ここ1週間ほど、とにかく肩凝りと頭痛がひどくてかなりしんどかった私です。
「ハッ!何かに取り憑かれた!?きっとそうに違いない!」
(心霊モノ大好きなんですよねー。あ、Tさん、借りてた心霊マンガ返すの忘れてた!ゴメン!)
あんまりつらいのでお祓いが必要かと本気で悩み始めたとき、友人が一言。
「・・・冷えだと思う。」
え??
触るとたしかに冷たい。
「もうだいぶ涼しいのにそんな夏服ばっかり着てるからでしょ。」
・・・・。
長袖を着て、お風呂にゆっくり漬かり、たくさん寝たら治りました(*_*)
もともと肩凝りはひどいんですけど、
暑がりのくせに冷え症というめんどくさい体質なんですよね私。
みなさん、冷えには気をつけて!
さて、前に少しお話ししました、紹介するのがちょっと難しい作品たち。
http://moriokachugeki.blogspot.jp/2015/08/perfume.html
http://moriokachugeki.blogspot.jp/2015/08/blog-post.html
まずは明日から「Mr.タスク」が公開になります。
(C)2014 Big Oosik, LLC, and SmodCo Inc. All Rights Resereved.
Mr.タスクとは、“キバ(牙)さん”てこと。テーマは“セイウチ人間”!
・・・ってなんのこっちゃ(・_・;)
あることがきっかけでセイウチに執心している謎の老人は、
人体をセイウチに改造することを長年夢見ているという狂人。
そんな人にいきなり監禁されて
「これから君はセイウチになるんだ」
なんて言われたら。。。。!?
・・・ってもう、一体なんなんでしょうか?
バカでしょ!?
ただねえ、これ、観る価値もないほんとにしょうもないバカ映画かというと、
実はそうでもないんですよねえ(・▽・)/
この監督、ケヴィン・スミスという人なんですが。
アメリカでは熱狂的、そして絶大な人気を誇るオタク映画監督なんです。
よくタランティーノとも比較されるような人でして。
本人たちが映画オタク同士なので作風も似ている、とまではいきませんが、
出演者がとにかく喋る。
どうってことのない日常のお喋りが続いていく、がしかしその会話が面白い!
って感じが似てるかも。
映画オタクならたいてい知ってる監督です。
ていうかこの人を知ってたら映画オタクです。
この人を知ってる人がいたら、
ええ、私とスゴク話が合うと思います♪
私が好きなのは『チェイシング・エイミー』そして『ドグマ』。
聞いたことありますか?
なんとあのマット・デイモンやベン・アフレックが出てるんです。
この二人、実はこの監督の作品の常連なんですよ。
お互いまだブレークする前から一緒にやってるんですよ。
どの作品も、すごい大事件やハラハラドキドキなんて全然ないし、
大爆笑も感涙も絶対ないんです。
みんな大ヒットとは無縁て感じのゆるーい映画なんですけどね。
・・・でも嫌いじゃない。
むしろ好き。
もう、オタクすぎる会話がたまに長すぎたり、
大丈夫か、これ!?みたいな過激なコメディだったりするんですが、
(そういうところがやっぱりタランティーノと似てるのか!)
このあとこうなるでしょ、なんていう観客の予想とは別の着地点に必ず向かうところが、
いつも最後ニヤリとさせられるんです。
今回の『Mr.タスク』も同じ。
ただのおバカなグロ映画かと思いきや、後半はなぜか別の方向へと向かいます。
キャストもまた絶妙。
主演はジャスティン・ロング。「ダイハード4」「そんな彼なら捨てちゃえば?」などに出てたんですが、
そんなことより私が気になるのは、
この人、元カノがドリュー・バリモアで今カノがアマンダ・セイフライドだってこと!
このモテっぷり、すごくないですか!?
そしてこの映画、なんとあのハリウッド史に残る名子役ハーレイ・ジョエル・オスメント君が久々にスクリーン登場!
「フォレスト・ガンプ」!「シックス・センス」!「A.I.」!
めっちゃスゴイ子役でしたよね!
いつも困ったような表情がほんっとかわいくて♡
でも残念ながらハリウッド子役あるあるにまんまと乗っかって、
「1.自動車事故、2.アルコール、3.クスリ」の洗礼をコンプリートして
(この人だけはそうならないでほしかった!)
それでもなんとかスクリーンに帰ってきました☆
そう、貫禄たっぷりでね!
