2020年1月28日火曜日

笑う門には・・・上質のコメディを楽しむ冬

こんにちは。
年末年始、あまりゆっくりと映画を観られていなかった私ですが、
このところ、それを取り返そうとアグレッシブに映画を観ようと動き回っております。
「アナ雪2」「スターウォーズ」も観たぞぉぉぉ!!
「アラビアのロレンス」も観たので母に大きな顔ができるし、
次の休みにはフォーラムさんで「ラストレター」を観てから、
南部興行さんで「私のちいさなお葬式」を・・・
と思ったら。
夕方だけなのねーーーー( ゚Д゚;)!!!
ずっと観たかったんですよー!
「私のちいさなお葬式」
絶対観たかったのに。。。
夕方は用事が(/_;)
先週、「アラビアのロレンス」観終わったら疲れちゃって(なにしろ4時間!)、
そのまま帰っちゃったんですよねえ(-_-;)
南部興行さんに直行すれば観れたのに・・・!!
でも、目と腰が限界。
歳には勝てませんでした。。。
哀しい。
誰か、私の代わりに観てきてください!
他館だけど!
そんなのカンケーねえ!
「私のちいさなお葬式」!!
カワトク向かいルミエールさんで、1月30日まで!
公式サイトhttp://osoushiki.espace-sarou.com/
元気なおばあちゃん、最高ですね!

ちなみに、元気なおばあちゃんといえば、中劇も負けてはいません。
3月27日公開「イーディ、83歳はじめての山登り」
(C) 2017 Cape Wrath Films Ltd.
公式サイトhttp://www.at-e.co.jp/film/edie/
これもかーなーりーイイですよ!!!
絶対観てください。
おもしろいに決まってるイギリス映画。
元気が出て、優しい気持ちになって、たぶん号泣。
近くなったら必ず書きます♪
必見!!

それから私、「ファイティング・ファミリー」
も観たんですよ♪
これもまた最高!!!でした( `ー´)ノ
(C) 2019 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC., WWE STUDIOS FINANCE CORP. AND FILM4, A DIVISION OF CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.
なのになんでお客さんが来ないんだろう・・・(/_;)
超ーーーーよかったですよ!
トンデモファミリーによるゴリゴリのコメディであり、
青春の輝きや挫折
年頃の女子あるある
共感しかない兄弟喧嘩
スポ根映画の爽快感
そのへんぜーんぶ取り込んだうえでのまさかの実話!
なんかもう私、半分くらい、というか3分の2、泣いてました。
なんだろう・・・・私、心が病んでたのかなってくらいに泣いてました。
ずっと涙が止まらない!
悲しい涙じゃないんです。
ずーーーっと、あったかいんです。
心がジワジワ涙をにじませるというのか。
観終わったあと、まあ~気持ちがいい!
泣くって、やっぱり心に効くんですね。
そして、コメディ映画で泣けるというのがなにより最高!
おかしくて、楽しくて、泣ける。
これが、疲れた心にかなり効いたようでした。
ドウェイン・ジョンソンがたまたまテレビで見たドキュメンタリー作品を気に入り、
映画の製作を決めたということで、製作はアメリカ映画なんですが。
そもそもはイギリスの田舎でレスリングジムを営む労働者階級の、
決して上品とはいえないトンデモ家族のお話なので、
中身はもう私も、みなさんも大好物(なはず)のイギリス映画。
イギリス映画の名作中の名作「リトル・ダンサー」や、
「フル・モンティ」「アバウト・タイム」
そして「ブリジット・ジョーンズの日記」など、
イギリスの王道の人間ドラマ、そしてあったかいコメディ映画の流れをくむ、
正統派イギリス映画と言っていい作品です。
(C) 2019 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC., WWE STUDIOS FINANCE CORP. AND FILM4, A DIVISION OF CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.
アメリカはもちろんのこと世界中で絶大な人気を誇るプロレス団体WWEへの参加が決まった妹と、
自分だけ落ちてしまったお兄ちゃん、
そして破天荒だけど愛情いっぱいの両親が織りなす、
ドタバタで、ハチャメチャで、
そしてなによりも普遍的な家族の話。
プロレスに興味があるかとか、
WWEって何?とか、
そんなのどうーーーでもいいんです!
なんなら、「プロレスって何!?」
って人でもきっと、観たあと号泣、そして超元気。
めっちゃスッキリして劇場をあとにすることができるはず。
エンディングでは、実際のこのファミリーのドキュメンタリー映像が流れ、
それもまた最高!
この映画が決してオーバーに盛られたフィクションではないというのがわかり、
感動、そして驚き!!ですよ♪
本物のご両親のほうが、パンクでロックでぶっ飛んでるのがスゴイ!
さらに注目なのは、複雑な感情を抱えて悩み苦しむお兄ちゃん役のジャック・ロウデン
イギリス男子が大好物の私が、彼をスルーするはずがありません。
スコットランド王立音楽院出身の、ゴリゴリの英国舞台俳優である彼は、
労働者階級の、決して上品とはいえないプロレス一家の次男を演じても、
やはりどこかに品の良さを感じるイギリス男子。
めっちゃカッコよかったっす(*‘∀‘)♪
もちろん、主人公のペイジを演じたフローレンス・ピューも最高!
黒髪とゴス系メイクにパンクロックなファッションで周囲を圧倒、
ガチのプロレスでギャル系選手にダメ出しをするプロレス少女を完全に自分のものにしていた彼女。
来月2月23日公開の、世界中を震撼させた、
誰も観たことのないフェスティバルスリラー「ミッドサマー」でも主人公!
全然、感じが違う!!
(c)2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.
金髪のまとめ髪に花輪を飾り、花柄のガーリーな民族衣装を身につけて、
想像を絶する悪夢に足を踏み入れてしまう大学生を演じています。
こちらも絶対に要チェック!
公式サイトhttps://www.phantom-film.com/midsommar/

