変わってる!とか、
全然違う話になってる!とかのドン引き要素は出ないはず(;'∀')
このラストからの続編なら観たいなあ!
という楽しみもあるので、ぜひ観ておいてほしい一本。
「グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告」
(C) 2020 Marro WWG LLC. All rights reserved.
こちらは名優ロバート・デ・ニーロが70歳を越えてもなお主演俳優として活躍している証となる全米1位のコメディ作品。
今回は、これまで数々のエキセントリックな役や〝デ・ニーロアプローチ”による壮絶な役作りを経て強烈な役を演じてきた、ハリウッドを代表する大スターであるロバート・デ・ニーロにしては少々地味かと思われる「普通のおじいちゃん」役。
思いがけず、部屋とプライドをかけてかわいい孫と戦争を始めることになるおじいちゃんをナチュラルに演じています。
寄る年波には勝てず、スーパーのセルフレジやスマホと格闘するおじいちゃんは、
妻を亡くしてちょっとセンチメンタルになっていたりもして。
このあたりは「恋におちて」や「レナードの朝」みたいにオーラを消して控えめな演技で嵐の前の静けさを醸し出していますが、
いざ孫との全面戦争に突入すると年甲斐もなくガチでいたずら合戦に没入していき、
ときおり「ゴッドファーザー」や「ヒート」みたいな裏社会の大物の雰囲気全開でドキッとさせたりも。
映画好きのみなさんは、これまでの有名すぎる作品たちが背後にチラついてニヤニヤが止まらないかもしれませんね!
「ディア・ハンター」から実に42年ぶりの共演となるクリストファー・ウォーケンとのおじいちゃんコンビも胸熱だし、
娘役のユマ・サーマンから容赦なくダメ出しされてシュンとするシーンもなんだかリアルでかわいい。
アメリカのコメディ映画でいつも気になるのは、じゃっかんのやりすぎ感や日本との価値観の違いによる置いてきぼり感、そして容赦ない下ネタだったりするんですが(私の場合ね)、
こちらの作品はそもそも原作がベストセラーの児童文学作品なので、
老若男女誰もが安心して楽しめるストーリー。
終わりのないイタズラ合戦も、全体を包む温かい空気と、おじいちゃんと孫の基本的な信頼関係と優しさがあるのでちゃんと笑えるし。
ロバート・デ・ニーロって、きっとほんとにいい人なんだろうなあと思えるのは、
孫を見つめる目が終始、温かく愛に満ちていることや、
エンドクレジットで流れる舞台裏やNG集で見ることができますよ♪
(C) 2020 Marro WWG LLC. All rights reserved.
孫娘とのおままごとシーンやトランポリンのシーンも最高です。
こういうコメディ映画って、最近あまり無いですよね。
昔はよくあったのに!
私は、ハリウッドのお金と才能を思いっきりつぎこんだこういったアメリカのコメディ映画は大好きなので、もっと作ればいいのにと思うのですが、
興行収入や集客のことを考えるとどうしてもアメコミや大規模なアクションやCGを盛り込んだ大作のほうに舵を切る業界の方向性も仕方ないのかなとちょっと寂しい。
それでも、映画を愛し、映画に人生を捧げてきた稀代の名俳優ロバート・デ・ニーロのような役者が70歳を過ぎてもまだまだ主役を張って、
メジャー系の映画会社の作品でなくても全米1位を取れるアメリカの映画業界は捨てたもんじゃないな、悪くないなと思うのでした。
この映画のラストシーンにも続編への期待をこめて、
気軽に楽しめて間違いなく面白いコメディ映画がまたたくさん作られることを願います。
公式サイト→https://grandpa-wars.jp/
「アメリカン・ユートピア」
©2020 PM AU FILM, LLC AND RIVER ROAD ENTERTAINMENT, LLC ALL RIGHTS RESERVED
これ。
マジでかっこよかった!
いつも中劇で上映するナショナルシアターライブとかマシュー・ボーン・イン・シネマみたいに、
現場で生の舞台を鑑賞してる観客の方たちと一緒に楽しむ形。
ブロードウェイでプラチナチケットの作品を観ている気分!