貫禄ありすぎて誰だかわかんないくらいでしたけど(-_-;)↓↓
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この左側の男性ね、これがあのハーレイ君ですよ(; ゚Д゚)!
それからまだまだ!
あの、ジョニー・デップとあの、ヴァネッサ・パラディの娘・リリー・ローズ・メロディ・デップ(長っ。)
が女優としてこの作品でデビューを飾っています♪
ヴァネッサ・パラディそっくり( ゚Д゚)!
私はヴァネッサ・パラディ大好きなので、
(レニー・クラヴィッツがプロデュースしたCDはいまだによく聴いてるし、パトリス・ルコント監督の映画「橋の上の娘」も良かったですよね☆)
ソックリな娘・リリー・ローズも応援決定!
まだ16歳だというのに母親に似てなんとなく気怠いアンニュイなたたずまいや、
ジョニデの血か、エキゾチックな眼差しと人を惹きつける圧倒的な存在感は、さすがです。
しかし、なんでこんな『セイウチ人間』の映画でデビュー!?
せっかくならもうちょっとなにかいい作品もあったんじゃないの?
って思いますよね?
なぜこの映画だったのか。
よーく考えてみてください。
なぜか?
なぜなのか?
誰かのバーター?
バーターとは、ドラマやバラエティでもよくありますよね。
この事務所のこの人が主演なら、同じ事務所の若手も何人か出てます、的な。
この芸人が司会の番組だから、同じ事務所の若手がたくさん出てる、的な。
そう、だとしたらリリー・ローズは誰のバーター?
一番近くてわかりやすい人がいますよね!?
せーの。
「パパ!」
はい正解。
なんと信じられないことにこの映画、ジョニー・デップが出てるんですよ( ゚Д゚)!!
え、でもこの映画、チラシを見ても公式サイトを見てもパパの名前はどこにも出てない!
そう、ノンクレジットで出演なんです。
シークレットだったみたいですが、
すでに全国公開されているし、ネットニュースでジョニデの特殊メイク姿の公式画像も解禁になってるのでOKでしょう♪
しかしすごいことしますよね!
いやいや、名前出したほうがお客さん来ると思いますけどね(^^;)
でも、超大御所有名俳優がこっそりおバカ映画にカメオ出演、てのはよくある話。
つい最近も、「テッド2」に出たモーガン・フリーマンのお話をしたばかり。
http://moriokachugeki.blogspot.jp/2015/08/blog-post_26.html
そもそもジョニー・デップ自身がインデペンデント系の映画が好きということもあって
わりと小さな映画やカメオ出演なんかも多い人なんです。
娘が喜ぶのを見たいがために、「パイレーツ・オブ・カリビアン」や「チャーリーとチョコレート工場」
「アリス・イン・ワンダーランド」などに出演してきたジョニー・デップです。
その最愛の娘との共演、セイウチ男で実現しましたね(笑)
この映画でのリリー・ローズの役どころはといえば、
“やる気のない店員”
出ました。ケヴィン・スミス作品ではお約束。
そしていかにもだるそうな覇気のない感じの店員がやけに似合っているリリー・ローズなのでした。
どうです!?
ちょっと観たくなりました!?
ていうか、このセイウチ人間の映画でこんなに語れるとは自分でもビックリです。
全然書けないよー(>Д<)!!と思ってたんですけどね。意外。
でも普通にいい映画より、
こういうちょっとイカれてるようなしょーもない映画のほうが、
観たあと絶対盛り上がりますよね!
そして観てみたら意外にこの監督にハマっちゃうかもしれないですよ♪
そしたらあなたもこっち側の人間(*‘∀‘)/
オタクの世界へようこそ♪
そしてこのあとも、『ゾンビーバー』『ムカデ人間3』としょーもないおバカ映画が続きます。
それこそそっちは今回ほど語れる自信はないんですけどね。でも。
安心してください。
語りますよ!
もうとにかく好きでも嫌いでも、映画について語っているときが幸せ。
なんなら、ドイヒーな映画をけなしているときが一番楽しそうだと言われているくらいの私です♪
ゾンビになったビーバーも、
500人の囚人をつなげるなんていう意味のわからないムカデ人間も、
なんでもいいわ。かかってこいや( `ー´)ノ!
ほんとうは、先日盛岡に『ルンタ』の池谷薫監督が来てくれたので、
その報告もしたかったんですが、
まさかセイウチ人間の話と一緒にその報告は・・・・(^-^;)
なのでそちらはまた今度ということで☆
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