で、そんなこんなで、まさかの号泣だったコメディ「ファイティング・ファミリー」からの、
こちらもまさかの、緊迫のパレスチナ情勢を背景にした笑撃のコメディ。
「テルアビブ・オン・ファイア」
(C) Samsa Film - TS Productions - Lama Films - Films From There - Artemis Productions C623
パレスチナ、と聞いてどうですか?
なんかもう、わかんないけどいろいろもめてるところ?
紛争地域?
私も、全然わかんなーい(*'▽')!
と言いたいところなんですが、
私、実はそういった世界情勢とかが大好物でして♪
歴史とか民族とか民俗とか文化の違いとか、
学生時代はそういうのを勉強していたんですよね。
なわけで、実はここでも詳しく説明を・・・
と思ったのですが、
途中まで書きかけてやめました。
だって、そういうめんどくさい問題を笑ってぶっ飛ばす映画なんだもん!
一応、簡単に言うと、
イスラエルパレスチナは、民族的にも宗教的にも対立していて
エルサレムという街をお互いに首都だと言い張り取り合っている。
・・・・・・だけなんですが(;'∀')
エルサレムは、キリスト教・ユダヤ教・イスラム教の聖地であり、
はるか紀元前の昔から、いろんな民族・いろんな宗教の人々が
「オレんところの聖地だ!」
「いんや、わしらの土地だ!!」
「我々が戦争に勝利したのだからお前ら出てけ!!!」etc...
などと言って武力で取り合いをし、
それから2000年以上もたつというのに、
いまだにやれこっちだ、どっちだとやりあっている場所。
ちなみに、第一次大戦でオスマントルコが負けたことによりこのあたり一帯がイギリス領パレスチナとなり、エルサレムに首都がおかれたのですが、
このオスマントルコが負けたくだりが、
先週まで午前十時の映画祭で上映していた「アラビアのロレンス」の物語。
うわー!!つながるーー!!!
こういうのが面白いんですよねえ( *´艸`)!
まあそれも、イギリスがあちこちにいい顔をして、
「この土地を治める権利をあげるよー」なんてどこだりで言っていたことがのちのち明らかになり、
問題をややこしくしてしまったんですけどね(*_*;)
でまあ、第二次大戦後にはそのイギリス領パレスチナだったところを半分にして、
ユダヤ国家アラブ国家に分けたんですが、
その後もなんだかんだで争いが続いて、
結局はいまだにエルサレムを取り合ってもめているってわけなのです。
・・・・って、その道の偉い人や詳しい人には怒られそうなくらいに端折っちゃいましたが、
めんどくさいですよね、やっぱり(^_^;)
現在ではエルサレムは、
ユダヤ人が住む西エルサレムと、
アラブ人居住区である東エルサレムからなる街で、
イスラエルエルサレムを自国の首都と言い張っていますが、
世界的には認められていなくて、
「事実上の首都はテルアビブ」であるとされています。
最近では、あのひっかき回しの名人であるアメリカのトランプ大統領が首をつっこんできて、
なぜかいきなり「エルサレムがイスラエルの首都なんだもん!」と言い出して世間を騒がせました。
そして、パレスチナ側も、首都はエルサレムと言ってますが、
「事実上の首都はラマッラー」
というわけ。
もうー、なんなの一体!?
で、やっと映画の話に戻ります。
全然「簡単に言うと」じゃなかったですね(/_;)スミマセン。。。
私たちのような外部からのイメージだと、このあたりは完全にベルリンの壁みたいに分かれてて絶対に行き来できない、と思ってしまいますが、
実はそうでもなくて、