それなのに楽器もアンプも配線もすべて排除!マイクも無い!!
ほんとになんにもない舞台の上で、
クールな揃いのスーツを着た11人のプロフェッショナルな仲間たちが、
歌い、踊り、奏でる贅沢な時間。
前回の〝イケおじ特集”のときにチラッと書きましたが、
私は世代的にも趣向的にもトーキング・ヘッズは通ってきていない。
どんなに映画好きだったとしても普通の小娘だった私には、
トーキング・ヘッズはマニアックすぎたしちょっと難しすぎた。
リバイバルで上映していたトーキング・ヘッズのライブ映画「ストップ・メイキング・センス」を、
ちょっとおしゃれぶって観てはみたもののまったくわからず。
ブカブカのスーツを着て変な動きをしているちょっと目がイっちゃってるおじさん(これが今回、軽快なステップを踏んでユーモアたっぷりのMCで観客を笑わせるデイヴィッド・バーンだったとは(*_*;)!ゴメンなさい、デイヴィッド!!)が、
サビもあんまり無いような曲を歌っているくらいのイメージ。
ほんとにスミマセン(;´Д`)なんにも知らない小娘だったもんで!!!
それでもあの映画では、尖ったエキセントリックな空気を纏った彼がなんとなく一方的に観客に自分の曲なり考えを投げているように見えたのだけは覚えていて、
それが今回、あれから30年以上たって観客の前にいたデイヴィッド・バーンは、
ものすごく柔らかい表情で優しいオーラを放っていて、
とにかく観客のことを考えて作ったステージだったのがとても印象的。
曲の合間にちょくちょく挟まれるトークは常に観客との対話になっていて、
これはどう思う?こういうことってあるよねと、
心地よい音量と速さとわかりやすい言葉や言い回しで話しかける。
意見のゴリ押しも難しいテーマも一切なく、
それでも彼が言いたいのはこういうことなんだなとこちらが察することができる、
大御所のお笑い芸人のようなさすがのトーク力。
そして撮影当時で67歳とは思えない軽やかなダンスに、
終始ステージを歩き回り歌い続けるタフさは圧巻。
トーキング・ヘッズ時代の曲もたくさん使っているのですが、
詳しいことはわからないけど、昔観たときの印象より声もすごく聴きやすくて歌も素敵!
そしてデイヴィッド・バーン本人が、ほんとにクールで魅力的!
これは私が大人になったせいなのか、彼自身の進化なのか、
若い頃よりずっと魅力的に見えました。(あくまでも私の場合ですよ!)
©2020 PM AU FILM, LLC AND RIVER ROAD ENTERTAINMENT, LLC ALL RIGHTS RESERVED
ステージもほんとにおしゃれでカッコイイ!
舞台上にはなんにもないのに!
ビシッとキメたシンクロダンスというわけではないし、
朗々と声を張って唄い上げるコンサートでもない、
でもステージの上にいるのはガチのプロフェッショナル集団であることが一目瞭然で、
ある一定の、一本筋の通った統制の上であえてラフにというか余裕をもってパフォーマンスをするという一段上のかっこよさがとにかくクール。
ゴリッゴリのダンスや、熱唱系のライブって、なんかちょっと疲れるよね?
ちょっとリラックスして観て行ってよ、とでも言われてるような感じ。
ほんとにちょうどいい温度とリズムがひたすら心地良い!
そのなかで、実は計算し尽くされた舞台構成とか、
さりげなく見せてるけどほんとはめちゃくちゃ難しいことをしているのとか、
でも絶対にそうは見せないってところに脱帽でした。
演奏しながら観客の間に入っていく一体感も楽しいし、
終演後の興奮の様子やエンドロールで見られるニューヨークの街の様子もマジでカッコいい!
なにしろ監督はスパイク・リーだしね!
ニューヨークに住む、同世代の尖ったトップランナー同士ですからね!
通じ合えないわけがないし、繋がらないわけがないですよね。
デイヴィッド・バーンのゆったりとした包容力と、
スパイク・リーのパンチの効いたスパイスが見事に融合といった感じで、
絶妙なカメラアングルや切り替え、
そしてラストの舞台裏の躍動感はさすがの一言。
エッジの効いたリアルなニューヨークの街の空気を切り取るならスパイク・リー。
そしてそんな彼が切り取った、スコットランドからの移民であるデイヴィッド・バーンの今。
かっこいいに決まってる。
パーフェクトな舞台とか、
正真正銘の傑作とか、
このステージを絶賛する言葉はたくさん出ているけれど、
なんかそういうのとか別にどうでもいいんだよねとでも言いあっていそうな、
そんなかっこよさ。
ただ一つ言えるのは、この舞台で裸足で自由に動き回り、軽快に喋り、
そして歌うデイヴィッド・バーンが楽しそうなこと。
それがすべてのような気がします。
おしゃれなヘルメットをかぶって飄々と自転車に乗る彼がひたすらかわいい。
そこも当然、要チェックです。
「ロミオ+ジュリエット」
© 1996 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
私がこの映画を観る意味は、このときのレオが最っ高にかっこよくてめちゃくちゃタイプだから( `ー´)ノそれだけ!!!
いや、ほかにもありますよ、サントラもめっちゃクールでいまだによく家でもかけてるくらいだし、
クレア・デインズも一番かわいい時期だし、
衣装や小物もおしゃれだし、
初めて観たときは度肝を抜かれました。
でももうそれよりもやっぱり、なにはなくともレオですよ。
もう、「バスケットボールダイアリーズ」からの「ギルバート・グレイプ」からの、
ここ!
ロミジュリのレオが、彼の中で一番!ガチで一番カッコよい時期なんで!
本人に確認したことはありませんけど。
え、だってこのとき、無敵じゃないですか!?マジで!!
ヒョロヒョロの棒みたいにシュッとしてて(完全に自分の好み)、
顎もツンととんがってて顔つきもシャープで(今がどうとかは置いておいて)、
少年と青年の間の、未完成の感じ?
キャーーーーーーーー(*≧▽≦*)!!!!
男子はそのあたりが最っ高にイイのよねーーー!!!
デビューを控えた〇ャニーズJr.くらいの時期ね!
ここがいいのよ。。。。(*´ω`)
(→マジでヤバい人)
・・・・・ゴホン。
まあまあそんなわけで、私の好みがどうとかは誰も興味ないですよね。
とにかく大人の成熟期を迎える前の、
若さとエネルギーを持て余してる感じの、
やんちゃな魅力全開の、
イケイケのレオナルド・ディカプリオをぜひご堪能ください!!
て、こちらは24日(木)終了なのでお早めに!
て、こちらは24日(木)終了なのでお早めに!
更新が遅すぎてギリギリになっちゃいました(*_*;)
大変!
25日(金)からは「イージーライダー」が始まるじゃん!!!
© 1969, renewed 1997 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
若い頃、夜中にテレビでやってたのを観ましたがポカーンでした。。。
なので今、やっと、機が熟してちゃんと劇場で観られるのが楽しみです!
十代の日本人女子では理解不能だったけど、
今ならきっとさまざまなことを理解し、楽しめると思います。
あのころとはきっと全然違う感想になりそうなのでワクワクしますね♪
そんなわけで、超ー怠け者でめんどくさがりやの私がいろいろと楽しめているこの時期の映画。
みなさんもいろんな楽しみ方で映画を観てみてください♪
相変わらずナチュラルにソーシャルディスタンス中の中劇、
アルコール消毒もバッチリでトイレの個室の扉の色が褪せてきたり(一日に何度も消毒するので)、
暑い日も換気のために外気を入れるのでスタッフが汗だくだったりうちわであおいでいたりと、
カジュアルで親しみやすい昔ながらの映画館(?)でお待ちしています(*‘∀‘)/
★中劇公式サイト PC→http://www.chugeki.jp/