エルサレム市内も居住区は違っても行き来はできるし、
東エルサレムのIDとヨルダンのパスポートがあればパレスチナイスラエルの間だって行き来できたりもするのです。
そういった複雑な事情を背景にした作品が、今回のこの映画。
「テルアビブ・オン・ファイア」
(C) Samsa Film - TS Productions - Lama Films - Films From There - Artemis Productions C623
・・・やっと戻った!
エルサレムに住むパレスチナ人である主人公サラーム(ちょっと残念なモサッと系男子)は、人気ドラマの制作現場で言語指導として働いているのですが、
上で説明した東エルサレムのIDとヨルダンのパスポートがあるので、
仕事場のあるラマッラーまで通うため、
毎日面倒な検問所を通っています。
あるとき検問所のイスラエル軍司令官アッシに呼び止められ、
話の流れでつい、ドラマの脚本家だと言ってしまいます。
ドラマの大ファンである妻に自慢するために毎日サラームを呼び止め、
だんだん脚本に口を出し始めるアッシ
そんなアッシイスラエル)と製作陣(パレスチナ)の間で板挟みになるサラーム
果たして、窮地に立たされた彼が最後に振り絞った〝笑撃”のエンディングとは!?
こちらは、「ファイティング・ファミリー」のようなわかりやすさとはいきませんが、
緊迫のパレスチナ情勢を背景にした、シチュエーションコメディとでも言いましょうか。
がちゃがちゃとうるさい家族に、
設定が気にくわないとすねる女優
強引なイスラエル軍司令官
うだつのあがらない主人公・・・
微妙にイライラしつつも、
「第二のオスロ合意か!」
なんていうよくわかんないツッコミに吹き出したり
「欧米か!」とか、「コーンフレークちゃうわ!」とか、みたいなものなのでしょうね)、
劇中のドラマの展開に一緒になってドキドキしたり、
主人公の恋の行方が気になったりして、
あっという間の97分。(←ちょうどいい!!)
最後は「なるほどー!!」か、
「そうきたか!!」か。
私は思わずニヤリとしましたが、
みなさんはどうでしょうかね??
中東でポピュラーなイスラエル料理フムスをめぐってのおバカなやり取りが、
大切なことを教えてくれるような気がします。
2000年も紛争を続けるこの地域で、
おいしいものを食べることについては民族も人種も関係ないし、
へたをすれば銃をつきつけあうような隣人関係だったとしても、
同じドラマのことでああだこうだと言いあっているんだから、
ほんとは通じあえるはずなんだけどな。
さんざん情勢や歴史について書いておきながら、
映画を観たあと、
結局はそんな単純なことだけが心に浮かぶ。
しかも笑いながら。
それがとても有意義な時間に思えた私でした。
コメディ最高!
公式サイトhttp://www.at-e.co.jp/film/telavivonfire/


かなり長くなりましたが、
映画を観ながらどうしても、
この映画の背景や事情が少しでもわかったほうが格段に映画を楽しめる!
と思い、書きました。
がんばりましたが、そもそもがかなり複雑な問題なのでややこしくて結局どういうことなのかわかんない!!かもしれませんが、それはゴメンナサイ(>_<)
そしてあくまでも私個人(ただのオバハン)の見解ですので、
間違ってるとかニュアンスが変、とかあるかもしれませんが、
だいたいで流してくださいね!!
あまりに重要な間違いだったらすぐに直しますのでお電話ください(;'∀')


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